この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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第133話 ライダー嫌いとの邂逅

 とある廃村。

 そこでは、複数の人影があった。

 その真ん中には、特殊な機構のレンズがついたサングラスとアフロ頭が特徴的な男性がいた。

 すると、その男が口を開く。

 

チラミ「お待たせ。ゲームマスターのチラミよ。これより、デザイアグランプリ、大富豪ゲームを開催するわよ!!」

 

 そのチラミという男が大声で何かを宣言する。

 それは、デザイアグランプリだった………。

 その頃、俺たちはギルドの酒場でみんなで夕食を食べていた。

 

湊翔「やっぱ、美味ぇな。」

トウカ「湊翔って、少し偏食みたいな感じがあるわよね。」

白夜「まあ、そんなに食べられるもんが多いわけじゃないからな。」

朱翼「それでも、美味しいじゃないですか。」

武劉「まあ、それはそうだが。」

カズマ「あいつ、飯は大体美味そうに食うしな。」

アクア「本当にね。」

めぐみん「まあ、良いじゃないですか。」

ダクネス「そうだな。」

 

 俺たちはそんな風に会話をしていく。

 そこに全身を黒いローブで隠した大柄な男性がやってきて、受付でルナさんと話をする。

 

ルナ「確かに確認しました。ありがとうございます。報酬です。」

???「ああ。」

 

 その男は、ルナさんと話をして、報酬を貰っているのが見えた。

 

湊翔「誰だ、あの人?」

トウカ「さぁ…………?見た事ないけど………。」

ダスト「何だ?お前ら、知らねえのか?」

カズマ「ダスト。誰なんだ?」

リーン「最近、アクセルにやってきたディードって人で、高ステータスなのにわざわざカズマと同じ冒険者としてギルドに登録したのよ。」

 

 俺たちが首を傾げてると、ダストとリーンがやってくる。

 その2人は、そう説明する。

 それを聞いたカズマは。

 

カズマ『もしかして、あのディードってやつ、俺たちと同じ転生者で、強力な特典を貰っているのかもしれないな…………!』

 

 カズマはそんな風に考えた。

 すると。

 

カズマ「なぁ、あいつを仲間にしないか?」

湊翔「……………言うと思った。」

白夜「まあ、断られたらすぐに諦めるぞ。」

 

 カズマはそんな風にディードを仲間に勧誘する事を提案する。

 俺と白夜はそう言う。

 次の日、ディードがブラッドファングの討伐クエストに出かけたのを確認した。

 

トウカ「ごめんね、クリスも誘っちゃって。」

クリス「ううん。私も、あのディードって人がどんな人なのか、気になるから。」

武劉「確かにな。」

 

 トウカ達はそんな風に話していた。

 俺たちは、クリスも誘い、潜伏スキルで後を追いかける。

 

ディード「うん?……………気のせいか。」

 

 ディードは時折、違和感を感じた様に振り返っていた。

 

めぐみん「それにしても、結構勘がいいですね。」

ダクネス「ああ。潜伏スキルが無かったら、確実にバレていただろうな。」

トウカ「どんな能力を持ってるのかしら。」

アクア「でも…………何なのかしら。まるで、神と悪魔と人が混ざり合ったみたいな変な匂いを感じるんですけど。」

白夜「何だそりゃ。」

武劉「さぁな。」

 

 めぐみん達は、ディードの勘の良さについて話し合っていた。

 すると、アクアはそんな風に言い出した。

 大半が本気にしてない中、俺とカズマは。

 

カズマ「……………なんか、嫌な予感がするんだけど。」

湊翔「確かに。」

 

 俺とカズマはそう話す。

 アクアに関しては、悪魔などを識別する能力だけは高いので、それを聞いて嫌な予感を感じたのだ。

 この時俺たちは、度肝を抜かれる様な出来事に合うとは予想もしなかった。

 しばらくすると、ディードがブラッドファングとその子分達に囲まれているのが目に入った。

 俺たちは、いざと言う時は助けようとデザイアドライバーを腰に装着する。

 すると。

 

ディード「…………さて、やるか。」

 

 ディードはそう呟くと、ローブを思い切り脱ぎ捨てその姿を露わにする。

 それを見て、俺たちは驚いた。

 なぜなら、その姿は大きな眼を持ち、銀髪のオールバックに平均男性より大きく全身が白く、コモドドラゴンの様に太い尾を持ち、胸に逆三角形の紫色の水晶を嵌め大きな三角形の目玉を持った、銀髪のオールバックの怪物という言葉が似合ってしまう人物だった。

 その見た目に一同は思わず息を呑む。

 すると。

 

カズマ「おい、駄女神!また英鬼渡の時みたいに、人外にしたのかよ!?」

アクア「痛い!痛い!痛い!知らないわよ!そもそもあれは、人智を超えた別の生き物よ!」

 

 カズマはアクアの頬を抓りながらそう言う。

 英鬼渡という前例があるからな。

 それに対して、アクアはそんな風に答える。

 それを聞いて、俺たちが困惑していると。

 

