俺たちは魔王城に乗り込み、いよいよ、魔王との決戦が始まろうとしていた。
アクアが全員に支援魔法をかけて、頷きあうと、ダクネスは扉を蹴り開ける。
ダクネス「魔王!覚悟…………!」
魔法使い達『カースド・ライトニング!』
ダクネスがそう叫びながら入ると、無数の闇色の雷光がダクネスに目掛けて降り注いだ。
すると。
トウカ「大丈夫?」
ダクネス「ああ。おのれ、口上もなしにいきなりの魔法攻撃とは卑怯者めが!それでも魔王か!名を名乗れ!」
トウカがそう話しかけると、ダクネスはトウカにそう答えつつ、そう叫びながら突入していく。
相変わらずの頑丈さだな。
俺たちも突入していく。
すると。
魔王「これは我が部下達が失礼した!なるほど、貴様の言にも一理ある。我が城で好き勝手に暴れてくれた侵入者よ。汝らは勇者か愚か者か…………。さあ、その力を我が前に…………!」
ゆんゆん「インフェルノ!」
魔王「ぐあっ⁉︎」
恐らく、魔王と思われる存在がそんな風に言う。
すると、ゆんゆんが魔法をぶっ放した。
めぐみん「ちょっ…………!ゆんゆん、ここぞという時に大事に使えと言ったマナタイトで、いきなり開幕ぶっぱとはどういう事ですか!」
白夜「いいんじゃね?戦闘において、口上なんていらねぇだろ。」
武劉「全くだ。名乗っている暇があるなら、攻撃すべきだ。」
湊翔「あははは…………。」
魔王「…………紅魔族か。相変わらず、お前達はやってくれるなあ…………。」
めぐみんがゆんゆんの行動に苦言を呈す中、白夜と武劉はそんな風に言う。
白夜と武劉は相変わらず、口上とかは無駄だと言うタイプだった。
魔王がそう言うと。
ゆんゆん「す、すいません!で、でもあの、私の悪友から………『ちょっとクソ迷惑な魔王のとこまで行ってきて、俺たちの代わりに一発かましてこい』と頼まれまして…………!」
朱翼「ダストね…………。」
湊翔「あいつ、何吹き込んでんだ。」
トウカ「帰ったら、折檻かしら。」
ゆんゆんはそんな風に言う。
それを聞いて、俺たちはダストが何かを吹き込んだのだと察知した。
何やってんだ、あいつ。
俺たちがそう呟くと。
ゆんゆん「我が名はゆんゆん!アークウィザードにして、上級魔法を操る者。紅魔族随一の魔法の使い手として、次期族長として…………!紅魔族の本気を見せてあげるわ!」
魔王「思えば、お前達紅魔族には、散々煮え湯を飲まされてきた物だ…………。いいだろう、見せてみろ。紅魔族の次期族長とやらの実力を…………!」
ゆんゆんはそんな風に名乗りをあげる。
それを聞いて、魔王はそんな風に言う。
すると。
めぐみん「この私を差し置いて、なんですか!その格好いい演出は!普段は恥ずかしがってそういう事は言わないくせに!しかも、私のマナタイトでの一撃の癖に!」
ゆんゆん「いたた!こんな時に何すんの!めぐみん止めてえ!」
朱翼「今は後にして下さい!」
武劉「行くぞ!」
ミツルギ「行くぞっ!魔王ーっ!」
めぐみんはゆんゆんに掴みかかっていた。
何やってんだよ。
朱翼と武劉がそう言う中、ミツルギは熱苦しい掛け声を出す。
俺たちは、周辺にいる敵を倒していく事に。
湊翔「ハアッ!」
カズマ「オラっ!はあっ!」
トウカ「はっ!はあっ!」
白夜「おらっ!はあっ!」
朱翼「ふっ!はっ!」
武劉「はっ!ハアッ!」
めぐみん「はっ!」
ダクネス「てやっ!」
ゆんゆん「ハァァァァァ!」
ミツルギ「はっ!ふっ!」
俺たちは魔王の側近を相手に立ち向かっていく。
確かに、魔王の加護によって強化されているのもあって、ここに来るまでに戦った敵よりは強い。
だが、俺たちも伊達に戦ってきたわけではないのだ。
湊翔「トウカ!ゆんゆん!」
トウカ「ああ!」
ゆんゆん「はい!」
