その娘はバーチャルウマ娘でした   作:もにゃし

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  シルトマイヤー<セカライ3期生> @shiltMeyer

   次回の雑談配信では例の企画の配信を行いたいと思います!
   むふふ~今から楽しみですね!張り切って飯テロしますから
   お楽しみに!

    〇258  □3058  ◇4823





#12

 

 それは、とある雑談配信での事。

 

「さて、つぎは……ん?」

 

 気になった奴を拾って雑談していた私の目にひとつのコメントがとまりました。

 

 コメント:ご飯にかけるものには何が一番ですか?

 

「ごはんかぁ……それってふりかけとかってことかな?」

 

 コメント:最近色々なのがでてるよな

 コメント:のりたま最強

 コメント:ゆかりこそ至高よ

 コメント:なんと、ごましおの奥深さを知らぬとは

 コメント:子供用のやつって意外としっかり作っててなおかつ大きさがお弁当に

     :ちょうど良いのよね

 コメント:まぁ子供用っていっても大きさが小さいだけで中身は同じだしな

 コメント:最近は醤油味のいりごまがお気に入り

 コメント:おかかとかはウェットタイプがお弁当に合う

 コメント:1周回って塩だけにたどり着いたわ

 コメント:それはもう悟りの境地では……?

 

「うんうん、みんな色々とお気に入りがあるみたいですね~」

 

 コメント:マイヤーちゃんは?

 コメント:マイヤーちゃんのお気に入り気になる

 コメント:私、気になります!

 

「むふふ~ふりかけですかぁ……いやぁ昔からよくお世話になってますね~。ほら?私も端くれとはいえウマ娘ですから、食費は大人の男性以上にはかかるわけで……ごはんをお腹いっぱい食べるのにおかずを用意するのも一苦労なんですよ」

 

 コメント:そいやマイヤーちゃん自炊派だったっけ

 コメント:セカライで数少ない自炊できるライバー

 コメント:今のところ半数がメシマズ勢だからな

 コメント:あ、葵ちゃんも出来るから……!

 コメント:コンビーフを砕いて缶詰のコーンを混ぜたものを料理とするならな

 コメント:オイルサーディンの缶にパン粉をかけてオーブントースターで

     :焼いた物を料理と呼ぶならな

 コメント:酒のつまみしか作れんやつを同列に語られても……

 コメント:もうやめて!葵ちゃんのライフはもうゼロよ!!

 夏森 葵 :お前ら覚えてろよ!?

 

「わ!葵先輩!いらっしゃーい……まぁ、葵先輩の料理の腕はともかくとして」

 

 コメント:流されたw

 夏森 葵 :マイヤーちゃんひどい~……ぐすん

 コメント:うわきっつ

 コメント:まぁ、普段の行い(料理)ですかねぇ?

 コメント:せめて人並みには作れるようになろうよ……

 夏森 葵 :!?!?

 コメント:葵さん、せめて黒くない物作って……

 コメント:企画で出してた葵さん作の塩気のないみそ汁っていうのは衝撃的でした

 コメント:見事なまでの無慈悲な死体蹴りである

 夏森 葵 :お前ら覚えてろよ!あときっつとか言ったやつ覚悟しとけよ!?

 

「あ~……皆もあんまり葵先輩いじめないように!……さて……えっと、ふりかけの話でしたね!それで……私も色々試したわけですが、そこでひとつ!私はたどり着いたのです。至高の逸品に!」

 

 コメント:ほほう?

 コメント:わたしのゆかりを超えるとでも?

 コメント:ならば私のお手製刻みニンニクラー油を出さざるを得ないな

 コメント:ならば俺はめんつゆ漬け卵黄を出そう

 コメント:ならば私は激辛タコミートを出すぞ!

 コメント:みんな無限にパクパクしちゃう奴ぅ!

 コメント:だがそれらはふりかけ的にはレギュレーション違反です

 

「ふっふっふ、そういった物ももちろん美味しいですが、何かと手間やお金がかかる物でしょう?そんな中で私の食事の彩を支えてくれた私の相棒……それは!」

 

 コメント:それは?

 コメント:それは!?

 コメント:いったいなんなんだ!?

 

「それは~…………う〇い棒です!」

 

 コメント:う〇い棒……?

 コメント:お菓子の?

 コメント:彩とは……?

 コメント:ごはんのおかずにかじるのか?