ディード「ヘルファイア。」

 

 すると、ディードはボソリとそう呟く。

 すると、両腕からトンプソン機関銃を生やして、空中から飛び回る様に乱射して、ブラッドファング達を蜂の巣にして仕留めてしまう。

 何なんだ、あいつ。

 俺たちが困惑する中、ゆっくりと着地したディードは両腕から黒いコードの様な触手を生成すると、亡骸を包み込む様に巻きつき何かを吸い取り始める。

 すると反対方向から女性の声が聞こえてきた。

 

???「さっすがデモチー、それでこそ私の推しね。」

ディード「デモチーじゃねぇ…俺はジャッカル・デーモンだ。それでサポーターがなんの用だ?……………ベロバ。」

湊翔「え?」

 

 そんな声が聞こえてくると、呆れた表情で振り向きながら名を訂正するディードもとい、ジャッカル・デーモンの視線の先にはある人物がいた。

 俺たちにとって因縁深い筈の相手、ベロバが歩いてきた。

 しかも、何故かバニーガールの姿で。

 

ジャッカル「なんでバニーなんだよ、こんな森の中じゃ危ないだろ。」

ベロバ「もっと言うことあるでしょ。」

 

 ディードとベロバの2人は、そんな風に会話をする。

 そんな奇妙な光景に俺たちはは再び度肝を抜かれてしまう。

 

トウカ「どうなってるの?」

白夜「あのベロバが、一人の怪人相手に態々誘惑する様な格好をする筈が無いしな。」

朱翼「しかも、ジャッカルは見たところ、転生者でも無ければジャマトでも無いですよ。」

武劉「一体、何がどうなっているんだ?」

湊翔「えぇぇぇぇ…………!?」

カズマ「マジかよ……………。」

アクア「もう訳分かんないわよ!」

めぐみん「それにしても…………クリスはどこに行ったんですか?」

ダクネス「え?クリス?……………あっ!」

 

 俺たちは困惑しながらそう話す。

 ベロバの存在に、ディードの存在。

 もう何が何だか分からない。

 すると、突然、ジャッカルがベロバを抱き寄せて右腕を掲げる。

 すると、赤い鮮血を撒き散らしながら手首から先がポトリと落ちてしまった。

 その時に、俺たちはやっと気づいた。

 まるで別人の様な冷たい眼差しのクリスによって引き起こされたのだと。

 

湊翔「クリス!?いつの間に!?」

カズマ「マジかよ!?」

 

 俺たちが驚く中、いきなり攻撃されたジャッカルは傷口から先程の触手を出しながら斬られた手首を元に戻す。

 すると、ジャッカルは口を開く。

 

ジャッカル「それで、お前は何者で、何しに来たんだ?」

クリス「うるさい!悪魔は滅べ!」

 

 ジャッカルがそう聞くと、クリスはそんな風に罵倒しながら、ジャッカルを仕留めようとダガーを振り回す。

 

ジャッカル「何でそんな風に言われないといけないんだ。」

クリス「うるさい!そんな大きい目をしていて!」

ジャッカル「…………は?」

 

ジャッカルは、クリスの攻撃をのらりくらりと躱していく。

 ジャッカルがそう聞くと、クリスはそう叫ぶ。

 すると、ジャッカルの動きが止まり、指先でダガーを掴み取る。

 

クリス「えっ!?」

ジャッカル「オマエ………いま、なんつったよ…………。聞き間違いだったら悪いからヨォ…………今、俺の眼がなんつった!!?」

湊翔「あ、地雷触れたな。」

 

 クリスが驚く中、ジャッカルは震えて、絞り出す様な声で叫ぶと、ジャッカルを紫色の炎の様なオーラが包み込み辺りに紫電がパチパチと現れる。

 俺がそう呟くと。

 

クリス「な、何…………!?」

ベロバ「あ〜あ。やっちゃった。」

 

 クリスは正気に戻ったのか、後退りすると、ベロバは苦虫を潰した顔をする。

 すると、ジャッカルは眼を赤く染めながらクリスを指差す。

 

ジャッカル「俺が化け物なのは事実だからいい!ベロバが変人なのも、ホントだから何も言わん!」

ベロバ「もしもし?」

ジャッカル「だがなぁ………だがよぉ…………ッ!なんで初対面のお前にコンプレックスである俺の眼の事を言われなければいかんのだ!!クランペットみたいにして、数の子を塗してハチノコと一緒に食ってやるわぁ!!!」

 

 ジャッカルはそんな風に叫んでいく。

 どうやら眼が大きいのがコンプレックスだったらしく、怒髪衝天で腹部を扉の様に開けて一つの黒い物体を取り出して腰につける。

 

ドレッドライバー!

