この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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第17章
第157話 因縁の再会


 俺とカズマは、魔王軍幹部の1人、セレスディナと対面していた。

 まあ、ウィズに正体を暴露されて、バニルに有り金を毟られた、哀れな状態ではあったのだが。

 すると、セレスディナが人差し指と中指を閉じたり開いたりして見せた。

 俺たちが意味が分からずに首を傾げていると、イライラしていたのか、セレスディナは口を開く。

 

セレスディナ「煙草だよ煙草。湊翔って奴はともかく、お前はあれだけ悪名高いんだから、煙草ぐらい持ってんだろ?」

湊翔「生憎だがな、吸ってない。」

カズマ「俺も。」

 

 セレスディナはイラつきながらそう言うと、俺とカズマはそう返す。

 この世界にも煙草があるのか?

 まあ、命を削るだけだし、吸わないけど。

 こいつ、チンピラか?

 俺たちの返事を聞いたセレスディナは、イライラしているのか、頭を掻き、ため息を吐くと、口を開く。

 

セレスディナ「今更誤魔化してもしょうがねぇな。………あたしは魔王軍幹部、謀略と諜報を担っているセレスディナ。傀儡と復讐を司る邪神、レジーナを崇拝するダークプリーストだ。」

湊翔「邪神ね。………普通、邪神って呼ばれるとキレるのが相場じゃないのか?」

 

 セレスディナはそんな風に名乗る。

 傀儡と復讐を司る女神ねぇ…………。

 俺がそう聞くと、セレスディナは、先ほどと打って変わって、暗く冷たい人形のような無表情を浮かべていた。

 すると、人形が浮かべる作り笑いの様な笑みを浮かべて、口を開く。

 

セレスディナ「まあ、あたしんとこの神様は傀儡と復讐を司るんだぜ?邪神以外の何だってんだよ。」

 

 セレスディナはそんな風に言う。

 まあ、司っている物が物だしな。

 邪神と言われても無理はないか。

 すると、カズマが口を開く。

 

カズマ「…………傀儡って。ひょっとして、ターンアンデッドが効かなかった墓場のゾンビも…………。」

セレスディナ「おう、あたしあたし。ありゃゾンビじゃなくて、あたしの傀儡だ。大変だったよ。夜中に墓から一体一体、死体引き摺り出してな。あれは邪神の力で操られた、ただの死体だからな。他のプリーストが手も足も出ない所をあたしが退治する。…………あの手は、街の冒険者から手っ取り早く信頼を得る時に使うんだよ。」

湊翔「ただの死体だったのか…………。」

 

 カズマがそう聞くと、セレスディナはそんな風に言う。

 道理で、アクアのターンアンデッドが効かないわけだ。

 すると、カズマが口を開く。

 

カズマ「………じゃあ、さっき話してた、美少女が呪いで魔王に云々とかってのは……。」

セレスディナ「ああ?あんなもんを本気で信じてたのかよ?………まあ、そこの男は信じてないっぽいが。」

湊翔「そりゃあ、そうだろ。」

 

 カズマがそう聞くと、セレスディナはそう言う。

 情に訴えにかかるとか、やり方が汚いな。

 俺は口を開く。

 

湊翔「それで?俺たちに何の用だ?確かに、バニルやウィズによって、あんたの正体がバレたとはいえ、なんで手の内を明かす様な真似をするんだ?」

 

 俺はそんな風に聞く。

 バニルやウィズによってバラされたとはいえ、手の内を明かす様な真似は避けるはず。

 そうすれば、俺たちも上手く対処出来ないだろうからな。

 すると、セレスディナは口を開く。

 

セレスディナ「何、これ以上嘘を重ねて苦しくなるより、本当の事を話して、取引しようと思ってな。」

湊翔「取引?」

カズマ「な、何だよ?」

 

 セレスディナは笑みを絶やさずにそんな風に言ってくる。

 俺とカズマがそう聞くと、セレスディナは口を開く。

 

セレスディナ「あたしは魔王から、何人もの幹部が姿を消したこの街と、そして色んな所で名前が出てくる男達を調べる様言われたわけだが……………。その結果、全ての事柄の中心人物がお前達だって事が分かった。そして他にも…………。」

カズマ「ちょっと待って欲しい。全部俺たちのせいにされるのは納得いかない。俺はどっちかって言うと、いつも巻き込まれてるだけの筈だ」

セレスディナ「そう。そして他にも、お前やそこの男の性格についてもよく分かった。それに、お前(湊翔)が創世の力とかいう大層な力を持っているって事は、ジットとかいう奴から聞いてたからな。」

湊翔「へぇ……………。」

 

 セレスディナがそう言うと、カズマはそう叫ぶ。

 確かに、トラブルには巻き込まれてるっていうのが主だからな。

 それに、ジット経由で、俺が創世の力を持っている事を知ってるのか。

 俺が警戒していると、セレスディナは口を開く。

 

