この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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第117話 仮面ライダーゲイザー

 俺達が海水浴を楽しんでいる中、拓巳達はというと。

 

拓巳「……………何とか、彼も持ち直したみたいだな。」

ウォルバク「まさか、あんな形で過去を暴露されるなんてね。私なら耐えられないわよ。」

ゼウス「いずれにせよ、奴らの残っているプレイヤーは、馬場武と牛島闘轟、そしてルークジャマトが二体だ。ジャマト陣営も、追い詰められているのは確かだろう。」

 

 拓巳達は、そんな風に話しながら、待機場に入っていった。

 すると、そこには1人の女性がいて、テーブルを拭いていた。

 

???「お帰りなさい!ゼウス様!拓巳様!ウォルバク様!」

ゼウス「ああ、エイル…………いや、その姿の時はミイルだったな。」

拓巳「おう。」

ウォルバク「久しぶりね、エイル。」

 

 その女性が話しかけると、ゼウス達はそう言う。

 彼女はエイル。

 慈悲を司る女神であり、今の姿としての名前は、ミイルだ。

 彼女もデザイアグランプリに関わっており、主な役目としては、仮面ライダー達に送るレイズバックルの選定だ。

 送られてきた仮面ライダーのデータを見て、相性の良いレイズバックルを選定するのだ。

 

ミイル「お疲れの様ですね。」

拓巳「まあな。」

ミイル「せっかくですし、息抜きをしませんか?」

ウォルバク「ふふっ……………本当にあなたは変わらないわね。」

ゼウス「そうだな。息抜きをしよう。」

 

 ミイルは、息抜きをする様に提案した。

 それを聞いたウォルバクは苦笑しつつもそう言い、ゼウスは息抜きをする事に決めた。

 その際、ゼウスはニラムの姿になった。

 

ニラム「ふぅ〜………。この世界の空気も、悪くはないな。」

ミイル「良かったら、串焼きを買ってきたので、食べませんか?」

ウォルバク「あら、良いわね。」

拓巳「いただこう。」

 

 ニラムの姿になったゼウスは、そんな風に言う。

 ミイルは串焼きを出してきて、3人はその串焼きを食べていく。

 

ミイル「美味しいものを食べると、幸せになれます。」

拓巳「そうだな。こういうのも悪くないな。」

ウォルバク「ええ。」

ニラム「ふっ。」

 

 ミイルがそう言うと、拓巳達も頷いた。

 串焼きを堪能した後、待機場へと戻った。

 ミイルがお茶を出す中、3人はのんびりとしていた。

 

ニラム「ふぅ……………良い息抜きになった。ありがとう、ミイル。」

ミイル「この世界を楽しんでいただけて何よりです。」

拓巳「デザグラの運営になってからは、対応とかに追われていたからな。」

ウォルバク「普段から大変よ。」

 

 ニラムがそう言うと、ミイルはそう言い、拓巳とウォルバクはそう言う。

 すると。

 

???「やあ、来ていたのか。珍しいな。それに、君が色々と活躍している人間のサブゲームマスターなんだってな?」

拓巳「……………誰だ?」

ニラム「ああ、デザグラの運営の1人である、ネメルだ。」

 

 サングラスをかけた男が入ってくる。

 拓巳が首を傾げると、ニラムはそう説明する。

 拓巳は姿勢を正すと、口を開く。

 

拓巳「初めまして。サブゲームマスターの黒石拓巳です。」

ネメル「困った事があれば、俺が何でも教えてやる。パーフェクトにな。まあ、せいぜい頑張れよ。」

 

 拓巳がそう言うと、ネメルはそう言い、待機場から去っていく。

 それを見ていたニラムことゼウスは。

 

ゼウス「…………サダメル。奴の行動は把握しているか?」

サダメル「はい。証拠は既に掴んであります。」

 

 ゼウスがそう聞くと、サダメルはそう言う。

 その頃、ネメルはある場所へと向かう。

 そこに着くと、ルークジャマトとダンクルオステウスジャマトが現れて、唸り声を出す。

 すると。

 

???「よしなさいって。」

 

 そんな声と共に、ある男が現れた。

 アルキメデルだ。

 ネメルは、アルキメデルに話しかける。

 

ネメル「どうだ?そっちの進捗は。」

アルキメデル「ああ。IDコアは良い肥料になっているよ。」

ネメル「ジャマトが進化すれば、地球の生態系が変わる。面白い世界になりそうだ。」

 