 

「お菓子のう〇い棒です!あれをですね、袋に入れたまま砕くんですけどコツがあってですね、全部砕くんじゃなくてちょっと塊が残るくらいにするんです。するとご飯にかけた時に食感の違いが出て美味しいんですよ~」

 

 コメント:めっちゃ力説するやん

 コメント:そんなのにコツなんてあるんか?

 コメント:でも味の濃いお菓子って確かにご飯に合いそう

 コメント:ハッピー〇ーン

 コメント:危険なお粉はやめてもろて

 コメント:俺ビッグ〇ックのソースで丼一杯いける

 

「一袋でお茶碗2杯分は余裕ですからね、今でも随分と助けられてますよ~」

 

 コメント:ふりかけの方が安くない?

 コメント:いや、どうなんだろ?

 

「そうですね、例えば小分けになってるふりかけだと1パック20個で大体200円だとして一袋10円の計算、対するう〇い棒は一本10円、それで2杯ならふりかけ換算で二袋分です」

 

 コメント:そう言われると安い……のか?

 コメント:でもご飯に合う味ってそんなにあった?

 

「ふふふ、それが意外とあるんですよ~。のり塩味や納豆味は定番ですし、トンカツソース味にテリヤキバーガー味も相性抜群!牛たん味やたこ焼き味も変わり種で有りですしコンポタとチーズを混ぜるとこれが美味しいのなんのって!あと意外なことにシュガーラスク味!あれが程よい甘さでおやつにちょうどいいんですよ~」

 

 コメント:これはう〇い棒ガチ勢ですわ

 コメント:定番とは……?

 コメント:言われてみると、名前だけならご飯に合いそうなものが結構あるんだな

 コメント:納豆味とかまんまっぽい

 コメント:あれなぜかちょっと粘り気感じるしな

 

「業務用のスーパーとかでなら大量に買えますからね、定期的に買っておいてストックしていますよ!」

 

 コメント:そういえばあれって割と地方限定のやつとかあったな

 コメント:そういや海軍カレー味とかあった気がする

 コメント:あぁ、スマホの軍艦ゲームのコラボだな

 コメント:うちの地元にはイカニンジン味あるぞ

 コメント:想像つかんぞそんな味www

 コメント:なんかうちの地元の味らしい。ちな地元民は皆首傾げてた

 コメント:それだけあるなら食べ比べとかしたら面白そう

 

「ほむ、食べ比べ……なんだか面白そうですね!」

 

 コメント:あ

 コメント:おい

 コメント:あ~ぁ

 コメント:すまぬ……すまぬ……

 コメント:もっちり再来

 

「もぅ!今度はそんな事にはなりませんよ!やるのは一回だけだし、ご飯だし……だ、大丈夫です!」

 

 コメント:未だかつてこれほど信用ならない大丈夫があっただろうか?

 コメント:まぁ一杯ご飯食べれるのは健康の証なわけだし……

 コメント:まぁ、たまには……ね?

 

「よーし、それじゃ次の雑談配信ではどんなう〇い棒がご飯に合うのか飯テロ雑談します!」

 

 

 

~*~*~*~

 

 

 

 とまぁ、そんなわけで突発に決まったう〇い棒どれがご飯に合うのか食べ比べ配信。

 一応マネさんに連絡すると無事OKが取れました、まぁ最後に「けっして食べ過ぎないように」とくぎを刺されましたが……ふっふっふ、そのあたりもぬかりはありませんよ!

 今回はお茶碗を使わずに小さい手毬お握りにしようと思ってます!一口で食べれるし何よりも見た目が可愛いから私の女子力を見せるいい機会にもなるでしょう!

 というわけで後日食べ比べ配信をする日をウマッターで告知した後、早速私は準備に取り掛かりました。

 今回は作ったおにぎりを皆さんにもリアルタイムに見てもらおうと思います、見てもらうだけなら写真を撮って配信画面にかぶせてもいいんですが、折角ですから事務所から小型カメラをお借りして、それで撮った映像をそのまま配信画面の隅にでも置いておこうかと思います。

 部屋の中が配信にのってしまうのはNGなので映すのは手元だけ、もちろん間違っても耳なんて映しませんからね?

