この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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第11章
第92話 狐狩りゲーム


 エリス感謝祭とアクア感謝祭が終わったその翌日。

 俺は拓巳達と話していた。

 

拓巳「なるほど……………本当に良いのか?」

湊翔「まあ、俺の精神的負担がそこまで大きくないから大丈夫だ。」

ツムリ「分かりました。それでは、その様に手配致します。」

ギロリ「なるべくは、精神的負担をかけない様に配慮しよう。」

 

 俺と拓巳達は、そう話す。

 精神的負担がかかるのは避けられないが、少しでも減らしておきたい。

 ちなみに、どうやら、デザグラの運営は、俺の過去を把握しているらしい。

 多分、ジーンも。

 まあ、それは置いておくとしよう。

 その後、デザイア神殿にカズマ達が集められた。

 

カズマ「まさか、また招集が来るなんてな。」

めぐみん「またジャマト絡みでしょうか?」

ダクネス「それにしては、湊翔の姿が見えないのだが………………。」

白夜「何か知らねえか?」

トウカ「さぁ……………?」

朱翼「朝から見ませんよね?」

武劉「そうだな………………。」

 

 カズマ達はそんな風に話していた。

 そこにツムリと拓巳の二人がやってくる。

 

ツムリ「みなさん、お集まりいただき、ありがとうございます。」

カズマ「それで、またジャマトが現れたのか?」

拓巳「事情は少し異なる。君たちには、あるミッションを受けてもらう。」

トウカ「ミッション?」

 

 ツムリがそう言うと、カズマはそう聞く。

 拓巳がそんな風に答えると、トウカは首を傾げる。

 すると、拓巳の次の言葉に、カズマ達は驚いた。

 

拓巳「受けるミッションは、狐狩りゲーム。」

白夜「狐狩り?」

拓巳「その目的は………………桐ヶ谷湊翔、仮面ライダーギーツと戦う事。」

カズマ達「っ!?」

 

 拓巳がそう言うと、白夜は首を傾げ、次の言葉に全員が驚く。

 すると、カズマ達は口を開く。

 

カズマ「ハアッ!?何だって急に!?」

めぐみん「嘘……………ですよね?」

拓巳「気持ちは分かる。だが、事実だ。」

 

 カズマとめぐみんがそんな風に言うと、拓巳はそう答える。

 すると、トウカが拓巳の胸ぐらを掴む。

 

トウカ「どういうつもり?湊翔を倒せって言うの?ふざけないで!!」

ダクネス「トウカ、落ち着け!!」

朱翼「落ち着いて下さい!」

白夜「マジか………………。」

武劉「どういう事か、説明をお願いしますよ?」

 

 トウカがそんな風に叫ぶ中、ダクネスと朱翼はトウカを抑えて、白夜と武劉はそう言う。

 拓巳は口を開く。

 

拓巳「………………説明する。ジャマトグランプリが始まって、馬場武達やジャマトはますます強くなっている。そこで、君たちには、対人戦に慣れてもらう為に、湊翔をターゲットにしたミッションを行う事にしたのだ。無論、彼の許可は取ってある。」

トウカ「それは………………。」

白夜「そういう事だから、まあ落ち着けよ。」

 

 拓巳がそう言うと、トウカは渋々引き下がった。

 ツムリが口を開く。

 

ツムリ「これから皆さんには、別々の場所に転送します。湊翔様には、GMライダーが誘導する形で、誰か一人の場所に向かわせます。来たら、彼と戦闘をして下さい。」

カズマ「お、おう………………。」

ダクネス「わ、分かった………………。」

 

 ツムリがそう言うと、カズマとダクネスはそんな風に言う。

 そうして、カズマ達は転送された。

 その頃、俺はというと。

 

湊翔「……………さて、まずは誰と戦うのかな。」

 

 そんな風に呟いていた。

 参加者はカズマのパーティーと、俺を除いた残りのパーティーだそうだ。

 まあ、白夜達も強敵だからな。

 どんな感じになるのだろうか。

 すると、GMライダーが現れる。

 

湊翔「あれが誘導役ってわけか。」

 

 俺がそう言うと、GMライダーは俺に向かって攻撃してくる。

 

湊翔「ちょっ!?攻撃してくんのかよ!?」

 

 俺はそう毒づきながら、回避する。

 GMライダーの武装は、アームドドリルとアームドアローだ。

 ドリルは接近に警戒して、アローはちょくちょく警戒する感じだな。

 俺はそんな風に思いながら、移動を開始する。

 その一方で、トウカは。

 

トウカ「……………湊翔と本気で戦うのね。」

 

 トウカはそんな風に呟いていた。

 しばらくすると、俺に向かって攻撃していたGMライダー達が動きを止める。

 すると。

 

トウカ「………………湊翔。」

湊翔「まずはトウカか。」

 

 トウカが話しかけてきて、俺はトウカの方へと向く。

 GMライダー達は、離れた。

 

湊翔「まさか、こうしてガチでぶつかる事になるなんてな。練習で戦ったことはあるけどさ。」

トウカ「そうね。………………ふぅ。覚悟を決めたわ。行くわよ。」

湊翔「ああ。」

 

 俺がそう言うと、トウカはまだ迷いがある表情を浮かべていたが、一息吐いて、顔を叩くと、気合を入れた表情を浮かべる。

 俺とトウカは、それぞれのバックルを装填する。

 