俺が敵の攻撃を抑えると、すぐにトウカとゆんゆんが攻撃をする。
それを受けて、側近と思われる存在は倒される。
一方、カズマ達は。
カズマ「おらっ!ハアッ!」
めぐみん「ダクネス、行きますよ!」
ダクネス「ああ!」
三人は連携して、暗黒騎士や側近を倒していた。
めぐみんが小規模に調整した爆裂魔法を放ち、ダクネスとカズマが攻撃していく。
一方、白夜達は。
白夜「おらっ!ハァァァァァ!」
朱翼「ふっ!はっ!」
武劉「ふっ!はぁっ!」
ミツルギ「ハァァァァァ!はっ!」
白夜達も、それぞれの能力や武器で、暗黒騎士達を倒していく。
すると、武劉はレイズバックルを操作する。
『
武劉「必殺ファンクション!」
『
武劉はレイズバックルを操作すると、そう叫ぶ。
すると、その音声と共に、オーレギオンのアーマーの各部に着いたミサイルが発射して、側近達を屠っていく。
しばらくすると、魔王の配下達は全滅したのだった。
魔王「まさか…………我が部下達を一蹴してしまうとはな…………!」
ミツルギ「あとは貴様だけだ!魔王!」
魔王「フッフッフッフッフ…………!よかろう。この私が相手をしてやろう。」
それを見て、魔王は驚嘆する様にそんな風に言う。
それに対して、ミツルギがそう言うと、魔王は立ち上がる。
すると。
カズマ「…………なあ、俺が相手してやるよ。」
ミツルギ「…………は?」
カズマはそんな風に言う。
それを聞いて、ミツルギが唖然となる中、俺たちはそうなる予感がしていたので、何も言わなかった。
それを見た魔王は。
魔王「貴様が?この私に戦いを挑もうと言うのか?」
カズマ「ああ。」
ミツルギ「おい、正気か、サトウカズマ⁉︎君は最弱職である冒険者だろう⁉︎ここは皆で力を合わせて…………!」
魔王がそんな風に聞くと、カズマはそう答える。
すると、ミツルギはそんな風に反論する。
魔王「…………何?貴様、そのような姿でありながら、冒険者だと?」
カズマ「そうだよ。最弱職って言われてる冒険者が魔王相手に1人で決戦挑もうって言ってるんだよ。もしかして、魔王が逃げるのか?勇敢な冒険者との一対一の、この状況から?俺の知り合いやサポーターから聞いたんだぜ?」
魔王は訝しげにそう聞くと、カズマはそんな風に言う。
それは、カズマがレベリングを行っている中のバニルとウィズの発言だった。
ウィズ『魔王は最後には倒されるのも仕事の内ですしね?』
バニル『であるな。ネチネチと人類を苦しめ、最後は勇敢な冒険者と派手に戦い、派手に散る。それが魔王というものだ。それにあやつも随分な歳だろう。魔王らしい派手な最後を飾り、娘に魔王の座を引き渡したいのではなかろうか。』
…………と、2人はそんな事を言っていた。
そして。
ケケラ『カズマ、もし魔王と戦うなら、一対一に持ち込みなさい。』
カズマ『どういう事だよ?』
ケケラ『魔王ってのは、勇敢な冒険者と戦って、華々しく散るのも大切な仕事なのよ。一対一に持ち込まれて逃げでもしたら、魔王とは言えないからね。』
ケケラからも、同様の事を言われていたのだ。
それを聞いた魔王は。
魔王「……………なるほど。一体どこで聞いたのかは知らんが、魔王の事を調べてきたらしい。確かに、堂々と一対一で戦いを挑まれたなら、そこで逃げてはもはや魔族の王を名乗れまい。いいだろう。相手をしてやる。」
魔王はそんな風に言うと、椅子から立ち上がる。
すると。
ミツルギ「一体、何を考えているんだ⁉︎君が1人で魔王に挑んでも、勝てるはずがない!ここは全員で…………!」
白夜「ミツルギ。カズマの覚悟を無駄にさせんじゃねぇよ。」
ミツルギはそんな風に叫ぶ。
まあ、無理もないのだが。
すると、白夜はミツルギを宥めながらそう言う。
