この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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第110話 暴走!禁断の幹部バックルと最弱職の劣等感

 ハンドレッドの攻撃と、フォルテ達の世界での出来事が終わった俺たちは、元の世界に戻ってきた。

 ちなみに、拓巳曰く、フォルテとリムルのレイズバックルは、調整に時間が必要とのことで、受け取るのはもうしばらく後になりそうだ。

 まあ、そのまま受け取ると、パワーバランス崩壊物だからな、フォルテとリムルのレイズバックルは。

 その後、俺たちはウィズの店に向かう。

 

湊翔「なあ、何でウィズの店に向かうんだ?」

カズマ「まあ、ちょっとな。」

 

 俺がそう聞くと、カズマはそう言う。

 何するんだ、カズマは。

 ウィズの店に着くと、ウィズとバニルは口を開く。

 

ウィズ「いらっしゃいませ、皆さん!」

バニル「おや、別の世界に行っていたギーツ達ではないか。何の用だ?」

白夜「見通してんのかよ…………。」

湊翔「用があるのは、カズマだ。」

カズマ「ああ、ちょっとな。」

 

 ウィズとバニルがそう言う。

 やっぱり、バニルは見通してるよな。

 カズマは来た理由を説明する。

 ウォルバクとの戦闘で、サウザンドジャッカーでジャックライズしたら、ウォルバクのレイズバックルが現れたそうだ。

 だから、バニルのレイズバックルも作れるのではと思ったのだった。

 

朱翼「そんな事があったんですね。」

トウカ「あまり、おすすめは出来ない気がするんだけど……………。」

武劉「それに、バニルがそんな事を了承するとは思えないがな。」

 

 それを聞いた朱翼達は、難色を示していた。

 そりゃそうだ。

 カズマは現在、ベルディアとウィズとウォルバクのレイズバックルを持っている。

 魔王軍の幹部のレイズバックルが集まっているのだが、それはあまりいい事とは言えるのかは怪しいからな。

 それに、バニルが了承するか怪しいのだがな。

 すると。

 

バニル「ん?我輩は構わんぞ。」

トウカ「えっ?どういう風の吹き回し?」

バニル「我輩の気まぐれだ。」

カズマ「それじゃあ、やるわ。」

 

 バニルは意外と了承した。

 何か企んでいるのか?

 そんな風に考える中、カズマはサウザンドジャッカーでバニルのレイズバックルを獲得した。

 不安なんだがな。

 ドラゴンもどきの一件もあるし。

 その後、俺たちはギルドで食事をする事に。

 久しぶりに、ギルドで食事を行う事になったな。

 俺たちが話をしながら食事をしていくと。

 

冒険者「おい見ろよ!あれだぜ!あの上級職だらけのパーティのなかにいる唯一の最弱職!上級職に助けられてるばかりで雑用しかできないんじゃね?」

冒険者「ただ同じパーティにいるだけであの最弱職、実は何も役に立ってないんじゃないか?」

冒険者「違いねえ!」

 

 見知らぬ冒険者がそんな風に言う。

 多分、比較的最近冒険者になった人か、アクセルの街に来た人だろう。

 周囲の人たちは、あまり良い表情をしていなかった。

 カズマはそれを無視していた。

 すると、ある存在が口を開く。

 

アクア「ほら、聞いた!カズマ!やっぱりステータスの低いカズマにこの優秀で強い上級職だらけのパーティは崇め讃える存在なのよ!悪い評価しかないカズマには勿体無い存在よね!もっと崇め讃えなさい!」

トウカ「アクア……………。」

白夜「こいつ……………。」

 

 アクアだ。

 空気を読まずに口を開く事に定評があるアクアが、調子に乗らない筈がない。

 トウカと白夜が呆れた様に首を振った。

 それを聞いたカズマは、何も言わずにギルドから出ていく。

 

めぐみん「アクア……………。」

ダクネス「流石に言い過ぎではないか?カズマも仲間だろう?」

アクア「何よ!事実でしょ!?」

湊翔「アクア、説教だ。」

アクア「えっ!?」

 

 めぐみんとダクネスがそう言うと、アクアはそう言う。

 俺たちは、アクアとその冒険者達に説教を行なっていく。

 他の冒険者達も参加した事から、やはり、カズマの事は認められているのだと分かった。

 その頃、カズマは。

 

カズマ「誰が問題しかおこさないやつの評価をよくしてやってると思ってんだ!大体!俺の評価が悪いのは、何故かお前らが起こした問題が俺の責任にされたり、お前らがおこした問題を俺が代わりに解決しているからだろが!俺だって、あんな駄女神さえ連れてこなきゃ今頃!」

