この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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第130話 塩漬けクエストと強欲な雀の末路

 こめっこが来た翌日。

 俺たちは冒険者ギルドに向かう事になった。

 

こめっこ「金髪のお姉ちゃんはとても力があって、爆裂魔法にも耐えるほど凄いの?」

ダクネス「ああ、そうだな。めぐみんはそんな事まで書いたのか。まあ事実なのだがな。」

こめっこ「かっこいい!」

 

 こめっこがそんな風に言うと、ダクネスは照れ臭そうにそう言う。

 というか、そんな事があったのかよ。

 まあ、ダクネスならめぐみんの爆裂魔法を耐えられてもおかしくはないか。

 

白夜「なんか、あいつ(ダクネス)嬉しそうだな。」

朱翼「そうですね。」

トウカ「まあ、日頃から褒められるなんて事が無いからね……………。」

武劉「寧ろ、罵倒で喜ぶレベルだからな。」

湊翔「だな。」

 

 俺たちはそんな風に話す。

 ちなみに、カズマとめぐみんはこの場には居ないが、それには理由がある。

 それは、ギルドに居る冒険者達と口裏をあわせるためだ。

 しばらくすると、ギルドに到着した。

 アクアはそんな風に言いながら、中に入っていく。

 

アクア「ほら、ここがアクセルの冒険者ギルドなのよ!駆け出し冒険者の街だから皆レベルも低くて弱っちそうだけど、物欲しそうにウロウロしてるとおつまみをくれたり、お酒を奢ったりしてくれる、優しい冒険者が沢山いるのよ!」

湊翔「アクア、それは褒めてるのか?それとも貶してるのか?」

白夜「そんな事してんのかよ……………。」

 

 アクアがそんな風に言うと、俺と白夜は呆れながらそう言う。

 どうやら、説得はうまく行ったみたいだな。

 すると、こめっこが口を開く。

 

こめっこ「でも姉ちゃんは、この街の冒険者は凄いんだって言ってたよ。ジャマトにも、魔王の幹部ベルディアにも、デストロイヤーにも、クローンズヒュドラにも逃げずに向かっていった、凄く勇気のあるかっこいい人達だって!」

 

 そんな事を大声で、満面の笑みを浮かべた状態で堂々と言い放った。

 それを聞いた冒険者達は、めぐみんの方を見るが、めぐみんは顔を赤くして、帽子を目深く被った。

 

こめっこ「凄いね!」

冒険者「そ、そうかい?まあ凄いのかもな。他の街の冒険者なら逃げ出してただろうしな。でも、お前の姉ちゃんはもっと凄いからな!」

冒険者「まあ、あたし達はレベル自体は低いけど?でも冒険者の心意気って奴じゃ、他のどの街の冒険者よりも上かもね?まあそんなあたし達も、めぐみんさんには敵わないけど!」

こめっこ「かっこいい!」

めぐみん「ちょっ!?」

 

 こめっこが憧れの眼差しを向けると、冒険者達はそう言う。

 めぐみんが焚き付けようとする女冒険者を止めようとすると、他の冒険者達も我も我もと続いていった。

 ベルディア、デストロイヤー、クローンズヒュドラ戦での話で、盛り上がっていった。

 それを聞いたこめっこは口を開く。

 

こめっこ「姉ちゃんも皆も、とっても凄いね!」

めぐみん「魔性の妹……………。」

 

 こめっこが無邪気な褒め言葉を言うと、他の冒険者達は笑み崩れる。

 それを見ていためぐみんは、戦慄の表情を浮かべながら、そんな風に呟いた。

 その後、ギルドでは。

 

冒険者「ほら嬢ちゃん、これも食べな。アクセル名物カエルの唐揚げだ。」

冒険者「バカね。子供はハンバーグの方が好きに決まってるでしょ?ほら、こっちのカエルハンバーグを食べると良いよ。」

こめっこ「両方食べる!」

 

