この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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第124話 黄金竜の討伐とカジノ

 ドラゴン。

 それは、この世界は愚か、前世でも知らない人はいない最もメジャーなモンスターだ。

 そのドラゴンを今……………。

 

アクア「いやああああああ!いやああああああ!いやああああああ!」

湊翔「いつまで泣いてんだ、お前は!」

カズマ「今回ばかりは相手が相手なんだから、お前みたいなのでも必要なんだよ!!」

 

 アクアは全力で泣きまくって嫌がり、俺とカズマはそう言う。

 俺たちは、ドラゴン討伐を行うことになった。

 どうして、ドラゴン討伐に赴くことになったのか。

 それは、少し前に遡る。

 

レヴィ「この国に最も大きな被害を与えているモンスターを退治する?最も強大なモンスターを?バカを抜かせ!お前が強いのは知ってるが、無理に決まってるだろうが!」

 

 アイリスの言葉を聞いて、レヴィ王子はそんな風に叫ぶ。

 アイリスは首を傾げて口を開く。

 

アイリス「出来なければそれはそれで問題ないでしょう?私が勝手にそのモンスターを倒しにいくだけです。例えそれで命を落としても問題は起こらない様に致します。討伐に行く前にちゃんと書き置きを残しますので。」

レヴィ「そんな事を言ってるんじゃない!お前みたいな奴でも、多少は会話をした以上、死なれたら後味が悪いだろうが!自殺なんてさせられるか!」

 

 アイリスがそんな風に言うと、レヴィ王子はそう言う。

 どうやら、完全な悪人というわけでは無さそうだな。 

 すると、めぐみんが口を開く。

 

めぐみん「ふ、一体何をそんなに恐れるのですか。確かに、アイリス1人では強大なモンスターを相手にするのは難しいかもしれません。ですがここには、アクセル一の大魔法使いである私がいます。さあアイリス、この国を脅かすモンスターとやらを蹴散らしに行こうではありませんか!」

レヴィ「この…………っ!お前は相手を知らないからそんな事が言えるのだ!いいか、この国に甚大な被害を与え、よりにもよって金鉱山に住み着き、今も周囲の者を脅かしているモンスター。それは……………!」

 

 めぐみんはそんなふうに言う。

 それを聞いたレヴィはそんな風に叫ぼうとする。

 すると。

 

ラグクラフト「お待ち下さい。レヴィ様、ここは好きにやらせてみては?何せ、本人がやると言っているのです。それに、もし金鉱山に住み着いているアレをどうにか出来れば儲けもの。その辺の冒険者や騎士であれば下手な事をして刺激するなと止めるところですが、アイリス様は勇者の血を引くベルゼルグ一族の者。となれば、やすやすと後れを取ることもありますまい。」

 

 ラグクラフトはレヴィ王子の言葉を遮りながらそう言う。

 どういう訳か、面白いと言わんがばかりに、こちらをニヤニヤと笑う。

 それを聞いたレヴィ王子は。

 

レヴィ「……………勝手にしろ!」

 

 不機嫌を隠さずにそう言う。

 という訳で、俺達は、件の金鉱山へと向かっていたが、アクアが駄々を捏ねていた。

 クローンズヒュドラの時といい、何故アクアはドラゴンの討伐を極端に拒むのだろうか。

 すると、アクアが口を開く。

 

アクア「ドラゴンを退治するだなんてバカじゃないの?ねえバカなの?皆バカなの!?」

トウカ「あなたよりも賢さのステータスは高いから大丈夫よ。」

白夜「まったくだ。」

朱翼「それに、私たちはドラゴンもどきやクローンズヒュドラを倒したじゃないですか。」

武劉「そうだな。今更だな。」

 

 アクアがそんな風に言うと、トウカ達はそんな風に言う。

 確かに、ドラゴンもどきやクローンズヒュドラを倒しているのだから、今更な感じがするがな。

 まあ、ドラゴンもどきをドラゴンとカウントしていいのかは、怪しいところだが。

 すると、カズマが話しかける。

 

カズマ「大体、お前はドラゴンの飼い主なんだろ?それが何を今更そんなもんにびびってるんだよ。ゼル帝が大きくなったら育児放棄でもすんのかよ?」

アクア「ウチの賢いゼル帝をそこらのドラゴンと並べないでちょうだい。あの子はとても頭がいいから人なんて襲わないわ。でもほら、野良ドラゴンって要するに、頭の悪いトカゲじゃない?」

湊翔「お前にそんな風に言われるドラゴンが気の毒なんだけどな。」

 