武劉は口を開く。
武劉「カズマ、勝算はあるんだろうな?」
カズマ「そんなもん…………やれるだけやるだけだ。」
武劉「…………ふっ。そうか。」
武劉がそう聞くと、カズマはそんな風に答える。
それを聞いて、武劉は笑みを浮かべた。
すると。
めぐみん「なら…………せめて、これを使って下さい。」
ダクネス「ああ。」
めぐみんとダクネスはそう言うと、ファンタジーレイズバックルとブーストレイズバックルをカズマに渡す。
カズマ「いいのか?」
めぐみん「カズマに死なれると、凄く嫌なんですよ。それに…………魔王を倒すのに必要なんですよね?私の下っ端のためにも、頑張って倒してきてください!」
ダクネス「私たちの分まで戦え。」
カズマ「サンキュー。」
カズマがそう聞くと、めぐみんとダクネスはそんな風に答える。
それを聞いて、カズマはファンタジーとブーストの二つを受け取る。
そして。
湊翔「…………カズマ。絶対に勝てよ。」
トウカ「せいぜい足掻いて見せなさい。」
朱翼「勝ってくださいよ。」
カズマ「分かってるよ!」
俺たちはそんな風に言う。
すると。
アクア「カズマさんてば、まだやる気なの?……………ねえ、もう帰ろう?帰って、国の偉い人たちに魔王を任せて、毎日皆で仲良く暮らすの。お金が無いのなら、本来は私の主義に反するんだけれど、芸で稼ぐ事も考えなくも無いわ。あ、でも、ある程度のお金が貯まるまでよ?ずっとじゃないからね?だから………。」
すると、カズマに対して、アクアはそんな風に言う。
そんなアクアに対して、カズマは右手を突き出して、それ以上言うのを止めさせた。
カズマ「いいから見てろ。何だかんだで長い付き合いなんだから、こんな時どうにかしてきた俺の事を少しは信じろ。」
アクア「長い付き合いだから信じられないんですけど。」
カズマがそんな風に言うと、アクアはそう言う。
相変わらずだな。
すると。
トウカ「湊翔⁉︎その足元の魔法陣は⁉︎」
湊翔「えっ?何⁉︎」
白夜「まさか、ロキが何か仕掛けてたのか⁉︎」
足元が光り出して、トウカがそう言うと、白夜はそう言う。
すると、俺は浮遊感と共にどこかへと転送されようとしていた。
湊翔「カズマ!絶対に勝てよ!」
カズマ「お、おう!お前も気をつけろよ!」
俺がそう言うと、カズマはそんな風に叫ぶ。
すると、俺はどこへと転送されてしまった。
そして。
カズマ「……………ふぅ。待たせたな、魔王さんよ。」
魔王「ふむ。随分と待たせてくれたな。では、相手をしてやろう。冒険者よ!」
カズマ「かかってこいやぁぁぁぁ!」
カズマはそんな風に言うと、魔王はそんな風に叫ぶ。
2人の叫び声と共に、戦闘が始まっていく。
魔王「ふっ!はっ!」
カズマ「おらっ!このっ!ハァァァァァ!」
魔王は剣を出して、カズマは武刃で魔王と戦っていく。
魔王「ほう!最弱職の冒険者でありながらも、この我と互角に戦っているとはな!」
カズマ「伊達に色んな人から鍛えられたんだよ!舐めんじゃねぇ!」
自分と互角に戦うカズマの姿を見て、魔王は賞賛交じりにそんな風に言う。
それに対して、カズマはそう叫んだ。
実際、カズマはこれまでの冒険で、様々な人たちと交流を重ねて、強くなっていた。
ミツルギ「サトウカズマはあんなに強くなっているのか…………⁉︎」
白夜「ああ。俺やトウカだけじゃねぇ。違う世界でも、あいつは色んな事を知った。それであいつは更に強くなった。今のあいつなら、俺ともいい勝負するんじゃねぇの?」
武劉「そうだな。あいつは強くなった。」
ミツルギが驚愕の表情を浮かべながらそう言うと、白夜と武劉はそんな風に言う。
フォルテ達の世界でも、様々な実力者から鍛えられた今のカズマなら、白夜とも互角に戦える可能性がある。
