この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

143 / 188
第129話 紅魔の娘の来訪

 ジャマ神となった馬場武と牛島闘轟に対して、別世界で手に入れたフォルテとリムルのレイズバックルを使って、対応した俺たち。

 俺達はリビングに集結していた。

 集結する前に、俺たちはそれぞれの連携の練習を行なっていた。

 

湊翔「あぁ!疲れた!」

カズマ「俺達の連携も上手い具合になってきているよな。」

トウカ「そうね。」

白夜「ところで、ダクネスは何を作っているんだ?」

ダクネス「あぁ。めぐみんが作ってくれたロブスター料理が気に入ってな。無理を言って食材から用意して貰ったのだ。」

 

 俺たちは汗をタオルで拭って、そんな風に話す。

 世間知らずの箱入り娘は、ザリガニ料理を大変気に入った様だ。

 流石に少し苦笑した。

 めぐみんの反応を見る限り、本人もまさかハマるとは思わなかったらしく、カズマの視線を直視出来ずに目を泳がせていた。

 暫く談笑しながら食事をしていると、玄関のドアがノックされた。

 

湊翔「はーい!一体誰なんだろ?」

トウカ「お客さんかしら?」

朱翼「でも、誰なんでしょうか?」

武劉「さぁな。」

ふにふら「ここ、こんにちは!」

どどんこ「まぐ………!め、めぐみんさんは、いらっしゃいますか?」

 

 俺はそう言うと、対応するために玄関の方へと向かい、トウカ達はそんな風に話す。

 そこに居たのは、めぐみんの妹であるこめっこの手を引いた、レッドプリズンで会った2人の紅魔族がいた。

 中に入って貰ってソファーに座らせた。

 

アクア「お茶ですけど。」

ふにふら「ど、どうも!」

どどんこ「ありがとうございます!」

 

 ふにふらとどどんこの2人は、広間のソファーに座らされて、そんな風に言う。

 すると、めぐみんが口を開く。

 

めぐみん「それで、ふにくらとどろんこの2人は突然私の妹を連れて来たのは、一体どうしたのですか?」

ふにふら「あんた人の名前ぐらい覚えなさいよ!ふにふらよふにふら!」

どどんこ「どろんこじゃなくてどどんこだから!さっき私がまぐみんって言い間違えそうになった事を根に持ってんの!?」

 

 そう。ふにふらとどどんこだ。

 レッドプリズン以外で接点が無かったので、あまり覚えていなかった。

 すると、めぐみんが口を開く。

 

めぐみん「とまあ、この2人はふにふらとどどんこです。紅魔族の中でもあまりパッとしない、目立たない二人ですが、まあ一応覚えておいてあげて下さい。」

ふにふら「あんた、パッとしないとか一応覚えておいてあげて下さいとか!」

どどんこ「確かに私たち二人はよくセットで扱われて目立たないけど、めぐみんが悪目立ちしてるだけだから!」

 

 めぐみんのあまりにも雑な紹介に、ふにふらとどどんこはそんな風に叫ぶ。

 ちなみに、リビングに居るのは、俺、トウカ、白夜、朱翼、武劉、カズマ、めぐみんの7人で、アクアとダクネスはこめっこの面倒を見ていた。

 すると、ふにふらが口を開く。

 

ふにふら「久しぶりねめぐみん。あんたの妹が大変な事になってたから私達で連れてきたのよ。」

どどんこ「そうそう、めぐみんの妹っていうかあなたの家がっていうか。まあえらい事になってこの子が路頭に迷いそうになってたからさ。アクセルの街にはめぐみんとゆんゆんが居るって聞いてたから、私たちは護衛としてね。」

湊翔「えらい事?それは一体なんだ?」

カズマ「めぐみんの家に何があったんだよ?」

 

 男慣れしていないのか、2人はビクッと身を震わせた。

 

ふにふら「緑目のあなたはめぐみんの彼氏なんだっけ。実はこの子の家っていうか、里全体が大変な事になっちゃってさ。」

どどんこ「そうそう。まあその、ちょっと言い辛いんだけど……。」

 

 カズマの質問にそんな風に言うと、2人は口籠る。

 痺れを切らしためぐみんがこめっこの方を向くと、こめっこは口の中の物を飲み込んで。

 

こめっこ「家がボンッてなって無くなった。」

めぐみん「ボンッてなんですかボンッて。もっと分かる様に言って下さい。」

 

 そんな脈絡もへったくれもない説明をした。

 それを聞いて困惑するめぐみんに、ふにふらとどどんこの2人は顔を見合わせた。

 

