この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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第168話 魔王城への到達

 セレスディナから情報を得た俺たちは、ひとまず、とある村に向かっていた。

 その村は、魔王城に近い事もあって、魔王軍との前線基地の役割を果たしているらしい。

 その為もあってか、半ば砦と化している。

 

湊翔「ここが、魔王城に1番近い村か…………。」

ミツルギ「その通りさ。ここで補給をしよう。魔王城にも近いからね。」

白夜「だな。」

武劉「それと、休息も取るぞ。ぶっつけで向かっても、疲労が溜まりやすくなるだけだ。」

朱翼「ですね。」

トウカ「ええ。私は、魔王の城へ向かう道の詳細を聞いてくるわ。」

 

 俺たちはそんなふうに話す。

 確かに、ぶっつけで向かっても、疲労するリスクが上がるだけだからな。

 ただでさえ、これから戦うのは魔王。

 下手をしたら、無事では済まない可能性があるのだ。

 俺たちは、それぞれでやるべき事をしていく。

 物資の補給に情報収集。

 俺たちはやるべき事はしていく。

 しばらくして、広場に集まると。

 

アクア「わあああああーっ!助けて、カズマさーん!」

湊翔「あいつ、今度は何やったんだ!」

 

 アクアのそんな悲鳴が聞こえてきて、俺たちはアクアの悲鳴が聞こえてきた方に向かう。

 すると、貯水池にアクアが落ちていて、アクアの近くには、ブルータルアリゲーターの姿があった。

 

白夜「おい。これ、どういう状況だよ。」

ゆんゆん「じ、実は…………。」

めぐみん「水の事で困っているなら、アクシズ教と言って、アクアが嬉々として向かったのですが……………。」

ダクネス「それで、足を滑らせてな…………。」

カズマ「で、池が汚染されてたのが、ブルータルアリゲーターの仕業で、あいつは襲われてるんだよ。」

「「「「「あ〜……………。」」」」」

ミツルギ「き、君たちは何でそんなに冷静なんだい⁉︎アクア様が落ちたんだぞ⁉︎」

 

 白夜がそう聞くと、ゆんゆん、めぐみん、ダクネス、カズマはそんな風に言う。

 いつものパターンだったので、俺たちがそう言うと、ミツルギはそんな風に苦言を呈する。

 だって、いつもの事だしな。

 

トウカ「アクアが調子に乗って、痛い目を見るのはよくある事よ。」

ミツルギ「よくある事って…………。」

白夜「お前はアクアとの付き合いがそんなに長くないから分からないだろうけど、アクアはこんな奴だ。」

武劉「とにかく、ブルータルアリゲーターを倒しつつ、引っ張り上げるぞ。」

湊翔「だな。」

カズマ「ったく…………!しょうがねぇなぁぁ!」

 

 ミツルギの苦言に対して、トウカがそう言うと、ミツルギはまだ納得出来ていないのか、何とも言えない表情を浮かべていた。

 白夜がそう言うと、俺、武劉、カズマはそう言って、ブルータルアリゲーターを倒しつつ、アクアを拾い上げる。

 ちなみに、その村の人たちから感謝された。

 理由は、あの池が唯一の水源であり、結果的に浄化されたのだから。

 その後、アクアが泣いてしまった事もあったり、もう夜になっていた事もあって、俺たちは休む事にした。

 その頃、拓巳はというと。

 

拓巳「何とか…………仮面ライダーや石井樹のサポートもあってか、被害は抑えられているな。」

ギロリ「だが、いつまで持つのかは分からない。彼らが魔王を倒せば、デザイアグランプリはデザ神が決まり、終わらせる事が出来るのだが……………。」

ウォルバク「それをしても、あいつは止まらないでしょうね。」

ツムリ「どうしましょうか?」

 

 拓巳達運営陣は、そんな風に話をしていた。

 終幕のデザイアグランプリは、各地に向かった仮面ライダーと石井樹のひまわりジャマト、ギロリが出したGMライダーやリバイとバイスの活躍もあって、何とか抑えられていた。