それらの機材やほしいものを方々に頼んでしばらく、予定していた翌日の食べ比べ配信を前にして私は近所にある商店街に向かいました。

 ここには大型のスーパー以外にもお菓子を専門に扱うお店もあり、さらに驚くことに昭和からお店を続けている駄菓子屋さんもあるんですよ!その駄菓子屋さんには私もよくお世話になってるんですよ~。

 というわけで、まずは定番が揃うスーパーとお菓子専門店をはしごして一通りの味を抑えた私はいざなじみの駄菓子屋さんへ。

 

「……らっしゃい」

 

 商店街の奥の奥、地域の都市開発から取り残されたような古い木造平屋が続く小道の先にある駄菓子屋さん。

 お店を営んでいるのは顔の右側に鋭い傷跡が残る剃髪のおじさん、ご両親が残した店を次いで今もこうして守っているそうです。

 見た目はなんともその……あれな上にドスの利いた声ですし、接客なんて知らんと言わんばかりの対応なので初めて訪れた方は皆さん怖がってしまいますが、実際はとても面倒見がよくて子供好きですし手先が器用でご近所ではちょっとした家屋の修繕や機械関係で頼りにされてるんだとか。

 

「こんにちは、頼んでいたものはありましたか?」

 

「……来な」

 

 そうとだけ言ってお店の奥に引っ込んでいくおじさんを追って奥に入ると、裸の電球のみが灯る薄暗い部屋でおじさんが取り出したのは鈍く光る銀色のアタッシュケース。

 

「……頼まれたもんだ」

 

「では……」

 

 くるりと反転して渡されたケースのカギを開けてゆっくりと蓋を開けます。

 中は柔らかい低反発クッションの耐衝撃仕様、たとえ高層ビルから落としても中のものには傷一つつかないとCMで大評判なアグネス印のケースですか……相変わらず仕事に使う道具には妥協を許しませんね。

 裸電球の明かりに照らされてついに姿を現したその中身は……!

 

「……確かに、頼んでいた通りですね」

 

「……っふ、こいつは中々手間がかかるブツだった」

 

「ええ……ええ、そうでしょう。私も沢山の伝を使いましたが……流石ですね」

 

「……さぁ、ブツの確認は済んだ。あとは……」

 

「支払いですね……ええ、すぐに支払いましょう」

 

「……わかった、なら支払いはいつもの口座に」

 

「あんたたち、何してんだい?」

 

 そんな言葉でさっきまでついていた裸電球以上の明るさで照らされた茶の間の入口ではこのお店のおかみさんが呆れた顔でこちらを見ていました。

 

「あ、おばさんこんにちは!」

 

「あぁ、茉莉ちゃんこんにちは、またお菓子を買いに来たのかい?」

 

「はい!ここでなら普段見ないお菓子がいっぱいありますから!」

 

「あっはっは!古いだけが取り柄だからねぇ?茉莉ちゃんくらいの歳じゃ知らない駄菓子も多いだろうよ、それよりあんた!また変な事して遊んでるんじゃないよ!」

 

「……いや、遊んでるわけでは」

 

「そいつは茉莉ちゃんが頼んでいたやつだろ?裏にまだあるんだからさっさと持ってきな!」

 

「……しばし待て」

 

「まったく……茉莉ちゃんもごめんねぇ?あの人また近所のガキ共から変なことを教えられたみたいでね」

 

「あはは~……」

 

 そう、おばさんが言うようにこのお店の店主であるおじさんはお茶目といいますか……何かと影響を受けやすい方で、お店を訪れるたびにこういう風にお遊びに興じる事があるんですよね。

 きっと子供たちの間で流行ってるアニメか何かに影響されたんでしょうか……。

 

「こいつで全部だ」

 

 そういっておじさんが持ってきたのは一抱えはありそうな段ボール箱、中に入っているのはもちろん探し求めていたう〇い棒です。

 しかもですよ!中に入っているのはスーパーや専門店には中々並ばない地方限定バージョンなんですよ!

 こういうのは地方にあるお土産屋とか高速道路の途中にあるパーキングエリアとかにあるんですが、普通に買うのはなかなか難しく……そこでおじさんに頼んで問屋さんから直接取り寄せてもらったんです。

 

「いやぁ~ありがとうございました!」

 

「随分といっぱい買うけど……そんなに食べて大丈夫かい?ちゃんとご飯も食べるんだよ?」

 

「大丈夫です!これでご飯をいっぱい食べますから!」

 

 いやぁ普段なかなかお目にかかれない味のバリエーションも多いですから、今から食べ比べをするのが楽しみです!……あ、でもいっぱいあるからその前に味見をしても……よし、早速家に持ち帰ってう〇い棒パーティーを開催しましょう!