セレスディナ「サトウカズマ、桐ヶ谷湊翔。魔王軍と取引をしよう。」

カズマ「ほう?」

セレスディナ「実はな。誰かさんらのおかげで長い間膠着状態だった戦況が、ここ最近動きまくってな。多数の幹部が討ち取られた事で、そろそろ魔王城の結界が壊れそうなんだよな。」

湊翔「確かにな。結界が壊れれば、戦闘集団である紅魔族が連日連夜、テレポートで襲撃に来るしな。」

 

 セレスディナは、取引を持ちかけてきた。

 セレスディナがそう言うと、俺はそう言う。

 結界が壊れれば、紅魔族が攻めかかってくるだろうからな。

 それを聞いたセレスディナは口を開く。

 

セレスディナ「本音を言えば確かにやばいさ。でもな、それはお前達人類側も同じだろ?」

湊翔「…………どういう意味だ?」

セレスディナ「ちょっと前まではどこからともなく、今まで名前も聞いた事がない、常識を無視した強い奴らが現れたんだ。その度にあたし達は泣かされてきたんだがね。………それが、うちの占い師がこの辺りから、おかしな気配を感じ取った頃からかね?勇者気取りの変わった名前の連中がパッタリと現れなくなったのさ。」

 

 セレスディナはそんな風に言ってきた。

 それを聞いて、ある事を察した。

 それは、カズマ絡みの一件だと。

 実は、俺が創世の力を得てから、ジーンとはちょくちょく天界絡みの話をする様になったのだが…………。

 

湊翔『えっ?カズマ以降、転生者がやって来てない?』

ジーン『ああ。彼が女神アクアを転生特典として連れて行った。それはまだいいんだ。ゼウスも、自堕落なアクアの矯正の為に認めた感じだし。だけど、後任の天使が、真面目すぎるというか…………。死んだ日本人に世知辛い現実や言語理解による脳への負担とそれによる症状。それらを正直に話してね。彼らの異世界への憧れが見事にへし折られてしまって、現状、彼が最後の転生者なんだ。君の場合は、ゼウスの介入によって生まれたイレギュラーだからね。』

 

 俺がそう聞くと、ジーンはそう答える。

 それを思い出した。

 どうやら、カズマがアクアを連れて行った影響は、魔王軍にも伝わっていたみたいだな。

 原理は分かってなさそうだが。

 とはいえ、追求されるのも面倒なので、俺は口を開く。

 

湊翔「それで?さっき言ってた取引って、結局何なんだよ。」

カズマ「そ、そうだな!」

セレスディナ「お前、声が裏返ってるぞ?本当にどうしたんだよ。…………まあいいさ。お前らさ、魔王軍にも入れよ。」

 

 俺がそう聞くと、カズマも転生者が来ていない真相に気づいていたのか、動揺しながらそう言う。

 セレスディナはカズマの様子に首を傾げつつも、クラブから何かに勧誘するかの様に、気楽にそう言う。

 それには、俺とカズマは顔を見合わせると。

 

「「…………は?」」

セレスディナ「は?じゃねーよ。魔王軍に入れって言ったんだ。そこの男はともかく、お前はこっち寄りの人間だ。」

カズマ「見損なって貰っちゃ困るぞ。いくらの俺でも、そんな事はしねぇよ。」

湊翔「同感だな。魔王軍に入る気はない。俺の理想の世界は、誰もが幸せになれる世界だ。魔王軍に入る事は間違ってると思うし。」

 

 俺とカズマが首を傾げると、セレスディナはそんな風に言う。

 まあ、カズマって多少、性格悪いからな。

 俺とカズマがそう言うと、セレスディナは。

 

セレスディナ「……………だろうな。あんたらを仲間に引き込めだとか言ってるのは、魔王のやつ1人だしな。まあいいさ。その代わり、あたしの正体はたとえ、あんたらの仲間だろうとバラさない事。この町でこれからあたしがやる事に手出しはしない事。そして、同僚の2人…………特にウィズには、あたしが何かやろうとしてるだとか絶対にチクらない事。…………それが、取引の条件だ。」

湊翔「ちなみに、破った場合は?」

セレスディナ「邪神レジーナの力は、傀儡と復讐。あたしの命が絶たれると、殺した相手は愚か、その周辺にもとびきり強力な呪いが振り返る。まあ、この街の住人の半数ぐらいは呪いにかかるんじゃないのか?」

 

 セレスディナは、そうなる事を分かっていたのか、そんな風に言う。

 俺がそう聞くと、セレスディナはそんな風に言う。

 とんでもない能力だな。

 

湊翔「ハッタリ…………ではなさそうだな。その自信からも。」

セレスディナ「そうだな。ためしに私の手を抓ってみろ。」

カズマ「あ?こうか?いって⁉︎」

 

 俺がそう言うと、セレスディナはそう言って、手を差し出す。

 カズマがセレスディナの手を抓ると、カズマはそう叫ぶ。

 なるほどな。

 セレスディナにダメージを与えた相手は、レジーナの力によって、ダメージが返ってくるのか。

 