 ネメルがそう聞くと、アルキメデルはそう言いながら、ちらりと見る。

 そこには、IDコアが大量に埋まっていた。

 すると、ロキが現れる。

 

ロキ「それで、こんな所で油を売っていて良いのか?」

ネメル「ロキ……………気にするな。敵が強くならないと、つまらないだろう?」

ロキ「……………まあ、それには大いに同意するが。」

 

 ロキがそう聞くと、ネメルはそう言う。

 ネメルは、ロキとも繋がっていたのだ。

 すると、ネメルのスパイダーフォンに、連絡が入る。

 

ネメル「…………呼び出しか。」

 

 ネメルはそう言うと、その場から去る。

 ネメルは、ヴィジョンドライバーに似たドライバーを装着しながら、ゼウスの元に向かう。

 

ネメル「お呼びですか?ゼウス。」

ゼウス「……………ネメル。本日を持って、デザグラの運営から解任する。」

ネメル「……………解任?何故ですか?」

ゼウス「……………お前がロキの勢力と繋がり、ジャマトの改造を企てている事は、既に調べがついている。」

ネメル「デザイアグランプリを面白くする為ですよ。これまでもそうしてきたではないですか。」

 

 ネメルがそう聞くと、ゼウスはそう言う。

 ゼウスは、ネメルがロキの一派と繋がっている事を知ったのだ。

 その為、放置するのは危険と判断したのだ。

 ネメルがそう言うと、ゼウスは口を開く。

 

ゼウス「……………我々の目的は、魔王を倒す事だ。その様な背任行為は許されない。」

ネメル「……………俺がジャマトを作り出し、アルキメデルに育てさせた。デザイアグランプリの礎を作ったのはこの俺だ!」

ゼウス「二度は言わん!お前は直ちにそのドライバーを返却し、デザイアグランプリに関わるな!!」

 

 ゼウスがそう言うと、ネメルはそう叫ぶ。

 それに対して、ゼウスはそう言う。

 ネメルは、ゼウスの部屋から去っていった。

 その後、自室で口を開く。

 

ネメル「……………長年の俺の努力がパーだ。」

 

 ネメルはそんな風に呟いていた。

 すると、ある事を思いついたのか、狂気の笑みを浮かべながら口を開く。

 

ネメル「……………こうなったら、あいつら諸共道連れだ。ジャマトに神の力を…………創世の力を宿らせて、この世界を破壊してやる。」

 

 ネメルはそう言う。

 一体、何を企んでいるのか。

 ネメルの視線の先には、ミイルの写真が貼ってあった……………。

 その頃、ミイルはゼウスに話しかける。

 

ミイル「それでは、新たな仮面ライダーに、レイズバックルの進呈を行いますね。」

ゼウス「ああ、頼む。」

 

 ミイルはそう言うと、ゼウスはそう言う。

 ミイルが出て行こうとすると、途中で止まる。

 それを見たゼウスは、口を開く。

 

ゼウス「どうした?」

ミイル「あの……………デザグラで選ばれるデザ神は、ただ1人ですか?」

ゼウス「そうだな。魔王を倒した者に、願いを叶える権利が与えられる。そういうルールだろう?」

 

 ゼウスがそう聞くと、ミイルはそう言う。

 ゼウスがそう言うと、ミイルは独白をする。

 

ミイル「……………つい、思い入れしちゃうんです。他の仮面ライダーの皆さんにも、幸せになってほしいなって。」

ゼウス「……………その理由は?」

ミイル「これまで、色んな仮面ライダーの切実な願いを見守ってきて、思ったんです。彼らは、私たち神々が楽しむショーの駒じゃない。あの世界を必死に生き抜く人間ですから。」

 

 ミイルがそう言うと、ゼウスは続きを促す。

 すると、ミイルは真面目な表情でそう言う。

 それを聞いていたゼウスが口を開こうとすると、ミイルが口を開く。

 

ミイル「一介の神が失礼しました!では、行ってきます!」

 

 ミイルはそう言うと、待機場から出ていく。

 それを見ていたゼウスは。

 

ゼウス「……………そうだな。湊翔君にカズマ君を始めとする仮面ライダーは、あの理不尽な世界を必死に生き抜いている。叶うならば、そうなって欲しいものだがな。この世界の理を変える鍵を握るのは……………湊翔君かもしれないな。」

 