 冒険者の2人がそんな風に言い争いながら、二つの料理をこめっこの前に置く。

 こめっこがそう言うと、両方とも食べ始める。

 チヤホヤされるこめっこを遠くから見ていためぐみんは口を開く。

 

めぐみん「……………なんという事でしょうか。我が妹ながら末恐ろしいですね。将来、男を誑かす悪女にならないか心配です。」

カズマ「そもそも、姉のお前が男をダメにするタイプの悪女だもんな。いつも良いとこでお預けにするし……………いたたたた!?」

 

 めぐみんがそんな風に呟くと、カズマはそんなふうに言う。

 最後の方がああなったのは、カズマがめぐみんに脇腹をつねられたからだ。

 

湊翔「何やってんだよ。」

トウカ「あははは……………。」

白夜「ったく……………あ?ルナさん?何やってんだ?」

朱翼「あっ、本当ですね。」

武劉「というより、何か紙束を持ってるな。」

 

 俺たちが呆れていると、ルナさんがアイスクリームが載せられた皿を持って、ニコニコしながらこめっこの方へと向かう。

 なんか、様子が変だな。

 

ルナ「すいません、ちょっと良いですか?」

 

 ルナはこめっこの後ろに立つと、ニコニコと笑みを浮かべながら、紙束の一枚を近くにいた冒険者に渡す。

 

冒険者「ルーシーズゴーストの討伐依頼?あれ?確かこれって…………。」

白夜「塩漬けクエストだな。」

湊翔「塩漬けクエストって?」

トウカ「塩漬けクエストっていうのは、誰もやりたがらずにずっと放置されてきたクエストの事よ。」

アクア「カズマさん、カズマさん。私なんだか嫌な予感がするの。これは厄介ごとを押しつけられる流れよ。」

カズマ「奇遇だな、アクア。実は俺もそう思ってた。」

 

 ルナさんから紙を受け取った冒険者がそう呟くと、他の冒険者達も顔を見合わせる。

 白夜の呟きにそう聞くと、俺はそう聞く。

 すると、トウカがそう言うと、カズマとアクアはそう話して、逃げようとする。

 すると、ルナさんがこめっこに話しかける。

 

ルナ「こめっこちゃんって言ったわね?デザートにアイスクリームをあげるから、お姉さんの話を聞いてもらえないかしら?」

こめっこ「聞きます。」

朱翼「まだ食べるのね……………。」

 

 ルナさんがそう聞くと、こめっこはそう即答して、アイスクリームを食べる。

 朱翼がそう呟くと、ルナさんが口を開く。

 

ルナ「実は、ルーシーという名の元プリーストの女の人が、ある事件をきっかけにゴーストと呼ばれるモンスターになってしまい…………それで、廃墟になった教会で今もなおこの世を彷徨い続けているの。ねえこめっこちゃん。このゴーストになったお姉さん、可哀想だと思わない?」

こめっこ「思います。」

 

 ルナさんがそんな風に説明をして、こめっこにそう聞くと、こめっこはアイスを頬張りながらそう言う。

 

ルナ「そうよね。こめっこちゃんもそう思うわよね?でもね、安心して。ここに居る凄い冒険者の皆さんが、スパッと解決してくれるから!」

「「「「えっ!?」」」」

冒険者「お、おいルナさん。あんた、一体何を言って……………!?」

ルナ「解決してくれますよね?」

 

 ルナさんはそんな風に言う。

 それを聞いて驚いた冒険者達の中の1人がそう聞こうとすると、問答無用と言わんがばかりにそんな風に言う。

 こめっこは、冒険者達にキラキラと憧れの視線を向けて、冒険者達はやらないとは言えなかったのだ。

 

湊翔「なるほど。こめっこを煽てた結果、それを利用されるとはな。」

トウカ「まあ、調子に乗ったから、仕方ないんじゃ無い?」

白夜「だな。まあ、ルーシーズゴーストは無理だが、他の塩漬けクエストなら、出来るかもしれないからな。」

朱翼「ですね。私たちのパーティーに、プリーストは居ませんし。」

武劉「だな。ジャマトばかりだったからな。」

 