 

白夜「おい、あれって!?」

湊翔「フォルテの世界で見た、ドレッドライバー!?」

 

 そんな音声が鳴る中、俺と白夜はそう言う。

 あのドライバーは、フォルテの世界でドレットルーパーやアトロポス、クロトーが使っていて、フォルテも使える様になったドレッドライバーだった。

 すると、ジャッカルはドレッドライバーにレプリスチームライナーをスキャンする。

 

STEAMLINER(スチームライナー)

 

 その音声が鳴ると、レプリスチームライナーをドレッドライバーに装填する。

 

ジャッカル「変身!」

 

 そう言うと、ドレッドライバーのレバーを操作する。

 

ドレッド・零式

 

 その音声が鳴ると、ジャッカルは仮面ライダードレッド零式に変身する。

 更に別のカードを取り出すと、ドライバーにスキャンする。

 

SABER(セイバー)

 

 その音声が鳴ると、ドライバーの横のスロットに装填する。

 

ドレイン

 

 その音声が鳴ると、ジャッカルは火炎剣烈火を装備してクリスに斬りかかる。

 

クリス「変身!」

 

HIT(ヒット) FEVER(フィーバー)HOPPING(ホッピング)

 

 クリスは、フィーバーホッピングフォームに変身して、応戦する。

 

カズマ「これ、まずくね!?」

湊翔「とにかく、止めるぞ!」

 

 俺たちはマズイと判断して、それぞれで変身する。

 

DUAL(デュアル) ON(オン)

HYPER(ハイパー) LINK(リンク)

LASER(レーザー) BOOST(ブースト)

BLACK(ブラック) GENERAL(ジェネラル)

BUJIN(ブジン) SWORD(ソード)

HIT(ヒット) FEVER(フィーバー) BEAT(ビート)

DANGER(デンジャー)DANGER(デンジャー)!(GENOCIDE(ジェノサイド)!)DEATH(デス) the() CRISIS(クライシス) DANGEROUS(デンジャラス) ZOMBIE(ゾンビ)!(Wooooo(ウォー)!)

GREAT(グレイト)

HAMELN(ハーメルン)

BORRELOAD(ヴァレルロード)

REDAY(レディ) FIGHT(ファイト)

 

 俺たちはそれぞれの仮面ライダーに変身して、止めようとする。

 だが…………。

 

トウカ「は、早い!?」

白夜「マジかよ…………俺も追いつけないくらいに早い!」

朱翼「なんか、幻覚が…………!?」

武劉「戦い慣れてるな…………。」

めぐみん「強いです!」

ダクネス「ああ…………というより、こちらがどんな攻撃をしてくるのかを分かっているのか?」

 

 トウカ達はそんな風に言う。

 ジャッカルは目にも止まらぬ速さで移動したり眼を合わせた瞬間にリアルな幻覚で攻撃したり、あまつさえ元から何をするの知っているかの様な行動をとったりとあまりにも戦い慣れている様子で苦戦していた。

 そんな中、ジャッカルは必殺技を放とうとする。

 

湊翔「行くぞ!」

カズマ「おう!」

 

 それを見た俺とカズマも、必殺技を撃つ体勢に入る。

 

ブラッドレイン

FINISH(フィニッシュ) MODE(モード)

LASER(レーザー) BOOST(ブースト) VICTORY(ビクトリー)

BUJIN(ブジン) SWORD(ソード) STRIKE(ストライク)

 

 ドレッドの必殺技と俺のレーザーブーストフォームとカズマのブジンソードの必殺技がぶつかる。

 俺たちの必殺技がぶつかり合うと、中間地点でせめぎ合い、爆発する。

 互角か…………。

 俺たちがお互いに攻めあぐねていると。

 

ツムリ「皆さん!そこまでです!」

湊翔「ツムリ?」

ツムリ「皆さん!デザイア神殿にお越しください!」

 

 そこに、ツムリが現れる。

 デザイア神殿に来るように伝えられ、俺たちは移動する。

 ジャッカルも含めてだ。

 

拓巳「よく来たな。」

カズマ「それで、何があったんだよ?」

ゼウス「私から説明しよう。彼について。」

 

 そこには、拓巳とゼウス達がいた。

 カズマがそう聞くと、説明が行われていく。

 ジャッカルは別世界に存在する『進化人類(エボルダー)』と呼ばれる種族で、人間といった生き物や車などの道具が一定の条件で成長する事で生まれる特殊な怪人だというらしい。

 ジャッカルは、異世界のデザイアグランプリの大富豪ゲームで冒険者として紛れ込み、沢山の生き物を乱獲しない程度に討伐し、金を稼いでいたそうだと言う。

 

湊翔「なるほどね…………。」

トウカ「じゃあ、そこのベロバは何なのよ?」

ベロバ「私?私はこの世界の存在じゃないわよ。」

 

 俺がそう呟く中、トウカがそう聞くと、ベロバはそう答える。

 ベロバがコスプレして堂々と現れたのも、彼女が神では無く、別世界の電子世界を行き来する様になった人間だからで、コチラの世界の自分が何をやってるのかは知らないそうだ。