 ゼウスはそんな風に呟いていた。

 ミイルが向かう中、ミイルの目の前に、ネメルが現れた。

 

ミイル「ネメル…………様…………?」

ネメル「来い、ミイル。俺のパーフェクトな願いを叶えてもらうぞ。」

ミイル「えっ……………!?」

 

 ミイルがそう言う中、ネメルはそう言い、ミイルをどこかに連れ去っていく。

 ゼウスが自室で待っている中、サダメルが現れる。

 

サダメル「ゼウス様。ミイルが戻ってきませんが……………。」

ゼウス「確かに…………遅すぎる。普段は仕事は早く終わらせるのに……………。」

 

 サダメルがそう言うと、ゼウスはそう言う。

 ゼウスが首を傾げる中、ある事に気づく。

 

ゼウス「……………まさか。」

 

 ゼウスはそう呟くと、サダメルを連れて、どこかへと向かう。

 その頃、ネメルはミイルを捕まえて、ルークジャマトが一体近づいてきていた。

 

ミイル「何をするつもりですか!?」

ネメル「生贄に捧げるのさ。神の力をジャマトに与えるためにな。ハハハハッ!」

 

 ミイルがそう聞くと、ネメルはそう言いながら、ミイルをルークジャマトに向かって突き飛ばす。

 ルークジャマトは、ミイルを捕食しようとする。

 

ミイル「やめて…………!!」

ネメル「ハハハハッ!」

ニラム「ネメル!」

 

 ミイルが必死に抵抗する中、その様子をネメルは笑いながら見ていた。

 すると、そこにニラムの姿になったゼウスが現れる。

 

ネメル「……………ニラム。いや、ゼウス。何故ここが分かった?」

サダメル「……………悪いですね。あんな風に不審な動きをしていたら、目立ちますよ。」

ネメル「ゼウスの腰巾着か…………!」

 

 ネメルがそう聞くと、そう言いながらサダメルが現れる。

 サダメルが、ネメルを監視していたのだ。

 ネメルがそう言う中、ニラムは口を開く。

 

ニラム「どういうつもりだ、ネメル!何故、ミイルをそんな目に……………!」

ネメル「デザイアグランプリ史上、最強の敵を生み出すためさ。」

ニラム「最強の敵…………!?」

ネメル「ジャマトの破壊神を生み出し、この世界を破壊する。オーディエンスも自分の命がかかった方が興奮するだろう!?究極のエンターテインメントだよ!オホホホホ!!」

 

 ニラムがそう聞くと、ネメルは己の企みを話す。

 ジャマトの破壊神を生み出し、この世界を破壊しようとしていたのだ。

 それにニラムが唖然としている中、ミイルが口を開く。

 

ミイル「死にたくない…………!」

ネメル「あ?」

ミイル「ニラム様…………いや、ゼウス様!この世界を壊したくない!私は…………仮面ライダーの皆さんを見届けたい!!」

ネメル「俺の……………エンターテインメントの駒となって消えろ。オホホホホ…………!!」

 

 ミイルがそう呟くと、次にそう叫ぶ。

 ネメルがそう言う中、ニラムはミイルの言葉を思い出す。

 

ミイル『これまで、色んな仮面ライダーの切実な願いを見守ってきて、思ったんです。彼らは、私たち神々が楽しむショーの駒じゃない。あの世界を必死に生き抜く人間ですから。』

 

 ミイルの言葉を思い出したニラムは、口を開く。

 

ニラム「駒……………じゃない!」

ネメル「あ?」

ニラム「肉体を得て、生きた時間は彼女にとってのリアルだ!今までリアリティーショーの運営をしてきたのに、そんな事が分からないのか?ネメル!!」

 

 ニラムはそう言うと、ネメルは首を傾げる。

 すると、ニラムは毅然とそう言う。

 それを聞いたネメルは、口を開く。

 

ネメル「リアリティーなんて物は存在しない。全ては所詮……………俺たちが仕組んだフィクションだ!ジャマトも仮面ライダーも何もかもだ!」

ニラム「思い上がるな!!」

 

 ネメルはそう言うと、ニラムもそう叫んで、お互いにどこからか取り出した剣を抜刀する。

 

ニラム「ハアッ!はっ!」

ネメル「ふっ!はっ!」

 

 ニラムとネメルは、お互いに剣で攻撃していく。

 それぞれが互角に戦っていく中、ネメルは攻撃をニラムの頬に命中させる。

 ニラムが頬を抑える中、ネメルは口を開く。

 