 

 カズマはそんな風に文句を垂れていた。

 やはり、カズマも思うところがある様だった。

 すると。

 

???「なら、私達を倒して評価をあげてみる?」

カズマ「ん?」

 

 そんな風に声をかけられて、カズマが振り返ると、そこにはベロバとシャドウケケラの2人がいた。

 

カズマ「……………確か、ベロバだよな?350歳ぐらいの。」

ベロバ「あんた……………歳の事を言うんじゃないよ!!」

 

 カズマがそう言うと、ベロバはそう叫ぶ。

 すると、カズマはシャドウケケラに話しかける。

 

カズマ「それで、そっちのアンタは誰なんだよ?」

Sケケラ「俺か?俺はシャドウケケラとでも呼んで良いぜ。」

カズマ「また変なのが出てきたな……………。」

 

 カズマがそう話しかけると、シャドウケケラはそう言う。

 

カズマ「で、何の用だよ。」

ベロバ「私たちが相手してやっても良いわよ?」

 

 カズマがそう聞くと、ベロバはそう言いながら、レーザーレイズライザーを取り出す。

 それは、シャドウケケラもだった。

 2人は黒いカードを取り出すと、レーザーレイズライザーの銃口部分に装填して、本体と合体させる。

 

KEKERA(ケケラ) SET(セット)

BEROBA(ベロバ) SET(セット)

 

 その音声が鳴ると、待機音が流れる。

 2人は、レーザーレイズライザーのトリガーを引く。

 

LASER(レーザー) ON(オン)

PREMIUM(プレミアム) KEKERA(ケケラ) LOADING(ローディング)

PREMIUM(プレミアム) BEROBA(ベロバ) LOADING(ローディング)

REDAY(レディ) FIGHT(ファイト)

 

 その音声が鳴ると、2人の姿が変わっていく。

 怪人の姿に。

 

カズマ「何だそれ……………?仮面ライダーじゃない……………?」

ベロバ「デザグラのプレミアム会員の証よ。」

 

 カズマが困惑しながらそう言うと、ベロバはそう言う。

 デザイアグランプリのプレミアム会員の力だ。

 

カズマ「ったく!新しい力を試してみるか!」

Sケケラ「ここじゃ狭いし、場所を変えるぞ。」

 

 カズマがそう言うと、シャドウケケラは、レーザーレイズライザーを操作する。

 

CRASH(クラッシュ) MODE(モード)

LASER(レーザー) CRASH(クラッシュ)

 

 その音声が鳴ると、銃口から緑色の正方形のプレートを二枚出して、それがカズマ達を飲み込む。

 すると、平原に転送された。

 

カズマ「何だよこれ!?」

Sケケラ「こんな事も出来んのさ。」

 

 カズマが驚く中、シャドウケケラはそう言う。

 カズマはデザイアドライバーを装着して、バニルのレイズバックルを装填する。

 

SET(セット)

 

 その音声が鳴ると、カズマは叫ぶ。

 

カズマ「変身!」

 

 そう言うと、バックルを操作する。

 

BANIL(バニル)

REDAY(レディ) FIGHT(ファイト)

 

 カズマはタイクーン・バニルフォームに変身する。

 それを見たベロバは。

 

ベロバ「へぇ……………あなたの方から使ってくるなんて、好都合ね。」

 

 ベロバはそう呟く。

 そのまま、カズマ達は戦闘を開始する。

 

カズマ「おらっ!ハアッ!」

ベロバ「はっ!はっ!」

Sケケラ「ふっ!はっ!」

 

 カズマが攻撃する中、ベロバとシャドウケケラは、連携してカズマの攻撃に対処する。

 カズマは見通す力やバニル人形を使うが、互角という感じだった。

 

カズマ「くっ!」

ベロバ「こんな物なの?」

カズマ「そんな訳ねぇだろ!」

 

 カズマがそんな風に呻く中、ベロバは挑発をして、カズマはそう叫ぶ。

 そこから、戦闘は続いていく。

 カズマは、ウォルバク、ウィズ、ベルディアのレイズバックルを使って戦闘をしていく。

 だが、プレミアム形態を相手にしているか、苦戦気味だった。

 あとは、魔王軍幹部のレイズバックルを使っている影響か、疲労していた。

 

ベロバ「やっぱり最弱職についてるだけあって大した事ないわね。」

Sケケラ「また会おうぜ。」

 

 2人はそう言うと、そのまま去っていく。

 すると、カズマは。

 

