この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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第118話 天国と地獄ゲーム

 俺たちは休暇の後、アクセルの街に戻った。

 俺も、だいぶ落ち着いたからな。

 それで、俺とトウカは、ゼウスに呼び出されていた。

 理由は…………俺がトウカ、ゆんゆん、リアの3人と付き合う事らしい。

 

ゼウス「………………さて、何で呼んだのかは分かるな?」

湊翔「……………はい。」

 

 ゼウスがそう聞く中、俺は正座をしながらそう言う。

 やっぱり、俺、怒られんのかな。

 でも、覚悟は出来てるからな。

 トウカは、この状況を黙って見ていた。

 すると、ゼウスは口を開く。

 

ゼウス「……………それで、覚悟は出来ておるんだろうな?トウカ……………アテナを含めた3人と付き合うという覚悟が。」

湊翔「はい。3人を絶対に幸せにします。」

ゼウス「………………そうか。ならば良い。ちゃんと幸せにするんだぞ?」

湊翔「はい!」

 

 ゼウスがそう聞くと、俺はそう答える。

 男としては最低かもしれないが、それが俺の本心だ。

 ゼウスはそんなふうに言う。

 どうやら、認めてくれたみたいだな。

 

ゼウス「しかし、アテナ。ようやく想いが繋がったみたいでよかったな。」

アテナ「ちょっ!?確かにそうですけど、そんなふうに言わないで下さい!」

湊翔「……………ありがとうな。」

アテナ「〜〜〜〜〜っ!!」

 

 ゼウスは揶揄いながらそう言うと、アテナは顔を赤くしてそう言う。

 俺がそう言うと、アテナは顔を赤くしながら悶えていた。

 可愛いな。

 その後、俺たちはギルドで食事をする事にした。

 

カズマ「しっかし、湊翔も落ち着いたみたいだな。」

湊翔「ああ、心配かけたな。」

トウカ「よかったよ、本当に。」

めぐみん「ですね。」

ダクネス「幸い、湊翔の人となりを知ったのか、あまりそういう事を言うのは減ったな。」

白夜「そうだな。アイツ、結構頑張ってるからな。」

朱翼「でも、まだ完全に終わったわけじゃないですよ。」

武劉「ああ。まだジャマトグランプリは終わっていない。何が起こるのか、検討がつかん。」

アクア「まあでも大丈夫でしょ。」

湊翔「そういう油断をするなよ。」

 

 俺たちはそんな風に食事をしながら、話をしていく。

 ジャマトグランプリも、まだ終わっていない。

 ベロバの性格上、絶対何かを仕掛けてくるはずだ。

 すると、地面が揺れる。

 

湊翔「何だ!?」

カズマ「地面が……………!?」

ゆんゆん「大変です!」

めぐみん「ゆんゆん!?どうしたのですか!?」

狼菜「アクセルの街が……………浮いてる!」

武劉「何だと!?」

 

 俺たちが揺れに耐える中、ゆんゆんと狼菜が現れて、そんな風に叫ぶ。

 何が起こってんだよ!?

 俺たちが外に出ると、雲が近くに見えた。

 どうやら、本当に浮いてるみたいだな。

 すると、何かが現れる。

 それは、邪悪な女神と言えるような何かだった。

 そして、俺たちの足元に円が出来る。

 

アクア「何よあれ!?」

ダクネス「女神……………なのか?」

めぐみん「これもジャマトグランプリの影響なんでしょうか?」

湊翔「恐らくな……………とにかく、ジャマトが現れるかもしれないから、手分けするぞ!」

トウカ「うん!」

カズマ「おう!」

 

 アクア達がそう話す中、俺はそう言う。

 規模が大きすぎる。

 とにかく、ジャマトを倒しに行かないとな。

 俺たちは手分けする事にした。

 カズマ、アクア、めぐみん、ダクネスはギルド周辺に残っていた。

 すると、天使の服装をしたジャマトが現れる。

 

