ドラゴンボール - ツフル人ユズ   作:桂ヒナギク

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3.覚醒! 超サイヤ人4の悟空!

 悟空はスゴロク空間にいた。

 ここでは気は一切使えない。

 己の力でスゴロクに勝ち、脱出する必要がある。

 だが、スーゴローがイカサマをして連勝していたのが暴かれ、スゴロク空間は崩壊を始めた。

 空間の崩壊により気が使えるようになった悟空は、スーゴローとその息子を抱えて空間を飛び出し、迎えにきた界王神と共に瞬間移動で界王神界へと移動した。

 悟空は界王神界で尻尾を伸ばし、ベビーが究極のドラゴンボールで作ったツフル星に移動し、ベビーと再戦するが、負けてしまう。

 絶体絶命のピンチかと思われたが、悟空は地球を満月の代わりにして大猿になり、パンの協力でついに最終形態である超サイヤ人4への変身を遂げた。

 荒れ果てたツフル星の街。

「俺がやったんか」

「おじいちゃん、何も覚えてないの? いきなり大猿になって大暴れしてたんだから! ねえ、もう元には戻れないの?」

「さあな。だがやつを倒すには、この体、このパワーが必要だ」

 目の前の鏡が割れる。

「サタン、パンを頼んだぞ」

 悟空はパンをサタンに預け、ベビーの元へ飛び立った。

「来たな?」

「ベビー様」

 ブルマが恐怖で震えながら逃げる。

「ブルマ!」

 ブルマは立ち止まり、悟空を()め付けた。

「気安く呼ばないで! この憎きサイヤ人が! お前なんて地獄に堕ちればいいわ!」

「ブルマ……」

 悟空はベビーを見る。

「やっぱおめえだけは赦せねえ、ベビー!」

 悟空とベビーの戦闘が始まった。

 悟空は自分の力を測るため、手加減をしていた。

(行ける! 行けるぞ!)

 ベビーは悟空を追い詰める。

 悟空は脱力する。

「どうした? 強くなったんじゃないのか?」

 悟空は笑い出した。

「すまねえな。俺も驚いてんだ。自分のあまりの強さによ」

「笑うな!」

 ベビーは悟空をはたき落とし、地面に叩きつけた。

「とどめだベビー!」

 悟空がかめはめ波を撃つ体勢をとった。

(しまった!)

「ベビー様、タワーをご覧下さい」

 ベビーがタワーを見る。

「地球のブルーツ波を何十倍にもしてベビー様に照射します」

「待て。それで俺が大猿になったとして、意識を保てるか……」

 ブルーツ波が照射される。

「待てブルマ!」

 ベビーに異変が。

(なんだ?)

 戸惑う悟空。

 ベビーの体が巨大化し、黄金の猿へと姿を変えた。

「うがああああ!」

 大猿ベビーが辺りを破壊し、暴れ回る。

 悟空は大猿ベビーに果敢(かかん)と立ち向かう。

 だが、大猿ベビーの力の前に、悟空はなすすべがなかった。

 大猿ベビーは悟空に向かってリベンジデスボールを放つ。

「リベンジデスボール!」

 悟空はリベンジデスボールをなんとか弾き飛ばした。

「おめえ、今しゃべらなかったか?」

「フハハハハ! 形勢逆転だな。さあ、とどめを刺してやろう」

 大猿ベビーが、ギャリック砲を放つ。

 悟空もかめはめ波を撃つが、気功波がぶつかり合って爆発し、その影響で二人はノックダウンした。

 ブルマが大猿ベビーに向かってブルーツ波を照射する。

 ブルーツ波が少量、悟空の尻尾からも吸収され、悟空も体力がちょっとだけ回復した。

 悟空は起き上がり、大猿ベビーが立つのを待っていた。

 やがて、大猿ベビーが立ち上がる。

「待ち侘びたぜ、ベビーよ」

「そうか、それはすまんね」

「すっかり元気になっちまった」

「ハッタリだな」

「ハッタリかどうか、試してみるか?」

「ふん。どうせ今の貴様じゃ、普通のかめはめ波が一発だけさ」

 そこへ、悟飯、悟天、トランクスがやってきた。

「お前たち」

「ベビー、もうお前の思い通りにはならないぞ!」

「貴様ら、正気か?」

「貴様に操られながら生きていくくらいなら、死んだ方がマシだ!」

 と、トランクスが答える。

「おめえたち、俺にパワーを全部分けてくれ。フルパワーになって、やつをぶっ倒す」

「そうはさせんぞ!」

 大猿ベビーがギャリック砲の構えをとる。

「みんな、目を瞑るんだ!」

 悟空は太陽拳を放った。

 大猿ベビーが眩しそうに目を押さえる。

 その間に一行は距離を取り、エネルギーの移動を始める。

 そこへパンが加わる。

「貴様、よくも!」

 気功波を放とうとする大猿ベビーだったが、急に腹を痛そうに抱え出す。

「悟空さん、みなさん、今のうちです!」

 大猿ベビーの体内からウーブの声が聞こえた。

 どうやらウーブが大猿ベビーの体内に入り込んでいたようだ。

 大猿ベビーは力を振り絞ってウーブを吐き出した。

 

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