SET

 

 すると、俺の横に白色のシリンダーと英語でMAGNUMという文字が、トウカの横に青の持ち手と銀色の刀身の剣の絵と英語でCALIBERの文字が浮かぶ。

 そして、俺とトウカは叫ぶ。

 

「「変身!」」

 

 そう言って、それぞれのレイズバックルを操作する。

 

MAGNUM

CALIBER

REDAY FIGHT

 

 俺はギーツ・マグナムフォーム、トウカはラウンズ・カリバーフォームに変身する。

 しばらく、お互いに見ていたが、風が少し吹き止むと。

 

湊翔「ハァァァァァ!」

トウカ「ハァァァァァ!」

 

 俺とトウカはそう叫びながら、お互いに向かっていく。

 俺はマグナムシューターを撃ちながらの格闘戦を、トウカはソードエクスカリバーを振るう。

 俺とトウカは、お互いの攻撃を躱しながら、攻撃をしていく。

 

トウカ「やるわね、湊翔!」

湊翔「悪いけど、負けてられないからな!」

 

 俺とトウカはそう話しながら、攻撃をしていく。

 しばらくすると、戦闘の終了のブザーが鳴る。

 

湊翔「ここまでか。」

トウカ「そうみたいね。」

 

 俺とトウカはそう話すと、攻撃をやめる。

 トウカは変身解除するが、俺はそのままだ。

 どうせ、この後も戦うしな。

 すると、トウカが口を開く。

 

トウカ「ねえ、何でこんなゲームをやる事を了承したの?」

湊翔「……………何でか。対人戦に慣れる為というのもあるけど、色んな状況を想定した戦いをしたいかなって思ってさ。」

トウカ「色んな状況を?」

湊翔「ああ。俺たちの仲間を見ても、格闘戦を主体にする白夜に武劉、剣撃を主にする朱翼にトウカ、カズマ、場合によっては変えるダクネスやめぐみん。色々あるからさ、慣れておきたくてな。」

 

 トウカがそう聞くと、俺はそう答える。

 このジャマトグランプリは、デザイアグランプリでのルールが通用しない物が多くある。

 実際、ジャマトグランプリとデザイアグランプリでは、人間とジャマトの立場が全くの逆なのだから。

 だからこそ、あらゆる事態を想定して、これを受ける事にしたのだ。

 それを聞いたトウカは。

 

トウカ「………………そっか。なら、気をつけてよ?相手は強いんだから。」

湊翔「分かってる。それじゃあ。」

 

 トウカはそんなふうに言うので、俺はそう返す。

 俺は別の場所へと移動する。

 次は誰になるのかな。

 しばらくすると、GMライダーが攻撃をやめる。

 到着したみたいだな。

 すると。

 

白夜「よお。」

湊翔「白夜か。」

 

 そんなふうに声をかけられ、俺は声がした方を向く。

 そこには、既にライコウに変身している白夜の姿があった。

 

白夜「こうして、ガチでぶつかる事になるとはな。全力で来い!」

湊翔「ああ。」

 

 白夜はそんな風に言う。

 俺はそれを聞いて、デザイアドライバーのリボルブアンロックを押して、ドライバーのロックを外して、半回転させる。

 

REVOLVE ON

 

 そして、フィーバースロットレイズバックルを出して、デザイアドライバーのレイズバックルが装填されていない方に装填する。

 

SET FEVER

 

 俺は、フィーバースロットレイズバックルのレバーを倒す。

 スロットが回転して、『MAGNUM』の絵柄に止まる。

 

MAGNUM

HIT FEVER MAGNUM

 

 俺はギーツ・フィーバーマグナムフォームに変身する。

 ここでブーストマークIIを使うのは、この後の戦いに影響を及ぼす可能性が高いからな。

 それを見た白夜は。

 

白夜「フィーバーマグナムか。良いぜ。相手になってやるよ!」

湊翔「ああ!」

 

 白夜はそんな不敵な笑みを浮かべ、俺もそう言う。

 俺と白夜は、お互いに向かっていく。

 

湊翔「はあっ!ふっ!」

白夜「おらっ!はっ!」

 

 俺はマグナムシューターを撃ちながら、両手両足のアーマードガンで銃撃しながらの攻撃をしていく。

 白夜は、素早く動きながら、攻撃をしていく。

 やっぱり、生半可な攻撃は白夜には効かないか。

 俺はマグナムレイズバックルを操作する。

 

HYPER MAGNUM VICTORY

 

 その音声が鳴る中、俺は、二丁のマグナムシューターのバレットチャージャーを引く。

 

BULLET CHARGE

 

湊翔「ハアッ!」

白夜「うおっ!?」

 

 俺はダンスを踊る様に回転しながら、アーマードガンやマグナムシューターから銃撃を行なっていく。

 それにより、周囲に範囲攻撃を行う事で、白夜に確実に攻撃を当てるのだ。

 ダンボール戦機の必殺技であるクレイジーサイクロンを参考にした。

 白夜は被弾覚悟でこっちに向かってくる。

 俺と白夜は攻撃が当たり、お互いに吹っ飛ぶ。

 変身解除には至っていないが。

 すると、ブザーが鳴る。

 

