生きやすいのだか、生きにくいのだかわかったものでは無いね、本当に。まぁでも、悪くは無かったよ 作:メヴィ
中国で発光する赤子が見つかった。初めはただそれだけだった。
私たち吸血鬼にとって、人間は時には食料、ペット、奴隷、敵、友、恋人家族……考えてみれば人間と大差は無いか。
まぁ、それなりの関係だった私たちは対して興味もなかった。だが、それが間違いだった。
発光する赤子が生まれてから世界は変わった。
人間は一人一人異なる【力】を持つようになった。異能…いや、個性……と言ったかな。
数百人に数人、ならこれまでと変わりはなかった。ほぼ全員…生まれてくる人間の八割が個性持ったことが、この世界を変えた。
ある人間は手を使わずにあらゆるものを浮かせ、操る。
ある人間は体から火、水、風……あらゆる【自然界の力】を操る
ある人間は人ではない体を持って生まれた。
今までに無かった力を手に入れた人間達は変わった。
……もともと、私達吸血鬼は人間より強靭な肉体、再生能力、寿命が備わっている。だが太陽の下は例外を除いて歩くことはできなかった。
話を戻そうか。
個性を手に入れ、強者となった人間は何をするか、だ。
答えは単純。それ以前の強者への挑戦、まぁ敵討ちとも言う。
本来吸血鬼と言うのは
吸血鬼はこれまで多くの時代に名を残してきた。君も吸血鬼の伝説は知ってるだろう?ドラキュラ伯爵とかね。
その中で共通していることは何か?
それは、人間を殺戮している事だよ。
吸血鬼の私からしてもアホだと思うよ。そして迷惑な話だ。
食事をする度に人間を殺し、人間の怒りを買い、それを吸血鬼の生き様だと、仕方ないことだと豪語する。
そんなわけがあるはずが無いだろう!?
人間の血液量は人間の体重の1/13程度、つまり成人男性なら60kgで、4600mlだ。
一度にそんなに飲むのはバカだとしか言えない。
胃袋の大きさだって人間と変わらないのだからね。一度にそんなに飲む人間が居たら教えて……いや、超人社会ならどこにでもいるか。
まぁそもそも血液を1000~1500ml失えば人間は死んでしまうが、吸血鬼に血液を吸われた生物は頑丈になって、死ににくくなるんだ。
だから吸血鬼に血を吸われた人間は致命傷か、血液をほぼ全て失う位でないと……話が逸れたね。
結局私が言いたいのは、君たち人間が知っている吸血鬼はごく、極一部の脳ミソがスッッッッカスカなボンクラ共だ。
そいつらが長年に渡って人間を襲い続けた結果、個性を手に入れた人間達によって私たちは殆ど殺されてしまったよ。
人間と共存していた
私は運良く、逃げることができたけれど…良くしてくれた人間達は駄目だった。
当時の私には恋人もいたのだけれどねぇ…あ、人間の、だよ?
私に毎日でも血を吸って欲しい!だなんて毎日言ってきた頭のネジが外れるどころかネジ単体しか無いような人間の。
まぁそれに付き合う私も私だと思うけれどね。
吸血鬼なんてネジの1本や2本外れているから逆に良かったのかもしれない。
ネジ単体しかないのだからこそ、私の外れたネジの代わりになってくれたのかな。
もう、あなたの匂いも、声も顔も……あなたとの思い出も薄れてしまってるんだ。
薄情なものだろ?はっきりと覚えてられているのはあなたの血液の味だけだ。
あなたはよく私に「食い意地が張ってるんだから私だけで我慢しろ!!してよ!!」なんて、言っていたような気がする。
あぁ、あとあなたの血で口元を汚すと「可愛いね」なんて言っていたね………なんだ、覚えてられるじゃないか。
ん、どうやら雨が降ってきたみたいだね。
吸血鬼とは言っても風邪だって引くんだ。
さっさと家帰ることにしよう。
もう4時近くだから君たちも家にお帰り、途中までは送っていってあげるから。
………なんだい?また空を飛びたい、か。う~ん………まぁ、良いか。しっかり捕まっていてね。
このまま続ける?
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小話出してけ
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絡んでけ
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原作入れ