 俺たちはそう話して、塩漬けクエストを受ける事にした。

 ちなみに、カズマ達は逃げようとしたが、ルーシーズゴーストのクエストを受けさせられる羽目になった。

 俺たちは、近頃出現して、街道に居る人たちに攻撃を仕掛けるようになったグレイトワイバーンのクエストを受ける事に。

 流石にクエストの準備があるので、翌日に行く事にしたが。

 俺たちのパーティーはグレイトワイバーン、カズマ達のパーティーはルーシーズゴーストの方へと向かう。

 そんな中、ある男が俺たちのことを見ていた。

 

樹「……………なるほど。佐藤和真達とは別れるのか。なら、都合がいい。」

 

 それは、石井樹だった。

 すると、スパイダーフォンを取り出して、誰かに電話をする。

 そんな中、俺たちはというと。

 

湊翔「まさか、塩漬けクエストの討伐依頼を出されるとはな。」

トウカ「まあ、確かに塩漬けクエストが問題になっているって聞いてるからね。」

白夜「まあ、ジャマトばっかりは飽きてくるからな。ここいらで、グレイトワイバーンでも倒すか。」

朱翼「でも、私たち、最近ワイバーンを倒していませんでした?」

武劉「まあ、あれは普通のワイバーンだ。強い可能性はある。」

 

 俺たちはそんな風に話しながら、歩いていく。

 この流れにデジャヴを感じるのは気のせいだろうか?

 確かに最近、ワイバーンを倒した気がするな。

 しばらく歩くと、そのグレイトワイバーンの巣が見えてきた。

 すると、グレイトワイバーンは口を開いて、咆哮をする。

 

湊翔「おお…………なんか、ワイバーンよりも迫力あるな。」

トウカ「まあ、ワイバーンの上位種だからね。」

白夜「さて、やりますか。」

朱翼「行きましょう!」

武劉「ああ。」

 

 俺たちはそう話す。

 グレイトワイバーンは、普通のワイバーンよりも迫力があるな。

 俺たちは、それぞれのレイズバックルを構える。

 フォルテのレイズバックルは、万が一に馬場武や牛島闘轟が襲ってきた際に使うので、一応は携帯している。

 

SET(セット)

SET(セット) UP(アップ)

 

 そんな音声が鳴ると、それぞれのアーマーの絵が浮かび上がる。

 

一同「変身!」

 

 そう言うと、レイズバックルを操作する。

 

DUAL(デュアル) ON(オン)

HYPER(ハイパー) LINK(リンク)

LASER(レーザー) BOOST(ブースト)

GREAT(グレイト)

HAMELN(ハーメルン)

BORRELOAD(ヴァレルロード)

REDAY(レディ) FIGHT(ファイト)

 

 俺たちは、それぞれの仮面ライダーへと変身する。

 俺たちは、グレイトワイバーンへと向かっていく。

 グレイトワイバーンは、雷攻撃を行ってくる。

 

湊翔「ハアッ!ふっ!」

 

 俺はレーザーブーストフォームの重力操作を使って、グレイトワイバーンの攻撃を躱しつつ、レーザーレイズライザーで銃撃する。

 

トウカ「ふっ!ハアッ!」

 

 トウカは、グレイトワイバーンの攻撃を躱しつつ、レイジングソードで攻撃をしていく。

 

白夜「おらっ!ハアッ!」

 

 白夜は、レーザーブーストで素早く動きつつ、引っ掻き攻撃をしていく。

 

朱翼「ふっ!はっ!」

 

 朱翼は、ハーメルンソードを持って、グレイトワイバーンに攻撃をしていく。

 

武劉「ふっ!はっ!」

 

 武劉は、ヴァレルロードの力でグレイトワイバーンに攻撃をしていく。

 トウカはある程度攻撃すると、レイジングソードについてるレイズバックルを操作する。

 

FULL(フル) CHARGE(チャージ)

 

 その音声が鳴ると、そのバックルをデザイアドライバーに装填し、操作する。

 

TWIN(ツイン) SET(セット)

