その娘はバーチャルウマ娘でした   作:もにゃし

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  クルセラ公式 @colsera

   本日14時より、弊社所属バーチャルウマチューバーのシルトマイヤーが
   メジロ家総合チャンネル様の配信に出演いたします。
   詳しくはメジロ家公式HPもしくは弊社HPのトップをご覧ください。

    〇253  □561  ◇5239






#08 後編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうしばらくお待ちください

 

 

 

 

 

 

 

 ▶ ▶┃ ・ライブ

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『新ケア商品宣伝配信 第7回』

 

 メジロ家総合チャンネル          メンバーになる   チャンネル登録

 チャンネル登録者数 2483万人

 

「……皆様ごきげんよう、メジロマックイーンですわ。本日もこの配信にお越しいただきありがとうございます」

 

 コメント:こんにちは~

 コメント:ごきげんようですわ

 コメント:ですわ

 コメント:待ってましたわ

 コメント:最終回かぁ

 コメント:もっと見たい!

 コメント:マックイーンちゃんももっと動画出してほしいなぁ……

 コメント:マイヤーちゃんが出ると聞いて

 コメント:マイヤーちゃんのチャンネルから来ました

 

「あら、本日のゲスト様のファンの方もいらしているみたいですね、本日はよろしくお願いいたしますね」

 

 コメント欄を見る限り、どうやら普段からメジロ家のチャンネルをご覧になっている方々の他にも、シルトマイヤーさんのファンの方などもこの配信に来てくださっているようですわね。

 

 コメント:むしろマイヤーちゃんが心配だ……

 コメント:大丈夫かな?

 コメント:こんな時こそ俺たちが応援するんだろ!頑張れマイヤーちゃん!

 コメント:他所様のチャンネルに出るなんて……マイヤーちゃんも立派になったな

 

「ふふ、皆さんもお待ちのようですし早速ご登場願いましょうか。本日のゲストは株式会社クルセラのバーチャルウマチューバーグループ、セカンドライフ所属バーチャルウマ娘のシルトマイヤーさんですわ」

 

「あ、こ……こ、ここ」

 

「……シルトマイヤーさん?」

 

「ハヒュ……ホヒュ……ほわぁぁ……本物のマックイーンしゃんだぁ……」

 

 だ、大丈夫でしょうか……なんだかモニターに映ったアバターが小刻みに震えているようなのですが?

 

 コメント:マイヤーちゃんェ……

 コメント:おいぃ……

 コメント:既にいっぱいいっぱいやん

 コメント:大丈夫なのこの娘?

 コメント:推しの前で限界化してて芝

 

「あぅ……えと……こんまいや~……え~……セカンドライフ3期生の……し、シルトマイヤーです」

 

「はい、というわけで本日のゲストのシルトマイヤーさんです、本日はよろしくお願いいたしますわ」

 

「は、はい!よよ……よろしくお願いします!」

 

「さて、まずはこの配信について改めてご説明をさせていただきます。この配信はこの度新しく作られた新ブランドのウマ娘用ケア商品の宣伝となっております」

 

 スタッフさんが画面を切り替えてブランドの説明と商品の画像を出している間にカメラに見える位置に実際の商品を並べておきます。

 こういった宣伝ではやはり手元に実際の商品があると話を進めやすいですからね、カメラに映らない位置で配信に参加しているシルトマイヤーさんの手元にも同じ商品をスタッフが置いてくれています。

 ちなみにですが、クルセラさんのところにいるCGスタッフさんが今回の配信のためにわざわざ商品の3Dモデルも作られたらしく、シルトマイヤーさんの話に合わせて画面の中に登場させるという話ですわ。

 

「さて、宣伝企画の一環として様々な分野で活躍しておられるウマ娘の方々を実際にお呼びして、その使用感などをお聞きするこの企画も今回で最終回となります。それではシルトマイヤーさん?」

 

「は、はい!」

 

「この企画用にお渡ししていた商品ですが、まずは使用した感想をいただけますかしら?」

 

「あ、えっとその……まずはやっぱり質がすっごく良くて、シャンプーの泡立ちも滑らかできめ細かくて……それに櫛も!私は癖が強いんですけど……櫛がすんなり通って驚きました」

 

「なるほど、あの櫛は他の皆様にも好評でしたわ」

 

「そうですよね!ヒト向けの櫛ってウマ娘にはちょっと引っかかりやすいですから」

 

「そうですわね、櫛の試作品を作ってくださっているのは京都にいらっしゃる職人さんなんですが、とてもいい仕事をしてくださりました」

 

 コメント:京都の職人技なのか

 コメント:それだけで何万としそう

 コメント:でも良い櫛は髪も傷めないし長持ちするから一点物でも買う価値はあるよ!

