生きやすいのだか、生きにくいのだかわかったものでは無いね、本当に。まぁでも、悪くは無かったよ   作:メヴィ

8 / 9
原作入ろうと思います。
期間があいてしまってすいませんでした。
あと初めての掲示板形式なのでご容赦ください


第8話

 「……ここに帰ってくるのも随分と久しぶりだな」

 

 満月に照らされながら、長らく帰っていなかった家の上を回るように飛び、テラスに飛び乗る。

 

 うん、鳥のフンやら枯れ葉やらで酷い有り様だ……中は……ん?

 

 「………何故ルンバがあるんだ……」

 

 ご丁寧に一階と二階、更には隠していた地下にまで2台ずつ置いてあった。

 ルンバでは掃除できない階段にはうっすらと埃が積もっていて、そこには足跡がいくつか重なって残っていた。

 勝己や出久なら今頃このくらいの大きさなのだろうかと考えながら地下へと行くと、古い紙とインクの匂いがした。

 

 地下室は私の書斎となっていて、同時に()()の日記が残っている。書き残しているのは私だが。

 ここにくるのも実に8年ぶりで、懐かしくなって一番最初の記録を本棚から取ると埃や蜘蛛の巣が一緒についてきた。

 

 埃にむせながら適当に開くと、そこには涙や赤いモノで滲んだり、ふやけたりしたページだった。

 

 暫く読み返してから日記を閉じて表紙の名前を撫でてから棚に戻して、棚に並んでる日記の背を撫でながら出口を目指す。

 

 「我ながら、よくまぁこんなにも書いたものだよ____ん?」

 

 指先に引っ掛かりを感じて良く見てみると一冊だけ、日記がなくなっていた。

 

 犯人はなんとなくわかる。

 勝己か出久のどちらかだろうが……まぁ、勝己だろうね。

 出久はまず地下室に気づくことなんて無いだろうし、()()()()()なんて読めないだろう。勝己は…まぁ読めるだろう。才能の塊だからね。

 

 

 

 

 

 

 

 翌日、私は商店街やら知人の家やらに生存報告をしにいっていた。8年前に不本意とは言え何も言わずに居なくなったのだからね。

 

 とは言え、8年は長かったみたいだ。

 よく野菜を下ろしていた農家の人は亡くなり、店にシャッターがおり、そして……さっちゃんが男前になっていた。更には二人の子どもまで出来ていて___お前は本当にさっちゃんか……?

 

 「失礼しちゃうわぁ…」

 「いや、すまない。しかしさっちゃんが……」

 

 あのオネェの鏡だったさっちゃんは肌こそ今でもプルプルだが、髭も生やすようになっていて、男らしい服も来ているのだ。

 だからすぐに本人だとわからずにいた私は悪くないと思うんだ。

 

 「その、まぁなんだ。リーナ嬢は変わらないな。今いくつだよ?」

 「ひゃんじゅうひょんなにゃ(34だな)

 

 ツンツンと頬を触ってくるのをそのままにして答えるとさっちゃんはなんて?と首を傾げた。

 

 つままれたり伸ばされたりした頬を擦りながらもう一度言うと、本当かよと苦笑した。その後はさっちゃんの家に招かれて子どもを見たり、さっちゃんの妻に挨拶もした。

 さっちゃんの妻の響来(きょうこ)はなんというか、THE・姉御という感じで、男勝りな人だ。決して悪い意味ではなくて良い意味で。

 

 「にしてもなぁ………どういう心変わりなんだか、本当に皐月(さっちゃん)の初恋か?」

 「ぢょ"お"ッ!?」

 

 からからと笑う響来にさっちゃんは耳を赤くして口を塞ごうとするが、逆に押さえ込まれてしまった。

 

 「へぇ、さっちゃんがねぇ……まぁ私は既婚者だから無理だけれどね」

 「フラれちまったなぁ皐月」

 「~~~~~~ッ!!!」

 

 まさかさっちゃんが私にそういう感情を持っているとは思ってなかった。幼い頃から見ているため、どちらかと言うと孫とかそういう風に感じていた。

 

 その後暫く子供の頃のさっちゃんの話を響来に話をしていると、空が赤くなっていたから家を出る事にした。

 今日くらいは泊まればと少しばかり引き留められたが、まだ生存報告が済んでいないからと断り、心当たりのある場所を訪ねていった。

 

 「先生!」

 「ぅお」

 

 突然後ろから肩を掴まれて引っ張られて思わず変な声を出す。

 引っ張ってきた人物を見れば金髪にサングラスをかけたチンピラじみた格好をした男だった。

 