カズマ「くそぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 そんな風に絶叫する。

 撤退したベロバとシャドウケケラは、何かの作業を始めていた。

 

ベロバ「魔王軍幹部のレイズバックルを使ってくれて助かるわね。」

Sケケラ「そんじゃ、早速始めようぜ。」

 

 2人はそう話すと、何かの作業を開始した。

 周囲には、ハンスとシルビアの意匠のレイズバックルが置かれていた。

 すると。

 

ロキ「何をしている、お前ら。」

Sケケラ「ロキか。面白い事をしてんだよ。」

ベロバ「話してあげるから。」

 

 そこに、ロキが現れる。

 ロキがそう聞くと、シャドウケケラとベロバの2人はそう答える。

 何をしようとしているのかを話し終えると。

 

ロキ「ほう、面白い。手伝ってやろう。以前紅魔の里で会った時にもタイクーンには面白いことができると思っていたからな。」

 

 ロキはそう言うと、参加を了承する。

 3人が作業を進めると、あるレイズバックルが誕生する。

 そのレイズバックルは、禍々しいオーラを纏っていた。

 

ロキ「それで、完成した訳だが、どうするつもりだ?」

ベロバ「まあ見てなさいよ。」

Sケケラ「何体か、ジャマトを借りていくぜ。」

 

 ロキはそう聞くと、ベロバはレイズバックルを取りながらそう言い、シャドウケケラは、ジャマトを借りて、ベロバと共にどこかへと向かう。

 その頃、カズマはというと。

 

カズマ「くそっ!今日はやけ酒してやる!」

 

 カズマは、色々と馬鹿にされた事をまだ根に持っていたのか、酒やつまみなどを色々と購入していた。

 すると。

 

ベロバ「はぁ〜い。タイクーン!」

カズマ「……………何の用だよ。」

Sケケラ「おいおい。俺たちはお前に力を与えに来たんだよ。」

カズマ「は?」

 

 ベロバがカズマに話しかけた。

 カズマは警戒心をあらわにして、そう聞くと、シャドウケケラはそう言う。

 カズマが訝しげな表情を浮かべる中、ベロバは口を開く。

 

ベロバ「あなた、本当はあいつらにムカついてるんでしょ?いつもあの最上級職とは名ばかりの役立たずたちのために頑張ってるのに足を引っ張られて結果を出せず、周りが最上級職のせいで自分の活躍を信じてもらえないことに苛立ってるんでしょ?ならさ、あいつらのことなんか捨てちゃえば?」

Sケケラ「そうだ!せっかくのお前の才能をあいつらのせいで活かせないのは辛いよな?」

 

 ベロバとシャドウケケラはそう言う。

 カズマは去ろうとする。

 だが、それは出来なかった。

 その理由は、ベロバは洗脳魔法を使っていたからだ。

 その上、カズマは罵られた事もあり、不安定になっていたのだ。

 ベロバとシャドウケケラは、話を続ける。

 

ベロバ「そもそもあいつらと一緒にいるからあんたの活躍は霞んで、正しい評価ももらえずに不遇な扱いを受けるんでしょ?だったら仲間なんていらなくない?」

Sケケラ「こんなことでお前のことを理解しない奴らなんていらないだろ?」

 

 ベロバとシャドウケケラはそんな風に話し続ける。

 徐々に、カズマから不穏な気配が出てくる。

 そして、ベロバはレイズバックルを出しながら口を開く。

 

ベロバ「これがあなたに最強の力を与えてくれる。あなたに本当に与えられるべき正当な評価をもたらしてくれる。あなたの願いを叶えてくれる。さぁ、手を伸ばして。あなたの理想を叶えるために。邪魔なあいつらを殺して、上に行くのよ。」

 

 ベロバはそのレイズバックルを取り出してカズマに渡すと、カズマはあまりにも邪悪な笑みを浮かべながらそれを受け取る。

 カズマが歩き出す中、それを見ていたベロバとシャドウケケラは。

 

ベロバ「うまく行ったわね。早くあいつが不幸をばら撒くところを見たいわ!」

Sケケラ「さて、楽しませてもらうぜ!俺様の推し!」

 

 2人はそんな風に言う。

 その頃、俺たちは。

 

湊翔「カズマ、遅いな。」

トウカ「あんまりアクアが変な事を言うからよ。」

アクア「何よ!本当のことでしょ!?」

白夜「本当の事といえど、言って良い事と悪い事があるだろ。」

 

 俺とトウカがそういうと、アクアはそう叫び、白夜はそう突っ込む。

 遅いんだよな。

 すると、ツムリから連絡が入る。

 

ツムリ「みなさん、ジャマトが出現しました!至急、向かって下さい!」

朱翼「そういえば、ジャマトが居ましたね。」

めぐみん「でも、カズマがまだ!」

湊翔「カズマは俺が探してくる!お前らは先に向かってくれ!」

ダクネス「あ、ああ!」

武劉「頼んだぞ。」

 

 ツムリはそう言ってくる。

 ジャマトが来るのは、久しぶりな気がするな。

 俺はカズマの捜索を行い、トウカ達は、ジャマトの方へと向かう。

 あいつ、どこに居るんだ?

