牛島闘轟がベロバを撃破して、知恵の樹に取り込まれていた紅魔族を解放した。
そんな中、カズマは。
カズマ「その……………俺の連れがすいません。」
ヴァンパイア「いえいえ、こちらこそ、ヴァンパイアみたいなボウフラ風情が、こんな大層なダンジョンを構えていてすいませんでした。皆様が引き揚げた後は、田舎に帰ってトマトでも育てながら細々と生きていこうかと思います。」
カズマは、お宝を漁るウィズとバニルを尻目に、ダンジョンの主であるヴァンパイアにそう話しかけると、ヴァンパイアはそう答える。
どうしてそうなったのか。
それは、少し遡る。
カズマ達は、ダンジョンの攻略を進めていた。
途中、アマリリスという悪魔と遭遇したりもしたが。
覚醒ポーションを飲んだカズマは、口を開く。
カズマ「ていうか、思ったんだけど、2人は魔王の知り合いなんだろ?俺たちに魔王が倒されても良いのか?」
ウィズ「魔王は最後には倒されるのも仕事の内ですしね?」
バニル「であるな。ネチネチと人類を苦しめ、最後は勇敢な冒険者と派手に戦い、派手に散る。それが魔王というものだ。それにあやつも随分な歳だろう。魔王らしい派手な最後を飾り、娘に魔王の座を引き渡したいのではなかろうか。」
カズマがそう聞くと、ウィズとバニルは顔を見合わせて、そんな風に言う。
そんな事がありつつも、攻略を進めていった。
そして、最深部に到達すると。
ヴァンパイア「よもや、ここまで到達する者が現れようとは!我がダンジョンを攻略し、ここまで来れた事は褒めてやろう。さあ、ここまで来た汝らの力!アンデッドの王にして、永遠の命を持つ存在!ヴァンパイアの真祖にして、千年の時を経た、この…………!…………この……………。」
最新部の部屋には、ダンジョンの主であるヴァンパイアがいた。
そんな風に大仰に言う中、最後の方は尻すぼみになっていた。
その理由は……………。
ウィズ「あらあら、リッチーを差し置いて、いつからヴァンパイアがアンデッドの王になったのでしょう。本当に、ここまで来るのに苦労しましたよ。うふふふふ、あははははは!」
バニル「フハハハハハ!フハハハハハ!フハハハハハッ!いやいや全く、よくもまあこれだけ大仰なダンジョンを造ってくれたものだな!たかだか千年生きたひよっ子が、随分とまあ大きく出たものだ!フハハハハハ!」
この2人を見たからだ。
ウィズは、最深部に向かうまでに大量の魔法を連発して、数多のモンスターから嫌々ながら魔力を吸収した為か、目に涙を浮かべて、乾いた声で笑い声を出していた。
バニルは、最深部に向かうまでにウィズと同じく大量の魔力を使い、ひたすら殺人光線を放っており、ゲラゲラと笑っていた。
それを見たヴァンパイアは。
ヴァンパイア「あの…………今、お茶淹れますから、ま、まずはご用件から伺いましょう………か…………?」
カズマ『気の毒に…………。』
ヴァンパイアは泣きそうな表情を浮かべて、そんな風に言う。
それを見たカズマは、同情的な視線を向けていた。
そうして、現在に至る。
バニル「フハハハハハ!フハハハハハ!」
ウィズ「あっ、この強い魔力は伝説級!これは伝説級の力を持つ魔道具ですよ!」
バニルとウィズが興奮気味に宝を漁る中、カズマとヴァンパイアはお茶を飲みながら話をしていた。
カズマ「そうだな。それがいいのかもしれないな。そうすりゃ、こんな目にも遭わないで済むだろうし。」
ヴァンパイア「ええ、こんな恐ろしい思いをするぐらいなら、隠居してのんびり暮らす方を選びますよ。千年生きてきましたが、これ程の悪魔やアンデッドの大群に囲まれるだなんて思いもしませんでした。しかも、最上位アンデッドのリッチーに、私より遥かに長く存在している大悪魔のオマケ付きです。滅ぼされなかっただけでよしとしますよ。」
カズマがそう言うと、ヴァンパイアは達観したかの様にバニル達を眺めて、お茶を飲んでいた。
一方、ウィズとバニルは。
バニル「フハハハハハ!なんという金銀財宝!小僧が引き取ってくれるアレの売り上げと財宝を元手に、大掛かりな商売でも始めてくれようか!そうだ、カジノだ!ウィズ、この財宝でカジノを作るぞ!ギャンブル大国エルロードを超える、巨大カジノを作るのだ!」
ウィズ「ああああ、見て下さい!見てくださいバニルさん!この魔力に溢れた一品を!効果は分かりませんが、きっと世界をひっくり返す程の力が秘められているはず……………!」
バニルとウィズはそんな風に話をしていた。
それを見ていたカズマは。
カズマ『…………お宝を漁る物欲に塗れた二人より、こっちのヴァンパイアの方が大物モンスター臭がするのは何故だろう。』
そんな風に思っていた。
お宝を漁る物欲に塗れた
それに対して、達観した表情を浮かべるヴァンパイア。
