1.ドラゴンレーダーが飲み込まれちゃった!
西の都。
銀行に強盗が押し入り、警察官が対応している。
「おらおら、車を用意しやがれ!」
と、強盗の内の一人。
悟空がそこに飛び込んできた。
「やい、おめえたち。悪さはするもんじゃねえぞ」
だが、悟空より背の高いオレンジのバンダナをつけた端正な顔立ちをした女の子が現れ、「あなたみたいな子どもの来るところじゃないわ。ここはこのお姉さん任せておきなさい」と、放り投げられてしまう。
女の子はあっという間に強盗団を捻り潰し拘束した。
そこへ亀仙人がやってくる。
「おう、パンちゃん。相変わらずじゃな」
悟空に気づく亀仙人。
「おやおや、懐かしい顔がおるのう」
亀仙人は悟空をまじまじと見つめる。
「お主、悟空か?」
「悟空……って、悟空おじいちゃんなの!?」
「それじゃおめえ、孫のパンか! 通りで強えわけだ!」
*
カプセルコーポレーション。
ブルマの家に、悟空とパンがやってくる。
悟空が妻のチチに事情を説明していると、あの世の界王から交信が。
界王によると、ピラフ一味が使ったドラゴンボールは、願いを叶えてから一年以内に再び集めて封印をしないと、星そのものが消滅してしまうとのことだった。
「なんだ。簡単じゃねえか」
「簡単とは言うがな、悟空。そのドラゴンボールは宇宙全体に飛び散ってしまうんじゃ」
「宇宙だって!?」
「悟空さ、宇宙へ行ってくるだ。地球の命運がかかってるんだ」
「ああ、わかった」
悟空が了承した後、ブルマが口を開いた。
「それじゃ、宇宙船を用意しないといけないわね」
かくて、宇宙船が出来上がり、悟空とトランクスが乗り込んだ。
宇宙船には二人の他、悟天が乗るはずだったが、パンがいたずらして宇宙船を発進させてしまう。
宇宙船は姿勢制御ユニットを落っことして宇宙へ飛び立った。
*
三人を乗せた宇宙船は、ドラゴンレーダーの反応を頼りに惑星に着陸した。
宇宙船から降り、ドラゴンレーダーを手に歩くトランクスとそれについていく悟空とパン。
唐突にどこからともなく声が聞こえ、トランクスはドラゴンレーダーを落っことした。
「うわ!」
ドラゴンレーダーは転がっていき、それを追いかけた先で、ロボットがドラゴンレーダーを飲み込んでしまった。
「「「ああああ! ドラゴンレーダーが!」」」
「エネルギー補給完了!」
「ちょっとあんた、レーダー返しなさいよ!」
パンがロボットに襲い掛かる。
「危険、危険!」
攻撃をかわすロボット。
「ギルルルル!」
ロボットがトランクスの後ろに隠れた。
「パンちゃん、乱暴しちゃ可哀想だよ」
「だって……」
「パン、乱暴! ギルルルル……」
「おめえ、名前なんだ?」
悟空の問いにロボットが答える。
「DB4649T2006RS」
「なげえからおめえの名はギルだ。ギルギルうるせえしな」
「ドラゴンボール反応、ドラゴンボール反応!」
「おめえ、ドラゴンレーダーになったのか」
三人はギルのレーダーを頼りにドラゴンボールを探す。