 彼女も不幸が大好きらしく、ジャッカルにボロ負けして不幸のどん底に落とされる者を見たくてサポーターをしているらしい。

 そこら辺の悪趣味さは共通してるのか。

 

カズマ「そういやさ、そっちのデザグラでデザ神になるとどうなるんだよ?」

ベロバ「気になる?それはね…………他者の能力を一つだけ得られる権利よ。」

白夜「他者の能力?」

武劉「それじゃあ、ドレッドもそれで手に入れたのか?」

ベロバ「ええ。」

 

 カズマがそう聞くと、ベロバは嬉々としてそう答える。

 白夜が首を傾げると、ベロバは肯定する。

 どうやら、先程のドレッドも最初の頃に手に入れたらしく、他にもサウザーやシン、ブラックやエデンの能力を使えたりするらしく、他にも呪術廻戦の伏黒甚爾の身体能力にNEEDLESSの左天の第四波動と言ったライダー以外の能力も扱っているらしい。

 

ベロバ「そして、今回の景品は…………最大にして最悪で最強の正義の使者、仮面ライダーゼインの能力が優勝したデザ神に与えられるのよ!」

湊翔「ゼイン?何だそれ?」

カズマ「そんな仮面ライダー、聞いたことがないんだが……………。」

めぐみん「というより、運営側はなんか驚いてますね。」

 

 ベロバは景品を伝える。

 ゼインという仮面ライダーは聞いたことがなく、首を傾げる。

 すると、運営側は驚愕の表情を浮かべていた。

 

ギロリ「ゼインだと…………!?」

ツムリ「それが景品に…………!?」

拓巳「マジか……………。」

ゼウス「それは本当なのか?」

ベロバ「ええ。」

 

 ギロリさんを始めとした運営側は、かなり動揺しており、ゼウスも動揺を浮かべていた。

 何故こんなに動揺しているんだ?

 俺たちが疑問符を浮かべていると、ジーンが口を開く。

 

ジーン「仮面ライダーゼイン。それは、とある世界で創られたライダーで、正義の為なら手段を問わない…………所謂「度が過ぎる正義」と言った感じで正義の為に平気で相手の命を奪うんだ。」

クロス「しかも、最悪なのが他のライダーの必殺技を使用する事が出来て、そのカードをシュレッダーにかけるようにバラバラにし本人がやらないであろう無慈悲な必殺技を使えるんだ。」

ケケラ「その姿はまさに仮面ライダーへの冒涜であり、尊厳破壊なのよ。」

 

 ジーン達はそんな風に説明していく。

 それと同時に、ゼインの戦闘シーンが映し出される。

 ゴルドドライブに似た仮面ライダーを、フリーズで止めた後、ムテキゲーマーの力で一方的に攻撃して、クロスセイバーの力で刃王クロス星烈斬を発動して、串刺しにして撃破していた。

 確かに、ゼインというのが相当危険な仮面ライダーである事が見て分かる。

 すると、ゼウスが口を開く。

 

ゼウス「そこで、参加者の中で唯一マトモに話が出来そうなジャッカルにコンタクトを取り、協力して優勝しようと話を持ちかける為に行動をしたのだが…………運悪く、先に湊翔達が鉢合わせてしまったという訳だ。」

朱翼「そうなんですか……………。」

 

 ゼウスはそんな風に言う。

 確かに、運が悪かったな。

 すると、今まで黙っていたジャッカルが口を開く。

 

ジャッカル「…………事情を理解はしたが、了承する気は無い。怨念の籠った気色悪いダガーで斬りかかる奴らと背中を合わせるくらいならドラゴンの胃袋で寝泊まりした方がマシだ。」

クリス「怨念!?聖なる祈りが込められてるダガーなんだけど!?」

湊翔「クリス、落ち着け!」

トウカ「落ち着いて!」

ダクネス「くっ!」

 

 ジャッカルはそんな風な嫌味を言って、その場を後にする。

 俺たちはクリスを抑える中、その後を追う様に立ち上がるベロバは去り際に口を開く。

 

ベロバ「共闘の件だけどね、デモチーは誰もが認める程の仮面ライダー嫌いだから共闘は無理よ。」

 

 ベロバはそんな風に言うと、去っていった。

 その後、ゼウス、拓巳、ジーン、ケケラ、キューン、アーン、クロス、クリス、トウカ、カズマ、俺は個室に集まって緊急会議をする事になった。

 俺とカズマが居る理由は、正体を知っているのと、ジャッカルについて聞きたいことがあるそうだ。

 カズマとの報告を受けたゼウスは深い溜息を吐きながら顔に手を当てる。

 

ゼウス「……………まあ、気持ちは分からんでもないが、いきなり襲いかかるのはどうかと思うがな。」

クリス「それは……………頭では分かってますけど、どうしても納得できないし、受け入れたくないんです。」

湊翔「それはどうしてなんだ?」

 

 ゼウスはクリスに対して、苦言を呈した。

 すると、クリスはそんな風に答えた。

 頭では分かっているようだがどうしても納得出来ないし受け入れたく無いと言う様子だった。

 俺がそう聞くと、クリスが口を開く。

 