それを聞いて、ミツルギは唖然となっていた。
魔王「くぅぅ…………!ならば!カースド・ライトニング!」
カズマ「危ね⁉︎だったら…………!」
魔王は反撃と言わんがばかりに、カースド・ライトニングを放つ。
それに対して、カズマは自動回避で避けると、パラディンレイズバックルを取り出す。
そこから、バッケントリガーが付いた方を抜いて、デザイアドライバーのリボルブアンロックを押して、ドライバーのロックを外して、半回転させる。
『
その音声が鳴る中、カズマはパラディンレイズバックルを装填する。
『
その音声が鳴る中、カズマはパラディンレイズバックルを操作する。
『
『
『
その音声が鳴ると、聖騎士を思わせる兜とPALADINの文字がアーマーに変化して、カズマに装着される。
カズマは、ブジンパラディンフォームに変身する。
魔王「っ⁉︎姿が変わっただと?」
カズマ「行くぜ!ハァァァァァ!」
魔王が、カズマの姿が変わったのを見て、驚く中、カズマはそう叫ぶと、武刃とパラディンブレードの二刀流で魔王に攻撃していく。
カズマ「オラっ!ハァァァァァ!」
魔王「くっ!聖なる力か…………!」
カズマが二刀流で攻撃していくと、魔王は怯んでいた。
魔族の王というのもあって、パラディンブレードの攻撃が効いていたのだ。
魔王「くっ!舐めるなよ!カースド・ライトニング!」
カズマ「ぐっ⁉︎」
魔王は苛立ったのか、カズマにカースド・ライトニングを放つ。
カズマは自動回避で避けようとするも、躱しきれずに少しだけ被弾してしまう。
カズマ「パラディンでも……………ダメージを与えられても、有効打にはならないのかよ………!だったら!」
カズマはそう言うと、パラディンレイズバックルを抜き、ファンタジーレイズバックルを装填する。
『
その音声が鳴る中、カズマはファンタジーレイズバックルを操作する。
『
『
『
その音声が鳴ると、カズマはブジンファンタジーフォームになる。
魔王「また姿を変えたか。さて、次はどう来るんだ?」
カズマ「どう来るかって?こうするんだよ!ライトニング!」
魔王がそう聞くと、カズマはそう叫ぶ。
すると、雷の魔法が発動して、魔王に命中する。
魔王「ぬぅぅぅっ!魔法を使うとは…………!どうやら、少し舐めていたようだ。ならば、こちらも本気でいかせてもらおう!」
カズマ「くっ!」
魔王はそれを受けて、ダメージを受ける。
ファンタジーレイズバックルの力で、ライトニングが強化されていたのだ。
すると、魔王はそう叫ぶ。
カズマが身構えると。
魔王「食らえ!カースド・ライトニング!インフェルノ!」
カズマ「のわっ⁉︎くっ!流石にやべぇか!」
魔王は様々な魔法を放っていく。
カズマはそれを避けつつ、リムルのレイズバックルを取り出していた。
カズマ「力貸してくれよ、リムル!」
カズマはそう叫ぶと、リムルのレイズバックルを装填する。
『
その音声が鳴ると、カズマはバックルを操作する。
『
『
『
その音声が鳴ると、カズマはリムルのフォームへと変身する。
魔王「なっ⁉︎貴様…………何だその姿は⁉︎」
カズマ「違う世界で知り合ったスライムの魔王のレイズバックルだよ!魔王には魔王ってな!」
ミツルギ「なっ⁉︎それはどういう意味だ⁉︎」
武劉「後で話す。」
それを見て、魔王は驚愕の表情を浮かべていた。
ただならぬ気配を感じたのだ。
カズマがそう叫ぶと、ミツルギは聞き捨てならないと言わんがばかりにそう言う。
武劉が抑えていると。
カズマ「ハァァァァァ!はっ!ハァァァァァ!」
魔王「くっ………⁉︎流石に、異世界の魔王の力は凄まじいな……………!カースド・ライトニング!」
カズマ「残念だったな!