カズマ「ジャマトか!」

めぐみん「行きますよ!」

ダクネス「ああ!アクアは下がっていろ!」

アクア「ええ!」

「「「変身!」」」

 

 カズマ達はそう言うと、アクアは下がり、3人は変身する。

 

SET(セット)

GREAT(グレイト)

BEAT(ビート)

ZOMBIE(ゾンビ)

REDAY(レディ) FIGHT(ファイト)

 

 カズマはレイジングフォーム、めぐみんはビートフォーム、ダクネスはゾンビフォームに変身して、ジャマトと応戦していく。

 すると、ルークジャマトが現れる。

 

カズマ「ルークジャマトか!」

めぐみん「そういえば、まだ残っていましたね!」

ダクネス「何にせよ、倒すだけだ!」

 

 カズマ達はルークジャマトが迫っている事に気づくと、そう話しながら、ルークジャマトと応戦する。

 それを見ていたケケラは。

 

ケケラ「ジャマトグランプリが始まったのね。負けないでよ、佐藤和真。」

 

 和菓子を食べながら、ケケラはそう言う。

 カズマ達が応戦する中、アクアはというと。

 

アクア「きゃああ!こっちに来ないでよ!」

 

 アクアはジャマトに追われていて、現れた円の上で転ぶ。

 すると、ジャマトはアクアには攻撃せずに、別の人にターゲットが移る。

 

アクア「えっ……………?」

めぐみん「アクアを襲っていたジャマトが、攻撃を止めましたよ!?」

ダクネス「何?」

カズマ「どうなってんだよ……………!?」

 

 アクアが困惑する中、カズマ達も困惑していた。

 一方、俺たちの方は。

 俺とトウカはレイジングフォーム、白夜はライトニングフォーム、朱翼はフルートフォーム、武劉はバスターフォームに変身していた。

 俺たちもジャマトと応戦していると、邪神みたいな奴が口を開く。

 

邪神「審判の時だ。幸せになりたければ、好きな色を選べ。」

白夜「あ?」

 

 邪神がそう言うと、白夜は首を傾げる。

 すると、ある男が円に入ると、ジャマトは攻撃して来なくなった。

 それに気づいた男は、口を開く。

 

男「皆、丸の上に乗れ!襲われないぞ!」

 

 男がそう言うと、皆が丸の上に乗った。

 すると、天使の服装をしたジャマトは、その人達を取り囲む様に配置した。

 

トウカ「どういう事?」

朱翼「何で、丸の上に乗った人は襲わないんでしょうか?」

武劉「何かあるのかもしれない……………。」

湊翔「ああ。何か、意味が……………。」

 

 それを見ていた俺たちは、首を傾げた。

 好きな色の丸の上に乗れって……………。

 すると、ある可能性が過った。

 まさか……………!?

 俺がそう考えた瞬間、邪神が口を開く。

 

邪神「地獄の色が定まった。今、地獄は赤い!敗者は地獄に落ちるが良い!」

 

 邪神がそう言うと、赤の丸が消えて、そこに居た人たちが落下していく。

 

アクア「キャアアアア!?」

カズマ「マジかよ!?」

湊翔「くっ!」

トウカ「そういう事ね!?」

 

 それを見ていたレイジングフォームに変身していた人たちは、動き出す。

 

TWIN(ツイン) SET(セット)

TAKE(テイク) OFF(オフ) COMPLETE(コンプリート) JET(ジェット) &(アンド) CANNON(キャノン)

REDAY(レディ) FIGHT(ファイト)

 

 俺、カズマ、トウカは、コマンドフォーム・ジェットモードになり、落ちていく人たちを救う。

 カズマの方は、アクアも落下していたが、助かった。

 

アクア「あ、ありがとう…………!カジュマさぁぁぁぁん!!」

カズマ「うわっ!?それで抱きつくんじゃねぇよ!?」

 