クリス「私は、悪魔やアンデッドは嫌いなの。悪魔の気配と一緒に、人や神の気配も発していたジャッカルの存在が許せないの。」

ジーン「クリスは相変わらずだね。」

 

 クリスはそんな風に言う。

 なるほどな。

 アクアより過激だな。

 すると、カズマが話しかけてくる。

 

カズマ「この間、めぐみんがクリスに聞いたんだけどさ。人をおちょくるがそれ以外は無害な悪魔と人も殺せないくらいお人好しなアンデッドがいたらどうしますか?」と質問された時に「消すよ、跡形もなく消す」と速攻で言い返してたんだよな。」

湊翔「マジか…………。」

 

 カズマは小声でそんな風に言う。

 普段とのギャップの差に恐怖を感じるな。

 それと、今後は絶対にクリスをバニルとウィズに近づけてはいけないな。

 

湊翔「それにしても、ジャッカルは本当に何者なんだ?」

カズマ「確かに…………。」

ゼウス「それについては、私が話そう。」

 

 俺がそう呟くと、ゼウスが口を開く。

 ゼウス曰く、ジャッカルは元々とある科学の発達した世界で生まれた改造人間だったがそこで起きた事故で異世界に転移し、その世界で龍や魔王や敵国や神すらも一度も負ける事なく勝利してきた大英雄だった。

 しかし、そんな彼を同盟国の者達は恐れ彼を魔術や呪いで縛った生物兵器にしようと企んだらしく、その結果彼の国は滅びそこで出来た家族も友も何もかも奪われ、その時の激しい怒りが術式を逆に飲み込んで今の姿に変えてしまった。

 復讐として全ての人を虐殺した後、彼はエボルダー達の世界に迷い込みそこで奪った命のよりも多くを救おうととある組織に入隊しそこの隊長として活動していた。

 しかし、そんな時に彼等は仮面ライダーと遭遇してしまった。

 その世界では仮面ライダーが一方的に他種族や能力者を襲撃しておりジャッカル達は話し合いで解決しようとするも全て失敗に終わる。

 そんな中、彼等に帰還命令が出てしまい、それに反発した部下達は勝手に出撃してしまう。 

 ジャッカルは怪人化した時に出来た「約束事を必ず守らなければならない」と言う制約のせいで追う事が出来なかった。

 その後部下達は無残な………惨たらしい姿となって帰ってきた。

 中には同じ人間から進化した者も居たのに彼等は「自分達こそ正しい」と言って話を聞かなかったと全てを理解する『超理解』と言う能力で知ってしまった。

 その日からジャッカルは仮面ライダーを『見捨てる』と…どれだけバッドエンドに近づこうと『救わない』と誓ってしまったらしい。

 その後は時に世界を破壊しては何もなかった平和な世界線へと作り変える破壊者として、時にその世界の人間と旅をして世界を救う『暗黒英雄(ブラックヒーロー)』として活動をしている。

 その途中で仮面ライダーや他の能力者の力をばら撒いている大会を耳にした彼は、何故かその大会に何度も参加して、仮面ライダーの力を集め出したのだとか。

 その大会こそが異世界のデザイアグランプリそのものだった。

 

湊翔「そうだったのか…………。」

拓巳「だが、何故、あいつが己が嫌悪している仮面ライダーの力を集め続けているのかは分からん。」

ジーン「そうなんだよね…………普通なら、集めないはずなのにね。」

 

 俺がそう呟くと、拓巳とジーンはそう言う。

 確かに気になるな。

 すると、ある可能性が頭をよぎった。

 

湊翔「…………なあ。仮面ライダーの中には馬場武達の様にライダー特攻の力を持った奴はいるのか?」

拓巳「…………確かに。別世界の仮面ライダーバッファが、『全ての仮面ライダーをぶっ潰す力』を手に入れているが……………。」

ゼウス「なるほどな…………。」

カズマ「じゃあ、ジャッカルの狙いって…………!?」

湊翔「ああ。『全ての仮面ライダーを滅ぼす』力を手に入れる事だろうな。」

 

 俺は気になって、そう聞く。

 すると、拓巳はそう答える。

 まあ、ギーツを初期の方しか見れなかった俺でも、吾妻道長とダクネスは違うって分かるからな。

 ゼウスとカズマがそう言うと、俺はそう答える。

 それが狙いなんだろうな。

 その頃、ロキ達のアジトでは別世界でのデザグラについての会議が行われていた。

 

ロキ「さて…………どうしたものか。」

ベロバ「あいつ、仮面ライダーの力とそれ以外を使い分ける事が出来るから、厄介なのよね。」

 

 ロキはそんな風に呟く。

 この世界のベロバはそんな風に指摘する。

 ジャッカルは、さまざまな能力を持っている為、闘轟と武のライダー特攻を無効化できるのだ。

 すると、シャドウケケラが口を開く。

 

