ギャング達や桜井要との戦いが起こっている裏。
トウカ達は、ファイアの元に向かっていた。
トウカ「それにしても…………ファイアと戦う事になるなんてね。」
ジーン「まあ、遅かれ早かれ、こうなってたさ。」
クロス「ったく…………あいつ、何考えてんだ?」
ケケラ「とにかく、被害が広まる前に、なんとかするわよ。」
トウカ達はそう話す。
ファイアが何を考えているのかを含めて。
そんな風に話をしつつ、ファイアに指定した座標で待っていた。
すると。
ファイア「おい!クソニート共!」
キューン「来た!」
アーン「その様だな。」
そんな叫び声がして、キューンとアーンはそんなふうに反応して、声のした方を向く。
そこには、ファイアの姿があった。
ファイア「あんな手紙を送ってきやがって…………!覚悟は出来てんだろうな⁉︎」
クロス「なんであんなに怒ってんだよ。」
トウカ「ファイアへの手紙を書いたのは………アーンとケケラよね?」
ケケラ「誘き出すついでに挑発したんだけど…………。」
アーン「下手に刺激するのはやめろと言ったはずだが。」
キューン「何やってんですか…………?」
ファイアは怒り心頭に発すると言わんがばかりにそう叫ぶ。
ファイアへの手紙を書いたのは、ケケラとアーンだったのだが、ケケラは余計な事を書いていたのだ。
その為、それを聞いたトウカ達は呆れた表情を浮かべていた。
ファイア「まあいいさ。遅かれ早かれ、お前らは潰す予定だったからな!」
ジーン「……………それで、あんな演説をしたと。困るんだよな。そうやって、引っ掻き回すのは。」
トウカ「とにかく、皆行くわよ!」
クロス「おうよ!」
ファイアはそんな風に言う。
ジーンが呆れながらそう言うと、トウカ達は変身を開始する。
『
『
『
『
『
『
その音声が鳴ると、待機音も流れてくる。
待機音が流れる中、六人は口を開く。
「「「「「「変身!」」」」」」
そう言うと、レーザーレイズライザーのトリガーを引き、レイズバックルを操作する。
『
『
『
『
『
『
『
『
ジーン達サポーターライダーは、ロイヤル形態に変身して、トウカはカリバーフォームに変身する。
ファイア「ほぉ?まだそのオモチャ持ってんのか、まだこれをガキのお遊びとでも思ってんのか?」
トウカ「オモチャ……………⁉︎」
アーン「そう熱くなるな。相手は幾多の神々を返り討ちにしている存在だ。」
変身するのを見て、ファイアはそんな風に言う。
特に変身しようとする素振りすら見せず、ただ挑発していくファイアに、トウカが苛立つも、アーンに宥められる。
ケケラ「それじゃあ、行くわよ!」
ジーン「ハァァァァァ!」
ケケラとジーンはそう言うと、レーザーレイズライザーで銃撃しながら、ファイアの方へと向かう。
だが。
ファイア「ハンっ!エアガンか!くだらねぇ!」
ケケラ「ちょっ⁉︎」
ジーン「くっ⁉︎」
ファイアはレーザーレイズライザーの銃撃を地面に叩き落とし、そのまま、二人を思いっ切り殴り付け、大きく吹き飛ばす。
ファイア「どうしたテメェら!そんなもんか!」
トウカ「ッ……!なんてパワーなの⁉︎」
アーン「想定以上だな…………。」
クロス「ったくバケモンみてぇな戦い方しやがって…………行くぞ!」
キューン「はい!」
ファイアがそんな風に威嚇をすると、アーン達はそう言うと、一斉にファイアへと向かっていく。
ファイア「今度は四人か。それがどうした!」
クロス達は、それぞれで攻撃をしていくが、ファイアは動きを見切って躱し、カウンターで攻撃をしていく。
「「「グアっ!?」」」
ファイア「どうした、穀潰しのクソニート共!こんなもんか⁉︎」
トウカ「貰った‼︎」
吹き飛ばされたクロス達に挑発すると、上手く背後に回ったトウカが全力で斬りかかる。
ファイア「っと!……ほぉ、ガキのオモチャにしちゃあいいナイフじゃねぇか」
トウカ「ウソっ………」