TAKE(テイク) OFF(オフ) COMPLETE(コンプリート) JET(ジェット) &(アンド) CANNON(キャノン)

REDAY(レディ) FIGHT(ファイト)

 

 トウカは、ラウンズ・コマンドフォーム・ジェットモードへと変身する。

 

トウカ「ハァァァァァ!はっ!」

 

 トウカは、ジェットモードで飛びつつ、レイジングソードで攻撃をしていく。

 俺たちの猛攻もあってか、グレイトワイバーンはかなり消耗していた。

 

湊翔「よし!かなり消耗してるな!」

トウカ「そうね!」

白夜「一気に決めるぞ!」

朱翼「はい!」

武劉「ああ!」

 

 俺たちはそう話すと、必殺技を放つ。

 

FINISH(フィニッシュ) MODE(モード)

LASER(レーザー) BOOST(ブースト) VICTORY(ビクトリー)

RAISE(レイズ) CHARGE(チャージ)

TACTICAL(タクティカル) RAISING(レイジング)

HAMELN(ハーメルン) STRIKE(ストライク)

BORREL(ヴァレル) STRIKE(ストライク)

 

「「「「「ハァァァァァ!」」」」」

 

 俺たちは、それぞれの必殺技を発動して、グレイトワイバーンに攻撃をする。

 それを受けたグレイトワイバーンは、消滅した。

 

湊翔「よし、倒せたな。」

トウカ「そうね。」

白夜「俺たちも戻ろうぜ。」

朱翼「分かりました。」

武劉「ああ…………伏せろ!」

 

 俺たちはそんな風に話す。

 すると、武劉がそう叫ぶので、俺たちが伏せると、突然、何か拳みたいな物が飛んできて、近くの岩を破壊する。

 

湊翔「何だ今のは?」

???「やあ、久しぶりだね。」

トウカ「っ!?石井樹!?」

 

 俺たちが困惑すると、そんな声が聞こえてくる。

 そこに居たのは、ナッジスパロウだった。

 

樹「エルロード以来かな?」

トウカ「御託はいいから、要件を言いなさいよ!」

樹「彼が君たちに会いたいと言うからねぇ。」

武劉「っ!?牛島闘轟……………!」

 

 樹がそう言うと、トウカはそう叫ぶ。

 すると、ある男が現れる。

 それは、牛島闘轟だった。

 

樹「さあ、彼らの元に案内したよ。思う存分に叩き潰しなよ。」

闘轟「……………ああ。」

湊翔「くっ!」

 

 石井樹がそう言うと、闘轟はそんなふうに言って、俺たちの方へと向かう。

 既に変身している為、俺もフォルテのレイズバックルを構える。

 すると。

 

闘轟「ハァァァァァ!」

樹「ぐうっ!?」

 

 闘轟は石井樹に攻撃した。

 俺たちが呆気に取られていると。

 

樹「何のつもりだ!?」

闘轟「アイツらはぶっ潰すさ。その前に、お前の二枚舌を斬り落としてからな!」

湊翔「仲間割れ?」

闘轟「勘違いするな。こいつを仲間だと思ったことはない。ただ利用してただけだ。」

白夜「一体どういう事だ?」

闘轟「こいつは、俺を利用してお前らを潰そうとしてただけだ。」

 

 樹が驚く中、闘轟はそう叫ぶ。

 俺が困惑しながらそう言うと、闘轟はそんな風に言う。

 闘轟は、こうなった理由を話した。

 それは、俺たちがアクセルの街を出る前にまで遡る。

 樹の電話の相手は、牛島闘轟だった。

 

樹『ギーツ達がグレイトワイバーンの巣の方へと向かう。ライダーを狩るチャンスだよ。』

闘轟『……………何でそんな事を教えた。』

樹『……………彼らには、大きすぎる借りがあるからねぇ。その借りを返す為さ。処刑は…………君に任せるよ。案内はするさ。その代わり、僕は見逃してもらうけどね。』

 

 樹は、闘轟を俺たちの方へと差し向けて、脱落させようと目論んでいたのだ。

 