セレスディナ「な?呪いの種類は様々で、体に障害の残るもの、石化や死なんて凶悪なやつまで揃ってる。正体がお前以外の奴にバレたら、あたしも戦わない訳にはいかない。その際には多くの被害が出るだろうな?それらをよく考えて、行動するんだな。」

 

 セレスディナはそう言うと立ち上がる。

 かなり厄介な能力だな。

 つまり、この街全体が、あいつの人質という訳だ。

 迂闊には動けないか…………。

 そう考えている中、セレスディナが去ろうとすると、立ち止まり、口を開く。

 

セレスディナ「…………あっ。悪いんだがよ…………。ちょっと…………金貸してくれないか?」

カズマ「貸し一つな。」

セレスディナ「ぐっ…………!」

 

 セレスディナは立ち止まると、そんな風に言う。

 すると、カズマはセレスディナにお金を貸して、セレスディナは悔しそうに歯軋りをしていた。

 俺たちは屋敷に戻る事に。

 

湊翔「さて…………どうしたもんかな。街全体を人質に取られてるとなると…………。」

カズマ「どうすんだよ?あいつにダメージを与えたら、俺たちにもダメージが来るんだぞ。」

 

 俺とカズマはそう話す。

 正直、あいつが何を企んでいるのかは知らないが、放ってはおけない。

 だが、あいつを殺害してしまった場合、強力な呪いが降りかかってしまう。

 街全体を人質に取られてる以上、迂闊に動いたら、街の人たちが危険に晒される。

 すると、ある気配に気づく。

 

湊翔「…………カズマ。先に屋敷に戻っててくれないか?」

カズマ「えっ?何でだよ。」

湊翔「ちょっと、用事があるから。」

カズマ「…………分かった。先に戻ってるからな。」

 

 俺はカズマにそう話しかける。

 カズマは訝しげにしつつも、そう言って屋敷に戻っていく。

 俺は一息つくと、口を開く。

 

湊翔「……………そこに居るんだろ?出てこい。」

 

 俺はそんな風に言う。

 先ほどから、俺をつけている存在を感じていたのだ。

 すると、俺の周りを不良と思われる人物達が取り囲む。

 

湊翔「…………たった1人を相手に、大勢でくるとか、物騒だな。何者なんだ?」

???「おいおい。俺たちの事を忘れるなんて、随分だなぁ。」

 

 俺がそんな風に呟くと、そんな声が聞こえてくる。

 振り返ると、そこには二人組の男がいた。

 その見た目は、髪がストレスで脱色したのか、白くなっており、目の下には寝不足かと思わせるほどのひどいクマがあってやつれてるようにも見え、顔には大きな傷やアザがあった。

 

湊翔「…………どちら様で?」

???「おいおい、本当に忘れているみたいだねぇ。」

???「全く。忘れてんじゃねぇよ。金蔓が。」

湊翔「っ⁉︎」

 

 本当に分からず、俺はそう聞く。

 すると、その2人はそんな風に話す。

 それを聞いて、ある記憶が蘇る。

 それは、ゼウスの介入による反動によって味わった不幸。

 その中心にいた人物だった。

 

湊翔「須郷大介と新川礼一か…………⁉︎」

大介「お?やっと思い出したか。」

礼一「全くですよ。」

 

 俺がそう聞くと、その2人はそう答える。

 須郷大介と新川礼一。

 かつて、俺が通っていた学校でのクラスメイト。

 俺を酷使した張本人達だった。

 かつてのトラウマが蘇りかけるが、何とか落ち着いた。

 俺には仲間が居るから。

 

湊翔「……………転生してたのか。」

大介「ああ。お前が俺たちを殺してから、女神によって、この世界にな。」

礼一「まあ、色々と楽しんでたけどな。」

湊翔「今更何の用だ。」

大介「おいおいご挨拶だな…………。俺たち、友達だろ?なあ、お前の有り金、全部俺らにくれよ。」

礼一「そうだね。お前、魔王軍幹部を倒して、色々とお金を持ってるんだろ?全部くれよ。」

 

 俺がそう聞くと、その2人はそう答える。

 この2人も転生してたのか…………!

 俺が何の用かと聞くと、2人はニヤニヤした笑いを浮かべながら、そんな風に言ってくる。

 姿は変わり果ててるけど、根っこは変わってないみたいだな。

 俺はため息を吐くと、口を開く。

 

湊翔「はぁ…………。悪いけど、お前らにやる金は、1エリスだってない。」

大介「おいおいおい!俺たちに刃向かっていいのかよ?」

礼一「どうやら、長く会ってないから、力関係を忘れちゃったみたいだねぇ。」

大介「そりゃあ、いけねぇな。なら…………思い出させてやるよ!」

 

 俺はそう答える。

 俺はもう、あの時の奪われるだけの少年じゃない。

 それを聞いた2人は、ある物を取り出す。

 それは…………。

 

湊翔「デザイアドライバー…………⁉︎」

大介「俺たちも仮面ライダーになったんだぜ?」

礼一「それに、改造されましたしね。負けないよ?」

 

