トウカと白夜が新たな力を得て、それぞれの戦いに勝利した。
それから翌日、俺たちは屋敷の広間で話し合っていた。
話の内容としては……………。
カズマ「……とまあ、知り合いの冒険者にそんな事言われたんだけど大丈夫だよな?別に襲われたりしないよな?っていうか、いきなり襲うとか犯罪だもんな?」
カズマはそんな風に言う。
それを聞いたダクネスは、新聞の切り抜きを持って震えて、武劉は頭を抱えていた。
その理由は、カズマ達がダスティネス家の権力を背景に、新聞社に圧力をかけたのだ。
その為、本来なら新聞に載らないはずのカズマ達が書かれているのだ。
ダクネス「おお、お前……!また私の家の威光を使って、そんなくだらない事をしていたのか……!おいめぐみん、どこへ行く!カズマと共に説教だ!」
ダクネスがそう言う中、ちょむすけを抱いたまま、2階に逃げようとしためぐみんを咎める。
朱翼「……………それにしても、湊翔さんとトウカさんの距離が近くないですか?」
湊翔「そうか?」
トウカ「こんな物じゃない?」
白夜「随分とラブラブになってんな。」
武劉「落ち込まれてるよりは良いだろ。」
朱翼がそう言うと、俺とトウカはそう言う。
俺とトウカは、体を寄せ合い、腕を絡ませていた。
そんな中、アクアがカズマに話しかける。
アクア「カズマさん、カズマさん。この切り抜き、私にちょうだい。ほら、ここんとこ見なさいな。青髪の美人アークプリーストって書いてあるわ。」
カズマ「やだよ、俺だって自分の特集記事は残しておきたいもん。それより、大丈夫だよな?この街は治安良いもんな。物騒な事言う冒険者が居たら、お巡りさんがすぐさま飛んでくるよな?」
アクアがそう言う中、カズマはダクネスにそう聞く。
俺は別に有名になりたいという欲はないので、どうでもいい。
すると、白夜が口を開く。
白夜「残念だが、それは無理だ。冒険者同士の決闘は冒険者ギルドが認めてるからな。現にお前はミツルギと戦っただろ。」
カズマ「え?でも、仮面ライダーになったぞ?」
武劉「話は聞いたが、それはミツルギはお前と戦う際に、仮面ライダーへの変身を同意したからだ。普通なら、民間人への攻撃はダメだからな。」
ダクネス「まあその…………カズマなら大丈夫だろ。」
カズマ「ふざけんなコラ!なんで変なとこだけ細かい法律があるのに、肝心なとこは大雑把なんだよ!」
カズマの言葉を聞いた白夜、武劉、ダクネスはそう言う。
3人の言葉を聞いたカズマは、そんな風に叫ぶ。
確かに、この国の法律って、肝心な所は大雑把だよな。
まあ、冒険者が多くいる国だから、無理もないが。
すると、ダクネスに襟首を掴まれためぐみんは口を開く。
めぐみん「何、心配入りませんよ、カズマ。どこぞの冒険者が挑戦してきても、この私が撃退してあげます。だから、安心して自慢すると良いですよ。」
朱翼「めぐみんも随分と変わったよね………。カズマを甘やかしたり。」
ダクネス「朱翼の言う通りだ!前々から思っていたが、ここ最近は特に過保護が酷いぞ!一体何があったんだ!」
めぐみんがそんな風に言うと、朱翼がそんな風に呟き、ダクネスはそう叫ぶ。
確かに、ここ最近はめぐみんもカズマを甘やかす様な行動が多いよな。
すると、めぐみんが振り返りながら口を開く。
めぐみん「何があった……………ですか?それをダクネスが聞くのですか?」
ダクネス「えっ?」
めぐみん「どこかの娘が!人が気にかけている男の唇を!隙をついて嬲って貪ったのが原因ですよ!」
ダクネス「ねぶ…………む、貪る!?おいめぐみん、あまりその様な卑猥な言い方は…………!」
めぐみんの突然の強気な態度にダクネスが僅かに怯む。