 

 

 

 

 「まったく……よりによって人間の多いところで叫ぶからこうなるんだ。おかげで買い物どころではなくなってしまったし……」

 「ア、ahahahaha………スンマセン」

 

 チンピラ、もといマイクと共に人気のない場所を歩く。

 あの後しつこく「先生だよな!?」と騒がれ人目を引き、声でプレゼントマイクとバレて大勢の人間に詰め寄られて大変だった。

 

 急いで離脱しようしてもマイクに触られているから霧散することも出来なくて文字通り飛んで逃げてきた。ただマイクが私にしがみついて付いてきたのが想定外だったけど……

 

 

 「もう、死んでると思ったんスよ」

 「勝手に殺すな、それに私は死ねないのはお前もわかっているだろうが」

 

 私が言い返すとマイクは全然変わらないと笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 プレマイの動画のアレなんなん??

 

 

 

 

1:名無しのオタク

 スレ建てたゾイっと

 

 

 

2:名無しのオタク

 >>1スレ建て乙

 

 

 

3:名無しのオタク

 >>1オッツ

 

 

 

4:名無しのオタク

 >>1おせぇぞ童貞

 

 

 

5:名無しのオタク

 >>4うるせぇぞお前も同族ジャマイカ

 

 

 

6:名無しのオタク

 >>5恒例の童貞煽り草

 お前が一番童貞だ

 

 

 

 

7:名無しのオタク

 >>4 >>5 >>6

 すまんけど恒例省かせてクレメンス

 動画が気になるんや

 

 

 

8:名無しのオタク

 >>7たまには童貞の言うことも聞いてやろう

 

 

 

9:名無しのオタク

 何、この……まぁいいや、本題入るで。

 商店街でプレマイが叫んでそのまま空にぶっ飛んでった

 

 

 

10:名無しのオタク

 >>9いやどゆことや

 

 

 

11:名無しのオタク

 >>10まじでそのまんま

   動画みる限り一瞬でぶっ飛んでった

 

 

 

12:名無しのオタク

 まじで意味わからんよなこれ

 

 

 

 

13:名無しのオタク

 ワンチャン個性でぶっ飛んでった説ない?

 ほら地面に向かってヴォイス使って

 

 

 

 

14:名無しのオタク

 >>13けっこー前にラジオでそういうのやってみたけど出来なかったって言ってたで

 そもそもそれやったら地面が耐えられんやろ

 

 

 

 

15:名無しのオタク

 >>14ほんそれ

   プレマイそれで瓦礫とかぶっこわしてるからこあい

 

 

 

16:名無しのオタク

 >>15ほんそれ………ん?プレマイ何かにしがみついてるみたいな格好してね?

 

 

 

17:名無しのオタク

 >>16どゆこと?

 

 

 

18:名無しのオタク

 そのまんまの意味じゃい

 0.25にするとよくわかるで

 

 

19:名無しのオタク

 ごめんそれよりもプレマイの変顔に目が行ってしまう

 

 

 

20:名無しのオタク

 >>19わかる

 

 

 

21:名無しのオタク

 アビャーって顔してんね

 

 

 

22:名無しのオタク

 確かに捕まっとるように見える……パントマイムの練習じゃね?

 

 

 

23:名無しのオタク

 >>22パントマイムの風圧で砂ぼこりがたってたまるかよ

 

 

 

24:名無しのオタク

 >>22パントマイムで空飛んでたまるかよ

 

 

 

25:名無しのオタク

 >>22慣性の法則って知っとる?

 

 

 

26:名無しのオタク

 運動なんちゃらって知ってる?僕はしらない

 

 

 

27:名無しのオタク

 わぁ…あ……!

 

 

 

28:名無しのオタク

 ボロクソ言われてて草

 

 

 

29:名無しのオタク

 ちょっと泣いちゃったじゃないの!もっとやれ!!

 

 

 

30:名無しのオタク

 駄目だろくでなししかいねぇ……

 >>27よしよし、みんな酷いねぇ…

 

 

 

31:名無しのオタク

 ママ…?

 

 

 

32:名無しのオタク

 残念だがワイは男や

 

 

 

33:名無しのオタク

 パパぁ!!

 

 

 

34:名無しのオタク

 >>33草

 

 

 

35:名無しのオタク

 どっちでも良いんジャマイカ

 

 

 

36:名無しのオタク

 確かに何かにしがみついてるみたいだけど……だから何やねん

 なんもわからん

 

 

 

37:名無しのオタク

 >>36同じく

 

 

 

38:名無しのオタク

 つまりマイクはぶっ飛んでったんじゃなくって連れ去られた………ってこと!?