 俺はそう呟く。

 取り出したのは、デザイアドライバーだった。

 こいつらも仮面ライダーになったのか………⁉︎

 2人はそう言うと、デザイアドライバーを装着して、見た事がない大型レイズバックルを取り出して、装填する。

 

SET(セット)

 

 すると、2人の横に、ダガーの絵と英語でDAGGERの文字と肉切り包丁のような絵と、ローマ字でOODACHIという文字が浮かび上がる。

 2人は口を開く。

 

「「変身!」」

 

 2人はそう言うと、レイズバックルを操作する。

 

DAGGER(ダガー)

OODACHI(オオダチ)

REDAY(レディ) FIGHT(ファイト)

 

 その音声が鳴ると、大介は猪のような見た目の仮面ライダーに、礼一は蝙蝠のような見た目の仮面ライダーに変身する。

 だが、その頭部は複眼がエントリーレイズフォームと同様に真っ黒で、顔のマスクに蔦の模様が描れていた。

 

湊翔「変身したか…………。」

大介「俺が仮面ライダーターボン。礼一は仮面ライダーブラーリだ。」

礼一「さあ、恐れ慄きなさい。」

 

 俺がそう呟くと、大介と礼一はそんな風に言う。

 すると。

 

???「おらっ!ハァァァァァ!」

 

 そんな叫び声が聞こえてきて、ギャングと思われる一団の一箇所から、戦闘が起こる。

 すると、俺の近くに1人の男が現れる。

 

湊翔「闘轟!」

闘轟「たまたま近くを通りかかったら、お前が囲まれているのが見えた。何の騒ぎだ。」

 

 そこに現れたのは、牛島闘轟だった。

 俺がそう言うと、闘轟はそんな風に問いかける。

 そういえば、こいつも俺の過去は知ってるはずだよな。

 

湊翔「ちょっと…………過去に因縁があった相手と遭遇しただけだ。」

闘轟「そういう事か。」

 

 俺がそう言うと、闘轟は深くは追及せずに、そんな風に答える。

 俺と闘轟は背中を合わせて、それぞれがデザイアドライバーを装着して、レイズバックルを取り出す。

 

MARK(マーク) (ナイン)

 

 その音声と共に、ブーストマークIXレイズバックルを分離すると、俺と闘轟はそれぞれのレイズバックルを装填する。

 

SET(セット) IGNITION(イグニッション)

SET(セット)

 

 それぞれの音声が鳴り、待機音が流れる中、俺と闘轟は口を開く。

 

「「変身!」」

 

 そう叫ぶと、俺はデザイアドライバーのリボルブアンロックを押して、ドライバーのロックを外して、半回転させる。

 

REVOLVE(リボルブ) ON(オン)

 

 その音声が鳴るとバックルが展開して、俺の方は九尾の狐の様な形状になる。

 そして、それぞれがレイズバックルを操作する。

 

DYNAMITE(ダイナマイト) BOOST(ブースト)

GEATS(ギーツ) IX(ナイン)

ZOMBIE(ゾンビ)

REDAY(レディ) FIGHT(ファイト)

 

 俺はギーツIX、闘轟はバッファノワール・ゾンビフォームに変身した。

 俺たちは、戦闘を開始する。

 

湊翔「ふっ!はっ!」

闘轟「おらっ!ハァァァァァ!」

大介「フッ!はっ!」

礼一「はっ!」

 

 俺たちは、それぞれの武器をぶつけ合う。

 大介は肉切り包丁と思われる武器を、礼一はダガーで攻撃をしていく。

 

闘轟「こいつらが使ってるバックルは何なんだ?」

湊翔「多分、ロキが用意したレイズバックルだろ。」

大介「舐めてんじゃねぇ!」

礼一「無視すんな!」

 

 闘轟がそう聞くと、俺はそう答える。

 おおかた、俺を倒すために用意したレイズバックルだろう。

 2人がそう叫ぶ中、2人に攻撃する。

 だが。

 

闘轟「邪魔すんな!」

湊翔「一般人が居るから、戦闘しにくいな。」

 

 時折、2人の配下と思われるギャング達が、俺たちに攻撃してくる。

 ダメージ自体はないが、鬱陶しいな。

 すると。

 

大介「オラァァァァ!」

ギャング「がはっ⁉︎」

湊翔「っ⁉︎」

 

 大介は俺の前にいたギャングごと、肉切り包丁で攻撃してくる。

 そのギャングは肉切り包丁で切断されるが、俺は創世の力で結界を生み出し、攻撃を防ぐ。

 

湊翔「仲間がいてもお構いなしかよ!」

大介「そうだ!こいつらは道具なんだよ!」

闘轟「ちっ!」

礼一「ハァァァァァ!」

 

 俺がそう言うと、大介はそう叫ぶ。

 こいつ…………殺人への忌避感が無い!