Sケケラ「まず、これを見てくれよ。」

要「これは、ジャッカルと別世界のベロバの映像だね。」

光太郎「これが何だって言うんだよ。」

Sケケラ「あっちのベロバとこっちのベロバは種族以外は全く同じだからな。静かに入れ替われば、寝首をかく事も出来るんじゃねぇか?」

 

 シャドウケケラはそう言うと、映像を出す。

 それには、ジャッカルと別世界のベロバが居た。

 シャドウケケラの提案は、ベロバを入れ替えて、寝首をかく事だった。

 

遥「そんな事をするの!?」

ベロバ「嫌よ!何であんな破廉恥な格好をしないといけないのよ!!」

 

 その案は、唯一の女性陣である遥とベロバに猛反対された。

 すると、声が聞こえてくる。

 

ジャッカル「気をつけろよ。お前を入れ替えて、寝首をかこうとしている存在が居るからな。」

ベロバ「分かってるわよ。」

要「……………見事に御破算したみたいだけど。」

Sケケラ「マジか…………。」

 

 映像からそんな声が聞こえてきて、要はそう言う。

 すると、異世界のベロバを見てロキは何か深く考えると、ニヤリと笑みを浮かべた。

 その数時間後、俺たちはアクセルの商店街にある喫茶店を、物陰から姿をローブで隠しているジャッカルを監視している。

 彼は今、テラス席でアップルパイを食べながら、スパイダーフォンでデザグラのランキングを確認している。

 よく見えないが、ランキングの大体真ん中くらいに居るらしい。

 あとはどうやって追い上げるのか少し悩んでいるらしく、同時にクエストポードにあった討伐書を確認している。

 

湊翔「…………さて、どうしたもんかな。」

白夜「で、どうすんだよ?」

カズマ「それなんだよな…………無理矢理戦わせたり、倒したりするのに抵抗あるんだよな…………。」

 

 あの後ジャッカルについての情報を、仲間達にある程度共有した。

 俺とカズマはジャッカルを無理矢理戦わせたり倒したりするのに抵抗感を覚えていた。

 彼はあくまで世界を滅ぼしたいのではなくてただ争いを無くしたいと考えているのだ。

 現にクリスに手首を斬り落とされた時も彼は最初話し合いで解決しようとしていた。

 それに大富豪ゲームは稼いだ金額の高さで競うゲームらしく、怪人である彼が態々変装してまで働く必要は無い。

 それこそ他人の家に忍び込んで盗みをすれば簡単に稼げるのに最低限の馬小屋代と食事以外はクエストを受けているのだ。

 

武劉「…………そこら辺は律儀なんだろうな。」

めぐみん「ですね。カズマ辺りにも見習って欲しいですよ。」

カズマ「おい、こら。いくらの俺でも、犯罪はやらないぞ。」

ダクネス「まあまあ…………っ!?」

湊翔「何の音だ!?」

 

 俺たちはそんな風に話していた。

 するとギルドの方から、謎の破壊音と悲鳴が聞こえてくる。

 俺達は慌ててギルドに向かう。

 ギルドに到着すると…………。

 

カズマ「おい、あれ!?」

湊翔「クロスセイバーにムテキゲーマー!?」

トウカ「どうなってるの!?」

 

 そこにはクロスセイバーとエグゼイド・ムテキゲーマーが冒険者を襲っている光景が目に入った。

 それを見て、俺たちは目を疑った。

 すぐ近くには変身したダストとリーンが膝をついている。

 

白夜「ダスト、リーン!」

朱翼「大丈夫ですか!?」

武劉「一体、何があったんだ!?」

ダスト「分かんねぇよ…………!突然、あいつらがやってきたと思ったら、暴れだして!」

リーン「私たちも応戦したんだけど、強くて…………。」

 

 白夜達が駆け寄ると、ダストとリーンはそんな風に言う。

 俺たちが困惑していると。

 

ジャッカル「……………来たか。」

 

 そんな風に言いながら、機械の翼を生やしたジャッカルが空から着地をしてその光景に目を細めた。

 

湊翔「あいつらの事を知ってるのか?」

ジャッカル「あの暴れるライダー達は、異世界のデザグラの参加者だ。」

めぐみん「異世界のデザグラの参加者ですか!?」

ダクネス「何だと!?」

トウカ「なんで、こんな事をするのよ!?」

 

 俺がそう聞くと、ディードはそう答える。

 めぐみん達が驚く中、トウカは二人にそう聞く。

 すると。

 

参加者「楽に稼ぐんならな、他人から奪えばいいんだよ!」

参加者「そうだぜ!こんな田舎街の一つや二つ、無くなっても構わねぇよ!」

武劉「……………お前ら…………!」

 

 その2人は、人としての神経を疑う発言をする。

 それには、流石にキレた。

 俺たちは変身しようとするが、ジャッカルに手で制される。

 

ディード「コレは俺達、この世界の部外者のしでかした事だ。」

湊翔「1人で倒す気か!?」

参加者「あぁ?何だテメェ!」

参加者「舐めてんじゃねぇぞ!」

 