 コメント:確かに髪を扱う職業のヒトって櫛とハサミはこだわってそう

 

「ほわぁ……京都、凄い……」

 

「ふふ、それくらい開発も本気だったということですわ。そういえばシャンプーの香りはどうでしたか?」

 

「あ!その、私あんまり強い香りの物って苦手だったんですけど……このシャンプーはすごく優しい香りがして、すごく良かったです」

 

「そうですか、香りについては私もテスターとして参加した際はとてもこだわっておりましたので、気に入ってもらえて嬉しいですわ。ちなみに……どの香りがお気に入りですの?」

 

「あ、えっと……一番は柑橘系ですね。仄かに漂う甘い香りがすっごく良くて、リラックスできました」

 

「まぁ、そうでしたか!その香りは私もお気に入りで、実は私もその香りの商品を使っておりますのよ?」

 

「ハヒュ!?ままま、マックイーンしゃんと……同じ……はわ、はわわわわ!?」

 

「あらあら、別に恥ずかしがることではありませんでしょう?」

 

 コメント:あらあら

 コメント:まあまあ

 コメント:おやまあ

 コメント:ちょっと柑橘系のシャンプー買ってくるわ

 コメント:商品の予約はよはよ

 コメント:推しとおそろいとは恐れ入った

 

「うふふ、コメントの皆様も商品の事が気になっているようですが……念のため、こちらはウマ娘用の商品となっております、ヒト用の商品についても開発は進んでおりますので続報をお待ちください」

 

 コメント:まじか

 コメント:これは買うしかないな

 コメント:楽しみにしてますわ!

 コメント:ですわ!

 

 その後は他の商品の感想やどういった使い方が良いのか、また個人的なこだわりなどをテーマに配信を進めていきました。

 様々な業界で仕事をするウマ娘を集めただけあってやはり皆さんそれぞれこだわりがあり、シルトマイヤーさんもウマチューバーという仕事の上で気にしている部分があることがわかりましたわ。

 

「さて、ここからはゲスト様についてのトークパートとなっておりますが……シルトマイヤーさんはバーチャルウマチューバーということでしたわね」

 

「は、はい!」

 

「何故その道を選んだのか、なにか理由はございますの?」

 

「えっと、その……選んだというか、選んでもらえたっていうか……バーチャルウマチューバーになったのは社長さんにスカウトしてもらったのが切っ掛けなんです」

 

「そうでしたの、それはどういった経緯だったのでしょう?」

 

「えっと、詳しくは言えないんですけどイベントで歌う機会があって……それを社長さんが見てくれたみたいで、その場で「ウマチューバーにならないか」ってスカウトしてくれたんです」

 

 コメント:歌ってる姿でスカウトされるとか歌上手勢か

 コメント:それでスカウトってすげえな

 コメント:そんな逸材をその場で見つけられた社長の豪運よ

 コメント:歌そんなに上手なん?

 コメント:マイヤーちゃんのお歌動画はどれも秀逸よ!

 コメント:特に最新の奴はボカロのPV作者との合作だから特におすすめだぞ!

 コメント:へぇ~ちょっと見てくるわ、サンクス!

 コメント:でもそんだけ歌が上手いならウィニングライブで見たかったかな

 コメント:まぁ、確かに。なぜレースに行かなかったんだ……

 コメント:レースの世界には興味なかったんかな?

 コメント:ウマ娘でレースに興味がないなんて無いやろ

 コメント:確かに

 

 コメントの方達もおっしゃっている通り、ウマ娘は皆レースに対して並々ならない想いを抱いているものです。

 それはレースに対するもの以外にも、ウマ娘の本能として走る事に対するある種の衝動ともいえるものです。

 実際これまでお呼びしたゲストの方々は皆さん今もレースに出ているか、もしくはレースを引退した後に今の仕事を選んだ方達でした。

 

「そうだったのですか……その、レースの世界に憧れは無かったのでしょうか?」

 