 俺が驚愕する中、闘轟も礼一と戦っていた。

 とはいえ、ギーツIXに勝てるはずがなく、劣勢になっていたが。

 

大介「ちっ!金蔓ごときが、イキがってんじゃねぇ!」

???「そこまでだ。」

 

 大介が舌打ちしながらそんな風に叫ぶ中、1人の男が現れる。

 その男は、紫色のスーツを着用していた。

 

湊翔「誰だ?」

闘轟「あいつがジットだ。」

湊翔「あいつが…………⁉︎」

 

 俺が首を傾げると、闘轟はそんな風に言う。

 あいつがジットか。

 

大介「あ⁉︎邪魔してんじゃねぇよ!」

ジット「今ここで、ギャングを減らされても困る。計画に支障が出るからな。」

大介「ちっ!退くぞ!」

礼一「はい。」

ギャング「ヘッド!待って下さい!」

 

 大介がそう叫ぶと、ジットは大介を睨みつつ、そんな風に言う。

 大介達は、撤退していった。

 俺と闘轟は、ジットの方を見る。

 

ジット「流石はギーツだな。俺の改造したあの2人を苦戦する事なく戦えるとはな。」

湊翔「改造?」

闘轟「あいつら…………ジャマトの気配を感じた。俺や馬場武と同じような状態にしたな?」

ジット「ほう…………察しがいいな。その通りだ。あいつらには、ジャマトの細胞を移植させ、凶暴さを増させた。」

 

 ジットがそんな風に言うと、俺は首を傾げる。

 すると、闘轟がそんな風に言うと、ジットはそんな風に言う。

 そんな事してたのか…………。

 

湊翔「それで、何の用だ?」

ジット「ギーツ。お前は分かってるだろう。セレスディナが何かを企んでいる事をな。まもなく、このアクセルの街は崩壊する。そうすれば、この世界はバッドエンドとなる。」

湊翔「悪趣味だな。俺は絶対に負けない。」

ジット「ふっ…………お前にこの街を守れるか?ギーツ。」

 

 俺がそう聞くと、ジットはそんな風に言う。

 やっぱり、大まかな目的は、アクセルの街の崩壊にあったか。

 俺がそう答えると、ジットは俺を嘲笑いながら、そんな風に言って去っていく。

 俺と闘轟は変身解除する。

 

闘轟「面倒な事になったな。」

湊翔「ああ…………。」

 

 闘轟がそう言うと、俺はそう答える。

 本当に面倒な事になったもんだ。

 そうして、俺は闘轟と別れて、屋敷に戻る。

 そんな中、天界では。

 

ジーン「やあ、アテナ。調子はどうだい?」

アテナ「いきなり招集って、何があったのよ?」

ケケラ「さあね。ただ、面倒な事になったのは間違いないと思うわよ。」

 

 ジーンがトウカ……………もといアテナにそう話しかける。

 トウカは、白夜達と共にセレスディナのことを調べていたのだが、天界から招集がかかり、天界に赴いていた。

 すると、ゼウスが出てくる。

 

ゼウス「諸君、集まってくれてありがとう。」

キューン「一体、何があったんですか?」

クロス「サポーターとなっている神々も含めて招集とは、穏やかじゃねぇな。」

アーン「話を聞かせてくれ。」

 

 ゼウスがそんな風に言うと、キューン、クロス、アーンはそう聞く。

 すると、ゼウスは口を開く。

 

ゼウス「…………まずは、これを見て欲しい」

 

 ゼウスがそう言うと、スクリーンが現れ、画面に映しだされたのは瓦礫の山に囲まれた荒れ果てた街だった。

 そこの広場らしき場所で沢山の民衆が集まり、中心部に向けて拍手をし出す異様な光景だった。

 そして、その中心には───

 

アテナ「ふぁ、ファイア⁉︎」

ジーン「なんでアイツがあそこに⁉︎」

 

 それを見たアテナとジーンは、そう叫ぶ。

 本来なら無間地獄に収監されているはずのファイアが立っており、普段のチンピラのような荒々しくだらしない姿とは打って変わって神妙な顔付きで民衆の前に立つ。

 それに対して民衆も、真剣にファイアの事を見つめていた。

 その映像を見ていた神々が困惑する中、ファイアは口を開く。

 

ファイア『───今、この国は、この世界は、魔王軍やデストロイヤーに次ぐ新たな脅威、仮面ライダーが、悪虐の限りを尽くしている。』

 

 初めはゆっくりと、そして丁寧に話し出す。

 そこまで大きな声量では無いにも関わらず、沈黙した聴衆達の耳にははっきりと聞こえてきた。

 

ファイア『奴らが現れてからは、世界の至る所で略奪が、暴行が、強姦が、殺戮が、破壊が、当たり前に行われるようになった。それどころか奴らに追従し、利用し!共に悪事を働く者も現れ出した!もちろん奴らに立ち向かった勇敢な者達もがいたが、皆、仮面ライダーの強さに敵わず敗走した!だからほぼ野放しになっている!』

 

 ファイアはそう語っていく。

 ファイアの演説は徐々に熱を帯びていき、聴衆達もファイアの一挙手一投足に注目していた。

 