ふにふら「魔王の娘が大軍を率いて、紅魔の里に攻めてきたのよ。」

めぐみん「魔王の娘というと……………そうですか。とうとう里の秘密がバレたのですか。」

 

 それを聞いて、俺たちは真面目な話になったのだと悟った。

 何せ、めぐみんが真面目な表情でそう言うのだから。

 俺たちは顔を見合わせて、話をする。

 

湊翔「なあ、紅魔族の秘密ってなんだ?」

白夜「さぁな。カズマの話だと、今は滅んだ技術大国によって、人工的に作り出された改造人間って事だが。」

トウカ「だとしたら、今更改めて、襲われる理由にはならないと思うけど?」

朱翼「ですよね。」

武劉「まあ、話を聞けば分かるだろう。」

 

 俺たちはそんな風に話した。

 すると、カズマも心配そうな顔をしていたのを見て、めぐみんが口を開く。

 

めぐみん「カズマ、湊翔達も。そんな心配そうな顔をしなくても大丈夫ですよ。紅魔族はテレポートを使える人たちが多いですから、簡単にやられるはずがありません。里が焼き払われたとしても、建物なんかはすぐに魔法で復興できますし。」

カズマ「いやまあ、めぐみんの母ちゃんとかも心配ではあるけどさ。それより、紅魔族の秘密って何なんだろうって思って。」

湊翔「確かに。魔王の娘の狙いも気になるしな。」

 

 めぐみんが安心させるようにそう言うと、俺とカズマはそう言う。

 気になるんだよな。

 何せ、別の場所で封印されていた邪神を勝手に拉致って、自分の土地に封印したという前科があるからな。

 すると、めぐみんは口を開く。

 

めぐみん「分かりました。カズマ達には、教えておいた方が良さそうですね。実は、紅魔の里の観光名所の一つに、魔王の城が覗ける展望台があるのです。」

武劉「展望台だと?」

ふにふら「そう。紅魔の里近くの山の頂上に、全てを見通すとまで言われる、協力な魔道具が備え付けられているのよ。」

どどんこ「そして、私たち紅魔族は、その魔道具で常に魔王の城を監視してるの。どうやら、魔王の娘にその事が漏れたみたいで…………。」

 

 めぐみんはそんな風に説明する。

 武劉がそう聞くと、ふにふらとどどんこはそう言う。

 なるほどな。

 それは確かに、魔王軍としては面白くないだろう。

 だが、何でだろうか。

 漏れても仕方ない気がするのは。

 すると。

 

ふにふら「『そこに行けばいつでも魔王の娘の部屋が覗けます』が売りの観光名所だったのに、まさか本人にバレるだなんてね……………。」

どどんこ「ええ、魔王軍の情報網も侮れないわね。」

白夜「……………おい、お前ら今なんつった。」

 

 ふにふらとどどんこがそう言うと、白夜はそんな風に突っ込む。

 原因それだろ。

 

めぐみん「この2人が言った通りです。普段は観光名所としてお金を手に入れられ、使われない時は里のニートの癒しになる、そんな重要施設だったのですが……………。」

トウカ「そりゃ、魔王の娘も攻めてくるわよ。」

朱翼「覗かれるなんて、本当に嫌ですし。」

湊翔「前々から思ってたんだけど、魔王はなんで人類と戦ってるんだ?これまでの話を統合すると、紅魔族やアクシズ教徒が原因じゃないかって思うんだけど。」

 

 めぐみんがそんな風に言うと、トウカと朱翼はそう言う。

 そして、俺はそんな風に言うと、紅魔族三人は、目を思い切り逸らした。

 

カズマ「おい、ちょっと思い当たる節があるんだろ。」 

めぐみん「な、なんですかカズマ。いつも私たちのせいにするのはいただけませんよ。…………4年に一度、紅魔族皆で遊びに行くピクニックがあるくらいで……………。」

アクア「ピクニック?」

 

 カズマがそう聞くと、めぐみんはそんな風に言う。

 なんか嫌な予感がするな。

 すると、ふにふらが口を開く。

 

ふにふら「テレポートを使える紅魔族が集まって、四年に一度、魔王の城近くでピクニックをするのよ。そこでバーベキューをした後は、紅魔族皆で城の結界に向かって魔法を撃って撃って撃ちまくって、魔王軍が出てきたらテレポートで里に帰るの。」