 トウカ達は、ジャマトが出現した現場に到着した。

 

トウカ「ジャマトが来るなんてね!」

白夜「どうやら、ダスト達が既に戦闘を開始している様だな。」

朱翼「私たちも行きましょう!」

武劉「めぐみん、ダクネス。カズマが心配なのは分かるが、今はとにかく、ジャマトを倒すぞ!」

めぐみん「はい!」

ダクネス「ああ。」 

 

 トウカ達がそう言う中、武劉はめぐみんとダクネスに声をかけて、2人はそう答える。

 トウカ達は、変身準備に入る。

 

SET(セット)

 

 その音声が鳴ると、待機音が流れてくる。

 トウカ達は口を開く。

 

一同「変身!」

 

 そう言うと、レイズバックルを操作する。

 

BEAT(ビート)

ZOMBIE(ゾンビ)

CALIBER(カリバー)

LIGHTNING(ライトニング)

FLUTE(フルート)

BUSTER(バスター)

REDAY(レディ) FIGHT(ファイト)

 

 トウカ達は仮面ライダーに変身して、ジャマトと戦っていく。

 俺はカズマを探していた。

 

湊翔「あいつ、どこに行ったんだ?」

 

 俺はそう呟く。

 やっぱり、アクアの言葉でかなり傷ついたのか。

 あとでアクアは折檻だな。

 すると、カズマの姿が見えた。

 

湊翔「カズマ、やっと見つけたぞ。ジャマトが現れたんだ!一緒に行くぞ!」

 

 カズマを見つけたので、俺はそう話しかける。

 だが、カズマは無言のままだった。

 どうしたんだ?

 俺が訝しげな表情を浮かべていると。

 

カズマ「オラァァァァァァ!!」

湊翔「っ!?」

 

 カズマがそんな風に叫び、俺は驚く。

 それと同時に、カズマの手に禍々しいオーラを纏ったレイズバックルがあった。

 何だあれ!?

 俺が驚く中、カズマはそのレイズバックルをデザイアドライバーに装填する。

 

SET(セット) DANGER(デンジャー)

 

 その音声が鳴ると、カズマの周囲に魔王軍幹部の横顔が浮かび上がる。

 何だ、あのレイズバックルは!?

 俺が驚く中、カズマは口を開く。

 

カズマ「変身!」

 

 そう言って、レイズバックルを操作する。

 すると、魔王軍幹部の横顔の絵が回転していく。

 

NEW(ニュー) DARK(ダーク) LEGEND(レジェンド) DEVIL(デビル) LORD(ロード)

REDAY(レディ) FIGHT(ファイト)

 

 その音声が鳴ると、カズマは変身する。

 その姿は禍々しいという言葉が相応しい物だった。

 すると、カズマはベルディアの大剣を取り出すと。

 

カズマ「ハァァァァァ!」

湊翔「くっ!?」

 

 カズマは攻撃してきて、俺は回避する。

 どういう事だ!?

 俺は困惑しつつも、デザイアドライバーを装着して、マグナムレイズバックルを装填する。

 

SET(セット)

 

 その音声が鳴ると、俺はカズマの攻撃を躱しながら口を開く。

 

湊翔「変身!」

 

 そう言うと、マグナムレイズバックルを操作する。

 

MAGNUM(マグナム)

REDAY(レディ) FIGHT(ファイト)

 

 俺は、ギーツ・マグナムフォームに変身して、マグナムシューターを撃つ。

 カズマはそれを躱しながら、攻撃をしていく。

 マジでどういう状況なんだよ!?