白夜「ここまでか。」

湊翔「みたいだな。」

 

 俺と白夜はそう話して、お互いに立ち上がる。

 白夜は口を開いた。

 

白夜「まあ、お前が何を考えているのかは知らないけどな、頑張れよ。」

湊翔「ああ。」

 

 白夜はそんなふうに言うので、俺はそう答える。

 俺は移動する。

 次は誰が相手だろうな。

 しばらくすると、到着したのか、GMライダー達が動きを止める。

 

朱翼「湊翔さん。」

湊翔「朱翼か。」

 

 そんなふうに声をかけられたので、俺は声のした方を向くと、そこにはスワンに変身した状態の朱翼の姿があった。

 朱翼は、フィーバーフルートフォームの姿になっていた。

 

湊翔「朱翼がフルートのレイズバックルを使ってるの久しぶりに見たな。」

朱翼「まあ、ここ最近はハーメルンレイズバックルを使っていますからね。たまにはこちらも良いかなと思って。」

湊翔「それじゃあ、行くか。」

 

 俺と朱翼はそんなふうに話す。

 俺と朱翼は、それぞれの武器を持ち、向かっていく。

 

湊翔「はっ!ハアッ!」

朱翼「はっ!てやっ!」

 

 俺はマグナムシューターを、朱翼はフルートソードを使って、攻撃をしていく。

 俺はマグナムシューターやアーマードガンを使った中距離からの攻撃を行う中、朱翼は銃撃を躱して、こっちに向かって攻撃をしていく。

 しばらくすると、戦闘終了のブザーが鳴る。

 

湊翔「ここまでみたいだな。」

朱翼「ですね。」

 

 俺と朱翼はそう話す。

 朱翼は変身を解除する。

 すると、朱翼が話しかけてくる。

 

朱翼「トウカさん、湊翔さんがターゲットにされて怒っていましたから、ちゃんと謝って下さいよ?」

湊翔「ああ、分かってるよ。」

 

 朱翼はそんな風に言うので、俺はそう返す。

 心配をかけたからな。

 俺は再び移動を開始する。

 しばらく移動すると、GMライダーは動きを止める。

 

武劉「来たか。」

湊翔「ああ。」

 

 その声の主は、武劉だった。

 武劉はダイル・フィーバーバスターフォームに変身していた。

 

武劉「特に何を話すわけではないが、行くぞ。」

湊翔「ああ。」

 

 武劉はそんなふうに言う。

 俺と武劉は、お互いに攻撃を仕掛けていく。

 

湊翔「ハアッ!ふっ!はっ!」

武劉「ふっ!はっ!ハアッ!」

 

 俺はマグナムシューターとアーマードガンで、武劉は肩と膝の砲台で攻撃を行なっていく。

 とはいえ、銃撃と砲撃だと、無論砲撃の方が威力が上回り、俺は躱す必要があった。

 しばらくすると、戦闘終了のブザーが鳴り響いた。

 

武劉「ここまでだな。」

湊翔「ああ。」

 

 俺と武劉はそんな風に話す。

 流石は自衛隊のSP。

 そう簡単には行かないよな。

 すると、武劉が口を開く。

 

武劉「まあ、あとはカズマ達のパーティーだ。油断するなよ?」

湊翔「ああ。」

 

 武劉はそう言うので、俺はそう答えて、移動を開始する。

 しばらくすると、GMライダーは動きを止める。

 

めぐみん「湊翔じゃないですか。」

湊翔「めぐみんか。」

 

 そこに居たのは、めぐみんだった。

 めぐみんはナーゴ・フィーバービートフォームに変身していた。

 

めぐみん「くっくっくっ……………!こうして、本気で戦うのは初めてですね。」

湊翔「まあな。」

めぐみん「それじゃあ、行きますよ!」

 

 めぐみんは厨二病的なセリフを言い、そんな風に言いながら、攻撃をしていく。

 

めぐみん「はっ!ハアッ!」

湊翔「ふっ!はっ!」

 

 俺は引き続き、マグナムシューターとアーマードガンで銃撃する中、めぐみんはビートアックスを使って攻撃していく。

 めぐみんもずいぶんと格闘戦に慣れている物だな。

 ビートアックスを使って、エレメント攻撃も行なっていく。

 俺も負けじとマグナムシューターとアーマードガンで攻撃していく。

 しばらくすると、戦闘終了のブザーが鳴る。

 

湊翔「終わりか。」

めぐみん「みたいですね。」

 

 俺とめぐみんはそう話し、めぐみんは変身解除する。

 すると、めぐみんが口を開く。

 

めぐみん「くっ!まだ湊翔には勝てませんでしたか。悔しいです!」

湊翔「あははは………………。」

 

 めぐみんがそんな風に言うと、俺は苦笑する。

 そうして、俺は移動を再開する。

 GMライダーの誘導も慣れたもんだな。

 しばらくすると。

 

ダクネス「湊翔か。」

湊翔「なるほど、ダクネスか。」

 

 ダクネスの姿があった。

 ダクネスは、バッファ・ゾンビブーストフォームに変身していた。

 

ダクネス「こうして見ると、お前とは全力でぶつかった事があまり無いな。」

湊翔「そりゃあ、お前の性癖とかでこっちも引いてんだよ。」

ダクネス「くぅん!悪くはないが、全力で行かせてもらうぞ!」

湊翔「本当にいつも通りだな。」

 