だが、トウカの鋭い斬撃をまさかの素手、それも片手で受け止めた。
ファイア「あぁっ?何ボケた顔してんだ?オレは戦士だぞ?その気になりゃこんなオモチャいくらでもへし折ってやる!」
トウカが唖然となる中、もう片方の手によるトウカへのカウンター攻撃で吹き飛ばす。
更にソードエクスカリバーも叩き折ったのだった。
トウカ「ぐっ、まさかソードエクスカリバーもへし折るなんて……………⁉︎」
ファイア「何度も言わせんじゃねぇ。俺は戦士だ!テメェら燃えカス共とは!鍛え方が違ェんだよ!」
ジーン「言ってくれるね…………!」
ケケラ「だったら、連携していくわよ!」
トウカ「分かったわ!」
ファイアは挑発するかの様にそう叫ぶ。
ジーンとケケラがそう言う中、トウカはそう言って、デザイアドライバーのリボルブアンロックを押して、ドライバーのロックを外して、半回転させる。
『
その音声が鳴ると、トウカはフィーバースロットを装填する。
『
その音声が鳴る中、トウカはフィーバースロットを操作する。
『
『
その音声が鳴ると、フィーバーカリバーフォームに変身する。
ジーン「ハァァァァァ!」
ケケラ「このっ!」
トウカ「ハァァァァァ!」
アーン「はあっ!」
クロス「この野郎!」
キューン「ふっ!」
そこから、トウカ達は連携して、ファイアに攻撃を仕掛けていく。
それに対して、ファイアは。
ファイア「ほう…………さっきよかマシな動きなったじゃねぇか。だがなぁ、まだまだヌルいんだよ‼︎」
キューン「きゃああ⁉︎」
アーン「くっ⁉︎」
ファイアはそう言うと、周囲に炎を放ち、トウカ達を怯ませる。
しかも、キューンを掴み上げて、ヌンチャクを振り回すかの様に超高速で旋回させ、そのままアーンにぶつける。
アーン「な、なんて技………」
ファイア「まだまだ終わっちゃぁいねぇぞぉ!」
アーン「えっ?」
そしてアーンが何とか立ちあがろうと中、ファイアはキューンをハンマーのように大きく振り下ろし、アーンに叩き付けた。
ケケラ「マジ…………⁉︎」
トウカ「もうこれで行くしかない!」
二人を変身解除に追い込み、ケケラが唖然としている中、トウカはそう言うと、コマンドツインバックルを取り出すと、トウカはカリバーバックルとフィーバースロットレイズバックルを抜くと、コマンドツインバックルを装填する。
『
その音声が鳴ると、トウカはすぐにコマンドツインバックルを操作する。
『
『
その音声が鳴ると、矢印と共にGREATという文字がトウカに当たる。
すると、レイジングフォームへと変身する。
『
トウカはファイアと少し応戦すると、レイジングソードを手に持つ。
トウカ「ハァァァァァ!」
ジーン「ハアッ!」
ケケラ「このっ!」
クロス「ハァァァァァ!」
トウカはレイジングソード、他のメンツはレーザーレイズライザーで攻撃していく。
ジーンは重力操作を、ケケラは自慢の跳躍力で飛び跳ね、クロスは雷を纏って高速移動をしながら。
ファイア「ちっ!ちょこまかと!」
それには、ファイアも苛立ちの表情を浮かべる。
すると、レイジングソードからチャージ音が鳴り、トウカはレイジングソードに付いてるキャノンバックルを操作する。
『
その音声が鳴ると、そのバックルをデザイアドライバーに装填し、操作する。
『
『
『
トウカはラウンズ・コマンドフォーム・ジェットモードへと変身する。
トウカ「ハァァァァァ!」
ジーン「はっ!」
ケケラ「ハアッ!」
クロス「おらっ!」
そこから、更に猛攻を重ねていく。
だが。
ファイア「おーし、捕まえたぞオラァ!」
ケケラ「嘘っ⁉︎熱い⁉︎熱いって⁉︎」
ファイア「ほぉ〜そうか?だったらこれで熱さを忘れさせてやるよ!」
ファイアはそんな風に叫んでケケラの顔を掴み、アイアンクローをお見舞いする。
ファイアの尋常じゃない握力だけでなく、凄まじい高熱も伴ったアイアンクローの為、ケケラは仮面越しに尋常じゃないダメージを受ける。