すると、めぐみんはそう叫び、ダクネスは顔を赤くする。
湊翔「そういや、なんか夜に騒がしくなったけど、何かあったのか?」
朱翼「実は、カズマがお風呂に入ってる中でダクネスが入ってきて、それをめぐみんが見たそうです。」
トウカ「そうなんだ…………。」
俺がそう聞くと、朱翼はそう言う。
またそのパターンか。
だから、詰め寄られてんのね。
カズマとアクア、めぐみんとダクネスが何かを話す中、俺はのんびりとしていた。
ちなみに、トウカの服装は、普通のパジャマだった。
もう夜だからな。
白夜「相変わらずだな。ま、この環境に慣れちまったのかもな。」
武劉「そうだな。」
白夜と武劉はそんな風に話していた。
俺たちがのんびりとしていると。
アクア「あーっ!」
カズマに低空のドロップキックを喰らわせて、倒していたアクアは、窓を見て叫んだ。
トウカ「どうしたのよ?」
アクア「どうしたじゃないわよ!街に野良ゴーストがウヨウヨ居るじゃない!共同墓地はちゃんと定期的に除霊してるのに、なんで街中に来てるのよ!」
トウカがそう聞くと、アクアはそう叫ぶ。
街に野良ゴーストね……………。
俺たちの視線は、アクアに集まった。
アクア「……………ちょっと、霊が集まってきたら何でもかんでも私のせいにするのはやめてちょうだい。」
湊翔「そりゃ、前例があるからな。」
アクア「湊翔、黙って!それに、今回は何も関係ないはずよ!だってこのゴースト、野生のゴーストじゃなくて、召喚された子達っぽいもの!」
アクアがそんな風に言うと、俺はそう呟く。
前例があるから、疑われるんだよ。
アクアがそう言うと、俺たちは顔を見合わせる。
ゴーストを召喚できるのは、上級職のネクロマンサーか、リッチーくらいで、ネクロマンサーがいないのは分かっているから……………。
すると。
アクア「お店に遊びに行くと、お茶やお菓子をくれるから見逃してたけど、とうとうリッチーの本性を現したようね!今日はもうお風呂に入ってパジャマに着替えちゃって出かけたくないから、明日の朝に折檻してあげるわ!」
湊翔「今行けよ。」
アクアはそんな風に宣うので、俺はそう突っ込む。
そこで面倒くさがるな。
ウィズがやった可能性が高いだろうが、本人に話を聞いて判断するか。
翌日、めぐみんの爆裂散歩に付き添っているダクネスと武劉と朱翼を除いた俺たちでウィズ魔道具店へ向かう事に。
湊翔「しっかし、なんでゴーストが現れたんだ?」
トウカ「普通に考えれば、ウィズがやったんだろうけど…………。」
白夜「ま、会ってみれば分かるだろ。」
俺、トウカ、白夜はそう話す。
ウィズの性格上、なんの考えもなしにやるとは思えないし。
そんな風に話すと、ウィズ魔道具店に到着して、アクアが中に入る。
アクア「頼もう!」
白夜「なんで道場破りみたいな事を言いながら入るんだよ。」
アクアがそう言いながら入ると、白夜はそう突っ込む。
すると、バニルが口を開く。
バニル「朝から騒がしい逸れ女め。一体この店に何の用だ?我輩は今忙しいのだ。下らない用なら、後にしてもらおう。」
バニルが待ち構えていた様に見えて、そんな風に言う。
すると、アクアが口を開く。
アクア「ゴースト管理が不行き届きなウィズを叱りに来たんだけど、あの子はどこにいるのかしら?っていうか、その逸れ女って呼び名は何?孤高で気高いアクアさんって意味なら、あんたの残機がゼロになった時、次に生まれ変わるのは悪魔ではなくせめてゾウリムシになります様に、って祈ってあげても良いわよ?」
バニル「逸れ女というのは、大変チョロいタイクーンやギーツ、ライコウ、ダイルにすら相手にされない、ハズレ女という意味だ。」