どちらが大物モンスターなのかが分からなくなっていた。
一方、白夜達はデザイア神殿に赴いていた。
トウカ「闘轟の怪我は?」
白夜「あいつなら大丈夫だ。」
武劉「ただ、しばらくは安静にする必要があるけどな。」
めぐみん「そうでしたか…………。」
朱翼「あの人も随分と変わりましたよね。」
ダクネス「それほど、責任感が強いのだろう。」
トウカがそう聞くと、白夜と武劉はそう答える。
現在、ベロバとの戦いで負傷した闘轟は、治療を受けていた。
すると、ツムリが口を開く。
ツムリ「気掛かりなのは、闘轟様が目撃したと言っていた…………もう一人の私です。」
トウカ「確かに……………なんでツムリが…………?」
白夜「闘轟の話によると、知恵の樹の前で何かをしていたし、ベロバの願いは無効になったと言っていたからな。」
武劉「願いを叶える事が出来るのか…………?」
朱翼「それに、シャドウケケラは何かを企んでいるみたいですが…………。」
ツムリはそう言う。
闘轟、白夜、武劉の三人が見た謎のツムリは、全員に情報が共有されていたのだ。
そして、シャドウケケラの捨て台詞も考えていた。
その頃、ジット達の方では。
黒ツムリ「あなたの願いはなんですか?」
Sケケラ「…………佐藤和真。タイクーンの最後だ。」
ジット「ふっ。神を本気で怒らせたらどうなるのか…………精々思い知らせてやれ。」
黒ツムリがそう聞くと、シャドウケケラはそんな風に言う。
それを聞いて、ジットはそんな風に言う。
すると。
黒ツムリ「では、あなたのギラギラを頂戴します。」
Sケケラ「良いだろう。」
黒ツムリ「祈りましょう。シャドウケケラ様の願いを。」
黒ツムリがそう言うと、シャドウケケラはそう答えて、手を握る。
黒ツムリがシャドウケケラの手を握ると、シャドウケケラから黒ツムリに何かが流れていく。
一方、デザイア神殿では。
ツムリ「…………えっ⁉︎めぐみん様⁉︎ダクネス様⁉︎トウカ様⁉︎白夜様⁉︎朱翼様⁉︎武劉様⁉︎」
ツムリはある事に気づいた。
それは、トウカ達が居た場所に、猫、牛、蜥蜴、虎、白鳥、鰐の置物が置いてあった事だ。
それには、ツムリは困惑していた。
一方、カズマは。
カズマ「流石に疲れたな…………。ただいま…………って、誰も居ないのか?」
カズマはそう言う。
あの後、可能な限りの財宝を回収して、テレポートでアクセルまで運んだカズマ、ウィズ、バニル。
ウィズとバニルと別れて、カズマは屋敷に戻っていた。
だが、屋敷には誰もいなかった。
すると。
Sケケラ「さあ、俺のバッドエンドゲームを始めようぜ。佐藤和真。」
カズマ「シャドウケケラ⁉︎…………白夜から送られたメールには、お前に気をつけろって書いてあったが…………お前の仕業か?」
Sケケラ「仮面ライダーはタイクーンしか存在しない。それが俺の願った世界だ。お前一人じゃ、世界を救えない事を思い知らせる為にな。」
そこに、シャドウケケラが現れる。
それを見て、カズマがシャドウケケラが何かを仕組んだのではと察した。
シャドウケケラはそう答えた。
シャドウケケラの願った世界によって…………。
アクア「えっ⁉︎ちょっと⁉︎どうしたのよ⁉︎」
アクアはそう叫んだ。
ミツルギ達は、アクアと無事に合流出来たのだが、ミツルギはサイの、ゆんゆんはペンギンの置物に変化していた。
各地で、仮面ライダーに変身していた人たちが置物となり、混乱が巻き起こっていた。
シャドウケケラはレーザーレイズライザーの銃口を接続する。
『
レーザーレイズライザーのグリップ部分と銃口部分を接続して、そんな音声と共に待機音が流れると、シャドウケケラは構えてトリガーを引く。
『
『
『
その音声が鳴ると、シャドウケケラはプレミアムケケラに変身する。
カズマ「ったく!疲れてるってのに…………!」
Sケケラ「お前がバッドエンドを迎える番だ。佐藤和真。俺の推しを奪ったお前に。」
カズマ「あ?」
カズマがそんな風に毒づくと、シャドウケケラはそんな風に言う。
すると。
樹「相変わらず、桜井要への未練がタラタラだね。シャドウケケラ。」
カズマ「樹⁉︎」
Sケケラ「…………で、何しに来た?」
そう言って、ある男が現れた。
それは、石井樹だった。
カズマがそう驚く中、シャドウケケラは樹にそう聞く。
すると。
樹「…………彼には借りがあるからね。こんな所で死なれるのは困るんだ。」
樹はそう言うと、マーレラジャマトとしての姿に変貌し、プレミアムケケラと応戦する。
カズマがそれを見ている中、ジットは。
ジット「ギーツが創世の神になるのも、時間の問題だ。」
オーディエンス『バッドエンドを期待しているぞ。ジット。』
ジットはそんな風に話しかける。