 カズマがそんな風に言うと、アクアはそう答えて、俺はそう呟く。

 ドラゴンって、賢い個体も居るはずなんだけどな。

 すると、アイリスが口を開く。

 

アイリス「アクア様、皆さんは私がお守りしますので、どうかお願いいたします。相手がドラゴンともなると、流石に支援魔法がないときついと思いますので……………。」

湊翔「ほら。お前よりも小さい子がそう言ってるんだから、手伝ってやれ。」

アクア「……………全く、しょうがないわね。それじゃあ協力してあげるから、もしあなたが大人になって、女王様にでもなったら、アクシズ教を国教にして頂戴。」

白夜「寝言は寝て言え。そんなカオスな事が許されるわけねぇだろ。滅ぼされないだけ、ありがたいと思え。」

 

 アイリスがそんな風に言うと、俺はそう言う。

 すると、アクアはそんな事を言い、白夜はそう言う。

 アクアと白夜がそんな風に言い争っていると、アイリスがクスクスと笑いだす。

 

トウカ「どうしたの?アイリス。」

アイリス「あ、違うんです!その、こういった冒険みたいな事には昔から憧れていたもので、今の私たちは冒険者パーティーみたいで楽しいな、と………………。」

 

 トウカがそう聞くと、アイリスは慌てながらそう言う。

 確かに、王族だからそんな事は出来ないだろうからな。

 すると、めぐみんが口を開く。

 

めぐみん「まったく、これは遊びではないのですよ?これだから箱入りのお姫様は認識が甘っちょろくていけません。……………いいでしょう!ここはこの私が下っ端に、冒険者の心得というものを教えてあげます!」

アイリス「はいっ!よろしくお願い致します!」

 

 めぐみんがそんな風に言うと、アイリスはそう言う。

 何であいつ、先輩風を吹かせてるんだ?

 だが、そのめぐみんの先輩風は、カズマとアクアに悉く潰されていった。

 その後、数時間歩き続けた。

 一旦、休憩を挟む事にした。

 

めぐみん「さて、強敵が控えている事ですし、一度休憩を挟みましょうか。アイリス、野外での休憩時の注意点を教えてあげます。まず、生き物を呼び寄せる場合があるので、こういった凶暴なモンスターの生息地などで火を起こすのは……………。」

湊翔「もう手遅れだと思う。」

 

 めぐみんがそんな風に言うと、俺はそう言う。

 その理由は………………。

 

アクア「カズマさん、カズマさん。ティンダー頂戴。美味しい紅茶が飲みたいの。」

カズマ「こんな所に紅茶セットなんて持ってきたのか?しょうがない奴だな、俺にもくれよ。ほら、ティンダー。」

白夜「何で紅茶セットを持ってきてんだよ。」

 

 アクアがそう言うと、カズマは炎をつける。

 白夜が呆れていると。

 

めぐみん「うおおおおお!」

アクア「わあああああーっ!ちょっとめぐみん、何すんのよ!火が消えちゃったじゃないの!」

めぐみん「何すんのよじゃありませんよ!こんな所で火を焚いたら、モンスターを呼ぶじゃないですか!さっきから私が講義しているのに2人ときたら……………!!」

 

 めぐみんは杖を振り回して火を消して、アクアがそう言うと、めぐみんはそんな風に大声を出す。

 すると。

 

カズマ「敵感知に反応がある。おい、何か来るぞ!」

武劉「めぐみん。確かに火はモンスターを呼び寄せるが、大声でも十分に呼び寄せるぞ。」

めぐみん「私ですか!?ええ、この状況はどう見ても私が招いたんですよね、すいません!謝りますが、何だかとても釈然としませんよ!」

 

 カズマがそんな風に言うと、武劉はそう言い、めぐみんは納得していない様に言う。

 まさか、こんな所に来るとはな。

 後ろを振り向くと、そこには黄金竜がいた。

 

湊翔「やべぇな!流石に変身するぞ!」

トウカ「そうね!」

白夜「しゃっ!やってやるぜ!」

 

 俺たちはそんな風に言うと、変身する。

 

SET(セット)

SET(セット) UP(アップ)

SET(セット) FEVER(フィーバー)

 

 そんな音声が鳴ると、それぞれのアーマーの絵が浮かび上がる。

 

一同「変身!」

 

 そう言うと、レイズバックルを操作する。

 

DUAL(デュアル) ON(オン)

HYPER(ハイパー) LINK(リンク)

LASER(レーザー) BOOST(ブースト)

HIT(ヒット) FEVER(フィーバー) BEAT(ビート)

DANGER(デンジャー)DANGER(デンジャー)!(GENOCIDE(ジェノサイド)!)DEATH(デス) the() CRISIS(クライシス) DANGEROUS(デンジャラス) ZOMBIE(ゾンビ)!(Wooooo(ウォー)!)