カズマはリムルの刀と同形状の刀を持って、魔王に攻撃していく。
それを受けて、魔王は反撃と言わんがばかりにカースド・ライトニングを放つ。
だが、カズマは
魔王「なっ⁉︎魔法を取り込むとは………⁉︎」
カズマ「魔力も回復したし、サンキューな!これで決めるぜ!」
それを見て、魔王は驚いた。
すると、カズマはブジンソードの片方とブーストレイズバックルを取り出す。
『
その音声が鳴る中、カズマはブーストレイズバックルを操作する。
『
『
『
その音声が鳴ると、カズマはブジンブーストフォームになる。
魔王「くっ…………!次から次へと姿を変えおってからに…………!」
カズマ「悪いな!これが俺の戦い方なんだよ!」
次から次へと姿を変えるカズマに、魔王はそんな風に呟く。
カースド・ライトニングを連発した事や歳の事もあって、魔王は疲弊していた。
カズマはそう言うと、納刀状態の武刃で魔王を殴打していく。
魔王「ぐっ⁉︎このっ⁉︎」
カズマ「おらっ!ハァァァァァ!」
カズマは武刃による殴打だけでなく、パンチ攻撃もしていく。
ブーストの力でパワーが増しているのもあって、魔王は押されていた。
魔王「おのれ…………!」
カズマ「これで終わりだ!」
魔王がそう言う中、カズマはブーストレイズバックルを二回操作する。
『
その音声が鳴り、カズマは構える。
魔王は、戦術を容易く切り替えるカズマに対応しきれなくなっていた。
そして、カズマはブーストレイズバックルを操作する。
『
カズマ「ハァァァァァ!ハァァァァァ‼︎」
魔王「ぐっ⁉︎ぐわぁぁぁぁぁ⁉︎」
カズマは、腕のマフラーから炎色反応で緑色に染まった炎を出しながら、左腕と右腕の順で必殺パンチを叩き込み、最後は武刃で一閃する。
それを受けて、魔王は爆発して、大きく吹き飛ぶ。
トウカ達がそれを固唾を飲んで見ていると。
魔王「……………見事だ。この我を倒すとはな…………!」
カズマ「俺1人の力じゃねぇよ。仲間や色んな人と出会ったから、勝てたんだ。」
魔王「……………ふっ。どうやら、最弱職と聞いて侮ったのが、敗因だったのかもしれないな。見事だ…………。名を聞かせて貰おうか。」
カズマ「佐藤和真だよ。」
魔王は口から血を吐きながら、そんな風に言う。
すると、カズマはそう答える。
仲間や色んな人との出会いが、己を強くしたのだと。
魔王はカズマに名を問いかけると、カズマはそう答える。
すると。
魔王「サトウカズマ…………か。私の名は………ヤサカ。魔王、八坂恭一だよ。」
カズマ「えっ?エッと…………どう言う事?」
白夜「マジか…………?」
恭一「いいや?歴とした魔族だ。ふふっ。やはり、この名を名乗ると、そのような反応をする者が多いからな。お前達のその反応を見て、少しだけ溜飲が下がった…………!」
武劉「大人気ねぇな…………。」
魔王は、八坂恭一と名乗った。
それを聞いて、カズマ達が唖然となる中、恭一はそんな風に言う。
恭一「色々と話す事があるが…………もう限界だ。では、さらばだ………!」
魔王八坂恭一はそう言うと、そのまま絶命した。
その場には、なんとも言えない空気が満ちていた。
すると。
カズマ「おわっ⁉︎飛んでいっちまったか。うん?」
カズマはブーストレイズバックルを見送る中、ある事に気付いた。
それは、複製のブーストマークIXレイズバックルにヒビが入っていたのだ。
カズマ「何が…………⁉︎」
それを見て、カズマは不安になっていた。
少し時間は遡り、カズマが魔王と戦う直前。
俺は、謎の空間へと送られていた。
湊翔「ここは…………?」
???「よく来たな、桐ヶ谷湊翔。」