ファイア『魔王軍やデストロイヤー、アクシズ教徒が幅を利かせていた時でも、ここまで荒れてはいなかった。だが!オレから言わせればこれは、起こるべくして起きた事だ!』

 

 ファイアの発言に聴衆がざわめき出す。

 すると、ファイアは口を開く。

 

ファイア『いいか!この世界が荒れ出した原因はお前達が神様と尊ぶ奴らだ!神がこの世界の悪党共に力を与え、お前達をゲームの駒として利用しているんだ!』

聖職者『そ…………そんなの嘘です!』

 

 ファイアはそんな風に叫ぶ。

 デザイアグランプリの事を明かしてきたのだ。

 ファイアから伝えられた事実に、聖職者らしき女性が叫ぶ。

 それに対して、ファイアは。

 

ファイア『嘘か………まあそう言いたくなるのは分かる。だが奴らを、仮面ライダーになった者達を思い出してみろ。見たことの無い武器や鎧を装備し、圧倒的な戦闘力を見せ付けるその姿、お前らが勇者と呼んでいる奴らに似てないか?』

 

 ファイアはそんな風に語る。

 それを聞いた聴衆達は、ざわめき出す。

 

ファイア『勇者が持つ力は神々から与えられた、なんて話がある。あの仮面ライダー程の力が悪党共に渡っている理由など、神の仕業でなけりゃ説明つかねぇ。まぁそれでも納得したくない奴らもいるだろうな。だったら百聞は一見になんちゃらだ。これを見ろ!』

 

 ファイアは謎のキューブを取り出し、空中に放り投げる。

 すると、そのキューブは展開し、スクリーンが映し出される。

 そこに映し出されたのは…………。

 

ゼウス『集まってくれてありがとう。本日は、新たな催しを思いついたので、それを発表しようと思う。』

エリス『新たな催し………………ですか?』

ジーン『それは何かな?』

ゼウス『簡単な話だ。今まで魔王討伐は転生者達の自主性に任せていたが、今度から魔王討伐をゲーム形式にする。彼らにはこちらで用意したモンスターを戦わせてレベル上げをさせ、頃合いを見て魔王軍の幹部と戦わせるんだ。そして、最終的に魔王を討伐した者に称号を与え、特典として理想の願いを叶える権利を与えるんだ。そして我々もオーディエンスとして参加し、気に入った者に間接的な支援をする。武器でもなんでも、バランスが崩壊しなければなんでもアリだ。どうかな?我ながらいいアイデアだと思うのだが………』

 

 そこに映し出されたのは、ゼウスがデザイアグランプリを提案するシーンだった。

 そのアイデアに神々が盛り上がる光景に聴衆達は絶句する。

 自分達が魔王軍に苦しめられている中、自分達が信仰する神々がこの状況をゲーム感覚で物事を考えていたのだから。

 聴衆達がショックを受けたようなセリフを言う中、ファイアは叫ぶ。

 

ファイア『分かったか!奴らにとってこの世界の危機なんざ、ただの娯楽だ!そもそも神ってのはお前らに耳障りの良いこと言って偉そうにしているが、アイツらはお前達人間に干渉されないただ安全な雲の上でお前達を勝手に憐れみ、その癖お前達を駒にして遊んでるクソニート共だ!神聖さだの神秘さだの、そんなものはただ長生きしてるだけの年寄りが、自分とは違うように見えるように、エリスもアクアも、もちろんこのオレも!神って奴らの本質はただの歳食っただけのジジババ共だ!』

 

 ファイアはそんな風に叫ぶ。

 ファイアの発言は間違いなく宗教関係者はおろか、ゼウス達神からにしても、とんでもない爆弾発言だった。

 しかし、聴衆はそんな事を気にする暇はなく、膝から崩れ落ちる者、泣き出す者、怒り出す者。

 さまざまな反応を起こす者で溢れかえる。

 その誰もが負の感情を抱いていた。

 すると。

 

ファイア『………許せねぇだろ、悔しいだろ、ムカつくだろ!当然だ!奴らはお前等の思いを踏み躙ったんだ!国の騎士団は魔王軍との戦争に戦力を割かれ、国に残ってる奴らは王族や貴族の御守りで平民達の事を守ってやれない。教会の聖職者共は論外!だから信じられるものなんざどこにもない?それは違う!まだ信じれる者は残ってる!そいつは、お前達自身だ!』

 

 ファイアはそんな風に叫ぶ。

 ファイアの叫びに民衆は戸惑いつつも、次々に顔を上げる。

 

ファイア『この世界の文明を築き上げてきたのは誰だ?襲い掛かる魔物達と戦ってきたのは誰だ?日常が苦しくても立ち上がって前に進んできたのは誰だ⁉︎それはお前達人類だろ!お前達には遥か古代から生きる為に混沌の世を生き抜いてきた狩人や戦士達の血が!魂が!その身体に受け継がれている!今こそその力を目覚めさせる時だ‼︎』

民衆『本当に………そんなことが俺たちに出来るのか⁉︎』

 