 アクアは涙と鼻水をたくさん流しながら、カズマに抱きつく。

 カズマは、鬱陶しい感じにそう言う。

 俺たちの方も、人々を助けた。

 

女性「あ、ありがとうございます…………。」

湊翔「新手の悪趣味なゲームだな…………。」

白夜「そういう事か!」

朱翼「皆さん!その丸の上は危険です!」

武劉「早く離れろ!」

湊翔「早く!」

トウカ「急いで!」

 

 女性が俺に礼を言う中、武劉達は人たちを避難させる。

 その際、武劉を筆頭に、ジャマトから人々を守っていた。

 すると。

 

???「その通りだ。」

???「人間、最後に行き着くのは天国か地獄か、相場は決まっているからな。」

湊翔「馬場武……………。」

白夜「牛島闘轟も来たのか……………!」

トウカ「私たちは人々を守ったり、助けたりするわ。」

湊翔「頼む。」

 

 そこに現れたのは、既に変身した馬場武と牛島闘轟だった。

 トウカは武劉達と共に、人々の避難に当たる。

 俺と白夜は頷くと、装填されているバックルを抜き、ブーストマークIIを取り出す。

 

SET(セット)

 

 その音声が鳴ると、俺と白夜の周囲にバイクのマフラーから火が出る絵とBOOSTの文字が五つ浮かぶ。

 俺と白夜は、バックルを操作する。

 

BOOST(ブースト) MARK(マーク) II(ツー)

REDAY(レディ) FIGHT(ファイト)

 

 俺と白夜は、ブーストフォームマークIIに変身した。

 すると、ベロバが通信を出す。

 

ベロバ「さあ、始まったわよ!ジャマトグランプリ最終戦、天国と地獄ゲーム!」

拓巳「遂に最終戦か。」

ギロリ「奴らも、なりふり構わなくなったという事だろう。」

ツムリ「天国と地獄ゲーム……………。」

ベロバ「あれこそ、天国を見守る女神の姿。しかし、女神が課した選択で間違えた者は、地獄行き。正しい選択をすれば生き残り、次の試練に挑戦できる。そして、最後まで生き残った者に、幸せになれる権利が与えられる。ゲームの参加者は街の人達だけじゃない。あなた達仮面ライダーも全員よ?ニラム、黒石拓巳。あなた達もね。」

 

 ベロバがそう言う中、デザイア神殿でそれを見ていた拓巳達はそう言う。

 落ちた者は、泡となって消えていく。

 ベロバがそう言うと、ゼウスがニラムの姿で現れる。

 ギロリが口を開く。

 

ギロリ「ニラムと拓巳は動かない方がいい。万が一、2人のヴィジョンドライバーを奪われれば、デザイアグランプリを乗っ取られてしまう。」

ウォルバク「そうね。」

ニラム「分かっている。だが、逆にあちらのヴィジョンドライバーを破壊すれば、このジャマトグランプリを強制終了出来る。」

ツムリ「信じましょう。彼らを。」

拓巳「ああ。……………一応、対策はしておくか。」

 

 ギロリが2人にそう進言する。

 ウォルバクが頷く中、ニラムはそう言う。

 ツムリがそう言う中、拓巳は何かの準備を始める。

 ジリオンドライバーを腰に装着して。

 カズマは、ルークジャマトと応戦していた。

 

カズマ「おらっ!はあっ!」

 

 カズマは、レイジングソードでルークジャマトに攻撃していく。

 めぐみんとダクネスはというと。

 

めぐみん「はっ!ハアッ!」

ダクネス「ハアッ!はっ!」

 

 2人はジャマトから人々を守っていた。

 穴に落ちてしまう人はというと、めぐみんはウィザードのレイズバックルでウィザードラゴンを、ダクネスはセイバーのレイズバックルでブレイブドラゴンを召喚して、人々を助けていた。

 

めぐみん「ひとまずは、ここら辺は大丈夫ですかね?」

ダクネス「ああ。だが、ジャマトから守るぞ!」

 