 

「……これで?」

 

「……はぁ、あの娘本当に大丈夫かしらねぇ……?」

 

 なんていう呆れたような声も視線もなんのそのです!

 

 

 

~*~*~*~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

配信準備中、もうちょっと待ってね

 

 

 

 

 

 

 

 ▶ ▶┃ ・ライブ

 チャット∨

 

 

 

『ご飯に合うう〇い棒はどれなのか!?食べ比べ会』

 

 シルトマイヤー【セカンドライフ3期生】  メンバーになる   チャンネル登録

 チャンネル登録者数 9.12万人

 

 

 

「皆さんこんまいや~、セカンドライフ3期生のシルトマイヤーです」

 

 コメント:こんまいやー!

 コメント:こんまいやー

 コメント:っよ!

 コメント:っよ!っよ!!

 コメント:こんまいやー!!!

 コメント:っよ!紺舞屋!

 コメント:こんまいやー!

 

「さて、本日はタイトル通りの第1回ご飯に合うう〇い棒はどれなのか!?食べ比べ会となっております」

 

 前日のう〇い棒パーティーを経て、ついに食べ比べ配信が始まりました。

 ご飯は事前に炊飯器(ごく一般的な普通のやつですよ?)で炊きたてホッカホカですし、今回食べ比べするのは定番な味と地方限定品の中から厳選したいくつかです。

 

 コメント:いったいどれが一番合うんだろうか……

 コメント:結局配信当日になっても味の想像ができんかったわ

 コメント:現在支持率1.1でなっとう味、次いでのり塩・めんたい・とんかつソースと続き

     :最後シュガーラスク味が172倍となっております

 コメント:前半は名前を見る限り割とおいしそう

 

「ふっふっふ、皆さんウマッターやウマスタで盛り上がってるみたいでありがとうございます、それに負けないくらい配信も頑張りますからね~……よっと、皆さん見えてますか~?」

 

 ここで早速配信画面の右隅、私のアバターの前に別の画面を割り込ませます。

 そう、それは私の手元を映した別カメラの映像で、これからこのカメラで作っていくおにぎりを皆さんにお見せしていくつもりです。

 

 コメント:!?

 コメント:!?!?

 コメント:!!!!

 コメント:こ、このお手ては……まさか!?

 コメント:別枠でカメラだとぅ?!

 

「うふふ~皆さん見えてますか~?今日はこの配信のために事務所から小型カメラと三脚を借りてきましたので、実際におにぎりを作る過程や出来上がったものも配信でご覧いただこうと思います」

 

 コメント:マイヤーちゃんおてて綺麗だね~

 コメント:まさに白魚のような手って感じ

 コメント:想像してたよりも色白だな

 コメント:これには手先ソムリエもにっこり

 コメント:手先ソムリエって……なにそれこわ

 コメント:とっても健康的な肌艶で……じゅるり

 コメント:はいアウトー

 コメント:ただの変態で芝

 コメント:お耳ソムリエに次ぐ変態が生まれた瞬間である

 

「はいはい、私の手はどうでもいいですから~……さて、早速作っていきましょうかね。まずは皆さんの予想の上位陣であるなっとう、のり塩、あとめんたいかな?」

 

 コメント:まずは定番から攻めるが吉

 コメント:がさごそ……

 コメント:マイヤー3分クッキングはっじまるよー!

 コメント:砕いて混ぜるだけなら3分もいらんやろwww

 

「さて、まずはう〇い棒を袋の大体半分くらいを目安に、半分を指で細かく砕きます」

 

 ここで重要なのは決してすりつぶすように砕かないこと、袋に対して垂直に押しつぶすことでう〇い棒の粉がパラパラに仕上がります!摩擦熱が加わるとちょっとねっちょりしちゃうんですよね……。

 

 コメント:ほうほう

 コメント:っていってもカメラには映ってないんだがな

 コメント:流石に手元固定のカメラじゃなw

 コメント:それ以上映すとさすがにな

 コメント:特にマイヤーちゃんは前科があるから……

 

「こらこら、前科とか言わないの~……さて、半分をきっちり砕いたら残り半分は食べやすいくらいの塊程度に砕いて……準備完了です!」

 

 コメント:わーい!