ファイアがケケラを離すと。
ファイア「そらぶっ飛べやァ!」
ケケラ「うわっ⁉︎」
ファイアはそのまま炎と神の力を纏ったアッパーカットを繰り出し、ケケラはマスクが壊れながら吹き飛ばされ、強制変身解除する。
トウカ「なんか…………前よりも強くなってる⁉︎」
ファイア「当たり前だ。無限地獄に収容されてから、徹底的に鍛え上げたんだ。甘く見てんじゃねぇぞ!」
トウカがそんな風に言うと、ファイアはそう叫ぶ。
無限地獄に収容されてから、ファイアは己を鍛え上げていたのだ。
ファイア「しかし、なかなかいい連携じゃねぇか。クソニートにしてはやるじゃねぇかよ。そこは認めてやる。だが──」
クロス「くッ!しまっ………!」
ファイア「すばしっこいだけなら大したことねぇ!」
クロス「ガっァ⁉︎あ、熱ッ‼︎」
ファイアはそんな風に叫ぶ。
すると、トウカからの問いに答えている隙を付いたクロスの背後からの強襲を無理矢理受け止め、全身に高熱を放出する。
ファイア「オラオラオラオラァ!」
そして腕を掴んで思いっ切り振り回し、何度も地面に叩き付ける。
ジーン「クロスを離せ!」
ファイア「おおいいぜ、受けとんな!」
ジーン「えっ?」
そして最後にジーンの方へと投げ飛ばす。
すると、二人はそのまま衝突し、クロスは変身解除される。
トウカ「クロス!ジーン!」
ジーン「ぼ、僕はまだ大丈夫だけど………」
クロス「クソッ……しくじった………」
ファイア「さぁて、次はテメェだぜ、アテナ!」
ファイアは好戦的な笑みを浮かべながらトウカを見る。トウカはその様子に戦慄しつつも、思わず口を開いた。
トウカ「…………アンタ、一体何を企んでいるのよ。………あんな演説までして、何をしでかそうっていうのよ。」
ファイア「ああ?………そういえば、テメェらには言ってなかったか。なら冥土の土産に教えてやるよ。」
ジーン「え?」
トウカはそんなふうに聞く。
一体、ファイアが何を企んでいるのかを。
すると、ファイアは立ち止まり、語りだす。
ファイア「オレは…………この世界の社会体制を根底から覆す。その為にここに来たんだ」
クロス「何言ってんだ…………!それはただ、お前が自身の力を強める為に、信者が欲しいだけだろうが!」
ファイアは端的にそう語る。
ファイアの演説を見たのもあって、クロスはそんな風に叫ぶ。
それに対して、ファイアは。
ファイア「まあ、間違っちゃいねぇな。信者を獲得するのも目的としてある。だが、私の目的は、そこから先にある!」
キューン「目的…………?」
トウカ「何よ、それ…………。」
ファイア「…………魔族対人族という構成のビジネス的戦争。ただ運と環境に恵まれただけの家畜以下の貴族が、民衆の血税やらを貪る貴族社会。醜く私腹を肥やす欲に塗れた宗教家が、神の権威とやらを利用して国の運営や社会に介入する宗教的世界。それを完全に破棄する!そして、法も秩序も無く、個人の力のみに頼った弱肉強食の、混沌としながらシンプルな世界を再構築する!それがオレの目標よ!その目的達成の一つとして…………自分を含めた神、女神という概念を抹消する!」
ジーン「は…………?」
クロスの叫び声に対して、ファイアは特に否定する事なくニヤリと笑うと、そんな風に嬉々として語っていく。
ファイアの狙いは、今ある社会体制を崩壊させて、個人の力に頼った弱肉強食社会にし、更に、神や女神が一切存在しないという無神論を実現にする事だった。
それには、トウカたちは唖然となる。
ケケラ「アンタ…………いくら邪神でも、そんなやばい事やらないわよ…………。」
ファイア「はっ、この世界が良くなるってんなら、邪神でも悪魔でも、なんでも名乗ってやらぁ。」
あまりの暴論に、ケケラはそんな風に呟く。
それに対して、ファイアはギラついた笑みを浮かべながら、そんな風に言い放つ。