 めぐみんとダクネスはそう言うと、ジャマトと応戦していく。

 カズマがルークジャマトに攻撃する中、レイジングソードを誰かが掴む。

 カズマが後ろを向くと、ダンクルオステウスジャマトの姿があった。

 

カズマ「こいつ!?湊翔が倒したはずだろ!?」

 

 カズマがそう言うと、ダンクルオステウスジャマトは手に持っている大剣で攻撃して、ルークジャマトも連携する。

 

カズマ「くっ……………!」

ダンクルオステウス「ハァァァァァ!」

 

 カズマがダンクルオステウスジャマトの大剣の攻撃で吹っ飛ぶと、ジェットの力で飛ぶ。

 だが、ダンクルオステウスジャマトは、ダンクルオステウスを出して、カズマを穴に落とす。

 カズマは落ちかけるが、ジェット噴射で復帰する。

 

カズマ「おらっ!落とされてたまるかよ!!」

 

 カズマは空いている穴を利用して、ダンクルオステウスのエネルギーに攻撃していく。

 その頃、トウカ達はと言うと。

 

トウカ「ふっ!はっ!」

朱翼「ハアッ!てやっ!」

武劉「ふっ!ハアッ!」

 

 朱翼と武劉がジャマトに攻撃していき、トウカは人々の救出を行う。

 朱翼はエビルダイバーを召喚して、武劉はキャッスルドランを出す。

 俺と白夜は、馬場武と牛島闘轟と応戦していた。

 

湊翔「ふっ!はっ!」

武「おらっ!ハアッ!」

白夜「はっ!はっ!」

闘轟「はっ!お前らも穴に落ちろ!」

 

 俺は、馬場武の攻撃を躱しつつ、攻撃していき、白夜も格闘戦で応戦する。

 すると、2人はジャマトバックルを押し込む。

 

JYA(ジャ)-JYA(ジャ)-JYA(ジャ)-STRIKE(ストライク)

 

 2人の蔦を纏ったキックを受けて、俺と白夜は怯んでしまう。

 すると、蔦が伸びてきて、俺たちを縛ると、俺たちを穴に落とす。

 俺たちは、デザイアドライバーのリボルブアンロックを押して、ドライバーのロックを外して、半回転させる。

 

REVOLVE(リボルブ) ON(オン)

 

 その音声が鳴ると、デザイアドライバーにレーザーレイズライザーを装填する。

 

SET(セット) UP(アップ)

 

 その音声が鳴ると、レイズバックルを操作する。

 

DUAL(デュアル) ON(オン)

HYPER(ハイパー) LINK(リンク)

LASER(レーザー) BOOST(ブースト)

REDAY(レディ) FIGHT(ファイト)

 

 俺と白夜はレーザーブーストフォームになり、俺は重力操作で復帰して、白夜は壁キックの要領で脱出した。

 

湊翔「俺を落とそうたって、そうはいかない。」

白夜「危なかったな……………。」

 

 俺と白夜はそう言う。

 すると。

 

邪神「次なる審判は明日の正午。心して備えよ。」

 

 邪神はそう宣言する。

 すると、ジャマト達は撤退していく。

 そんな中、俺たちの所に、ベロバが現れる。

 

ベロバ「天国と地獄ゲームは、まさにこの世界の縮図よ。」

湊翔「は?」

ベロバ「大勢の犠牲者の上に、たった1人の幸せが成り立つ不公平な世界。それが、デザイアグランプリ。」

カズマ「どういう意味だ!?」

 

 ベロバがそう言いながら現れると、そこにカズマ、武劉が現れる。

 カズマがそう聞くと、ベロバは口を開く。

 

ベロバ「これまでのゲームで、多くの犠牲者を産んできた。その犠牲者の幸せは、デザグラ運営の元に集められ、たった1人の勝者の大きな幸せに変えられる。それが、デザイアグランプリよ。」

闘轟「敗者の幸せを奪って、勝者だけに与える。そうやって人々の幸せを支配してきたんだよ。」

 

 ベロバがそう言うと、闘轟はそう言う。

 デザグラは、そんなもんなのか…………!?