俺が周囲を見渡す中、そんな風に声をかけられる。
振り返ると、そこには仮面ライダーリガドΩに変身したロキの姿があった。
湊翔「まさか、ラスボス自ら俺を呼ぶとはな。」
ロキ「まあな。貴様の命はここで終わらせてもらおう。」
俺がそう言いながら身構えると、ロキはそう言うと、指を動かす。
すると。
『
そんな音声が鳴ると、ジリオンドライバーのグレートアセンブルにマグナムレイズバックルが装填される。
待機音が流れる中、ロキはマグナムレイズバックルを操作する。
『
その音声が鳴ると、ロキの周囲に大量のマグナムシューターが召喚される。
それらが一斉にライフルモードになると。
ロキ「ふっ!」
湊翔「ふっ!ハァァァァァ!」
俺に向かって、一斉射撃を行っていく。
それを見て、俺は即座に躱していく。
柱の一つが破壊されるが、すぐに俺の力で修復して、ロキの方に向かう。
湊翔「ハァァァァァ!」
ロキ「ふっ!」
湊翔「ぐっ⁉︎」
俺はギーツバスターで攻撃するが、ロキはそれを受け止め、マグナムシューターで攻撃する。
俺が吹き飛ぶと、どこかへと転送される。
俺が立ち上がると、ロキは立ちはだかる。
湊翔「はっ!はっ!」
俺はロキに攻撃していくが、ロキは俺に的確に攻撃をしていく。
一方、それを見ていたツムリは、どこかへと向かう。
その背後には、黒ツムリの姿があった…………。
湊翔「はっ!ハァァァァァ!」
俺はロキに攻撃していくが、ロキは難なく対応していた。
ギーツバスターの銃撃をも逸らしていく。
俺は創世の力でバリアを形成するが、ロキはそれをも破っていく。
ロキがバリアを破った隙を見て、ギーツバスターで攻撃するが。
ロキ「ふっ!はっ!」
湊翔「くっ⁉︎」
ロキはジャンプして、膝でギーツバスターの刀身を抑えて、俺をパンチで攻撃する。
俺が吹き飛ぶと、すぐに体勢を立て直す。
湊翔「ハアッ!」
俺は右手を地面に当てると、創世の力で地面を波打たせ、ロキを吹き飛ばす。
ギーツバスターが吹き飛ぶ中。
湊翔「ハァァァァァ!」
ロキ「ふっ!」
俺はロキの方に向かう。
ロキはキックで攻撃しようとするが、俺はそれを躱し、ギーツバスターを回収して、銃撃する。
ロキ「のわっ⁉︎くっ…………!」
ロキは吹き飛ぶ中、また指を動かす。
すると。
『
そんな音声が鳴ると、ジリオンドライバーのグレートアセンブルにブーストレイズバックルが装填される。
待機音が流れる中、ロキはブーストレイズバックルを操作する。
『
その音声が鳴ると、五つのブーストレイズバックルが現れ、ロキを起こす。
その五つのブーストレイズバックルは俺の方に向かってくる。
湊翔「ふっ!…………はっ!」
俺が躱すと、ブーストレイズバックルは俺の周囲を飛び回る。
それに対して、俺はブラックホールを生成して、ブーストレイズバックルを無力化する。
すると。
ロキ「創世の力を手に入れたからといって、自惚れるなよ。桐ヶ谷湊翔。」
湊翔「っ!」
ロキはそう言うと、指を動かそうとする。
それを見て身構えると。
ロキ「な…………何?」
突如、ロキの右腕が動かなくなり、だらんと力無く下がる。
すると。
???『…………確かに、リガドΩは強力だ。だが、その力はオーディエンスの意志に依存している。』
ロキ「…………何?」
湊翔「ジーン…………!」
そんな声が聞こえてくる。
それを聞いて、俺とロキはそう反応する。
その声の主は、ジーンだったのだ。
ジーン『君を支持するオーディエンスはもういない。ゲームの観戦よりも、保身を優先したからね。ゼウスや拓巳達と戦闘したのが仇となったね。』
ジーンはそんな風に言う。
