「うわああああ!」
ウーブが地面に叩きつけられる。
「さて、お遊びはおしまいだ」
大猿ベビーが気功波をフルパワーで放った。
攻撃を受けた一行は吹き飛ばされ、砂塵が立ち込める。
「パンちゃん!」
サタンがやってくる。
砂塵が収まり、フルパワーの悟空がパンを抱えながら降りてくる。
「サタン、頼んだ」
パンをサタンに預け、再び大猿ベビーと戦い始める悟空。
悟空はあっという間に大猿ベビーを叩きのめし、かめはめ波を大猿ベビーの尻尾の放った。
大猿ベビーの収縮が始まる。
(うおおおお! ベジータの肉体が巨大化した時に俺の体も大きくなってたか! このままではベジータの中にいられないぞ!)
ベビーがベジータの体から抜け出して逃げる。
「待てー!」
後を追うサタン。
ベビーは振り返り、サタンに威嚇した。
「ひええええ!」
怯えるサタン。
ベビーは踵を返して宇宙船へと向かう。
「ベビー様!」
宇宙船のそばにいるブルマが叫ぶ。
ベビーは宇宙船に乗り込もうとする。
「ベビー様、私も行きます!」
「邪魔だ!」
ブルマを弾き飛ばし、宇宙船で一人ツフル星を脱出するベビー。
「おじいちゃん、ベビーを逃しちゃうの?」
「なに、逃がしやしないさ。それよりもベジータだ」
ベジータが意識を取り戻し、悟空に笑みを見せる。
(そろそろね)
悟空はかめはめ波をベビーの乗る宇宙船に向けて放った。
(気が、サイヤ人の気がああああ!)
ベビーは宇宙船ごと太陽に落下し消滅した。
*
ベビー消滅後、平和を取り戻したかに見えたが、しかし、ドラゴンボールがなくなっており、地球は崩壊の危機に迫っていた。
「何言ってんだデンデ、オラおめえにちゃんと渡したぞ!」
「私、受け取ってませんよ」
「そんな、ちゃんと渡したぞ!」
「きっと、ベビーに意識乗っ取られてるとき、渡してしまったのかも」
「言われてみれば、そんな気が」
焦るデンデ。
一同はツフル星に残っているブルマたちに通信を繋いだ。
「ちょっと、一体ここはどこなのよ? 私たちをこんなところに置いとくつもり?」
「それが大変なことになってまして」
「地球がもうすぐ吹っ飛んじまうんだ」
「なんですって?」
「そんなに言うなら迎えに行ってやればいいだろう?」
「ベジータ?」
「地球人全員でな」
「ベジータ、ナイスアイディアじゃねえか」
「ふん。サイヤ人は大勢で攻めるのが慣れてるだけだ」
悟空たちはサタンの協力で地球人たちをツフル星に移し、崩壊した地球をナメック星の神龍で元に戻した。
そして地球のドラゴンボールを集め、神龍を呼び出そうとしたが、邪悪龍が現れ、ドラゴンボールが世界中に飛び散ってしまった。