 あの泡になっているのは、その幸せという事か?

 すると、ベロバと闘轟と武は、俺たちを置いて撤退した。

 俺と白夜とカズマと武劉は、ニラムの元に向かう。

 トウカ達は、待っててもらう事にした。

 

湊翔「ニラム。聞きたい事がある。」

ニラム「………………聞こう。」

カズマ「あのベロバの話は本当なのか?大勢の犠牲者の幸せを奪ってるのは本当なのか!?」

武劉「そこら辺はどうなんだ?」

白夜「場合によっては、ただじゃ済まさねぇぞ。」

 

 俺がそう聞くと、ニラムは串カツを食べながらそう言う。

 ニラムがソースを二度漬けしようとすると、サダメルが止めた。

 カズマ達はそう聞く。

 それを聞いたニラム達は。

 

ニラム「ベロバめ……………!余計な事を……………。」

サダメル「いかが致しましょうか?」

ニラム「……………こうなっては仕方ない。話すしかあるまい。」

 

 ニラムが苦々しくそう言うと、サダメルはそう聞く。

 ニラムはそう言うと、俺たちと向かい合う。

 

ニラム「……………確かに、それはある意味では事実だ。だが、それはあくまで、本来のデザイアグランプリ……………でだけどね。」

白夜「本来のデザイアグランプリ?どういう事だ?」

ニラム「……………現在、私たちが開催しているデザイアグランプリは、仕組みが本来のデザイアグランプリとは異なる。」

湊翔「……………説明してくれ。」

 

 ニラムはそんな風に言う。

 白夜がそう聞くと、ニラムはそう語った。

 俺がそう聞くと、ニラムは口を開く。

 仮面ライダーギーツの世界で、デザイアグランプリが行われていた。

 その仕組みは、確かにベロバの言う通りだった。

 だが、魔王を倒すという都合上、長期化するのは確定していて、ジャマトの攻撃で死傷者が多数出れば、転生者を送っても、いずれは滅亡してしまう。

 だからこそ、魔王を倒した者には願いを叶えるのは変わらないが、従来の魔王討伐の報酬に合わせて、神々の力を少しずつ使い、理想の世界にするシステムにしたようだ。

 

カズマ「……………つまり、ベロバが言っていた事は……………?」

ニラム「全くの言いがかりだ。」

白夜「なるほどな………………。」

武劉「にわかには信じられないが…………。」

 

 カズマがそう聞くと、ニラムはそう断言する。

 俺たちはそれを聞いて、あまり信じられなかった。

 だが……………嘘を言っている様には見えなかった。

 

湊翔「嘘じゃないんだよな?」

ニラム「ああ。」

湊翔「……………分かった。信じるよ。」

カズマ「えっ!?いいのかよ!?」

湊翔「嘘をついている様には見えなかったからな。」

白夜「……………まあ、湊翔が言うのなら、別に良いんだけどな。俺も、嘘をついている様には見えないからな。」

武劉「ああ。世界平和の為にも、ジャマトグランプリを終わらせる必要がある。」

カズマ「ったく……………しょうがねぇな。俺は、お前らを信じた湊翔を信じただけだからな。」

 

 俺がそう言うと、カズマは驚いた。

 嘘をついていないので、信じる価値はあると思う。

 カズマ達も、一応は信じたみたいだ。

 俺たちは後にする。

 ちなみに、俺たちはある事を決めた。

 そのデザイアグランプリのシステムに関しては、他の人たちには黙っておく事を。

 余計な混乱を招きたくないからな。

 その頃、俺たちを見送ったニラムの元に、拓巳が現れて、話しかける。

 