白夜「原因それじゃねぇか!地味な嫌がらせだな!オリンピックみたいな感覚でやるんじゃねぇ!!」

カズマ「……………まあでも、事情は分かったよ。2人とも、こめっこを連れてきてくれてありがとうな。このまま家で預かってれば良いんだろ?」

 

 ふにふらはそう言うと、白夜はそう叫ぶ。

 確かに、オリンピックも四年に一度だけど。

 武劉は頭を抱えていた。

 カズマがそう言うと、ふにふらとどどんこはホッとした表情を浮かべると、口を開く。

 

どどんこ「他にこの子を連れて行くところが思い当たらなかったから助かります。私たちはこれからやらなきゃいけないことがあるので。」

ふにふら「うん、紅魔族たる者、売られた喧嘩は買わないとね。」

めぐみん「となればまずは、魔王の娘がいまどこにいるかですね!任せてください!殴り込みの際の最初の一撃は私が担当しましょう!ふにふら、どどんこ、行きますよ!」

 

 どどんことふにふらがそう言うと、めぐみんはそう叫ぶ。

 まあ、後始末が出来るのは良いんだけどさ。

 アクシズ教徒よりかはマシ……………かな?

 すると、ふにふらが口を開く。

 

ふにふら「あんたが来てどうすんのよ!私たちはこれから里の皆と合流して、里に居座ってる魔王の娘にゲリラ活動してやるんだから。爆裂魔法しか使えないめぐみんは補欠よ、補欠。」

どどんこ「そうそう。私たちも上級魔法を覚えたから、参加するように言われてるの。まあ、ここで私たちの活躍を指を咥えて見てるといいわ。」

 

 ふにふらとどどんこはそう言う。

 まあ、言いたい事は分かるけど。

 めぐみんが目を赤く光らせる中、2人が口を開く。

 

ふにふら「あ、そういえばこの街にいるはずのゆんゆん知らない?あの子にも招集が掛かってるんだけど、どこ探しても見つからないのよ。」

どどんこ「うん。ゆんゆんが手紙に書いてた、この街で出来た友達ってのを見てやろうかと思ってるんだよね。今日あたりここに来ることは事前に手紙で書いといたんだけど…………。」

 

 ふにふらとどどんこはそう言う。

 まあ、狼菜もゆんゆん並みのコミュ障だから、狼菜の為に逃げてるのだろうな。

 実は、俺のスパイダーフォンにその類のメッセージが来ていたのだ。

 

ふにふら「そ、そういえば。ねえ、めぐみん。ところで聞きたい事があるんだけど……………ゆんゆんからの手紙には、アクセルの街でできた友達の中に、男友達や彼氏が居るってかいてあったんだけど。……………その、あの子に友達どころか、彼氏なんて居ないわよね?見栄を張ってんのよね?」

どどんこ「そ、そうだよね。ゆんゆんに私たち以外の友達ができるだなんて有り得ないしね!めぐみんだけじゃなく、ゆんゆんにまで先を越されるなんてことは……………。」

 

 ふにふらとどどんこはまるで、自分に言い聞かせるかのようにそう言う。

 チラッと見ると、アクアとダクネスはこめっこを連れて、歯磨きをさせていた。

 

めぐみん「あの子の男友達というと、まずはここに居るカズマ、湊翔、白夜、武劉でしょうか。あとは……………近所の女の人にモテモテだと噂のバニル、この街では知らない者はモグリ扱いされる金髪の冒険者、ダスト…………ですが、彼氏は知りませんよ?」

湊翔「ああ、それ、俺だよ。」

 

 めぐみんは指を折り曲げて数えると、途中でそんな風にいう。

 すると、俺はそう言う。

 ふにふらとどどんこには、明かしてもいいと言われていたので。

 

白夜「えっ!?お前かよ!?」

湊翔「うん。あと、トウカとリアとも付き合ってる。」 

トウカ「うん。」

朱翼「えぇぇぇぇぇぇ!?」

武劉「まさかのハーレムか……………。」

カズマ「マジかよ……………。」

 

 それを聞いた白夜達は驚いた。

 まあ、黙ってたからな。

 すると。

 

ふにふら「は、ははっ!まま、まああの子にしてはやるじゃん。こっちは紅魔の里と違って、人多いしね!変わり者の1人や2人、そりゃあいるわよね!」

どどんこ「そそ、そうそう!それよりめぐみん、そっちの人とどうなのよ?なんか前に、あんな惚気話をしてたけど、違うわよね?」

 