 だが、いつまでも抑えられるのかは分からなかった。

 ツムリがそう聞くと、ゼウスは口を開く。

 

ゼウス「……………よし。こちらもロキに対して攻勢に出る。いつまでも奴の好きにはさせん。」

ギロリ「…………そうだな。リスクは抱える事になるが、我々も動くぞ。」

ウォルバク「そうね。行くわよ、拓巳。」

拓巳「ああ。」

 

 ゼウスは、ロキに攻撃を仕掛ける事を決めたのだった。

 いつまでも、ロキの好き勝手にさせないと決めたのだ。

 そうして、ゼウス達は、ロキへの攻撃をする為に準備を進めていくのだった。

 そんな中、とある空間にいた存在は。

 

???「……………さて。いよいよ、仮面ライダーとロキとの最終決戦が始まるのか。どうなるのやら……………見させてもらうよ。神話の結末がどうなるのか。」

 

 そんな風に呟いていた。

 果たして、何者なのか。

 そんな中、俺たちは。

 

湊翔「いよいよか…………。」

トウカ「ええ。魔王との最終決戦が近いわね。」

白夜「俺たちの相手は魔王だけじゃなくて、ロキも居るがな。」

朱翼「それにしても、ロキはどこに居るんでしょうか…………。」

武劉「いずれにせよ、奴もいずれ出てくる。出てきたら倒すだけだ。」

 

 俺たちはそんな風に話をする。

 いよいよ、魔王との最終決戦が近いのもあってか、緊張があった。

 すると。

 

白夜「とにかく、俺は早めに休むわ。」

朱翼「私も……………。」

武劉「ああ。俺も休む。お前達もしっかり休めよ。」

湊翔「ああ。」

 

 白夜達はそう言うと、部屋から出ていく。

 確かに、そろそろ休むべきだろう。

 俺も休もうとすると。

 

トウカ「……………湊翔。」

湊翔「うん?」

トウカ「…………魔王やロキとの最終決戦は、本当に危険な物になると思う。だから…………私たち、後悔しない様にしましょう?」

湊翔「……………え?」

 

 トウカはそんな風に話しかけてくる。

 俺が呆気にとられると、部屋に人が入ってくる。

 入ってきたのは、ゆんゆんとリアの2人だった。

 

湊翔「ゆんゆん…………リア……………。どうして…………?」

ゆんゆん「私、一度テレポートでアクセルに向かって、リアさんを連れてきたんです。」

リア「ああ。私たち三人で話したんだ。」

 

 俺がそう聞くと、ゆんゆんとリアの2人はそう答える。

 三人で話をした?

 俺が首を傾げていると。

 

トウカ「……………私たち、湊翔が動けなくなってた頃、ある夢を見たの。湊翔と離れ離れになる夢を……………。」

ゆんゆん「それで、私たち、不安になっちゃって……………。」

リア「それで、話し合って決めたんだ。後悔しない様にしたいって。」

湊翔「そ、そうなのか…………。」

 

 トウカ達はそんな風に言う。

 俺が創世の神になりかけてた際に、不安が夢の形で現れたんだろうな。

 でも……………。

 

湊翔「心配をかけたのは本当にごめん。でも…………こんな形で本当に良いのか?本来なら、もう少しデートをしてから、一線を越えるべきだと思うんだけど……………。それに、

 

 俺は謝りながらそう言う。

 心配をかけたのは悪かったが、だからといって…………。

 俺もそういう系の知識がない訳じゃない。

 すると。

 

トウカ「…………本当に君は優しいね。」

ゆんゆん「そうです。」

リア「……………でも、私たちに魅力がないのか?」

湊翔「そんな事はない!三人とも綺麗だ。俺なんかが良いのかと思う事もあるし…………。」

 

 トウカ達はそんな風に言う。

 それを聞いて、俺はそう答える。 

 すると。

 