 俺も何とか攻撃を躱すが、その攻撃の衝撃波が凄まじく、吹っ飛ばされてしまう。

 吹っ飛ばされた先には、トウカ達がいた。

 

トウカ「湊翔!?何があったの!?」

湊翔「俺もいまいち分からないんだけどな……………。」

 

 トウカが驚きながらそう聞くと、俺はそう答える。

 まじで何があったんだよ。

 すると、カズマがやってくる。

 

白夜「おい、カズマの奴、どうしたんだよ!?」

湊翔「分からん!あの変なバックル使って、おかしくなったのは確かだ!」

めぐみん「ええっ!?」

ダクネス「とにかく、止めるぞ!」

武劉「ああ。」

 

 白夜がそう叫ぶ中、俺はそう言う。

 あのバックルが原因なのは間違いない。

 俺たちは、ジャマトを相手にしつつも、カズマを止めようとする。

 だが……………。

 

カズマ「おらっ!はあっ!」

湊翔「くっ……………!」

朱翼「まさか……………魔王軍幹部の力を使えるのでは!?」

トウカ「だとしたら、かなり厄介ね。」

 

 俺たちは、カズマを相手に苦戦していた。

 何せ、ウィズの様な魔法攻撃や、ベルディアの大剣、バニル人形など、多彩な攻撃をしてくるのだ。

 恐らく、魔王軍幹部の力を軒並み使える可能性が高いだろう。

 なんて厄介な性能なんだ。

 そんな状況でも、ジャマトは攻撃をしてくる。

 すると。

 

カズマ「邪魔だ!!」

 

 カズマはそう叫ぶと、ジャマトを荒々しく倒していく。

 何が起こってるんだ?

 俺たちが状況を把握しかねていると。

 

カズマ「寄越せ!」

湊翔「あっ!?」

トウカ「ちょっと!?」

 

 カズマが俺のマグナムシューターとトウカのソードエクスカリバーを奪って、それを使って攻撃していく。

 かなり荒々しく倒していた。

 ジャマトを粗方倒し終えると、俺とトウカの武器を捨てて、どこかへと向かう。

 

湊翔「あいつ、どこに!?」

白夜「あっちは確か、ダスト達が居たはずだ!」

武劉「急ぐぞ!」

 

 俺たちはそう話すと、カズマが向かった方向へと向かう。

 カズマの向かった方に着くと。

 

ダスト「カズマ!?どうしちまったんだよ!?」

リーン「様子がおかしくない!?」

ゆんゆん「何があったんでしょうか…………?」

狼菜「分かる訳ないでしょ。」

リア「一体、何が起こっているんだ…………!?」

シエロ「分かりません!?」

エーリカ「カズマ、どうしたのよ!?」

 

 ダスト達も、カズマの変貌っぷりには、困惑していた。

 無理もないが。

 だが、流れ弾がダスト達にも着弾しているので、そろそろ止めないとやばい。

 

湊翔「そろそろ止めないとやばいか!」

めぐみん「でも、どうやって止めるんですか!?」

白夜「俺に任せろ。俺の高速移動なら、あいつに視認される前にバックルを抜けるはずだ!」

武劉「頼む。」

 

 俺たちがそう話す中、白夜はそう言う。

 白夜なら可能かもしれないな。

 カズマがジャマトを倒し終えると、白夜が高速で駆け出す。

 カズマも気づいたのか、反応しようとするが。

 

白夜「今更遅い!」

 

 白夜はそう言うと、カズマのドライバーに装填されていたレイズバックルを取る。

 カズマは変身解除して倒れる。

 

湊翔「ナイスだ、白夜!」

白夜「おう!」

武劉「しかし……………何だこのレイズバックルは?」

トウカ「あまりにも禍々しいんだけど…………。」

めぐみん「でも、バニル人形を使っていたので、魔王軍幹部のレイズバックルと、何か関係があるのではないですか?」

ダクネス「だが、そんな物をいつ……………?」

 

 俺たちはそんな風に話す。

 分からない事が多すぎる。

 すると、カズマが起き上がる。

 

カズマ「うぅ……………!」

湊翔「おい、カズマ。何があったんだ?そのバックルは一体……………!?」

カズマ「うるせぇ!それは俺のもんだ!返せ!」

武劉「……………何が起こっているのかは分からないが、このバックルは危険だ。預かるぞ。」

カズマ「うるせぇ!!」

 

 カズマが起き上がる中、事情を聞こうとするが、気性は荒いままだ。

 武劉がそう言うが、カズマはバックルを武劉から奪い、そのまま逃走する。

 俺たちは、そんなカズマを呆然と見送る事しかできなかった。




今回はここまでです。
今回は、魔王軍幹部のレイズバックルの話です。
ベロバとシャドウケケラの策略によって、暴走するカズマ。
果たして、カズマの運命はどうなるのか。
そして、プレミアム形態も登場しました。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
やっぱり、カズマが闇堕ちするというのもあって、なかなか進みませんでした。
今日でガッチャードが終わりましたね。
ガヴはどんな感じになっていくのか,楽しみです。
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