HIT(ヒット) FEVER(フィーバー) CALIBER(カリバー)

HAMELN(ハーメルン)

BORRELOAD(ヴァレルロード)

PROMINENCE(プロミネンス)

REDAY(レディ) FIGHT(ファイト)

 

 俺たちは、それぞれの仮面ライダーへと変身する。

 そうして、俺達は襲ってきた黄金竜を迎撃する事に。

 

湊翔「ハアッ!ふっ!」

 

 俺はレーザーブーストフォームの重力操作を使って、黄金竜の攻撃を躱しつつ、レーザーレイズライザーで銃撃する。

 

カズマ「おらっ!はあっ!」

 

 カズマは、伸縮能力でうまく攻撃を避けて、レーザーレイズライザーで銃撃していく。

 

白夜「おらっ!はあっ!」

ダクネス「はあっ!」

 

 白夜は素早く動いて引っ掻き攻撃を行い、ダクネスはゾンビゲーマーのカラーのゾンビブレイカーで攻撃していく。

 

めぐみん「ハァァァァァ!」

トウカ「ハアッ!」

朱翼「ふっ!はっ!」

武劉「はっ!はあっ!」

 

 めぐみん達は、それぞれに出来る攻撃をしていく。

 そんな中、アイリスは剣を構えたまま動かなかった。

 すると、アイリスの周囲に静電気みたいに輝く光が出る。

 これは、大技が出そうだな。

 すると、アイリスの気配に怯えた黄金竜。

 そこから。

 

アイリス「セイクリッド・エクスプロード!!」

 

 アイリスの全身全霊の叫び声と共に、攻撃が黄金竜に向かう。

 それを受けた黄金竜は、あっさりと倒れた。

 改めて、俺達はいるのかと思った。

 その後、ギルドに回収を依頼して、王城へと向かっていたが、めぐみんがアイリスに突っかかっていた。

 

めぐみん「アイリス、アレで私に勝ったと思わないで下さいね!ただ、貴重なドラゴンが粉々になってはいけないと、あえて、あーえーてー、手柄を譲ったのですからね!」

アイリス「分かってます、分かってますともめぐみんさん。だから、もう許してください。」

 

 めぐみんがそんな風に突っかかっており、アイリスも徐々に鬱陶しいみたいな表情を浮かべていた。

 それを見て、俺たちは呆れ気味な対応をする。

 しばらくすると、興奮で顔を赤くしている王子の元に着いた。

 

レヴィ「本当にやったのか!」

アイリス「はい、これは証拠の黄金竜の角です。どうぞ。」

 

 レヴィ王子がそう聞くと、アイリスは背中に背負った黄金竜の角を見せる。

 当初こそ、俺たちを侮っていたが、黄金竜の討伐を行った事が影響し、誰もが好意的な視線を向けていた。

 

レヴィ「輝く黄金の角……。これはまさしく、金鉱山に住み着いた黄金竜の角……。」

ラグクラフト「お待ちを。」

 

 レヴィ王子が興奮気味にそう言うと、宰相が冷たい表情でこちらを見ていて水を差した。

 なんだ、難癖つける気か?

 ラグクラフトがその角を見ると。

 

ラグクラフト「流石は勇者の血を引く王女。代々魔王軍に恐れられている一族なだけはあります。 ………おい!」

 

 宰相の合図と共に革袋が持ってこられた。

 だが、追加の支援金にしては小さすぎる。

 大物賞金首を倒した報酬なら分かるが、支援金としては小さい。

 アイリスは困惑気味に口を開く。

 

アイリス「……これは?」

ラグクラフト「それは今回のドラゴン討伐依頼の報酬ですな。冒険者に依頼を出し、支払う場合よりも色を付けてあります。それを持っていくとよろしい。」

アイリス「そ、そんな!」

 

 アイリスがそう聞くと、ラグクラフトはそう言う。

 すると、それを聞いた家臣達も、ざわめきだし、その内容は同情的な気配を感じる。

 と、王子が待ったをかけた。

 

レヴィ「ま、待てラグクラフト!それは流石にどうかと思うのだが……。い、いや分かっている。ここで追加の支援金などを支払えば色々マズい事は分かっている。それは理解しているのだが、ドラゴンスレイヤーの英雄にその程度の額というのも……。」

ラグクラフト「王子、あなたには既に何度も説明したはず。本来ならば防衛費の支援を止められれば良かったのですが、それが為らなかった以上、攻勢の為の資金を支払わない事はこの国の為なのです。……アイリス様、あなた方の都合は承知しております。ですが、我々にもやむを得ない事情があるのです。どうかご理解下さいますよう。」

 

 レヴィ王子がそんな風に言うと、ラグクラフトはそんなふうに言う。

 やむを得ない事情?