どうやら、手回しをしていたようだ。
後で知ったのだが、ゼウス達がロキと戦闘をした結果、ゼウスと拓巳の強さを思い知り、ロキから離れる事を決めたのだ。
ジーン『君のゲームに、もう需要はない。』
ロキ「一部のオーディエンスが寝返ったか…………!」
ジーンはそんな風に言う。
それを聞いて、ロキがそう吐き捨てている中、ギーツバスターQB9のブーストチャージャーを一回引く。
『
その音声が鳴ると、俺はロキの方に向かいつつ、刀身にエネルギーを貯めて、斬撃する。
『
湊翔「ハァァァァァ!」
ロキ「ぐっ⁉︎」
必殺技を発動して、ロキを吹き飛ばす。
更に。
湊翔「力を借りるぞ、フォルテ!」
俺はそう言うと、フォルテのレイズバックルの片方をギーツバスターQB9に装填する。
『
その音声が鳴る中、もう一度、レイズバックルを操作する。
『
『
その音声が鳴ると、左手に
湊翔「ハァァァァァ!」
『
ロキ「ぐっ⁉︎」
ギーツバスターQB9と
ロキが吹き飛ぶと。
湊翔「これで決める!」
俺はそう叫んで、ギーツバスターQB9を左のレイズバックルホルダーに装填すると、ブーストマークIXレイズバックルを操作する。
『
湊翔「ハァァァァァ!」
その音声が鳴る中、俺はロキに向かって駆け出していく。
そして、レイズバックルを操作する。
『
湊翔「ハァァァァァ!」
俺はロキに向かって、キックを放とうとする。
すると。
ロキ「…………終わるのはお前だ。」
『
ロキはそう呟くと、ジリオンドライバーの横を二回押す。
すると。
湊翔「なっ⁉︎」
キックを放とうとしていた俺の体が戻っていく。
そして、気付いたら変身解除していた。
湊翔「これは…………⁉︎」
ロキ「お前の時間だけを戻した。お前がこの世界の人間である以上、神の支配から逃れられない。」
俺が驚く中、ロキはそんな風に言う。
そんな事も出来るのかよ…………⁉︎
俺が驚く中、ロキは口を開く。
ロキ「…………桐ヶ谷湊翔。お前は最大の過ちを犯した。」
湊翔「過ち?」
ロキ「創世の力を自分の意思で操りたいが故に…………お前は、人間のままであろうとした。その傲慢な願いが……………お前に最大の不幸を齎す。死という名の不幸がな。」
湊翔「何?…………ツムリ?」
ロキはそんな風に言ってくるので、俺はそう聞く。
それに対して、ロキはそう答える。
すると、ロキの背後からツムリが現れる。
ツムリは笑みを浮かべながら俺の前に来ると、マグナムシューターを俺に向ける。
ツムリ「この時をずっと待っていた…………。ごめんなさい。湊翔。」
ツムリはそんな風に言う。
まさか…………。
そういう事か。
俺は心の中で納得していた。
そして、俺の心の中は、やけに冷静だった。
湊翔「…………覚悟は出来てる。」
俺はそんな風に言う。
そして……………。
ダァァァァン!
その空間に、一発の銃声が鳴り響き、俺の意識は遠のいていった……………。
今回はここまでです。
今回は、魔王との戦いです。
カズマは、これまでに出会ってきた仲間や人たちの力を活用して、魔王を倒した。
これにより、デザ神はカズマになりました。
そんな中、湊翔はロキによって転送され、ツムリによって銃撃されてしまう。
魔王を倒す中、湊翔は凶弾によって倒れてしまった…………。
いよいよ、次回はロキとの最終決戦が幕を開けます。
果たして、この世界の命運はどうなるのか。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
3年も続いたこの小説の物語も、いよいよクライマックス。
どのような結末を迎えるのか。
是非、見届けて下さい。