 ファイアはそんな風に煽るように叫んでいく。

 すると、民衆の一人が涙を流しながら聞く。 

 それにファイアは笑みを浮かべながら頷く。

 

ファイア『当然だろ!本当に救われた奴ってのはなぁ、自分の手でチャンスを掴んでんだ!それは長年の歴史が何よりの証拠だ!いつの時代も、神だのとほざく奴らなんざに頼ってなんざいねぇ!英雄だのと言われてる奴が本当に頼りにしたのは自分や仲間の力だ!神様の力なんかじゃねぇ!あんなクソッタレ等の犬共の言葉に惑わされんな!アイツらはいもしねぇ存在使ってただ優越感に浸ってるだけの臆病者(チキン)共だ!寄生虫共だ!現にアイツらはこの状況から逃げ出したじゃねぇか!』

民衆『そ、そうだ!』

民衆『その通りだ!』

 

 ファイアはそんな風に熱く語っていく。

 熱く語るファイアの言葉に民衆は肯定し出し、周囲の熱がまるで炎のように燃え上がっていく。

 それを見たファイアは。

 

ファイア『なら答えは一つしかねぇ。戦うんだ!闘争に身を委ねるんだ!いいか!何かを成す為には、自分から行動しなければならないんだ!戦わなければならねぇんだ!立ち止まって頭の中でどうこう考えても何も変わらねぇ!口でどうこうほざいても何も変わらねぇ!だからこそお前達のその行動で!その力で!その拳で!ぶん殴って変えさせるんだ!それができる不安だってんならしょうがねぇ、オレがお前達の杖になってやる!道標になってやる!オレがお前達に戦う生き方を!叩き込んでやる!テメェらの苦労を踏み躙るギャング共を!神共を!徹底的に焼き尽くせ!そして、その灰から新たな世界が誕生し、新たな秩序が築かれる!ギャング共にやられる前にブッ潰せ!神共をブッ潰せ!ブッ潰して!その先の安寧を勝ち取るんだ!』

『ワアアアアァァァァァァアアッ!!』

 

 ファイアはそんな風に叫ぶ。

 それを聞いた民衆はファイアに向けて涙を流しながら狂った様に拍手しだす。

 その涙は悲しみからか……或いは………

 そこまでで、映像は止まった。

 それを見て、神々が唖然となっていると。

 

ゼウス「───と、言うわけだ」

 

 ゼウスが気まずそうにスクリーンを消すと、アテナやエリス、そしてオーディエンス達はその映し出された内容に思わず絶句した。

 

ゼウス「君たちが言いたいことは分かる。だが、このままではファイアの思想がウイルスの如く世界中に広まってしまう!」

アテナ「いや……どこからツッコめばいいのか………。」

ジーン「そもそもファイアがあそこまでヤバい奴だなんてね………。」

クロス「なんて事考えやがる…………。」

 

 ゼウスはそんな風に言うと、呆気に取られていたアテナ達はそんな風に言う。

 確かに、デザイアグランプリは、魔王軍への対抗策でもあり、神々への娯楽の提供という一面もあるので、強ち間違いでは無いが。

 すると、アーンが口を開く。

 

アーン「つまり、私たちに、ファイアと応戦してもらいたいという事か?」

ゼウス「ああ…………。このままでは、この世界の社会体制が根底から崩壊しかねない。それでは、この世界はディストピアとなってしまうだろう。頼む…………。」

クロス「まあ、他人事ではないからな…………。」

ケケラ「ったく…………こっちも忙しいってのに…………。」

アテナ「何を考えてるの…………⁉︎」

 

 アーンがそう聞くと、ゼウスはそんな風に答える。

 クロスとケケラがそんな風に言う中、アテナはファイアの考えている事を考えていた。

 その頃、俺は屋敷に戻ると。

 

アクア「ふあああああ!ふわぁぁぁぁぁ‼︎」

めぐみん「アクア、落ち着いてください!」

ダクネス「そうだぞ!泣くな!」

 

 アクアがそんな風に号泣していた。

 カズマ達がアクアに対応している中、白夜達が話しかける。

 

白夜「よお、お帰り。」

湊翔「……………何があったんだ?」

朱翼「それが…………ギルドで暴れたか何かして、冒険者やギルドから締め出されたみたいで…………。」

武劉「アクアはしばらく、ギルドへの出入り禁止措置を受けた。」

 

 白夜がそう言うと、俺はそう聞く。

 すると、朱翼と武劉はそう答える。

 出禁になったのか。

 

湊翔「そういえば、調査の結果はどうだったんだ?」

白夜「それが…………どうもおかしいんだよな。あれだけのアンデッドを退治できる腕だから、色々と聞いて回ったけど、セレナという名のプリーストは、どこの街でも噂になった事がないとよ。」

朱翼「しかも、ギルド職員によりますと、セレナは報酬を一度も受け取っていないんです。」

武劉「報酬の受け取りには、冒険者カードが必要だからな。何かあるのかもしれない。」

 

 俺がそう聞くと、白夜達はそう答える。

 まあ、魔王軍の幹部だからな。

 有名になられると、色々と困るだろうし。

 すると、リビングの扉が開く。

 

トウカ「ただいま…………。」

湊翔「トウカ。どこ行ってたんだよ?」

トウカ「ちょっと、用事がね…………。」

 

 トウカが疲れ切った顔で帰ってきて、俺がそう聞くと、トウカはそう答える。

 何かあったのか?

