この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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第116話 ささやかな平和

 闘牛ゲームが終わり、俺はトウカ達と付き合う事になった。

 周囲から見たら、ハーレムとかなんか言われそうだが、それでも、俺は3人を愛すると決めていた。

 過去を知ったとしても、俺の事を好きだと言ってくれたから。

 そんな中、ある事で困っていた。

 それは……………。

 

冒険者「お前とカズマって、付き合ってんのか!?」

冒険者「どうなんだ!?そこら辺は!?」

湊翔「〜〜〜〜〜っ!!」

カズマ「ちっがーう!!」

 

 冒険者の間で、俺とカズマが付き合っているという謂れもない噂が流れているのだ。

 ちなみに、他の冒険者達は、ダクネスが貴族だと知っても、態度を変えなかった様に、俺の過去を知っても、態度は変わらなかった。

 噂が流れている原因は、ダストにあった。

 ダストがある事ない事を噂した為、こんな事になっているのだ。

 ちなみに、肝心のダストは、リーンに折檻されていた。

 俺が顔を赤くして蹲っていると、カズマはそう叫んだ。

 トウカ達は、俺の頭を撫でていた。

 すると、めぐみんがやってきた。

 

めぐみん「何をやってるんですか。」

カズマ「めぐみん!?」

めぐみん「カズマと湊翔が付き合っているのは間違いですよ。この前、私がカズマに告白して、友達以上恋人未満の関係になっていますから。」

一同「えぇぇぇぇぇぇ!?」

 

 めぐみんが呆れた表情でやってくると、そんな爆弾発言を放り投げる。

 俺たちがそんな叫び声を上げる中、ルナさんを始めとする一部のギルド職員が嫉妬の視線でカズマを見てくる。

 

カズマ「お前!誤解は解けたけど、この状況どうしてくれるんだよ!」

 

 カズマがそう叫ぶ中、俺たちは温かい視線を向けていた。

 すると。

 

ゆんゆん「うわぁぁぁぁぁん!!めぐみんに勝てたと思ったのに〜!!」

 

 ゆんゆんはそう叫ぶと、そんな風に泣き出して、俺たちは宥める事に。

 そうして、冒険者ギルドはカオスな状況になっていた。

 その後、俺たちは海に向かった。

 ルナさんから、海の方で謎のモンスターが現れているので、調査してほしいと言われた。

 その際。

 

ルナ『どうせイチャイチャするんでしょうから、どうぞ、行ってください。冒険者ギルドでやられると、無性に殺意が湧くんですよ。』

 

 そう言われた。

 どうやら、行き遅れを焦っているみたいだな。

 あんまりそれを言うと、キレられそうなので、黙っておくが。

 そうして、俺たち、ゆんゆん、狼菜、リアの面々で、海に向かう事に。

 シエロとエーリカは、それぞれで用事があるので、行けないとのことだ。

 海に来たので、俺たちは着替える事にした。

 カズマの方はと言うと。

 

アクア「どう?見惚れちゃったかしら?」

カズマ「あーはいはい。カワイイカワイイ。」

アクア「ちょっと雑じゃない!?女神である私が着ているのよ!?」

 

 アクアがそんな風に聞くと、カズマは棒読み気味にそう言う。

 すると、めぐみんが話しかける。

 

めぐみん「そ、それで、私はどうですかね?」

カズマ「ま……………まぁ、悪くないんじゃないか?」

めぐみん「そういうときは普通に似合ってるって言ってくださいよ。」

 

 めぐみんがそう話しかけると、カズマは照れ隠し気味にそう言い、めぐみんはそう言う。

 次はダクネスが話しかける。

 

ダクネス「ど、どうだろうか…………?」

カズマ「……………。」

 

 ダクネスがそう聞くと、カズマは顔を赤くする。

 すると。

 

ダクネス「こんな薄い布一枚の姿で…………男たちにやらしい目で見られるというのはそれはそれでまた…………!はぁはぁ…………!」

カズマ「……………褒めてやろうかと思ったがやめた。やっぱお前は見た目だけが取り柄の変態役立たずクルセイダーだよ。少しでもいいと思った俺が恥ずかしいよ。乳牛女。」

ダクネス「にゅうん!!」

 

 ダクネスがそう言うと、カズマはそう言い、ダクネスは震える。

 そんな中、俺のほうは。

 

トウカ「ど、どう……………?」

湊翔「その……………似合ってるよ。」

トウカ「あ、ありがとう…………。」

 

 トウカが水着を着てそう聞いてくるので、俺は顔を赤くしながらそう言う。

 トウカって、ダクネスに負けないくらいに胸が大きいよな。

 すると、トウカが胸を隠しながら言う。

 