 アイリスに嫌がらせしていた訳では無いようだが、一体何だ?

 すると、レヴィ王子が申し訳なさそうに口を開く。

 

レヴィ「その……………すまんな。こちらにも色々と金を出せない事情があるのだ。この通りだ。許してくれ。」

アイリス「そんなぁ……………。」

 

 レヴィ王子が申し訳なさそうにそう言いながら頭を下げて謝ってくる。

 何らかの事情があるということか?

 アイリスが落ち込む中、レヴィ王子が口を開く。

 

レヴィ「その、何だ……………そうだ、カジノは行ったか?真面目そうなお前のことだ。我が国が誇るカジノにはまだ行っていないだろう?せめて、カジノで気晴らしなどをするといい!」

 

 レヴィ王子がそんな風に言う。

 本人としては、励ましてるつもりなのだろうが、あんまりそうは聞こえないな。

 そんな風に考える中、カズマはレヴィ王子に話しかけて、フリーパスを受け取っていた。

 何をするつもりだ?

 城からの帰り道。

 

アイリス「…………私、ダメでした。頑張ったつもりでしたが届きませんでした……………。お兄様や皆が手伝ってくれたのに。国のみんなにも約束したのに……………。」

 

 アイリスはそんな風に言いながら落ち込んでいた。

 まあ、無理もないが。

 

湊翔「それにしても、やむを得ない事情って何なんだ?」

トウカ「ベルゼルグへの支援を打ち止めにする事情か……………。」

白夜「あの宰相、どうも怪しいんだよな。」

朱翼「何かあるんでしょうか?」

武劉「そうだな。」

 

 俺たちはそんな風に話す。

 あの宰相、どうも怪しいんだよな。

 やたらと、ベルゼルグへの支援を打ち切る様に誘導しているというか。

 すると。

 

カズマ「あとはお兄ちゃんに任せとけ。」

 

 カズマはそんな風に言う。

 その翌日……………。

 

ダクネス「お前という奴は……………あれだけ格好付けておいて、散々期待させてこれか!!」

 

 ダクネスはそんな風に叫ぶ。

 そう。

 カズマはギャンブルを行う事にしたのだ。

 あのフリーパスもそういう事なのだろう。

 

トウカ「なんたって最後にはそうなるのよ……………。」

湊翔「まあ、やるだけはやるしかないんじゃないのか?乗り気じゃないけど。」

白夜「だな。」

朱翼「良いんですかね……………。」

武劉「はぁ………………。」

 

 俺たちは不安げにそう話す。

 ちなみに、カズマから言われて、俺と白夜も参加する事になった。

 それで、どうなったのかというと……………。

 

アクア「あははは、勝ったわ!また勝ったわよ!もうカズマさんたらすんごい豪運なんだから!私、カジノの中限定って条件なら、カズマさんに一生ついて行くわ!」

カズマ「おい、俺が賭けたとこに乗っかるのはやめてくれよ。ツキが逃げたらどうすんだ。」

トウカ「湊翔も白夜も、結構勝ってるわね……………。」

湊翔「そうかな?」

白夜「スロットなら、俺でも出来ると思ってな。目押しが出来るし。」

 

 大勝ちであった。

 厳密に言えば、ルーレットは俺の場合は勝ったり負けたりという感じだが、カズマが俺が負けた分をあっさりと取り戻してくれるのだ。

 白夜に関しては、反射神経が良いので、スロットの目押しをあっさりと体得してしまった。

 そんな感じにかなり勝ちまくっていた。

 俺たちは、足りない支援金分を稼ぐ事になったのだった。




今回はここまでです。
今回は、黄金竜との戦いとカジノです。
湊翔達も、宰相であるラグクラフトが怪しいと思い始めていました。
まあ、何かと怪しい動きをするので当然ですが。
カジノは、カズマの豪運、湊翔の実力、白夜の反射神経が組み合わさった結果、大勝ちして行く事に。
次回はいよいよ、宰相が本性を表します。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
ガヴはブシュエルフォームが登場しましたね。
両腕がモンスターフォームの改造ですが。
ただ、ブシュエルフォームをもってしても、シータとジープには敵わなかった。
次回はいよいよ、ケーキングフォームが登場するので楽しみです。
ラグクラフトとの戦闘でリクエストがあれば受け付けています。
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