 どどんことふにふらがそんな風に言う。

 ただ、ゆんゆんが俺と付き合っているという事には、動揺を隠せていなかった。

 すると。

 

めぐみん「どうなのよ、とは…………その……………。」

 

 めぐみんはカズマの方をチラリと見て、顔を赤らめて、口籠もりながらそう言う。

 それを見た2人は。

 

ふにふら「嘘でしょ……………ね、ねえ嘘よね?その乙女な反応はなんなのよ……………!」

どどんこ「いや…………嫌よ、めぐみんに負けるだなんて……………。こんな、常に何考えてるのか分からなくて、一番色恋沙汰とは無縁だっためぐみんに……………!」

 

 2人はこの世の終わりと言わんがばかりの青い顔をしていた。

 玄関の方にジリジリと下がると、めぐみんが口を開く。

 

めぐみん「私の両親には、まだこの事は内緒にしておいて下さい。」

ふにふら「ああああ、アンタに負けただなんて!」

どどんこ「思ってないからああああ!」

 

 めぐみんがそう言うと、ふにふらとどどんこは泣きながら逃げて行く。

 それを見て、めぐみんは勝ち誇ったように笑った。 

 ちなみに、その後、色々と話を聞かされた。

 そして、俺達はこめっこの身の回りの小物を揃えるべく買い物した。

 

めぐみん「さて。こめっこは私と同じ部屋に寝泊まりするといいでしょう。暫く会えなくて寂しかったでしょうから、久しぶりに一緒に寝ましょうか。」

こめっこ「姉ちゃんはさびしんぼ。」

めぐみん「こ、こめっこ!」

 

 めぐみんがそんな風に言うと、こめっこはそう言う。

 めぐみん、君の妹はとことん辛辣だね。

 姉離れが終わってんのか。

 こめっこは、ゼル帝とちょむすけを見て涎を垂らしていた。

 どんだけ食欲旺盛なんだ?

 

カズマ「さて、それじゃあ折角だしこめっこの歓迎会でもしてやるか。」

湊翔「そうだな。美味しい物たくさん作ってやるからな。」

こめっこ「お兄ちゃん達カッコいい!」

 

 そして、日記みたいなメモ帳を取り出して何かを書いていた。

 内容は、俺達が餌付けしてきたと書いてあった。

 餌付けって。

 

めぐみん「こめっこ!男だの餌付けだの誰にこんな事を教わったのですか!」

こめっこ「ぶっころりー。」

めぐみん「あのニートですか!本当にニートというのは碌なものが居ませんね!……………それより、これは何なのですか?日記ですか?」

こめっこ「母ちゃんが、姉ちゃんの男とその周りであった事、これに書けって。」

 

 めぐみんがそんな風に叫ぶと、こめっこはそう言う。

 めぐみんがそう聞くと、こめっこはそう答える。

 こめっこ曰く、ゆいゆいさんが、めぐみんの男とその周りであった事を書けと言われたそうで、まさかの密告者がいた。

 翌日、俺達は泣いていた。

 こめっこのあまりの貧困っぷりに。

 

アクア「ねえダクネス、なんだか今日のお昼ご飯がしょっぱいの……。」

ダクネス「うっ……、涙で前が見えない……。」

湊翔「やばいって……。」

トウカ「どうしてこんなに貧困なの……?」

白夜「涙が止まらないな……。」

朱翼「本当ですよね……。」

武劉「ああ。」

 

 俺たちはそんな風に話していた。

 こめっこのあまりの貧困児童っぷりに。

 

こめっこ「だってこんなに食べられる事なんて滅多にないもん。」

めぐみん「それはそうかもしれませんが、姉としてはちょっと恥ずかしいのです。ほら、デザートのプリンもありますから。」

こめっこ「ひゃほう!」

 

 俺達はプリンをこめっこに渡した。

 その時の反応も貧困さを醸し出しており、目頭を抑えた。

 カズマがめぐみんに仕送りの事を聞き終えると、白夜は口を開く。

 

白夜「そう言えば、今日は冒険者ギルドに行かないのか?」

武劉「そうだな。元はといえばそれが目的だからな。」

湊翔「でも、こめっこはどうして、ギルドに行きたいんだ?」

こめっこ「冒険者ギルドに行って、姉ちゃんの凄いとこが見たいから。」

めぐみん「ウッ!」

 

 白夜がそう聞くと、俺も武劉はそう言う。

 俺がこめっこにそう聞くと、こめっこはそう言う。

 めぐみんが思い当たる節があるのか、身を震わせた。

 首を傾げると、聞き捨てならない事をこめっこは口にした。

 