ネメル「ハハハハッ!どうした?そんなもんか?ハァァァァァ!」

 

 ネメルが嘲笑いながらそう言うと、ニラムに向かっていく。

 すると、ニラムはハンカチをネメルに当てて怯ませると、斬撃を行う。

 ニラムの斬撃はネメルの右手に当たり、負傷して剣を落とす。

 すると、ニラムが口を開く。

 

ニラム「痛いか?それがこの世界のリアルだ!」

ネメル「いいや、フィクションだ!全ては人間の世界という低級の世界での擬似体験にすぎない!」

ニラム「我々は知るべきなんだ!この世界を必死に生き抜く人間達の生き様を!」

ネメル「……………下らないな。人間どもの生き様を知りたきゃ、学者にでもなってろ!!」

 

 ニラムがそう言うと、ネメルはそう言う。

 お互いの問答の末、それぞれがドライバーを取り出す。

 

ZILLION(ジリオン) DRIVER(ドライバー)

VISION(ヴィジョン)DRIVER(ドライバー)

 

 ネメルがヴィジョンドライバーに似たドライバー……………ジリオンドライバーを装着する中、ニラムもヴィジョンドライバーを装着する。

 ニラムは、上部のバイオメトリクサーに親指を認証する。

 

GAZER(ゲイザー),LOG IN(ログイン)

 

 その音声が鳴る中、ネメルは腰のシリウスカードを取り出して、口に咥えると、バイオメトリクサーに親指を認証させる。

 

GAZER(ゲイザー) ZERO(ゼロ),SIGN IN(サインイン)

 

 待機音声が流れる中、ネメルは変身ポーズを取って、口を開く。

 

ネメル「変身。」

 

 そう言うと、シリウスカードをジリオンドライバーにスラッシュする。

 

GENERATE(ジェネレート)

 

 その音声が鳴る中、ニラムもプロビデンスカードを取り出して、口を開く。

 

ニラム「変身!」

 

 そう言うと、ニラムはプロビデンスカードをヴィジョンドライバーにスキャンする。

 

INSTALL(インストール)

 

 それぞれの音声が鳴ると、変身が開始される。

 

CONTROL(コントロール) WITH(ウィズ) ABSOLUTE(アブソリュート) POWER(パワー), GAZER(ゲイザー) ZERO(ゼロ)

 

 その音声が鳴ると、ドライバーから五つの五角形が現れて、ネメルを通過すると、ドミニオンレイが現れて、ネメルは仮面ライダーゲイザーゼロへと変身する。

 その姿は、グレアやグレア2、ゲイザーに酷似していたが、首には赤いマフラーが装着されていて、カラーリングは、始まりの仮面ライダーである仮面ライダー1号に似た感じになっていた。

 

INNOVATION(イノベーション) &(アンド) CONTROL(コントロール), GAZER(ゲイザー)

 

 その音声が鳴ると、ドライバーから五つの丸が現れて、ニラムを通過すると、ドミニオンレイが現れて、ニラムは仮面ライダーゲイザーに変身した。

 2人は向かい合うと、お互いに向かっていく。

 

ニラム「ハアッ!」

ネメル「ハァァァァァ!」

 

 2人はお互いにパンチやキックを繰り出していく。

 ネメルが少し離れると、バイオメトリクサーに親指を触れる。

 

CYCLONE(サイクロン)

 

ネメル「オラっ!」

ニラム「くっ……………!」

 

 その音声と共に回し蹴りをして、ニラムは怯んでしまう。

 そこから、再びお互いに攻撃を行う中、2人はそれぞれのカードをドライバーにスキャンする。

 

DELETE(デリート)

BURST(バースト)

 

 その音声が鳴ると、それぞれが腕や足にエネルギーを集めて、攻撃していく。

 お互いに互角だった。

 すると、ミイルがニラムの元に向かおうとすると、ルークジャマトはミイルを捕食しだす。

 

ミイル「あぁぁぁぁぁ!!」

ニラム「ミイル!」

ネメル「おらっ!よそ見すんな!見届けてやりな。お前の大切な仲間が無惨に食われていく様をなぁぁぁ!!」

 

 ミイルがそんな悲鳴を出す中、ニラムの意識がミイルの方に向き、ネメルはニラムを抑える。

 ミイルは一度離れるが、すぐにルークジャマトは捕食を再開する。

 