相手は、バッドエンドを好むオーディエンスであり、そんな風に言う。
すると、ジットはある物を取り出す。
『
それは、ジリオンドライバーだった。
ネメルより提供されたデーで、ジリオンドライバーが完成したのだ。
ジットはジリオンドライバーを腰に装着する。
一方、カズマ達の方は。
Sケケラ「ふっ!」
樹「くっ!ハァァァァァ!」
シャドウケケラが舌を伸ばしてくる中、樹は地面への潜行能力を使って、翻弄していた。
樹が木にシャドウケケラの舌を巻き付けると、攻撃しようとする。
シャドウケケラは、レーザーレイズライザーで銃撃しようとするが、樹によってレーザーレイズライザーをズラされ、弾丸は違う方向に向かう。
だが、シャドウケケラは舌を巻き取り、その反動で樹から距離をとる。
そして、レーザーレイズライザーを操作する。
『
『
Sケケラ「ふっ!」
樹「うわぁぁぁぁ⁉︎」
シャドウケケラはレーザービクトリーを放ち、樹を吹き飛ばす。
吹き飛ばされた樹は、人間の姿に戻って倒れる。
Sケケラ「手間かけさせやがって…………。」
カズマ「おい!」
Sケケラ「佐藤和真。お前をお茶の間の笑い者にしてやるよ。」
カズマ「お前…………何する気だ⁉︎」
シャドウケケラがそう毒づく中、カズマは樹に駆け寄る。
シャドウケケラがそう言い、カズマがそう聞く中、シャドウケケラはレーザーレイズライザーを操作していた。
『
『
その音声が鳴ると、銃口から緑色の正方形のプレートを2枚射出する。
それに飲み込まれたカズマ、樹、シャドウケケラはどこかに転送される。
それに気づいていた俺は。
湊翔「皆…………!」
そんな風に呟く。
すると、俺のいる場所に来訪者が来る。
そこに居たのは…………。
湊翔「ジット…………!」
俺はその男を見て、そう言う。
目の前に居たのは、ジットだった。
すると、ジットは口を開く。
ジット「創世の力は、自らの意思で操れる物じゃない。その力の代償は…………意思の消滅だ。」
湊翔「……………。」
ジット「言っておくが、お前のサポーターは助けに来れないぞ。」
ジットはそんな風に言う。
俺がジットを睨むと、ジットはそんな風に言う。
何故なら……………。
ジーン「くっ!やられた!まさか、ジリオンドライバーの力で、オーディエンスルームにロックを掛けるなんて…………!」
ジーンは悔しげにそう言う。
そう、ジットはジーンゲイザーの力を手に入れたジーンや、俺たちのサポーターである神達を動けない様にしたのだ。
それは、拓巳達も例外ではなく。
拓巳「やられた…………!」
ゼウス「封鎖されたか…………!」
拓巳達も、ゲームマスタールームから、出られなくなってしまった。
すると、ジットは。
ジット「意思なき神となれ。桐ヶ谷湊翔!」
ジットはそう叫ぶと、ジリオンドライバーの上部に触れる。
すると。
湊翔「うわぁぁぁぁぁ⁉︎」
俺はそう叫ぶ。
その理由は、手の部分で止まっていた石化が加速しだしたのだ。
その頃、カズマと樹は、どこかの檻に囚われていた。
樹「ここは……………?」
カズマ「あの野郎に閉じ込められたみたいだな。」
樹が周囲を見渡しながらそう言うと、カズマはそう言う。
すると、樹はカズマに話しかける。
樹「どうして……………?」
カズマ「別に。白夜達から事情は聞いたからな。お前が知恵の樹って奴に囚われた紅魔族を助けた事をな。」
樹はそう話しかける。
カズマと因縁が深い筈の樹を助けた理由を。
カズマは、そんな風に答える。
それを聞いた樹は、口を開く。
樹「……………本当の幸せというのは、つまらない人生にも転がってる。例えば…………紅魔族の家族の様にね。それで、関係ないけど、君には借りがある。」
カズマ「そうかよ。……………まあ、理由はどうあれ、お前が変わったのは分かるからな。」
石井樹はそんな風に言う。
紅魔族の癖は強いが、家族の幸せな雰囲気、拓巳による拷問の結果、そんな風に思う様になったのだ。
カズマはそんな風に言う。
それを聞いた樹は。
樹「…………何故、君はそんな風に思うんだい?」
カズマ「あいつ…………湊翔なら、こうすると思ってな。誰もが幸せになれる世界。お前だって、幸せになる権利があるからな。」
樹がそう聞くと、カズマはそう答える。
それを聞いた樹は。
樹「……………なれるわけないさ。僕はジャマトに魂を売った人間だよ?」
カズマ「……………罪を憎んで人は憎まず。やり直せるだろ。人の心が残ってるならな。」
樹がそんな風に言うと、カズマはそう答える。
その姿勢は、俺だけでなく、左翔太郎の信念にも影響されていた。
そんな中、さまざまな街である映像が映し出されていた。
Sケケラ『全国のお茶の間の皆さん!ようこそ、ショータイムへ!今から始まる仮面ライダーゲームをどうぞお楽しみ下さい!』