トウカ「そういう事ね……………。」

白夜「はぁ…………策士、策に溺れるとはこの事だな。」

朱翼「そんな事を企んでいたんですか………。」

湊翔「虎の威を借る狐とかいうけど、この場合は猛牛の威を借る雀だな。」

武劉「もしくは、舌切り雀の話でのお婆さんみたいに、欲張りすぎた奴は痛い目を見るというが、その雀本人が痛い目を見るとはな。皮肉だな。」

 

 それを聞いた俺たちは、呆れ果てた。

 確かに、今の闘轟や武には、真っ向勝負を挑んでも勝てないだろうな。

 そんな中、闘轟が口を開く。

 

闘轟「お前の二枚舌、俺が切ってやろうか?」

樹「ああ?黙れ。ロキに与えられた力が無ければ勝てない癖に。」

闘轟「どいつもこいつも自業自得だ。理想なんて願うから、幸せになりたいと考えるから、皆不幸になっていくんだ。」

 

 闘轟がそう言うと、樹はそんな風に吐き捨てる。

 闘轟がそう言うと、樹は舌打ちをして、闘轟の方に向かっていく。

 

樹「ふっ!ハアッ!」

 

 樹は攻撃していくが、闘轟には攻撃は効いておらず、逆に地面に叩きつけられる。

 相変わらずに強いな。

 

湊翔「うわっ!?危ね!?」

 

 闘轟が放った斬撃波がこっちにも飛んできて、俺たちは回避する。

 戦況は、樹の圧倒的劣勢と言わんがばかりの状況だった。

 

闘轟「はっ!ハアッ!」

樹「ぐわぁぁぁぁ!?」

 

 闘轟は膝蹴りをした後、ゾンビブレイカーで攻撃する。

 樹は倒れるが、すぐにモンスターレイズバックルを操作する。

 

樹「ハァァァァァ!」

 

MONSTER(モンスター) STRIKE(ストライク)

 

 樹は、モンスターグローブを大きくすると、パンチを放つ。

 だが、闘轟に当たるも、ダメージはゼロだった。

 

樹「何っ!?くっ……………!」

闘轟「ふんっ!」

 

 樹はそれを見て、撤退を選んだのか、すぐに逃げようとする。

 だが、闘轟はゾンビブレイカーを投げて、樹の進路を塞ぐ。

 樹は別の方向に逃げようとするが、地面からバーサークローの様なエネルギーが現れる。

 

樹「何だこれ……………!?ううっ!」

 

 樹は困惑すると、再び闘轟へと攻撃していく。

 だが、相変わらずに攻撃は効いていなかった。

 

闘轟「欲張り過ぎた奴から消えていく。人生ってのはそんなもんだ!!」

 

 闘轟はそう言うと、バーサークローで攻撃すると、ゾンビブレイカーを回収する。

 

闘轟「はっ!」

樹「ぐっ!?」

 

 闘轟は再びゾンビブレイカーで攻撃していき、樹は倒れる。

 一回蹴ると、ゾンビブレイカーのポンプ部分を樹に当てると、スライドさせる。

 

POISON(ポイズン) CHARGE(チャージ)

 

 その音声が鳴ると、キックで樹を打ち上げて、ゾンビブレイカーにぶつける。

 

闘轟「ハァァァァァ!」

樹「うわぁぁぁぁぁ!?」

 

TACTICAL(タクティカル) BREAK(ブレイク)

 

トウカ「えげつない……………。」

武劉「やはり、危険な存在だな。」

朱翼「でも、何の為に仮面ライダーを倒しているのでしょうか?」

白夜「なんか、アイツなりの信念を感じるな。」

湊翔「ああ。」

 

 樹がゾンビブレイカーでダメージを受ける中、俺たちはそう話す。

 すると、樹は更に大きく飛ばされる。

 

樹「うわぁぁぁぁぁ!?」

 

 樹が飛ばされて、落ちてくると。

 

HYPER(ハイパー) ZOMBIE(ゾンビ) STRIKE(ストライク)