白夜「おい!店の商品を水に変えようとするんじゃねぇ!!」
アクアはバニルの問いに対して、そんな風に答えて、逸れ女の意味を聞く。
バニルはそんな風に答えた。
それを聞いたアクアが店の商品を水に変えようとするので、取り押さえる。
流石に営業妨害だろ。
だが、店内にウィズの気配は感じられない。
湊翔「そういや、ウィズはどうしたんだ?」
白夜「俺たち、ウィズに用事があるんだよ。」
バニル「あの放蕩店主なら、昨日の夕方頃、どこかへ出かけたきり、帰ってこぬわ。アレで男っ気が一切無かったからな。どごぞの男と朝帰りとは、良い傾向やもしれぬ。」
アクア「ちょっと、嘘でしょ!?あの子ったらおとなしそうな顔してなんて事なの!カズマといい、湊翔といい、皆といい、色ボケちゃって!」
トウカ「……………別に良いでしょ。」
俺と白夜がそう聞くと、バニルはそう言う。
それを聞いたアクアはそんな風に叫んだ。
この場に居ないのに、誹謗中傷されるウィズが少し可哀想に思えた。
色ボケとか言うな。
愛してるだけだ。
すると、店内の床が光り輝く。
テレポートの魔法の様だな。
ウィズ「バニルさん、助けて下さい!」
アクア「ターンアンデッド!」
ウィズ「ひゃあああああー!」
ウィズがテレポートで戻ってくると、アクアは速攻で魔法を放ち、ウィズは悲鳴を上げて薄くなる。
カズマ「お前、いきなり何やってんだ!」
白夜「ウィズが薄くなってんぞ!」
アクア「まあ落ち着きなさいな、せっかちニートに雷男。今のは日雇いゴーストを放置した事への峰打ち魔法よ。」
湊翔「魔法で峰打ちって、どういう事だよ。」
カズマと白夜がそう言う中、アクアはそう言う。
アクアの発言に俺が突っ込んでいると、バニルが口を開く。
バニル「こんな時間に帰ってくるとは、一体どこをほっつき歩いていたのだ、尻軽店主め。今朝は早くから仕入れがあると言っておいたであろうが!」
アクア「そうよ、それよ!アンタ、男っ気ない行き遅れですみたいな顔しておいて、しれっと朝帰りってどういう事よ!お人好しのアンタのことだから、悪い男に騙されてるに決まってるわ!具体的にはカズマさんみたいなのに!」
トウカ「アクア。話がややこしくなるから、黙ってて。」
バニルがそう言う中、アクアはそんな風に見当違いな事を言い、トウカに抑えられる。
ウィズ「ま、待ってください2人とも!いきなり浄化されかけた上、なぜこんな悪し様に言われてるんですか!?」
白夜「いや、こいつらは今はほっとけ。」
湊翔「それより、何があったんだ?」
ウィズ「それが…………ストーカーが現れたんです!」
ウィズが2人に責められて、涙目を浮かべながら困惑する中、俺と白夜はそう言う。
すると、ウィズは自分の体を守る様に抱きしめて、そんな風に言う。
それを聞いて、俺たちは顔を見合わせる。
白夜がお茶を淹れて、ウィズがそれを飲む。
アクアにやらせると、ウィズが消滅するからな。
俺は口を開く。
湊翔「それで?ストーカーが出たってどういう事なんだ?」
ウィズ「そうなんです!それは、昨日の夕方の事でした……………。」
俺がそう聞くと、ウィズはそんな風に言う。
経緯はこうだ。
晩のおかずの惣菜を作る店では、夕方ごろに野菜の切れ端が廃棄されて、ウィズはそれを貰っていたそうだ。
貧乏生活じゃねぇか。
それを受け取って、店に帰ろうとすると、フードを被った男が目の前に現れた。
ウィズ「真っ黒なローブを着たその人は、フードを深く被ったままこう言ったんです。『俺の名はデューク。お前に会うために遥か遠い地からやって来た者だ…………。何年もの間、お前の事を調べ続け、お前の事だけを考え続けた』と……………。」