シャドウケケラは、そんな風に言う。
すると、扉が開き、カズマと樹が現れる。
Sケケラ「ここに居るのは、佐藤和真。最弱職の冒険者で、自称仮面ライダーだ。そんな奴は世界中でただ一人。彼にその資格があるのかどうか、仮面ライダーゲームで確かめようじゃないか。」
シャドウケケラは、そんな風に言う。
カズマが険しい顔を浮かべる中、シャドウケケラはある場所を指差す。
そこには。
少年「えっ⁉︎」
少女「ここ、どこ⁉︎」
おじさん「何だこれ⁉︎」
カズマ「何の真似だよ、お前。」
鎖に繋がれた三人組の姿があった。
それを見て、カズマはそう聞く。
すると。
Sケケラ「ルールは簡単だ。檻が開いて、そいつらがジャマトの餌食になる前に、自慢の力で救ってみせろ。名もなき者達のために、命をかけられるのが、仮面ライダー…………だよな?佐藤和真。…………さあ、どいつから助ける?」
シャドウケケラはそんな風に言う。
つまり、制限時間以内にその三人を助けろと言う事だ。
三人が怯える中、檻が徐々に開いていく。
少女「いや!」
カズマ「待ってろ!すぐ助けてやるから!」
Sケケラ「ただし、俺を倒したらな。」
女の子が悲鳴を上げる中、カズマはデザイアドライバーを腰に装着する。
すると、シャドウケケラはレーザーレイズライザーを構える。
『
『
シャドウケケラがレーザーレイズライザーを構える中、カズマはニンジャレイズバックルを装填する。
カズマ「変身!」
『
『
『
カズマはタイクーン・ニンジャフォーム、シャドウケケラはプレミアムケケラに変身して、応戦していく。
カズマ「おらっ!ハァァァァァ!」
Sケケラ「ふっ!はっ!」
カズマがニンジャデュアラーで攻撃する中、シャドウケケラは余裕を見せていた。
Sケケラ「ほらほら!彼らを救えなかったら、お前は仮面ライダーでも何でもないただの最弱職の冒険者!とんだ笑い者だ!」
カズマ「うるせぇ!」
シャドウケケラは煽る様にそんな風に言うと、カズマはそう言う。
その間も、檻は少しずつ開いていた。
少年「助けて!」
そんな風に悲鳴をあげていた。
カズマ「どけっ!お前に用はない!」
カズマはそう叫ぶと、シャドウケケラを無視して、助けようとする。
だが。
カズマ「うわっ⁉︎」
カズマの目の前に、カエルの卵のような形をした爆発性の泡が現れる。
それが爆発して、カズマは吹き飛ぶ。
Sケケラ「はっはっは!ここは俺のテリトリーだ。さあ、どうする?」
シャドウケケラはそう言って、泡を補充すると、レーザーレイズライザーを操作する。
『
『
カズマ「くっ⁉︎うわっ⁉︎」
カズマはレーザーレイズライザーから放たれた緑色のビームを受けて、強制変身解除して倒れてしまう。
それを見ていた樹は。
樹「皆の前で貶めるだけ。ただの無理ゲーじゃないか。」
現状を見て、そんな風に呟いた。
樹はジャマトの方を見る中、シャドウケケラは変身解除する。
Sケケラ「どうしても助けたかったら、神様にでもお願いしろ。誰かの幸せや、桐ヶ谷湊翔を犠牲にして、救えるぞ?」
シャドウケケラはそう言うと、そんな風に取引を持ちかける。
ジャマトの檻はかなり開いていた。
一方、俺の方は。
湊翔「くっ…………!カズマ…………!」
ジット「バッドエンドゲームも佳境か。早く創世の神になって、タイクーンの願いを叶えてやれよ。」
湊翔「ぐぅぅっ…………!」
俺が苦しむ中、ジットはそんな風に言う。
そんな中、カズマの方では。
Sケケラ「世界を守る力もない癖に、一丁前に仮面ライダーを名乗りやがって。ほら、さっさと頭を下げて、地面にぶつけながらお願いするんだな。」
シャドウケケラは、そんな風に言う。
シャドウケケラのカズマへの復讐は、自分の無力さを思い知らせつつ、神がいないと何も出来ないと分からせようとしていた。
すると、カズマはシャドウケケラの手を払う。
カズマ「…………俺はそんな外道に落ちる気はねぇんだよ…………!」
Sケケラ「いいのか?あいつらを見殺しにしても。魔王軍の幹部のレイズバックルを使った時みたいに、力を求めろ。」
少女「助けて!」
カズマはそんな風に叫ぶ。
それに対して、シャドウケケラはそんな風に言う。
ジャマトも、いつ解放されてもおかしくなかった。
Sケケラ「お前に現実を教えてやるよ。幸せの総量ってのは決まってんだよ。誰もが幸せになれる世界なんて、存在しねぇんだよ。」
カズマ「うるせぇよ……………!お前の様な神に頼らなくても、俺たちがこの手で叶えるんだよ……………!人間の力舐めんなよ…………!」
シャドウケケラはそんな風に言う。
カズマの心をへし折ろうとせんばかりに。
それに対して、カズマはそう言う。
それを聞いたシャドウケケラは。