ミイル「あぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 ミイルがそんな悲痛な叫び声を出す。

 すると。

 

「「ハアッ!」」

 

 突如、どこからともなく攻撃が飛んできて、ルークジャマトが吹き飛ばされる。

 ニラムとネメルが見ると、そこにはグレアとグレア2が居た。

 

拓巳「なんとか間に合った様だな。」

ウォルバク「エイル!大丈夫!?」

ミイル「ウォルバク様……………。」

 

 拓巳とウォルバクが、グレアとグレア2に変身して、駆けつけたのだ。

 ウォルバクは、すぐに回復魔法を発動して、ミイルの傷を癒す。

 

ネメル「貴様ら!よくも邪魔をしてくれたな!!」

ウォルバク「あなたこそ、よくも私の可愛い後輩に手を出してくれたわね。」

拓巳「ネメル。お前は何をしている。俺たちの仕事は、仮面ライダー達を支援して、オーディエンスを楽しませる事だろ。」

ネメル「ハハハハッ!人間風情がよく言うな。所詮はフィクションだろ。」

 

 ネメルがそう叫ぶ中、ミイルの治療を終えたウォルバクは、そう言う。

 拓巳がそう言うと、ネメルは高笑いしながらそう言う。

 すると、ニラムが口を開く。

 

ニラム「リアリティーを冒涜するな!彼らの生き様というリアリティーを届ける。それが、私たちの目指すデザイアグランプリだ!!」

ウォルバク「ふっ。そんなのも、悪くないわね。」

拓巳「こいつは俺たちが抑える。あのジャマトを頼む。」

ニラム「ああ。」

 

 ニラムはそんな風に言う。

 ウォルバクと拓巳は、連携してネメルに応戦する中、ミイルを一部食らったルークジャマトをニラムは見て、プロビデンスカードをスキャンする。

 

DELETE(デリート)

 

ニラム「ハァァァァァ!」

 

 ニラムの攻撃は、ルークジャマトに命中して、爆発する。

 すると、ルークジャマトから何かが出てきて、地面に落ちる。

 それに気づいたネメルが口を開く。

 

ネメル「俺の最高傑作を…………よくも…………!!」

拓巳「行くぞ、ニラム。」

ウォルバク「行くわよ。」

ニラム「ああ。作為に満ちたフィクションに、価値はない!!」

 

 ネメルがそんな恨み節を言う中、拓巳とウォルバクがそう言うと、ニラムはそう叫ぶ。

 3人は、連携してネメルに攻撃していく。

 

ニラム「ふっ!はっ!」

拓巳「ハアッ!はっ!」

ウォルバク「ふっ!はっ!」

ネメル「くっ!はっ!」

 

 3人の連携攻撃に、ネメルは押され気味になっていた。

 拓巳とウォルバクの連携攻撃に、ネメルは押さえようとするが、2人の攻撃に吹っ飛ぶ。

 ニラムがプロビデンスカードをスキャンする中、ネメルもシリウスカードをスキャンする。

 

DELETE(デリート)

BURST(バースト)

 

 その音声が鳴ると、2人のドミニオンレイが分離する。

 

ニラム「ぐっ…………!」

ネメル「へへへっ!ぐっ!?」

 

 2人のドミニオンレイが攻撃する中、ニラムは怯んで、ネメルが追撃しようとするが、ニラムのドミニオンレイの攻撃を受ける。

 ネメルはバリアを展開するが、ニラムのドミニオンレイの猛攻に破壊される。

 

ニラム「ふっ!」

ネメル「ぐわぁぁぁぁ!?」

 

 ニラムのパンチを受けて倒れる中、ネメルは攻撃しようとするが、ニラムの方が早く、ネメルは吹っ飛ぶ。

 拓巳とウォルバクと合流すると、3人はプロビデンスカードを2回スキャンする。

 ネメルも、シリウスカードを2回スキャンした。

 

MAXIMUM(マキシマム)

 

ネメル「お前ら…………!許さんぞ…………!!」

 

SHUTDOWN(シャットダウン)

 

「「「ハァァァァァ!」」」

 

 ネメルがそんな風に言う中、3人はネメルに向かっていく。

 ネメルは攻撃するが、拓巳とウォルバクによって、攻撃を潰される。

 

ニラム「ネメル…………!!」

「「「ハァァァァァ!!」」」

 