こめっこ「姉ちゃんから最近もらった手紙に、冒険者ギルドでは皆が姉ちゃんにあこがれてて、姉ちゃんを一目見ただけで敬語を使って頭を下げるって書いてあった。」

カズマ「おい。」

 

 こめっこがそんな聞き捨てならない事を言ってきた。

 めぐみんがちょむすけを生贄にしてこめっこを外へと向かわせる。

 

カズマ「……おい。」

めぐみん「違うのです!」

湊翔「えっと、理由を聞かせて欲しいな。」

トウカ「なんでこうなってるの?」

 

 カズマがそう言うと、めぐみんはそう叫ぶ。

 俺とトウカがそう聞くと、めぐみんは語りだす。

 めぐみんは理由を語ったが、結論として、少し見栄を張ったかららしい。

 めぐみん曰く、両親を少しでも安心させる為に大袈裟に言ったからだそうだ。

 流石にそんな嘘はバレるので打ち明ける事にするようだ。

 

めぐみん「こめっこ。……実はあなたに大事な話があります。」

こめっこ「明日食べさてくれるって約束してた、洗面器プリンは出ない……?」 

めぐみん「そんなしょうもない話ではありません。プリンは出ますよ!それよりもっと大事な事です!」

 

 めぐみんがそう言うと、こめっこはそんな風に言う。

 そっちかい。

 食い意地が本当に張ってるな。

 

めぐみん「こめっこ。私達は、この街においてとても凄い冒険者パーティーであると手紙に書きましたね?」

こめっこ「うん。姉ちゃんはどんなモンスターも一撃でやっつける凄い魔法使いで、仮面ライダーナーゴで、街の冒険者にとても尊敬されてて……。」

めぐみん「そう。その部分なのですが……。」

 

 淡々と述べるこめっこに、めぐみんは一つ頷く。

 すると。

 

こめっこ「それでクルセイダーのお姉ちゃんは、どんなモンスターでも絶対に逃げない上に、どんな攻撃も耐える頼りがいのある仮面ライダーで、青髪の姉ちゃんは、どんな悪魔やアンデッドにも負けないアークプリーストで、緑髪の姉ちゃんは、剣で相手を倒しまくってる仮面ライダーで、雷のお兄ちゃんは素早く動いて倒す仮面ライダーで、あのお姉ちゃんはフルートを吹くのが上手くて、頼れる仮面ライダーで、そこの兄ちゃんは色んな事態を想定して、行動してくれる仮面ライダーで、姉ちゃんの男は、嫌がりつつも最後は付き合ってくれる仮面ライダーで、ギーツのお兄ちゃんは、単独で魔王軍幹部を倒す事が出来るんでしょ!」

めぐみん「こめっこ!一々大きな声で言わないで下さい!その事なんですが……!」

 

 こめっこはそんな風に言う。

 めぐみんがこめっこの口を塞いで、打ち明けようとしたが。

 

アクア「あれね、流石はめぐみんね。分かってるじゃないの。」

ダクネス「う、うむ。まさかめぐみんがその様に思ってくれていたとはな。」

白夜「まあ、悪い気はしないな。」

朱翼「ですね。」

武劉「ふっ。」

トウカ「ありがとうね、めぐみん。」

めぐみん「な、何ですか皆!?いえ、違うんでんすこめっこ!私が言っていたその話なのですが……!」

 

 それを聞いたアクア達は、満更でもない表情を浮かべていた。

 慌てためぐみんが言い終わる前に俺とカズマはこめっこにキッパリ告げた。

 

「「大体合ってる。」」




今回はここまでです。
今回は、こめっこがやって来る話です。
今回の話で、湊翔がトウカ達と付き合った事を明かしました。
まあ、仲間達も薄々思っていたとはいえ、本当だとは思わなかった感じですが。
次回は、ギルドに向かう話です。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
この章で、『かりそめの共闘』みたいな感じで、馬場武と牛島闘轟と共闘させる予定ですが、どんな感じにして欲しいというのがあれば、受け付けています。
カズマ達がクエストを受けてる裏でやるのか、単独の話でやるのか。
ガヴも、ヴラムが本格的に動き出しましたね。
ラーゲ9の目的は何でしょうね。
ブンブンジャーは、射士郎の裏切りからの、ゴーカイジャーからゴーカイブルーであるジョー・ギブケンが出てくるとは。
ブンブンジャーは、世界の敵になるみたいですが、果たしてどうなるのか。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。