Sケケラ「はっはっはっ!口だけだな。奴らの最後をその目に焼き付けろ。」
シャドウケケラは嘲笑う様にそう言う。
すると、ジャマトが解放されてしまった。
「「「うわぁぁぁぁぁ⁉︎」」」
その三人は悲鳴を上げる。
その三人に向かって、ジャマトが迫る。
その三人はジャマトに食われた……………のでは無かった。
その三人の鎖が外された。
少女「えっ?」
少年「あれ…………?」
Sケケラ「あ?何やってんだお前ら?」
それを見て、三人が戸惑う中、シャドウケケラはそう言う。
すると、樹が口を開く。
樹「…………彼らは僕が育てた個体だからね。操るのも意のままさ。」
樹は得意げにそう語る。
シャドウケケラが用意したのは、樹が育てていた個体で、樹は己のジャマトの力で、コントロールしたのだ。
三人が逃げていく中、シャドウケケラは口を開く。
Sケケラ「やられたふりをして、俺を化かしたのか?」
カズマ「だから言ったろ……………!仮面ライダーかどうかなんて関係ねぇんだよ。俺たちがこの手で世界を守るんだよ…………!」
シャドウケケラがそんな風に聞くと、カズマはそう答える。
そして、ニンジャレイズバックルをデザイアドライバーに装填する。
『
カズマはニンジャレイズバックルを装填すると、胸を二回叩いて、変身ポーズをとる。
それを見ていたシャドウケケラは。
Sケケラ「思い上がってんじゃねぇ!佐藤和真!」
『
『
『
シャドウケケラがそう叫ぶと、プレミアムケケラに変身する。
シャドウケケラがレーザーレイズライザーを撃つと。
カズマ「変身!」
『
『
カズマもタイクーンに再変身して、シャドウケケラと応戦していく。
それを見ていた俺は。
湊翔「お前らの…………道具になるつもりはない。俺は俺の意思で……………創世の力を操る!ハァァァァァ!」
ジット「……………そんな事は不可能だ!」
俺はそんな風に叫ぶと、創世の鎖を破壊しようとする。
それを聞いたジットがそう叫ぶと。
湊翔「はぁ…………!やってやるよ…………!皆が…………人の力で世界を救うなら…………!俺は俺の力で……………この世界を守る!ハァァァァァ‼︎」
俺はそう叫ぶと力を込める。
創世の鎖がさらに巻きつき、顔を残して石化してしまう中、俺は。
湊翔「うわぁぁぁぁぁ!」
そんな叫び声と共に鎖を引きちぎる。
すると、石化が解除されて、服装も髪も元に戻った。
すると、ジットは後退り、口を開く。
ジット「創世の呪縛を断ち切るとは…………。ならばお前を葬る…………!」
ジットはそう言うと、ジリオンドライバーの上部に触れる。
『
その音声が鳴ると待機音が流れてきて、ジットは一回転して膝立ちすると、シリウスカードを取り出して、周囲にはオーディエンスのカメラが滞空していた。
そして。
ジット「変身。」
『
そう言うと、ドライバーにシリウスカードをスキャンする。
一方、俺は。
『
湊翔「変身。」
俺はデザイアドライバーにブーストマークIXレイズバックルを装填して、指を鳴らしつつそう言う。
そして、俺とジットは変身を開始する。
『
『
その音声が鳴ると、ジットにオーディエンスのカメラが吸い込まれる。
ジットは仮面ライダーリガド、俺は仮面ライダーギーツIXに変身する。
リガドの見た目は、グレアやゲイザーをベースにしつつも、赤・黒・金のカラーリングで、従来のレイではない独自の装甲でローブを纏っている。
四肢こそグレアらと同形状だが、上半身のアーマーは大幅に形状が異なっていた。
ジット「ふっ!」
湊翔「はっ!」
ジットと俺は、すぐにお互いに駆け出していく。
一方、カズマとシャドウケケラの戦いが配信されていた街では。
一般人「頑張れ!」
一般人「やってやれ、カズマ!」
そんな風に、カズマに声援を送っていた。
カズマ「ふっ!ハァァァァァ!」
Sケケラ「おらっ!」
カズマはニンジャデュアラーで攻撃していくが、シャドウケケラは難なく躱して、レーザーレイズライザーで銃撃して、カズマを吹き飛ばす。
すると、カズマは壁にニンジャデュアラーを突き刺して着地する。
シャドウケケラがベロを使って、レーザーレイズライザーを連射すると。
『
カズマは足でニンジャデュアラーのシュリケンラウンダーを回転させる。
そして、そのまま大ジャンプをする。
カズマ「くっ!おらぁぁぁ!」
『
そんな音声が鳴る中、カズマはレーザーレイズライザーの銃撃にも怯まずに、シャドウケケラをパンチする。
シャドウケケラがカズマを蹴りながら立ち上がると、レーザーレイズライザーを捨てる。
Sケケラ「来いよ!」
カズマ「ハァァァァァ!」
シャドウケケラがそう言うと、カズマは殴りかかっていく。
そこから、殴り合いの応酬が始まる。