トウカ「大丈夫よ。それは分かってるから。湊翔が慎重になるのも分かるし。」

ゆんゆん「でも…………だからこそ、私たちは後悔したくないんです。」

リア「だから……………ダメか?」

 

 トウカ達はそんな風に言ってくる。

 それを聞いて、俺は……………。

 

湊翔「本当に、良いのか?」

トウカ「ええ。それに…………湊翔がバニルから避妊薬を買ってるのは分かってるし。」

ゆんゆん「リアさんが、防音の魔道具を買ってますから、大丈夫ですよ。」

リア「ああ。何なら、部屋に入った際にもう使ったからな。」

 

 俺がそう聞くと、トウカ達はそんな風に言っていく。

 避妊薬買ったの、バレてたのかよ。

 つまり、誘導されてたわけか。

 それを聞いて、三人の本気が分かった気がする。

 それに、そんな風に言わせておいて、何もしないのは、逆に恥をかかせる気もするし。

 俺がそう考え、口を開く。

 

湊翔「……………正直に言えば、俺も三人と一線を越えたい。でも、これからする事は痛みを伴うと思う。それでも良いのか?」

トウカ「大丈夫って言ってるでしょ?私たち、最初から覚悟を決めてたんだから。」

ゆんゆん「はい。湊翔さんと繋がれるなら、大丈夫です…………!」

リア「ああ。湊翔は私たちが受け止める。だから……………来てくれ。」

 

 俺がそんな風に言うと、三人は俺の考えている事を見透かしているのか、微笑みながらそんな風に言う。

 それを見て、俺は三人の方に向かっていく。

 そうして、俺たちは男女の一線を越えた。

 後悔しない様に。

 その翌朝、俺たちは生まれた姿でベッドに横になっていたが、目を覚ました。

 

トウカ「……………ありがとうね。」

湊翔「いや、三人もありがとうな。」

ゆんゆん「い、いえ!」

リア「ああ。私も嬉しかったから………。」

 

 俺たちはそんな風に話をする。

 幸せを感じていたのだ。

 その後、リアをアクセルにテレポートで送り、俺たちはカズマ達と合流する。

 

湊翔「お待たせ。」

カズマ「おう…………あれ?何でトウカとゆんゆんも一緒に居るんだ?」

トウカ「ちょっとね。」

ゆんゆん「はい!」

 

 俺がそう言うと、カズマはそう首を傾げる。

 すると、白夜達は何かを察したのか、微笑ましい表情を浮かべていた。

 そんなやり取りがありつつも、俺たちは魔王城に向かう事に。

 魔王の城には、半日で向かえるほどの近さにあるのだが、これには訳があるらしい。

 

湊翔「それにしても…………あの村が魔王軍との繋がりがあるなんてな。」

白夜「みたいだな。魔王の配下は、人の精気や感情を糧にする奴等がいるらしいからな。」

武劉「戦いというのは、そういう物だ。敵対していても、いざという時に備えて、外交のパイプを作っておく物だ。」

 

 俺、白夜、武劉はそう話す。

 武劉が言うと、何かと説得力があるな。

 しばらく馬を走らせると。

 

湊翔「あれ?馬が……………。」

ミツルギ「どうやら、魔王の城に近いみたいだ。これ以上は馬車ではいけないみたいだ。」

白夜「なら、こっから先は徒歩だな。」

武劉「なら、帰りはゆんゆんのテレポートで帰れるし、最悪、デザイア神殿に逃げ込む事は出来る。馬はここで解放しよう。」

トウカ「私たちも、もう変身していきましょう。」

ダクネス「ああ。」

めぐみん「分かりました!」

 

 ある程度走ると、馬が何かに怯えたのか、走るのをやめてしまった。

 どうやら、魔王の城に近いのが影響したらしい。

 俺たちはそう話すと、馬を解放して、デザイアドライバーを装着して、レイズバックルを取り出す。

 

MARK(マーク) (ナイン)