拓巳「………………デザイアグランプリについてを話したのか?」

ニラム「……………まあな。」

拓巳「それで、あのことはいつ話すんだ?」

ニラム「……………いずれ話すさ。彼が、あの力を覚醒した時に。」

 

 拓巳とニラムの2人はそう話す。

 俺たちは、ロビーの方へと向かう。

 

ダスト「おお、お前ら!無事だったんだな!」

カズマ「無事って……………どういう事だよ?」

リア「それが……………。」

シエロ「ダストさんとリーンさん、街の人に穴に落とされてしまったみたいで……………。」

エーリカ「そうなのよ!」

 

 ダストがそう言う。

 俺たちが困惑すると、アクセルハーツはそう言った。

 えっ?街の人が落とした?

 

リーン「うん。なんか、ベロバって人が仮面ライダーを落とせば助かるなんて言ったらしくて……………。」

狼菜「変なルールを加えてきたわね。」

朱翼「それで、拓巳さん曰く、万が一落ちたらデザイア神殿に転送される様にしたけど、ジャマトグランプリからは脱落した扱いだから、介入出来ないって。」

カズマ「マジか……………。」

 

 リーンや朱翼の説明を聞いて、俺たちは納得した。

 という事は、落とされても大丈夫だが、介入出来ないという事か。

 そして翌日、俺たちはジャマトと戦闘を開始した。

 

湊翔「ジャマトが多いな!」

白夜「とにかく、倒しまくるぞ!」

 

 俺と白夜は、行動を共にしており、ジャマトを倒していた。

 カズマ達も、ジャマトと応戦していた。

 

カズマ「くっ!このっ!」

めぐみん「ハアッ!はっ!」

ダクネス「てやっ!はあっ!」

 

 3人が応戦する中、攻撃が飛んでくる。

 カズマ達が振り返ると、ルークジャマトが居た。

 

カズマ「この野郎!」

めぐみん「行きますよ!」

ダクネス「ああ!」

 

 カズマ達は、ルークジャマトと応戦していく。

 ルークジャマトは、衝撃波を放ったり、蔦を伸ばしたりしてくるが、3人は連携して対処する。

 カズマは、必殺技を発動する。

 

ROUND(ラウンド) 1(ワン)

TACTICAL(タクティカル) SLASH(スラッシュ)

 

カズマ「オラァァァァァ!!」

 

 カズマは必殺技を発動すると、斬撃をする。 

 それを受けたルークジャマトは吹っ飛ぶと、そのまま穴に落ちていく。

 すると、ジャマトが女性の肩を叩く。

 足元を見ると、紫だったのが黄色に変わった。

 穴が開いたのは、黄色だったのだ。

 ジャマトがそれを嘲笑うと。

 

女性「退いて!」

男性「うわぁぁぁぁ!?」

アクア「ちょっと!?」

女性「生き残るのは……………私!」

 

 女性は、近くにいた男性を突き飛ばして、丸に入る。

 それを見て、カズマ達が唖然としていると。

 

闘轟「女神の支配からは逃れられない。」

「「「うわっ!?」」」

 

 闘轟のそんな声と共に、攻撃が飛んでくる。

 すると、3人は吹っ飛び、穴の縁に掴まろうとしたが、カズマしか掴まれず、めぐみんとダクネスは落ちていく。

 

カズマ「めぐみん!ダクネス!」

闘轟「人よりも幸せになりたいと願う奴が居る限り、争いは終わらない。」

 

 カズマがそう叫ぶ中、闘轟はそう言うと、デザイアドライバーのリボルブアンロックを押して、ドライバーのロックを外して、半回転させる。

 

REVOLVE(リボルブ) ON(オン)

 

 その音声が鳴ると、闘轟はバッファノワール・ジャマトゾンビフォームになる。

 そして、カズマの手を足で踏む。

 

カズマ「ぐっ……………!?」

闘轟「だったら、勝者になるしかねぇんだよ!理想の世界を手に入れるためにな!お前が消えれば、誰かを幸せに出来るぞ?」

 

