悟空はスゴロク空間にいた。
ここでは気は一切使えない。
己の力でスゴロクに勝ち、脱出する必要がある。
だが、スーゴローがイカサマをして連勝していたのが暴かれ、スゴロク空間は崩壊を始めた。
空間の崩壊により気が使えるようになった悟空は、スーゴローとその息子を抱えて空間を飛び出し、迎えにきた界王神と共に瞬間移動で界王神界へと移動した。
悟空は界王神界で尻尾を伸ばし、ベビーが究極のドラゴンボールで作ったツフル星に移動し、ベビーと再戦するが、負けてしまう。
絶体絶命のピンチかと思われたが、悟空は地球を満月の代わりにして大猿になり、パンの協力でついに最終形態である超サイヤ人4への変身を遂げた。
荒れ果てたツフル星の街。
「俺がやったんか」
「おじいちゃん、何も覚えてないの? いきなり大猿になって大暴れしてたんだから! ねえ、もう元には戻れないの?」
「さあな。だがやつを倒すには、この体、このパワーが必要だ」
目の前の鏡が割れる。
「サタン、パンを頼んだぞ」
悟空はパンをサタンに預け、ベビーの元へ飛び立った。
「来たな?」
「ベビー様」
ブルマが恐怖で震えながら逃げる。
「ブルマ!」
ブルマは立ち止まり、悟空を
「気安く呼ばないで! この憎きサイヤ人が! お前なんて地獄に堕ちればいいわ!」
「ブルマ……」
悟空はベビーを見る。
「やっぱおめえだけは赦せねえ、ベビー!」
悟空とベビーの戦闘が始まった。
悟空は自分の力を測るため、手加減をしていた。
(行ける! 行けるぞ!)
ベビーは悟空を追い詰める。
悟空は脱力する。
「どうした? 強くなったんじゃないのか?」
悟空は笑い出した。
「すまねえな。俺も驚いてんだ。自分のあまりの強さによ」
「笑うな!」
ベビーは悟空をはたき落とし、地面に叩きつけた。
「とどめだベビー!」
悟空がかめはめ波を撃つ体勢をとった。
(しまった!)
「ベビー様、タワーをご覧下さい」
ベビーがタワーを見る。
「地球のブルーツ波を何十倍にもしてベビー様に照射します」
「待て。それで俺が大猿になったとして、意識を保てるか……」
ブルーツ波が照射される。
「待てブルマ!」
ベビーに異変が。
(なんだ?)
戸惑う悟空。
ベビーの体が巨大化し、黄金の猿へと姿を変えた。
「うがああああ!」
大猿ベビーが辺りを破壊し、暴れ回る。
悟空は大猿ベビーに
だが、大猿ベビーの力の前に、悟空はなすすべがなかった。
大猿ベビーは悟空に向かってリベンジデスボールを放つ。
「リベンジデスボール!」
悟空はリベンジデスボールをなんとか弾き飛ばした。
「おめえ、今しゃべらなかったか?」
「フハハハハ! 形勢逆転だな。さあ、とどめを刺してやろう」
大猿ベビーが、ギャリック砲を放つ。
悟空もかめはめ波を撃つが、気功波がぶつかり合って爆発し、その影響で二人はノックダウンした。
ブルマが大猿ベビーに向かってブルーツ波を照射する。
ブルーツ波が少量、悟空の尻尾からも吸収され、悟空も体力がちょっとだけ回復した。
悟空は起き上がり、大猿ベビーが立つのを待っていた。
やがて、大猿ベビーが立ち上がる。
「待ち侘びたぜ、ベビーよ」
「そうか、それはすまんね」
「すっかり元気になっちまった」
「ハッタリだな」
「ハッタリかどうか、試してみるか?」
「ふん。どうせ今の貴様じゃ、普通のかめはめ波が一発だけさ」
そこへ、悟飯、悟天、トランクスがやってきた。
「お前たち」
「ベビー、もうお前の思い通りにはならないぞ!」
「貴様ら、正気か?」
「貴様に操られながら生きていくくらいなら、死んだ方がマシだ!」
と、トランクスが答える。
「おめえたち、俺にパワーを全部分けてくれ。フルパワーになって、やつをぶっ倒す」
「そうはさせんぞ!」
大猿ベビーがギャリック砲の構えをとる。
「みんな、目を瞑るんだ!」
悟空は太陽拳を放った。
大猿ベビーが眩しそうに目を押さえる。
その間に一行は距離を取り、エネルギーの移動を始める。
そこへパンが加わる。
「貴様、よくも!」
気功波を放とうとする大猿ベビーだったが、急に腹を痛そうに抱え出す。
「悟空さん、みなさん、今のうちです!」
大猿ベビーの体内からウーブの声が聞こえた。
どうやらウーブが大猿ベビーの体内に入り込んでいたようだ。
大猿ベビーは力を振り絞ってウーブを吐き出した。