ウィズはそんな風に言う。
まさかのガチもんのやばいストーカーだった。
それを聞いて、アクアとトウカは顔を顰めている。
俺も顔を顰めた。
予想以上にヤバすぎるだろ。
ウィズ「そうして、その人は言ったんです。『俺は、ただひたすらに自らを鍛え続けた。それが何故だか分かるか?』と…………。私はもちろん、分かりませんと答えました。すると…………!」
白夜「すると?」
ウィズ「『お前を襲うために決まっているだろう!』そう叫んで、ローブを脱ぎ捨てようとした時点で、私はその場から逃げました………。後は、店に帰るのが怖かったので、ゴーストを呼び出し、ストーカーさんの動きを探ってもらったのですが…………。」
ウィズはそう話していく。
白夜が話を促すと、ウィズはそう言う。
ゴーストが召喚されたのは、それが理由だったのか。
よほど怖い目に遭ったんだな。
湊翔「……予想以上にガチだったな。」
トウカ「引くんだけど…………。」
アクア「なるほど、街にゴーストがウロウロしてたのもそういう理由だったのね。仕方ないわね。呼び出したゴースト達は後で元いた場所に還してあげるのよ?」
カズマ「犬猫じゃあるまいし、ちゃんとお前が天に還してやれよ。」
俺がそう呟くと、トウカは顔を顰めながらそう言う。
アクアとカズマがそう話すと、白夜が口を開く。
白夜「なるほどな。そのストーカーが店の傍から離れなかったから、今まで帰れなかったという事か。」
ウィズ「いえ、それが分からないんです。街中にゴーストを放ったのですが、ちっとも連絡が取れず…………それどころか、ゴーストの多くがその方に浄化されてしまったようで…………。」
白夜がそう聞くと、ウィズはそんな風に言う。
ゴーストを浄化出来るガチもんのストーカーね……。
俺たちは見合うと、口を開く。
カズマ「犯人はアクシズ教徒か。」
湊翔「そうだな。」
白夜「そう考えて間違いねぇな。」
トウカ「その可能性は大ね。」
バニル「うむ。我輩の見通す目を使う必要すらないな。」
アクア「ちょっとアンタ達待ちなさいよ、ウチの子に冤罪を擦りつけないで!」
俺たちがそう言うと、アクアはそう叫ぶ。
いや、どう考えてもアクシズ教徒並にやばいだろ。
すると、ウィズがおずおずと口を開く。
ウィズ「あの…………それで、何か対策をお願いしても良いですか…………?」
ウィズがそう言うので、俺たちは対策を話し合うことに。
湊翔「とは言っても、その肝心の黒ローブのストーカーが何処にいるのかが、分からないからな…………。」
白夜「バニル。お前なら、見通せるんじゃないか?」
アクア「そうよ!アンタ、日頃偉そうな事言ってるんだから、こういう時こそ力を使って探りなさいよ。」
俺がそう呟く。
肝心の居場所が分からないと、手の打ちようがないからな…………。
白夜とアクアがバニルにそう言うと、バニルは口を開く。
バニル「貴様らに言われるまでもなく、先ほどから見通す力を使っているのだが、居場所までは見えぬのだ。その者は、ただの変態ではないやもしれぬ。我輩の見通す力を遮断出来る強者の可能性があるな。」
バニルはそんな風に言う。
バニルでさえ、見通せない強者の変態か…………。
かなりやばいな。
すると、バニルは手を打つ。
バニル「行き遅れ店主よ。ここは逆に考えるのだ。汝をここまで想ってくれる物好きなど、そうはおらぬぞ。相手のスペック次第では、妥協しておくのも良いのではないか?」
ウィズ「い、嫌ですよ!初対面でいきなり襲ってくる人だなんて!あと、行き遅れ店主はやめて下さい!」
バニルがそんな風に言うと、ウィズはそんな風に叫ぶ。
確かに嫌だよな。
初対面で襲ってくる人とか。
すると。