カズマ「ハアッ!ふっ!ハァァァァァ…………!ハァァァァァ!」
Sケケラ「のわっ⁉︎」
カズマはシャドウケケラの動きに翻弄されつつも、パンチを決めて怯ませる。
カズマが大きくパンチすると、ニンジャデュアラーが突き刺さり、レーザーレイズライザーの銃撃で脆くなった壁が崩れて、外に出る。
カズマが着地すると。
Sケケラ「はっはっはっ!」
カズマ「何がおかしいんだよ⁉︎」
Sケケラ「不本意だが感じるよ。本物の仮面ライダーの気迫を。だが、仮面ライダーで居る限り、いずれまた、己の願いに心を支配される!」
シャドウケケラはそんな風に笑い声を出すと、カズマはそう聞く。
カズマの問いに対して、シャドウケケラはそう答えた。
シャドウケケラの言葉に対して、カズマは。
カズマ「もうそんな事にはならねぇよ。俺には仲間がいるんだ。それに…………力をどう使うのかは、俺が決める!」
カズマはそう叫ぶと、ブジンソードバックルを取り出して、デザイアドライバーに装填する。
『
その音声が鳴る中、カズマはブジンソードバックルを操作する。
『
『
『
カズマはタイクーン・ブジンソードに変身する。
そのまま、バッケントリガーを三回操作して、必殺技の体勢に入る。
カズマ「行くぞ……………!」
Sケケラ「お前と直接やりあうのも、悪くねぇな。」
カズマ「お前の道楽に…………付き合う気はねぇんだよ!」
カズマがそう言って構える中、シャドウケケラはそう呟く。
その呟きにカズマがそう叫ぶと、バッケントリガーを操作して、ジャンプする。
『
カズマ「ハァァァァァ!」
Sケケラ「ふっ!はっ!」
カズマがライダーキックを放つ中、シャドウケケラはカエルの卵のような形をした爆発性の泡を出す。
それで迎撃しようとするが、カズマは突っ込み、お互いの攻撃が命中する。
爆発が起こる中、カズマとシャドウケケラは変身解除する。
すると、シャドウケケラが口を開く。
Sケケラ「佐藤和真!…………気を抜くんじゃねぇぞ。仮面ライダーの人生は…………生半可なもんじゃない。その運命を……………覚悟しろ……………!」
カズマ「ふぅ…………アンタには、一応礼を言っておく。」
Sケケラ「あ?」
シャドウケケラは、そんな風に言う。
シャドウケケラなりに、カズマのことを認めたのか。
すると、カズマはそう言うと、シャドウケケラは首をかしげる。
カズマ「お前らが仕組んだ魔王軍幹部のレイズバックルのあの一件。そのおかげで、仲間の事を再認識できた…………!一応、礼は言っておく。」
カズマはそんな風に言う。
カズマも、その一件があったから、仲間の事を再認識出来たのだ。
それを聞いたシャドウケケラは。
Sケケラ「…………ハハハハハハハ…………!天晴れだ!佐藤和真!」
シャドウケケラは、そんなカズマの姿を見て、思うところがあったのか、ありとあらゆる感情を詰め込んだかの様な心からの高笑いを上げ、満面の笑みと共に彼を称賛した。
そして、燃え尽きたかの様に崩れ落ち、そのまま消えていく。
カズマがそれを見ていると。
黒ツムリ「残念です。シャドウケケラ様の願いは無効となりました。」
黒ツムリはそんな風に呟いた。
すると。
ツムリ「おかえりなさい!皆さん!」
「「「「「「……………?」」」」」」
トウカ達も元に戻り、ツムリがそんな風に言う中、状況を飲み込めていないトウカ達は、首を傾げていた。
その頃、俺とジットは。
「「ハァァァァァ!」」
戦いの場をどこかの荒野へと移して、戦っていた。
ジットが岩を蹴って、俺がそれを躱すと。
『
その音声が鳴ると、ジットが目の前から消えた。
すると、背後から攻撃がくる。
湊翔「くっ!『クロックアップみたいな攻撃か!』」
俺は攻撃を受けつつ、そんな風に思う。
仮面ライダーカブト系列の仮面ライダーが使うクロックアップに似ているのだ。
三回の攻撃を受ける中、俺は見極めようとする。
すると。
湊翔「そこだ!」
ジット「くっ⁉︎」
俺はジットの動きを見抜いて、ギーツバスターで銃撃する。
ジットは再び加速すると、攻撃してきて、俺はそれを防ぐ。
すると。
『
そんな音声が鳴る。
よく見ると、ジットはニンジャレイズバックルを装填していた。
『
そんな音声が鳴ると、ジットの手にニンジャデュアラーが召喚された。
湊翔「くっ⁉︎」
ジット「はっ!」
武器の召喚ができるというのは予想していなく、攻撃を受けてしまう。
すると、ジットはニンジャデュアラーをシングルブレードにすると、投擲してくる。
俺はそれを左手で防ぐと。
ジット「ふっ!はっ!うぅぅぅぅ!」
湊翔「くっ!ハァァァァァ!」
ジットは格闘戦を仕掛けてきて、俺はジットに足を払われ倒れてしまい、攻撃を受けてしまう。
それでも、なんとか対応していた。
湊翔「ハァァァァァ!っ⁉︎」