LIGHTNING(ライトニング) TEMPEST(テンペスト)

 

 その音声と共に、ブーストマークIXレイズバックルとライジングテンペストレイズバックルを分離すると、俺たちはそれぞれのレイズバックルを装填する。

 

SET(セット) IGNITION(イグニッション)

SET(セット) AVENGE(アベンジ)

SET(セット)

SET(セット) STERNLY(スタンリィ)

SET(セット) COMBINE(コンバイン)

SET(セット) FEVER(フィーバー)

SET(セット) CONNECT(コネクト)

 

 それぞれの音声が鳴る中、俺たちは叫んだ。

 

『変身!』

 

 そう叫ぶと同時に、俺と白夜はデザイアドライバーのリボルブアンロックを押して、ドライバーのロックを外して、半回転させる。

 

REVOLVE(リボルブ) ON(オン)

 

 その音声が鳴るとバックルが展開して、俺の方は九尾の狐の様な形状に、白夜の方は虎の様な形状になる。

 そして、それぞれがレイズバックルを操作する。

 

DYNAMITE(ダイナマイト) BOOST(ブースト)

GEATS(ギーツ) IX(ナイン)

BLACK(ブラック) GENERAL(ジェネラル)

BUJIN(ブジン) SWORD(ソード)

GREEN(グリーン) FEMALE(フィーメイル) SOLDIER(ソルジャー)

VALKYRIE(ワルキューレ) SWORD(ソード)

VOLTEC(ボルテック) LIGHTNING(ライトニング)

RAIKOU(ライコウ) RISING(ライジング)

FANTASY(ファンタジー)

AMAZING(アメイジング) POWER(パワー)

CORRIDA(コリーダ)

HAMELN(ハーメルン)

ULTIMATE(アルティメット) LBX(エルビーエックス)

O-LEGION(オーレギオン)

HIT(ヒット) FEVER(フィーバー) STEALTH(ステルス)

CASTLE(キャッスル)

REDAY(レディ) FIGHT(ファイト)

 

 俺たちは、それぞれの仮面ライダーに変身して、魔王城に向かっていく。

 その間、魔物が襲ってきたりするのだが。

 

『ハァァァァァ!』

アクア「凄。」

 

 俺たちは、襲ってくる魔物を一蹴しながら、魔王城に向かっていく。

 しばらく進むと。

 

ダクネス「あれが…………。」

白夜「随分と禍々しいな。」

湊翔「だな。」

カズマ「ああ。」

 

 俺たちはそう話す。

 視線の先には、漆黒の巨城が広がっていた。

 すると。

 

めぐみん「か、カッコいい…………!」

アクア「え?」

武劉「……………突っ込まないぞ。」

 

 めぐみんはそんな風に言い、アクアが呆気にとられると、武劉はそう言う。

 紅魔族の感性は相変わらずだな。

 すると。

 

ミツルギ「……………それで、どうするんだい?どうやってあの中に突入するんだい?」

武劉「とにかく、あの結界をどうにかしないとな。」

湊翔「そうだな。ひとまずは結界に近づこう。問題は……………。」

白夜「最古参の幹部とやらか。」

トウカ「どうしよう……………。」

 

 ミツルギがそう言うのを皮切りに、俺たちはそう話す。

 問題は、最古参の幹部が待ち受けている事だ。

 セレスディナからの情報提供で、どういう存在なのかは分かってはいるが…………。

 最古参の幹部は、魔界から直接魔力を引き込む魔法陣を設置していて、その魔法陣から離れられない代わりに、負傷しても即座に回復できたり、無限に魔法を使える事が特徴にある。

 このまま行っても、ジリ貧になって返り討ちに遭う可能性がある。

 どうしたもんか……………。

 すると。

 