 

 

 

39:名無しのオタク

 もうそれで良いんじゃね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

167:名無しのオタク

 う~む……やっぱり何もわからん!

 

 

 

168:名無しのオタク

 そら(映像に写ってないんだから)そうよ

 

 

 

169:名無しのオタク

 まじで写ってないんだもんなぁ……

 

 

 

170:名無しのオタク

 動画とか写真とか撮ってた奴らは皆トトロいたもん!状態だからな

 

 

 

171:名無しのオタク

 なら個性トトロじゃね

 

 

 

172:名無しのオタク

 >>171証言を照らし合わせると

 ちっちゃい

 ローブ

 灰色の髪

 美少女

 らしいからあんな死神モドキと一緒にすな

 

 

 

173:名無しのオタク

 >>172ガタッ

 

 

 

174:名無しのオタク

 >>172それをもっと早く言わないか

 

 

 

175:名無しのオタク

 >>172てめぇトトロを馬鹿にしてんのか??殺すぞ???

 

 

 

176:名無しのオタク

 >>172ローブを着た美少女……ゴクリ

 

 

 

177:名無しのオタク

 一人ぶちキレてる奴いて草

 

 

 

178:名無しのオタク

 ここロリコンしかいねぇのな

 

 

 

179:名無しのオタク

 そんなてめぇらの前を現地で見た俺が通りますよ、と

 

 

 

180:名無しのオタク

 >>179貴様のようなのをまっていた

 

 

 

181:名無しのオタク

 >>179アイスティーしかないけど良いかな?

 

 

 

182:名無しのオタク

 サッー!(迫真)

 

 

 

183:名無しのオタク

 いつのネタだよw

 

 

 

184:名無しのオタク

 20年位前のじゃね?真夏のなんちゅら

 最近見たわ

 

 

 

185:名無しのオタク

 なん……だとッ……?

 

 

 

186:名無しのオタク

 世代バレしてて草

 

 

 

187:名無しのオタク

 俺の学生時代は一般常識だったのに……

 

 

 

188:名無しのオタク

 どんな常識だよ

 

 

 

189:名無しのオタク

 因みに《真夏の夜》は男の同性愛AVやで

 

 

 

190:名無しのオタク

 つまり>>184は……?

 

 

 

191:名無しのオタク

 ッス_____………

 

 

 

192:名無しのオタク

 こいつはたまげたなぁ………ちょっとリアルで会わね?てかLINEやってる??

 

 

 

193:名無しのオタク

 >>192やめないか!

 話戻すで、俺が買い物してたらオフのプレゼントマイク見つけたンよ。マスクしてたけどグラサンと金髪が特徴過ぎてわかりやすかったわ。

 んでテンションあがって動画撮ってたら急に走り出して160あるか無いか位の女の子に話しかけてて挙動不審になってて、女の子が「お前は……マイクか……?」ってわりと大きな声で言ったら回りが気づいたみたいで人だかりが出来たんや。

 そしたら女の子がスゲー嫌そうな顔したと思ったら背中から羽がニュって出てきて飛んだらプレゼントマイクがしがみついて叫びながら消えてった。

 女の子はローブっていうか灰色のコート着てて、灰髪灰色目の美少女だった。

 

 

194:名無しのオタク

 >>193詳しすぎて逆にきしょい

 

 

 

195:名無しのオタク

 てか灰色オオスギィ!!

 灰色好きなんかな

 

 

 

196:名無しのオタク

 >>194>>195そこじゃねぇ、他にも情報あるだろ

 

 

 

197:名無しのオタク

 美少女にしがみついてついてったプレマイはロリコンってこと?

 

 

 

198:名無しのオタク

 >>197ちげぇw

 

 

 

199:名無しのオタク

 美少女が羽生やしたとか映らねぇとか飛んでったとかあるだろうが!!

 

 

 

200:名無しのオタク

 ……!

 

 

 

201:名無しのオタク

 ……!!

 

 

 

202:名無しのオタク

 …………(?_?)

 

 

 

203:名無しのオタク

 駄目だこいつら

 

 

 

204:名無しのオタク

 美少女……映らない……飛ぶ……閃いた!!

 

 

 

205:名無しのオタク

 >>204おうさっさと言え

 

 

 

206:名無しのオタク

 美少女の個性はズバリ!

 ヴァンパイアだ!!

 

 

 

 

 

このまま続ける?

  • 小話出してけ
  • 絡んでけ
  • 原作入れ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。