 すると、トウカは俺の顔を見て、何かに気付いたのか、口を開く。

 

トウカ「湊翔?何かあったの?」

湊翔「えっ?」

トウカ「いや…………湊翔も疲れてるみたいだし…………。」

 

 トウカがそう聞いてきて、俺は動揺する。

 誤魔化しきれないか…………。

 もうこの際、俺のパーティーメンバーには打ち明けるべきだろう。

 

湊翔「…………分かった。ちょっと、話がある。俺の部屋に来てくれ。」

白夜「何かあったのか?」

湊翔「ああ…………。」

 

 俺がそう言うと、白夜はそう聞いてくる。

 まあ、ありまくりだからな。

 その後、俺は俺のパーティーメンバーを俺の部屋に集めた。

 

武劉「それで、何があったんだ?」

湊翔「実は…………。」

 

 武劉がそう聞くと、俺は話をする。

 セレナことセレスディナの正体は、魔王軍幹部のうちの1人である事。

 俺の過去に因縁がある須郷大介と新川礼一がギャングを率いて現れた事。

 ジットと呼ばれる存在が接触してきた事。

 それらを全てぶちまけた。

 

朱翼「えっ⁉︎セレナが魔王軍幹部⁉︎」

白夜「マジかよ…………⁉︎」

武劉「どうして黙っていたんだ?」

湊翔「すまない…………。あいつを万が一殺害したら、殺した相手は愚か、その周辺にもとびきり強力な呪いが振りかかるらしくて…………。」

白夜「なんていやらしい能力だよ…………。」

 

 朱翼と白夜がそんな風に言うと、武劉は真面目な表情でそう聞く。

 それに対して、俺はそう答えると、白夜はそんな風に呟く。

 すると、トウカが俺の手を包むように握ってきて、口を開く。

 

トウカ「…………湊翔、大丈夫だよ。あなたには私たちがいる。気にしないで。」

湊翔「ありがとう。」

 

 トウカがそんな風に言うと、俺はそう答える。

 やっぱり、トウカが可愛い。

 もちろん、ゆんゆんとリアも可愛いけど。

 そこから、お互いの手を撫で合う。

 

白夜「…………おい。イチャイチャすんのは別にいいが、話が逸れてるぞ。」

湊翔「あっ⁉︎ご、ごめん!とにかく…………ジットが言ってたんだ。『まもなく、このアクセルの街は崩壊する』って。」

武劉「何を企んでいる…………?」

 

 白夜がそんな風に突っ込むと、俺はそう謝りつつ、ジットの言ってた言葉を伝える。

 それを聞いて、武劉が考え込む中。

 

白夜「…………それで?どうするんだ?このまま放置するのか?」

湊翔「まさか。絶対に阻止するさ。ただ、セレスディナには、俺がこの事を皆に話した事は悟られない様にしたい。」

トウカ「そうね…………。」

武劉「迂闊には動けないか…………。」

湊翔「ああ。街全てを人質に取られてるからな。それに、セレスディナは傀儡と復讐を司る神を崇拝している。何らかの方法で、傀儡を増やしていると思う。」

朱翼「分かりました。とにかく、警戒しましょう。」

 

 白夜がそう聞いてくる。

 それに対して、俺はそう答える。

 断固阻止する。

 セレスディナの計画も、ギャングライダー達の企みも。

 とにかく、この日はセレスディナの動向の監視などを決めて、寝る事にした。

 そんな中、武劉は。

 

武劉「面倒な事になったな…………。そういえば、渡したいものがあるというメッセージが拓巳から来ていたが、何だ?」

 

 武劉はスパイダーフォンを見つめながら、何かを呟いていた。




今回はここまでです。
今回は、セレスディナとの取引だったり、さまざまな動向です。
セレスディナによって、街全体が人質になっているという。
そんな中、湊翔を虐めていた存在であるターボンとブラーリの変身者である大介と礼一が現れたり、ファイアがとんでもない演説を行ったりしていく。
ジットとの接触を受けて、湊翔はパーティーメンバーには、セレスディナの事を明かす。
湊翔にとって、トウカに対して、隠し事をするのは無理と判断したからです。
悪意がアクセルの街へと向かっていく。
果たして、どうなるのか。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
湊翔に関しては、16巻の話では、途中までは登場が減ると思います。
理由は、レジーナの傀儡化を解除する為に、力を使う予定なので。
レジーナは邪神なので、解除する為には、英寿みたいに、創世の神になりかけないと、出来ない気がするので。
レーザーレイズドライバーが届きましたが、本当に楽しいです。
ジーンゲイザーもこの章で出すので、楽しみにしていてください。
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