 ダクネスがそう言うと、俺はそう答える。

 本当に、ダクネスの性癖は引くんだよな。

 俺たちは、戦闘を開始する。

 

湊翔「はっ!はっ!」

ダクネス「てやっ!ハアッ!」

 

 俺がマグナムシューターやアーマードガンで攻撃する中、ダクネスはブーストの力で被弾を気にせずに突進していく。

 まあ、性癖もあるだろうが。

 とはいえ、ゾンビブレイカーでの攻撃も行うので、それは躱す。

 当たったらひとたまりもないだろうならな。

 しばらくすると、戦闘終了のブザーが鳴る。

 

ダクネス「なんだ、もう終わりか。」

湊翔「その言い方は何だよ?」

 

 ダクネスは少し残念そうにそう言う中、俺はそう突っ込む。

 すると、ツムリから連絡が入る。

 

ツムリ『湊翔様。これまでの連戦、お疲れ様でした。少し、休憩をしてはどうでしょうか?』

湊翔「そうだな………………確かに疲れたからな。休むか。」

 

 ツムリからそう言われ、俺はそう言う。

 流石に疲れたし、腹も減った。

 俺は変身解除して、別室に移動する。

 あとはカズマだけか。

 移動すると。

 

ジーン「やあ、待ってたよ。」

湊翔「……………何でジーンが居るの?」

ジーン「そりゃあ、君のサポーターだからね!それくらいは当然さ。」

湊翔「………………そうか。」

 

 その部屋にはジーンの姿があり、食べ物が置いてあった。

 あまり顔を合わせたくはないが、無下にも出来ないので、食べる事に。

 俺が食べている中、ジーンが口を開く。

 

ジーン「それにしても、タイクーンがラストバトルなんてね。でも彼は最弱職である冒険者。君なら余裕で倒せるでしょ?」

湊翔「…………そうでもないさ。確かに、カズマは冒険者だ。だが、ほぼ制御不可能なアクア達を制御したり、戦う時の機転の良さとかが、あいつの強みだ。正直、味方だと頼もしいけど、敵に回すと一番厄介なんだよな。カズマは。」

ジーン「ふ〜ん………………。」

 

 ジーンがそんな風に言う中、俺はそう言う。

 実際、上級職であるミツルギやクレアにジャイアントキリングを果たしているのだ。

 正直、どんな感じで来るのかは、全く想像がつかない。

 油断は禁物だな。

 そんな風に思いながら、俺は食事をしていく。

 一方、カズマは。

 

カズマ「俺が最後かよ。」

ケケラ「カズマ!差し入れ持ってきたわよ!」

 

 カズマがそう言う中、ケケラはそう言いながら、飯を持ってくる。

 おにぎりだが。

 カズマはそれを食べる中、ケケラが話しかける。

 

ケケラ「それにしても、湊翔と最後に戦うなんてね。大丈夫?」

カズマ「大丈夫って……………アイツが相手だぞ?勝てるかどうか……………。」

ケケラ「大丈夫よ。アンタだって、力を手に入れたじゃ無い。」

 

 ケケラがそう話しかけると、カズマは少し頭を抱えながらそう言う。

 すると、ケケラはそう言う。

 

カズマ「ケケラ……………。」

ケケラ「アンタならやれるって信じてるからね。頑張りなさいよ?」

カズマ「ったく。しょうがねぇな。」

 

 ケケラはそんな風に言うと、カズマは髪をくしゃくしゃしながらそう言う。

 その頃、ギルドの酒場では。

 

白夜「あいつ、かなり強くなってたな。」

トウカ「うん。」

朱翼「そうですね。」

武劉「そっちはカズマだけか?」

めぐみん「そうですね。」

ダクネス「私たちは応戦したのだがな。」

アクア「そんな事をしてたの?」

 

 白夜達はそんなふうに話しながら食事をしていた。

 すると。

 

ダスト「何の話だ?」

白夜「ダストか。」

武劉「というより、他にも沢山いるな。」

 

 ダストがそんなふうに声をかけてきて、白夜達はそう言う。

 そこには、ダスト、リーン、ゆんゆん、狼菜、アクセルハーツの姿があった。

 

狼菜「何の話をしていたんですか?」

リア「気になるな。」

トウカ「あぁ……………実はね。」

 

 狼菜とリアがそう聞くと、トウカは事情を説明する。

 狐狩りゲームのことを。

 それを聞いたダスト達は。

 

ダスト「面白そうじゃねぇか!俺たちも見て良いか?」

武劉「構わないが……………。」

リーン「それにしても、カズマと湊翔が戦うなんてね。どんなふうになるのかしら。」

リア「確かに。気になるよな。」

シエロ「ですね。」

エーリカ「カズマもあのミツルギって人を倒してたからね。ありえるわね。」

ゆんゆん「私は湊翔さんが勝つと思いますけど……………。」

狼菜「まあ、見てみないと分からないわよ。」

 

 そんな風に話して、トウカ達はデザイア神殿へと向かう。

 到着すると、そこには先客がいた。

 