「いえ、もちろん憧れてましたよ?私もあんな風にレースで走って、ウィニングライブで皆の前で歌って……キラキラ輝けたらなぁって思ってました……でも私、トレセン学園の受験に落ちちゃって……そこで凄いウマ娘さんをいっぱい見て、なんか……私とは違う世界だなぁって思っちゃって」

 

 コメント:おう……

 コメント:そっか、マイヤーちゃんも挫折を経験したんやな……

 コメント:まぁトレセン学園はウマ娘の中でもトップが行く場所だしなぁ

 コメント:地元じゃなく世代で負け知らずじゃないと生きられない世界やしなぁ……

 コメント:レースの世界なんてトップ層のさらに上澄みだもんな

 

「私よりも凄い娘はいっぱい居て……あぁ、そういう娘達だからこそここで活躍していけるんだって思ったら、なんだか納得しちゃって。それからはあれこれ興味があることをやったりしたんですけど、なんかしっくりこなくて……だから、今は社長さんに声をかけて貰えて、こうして皆の前でバーチャルウマチューバーとして活動する事が出来て、とても……楽しいです」

 

 コメント:えがった……えがったなぁ……

 コメント:良い話だなぁ……

 コメント:他のゲストの人たちもそうだけど、ウマ娘は頑張り屋ばっかりだな

 コメント:俺らも見習わんとなぁ

 コメント:社長さん!マイヤーちゃんをこれからもよろしくお願いします!

 コメント:良い娘すぎる!推すからこれからも頑張って!

 

「あ、えと……コメントの皆さんもありがとうございます、これからも頑張りますね!」

 

「ええ、私も応援しておりますわ……そういえばシルトマイヤーさんはウマ娘のレースをよくご覧になっておられるとか?」

 

「は、はい!よく見てます」

 

 コメント:憧れていた世界だもんな

 コメント:マイヤーちゃんの同時視聴は実況とはまた違ってていい

 コメント:出走している娘の詳しい解説とか助かる

 コメント:推しに詳しいオタクの鏡

 コメント:たまに早口になりすぎて聞き取れない時あるけどな

 コメント:マックイーンさんの復帰戦とか興奮しすぎて泣いてたしな

 

「あら、私の復帰戦もご覧いただけていたのですね?」

 

「は、はい!それはもちろん!」

 

「それは嬉しいですわ」

 

「ももも、もちろんそれ以外にも!天皇賞も!TM対決も見ました!去年のドリームトロフィーも全部見ています!」

 

「うふふ、そんなに興奮してもらえるならこちらも競技者として誇らしく思いますわね」

 

「あ……は、ぅ……しゅみましぇん」

 

「あら、嬉しいのですから良いのですよ」

 

 コメント:限界オタクやん

 コメント:ちょっとチャンネル登録してきます

 コメント:可愛いので推しますわ!

 コメント:ですわ!

 

「はう、かわい……はわわわわ」

 

「ふふ……それ以外にはどんな物を見たりしていますか?」

 

「えっと……その、じ……実はメジロ家さんのチャンネルも前々からよく見てて、ライアンさんの筋トレ動画とかはボイトレのトレーナーさんと一緒に参考にさせてもらってますし、ドーベルさんとブライトさんの動画もいつも楽しませてもらってます」

 

「そうなんですの?ライアンよかったですわね?」

 

 コメント:マイヤーちゃんも見てるのか

 コメント:良かったねライアンちゃん!

 コメント:そういえばライアンちゃんはマイヤーちゃんのファンなんだっけ?

 コメント:こないだウマッターにサイン入りぱかプチを自慢してたな

 メジロライアン:ありがとうございます!

 コメント:お

 コメント:あ

 コメント:でましたわ

 コメント:きましたわ

 

「はわわ!?あの、その……こここ、こちらこそありがとございます!?」

 

 その後は普段どんなことをしているのかとかお互いの好きな食べ物や趣味について話が弾み、配信時間はあっという間に過ぎて行ってしまいました。

 コメントにもメジロ家のチャンネルを元々見ていた方以外にもマイヤーさんのファンの方やバーチャルウマ娘に興味を持つ方が来ていた様子でとても盛り上がりましたわ。

 企画最後ということで改めて発売に向けての抱負とあいさつで配信を終えた私は、スタジオの隅で配信機材の撤収を待っていたシルトマイヤーさんに話しかけました。

 

「シルトマイヤーさん、本日はありがとうございました」

 