 

闘轟「はっ!」

樹「ぐぅぅぅ…………!?」

 

 そんな音声が鳴ると、エネルギーが溜まったバーサークローで樹を地面に思い切り叩きつける。

 樹が変身解除されると、闘轟は樹に近寄り、デザイアドライバーのナッジスパロウのIDコアを取ろうとする。

 

樹「やめろぉぉっ!やめろ!!」

 

 樹はそう叫ぶと、闘轟に攻撃する。

 だが、闘轟へのダメージになっておらず、樹の顔を殴ると、胸ぐらを掴む。

 

闘轟「これでお前はもう、仮面ライダーになれない。」

樹「ハハっ……………!」

 

 闘轟がそう言うと、樹はなぜか笑みを浮かべた。

 すると、闘轟はナッジスパロウのIDコアを毟り取る。

 そして、それを握ると、ナッジスパロウのIDコアにヒビが入る。

 樹の体にノイズが入ると、徐々に消えていく。

 

樹「これで……………これで終わりだと思うなァァァァァ!!」

 

 樹はそんな風に叫ぶ。

 だが、無情にも樹は消えた。

 

RETIRE(リタイア)

 

 そんな音声が鳴り響く。

 それを、ある人物達が見ていた。

 

ベロバ「ちょっと!あたしが見たい結末じゃ無いんだけど!?」

Sケケラ「ああ。せっかくの計画が。」

 

 それは、ベロバとシャドウケケラの2人だった。

 そんな風に話していた。

 

湊翔「強いな……………。」

闘轟「次はお前達の番だ。」

白夜「くっ!」

 

 俺がそう呟くと、闘轟は俺たちにゾンビブレイカーを向ける。

 俺たちが身構えると。

 

???「ハァァァァァ!」

闘轟「くっ!?」

 

 突如、ダンクルオステウスジャマトが闘轟に向かってきて、闘轟に攻撃する。

 ダンクルオステウスジャマトの攻撃に闘轟が怯むと、闘轟はナッジスパロウのIDコアを落とす。

 ダンクルオステウスジャマトからアルキメデルの姿になると、アルキメデルはそのIDコアを拾う。

 

アルキメデル「おっと…………!この肥料は貰っとくよ。」

闘轟「アルキメデル…………!」

アルキメデル「私にも、叶えたい世界があるんでね!」

 

 アルキメデルがそう言うと、闘轟はそう言う。

 アルキメデルは、闘轟に対してそんな風に叫ぶ。

 それを見ていたベロバとシャドウケケラは。

 

Sケケラ「ふぅん……………こいつは使えそうだ。」

ベロバ「そうね。ふふっ!」

 

 そんな風に笑った。

 そんな中、ロキはというと。

 

ロキ「……………よし。ジリオンドライバーも完成したな。あとは……………創世の女神の代わりとなる存在が必要だ。その為には……………アテナ、エリス。君たちのどちらかを利用させてもらおう……………。」

 

 ロキはある装置とジリオンドライバーとヴィジョンドライバーを見ながら、そんな風に言う。

 机の上には、アテナことトウカと、エリスことクリスの写真が置かれていた。

 果たして、その意味とは……………。

 それぞれの思惑が錯綜していく。




今回はここまでです。
塩漬けクエストの一環で、クエストを受けたが、そこに石井樹の案内を受けた闘轟が来襲。
だが、欲張った結果、闘轟の不評を買い、樹は退場する。
そのナッジスパロウのIDコアを、アルキメデルが回収する。
そして、それぞれの思惑が錯綜していく。
ロキも何を企んでいるのか。
次回も楽しみにしていて下さい。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
近いうちに、共闘が入ります。
今後の展開でリクエストがあれば、活動報告から承っております。
ギーツIXが登場した後は、賢者の孫とガッチャードで先行登場した白夜とトウカの最強フォームが登場する予定です。
ジーンゲイザーに関しても、15巻に相当する内容で出そうかなと考えています。
リクエストがあれば、受け付けています。
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