ダクネス「龍に炎魔達も居たのか。」

龍「よお。」

アフロディテ「ご無沙汰しています。」

炎魔「特訓をしていたら、狐狩りゲームをやるなんて聞いてよ。見に来たんだ。」

彩花「どんな感じに戦うのか、気になりますからね。」

隼「そういう訳で、お邪魔しているよ。」

龍牙「色々作ったから、食べながら見ようぜ。」

トウカ「……………そうしましょう。」

 

 ダクネスがそう言うと、龍達はそんな風に言う。

 トウカ達は、龍牙が作ったスナックを食べながら、観戦をする事に。

 その一方で、俺はGMライダーの誘導のもと、カズマの方へと向かっていた。

 しばらくすると、GMライダーは動きを止める。

 

カズマ「………………よお。」

湊翔「うん?カズマか。」

 

 カズマがそんなふうに声をかけてきて、俺はそう答える。

 GMライダー達が下がる中、俺は口を開く。

 

湊翔「それにしても……………こうして対面で、更には本気で戦う事は、特訓の時にもなかったな。」

カズマ「お前には色々と感謝してるよ。でも、俺だって負けてられねぇんだよ。」

湊翔「………………ふっ。強くなったな。」

 

 俺がそう言うと、カズマはそう返す。

 俺とカズマは、それぞれのレイズバックルを装填する。

 

SET

 

 すると、俺の横に白色のシリンダーと英語でMAGNUMという文字が、カズマの横に、緑の手裏剣の絵とNINJAの文字が浮かぶ。

 そして、俺とカズマは叫ぶ。

 

「「変身!」」

 

 そう言って、それぞれのレイズバックルを操作する。

 

MAGNUM

NINJA

REDAY FIGHT

 

 俺はギーツ・マグナムフォーム、カズマはタイクーン・ニンジャフォームに変身する。

 俺たちは互いを見ていると、お互いに駆け出していく。

 

湊翔「ふっ!はっ!」

カズマ「ハァァァァァ!でやっ!」

 

 俺はマグナムシューターを撃ちながらカズマに向かい、カズマはそれを躱しながら、ニンジャデュアラーを構える。

 お互いに攻撃し合い、攻撃を躱していく。

 だが、流石に躱しきれずに、お互いに攻撃を喰らって、吹っ飛ぶ。

 そんな中、お互いにデザイアドライバーのリボルブアンロックを押して、ドライバーのロックを外して、半回転させる。

 

REVOLVE ON

 

 そして、フィーバースロットレイズバックルを出して、デザイアドライバーのレイズバックルが装填されていない方に装填する。

 

SET FEVER

 

 俺とカズマは、フィーバースロットレイズバックルのレバーを倒す。

 スロットが回転して、俺は『MAGNUM』、カズマは『NINJA』に止まる。

 

MAGNUM

NINJA

HIT FEVER MAGNUM

HIT FEVER NINJA

 

 俺はギーツ・フィーバーマグナムフォームに、カズマはタイクーン・フィーバーニンジャフォームに変身する。

 

湊翔「ハアッ!でやっ!」

カズマ「おらっ!はっ!」

 

 俺たちは、それぞれの武器を手に、攻撃をしていく。

 カズマは素早く動く中、俺は弾幕を張り、範囲攻撃をしていく。

 素早く動く奴には、範囲攻撃で制圧するのが定石だからな。

 実際、仮面ライダージオウで、クロックアップをするアナザーカブトに対して、ウォズギンガファイナリーの惑星攻撃で倒していたからな。

 その範囲攻撃にカズマは当たるが、俺もニンジャデュアラーの攻撃を受ける。

 俺たちは少し離れて、コマンドツインバックルを取り出して、装填する。

 

SET

 

 待機音が鳴る中、俺とカズマはバックルを操作する。

 

GREAT

REDAY FIGHT

 

 俺とカズマはレイジングフォームになり、レイジングソードを持つ。

 ちなみに、カズマはデザイアドライバーの左側に装填して、俺はデザイアドライバーの右側に装填した。

 

カズマ「ふっ!」

湊翔「ふっ!ハアッ!」

 

 俺とカズマは、レイジングソードを持って、お互いに攻撃していく。

 鍔迫り合いをしたり、お互いに斬ったり。

 カズマも強くなってるな。

 すると、レイジングソードからチャージ音が鳴り、レイジングソードのバックルを操作する。

 

FULL CHARGE

 

 すると、バックルが外れたので、デザイアドライバーに装填する。

 俺はデザイアドライバーの左側に、カズマはデザイアドライバーの右側に。

 

TWIN SET

 

 すると、俺の目の前に、飛行機の翼の絵と英語でJETの文字が上側に、キャノンの絵と英語でCANNONの文字が下側に出て、カズマの方は、キャノンの絵と英語でCANNONの文字が上側に、飛行機の翼の絵と英語でJETの文字が下側に出る。

 俺達は、先ほど装填したレイズバックルを操作する。

 

TAKE OFF COMPLETE JET & CANNON

REDAY FIGHT

 

 俺とカズマは、コマンドフォームに変身する。

 俺はジェットモードに、カズマはキャノンモードに。

 

湊翔「ふっ!はっ!」

カズマ「オラっ!はっ!」

 

 俺とカズマは、レイジングソードをぶつけるだけでなく、カズマはトロンキャノンから砲撃を行い、俺は飛行しながら攻撃をしていく。

 狙撃スキルも用いているのか、命中率が高い。

 俺とカズマはある程度戦うと、バックルを交換する。

 