ファイア「今や、デザイアグランプリがある事によって、魔王軍との戦争も、神々のビジネスや娯楽になっている!だからこそ、こんなくだらないシステムを…………デザイアグランプリを中心とする戦争を解体してやる!だがこれじゃまだダメだ!今のこの世界の人間は、戦士としての戦い方を忘れている。だからこそ!この世界の規範を!人々の常識を!新たに刻み込む!叩き込む!今いる全ての人類が自分の思いや誇りのために戦う事を尊う戦士として生まれ変わる!そして!新たにこの地に産まれ落ちた赤子が!産みの親が言わなくとも戦う事を選び!自分から戦う事を学ぶ未来の戦士として前へと進む!そうすれば民達は、国家や神ではなく、己の理想の為に戦うだろう‼︎これがオレの理想!人類皆戦士だ!」
ファイアはそんな風に語っていく。
デザイアグランプリが、神々の娯楽になっているのは事実であり、それを嘆いたファイアはデザイアグランプリを解体し、人間達を産まれながらの戦士となるように常識を改変し、戦争や闘いが当たり前の世紀末みたいな状態にしようとしていたのだ。
すると。
ジーン「…………俺の信じる
トウカ「そうね…………!私の大切な人は、そんな世界を望んじゃいない!」
クロス「お前ら……………。」
すると、ジーンとトウカはそんな風に言う。
クロスがそう呟く中、二人は口を開く。
ジーン「俺の信じる推しは、誰もが幸せになれる世界を願ってる。そんな世界じゃ、力の強い者だけが幸せになって、力の弱い者は不幸になってしまう。誰もが誇り高き戦士になるといっても、それじゃあ、誰もが幸せになれる世界とは言わない。」
トウカ「あなたの理想は、女神というどこまでも恵まれた立ち位置から見ただけの、上から目線の押し付けでしかないわよ!」
ファイア「うるせぇ!オレは目の前で見たぞ!貴族や宗教家、ギャング共に何も出来ずに大切なものを奪われ、涙を流していた民衆の姿を!テメーらの信者に、信じる者は救われるとほざいておきながら、導くべき民衆を蹴飛ばして逃げ出そうとした奴がいた事を!オレは聞いたぞ!それでもなんとか守れたものを、自分の手で守ってみせると誓う!民衆の覚悟の言葉を!だがらこそ!この世界には!変革が必要なんだ!」
トウカ「何が変革よ!あなたの変革とやらでどれほどの何も関係無い人間が犠牲になるの!そんな犠牲で成り立った世界に!意味なんてない!」
ジーンとトウカは、そんな風に語っていく。
俺の目指す理想の世界をあげて。
それを聞いたファイアはそんな風に叫ぶ。
そこには、ファイアなりの信念がこもっていた。
ファイアの言葉に対して、トウカはそうさけぶ。
だが、ファイアはトウカの言葉に対して、反論をする。
ファイア「生意気だな!テメェも分かってるはずだろ!世界なんでドデケェもんを変えるって事は、少なからず血が!涙が!流れるんだよ!これは目を背けちゃならねぇ現実だ!生きていく上で避けられねぇ事実だ!その流れた血や涙の量よりも!世界をより良くすることが大事なんだよ!」
トウカ「その流れた血や涙を糧に生まれ変わった世界が、暴力だけでしか分かり合えない世界なんて!結局のところ、今の状況と何も変わらないじゃない!そんな世界、虚しいだけよ!」
ファイア「いや変わるさ!力と力で語り合う!その光景はまさにあの頃の!神が神として君臨する以前の世界ようになる!お前が一番輝いていたあの頃にな!」
トウカ「!……ふざけないで、今あんな世界が戻ってきたら!今度こそ終わりよ!」
ファイア「だからこそ神という概念を無くすんだ!神なんてくだらねぇ幻想があるからくだらねぇ方向に乱れるんだ!神がいなけりゃ、世界は健全に闘争を行うようになる!」
トウカ「暴力しかない世界のどこが健全なのよ!」
ファイアとトウカの言い争いが激しくなる。
ちなちに、ファイアの言うあの頃は、ギリシャ神話のように神々が地上との関わりが強かった世界の事だ。
しかし、ギリシャ神話以上に人間同士の争いや、恐ろしい魔物との戦いが激しかった世界であり、多くの命が失われていた。