 ジャッカルはそんな風に言う。

 それを聞いた2人は、激昂しながら襲いかかる。

 それに対してジャッカルは。

 

ジャッカル「変身。」

 

ドレッド・零式

 

 ドレッドに変身して対峙する。

 ドレッド零式は勝てるはずがない。

 相手はムテキゲーマーとクロスセイバーなのだ。

 フォルテの世界で、ドレッドには壱式や弐式といった強化形態があるからだ。

 そう思っていたが。

 

ODORIPPA(オドリッパ)

ドレイン

 

 その音声が鳴ると、ジャッカルは踊る様に剣の雨を躱していく。

 

WRESTLER(レスラー) G(ジー)

ドレイン

 

ジャッカル「ハァァァァァ!」

参加者「のわっ!?」

 

 その音声が鳴ると、怪力を発揮して、ムテキゲーマーのハイパーライドヘアーを掴んで振り回す。

 

BULLETBAANG(バレットバーン)

ドレイン

APPAREBUSHIDO(アッパレブシドー)

ドレイン

 

 その音声が鳴ると、刀と拳銃を生成して、相手を翻弄する。

 

MADWHEEL(マッドウィール)

ドレイン

 

 その音声が鳴ると、ディードはドライバーを操作する。

 

ブラッドサクリファイス

 

ジャッカル「ハァァァァァ!」

「「うわぁぁぁぁ!?」」

 

 ジャッカルは必殺技を発動して、タイヤ状のエネルギーをぶつけて、変身解除まで追い詰める。

 ジャッカルは、その2人に刀を突きつける。

 

ジャッカル「選べ。二度とこんな事をしないと誓うか………今俺に倒されるか…………。」

参加者「し、しねぇ!」

参加者「絶対にやらねぇから!」

 

 ジャッカルがそう聞くと、その2人はそう言う。

 それを聞いたジャッカルは溜息を吐くと。

 

ジャッカル「そうか。」

 

 そんな風に呟き、首を鳴らしながらその場を離れる。

 すると。

 

参加者「へっ!あっさり騙されやがって!」

参加者「オラァァァァ!」

湊翔「マジかよ!?」

白夜「全員、防御しろ!」

 

 参加者はそう言うと、再変身する。

 やはり、ジャッカルを騙す為の嘘だったようだな。

 二人は変身していない俺達や一般人や冒険者達に向かって巨大な斬撃を放つ。

 油断してしまっていた俺たちはそれぞれの仲間を庇う様に抱き寄せ、ダクネスと白夜と武劉は衝撃に備えようと構え、アクアは泣き叫び他の者は悲鳴をあげる。

 だが、目を閉じても攻撃が当たったようには感じなかった。

 その理由は…………。

 

湊翔「ジャッカル!?」

カズマ「おい!大丈夫かよ!?」

 

 その攻撃は全てジャッカルに吸い込まれる様に当たっていて、鎧を貫通して背中から血が吹き出していた。

 俺たちが驚く中、ジャッカルは害悪プレイヤーを悲しい様な許せない様な眼で睨んだ。

 

ジャッカル「…………最初に参加して優勝したデザグラで、他人への攻撃を全て自分への攻撃に変える能力を貰ってな。それがお前達の答えなら、容赦はしない。」

 

 ジャッカルはそう呟くと、ドライバーに三枚のカードを装填する。

 

STEAMLINER(スチームライナー)

UNICON(ユニコン)

DAIOHNI(ダイオーニ)

 

 その音声が鳴ると、待機音が流れてくる。

 すると、ジャッカルは叫んだ。

 

ジャッカル「変身!」

 

 そう言うと、ドレッドライバーのレバーを操作する。

 

ドレッド・参式

 

 その音声が鳴ると、ジャッカルは一度、ドレッド零式に変身すると、ユニコーンと鬼が現れ、それを巨大な手が掴むと、アーマーに変わって、装着される。

 フォルテから聞いていた。

 これが、ドレッド・参式であると。

 すると、ポツポツと雨が降り出してくる。

 ドレッド・参式に変身したジャッカルはというと。

 

ジャッカル「ふっ!はっ!」

参加者「ぐっ!?のわっ!?」

参加者「ぐはっ!?」

 

 その二人を、徹底的にレイピアと棍棒で痛めつけていく。

 2人が倒れる中、ジャッカルはドライバーを操作する。

 

ジャッカル「…………終わりだ。」

 

ドレッドパニッシュメント

 

「「うわぁぁぁぁぁ!?」」

 

 必殺技を発動して、その2人は爆発する。

 土砂降りの雨が降る中、空を見上げているジャッカルの顔が、とても悲しそうに見えた。

 その後、俺たちはジャッカルを屋敷まで連れていった。

 アクセルの街が大騒ぎになっているからだ。

 