SET CREATION

SET

 

 バックルを装填すると待機音が流れ、俺たちは互いにバックルを操作する。

 

DEPLOYED POWERED SYSTEM

GIGANT SWORD

ANOTHER FORM TO WEAR

READY FIGHT

 

 俺はギーツ・パワードビルダーフォームに、カズマはタイクーン・アバターフォームに変身する。

 

湊翔「ふっ!はっ!」

カズマ「ハアッ!おらっ!」

 

 俺はギガントソードで、カズマはショベルカーを模したアームで攻撃していく。

 お互いにパワーが凄まじく、周囲には衝撃波が拡散される。

 カズマは、別のバックルに変える。

 

PSYGA CHANGE AVATAR

REDAY FIGHT

 

 その音声が鳴ると、カズマの背面にジェットパックが装着される。

 俺はギガントブラスターに変えて、壁や柱などを生成する。

 だが、カズマはそれを躱す。

 

湊翔「やるな!」

カズマ「俺はやる時はやるカズマさんなんだよ!」

 

 俺とカズマはそう話す。

 攻防の末、俺たちは互いにブーストマークIIレイズバックルを取り出し、デザイアドライバーに装填する。

 

SET

 

 その音声が鳴ると、俺とカズマの周囲にバイクのマフラーから火が出る絵とBOOSTの文字が五つ浮かぶ。

 俺とカズマは、バックルを操作する。

 

BOOST MARK II

REDAY FIGHT

 

 その音声が鳴ると、俺とカズマはブーストフォームマークIIに変身する。

 俺とカズマは、しばらくお互いを見ていた。

 

湊翔「ハァァァァァ!」

カズマ「オラァァァァァ!」

 

 俺とカズマはそう叫ぶと、お互いに向かっていく。

 

湊翔「ふっ!はっ!」

カズマ「おらっ!はっ!」

 

 俺とカズマは、お互いにパンチで攻撃していく。

 俺とカズマの攻撃は、周囲に衝撃波を生む。

 高速移動も行なっていく。

 だが、次第に眠くなってくる。

 

湊翔「そろそろ限界か……………。」

カズマ「俺も……………次で決めるぞ。」

湊翔「ああ。」

 

 俺とカズマはそんな風に話す。

 そして、ブーストマークIIレイズバックルを操作する。

 

BOOST STRIKE

 

「「ハァァァァ!!」」

 

 俺とカズマはそう叫ぶと、お互いに強力なパンチを叩き込んでいく。

 俺とカズマがしばらく叩き込む中、溜まったエネルギーが爆発する。

 

湊翔「くっ!?」

カズマ「うわっ!?」

 

 俺とカズマは吹っ飛び、変身解除する。

 そして、意識を失う。

 それを見ていたメンツは。

 

白夜「凄え戦いだな……………。」

龍「ああ。」

リーン「カズマって最弱職の冒険者だけど、あんなに互角に立ち回るなんて凄いわね…………。」

 

 白夜達は、そんなふうに話していた。

 そんな中、トウカは心配そうに俺の事を見ていた。

 無論、ゆんゆんとリアもだ。

 そうして、狐狩りゲームは終わりを迎えた。

 その後、カズマは目を覚ました。

 

カズマ「ここは……………デザイア神殿か?」

 

 カズマはそんな風に呟く。

 起きると同時に、何があったのかを思い出す。

 引き分けになったのだと。

 

カズマ「やっぱり、アイツは強いよな。(でも…………だとしたら、あれは何だったんだ?あの裁判での湊翔は。)」

 

 カズマはそんな風に呟く中、そんな風に考える。

 カズマは思い返していた。

 アルダープとの裁判で見た俺は、あまりにも弱々しく、怯えていたと。

 そんな風に考えていると。

 

ジーン「お邪魔するよ。」

 

 そんなふうに言いながら、カズマの居る部屋にジーンが入ってくる。

 

カズマ「お前は……………湊翔のサポーターのジーンだろ?」

ジーン「どうも。君と湊翔の戦いは本当に感動したよ!激しい攻防戦を繰り広げた君に、お礼をしたくてね。」

 

 カズマがそう言うと、ジーンはそんな風に言う。

 すると、カズマが口を開く。

 

カズマ「それで、それを言いに来ただけか?」

ジーン「いや、他にも用事があってね。ゲームマスター達の許可を得て、ある事を話そうと思ってね。」

カズマ「ある事?」

ジーン「君も気になったんじゃ無いのかな?なぜ、あんなに強い湊翔が一度だけ、あんな弱々しい姿を見せたのか。」

 

 カズマがそう聞くと、ジーンはそう答える。

 それを聞いたカズマが驚いた表情を浮かべる中、ジーンは話し始める。

 俺の過去を。

 しばらくして、それを聞き終えたカズマは、驚いた表情を浮かべる。

 

カズマ「………………マジか。」

ジーン「本当だ。気になるのなら、アテナにでも聞いてみると良い。それじゃあ。」

 

 カズマがそう呟く中、ジーンはそう言って、その場から去っていく。

 カズマは少し考えて、トウカが居る場所へと向かう。

 カズマは俺の看病をしているトウカの元へと着く。

 