 コメント:さて、お味はいったい……

 コメント:一番合うのはどれなのか……

 

「さて、まずはラップを敷いて……そこに一口サイズのご飯をのっけて、袋からう〇い棒をぱらぱら~っと……そしてこれをくるっと丸めて手の中でコロコロ~と転がせば……はい、できました!」

 

 さっそく炊飯器からホッカホカのご飯をしゃもじですくってラップに乗せ、その上に砕いたう〇い棒を振りかけます。

 あとはラップで包んで丸めるだけ、でもなんだかそれだけなのに美味しそうですよ!

 

 コメント:おぉ~

 コメント:まぁ見た目は普通のおにぎりよな

 コメント:普通においしそう

 コメント:まぁ、ふりかけおにぎりと差はないからなぁw

 コメント:小さくてかわいい!

 コメント:これは女子力感じますわ

 コメント:材料からは微塵も女子力感じないけどな

 

「え~こちらなっとう味、のり塩味、めんたい味です。それじゃさっそく……いただきまーす!」

 

 コメント:召し上がれ~

 コメント:もぐもぐマイヤーちゃん

 コメント:お口開けてるの可愛い

 コメント:もぐもぐしてるの可愛いな

 

「んぅ~美味しいですねぇ~!」

 

 コメント:リアクションも可愛い!

 コメント:よっぽど美味しいのか今日は一段とお耳が動いておられる

 コメント:俺もご飯食べようかな……

 コメント:まだ開始20分なのにすでに空腹が……

 コメント:俺も近所で買ってきたう〇い棒食べるぜ!

 

「なっとう味ものり塩味も定番らしく安定した美味しさですね~、めんたい味も辛みはないですが香りは十分です!もぐもぐ……うん、美味しい!」

 

 コメント:美味しいしか言ってないwww

 コメント:まぁ、う〇い棒は美味しいからな

 コメント:小ささも相まって無限にパクパクできちゃいそうだな

 

「流石に無限にはしませんよ~?とりあえず一通りの味を一個ずつ作るつもりですからね、それじゃつぎは……」

 

 その後も一通り定番味を攻め、最後はチョコ味とシュガーラスク味を使ったデザート枠で前半戦は終了となりました。

 

「ん~……チョコ味はご飯の熱で溶けてて微妙ですね、やっぱり甘いのならシュガーラスク味一択ですよ皆さん!」

 

 コメント:勧められても……

 コメント:そもそも普通は選択に入らないんだよなぁ

 コメント:でもちょっと美味しそう……かも?

 

 むむむ、なんだか皆さんには不評のご様子……さて、お茶を飲んでまったりしつつ雑談をした後はついに後半戦、ここからは普段なかなかお目にかかれない味の登場です!

 

「さて、ここからは地方限定などの味を試していく後半戦ですよ!」

 

 コメント:地方限定ってどれだけあるんだ?

 コメント:少なくとも各地方や都道府県分はあるんじゃない?

 コメント:ほかにもコラボ商品やイベント限定とかもあるからなぁ……

 コメント:絶版物もあるのかな?

 コメント:それ賞味期限大丈夫……?

 

「残念ながら今回は販売が終了したものは手に入りませんでした、さすがに倉庫の奥に眠ってたやつとかは賞味期限が怪しいですしね……」

 

 ちなみに、一般的にう〇い棒の賞味期限は大体が150日というのがメーカーさんの見解らしいのですが、実はう〇い棒の味によっては結構ばらつきがあるみたいで、一番長いのはチョコ味で最大一年くらいは持ちます、私の体感的にですが。

 

 コメント:流石に賞味期限が切れてるのは危ないわな

 コメント:油分が酸化してそう

 コメント:調べたけど販売終了してるのって40種類以上あるんだな

 コメント:意外と多いな

 コメント:気が付いたらいつの間にか無くなってた感じか

 

「さて、まずは……これにしましょう、はいこちら!横浜海上自衛隊カレー味です!」

 

 コメント:きたこれ

 コメント:美味い奴や~ん

 コメント:これは鉄板やね

 コメント:これう〇い棒で一番好きだったな

 コメント:見かけると箱買いするくらい美味しい

 

 コメントの皆さんの反応も上々ですね、これは限定商品の中でもかなり話題になった商品ですし、なにより海上自衛隊所属護衛艦の給養員さん完全監修のカレールーを使っているということで味もお菓子とは思えない本格派なんですよね。

 

「こちらは横浜港のベイサイドエリアのコンビニでのみ販売されている限定商品で、数年前にはとあるゲームとコラボしたことでも話題でしたが、さてさてお味のほうは……っと」

 

 さっそく砕いてご飯にぱらぱらっと……ん~すでにカレーのいい匂いが漂っておりますよぅ!