俺はギーツバスターで攻撃するが、ニンジャデュアラーがブーメランの様な要領で戻ってきて、ギーツバスターを落としてしまう。
そこから、格闘戦を行う。
ある程度戦うと、ジットは口を開く。
ジット「オーディエンスが願う限り…………この世界のバッドエンドは変わらない。ふっ!」
ジットはそう言うと、俺に攻撃をしてくる。
俺はそれを対応すると。
湊翔「オーディエンスが付いてるのは、お前だけじゃない!」
俺はそう言う。
実際、カズマの映像が流れている場所では。
一般人「やるじゃねぇか、佐藤和真!」
一般人「かっこいいよ!」
そんな感じに、カズマに声援が送られていた。
オーディエンスが付いているのは、俺たちも同じだ。
湊翔「オーディエンスが願う限り………世界はハッピーエンドだ!」
俺はそう叫ぶ。
すると、荘厳な鐘の音が鳴り響き、俺とジットの足元が浮かび上がる。
これなら、素早く動く事は出来ないはずだ。
「「ハァァァァァ!ふっ!はっ!はっ!」」
そこから、再び格闘戦を行っていく。
一進一退の攻防が繰り広げられていた。
白夜には、格闘戦のイロハを教えてもらったからな。
そんな中、俺は創世の力で新たなギーツバスターを生成する。
湊翔「ふっ!はっ!」
ジット「うわっ⁉︎」
俺は不意打ちと言わんがばかりにギーツバスターで攻撃して、ジットを吹き飛ばす。
そこから、ギーツバスターのブーストチャージャーを一回引く。
『
その音声が鳴ると、ギーツバスターQB9の刀身にエネルギーが纏われる。
『
湊翔「ハァァァァァ!」
ジット「ぐっ⁉︎」
俺は大きくジャンプして、ギーツバスターをジットに突き刺す。
そのまま、追撃の為にレイズバックルを操作する。
『
湊翔「ハァァァァァ!」
ジット「うわぁぁぁぁぁ⁉︎」
俺はライダーキックを放ち、ジットを地面に叩きつける。
ジットは変身解除した。
俺は着地すると、ジットに話しかける。
湊翔「バッドエンドを迎えたのは、お前の方だったな。」
ジット「ふふふ…………!うぅ…………!俺の存在に…………意味はない……………!」
俺がそう言うと、ジットは体を起こしながらそう言う。
すると、ジットは何かに吸収されていく。
そこに居たのは……………。
湊翔「ロキ⁉︎」
ロキ「ジットは私がデザインした右腕…………分身でしかない。生み出すのも、一つとなるのも、自由自在。お前とは、いずれ決着をつけよう。待っていろ。」
そう。
ロキだった。
ロキはそんな風に言うと、俺への宣戦布告を行い、そのまま去っていく。
一方、カズマは。
カズマ「流石にやばいか…………っ⁉︎」
カズマがそう呟く中、ある事に気づく。
それは、大量のジャマトライダーに取り囲まれていた事だった。
カズマ「なんでジャマトライダーが………⁉︎」
樹「恐らく、ジットが生み出した存在だ!僕の制御が効かない!」
カズマがそんな風に驚いていると、樹はそう叫ぶ。
そのジャマトライダーは、ジットの置き土産だった。
カズマ「くっ…………!流石に限界か…………!これを使うか…………⁉︎」
カズマはそう言って、ある物を取り出す。
そこには、『伝説の禁断 ドキンダムX』と書かれていた。
何故、カズマがドキンダムXのカードを持っているのか。
それは、以前に、フォルテ達の世界に行った時に関係していた。
カズマ「いや〜…………またデュエマが出来るだなんてな!ありがとうな!」
フォルテ「気にするな。……………そうだ。カズマには、これをやるよ。」
カズマはそんな風に言う。
フォルテは、遊戯王だけでなく、デュエマ…………デュエル・マスターズができる様にカードを用意していたのだ。
俺とカズマは、データ収集の為のテストプレイヤーとして、デュエマを行った。
フォルテはそう言うと、あるカードを渡す。
カズマ「…………おい⁉︎ドキンダムXか⁉︎」
フォルテ「ああ。お前なら、使いこなせると思ってな。」
フォルテが渡したのは、『伝説の禁断 ドキンダムX』だった。
ドキンダムXとは、デュエル・マスターズに登場した赤城山バサラが使っていた伝説の禁断のカードだ。
フォルテ「お前のタイクーンとしての戦闘データや、デュエマでのデータを元に、お前でも使える様に調整して、現実でも使える様にした。お前の力になるはずだ。」
カズマ「……………そっか。なら、ありがたく使わせてもらうわ。」
フォルテはそんな風に言う。
カズマはそれを聞いて、ドキンダムXのカードを受け取った。
それを思い出したカズマは。
カズマ「やってやるよ…………!俺はやる時はやるんだってな!」
カズマはそう叫ぶ。
すると、カズマの両手にXの字が浮かぶ。