 カズマが呻き声を出す中、闘轟はそんな持論を言う。

 

アクア「カズマ!」

カズマ「うるせぇよ……………!それはお前の持論だろうが…………!!勝手に他人に押し付けんじゃねぇよ……………!!うわっ!?」

 

 アクアがそう叫ぶ中、カズマはそう言う。

 すると、闘轟はカズマを突き落とす。

 カズマは落ちていき、デザイア神殿へと転送された。

 俺と白夜は、ジャマトを粗方倒し終える。

 すると、胸騒ぎがした。

 

湊翔「っ!?何だ、この胸騒ぎ…………!?」

白夜「どうした?」

 

 俺がそう言うと、白夜はそう話しかける。

 すると。

 

闘轟「タイクーン達は脱落したぞ。」

武「お前ら以外のアクセルに居た仮面ライダーは、ほとんどが俺が脱落させたぜ。」

闘轟「あとはお前達だけだ。ライコウ。」

白夜「なっ……………!?」

湊翔「嘘だろ………………!?」

 

 そんな風に言いながら、闘轟と武が現れる。

 カズマ達が脱落した?

 俺と白夜が唖然とする中、闘轟と武は口を開く。

 

武「さあ、天国か地獄か。」

闘轟「俺たちの行先を決めるぞ。」

 

 俺たちが唖然とする中、2人はそう言う。

 そんな中、アルキメデルは。

 

アルキメデル「ルークまでも逝ってしまったか……………!!」

 

 アルキメデルは、残りの一体のルークジャマトが消えてしまった事を嘆いていた。

 ダンクルオステウスジャマトが、IDコアが入っている水を飲んでいる中、アルキメデルが口を開く。

 

アルキメデル「お前だけが頼りだ!ジャマトの理想の世界を、お前が作るんだ!」

樹「何だ……………?」

要「うん?」

遥「何してんのよ?」

光太郎「知るか。」

 

 アルキメデルがそう言うと、そこに樹達が現れる。

 樹達がそう言う中、アルキメデルは口を開く。

 

アルキメデル「栄養が欲しいか?うん!いくらでもくれてやるぞ!!」

 

 アルキメデルはそう言う。

 すると、ダンクルオステウスジャマトはアルキメデルを食べ始める。

 

樹「なっ!?」

要「何……………!?」

遥「嘘でしょ!?」

光太郎「マジかよ……………!?」

 

 それには、樹達も唖然としていた。

 ダンクルオステウスジャマトに食われているのにも関わらず、アルキメデルは口を開く。

 

アルキメデル「そうだ……………!ハハハハハハハっ!う〜んと食べて、大きくなぁ〜れ!!」

 

 アルキメデルがそう言うと、完全にダンクルオステウスジャマトに食われてしまう。

 すると、ダンクルオステウスジャマトの姿が、アルキメデルに変わる。

 

アルキメデル「…………理想の世界を叶えるのは……………私だ。」

 

 アルキメデルと化したダンクルオステウスジャマトは、麦わら帽子を拾いながらそう言う。

 それを見ていた要達は、アルキメデルの躊躇いのなさに驚愕していたが、ただ1人、樹だけは狂気の笑みを浮かべていた。




今回はここまでです。
今回は、天国と地獄ゲームの話です。
いよいよ、ジャマトグランプリ最終戦が幕を開けました。
天国と地獄ゲームでは、拓巳がジリオンドライバーで介入した結果、仮面ライダー達は落とされても、デザイア神殿に転送されるが、ジャマトグランプリから脱落したので、介入出来ない感じにしました。
デザイアグランプリの仕様も、ゼウスがギーツを全て見た故に、そんな仕様にする事を決めた感じです。
そして、アルキメデルも、ダンクルオステウスジャマトに食われて、独自に動き出す。
次回でいよいよ、ジャマトグランプリは終わり、その次の回から、このすば本編の話に入ります。
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