カズマ「トウカ、ちょっと良いか?」

トウカ「カズマ。目が覚めたのね?」

カズマ「ああ。湊翔は?」

トウカ「まだよ……………。」

カズマ「そうか。」

 

 カズマがそう聞くと、トウカはそう言う。

 すると、カズマは意を決して、口を開く。

 

カズマ「それでさ……………ジーンから聞いた。湊翔の過去を。」

トウカ「っ!?ジーンが?」

カズマ「本当なのかを聞きたくて。」

 

 カズマがそう言うと、トウカはそんなふうに反応する。

 カズマは俺の過去を語ると、トウカは苦々しい表情で口を開く。

 

トウカ「ええ、本当よ。」

カズマ「そうか……………。そういえば湊翔のサポーターのジーンやケケラが言ってたけど、トウカは湊翔の過去を知って湊翔のことが心配になったから地上に来たんだよな?湊翔を守るために。」

トウカ「なっ!あいつら、余計なことを言いやがって!」

 

 トウカが肯定する中、カズマはそう言い、トウカは恥ずかしそうにそう言う。

 すると、トウカは口を開く。

 

トウカ「というか今思ったんだけど…………。」

カズマ「ん?何だ?」

トウカ「いや、ただカズマってこういう人の恥ずかしい秘密を知ると、特に女に対しては何かしら要求してくるやつだと思ったから少し意外に感じて……………。」

カズマ「いや!流石に秘密を揺さぶりにかけて女を脅すような真似はしねぇよ!」

トウカ「ほぉ……………紅魔の里でめぐみんと部屋で2人きりになったとき、めぐみんにイタズラしようとしたお前が言ってもあまり説得力がないんだが。」

カズマ「うっ!いや、あれは別にイタズラとか襲おうとかしたんじゃなくて…………ちょっとした戯れというか……………。」

 

 トウカがそんな風に言うと、カズマはそう叫ぶ。

 トウカのツッコミにカズマがたじろぐ中、トウカは冷たい目でカズマを見る。

 

カズマ「……スーッ。……あの時はすみませんでした。」

 

 カズマはそんな視線に耐えきれなくなったのか、そんな感じに謝る。

 すると、カズマは口を開く。

 

カズマ「というより、トウカや湊翔のサポーターも湊翔のことについても配慮して湊翔のプライバシーを言ってないのに、なんでアクアは、俺のプライバシーを人前で言うんだ、いや別に湊翔よりはマシだが、マジで。」

トウカ「ホントすまん、ゼウス様に頼んで、一度折檻してもらったらどうだ?」

 

 カズマはそう言うと、トウカは同情しながらそう言う。

 

カズマ「アイツが湊翔の過去を見てたら、秒で他の奴にバラしそうだな。」

トウカ「その時は、容赦なくアクアを斬るけどね。」

カズマ「お、おう……………。」

 

 カズマがそんな風に言うと、トウカは光が消えた目でそんな風に言い、カズマは少し引く。

 すると。

 

湊翔「うぅ……………。」

トウカ「湊翔!起きたのか!」

カズマ「悪い。起こしちまったか?」

湊翔「大丈夫だ。なぁ。ゲームはどうなった?」

 

 俺は起きて、トウカとカズマはそう言う。

 俺はそう聞くと。

 

トウカ「あぁゲームのことな。それなら湊翔とカズマの引き分けという形で終わったぞ。ゲームが終わった後、2人ともボロボロだったから担いで帰ってきたんだ。」

湊翔「そうか……………。」

トウカ「湊翔?大丈夫か?どこか痛いところとかないか?」

湊翔「あぁ大丈夫だ。少し寝ぼけてるだけだ。」

カズマ「まあ、あんな連戦が続いたり、GMライダーに誘導されたりしてたら、疲れるよな。俺もそうだし。」

 

 俺の質問にトウカがそう答えると、俺はそう呟く。

 トウカが心配してそう言いながら手を握ってくる。

 俺がそう答えると、カズマはそう言う。

 俺は気になる事があり、口を開く。

 

湊翔「そういえば2人で何話してたんだ?なんか話し声がずっと聞こえてたけど。」

トウカ「っ!?」

カズマ「えっ!あ〜……………。もしかして、俺たちの会話、聞こえてたか?」

湊翔「いや?なんか話してるとは思ってたけど、会話の内容までは分かんなかったけど?」

 

 俺がそう聞くと、二人は慌てる。

 カズマがそう聞くと、俺はそんな風に答える。

 実際、寝ぼけてたし、分からんかったな。

 

トウカ「そうか…………良かった…………。」

湊翔「ん?なんか言ったか?」

トウカ「え?あ、いや!なんでもない!」

 

 トウカが小声で何かを言ったような気がしたが、そんなふうに言われた。

 すると、カズマが口を開く。

 

カズマ「そ…………それじゃあ!そろそろ夕飯だから俺は出るぜ!」

湊翔「ていうかカズマこそ体は大丈夫なのか?」

カズマ「あぁ!大丈夫大丈夫!ぐっすり眠れたから問題ない!それじゃあ先に行ってるからな!お前らも早く来いよ!」

 

 カズマはそんなふうに言うと、俺はそう言う。

 カズマはそう言いながら去っていく。

 俺はトウカに聞いた。

 