「あ、いえいえ!?そのぉ……なんか、終始慌てちゃって……あれで大丈夫でしたか?」

 

「ええ、とても楽しい時間でした……なんだかこれで終わってしまうのがもったいないくらいですわ」

 

「はぅ……あ、ありがとうごじゃいましゅ」

 

「うふふ、今度は案件ではなく私の配信にお友達として出演していただけると嬉しいですわ」

 

「はひゅ!?お、おおおおおお友達ぃ……ふ、ふにゅうぅぅ~」

 

「あらあら、大丈夫ですか?」

 

「よっと……失礼します、マックイーンさん。本日はありがとうございました」

 

「いえ、マネージャーさんもありがとうございました。今回は難しい依頼に答えて頂き感謝いたします」

 

「こちらこそ、この経験はきっとマイヤーさんの成長につながると思っていますので……ほら、マイヤーさん?」

 

「はひ!?あ、ああああああの!ありがとうございました!」

 

「ええ、こちらこそ……ありがとうございました」

 

 お疲れなのか、少しふらふらした足取りのマイヤーさんをマネージャーさんが抱えて歩き去る姿を見送った私は、撤収作業をスタッフに任せて報告のためお屋敷にいるおばあ様の下に向かいました。

 

「おばあ様、配信による宣伝活動は本日で無事終了しました」

 

「そうですか……マックイーン、貴女は今回の事で何を学びましたか?」

 

「そうですね……まだまだ私の知らない世界が、ウマ娘たちが過ごす場所があることが実感できました」

 

 私の脳裏に浮かぶのは今回の企画で出会えたウマ娘の方々……そして、その最後に出会えた私とさほど年齢が変わらない少女。

 私が知らない世界を歩くその後姿は誰よりも眩しくて、私の知らない未知で溢れておりましたわ。

 

「きっと……レースだけをしていては分からなかった部分がまだまだあるのだと理解できました」

 

「そうですか……貴女の口からその言葉が出るのなら、今回の件を任せた意味もありました」

 

「おばあ様……」

 

「……貴女はメジロのウマ娘として立派にその使命を遂げました、これからの貴女はメジロのウマ娘としてではなく、メジロマックイーンとして……何を成せば良いのか、考えてみなさい」

 

「……はい、おばあ様……ありがとうございました!」

 

 

 

 side:メジロマックイーン end...

 

 

 

~*~*~*~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

配信準備中、もうちょっと待ってね

 

 

 

 

 

 

 

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『案件お疲れ様の振り返り雑談するよ!』

 

 シルトマイヤー【セカンドライフ3期生】  メンバーになる   チャンネル登録

 チャンネル登録者数 8.9万人

 

「こ~んま~いやぁ~。セカンドライフ所属3期生のシルトマイヤーで~す」

 

 コメント:こんまいやー!

 コメント:こんまいや~

 コメント:っよ!紺舞屋!

 コメント:っよ!

 コメント:こんまいやー!

 コメント:っよ!っよ!

 コメント:あの配信で推すことにしました!

 コメント:案件配信ぶり~

 

「あ、配信を見てくれた方もいるのかな?ありがと!今日は案件振り返り雑談で~す」

 

 コメント:ああいう宣伝で配信って珍しいな

 コメント:まぁメジロ家主体だし、宣伝と誘導はばっちりだったしな

 コメント:クルセラの公式HPとウマッターでもやってたから結構人が行ってたんじゃないかな?

 

「ん~見た感じうちのチャンネルでよく見る人もいたかな?改めて配信を見に来てくれてありがとうございます~」

 

 コメント:新鮮な感じがしてよかったです!

 コメント:面白かったからこれからもどんどんコラボして

 コメント:まだまだコラボを待つ相手は多いぞ!

 

「あはは……コラボについては追々考えるとして……いやぁ、まさかこんな形で案件を貰えるなんて思わなかったよ」

 

 コメント:確かに

 コメント:収録時の話聞きたいです!

 コメント:名ウマ娘を目の前にした感想は?

 

「ん~配信はメジロ家の敷地内にあるスタジオだったんだけどさ、まず家にスタジオが有るってことがすごくない?しかもすっごく大きいの!部屋の一室とかじゃないんだよ?貨物倉庫かな?って思うくらい大きいんだから!」

 

 コメント:さすメジ

 コメント:やっぱりメジロはデカかった

 コメント:メジロはデカい(意味深)

 コメント:なおマックイーンちゃんは……

 コメント:おいバカやめろ

 コメント:敷地内にあるとかどんだけよ?