カズマ「感じるぜ…………!ドキンドキンな鼓動………!胸がダムダム言ってやがる…………!ドキンドキン…………ダムダム…………!ドキンドキン…………ダムダム…………!封じられし禁断のカード!今ここに…………解き放たれろ!禁断解放!」
カズマはそんな風に叫ぶと、目の前に巨大な石板が現れる。
その石板に向かって、Xの字を2個ぶつける。
すると、その石板の石が剥がれて、あるカードの絵柄が浮かび上がる。
ドキンダムXのカードだ。
ドキンダムXがエネルギー体になると、カズマに憑依する。
すると、カズマの体にドキンダムXの装甲が装着され、両手にドキンダムXが使用しているハルバードを装備している見た目になった。
カズマ「これが…………伝説の禁断・ドキンダムXだ!」
カズマはそう叫ぶ。
これこそが、ドキンダムXの力を得たカズマだった。
カズマ「これでも食らえ!」
カズマはそう叫ぶと、両手に持ったハルバードをぶん投げる。
すると、ハルバードが無数に分裂して、周囲のジャマトライダーに降り注ぐ。
ジャマト「ジャ⁉︎」
ジャマト「ジャ〜ッ⁉︎」
ジャマトライダー達は、ハルバードの雨によって、動けなくなった。
だが、全てではなく、一部はまだ動けていた。
カズマ「くっ…………⁉︎流石にもう限界か…………!一発でどうにかしねぇと…………!」
カズマは胸を抑える。
ダンジョン攻略にシャドウケケラとの戦いが合わさって、カズマの疲労は限界に近かった。
その為、ハルバードを持つと。
カズマ「ハァァァァァ!」
ジャマト達「ジャ〜っ⁉︎」
ハルバードを一閃して、ジャマトライダー軍団を一掃する。
すると。
カズマ「やべ…………限界だ…………。」
カズマはそう呟くと、ドキンダムXのアーマーが消えて、倒れそうになる。
すると。
カズマ「あ?…………湊翔…………⁉︎」
湊翔「よくやったな。」
俺はカズマを支える。
俺の姿を見たカズマは、驚愕の表情を浮かべていた。
湊翔「お前のおかげで自由になれた。ありがとうな。」
カズマ「へっ!」
俺がそう言うと、カズマはそう笑い、拳をぶつけ合う。
すると。
ロキ『人類諸君!己の幸せを願うなら、その手で叶えてみせよ。』
カズマ「ロキ…………⁉︎」
湊翔「一体、何する気だ…………⁉︎」
ロキ『終幕のデザイアグランプリを始めよう!』
映像が現れて、そこにはロキの姿があった。
俺とカズマがそう言う中、ロキはそんな風に言う。
そんな中、街のあちこちでは。
黒ツムリ「お悔やみ申し上げます。今日からあなたは…………仮面ライダーです!」
黒ツムリが、いろんな人にミッションボックスを渡していた。
そんな中、俺とカズマの元に。
???「よお、久しぶりだな。」
カズマ「お前…………!」
湊翔「馬場武…………!」
そこに現れたのは、馬場武だった。
ずっと姿を見せなかったが、どこで何をしていたのか…………。
武「決着をつけようぜ、桐ヶ谷湊翔。」
湊翔「……………。」
馬場武が不敵に笑いながらそう言う中、俺は無言で馬場武を見つめる。
その頃、ロキは数多くのオーディエンスのカメラを見ていた。
ロキ「オーディエンス諸君。我々の意思は一つだ。」
ロキはそう言うと、腰につけたジリオンドライバーの横のボタンを押す。
『
そんな音声が鳴る中、ロキの周囲をオーディエンスのカメラが回る。
ロキはシリウスカードを取り出すと、口を開く。
ロキ「変身。」
『
そう言うと、シリウスカードをドライバーにスキャンする。
『
その音声が鳴ると、ロキにオーディエンスのカメラが融合していく。
その見た目は、仮面ライダーリガドと同じだった。
だが、マスク中央のプレコグヴィジョンが展開して、モノアイの様な複眼が出てくる。
これこそが、仮面ライダーリガドΩだ。
ロキ「共に…………この世界を破滅へと導く…………最後のゲームを始めよう。」
ロキはそんな風に言う。
それを見ていたゼウス達は。
ゼウス「遂に動き出しおったか…………!」
ウォルバク「最終決戦も近い…………という事ね。」
拓巳「ああ。この世界は終わらせない。絶対にな。」
それを見て、ゼウス達は、ロキとの最終決戦が近いと予感していた。
果たして、ロキは何を企んでいるのか。
この時の俺たちは、知る由も無かった。
今回はここまでです。
今回は、シャドウケケラとジットとの対決です。
カズマも、成長しましたので、シャドウケケラの煽りにも意に介しませんでした。
そして、湊翔も創世の呪縛を断ち切り、ジットを撃破しました。
ただ、ジットはロキと一体化し、馬場武が久しぶりに登場しました。
そして、ロキは仮面ライダーリガドΩに変身しました。
ロキは、終幕のデザイアグランプリの開催を宣言する。
果たして、どうなるのか。
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