もちろん神と神との騒動もあり、トウカはそれによく巻き込まれていた。
すると、ファイアは口を開く。
ファイア「………これ以上の問答は無駄だな。オレの理想の世界が正しいのか、お前たちの言う推しとやらの願う世界が正しいのか。結局のところ、拳で決めるしかねぇ。それは今までの歴史が物語っている。」
トウカ「ええ…………そのようね。」
ジーン「そうだな。クロス、あれを使うよ。」
クロス「ったく…………まあ、ファイアのいう世界だと、色々面倒な事になりそうだしな。」
ファイアは問答は無用と言わんがばかりに、そんな風に言う。
それを聞いたトウカ達はそんな風に言うと、ある物を取り出す。
『
トウカはワルキューレソードバックルを取り出す中、ジーンとクロスは、レーザーレイズドライバーと呼ばれるドライバーを取り出す。
ケケラ「は?何よそれ?」
キューン「いつの間に…………⁉︎」
アーン「それはどうしたんだ?」
ジーン「いつか、こうなるんじゃないかと思ってね。用意してたのさ。流石にここまで酷くなるとは思わなかったけど。」
クロス「俺も、何とか間に合ったからな。」
それを見て、ケケラ達が首を傾げる中、ジーンとクロスはそう言う。
念の為に用意していたのだ。
二人がドライバーを腰に装着する中、トウカはバックルを装填して、二人はドライバーの上面に触れる。
『
『
『
その音声が鳴ると、待機音が流れてくる。
三人は、レイズバックルに手を添えたり、カードを取り出す。
そして、レイズバックルを操作して、ドライバーにカードをスキャンする。
『
『
『
『
『
『
『
その音声が鳴ると、ジーンとクロスの前にギーツとライコウのクレストが浮かび上がると、ドミニオンレイが現れて、二人の姿が変わっていく。
トウカはラウンズ・ワルキューレソードに、ジーンは仮面ライダージーンゲイザーに、クロスは仮面ライダークロスゲイザーに変身する。
二人の見た目は、仮面ライダージーンと仮面ライダークロスを、仮面ライダーゲイザーの見た目に合わせたデザインになっていた。
ファイア「ほう…………それがお前達の奥の手か。最後の最後まで、オモチャ頼りだったなぁ」
トウカ「何とでも言いなさい。……これ以上あなたの思い通りにはさせない!」
ジーン「この世界は…………俺たちが守る。」
クロス「さぁ、行くぜ!」
ファイアがそう言う中、トウカ達はそう言って、ファイアへと向かっていく。
トウカ「ハァァァァァ!」
ジーン「はっ!」
クロス「おらっ!」
ファイア「ははっ!いいじゃねぇか!もっと来い!」
トウカ達は、先ほどと同じく連携攻撃を仕掛けていく。
性能が格段に上がったこともあり、先ほどと打って変わって、ファイアの猛攻やカウンター等に対応出来ていた。
すると。
『
ジーン「はあっ!」
ファイア「のわっ⁉︎……テメェ………」
ジーンは、レーザーレイズドライバーの上部に触れて、重力操作を発動すると、ファイアを重力操作で飛ばして、動けないファイアにレーザーレイズライザーで銃撃をする。
ファイアが動けない中。
『
『
「「ハァァァァァ!」」
ファイア「くっ⁉︎」
クロスもレーザーレイズドライバーの上部に触れて、そのまま雷を纏った、否、雷そのものとなって一撃を繰り出し、トウカはワルキューレソードを振り、無数の斬撃を放つ。
それをまともに喰らいファイアは吹き飛ぶ中。
ファイア「やるじゃねぇか…………なら、これならどうだ!ハァァァァァ!」
ファイアはそう叫ぶと、自分の体に炎を纏わせる。
そして、そのまま燃え広がる炎のように素早く向かっていく。
ファイア「いくぜ!エクスプロージョン‼︎」
トウカ「なっ⁉︎」
ファイアはそう言って魔法陣を腕に展開し、そのままトウカを殴り付け、大爆発を起こす。
煙が晴れると、地面は無惨に抉れ、トウカはその上でフラつきながらも立ちあがっていた。
トウカ「エクスプロージョンを直接ぶつけてくるなんて………マトモに喰らってたら完全に終わってたわ」