カズマ「……………おい、めぐみん。城を囲っているあの結界。アレを、爆裂魔法でぶっ飛ばすことは出来ないのか?」

めぐみん「…………そうですね。フォルテから教わった三連爆裂魔法(トライエクスプロージョン)を使えば、破壊出来るかもしれませんが……………火力が足りない可能性もあります。一応、ファンタジーフォームの力で、威力をコントロールできますが、あの手の結界は時間経過と共に修復されていきますので、間に合うかどうか……………。」

白夜「カズマ?」

 

 カズマは一息吐くと、めぐみんにそう聞く。

 それを聞いためぐみんは、そんな風に答える。

 白夜が首を傾げる中、カズマは口を開く。

 

カズマ「つまり、間を置かずに何度も放てば壊せるって事か?」

めぐみん「は、はい。でもアレほどの規模の結界ですから、一発や二発ではダメですよ?何十発……………三十……………いえ、二十も掛からないでしょう。」

ミツルギ「お、おい。佐藤和真。何を考えているんだ?」

 

 カズマがそう聞くと、めぐみんはそんな風に答える。

 それを聞いて、ミツルギが困惑しながらそう聞くと。

 

カズマ「そういえば、ダクネスには鎧をあげたけど、めぐみんにはまだ何もあげてなかったな。」

めぐみん「えっ?い、いいですよプレゼントなんて。私は、高価なプレゼントが無ければ一々不安になる様な、そんな面倒臭い女ではないですよ?」

ダクネス「あっ!」

 

 カズマがそんな風に言うと、めぐみんはそう言い、ダクネスはそんな風に反応する。

 俺は、カズマのプレゼントが薄々分かっているので、黙っているが。

 すると、カズマはリュックの中身をぶちまけた。

 

『…………………。』

カズマ「やるよ。遅ればせながら、めぐみんにもプレゼントだ。」

 

 それを見て、揉み合いを始めためぐみんとダクネス。

 それを止めようとしていたトウカ達が唖然とする。

 カズマがリュックの中に入れていたのは、大量の高品質のマナタイトだった。

 カズマがそう言うと。

 

トウカ「嘘……………⁉︎」

白夜「マジかよ……………!」

朱翼「えぇぇぇぇぇ⁉︎」

武劉「っ!」

湊翔「マジか……………。」

ミツルギ「さ、佐藤和真!お前…………これがどれ程の価値のある物なのか、分かっているのか⁉︎」

ダクネス「そ、そこのそいつの言う通りだ!というか、これだけの品質の物をどうやって……………!」

ゆんゆん「えぇぇぇぇ⁉︎」

アクア「っ⁉︎」

 

 それを見て、俺たちは唖然となった。

 ミツルギとダクネスがそんな風に言うと。

 

カズマ「これの価値なら知ってるよ。おかげで俺の全財産の大半が消し飛んだ。ほら、昔バニルに大金を巻き上げられた事があっただろ?その時にウィズが最高品質のマナタイトを仕入れた事があるんだよ。それで、旅に出る前に全部買った。」

武劉「……………っ⁉︎」

 

 カズマはそんな風に語る。

 それを聞いて、武劉達がよろけると、めぐみんは口を開く。

 

めぐみん「カカカカ、カズマ…………!こここ、これ…………!」

ゆんゆん「カズマさん…………正気ですか⁉︎」

カズマ「最高品質のマナタイトだよ。お前ぐらいの大魔導士に相応しい最高品質のマナタイト。これ、全部やるよ。」

 

 アークウィザードであるめぐみんとゆんゆんがそう言うと、カズマはそう答える。

 ダクネスが額に手を当てて、空を見上げ、俺たちが呆然とする中、めぐみんが口を開く。

 

めぐみん「ゆんゆんの言った通り、正気ですか?その、これだけの最高品質のマナタイトだと、これ一つで小さな家が買えちゃいますよ?これだけの量のマナタイトだと、全部合わせれば小さなお城が買えちゃいますよ?」

カズマ「構わん。遠慮なく使え。あの城の結界に向かってぶっ放せ。」

湊翔「お前…………。」

 