ジャッカル「怪我は持ち前の再生能力で治ってるから治療は必要無い。」

カズマ「いやさ、命の恩人に礼もしないのは流石にあと味が悪いかはな。」

湊翔「それに、アクセルの街は今パニックになってるし、正体もバレた以上、今は外を出歩かない方がいい。」

 

 ジャッカルはそう言って帰ろうとするが、俺とカズマはそう言う。

 それを聞いたジャッカルは、渋々と言わんがばかりにソファーに座る。

 すると、武劉が口を開く。

 

武劉「一つ、聞きたい事がある。」

ジャッカル「…………なんだ?」

武劉「お前の世界のデザグラの参加者はみんなあんな感じなのか?」

 

 武劉はジャッカルに対して、そんな風に聞く。

 それを聞いたジャッカルは。

 

ジャッカル「昔はこんな感じじゃなかったさ。だが今のゲームマスターであるチラミになってから、徐々にこんな感じになってきた。」

 

 そんな風に、嫌そうに語る。

 ジャッカル曰く、前任者は別世界のギロリさんがやっていたらしく、堅苦しい感じではあったが、今の様な悪質な行為は決して許さなかったそうだ。

 しかし、とある世界でのゲームの途中で、魔導国なる強力な魔物の軍勢が現れて、その時にグレアとして参戦したギロリさんが瀕死の大怪我を負ってしまったのだ。

 そのギロリさんの後釜として、急遽ゲームマスターになったのが、チラミという人物だ。

 だが、その本人はデザグラを盛り上げる為なら他世界の住人が何人亡くなろうが関係ないスタンスらしく、徐々に危険な思想のゲーム内容やプレイヤーが増えてきたとの事。

 その事を思い出したのか、ジャッカルは再び溜息を吐く。

 

ジャッカル「最近の能力を持った戦士達は、行動に対する気持ちが軽いのが多い。ジャマトだろうと獣だろうと、『命を奪った』と言う感覚を全く感じていない。」

 

 そんな感じに、ジャッカルは言う。

 それを聞いたダクネスやめぐみんやアクアは、今ひとつ理解できていないのか、首を傾げていた。

 すると、ジャッカルは諭す様に口を開く。

 

ジャッカル「この世界の悪魔も鳥もアンデッドも魚も獣も人も苦しまないのか?痛みはないのか?喋らない奴や人ではない生き物は幾らでも殺して良いのか?」

一同「……………。」

 

 ジャッカルはそんな風に聞いてくる。

 それに対して、俺たちは何も答える事ができなかった。

 クエストの為に、モンスターを狩っているのだから……………。

 すると、ジャッカルが口を開く。

 

ジャッカル「別に一生引き摺れとか、何もするなと言うわけじゃないが、自分達の力は普通じゃないと自覚した方が良い。一応、世話になった。」

 

 ジャッカルはそんな風に言うと、礼を言いつつ、その場を後にする。

 その言葉に、俺たちは深く考えさせられたのだった…………。

 一方その頃、ある廃村では。

 

チラミ「のわっ!?」

 

 チラミが何か戦闘を行っていたようだが、あっさり倒されて、変身解除される。

 チラミの前には、ロキ達の姿があった。

 

チラミ「アンタ達、誰よ!?一体、何が望みなのよ!?」

ロキ「逆に聞くが、お前はジャッカルが目障りなんじゃないか?」

 

 チラミがそんな風に聞く中、ロキはそう聞く。

 それには、チラミも思うところがあるような表情を浮かべる。

 実際、チラミが担当する様になってからジャッカルの優勝する比率が増えており、ここ数年は無敗伝説を作り上げるほどになっていて、さらに自分が用意したプレイヤーも全て彼に倒されている。

 その為、デザグラの視聴者も参加者も徐々に減ってきており、中には、ゲームマスターをギロリに戻せと言うクレームも入ってきているので、チラミは相当困っていたのだ。

 

チラミ「はっ!だったら何なのよ!?」

ロキ「そこでだ。いい案があるのだが、聞いてはどうかな?」

チラミ「は?」

 

 チラミがそう聞くと、ロキは悪魔のような笑みを浮かべながら、ある事を提案する。

 それを聞いていた武達は。

 

武「…………何なんだ?まあ、強い奴と戦えればいいがな。」

要「さぁ。どうでしょうね。」

遥「何の話をしてるのかしら?」

光太郎「知らねえよ。」

闘轟「………………。」

 

 武達がそんな風に話す中、闘轟はロキの事をじっと見ていた。

 闘轟が考えていた事は。

 

闘轟『…………本当に、こいつと一緒に居て良いのか?』

 

 ロキと一緒に居るべきかを考えていたのだ。

 果たして、ロキの提案とは。




今回はここまでです。
今回は、オリジナルエピソードになります。
ゼパル・ガルベスクさんが投稿しているララバイバンデットのキャラであるジャッカルが登場しました。
クロスセイバーとムテキゲーマーがやられたのは、クローンライダーと同じ原理です。
本人ではない為、力を引き出しきれなかった感じです。
そして、この小説では全然登場していなかったチラミが登場しました。
次回は後編になります。
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