ジーン「流石はファイア。やることなす事、全部がめちゃくちゃだ…………というかさっきの最大出力だったんだけど、よくあそこまで動けるね」
トウカ「でも、さっきよりも動きは悪くなってる。完全に効いてないわけじゃない」
クロス「だな。このまま押し切るぞ!」
ファイア「やれるもんならやってみてろ!」
ジーン達はそんな風に話す。
すると、ファイアの猛攻が始まる。
ファイア「オラァァァァ!」
トウカ「ハァァァァァ!てやっ!」
クロス「おらっ!このっ!」
そこから、ファイア達は激しい攻防を繰り広げていく。
ファイアの圧倒的な腕力と意外な技巧を合わせた圧倒的暴力に対し、トウカの全神経が研ぎ澄まされた神懸かりの剣技を主体とし、ジーンの局所的な重力操作でファイアのバランスを絶妙に崩していき、クロスの雷の如く速さと一撃でガードを擦り抜けて急所を点いていく。
すると。
トウカ「ぐっ⁉︎」
クロス「しまっ………⁉︎」
トウカ「キャァァァ‼︎?」
ジーン「アテナ⁉︎」
ファイアがトウカの足を踏み付け、足で焼き付ける。
そして不運にもクロスが攻撃したタイミングに触れられた事でトウカにも電撃が流れる。
ファイア「戦士の戦いは!力だけじゃねぇんだよ!最終的にモノを言うのは力だがなぁ!」
トウカ「しまっ!皆離れッ………‼︎」
ファイア「遅ぇよ!エクスプロージョン‼︎!」
電撃に怯んだ瞬間を逃さず、ファイアは魔法陣を展開する。
ボディブローと共に発動し、大爆発を引き起こす。
「「トウカ‼︎」」
ジーン達が叫ぶ。
煙が晴れると。
トウカ「クッ……ハアハア……さっき……より、弱かったわ……ね………」
ファイア「アッ?生意気……抜かしてんじゃねぇぞ…………コラ………」
地面が抉れ、歪なクレーターの中心部で二人は完全にボロボロになりながらも立っていた。
トウカに至っては、あちこちでアーマーが破損して、火花が出ていた。
ファイア「だが、思ったよか根性………あんじゃねぇか……!」
トウカ「そっちもね………!ジーン!クロス!これ以上は……長引かせられないわ………!」
ジーン「分かってる!一気に決めるぞ!」
クロス「おうよ!」
二度もエクスプロージョンで魔力を大きく消耗したせいか、流石のファイアも三人を相手取るのはキツかったのか、動きが明らかに鈍くな っていた。
ジーンとクロスはそう言うと、それぞれのカードをドライバーにスキャンする。
『
「「ハァァァァァ!」」
ファイア「のわっ⁉︎」
二人は必殺技を発動する。
すると、レーザーレイズライザーからカード状のエネルギー弾を複数放ち、ファイアを捕縛する。
しかも、それぞれのカード状のエネルギー弾は、何重にも交差するようにファイアについた為、ファイアは脱出出来ずにいた。
すると。
トウカ「決めるわよ!」
ジーン「ああ。」
クロス「おうよ。」
トウカがそう言うと、ジーンはマグナムレイズバックルを、クロスはライトニングレイズバックルを装填する。
『
それぞれのレイズバックル用拡張スロットにレイズバックルを装填すると、レイズバックルを操作する。
『
『
『
その音声が鳴ると、ジーンの左手にライフルモードのマグナムシューター40Xが、クロスの両手にライトニングフォームの拡張装備のライトニングクローが召喚される。
ジーン「感動の世界は…………俺が守る。」
クロス「さあ行くぞ!トウカ、お前の思いを!アイツに轟かせろ!」
トウカ「ええ!これで終わりよ!」
三人はそう言うと、トウカはレイズバックルを操作する。
『
「「「ハァァァァァ!」」」
ファイア「のわぁぁぁぁぁ⁉︎」
トウカも必殺技を発動して、ジーンはレーザーレイズライザーを撃ちながら接近して、レーザーレイズライザーとマグナムシューターのゼロ距離射撃を行い、クロスはライトニングクローに雷を纏わせて攻撃を行い、トウカは全身全霊を持って真下に振り下ろす。