 

「それじゃいただきまーす……ん!カレーがとってもいいお味!スパイシーさはないですが、さすが海上自衛隊さんの完全監修です、とっても美味しい!」

 

 コメント:海自カレーとか美味しい未来しかないやつ

 コメント:レトルトのやつとかお高いけどその分美味しいもんなぁ

 コメント:俺の家には非常時の備蓄として海自のカレーレトルト買い置きしてるぜ

     :なお定期的に消費されている模様

 コメント:それもうただの買い置きなんじゃ……?

 

「私も前に一度頂き物で頂いた事はありますね、あれは美味しかったなぁ……さて、それじゃ次は……こちら、長崎限定ちゃんぽん味です」

 

 コメント:まぁ長崎といえばな

 コメント:長崎ちゃんぽん美味しい

 コメント:地元民は甘めのソースをかけるって聞いた

 コメント:なにそれ美味しそうかも

 

「さてさて、それじゃぁ……うっはぁ~!袋を開けたら早速ちゃんぽんの香りが……こいつは期待できますねぇ!」

 

 コメント:お耳ぱたぱた

 コメント:今日はお耳が忙しいですねぇ

 コメント:お耳助かる

 

「よっと、それじゃいただきますね~……もぐもぐ……うん、普通においしいですね!ただこう……コショウとかほしかったかな、もうちょっとパンチが欲しいですね」

 

 コメント:そらお菓子だしなぁ

 コメント:お菓子にパンチは求められんなw

 

「あ、ちなみに私はちゃんぽんにはお酢をどばっとかけるのが好きです、それじゃ次……あ」

 

 コメント:お?

 コメント:どした?

 コメント:なにかあったか?

 

「あ~…………次はこちら、北海道限定ジンギスカン味です」

 

 コメント:あ

 コメント:あ

 コメント:これは……

 コメント:アカン奴きた

 コメント:キャラメルに代わる新たなゲテモノ

 

「うぅ~……いやいや!もしかしたら奇跡的なマリアージュで劇的なハーモニーかもしれないですから!?……で、ではさっそく砕いて……いざ!」

 

 コメント:やめろおおお!!

 コメント:ぎゃーーーー!

 コメント:やばい未来しか見えん

 

「…………おっふ」

 

 コメント:アバター固まったぞ

 コメント:マイヤーちゃん固まっとるwwww

 コメント:俺らでさえ袋開けた一発目の臭いはやばいのに、ウマ娘の嗅覚じゃ……

 コメント:チベットスナギツネみたいな顔してそう

 

「こ、これはなかなか……刺激的……ぱ、パンチのあるかほりれすね……」

 

 コメント:鼻摘まんだなw

 コメント:まぁしゃーない

 コメント:味のキャラメル臭いのう〇い棒

 コメント:なぜメーカーはここまで臭いを追及してしまったのか……

 

「で、では……いただきます!もぐ……もぐ、もぐもぐ…………」

 

 コメント:無言にならんでもろて

 コメント:虚無

 コメント:顔が真顔ですわ

 コメント:虚無顔も可愛い!

 コメント:もっと虚無ってけー?

 

「ん~……なんでしょう、開けた時のインパクトはすごかったんですが……味はたれの香ばしさもあって普通に美味しい……劇的ではないですがまぁ、ありと言えばありですかね……」

 

 コメント:なるほど

 コメント:臭いはともかく味は普通だもんな

 コメント:たれで全部持ってく強引さ、嫌いじゃないわ

 

 その後は色々な味を試しながら作る工程を皆さんにお見せして、配信は中々の盛り上がりを見せました。

 試そうと思っていた味は全部試してご飯も残りわずか、今回の配信はここまででしょうか。

 

「さて、名残惜しいですが今回の食べ比べは以上となります……なので、今回の食べ比べで私的に一番おいしかったのを今から発表したいと思います!」

 

 コメント:さて、何味が来るのか

 コメント:もともとシュガーラスク味推しじゃなかった?