湊翔「カズマと何話してたんだ?」

トウカ「あ…………あ〜、そう!アクア!アクアのことだ!」

湊翔「アクア?アクアがどうしたんだ?また何がやらかしたか?」

トウカ「ほら!アクアって金遣いが荒くて借金作るし、祭りのときとかはネズミ講とかやってたろ?だからいい加減、金の使い方を改めさせようと話し合っててな。」

 

 俺がそう聞くと、トウカはそう答える。

 話をしている二人の顔を見ると、深刻そうだったが、アクアの事に関してか。

 

湊翔「あ〜…………確かに借金とかは今に始まったことではないけどネズミ講は流石にな…………。そろそろ金の使い方を教えた方がいいよな。」

トウカ「そうだろ?さぁさぁ!もうそろそろ夕飯だし行こう!今日は白夜たちが用意してくれたんだ!食欲はあるか?」

湊翔「ああ。」

トウカ「行こう!」

 

 俺がそう言うと、トウカはそう言う。

 俺とトウカは、夜飯を食う為にデザイア神殿を後にする。

 

トウカside

 

 皆と一緒に夕食を食べて、風呂に入り、寝る準備に入っていた。

 その時、私は思い出していた。

 アルダープが起こした裁判の際、死刑判決が下されそうになった湊翔の顔を。

 あの顔は、思わず身震いしてしまう程に恐ろしい物だった。

 目には光が灯っておらず、その表情はまるで絶望以外の感情の一切を感じさせないような無の表情でただただ何かを呟いていた。

 それを思い出して、私は胸を抑える。

 

トウカ「もうあんな湊翔は見たくない。湊翔には笑っていてほしい。」

 

 私はそんなふうに呟く。

 私は思い返していた。

 

ゼウス『……………よし。アテナ。お前が彼を守ってやれ。』

アテナ『ゼウス様……………?』

ゼウス『神器回収と共に、桐ヶ谷湊翔のサポートも行ってやれ。』

アテナ『良いんですか……………?』

ゼウス『ああ。仕事に関しては、お前の部下の天使に任せておけ。それに…………お前は少し働きすぎな気がするからな。息抜きしてこい。』

アテナ『ゼウス様……………。はい!行ってきます!』

 

 そんなふうに言われた事を。

 その時、私は決めたのだ。

 

トウカ「そうだ。私は湊翔を助けるためにここに来たんだ。今度こそ湊翔に幸せな人生を歩んでほしい。もしも湊翔がまた苦しい思いをした時は、私が湊翔を守ってやるんだ…………!」

 

 私はそんな風に言う。

 パジャマに着替えて、ベッドに寝転がると、ある事を思う。

 それは、いつ、湊翔に気持ちを伝えるかだ。

 私は女神として生まれてから、恋愛なんてした事ないし、男勝りな性格で、恋愛なんて関係ないと思っていた。

 そんな私が、湊翔に恋をした。

 湊翔の事を考えるとすごくドキドキする。

 こんな気持ちは初めてだけど、悪い気はしない。

 

トウカ(いつか湊翔にこの気持ちを伝えたい。そして湊翔といっぱい愛し合いたい。)

 

 そんな風に思う。

 ゆんゆんとリアの二人も、湊翔に惚れているというのは分かる。

 女神である私が、湊翔を独占してはいけないのかな。

 それでも……………。

 

トウカ「やっぱりこの気持ちに嘘はつけない。この思いを我慢することなんてできない。」

 

 私はそう呟く。

 湊翔への想いが日に日に大きくなっていく。

 

トウカ「いつか、湊翔とお互い本当の姿と思いで一緒に愛しあいたい。湊翔にアテナって本当の名前で呼ばれたい。」

 

 私はそんなふうに言う。

 私は少し妄想する。

 

湊翔『アテナ……………。』

アテナ『湊翔………………。』

 

 そんな風にお互いの名前を言って、お互いの口が合わさろうとして……………。

 それを思った瞬間、私は顔を赤くして、枕に顔を埋める。

 

トウカ「そして、いつの日か湊翔と……………。うふふふ……………。やっぱり、湊翔の事が好き。」

 

 私はそんな風に言う。

 その日の夜は、湊翔と男女の一線を越えた関係という妄想に耽っていた。




今回はここまでです。
今回は狐狩りゲームの話です。
遂に、この小説もオリキャラ紹介とかも含めると、100話に到達しましたね。
狐狩りゲームが終わる中、カズマは湊翔の過去を知る。
果たして、それを聞いたカズマは、何を思うのか。
そして、トウカは湊翔への想いを再確認して、妄想に耽っていました。
湊翔に対する恋はどうなるのか。
次回は、レジェンドミッション(キバ)に入ります。
その裏で、カズマとアクアの二人が、シノビの世界に転送されますが。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
いよいよ、このすばの3期が始まりましたね。
紅伝説でカットされた話をやるみたいな感じでしたね。
シルビアも容赦なく下ネタを言いますし。
そりゃあ、トラウマになりますよ。
ちなみに、この小説でも、3期第一話の話をやろうかなと考えています。
その話は、カズめぐにとっても、大事な話でしょうし。
それらの意見についても、受け付けています。
目次から、これからの話や4人のエースと黒狐、最強ケミー☆ガッチャ大作戦、ジャマト・アウェイキングについてのリクエストを受け付けています。
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