三人の攻撃を受けて、ファイアは爆発する。
三人がファイアの方を見ると、ファイアはボロボロの姿で倒れていた。
ジーン「君の負けだ。」
ファイア「くそっ………負けた…………オレは………あの頃よりも強くなった…………今も、力なら負けちゃいねぇ……………なのに…………この差は………何なんだ…………。」
トウカ「私たちには………守るべき物があって、あなたには無かった。それだけの話よ。」
ジーンが簡潔にそう言うと、ファイアはそんな風に言う。
それに対して、トウカはそう答える。
すると、ギロリさんが現れる。
ジーン「ギロリ。」
ギロリ「あとは任せろ。女神ファイア。お前を連行する。連れて行け。」
天使「はっ。」
ギロリさんはそう言うと、天使達に命じて、ファイアを連行しようとする。
すると。
ファイア「ふっ。今は負けておいてやるよ。だがな、またヌルくなってたら、容赦しねぇぞ。」
ファイアはそんな捨て台詞を吐いて、連行されていく。
こうして、ファイアとの壮絶な戦いは終わったのだった。
すると。
トウカ「あ…………。」
ジーン「アテナ!」
トウカはまるで電池が切れたかの様に倒れて、変身解除する。
ジーン達は、トウカに駆け寄る。
ケケラ「随分と無茶したわね。」
キューン「爆裂魔法を二発も喰らったんですから、無理もないですよ。」
アーン「全く…………。」
クロス「とにかく、こいつ運ぶぞ。」
ジーン「ああ。」
ケケラ達は、倒れたトウカを見て、そう話す。
トウカはリタイア寸前であり、何とか持ち堪えていたのだ。
そこから、サポーター達はトウカを運ぶ。
一方、俺とセレスディナは。
湊翔「ハァァァァァ!」
俺は、創世の力を高めて、レジーナの力によって傀儡にされてしまった人たちを助けようとしていた。
だが…………。
湊翔「上手くいかないか…………!」
セレスディナ「当たり前だ!お前如きがレジーナ様に勝てると思ってるのか!」
そう、先ほどから上手く傀儡化が解除されなかったのだ。
やはり、今の力じゃ、レジーナの傀儡化は解除されないのか。
もっと力を高める必要があるのか…………!
俺は更に願う。
すると、徐々に体が変な感じがしてくる。
湊翔『何とか……………解除されてくれ!』
俺はそんな風に思う。
すると、先ほどよりも更に荘厳な鐘の音が鳴り響き、周囲からギーツテールIXの様なオーラが立ち上る。
すると。
冒険者「あれ?」
冒険者「俺たち、何してたんだ?」
白夜「傀儡化が解除されたのか⁉︎」
朱翼「湊翔さんがやってくれたんですね!」
めぐみん「みたいですね。」
ダクネス「良かった…………。」
冒険者達は、傀儡化が解除されたのか、正気に戻っていた。
それを見て、白夜達はそう話す。
一方、俺たちの方は。
セレスディナ「バカな…………⁉︎」
カズマ「やったな、湊翔!……………湊翔?」
湊翔「あ?あ……………。」
セレスディナが唖然としている中、カズマは俺に話しかける。
すると、何かに気付いたのか、そんな風に反応する。
俺は近くにあった水たまりで顔を覗くと、いつの間にか変身は解除されていて、俺の見た目が白髪で青い瞳になっていた。
創世の力を更に発動した影響か…………。
すると、俺は膝をつく。
カズマ「大丈夫か⁉︎」
湊翔「ああ…………それよりも、セレスディナを。」
カズマ「ああ…………。」
カズマが俺に駆け寄ると、俺はそう言う。
カズマはセレスディナの方に向かう。
セレスディナ「何で、あんな奴にレジーナ様の傀儡の力が…………⁉︎」
カズマ「お前の負けだ。大人しく捕まれ。」
セレスディナ「くっ⁉︎おい、ジット!早く来い!」
ジット「呼んだか?」
セレスディナが唖然となる中、カズマはそんな風に言う。
セレスディナの叫び声と共に、ジットが現れる。
セレスディナ「おい、早く助けろ!」
ジット「それは出来ない相談だな。」
セレスディナ「どういう事だよ⁉︎」