 コメント:お耳の具合を見るにカレー味と見た

 コメント:大穴大外一気のジンギスカン味と見た

 コメント:それはない

 

「うふふ~、皆さん色々想像してるみたいですね~……では発表します!第1回ご飯に合うう〇い棒はどれなのか!?その結果は~……なんと!」

 

 コメント:なんと!?

 コメント:どきどき

 コメント:わくわく

 コメント:いったいどれなん……っだい!?

 

「…………んぅ~……僅差で横浜海上自衛隊カレー味でした!!いやぁ、なかなかの接戦だったんですが、やっぱり本格的な味は手ごわかったですね~。ちなみに2位はもちろんシュガーラスク味です」

 

 コメント:お、おう

 コメント:まぁカレーは鉄板よな

 コメント:どれも美味しそうでした

 

「それ以外の順位についてはあとでウマッターでつぶやいときますね!さてさて、それじゃ本日の配信はこの辺で」

 

 なんて、締めのあいさつに入ろうと思ったら……私の目に飛び込んできたのはとあるアカウントからのコメントでした。

 

 シスターマイヤー:なるほど、お姉ちゃんはこういうお菓子が好きなんですね

 

「……はぇ?」

 

 コメント:これは

 コメント:妹ちゃんきたー!!

 コメント:シスターちゃん久々!

 コメント:だれ?

 コメント:シスターマイヤーちゃんが公に登場したのは約1年前に行われた

     :URAファイナル決勝の同時視聴回、ウマッターはおろか

     :コメント欄に姿を現すのはかなり久しぶりのことだ。

 コメント:どうした急に?

 コメント:あれからマイヤーちゃんは登録者数が1.5倍以上に伸びているんだ

     :知らない教官役がいても不思議ではない。

 コメント:確かに、あれから同接数もかなり伸びてきているからな。

 コメント:なにこれ?

 コメント:ちなシスターマイヤーちゃんとはマイヤーちゃんの妹ちゃん(公認)のことだぞ!

 コメント:公認なのかw

 

「あ、え……な、なんでいるのぉ!?」

 

 シスターマイヤー:大事なお姉ちゃんの配信ですから当然です。

         :ちなみに今日は家で見ているので両親も見ています。

 

「ふぁぁああああ!?」

 

 コメント:親御さんも見てるんか

 コメント:いえーい!ご両親みてるー?

 コメント:おいやめーや

 シスターマイヤー:ちょっとお父さん手を振っても皆さんに伝わりませんよ?

 コメント:お父さん天然かwwww

 

「あ、あうぅぅ……」

 

 コメント:これは照れてるのか?

 コメント:むしろ黒歴史になりそう

 コメント:親が見ている前でのジャンクフード?配信とは恐れ入った

 シスターマイヤー:あ、お母さんがこんな食事をしていることを知って苦労させて

         :しまってると思って泣いています。

         :お姉ちゃんは後でお母さんに釈明をしておいてください。

 コメント:お母様……

 コメント:マイヤーちゃん親不孝はいかんでぇ?

 

「ちょ、お母さん!?あ、えっと……え~本日の配信はここまで!高評価とチャンネル登録、ウマッターの登録がまだの方はお願いします!え~……そ、それでは皆さんおつまいやー!……ウマホウマホ……ウマホどこ!?あった!お母さーん!!私大丈夫だからぁ~!」

 

 コメント:おつまいやー!

 コメント:おつまいやーです!

 コメント:っよ!乙舞屋!

 コメント:っよ!

 コメント:あれ?

 コメント:これって……配信閉じれてない?

 コメント:配信きり忘れてるよマイヤーちゃん!?

 コメント:ちょ、マイヤーちゃん配信とじれてないって!?

 コメント:これはまた新しい伝説作っちゃう?

 

 

 

 

 

 

#12 今を楽しめている事

 

それが何より嬉しい事

 

 

 

 

 

 




 なお、電話をしたらお母さんが出る前に妹ちゃんが出て配信が切れていない件についてこっぴどく叱られましたとさ。
 そして大丈夫と言いつつ結局炊飯器一つ分食べちゃったので……後日のトレーニングは普段よりもちょっと頑張ることになりました。
 それと、お名前はここではあげませんが誤字脱字の報告をしてくださる方々、本当にありがとうございます。
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