 めぐみんがそんな風に言ってくると、カズマはそう言う。

 時折、カズマって大胆な事するよな。

 すると、めぐみんが何かを言おうとするのを見て、カズマは口を開く。

 

カズマ「いいんだよ!もう皆ぶっ飛ばしてやれ!色々あって、俺もストレスが溜まってるんだよ!お前を補欠扱いにした紅魔族の連中に、目に物見せてやれ!」

白夜「開き直りやがった……………。」

朱翼「でも、カズマですからね。」

武劉「だな。」

 

 カズマは、それ以上の言葉は無用と言わんがばかりにそう叫ぶ。

 それを見て、白夜達はそう話す。

 すると。

 

カズマ「魔王とロキをぶっ倒したら、成り上がるぞ!今の俺は色んなスキルが使えるエリート冒険者で、仮面ライダーのカズマさんだ!馬小屋で暮らしてた頃と比べたら、楽勝だろ!」

湊翔「ふっ。」

 

 カズマはそんな風に叫ぶ。

 それを見て、俺がそんな反応をすると、めぐみんは涙を流しながら、口を開く。

 

めぐみん「任せて下さい。あなたから貰った贈り物は、大切に使わせて貰います。…………今後、私の人生において、今日は絶対忘れられない日になるでしょう。我を差し置き、勝手に世界最強を名乗る魔法使い!そんな物は、今ここで消しとばしてやりますとも!」

カズマ「頼むぞ、最強の魔法使い。」

 

 めぐみんは、そんな風に叫ぶ。

 それを聞いて、カズマがそんな風に言うと、めぐみんはカズマにしがみつく。

 そして、魔王城を見下ろす高台に、詠唱が響く。

 

湊翔「カズマも大胆な事するな。」

トウカ「でも、めぐみん、嬉しそうじゃない。」

白夜「まあ、どうなるのかは、見守ろうとしようぜ。」

朱翼「ですね。この状況では、私たちが手を貸すのは野暮でしょうし。」

武劉「そうだな。」

アクア「随分と勿体無い事するわね〜…………。カズマさんってば、バカなの?」

 

 俺たちはそんな風に話をする。

 ミツルギに関しては、先ほどからずっと呆然としていた。

 カズマとダクネスが話をする中、めぐみんは。

 

めぐみん「あなたから貰ったマナタイト。これで、どんな大魔法使いにも再現できない物をお見せします。今からあなたに見せるのは、私の人生における集大成。…………今日この光景をずっと忘れないでくださいね。」

ゆんゆん「め、めぐみん。そんなに無理しなくても…………私もいるんだし…………!」

めぐみん「ふんっ!あなたの手助けはいりませんよ!というより、空気を読んで下さいよ!」

ゆんゆん「めぐみんの方こそ空気を読みなさいよ!」

湊翔「まあまあ…………。」

 

 めぐみんがそんな風に言うと、ゆんゆんはそう話しかける。

 めぐみんとゆんゆんが言い争いをする中、俺はなんとかゆんゆんを落ち着かせた。

 そして。

 

めぐみん「我が名はめぐみん!アクセル随一のアークウィザードにして、爆裂魔法を極めし者!世界最強の魔法使いでも、悪魔やドラゴン、魔王ですらも!皆まとめて消し飛ばして見せましょう!エクスプロージョン!」

 

 めぐみんはそう叫ぶと共に、爆裂魔法を放ったのだった……………!




今回はここまでです。
今回で、16巻に相当する内容は終わりです。
湊翔とトウカとゆんゆんとリア、カズマとめぐみんが、それぞれ絆を深めました。
カズマの高品質のマナタイトのプレゼントは、本当に大胆ですよね。
全財産の大半を消し飛ばしたのだから。
原作と違って、アクア、ミツルギ、ゆんゆんはその地獄の光景を目の当たりにする。
そんな中、湊翔達とロキの最終決戦を見ようと、謎の人物がいた。
果たして、何者なのか。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
魔王やロキとの最終決戦でリクエストがあれば、受け付けています。
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