郵便屋「ウィズさんはいらっしゃいますか?郵便でーす。」
ウィズ「あっ、ご苦労様です!」
外から、郵便配達の人が店に入ってきて、手紙をウィズに渡す。
湊翔「このタイミングでの手紙って…………。」
トウカ「嫌な予感しかしないわね。」
俺とトウカがそう話すと、ウィズは手紙を見る。
ウィズの顔が曇ったのを見て、相手はストーカーだと確信した。
バニル「大方、ストーカーからの手紙か。それを見通して辿れば、相手の居所が分かるかもしれぬ。調べて、我輩が其奴を襲撃してやろうか?」
それを見たバニルは、一応は同居人を心配しているのか、そんな風に聞く。
すると、ウィズが口を開く。
ウィズ「バニルさん、ありがとうございます。ですが、この件は自分で決着を付けます。この手紙には、明日、街の外の荒野で待つとありました。私…………誰かに好意を寄せられたのは初めてですが、真面目に返事をしたいと思います!」
ウィズはバニルに対してそう言うと、手紙をギュッと握り締め、決意を秘めた表情でそう言う。
その夜、俺たちは夕食をとりながら、今日あった事を話すことに。
ちなみに、父さんと母さんも来ていた。
カズマ「………まあそんな訳で、明日、ウィズは決着を付ける事になった。」
カズマがそう言うと、めぐみん、ダクネス、朱翼、武劉、父さん、母さんは微妙な表情を浮かべる。
聡介「ストーカーか…………。そのウィズって人は、苦労しているんだな。」
朱美「でも、気をつけないとダメよ?その手のストーカーは、追い込まれると自暴自棄になって、何をするか分からないから。」
めぐみん「そうですね。切れるととても怖いのを知ってますよ。私の自称ライバルも、そのような気質があるのですよ。まあ、最近は改善されましたが。」
それを聞いた父さんと母さん、めぐみんはそう言う。
確かに、ゆんゆんって、めぐみんについてきたりしてるし。
すると、ダクネスが口を開く。
ダクネス「しかし、よりにもよってこの平和な街にそのような変態が現れるとは…………。善良な市民に迷惑をかける不届き者め、恥を知るべきだ!」
武劉「…………アンタの口からそんな言葉が出るなんて意外だな。」
ダクネス「な、何をっ!」
ダクネスが丁寧な仕草で皿の上の肉を切り分けながらも、激昂してるのか荒い口調でそう言う。
武劉がそう突っ込む中、アクアが口を開く。
アクア「そういえば、ウィズは決着をつけるって言ってたけど、あの平和ボケした子が一体どうやって収めるつもりなのかしら。ひょっとして、告白を受けちゃうつもりなのかしら。最近はめぐみんにダクネス、トウカ、朱翼が色ボケてきちゃってるし、あの子まで彼氏持ちになったら、私の遊び相手が減っちゃうんですけど。」
めぐみん「アクア、私は別に色ボケてはいませんよ!夜這いをしたり、際どい格好で挑発ばかりするダクネスと違い、口付けすらまだ清い身です!」
ダクネス「ちょっ…………!」
アクアがそう言うと、めぐみんはそう反論して、ダクネスが涙目になる。
トウカと朱翼は、目を逸らしていた。
湊翔「まあ、こっから先は当人達の問題だ。
赤の他人の俺達が首を突っ込む訳には行かないしな。」
武劉「ああ。」
白夜「だな。」
俺がそう言うと、武劉と白夜はそう言う。
他人の恋路に首を突っ込む気はないからな。
そうして、俺たちは寝る事にした。
その翌日、カズマ達はウィズを見守りにいくと言って、何処かに向かった。
湊翔「あいつら、何処に行ってんだよ。」
トウカ「ある意味でストーカーになってない?」
白夜「まあ、変な事をしなけりゃ良いんだが。」
朱翼「ですね。」
武劉「不安だ…………。」
俺たちは屋敷のリビングでそんな風に話す。
すると、ドアがノックされる。