トウカ「ちょっと!どこを見てるの!?」

湊翔「ご、ごめん!」

トウカ「あ、いや、怒ってるわけじゃないから大丈夫だ。それに自分たちは付き合ってるんだし、ほかの男なら許せないが、湊翔になら…………な。」

湊翔「っ!」

トウカ「やっぱり、湊翔も男なんだな。」

 

 トウカがそう言うので俺は謝る。

 トウカがそう言うと、俺は再び顔を赤くする。  

 前世では、そんな経験はなかったからな。

 すると、ゆんゆんとリアも話しかける。

 

ゆんゆん「湊翔さん!どうでしょうか?」

リア「私もどうだろう?」

湊翔「2人も似合ってるよ……………うん。」

 

 ゆんゆんとリアも話しかけてきて、俺はそう答える。

 やばい、なんかすごく幸せな気分だ。

 そうして、俺たちは調査ついでに、バカンスを行う事に。

 

白夜「それにしても、随分と疲れたよな。」

朱翼「ですね。ジャマトグランプリやハンドレッドとの戦いで連戦続きでしたし、たまにはこうして休むのも良いんじゃないですかね。」

武劉「そうだな。アンタは混ざらなくて良いのか?」

狼菜「私には無理ですよ……………。」

 

 白夜達はそう話していた。

 俺たちはと言うと。

 

めぐみん「カズマ、あ〜ん。」

カズマ「あ、あ〜ん……………。」

トウカ「ねえ、湊翔。これ食べてみて!」

ゆんゆん「ずるいですよ!」

リア「これも食べてみてくれ。」

湊翔「分かった、分かった!食べるから!」

 

 そんな風にイチャイチャしていた。

 それを見ていたアクアとダクネスは。

 

アクア「カズマってば、めぐみんと付き合うなんて、本当にロリコンだったのね。」

ダクネス「………………。」

 

 アクアがそんな風に呟く中、ダクネスは何とも言えない表情でカズマとめぐみんを見ていた。

 その後、俺たちは謎のモンスターを探す事に。

 

湊翔「それにしても、謎のモンスターって何なんだろうな。」

トウカ「さぁ……………?」

白夜「目撃証言によると、巨大なイカみたいな奴ってのが多かったな。」

朱翼「どんな感じでしょうね。」

武劉「油断するな。」

アクア「大丈夫よ!そんなに警戒しなくても!」

カズマ「お前は何でそんなフラグを立てるんだよ!!」

 

 俺たちはそのモンスターについてを話した。

 巨大なイカねぇ……………。

 カズマがそう叫ぶと、海面が盛り上がって、何かが出てくる。

 それは、まさに巨大なイカだった。

 

めぐみん「本当にイカですね…………。」

ダクネス「あの触手に絡まれてしまったら、私はどうなってしまうのだろうか…………!」

狼菜「こんな時に……………!」

ゆんゆん「き、来ますよ!?」

リア「ああ!」

白夜「ていうか、イカにしてはなんか変な気がするんだよな……………。」

イカ「ジャ〜!」

 

 それを見ためぐみん達はそう言う。

 ダクネスに関しては、性癖を発揮しており、狼菜が呆れていた。

 白夜がそう呟くと、イカが動き出して、女性陣を触手で絡めとる。

 

アクア「な、何すんのよ!?」

めぐみん「き、気持ち悪いです!!」

ダクネス「あぁん!悪くないぞ!」

トウカ「こんな時に喜ばないでよ!!」

朱翼「い、いや……………!」

ゆんゆん「た、助けて下さい!見ないでください!!」

リア「くっ……………!」

狼菜「何で私まで……………!?」

 

 女性陣は触手に絡め取られ、そんな風に言う。

 触手が胸の中に入ったりなどしている為、俺たちには刺激が強すぎた。

 

湊翔「気まずいんだけど……………。」

カズマ「どうすりゃ良いんだよ……………。」

白夜「おい……………!というより、こいつもしかしてジャマトじゃないのか!?なんか、ジャマトっぽい模様があるし!」

武劉「なるほどな。俺に任せろ。湊翔、アクアジェットバックルを貸してくれ。」

湊翔「えっ?あ、ああ!」

 

 俺とカズマがそう呟く中、白夜はそう言う。

 言われてみれば、ジャマトっぽい模様があるよな。

 言わば、クラーケンジャマトと言った所だろう。

 すると、武劉がそう言うので、俺は武劉にアクアジェットバックルを渡す。

 武劉は、バスターとアクアジェットの二つをデザイアドライバーに装填する。

 

SET(セット)

 