 3人は同時にライダーキックを放ち、それがネメルに命中する。

 

ネメル「ぐうっ!?うわぁぁぁぁぁ!?」

 

 ネメルはそんな断末魔と共に爆発する。

 3人は、佇んでいた。

 その後、ネメルは消えていく。

 

アルキメデル「あ〜あ。だから言わんこっちゃない。」

ロキ「ふっ。所詮はその程度という事だ。」

 

 それを見ていたアルキメデルとロキの2人はそう言う。

 すると、アルキメデルはある物に気づいた。

 

アルキメデル「おぉ…………!これは変異種か…………!育てがいがありそうだ…………!!」

ロキ「ふっ。そうだな。」

 

 アルキメデルとロキの2人はそう言う。

 アルキメデルが拾ったのは、種子の様な何かだった。

 その後、ネメルが持っていたジリオンドライバーを回収したゼウス達は、デザイア神殿に帰還した。

 

ウォルバク「エイル、大丈夫?」

ミイル「はい。ウォルバク様のおかげです。」

拓巳「だが、しばらくは安静が必要だろう。」

ゼウス「そうだな。」

 

 ウォルバクがそう聞くと、ミイルはそう言う。

 拓巳とゼウスがそう話すと、サダメルが口を開く。

 

サダメル「ゼウス様。ジリオンドライバーのデータがロキ側に流れてしまった可能性があります。」

ゼウス「…………そうだな。向こうもいずれ、ジリオンドライバーを生み出すだろう。その為にも……………。」

 

 サダメルの報告を聞いて、ゼウスはそう言うと、ジリオンドライバーを拓巳に渡す。

 

ゼウス「これは、お前に託す。」

拓巳「……………良いのか?」

ゼウス「いずれ、デザイアグランプリはお前に託そうと考えている。お前なら、上手くやれると信じている。」

拓巳「……………ああ。ありがたく拝命する。」

 

 ゼウスはそう言って、拓巳にジリオンドライバーを渡そうとする。

 それを聞いた拓巳は、ジリオンドライバーを受け取る。

 

拓巳「それで、このヴィジョンドライバーはどうする?」

ゼウス「心配ない。ギロリ、彼のヴィジョンドライバーを受け取って、これからはコンシェルジュだけでなく、彼のサポートも行って欲しい。」

ギロリ「ああ。世界平和に貢献する為にもな。」

 

 拓巳がそう聞くと、ゼウスはそう言う。

 拓巳のヴィジョンドライバーは、ギロリさんが受け取る事になった。

 そして、拓巳はある物を見ながら口を開いた。

 

拓巳「……………それで、これらのレイズバックルは、いつ彼らに渡すんだ?」

ゼウス「それらはあと少しで調整が終わる。それが終わったら返却するさ。」

 

 拓巳がそう言うと、ゼウスはそう言う。

 その視線の先には、リムルとフォルテのレイズバックルが置かれていた。

 そして。

 

拓巳「これは?どうする?」

ゼウス「……………そうだな。檀黎斗から受け取ったこのレイズバックルは、バッファが使う事を前提としているが、デンジャラスゾンビと比較にならないくらいには危険だ。慎重に進めなければな。」

 

 拓巳がそう聞くと、ゼウスはそう言う。

 その先には、大型レイズバックルが置かれていた。

 そのレイズバックルの前には、マキシマムゾンビと書かれた板が置いてあった。

 こうして、この一件は終わったのだった。

 だが、この時の運営や、俺たちは気づいていなかったのだ。

 あの変異種のジャマトの種子が、後に未来を揺るがす、ある事件に繋がっていく事に。




今回はここまでです。
今回は、『ギーツエクストラ 仮面ライダーゲイザー』の話です。
湊翔達が海で楽しんでいる中、そんな話がありました。
拓巳がゲイザーゼロに変身が可能になり、ギロリさんがグレアに変身する様になりました。
檀黎斗から、謎のレイズバックルを受け取っていたり、ジャマト・アウェイキングに繋がる要素が出来たり。
次回は、天国と地獄ゲームになります。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
ジャマト・アウェイキングのリクエストは、下記から受け付けています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=309991&uid=373253
ストーリー展開については、大まかには原作準拠で、クイーンジャマトとお父さんは生存させる予定です。
プロージョンレイジには闘轟が変身します。
ドゥームズタイクーンなる存在のリクエストが来ましたが、どうしましょうか?
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