湊翔「は〜い…………。えっ!?何でここに!?」
闘轟「上がるぞ。」
ドアがノックされて、俺が対応すると、そこには牛島闘轟の姿があった。
トウカ「何であなたがここに!?」
闘轟「…………良い家に住んでんな。」
トウカ達が警戒する中、闘轟は屋敷の中に入ってきて、リビングに入るとそう言う。
取り敢えず、お茶を出す事にした。
武劉「何をしにきた。」
闘轟「そんな騙し討ちみたいな真似をするか。」
白夜「まあ…………大丈夫だろ。」
武劉がそう聞くと、闘轟はそんな風に言う。
白夜がそう言うので、取り敢えずは信じる事にした。
白夜「どうしたんだ?」
闘轟「お前らに伝えておく事がある。」
湊翔「俺たちに?」
白夜がそう聞くと、闘轟はそう言う。
闘轟「まず、最近、ベロバとかが来ただろ。あれは、ジットとか言う奴が差し向けた。」
湊翔「ジット?」
闘轟「お前に負けたロキが派遣した存在だ。ロキはまだ諦めてない。ギーツの周りから攻めてくるつもりだろう。」
トウカ「それで…………。」
闘轟はそんな風に言う。
ベロバがやって来たのは、ジットとかいう奴が差し向けたのか。
トウカが納得していると、闘轟はまた口を開く。
闘轟「それと、石井樹が不穏な動きをしている。用心しろ。」
朱翼「えっ?でも、彼は退場したんじゃ………?」
湊翔「……………それに関しては、俺の影響かもしれない。」
武劉「どういう事だ?」
闘轟がそう伝えると、朱翼は首を傾げる。
俺は心当たりがあるので、そう言う。
湊翔「ロキを倒して、元の世界に戻す時に、理想を願う心を思い出させた。脱落したライダー達の記憶と一緒にな。」
白夜「どうして、そんな事を?」
湊翔「俺の理想の世界は…………誰もが幸せになれる世界だ。だからこそ、願いを持つ心を忘れちゃいけないと思ったから。ニラムには承諾を得てる。」
トウカ「そうなんだ…………。」
俺はそう説明する。
やはり、たとえ脱落したとしても、理想を願う心を忘れてはいけない気がしたから。
トウカ達が納得する中、闘轟はお茶を飲むと立ち上がる。
闘轟「
湊翔「意外と優しいんだな。」
闘轟「黙れ。」
闘轟はそう言うと、去ろうとする。
俺がそう言うと、闘轟はそう呟き、去っていった。
とにかく、気をつけないとな。
その頃、その石井樹は。
樹「ははっ…………!ふふっ…………!」
そんな笑みを浮かべていた。
石井樹の前には、パソコンがあり、何かしらのデータが映し出されていた。
樹「この世界は生まれ変わろうとしている。」
樹は何かの作業をしながらそう呟く。
その手元には、植物が入った容器があり、その中には、極小サイズのジャマトが居た。
樹「我こそが……………この世界を支配するジャマ神となる…………!さあ、パラサイトゲームの準備を進めよう…………!!」
石井樹はそんな風に言う。
果たして、そのパラサイトゲームとは、何を意味しているのか……………。
この時の俺たちは知る由もなかった。
今回はここまでです。
今回は、ウィズのストーカー騒動についてです。
遂にウィズの前に、ストーカーとして認識されているデュークが出現。
接触して来ました。
闘轟も接触してくる中、石井樹は怪しい動きを見せていた。
パラサイトゲームもやる予定ではあります。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
ガヴも、リッパーを撃破しましたが、まさかのコメルの命を奪ったのとは別人だったという。
そして、ビターガヴが別の人が変身して、オーバーモードのガヴが登場しますね。
今後のこの小説の展開でリクエストがあれば、活動報告から承っております。