ジット「お前は、俺たちの目的の為の道具でしかない。」
セレスディナ「は?」
ジット「俺たちの目的は、桐ヶ谷湊翔に更に創世の力を使わせる事だ。お前の役目はもう終わっている。」
セレスディナがジットに助けを求めるが、ジットはそんな風に一蹴する。
ジットは、セレスディナを利用していただけに過ぎなかったのだ。
セレスディナ「は?おい、どういう事だよ?」
ジット「どういう事も何も、言った通りだ。お前の役目は終わった。お前を助ける義理もないからな。せいぜい頑張るんだな。」
セレスディナが唖然としながらそう言うと、ジットはそう言って、去っていった。
セレスディナが唖然としていると、カズマがセレスディナに近寄る。
カズマ「…………さて。お前はどうしたもんかな……………。」
セレスディナ「おい、やめろって。私を見逃したところで、お前に何か損はあるのか?あたしを見逃せば、この街への襲撃計画は見直す事になるだろうさ。もうアンタらが居る街に関わるのはもう懲り懲りだよ。これは本音だ。それに、街を襲っても、ウィズにバニルがどう出るか全く分からないからね。あたしは城に帰って計画を練り直すよ。あたしを見逃してくれれば、この街には手を出さない。どうだい?今度こそ、ちゃんとした取引だ。」
カズマがそう呟く中、セレスディナはそんな風に交渉を持ちかける。
見逃せば、アクセルの街には手を出さないという。
どうするつもりだ、カズマは。
すると、カズマはある物を取り出す。
セレスディナ「おい、何だよそれ。」
カズマ「悪いな。交渉は無しだ。俺も痛いが、今回はお互い痛み分けって事にしとこうぜ。悪いけど、俺と一緒にレベル1からやり直してくれ。」
湊翔「お前…………どこでそんなもん…………?」
セレスディナがそう聞くと、カズマはそう答える。
あれは、レベルリセットポーションと呼ばれる物だ。
あれを使うと、レベルが1にまで戻ってしまう。
どこで手に入れたんだよ。
すると。
カズマ「バニルから買った。」
カズマは端的にそう言う。
バニルから買ってたのかよ……………。
すると。
セレスディナ「お前って、魔王軍にとって最も危険な奴だと思うよ。」
カズマ「そりゃ過大評価だろ。」
セレスディナがそう呟くと、カズマはそう答える。
すると。
セレスディナ「やっぱり、お前は生かしておけない。デス!」
セレスディナはそう言うと、何かの魔法を発動する。
だが……………。
カズマ「残念だったな。今の俺にそれは効かねえよ。」
セレスディナ「なっ……………⁉︎」
カズマの身には、何ともなかった。
ブジンソードのマントであるデルードマントの効果によって、無効化されたみたいだな。
セレスディナ「くそっ…………⁉︎」
カズマ「悪いな。これでおあいこだ。」
セレスディナが唖然とする中、カズマはセレスディナにレベルリセットポーションをかけた。
そうして、セレスディナは捕縛され、アクセルの街への襲撃は未然に防げた。
だが、俺はというと。
湊翔「やばいな…………これ。」
俺は意識を失った。
傀儡化を解除した代償を受ける事になったのだった……………。
今回はここまでです。
今回は、ファイアとの戦いとセレスディナの末路です。
ファイアの目的は、このすばの世界を世紀末のヒャッハー共が溢れた世界にする事だった。
だが、湊翔の理想の世界を知っているジーンやトウカ、そして、関係ないけどクロスの奮闘によって倒されました。
ジーンゲイザーも登場しました。
そして、湊翔の創世の力で、傀儡化は解除出来たが、その影響で、意思なき神になろうとしていた…………。
果たして、どうなるのか。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今後の展開などでリクエストがあれば、活動報告から承っております。
この小説も、気づけばあと1ヶ月で初投稿から3年が経過するんですね。
これからも応援の程、よろしくお願いします。