 その音声が鳴ると、武劉の横に大砲の絵と英語でBUSTERの文字と、潜水艦の絵と英語でAQUA JETの文字が浮かぶ。

 武劉は口を開く。

 

武劉「変身!」

 

 そう言うと、レイズバックルを操作する。

 

DUAL(デュアル) ON(オン)

GET(ゲット) READY(レディ) FOR(フォ) BUSTER(バスター) &(アンド) AQUA JET(アクアジェット)

REDAY(レディ) FIGHT(ファイト)

 

 その音声が鳴ると、武劉はダイル・バスターアクアジェットフォームに変身する。

 どうやら、マグナムブーストみたいに、相性がいいバックルみたいだな。

 

武劉「いくぞ。ハァァァァァ!」

 

 武劉はそう言うと、クラーケンジャマトの方へと向かっていく。

 クラーケンジャマトが武劉に気づくと、触手を伸ばしてくる。

 武劉は、アクアジェットの力を使って、海上を素早く動いていた。

 素早く動き、爪で触手を切断して、女性陣を解放する。

 

湊翔「すっげぇ……………。」

カズマ「あいつ、使いこなしてんな。」

白夜「相性がいいって事じゃねぇの?」

武劉「更に!ハァァァァァ!」

 

 俺たちがそう話すと、武劉はそう言い、肩の大砲から魚雷を発射して、クラーケンジャマトにダメージを与えていく。

 バスターフォームの機能も一部拡張されてるみたいだな。

 すると、いつの間にか変身していた女性陣が現れた。

 

アクア「よくもやってくれたわね…………!」

めぐみん「あのジャマトは、この世から消しましょう。」

ダクネス「わ、私は悪くなかったがな。」

トウカ「許せないわね……………。」

朱翼「そうですね。」

ゆんゆん「うん。」

リア「倒すぞ!!」

狼菜「ええ!」

 

 女性陣はそう言うと、クラーケンジャマトへと向かっていく。

 怒りのままに。

 クラーケンジャマトは、女性陣の怒りの攻撃を受けていた。

 それを見ていた俺たちは。

 

湊翔「なあ、本気で怒らせるのはやめようぜ。」

カズマ「……………だな。」

白夜「なんか、あのジャマトが不憫に思えるんだが。」

武劉「それは言うな。」

 

 俺たちはそう話した。

 そして、最後は。

 

めぐみん「穿て!トライエクスプロージョン!」

 

 めぐみんが、フォルテから教わった爆裂魔法を使って、クラーケンジャマトはあっという間に消滅した。

 俺たちは、それを呆然と見ていた。

 そうして、クラーケンジャマトを倒した俺たちは、遊ぶ事にした。

 

カズマ「スティール!」

「「のわぁぁぁぁぁ!?」」

湊翔「ちょっ!?ずるっ!?」

 

 ビーチフラッグ対決では、カズマが白夜と武劉が取ろうとしていた旗をスティールで奪い取り、俺はそう叫んだ。

 

アクア「ハアッ!」

めぐみん「行きますよ!」

トウカ「ハアッ!」

 

 女性陣は、ビーチバレーで盛り上がっていた。

 その後、スイカ割りをやる際に、スイカが暴れたり、クラゲとクラーケンが混じったクラーゲンが現れたりするなど、この世界のカオスっぷりを改めて思い知った。

 そして、俺、トウカ、ゆんゆん、リアは4人でのんびりと空を見ていた。

 

トウカ「本当に良い空だよな。」

ゆんゆん「綺麗ですね…………。」

リア「ああ。」

湊翔「本当に綺麗だな。」

 

 俺たちはそう話す。

 すると、俺は口を開いた。

 

湊翔「3人とも……………本当にありがとうな。俺を選んでくれて。」

トウカ「ううん。あなたの事が好きだからよ。」

ゆんゆん「はい!どんな過去でも、湊翔さんは湊翔さんじゃないですか!」

リア「ああ。私たちは、そんな君を好きになったんだ。」

 

 俺は3人にそう言う。

 すると、3人はそんな風に答えた。

 それを聞いて、改めて、俺は嬉しくなった。

 俺はこの幸せを享受するのだった。

 この時の俺たちは気づいていなかった。

 デザグラの運営にトラブルが起こっていたという事を。




今回はここまでです。
今回は少し短めで、ささやかな平和の話です。
闘牛ゲームで、湊翔は苦労していたので。
少しでも、彼に安らぎを与えようと思いまして。
次回は、その平和の裏で起こっていた『ギーツエクストラ 仮面ライダーゲイザー』の話になります。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
次回は、拓巳、ゼウス、ウォルバクが話の中心となります。
どんな風になるのか、楽しみにしていて下さい。
ジャマト・アウェイキングに繋がる話ですからね。
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