 

「その中にはいろいろな撮影用の部屋とかあってさ、ちょっと見学させてもらったんだけどトレーニングジムとか試写用の映画館もあったんだよ。衣裳部屋なんていろんなドレスがずら~っと並んでたよ」

 

 コメント:ドレス?

 コメント:マイヤーちゃんドレス着たの!?

 コメント:ドレス姿見せて

 コメント:#ドレスを着てくれシルトマイヤー

 

「いやいやいや!着てないから!……大体着てたって見れないでしょ?」

 

 コメント:ならばドレス衣装の実装が待たれるな

 コメント:ドレス代   10000円

 コメント:いくら貢げばドレス姿が見れますか?   3000円

 

「いやいや違うから!?そういうことじゃないからね!?もう……ほらほら振り返りの続き!えっとぉ……その、当日はそのスタジオでマックイーンさんと一緒に収録したんだけどさ、なんかもうねぇ……オーラが違ったね」

 

 コメント:オーラ?

 コメント:まぁそれはなぁ

 コメント:そら(今も現役のウマ娘なら)そうよ

 コメント:未だ現役の最強ステイヤーですからなぁ

 

「なんていうかさ、打ち合わせの時とか配信テストしている時はほわほわしてて、メジロのお嬢様なんだなぁ~って思ってたんだけど……いざ配信が始まるとさ、なんかこう……空気が変わるっていうかさ」

 

 コメント:本気モードってことかな?

 コメント:むしろ余所行きモード?

 コメント:プライベートを知らんから余所行きも何も……

 コメント:レース前とかの雰囲気かな?

 

「もうオーラが凄すぎて私てんぱっちゃってさぁ……はうぅぅ~改めて思い出すとほんとあれでよかったのかなぁ……」

 

 コメント:まぁ面白かったし大丈夫じゃない?

 コメント:わりと評判は良かったと思うぞ?

 コメント:企画のオオトリとしては十分の仕事をしてたよ

 コメント:同接もかなり多かったしな

 

「そっかぁ……ま、まぁそれならよかったかな……」

 

 コメント:ちゃんと商品の感想を言えてたからえらい!

 コメント:ちゃんとマックイーンちゃんの質問に答えられてたからえらい!

 コメント:ちゃんと人の目を見て話せてたからえらい!

 コメント:目を見てたのかはわからんだろ……w

 コメント:そういや実際使ってみてどうだったん?

 コメント:裏だから言える事もあるでしょ?ん?

 

「ん~実際あの場で言ったことが本心なんだけどなぁ……今も残ってる試供品使わせてもらってるんだけど、良い香りなんだ~」

 

 コメント:まだ使ってたんかwww

 コメント:1週間分とかじゃないのか試供品って?

 コメント:マイヤーちゃん……

 コメント:貧乏性でちゃったか

 

「いやいや、貰ったのは売り出すものと同じものだからまだ残ってるんだって!もぅ……この香りお気に入りだし、今度似た香りの商品探してみようかな?」

 

 コメント:そういえば香りが良いって言ってたな

 コメント:その香りマックイーンちゃんもお気に入りで使ってるんだっけ?

 コメント:なるほど、つまり同じ香りのシャンプー使えば……

 コメント:それ以上はいけない

 

「そっか、マックイーンさんもお気に入りで……っは!つまり今……私はマックイーンさんの香りに包まれている!?」

 

 コメント:マイヤーちゃんェ……

 コメント:この娘は……

 コメント:Oh……

 コメント:こいつ……

 コメント:幻滅しましたマイヤーちゃんのファン辞めます

 

「じょじょじょ、冗談ですよ!?そんな事思ってないですし……ほ、本当に!本当ですからね!?ちょっと皆さん聞いてくれてます!?本当ですから~~~!!」

 

 

 

 

 

 

#08 誰にでもきっとある

 

輝ける場所

 

 

 

 

 

 




今回は色々と書きたいことが浮かんでいくうちに気が付けば1.5万文字を超えてしまい……削ろうかとも考えたのですが、いっそのこと前編後編で分けることにしました……おや、短編とはいったい……?
ケアの仕方につきましては実際のウマのやり方とかネットで調べた浅知恵ですので……けっして参考などにはしないように!(そんなやつおらん)
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