魔王とロキを倒して、カズマの特典として、この世界に降り立った俺。
俺は、神としての仕事も行いつつ、息抜きでこの世界に来ている。
拓巳「調子はどうだ?湊翔。」
湊翔「拓巳か。まあまあって所かな。そっちはどうなんだ?」
俺が仕事をしていると、拓巳がやってくる。
拓巳は神となった際に、ゼウスから正式にデザイアグランプリのゲームマスターの座を引き継いでいる。
拓巳の質問にそう答えると、拓巳は口を開く。
拓巳「こっちもぼちぼちって言った所だ。今は、危険の無い安全面を考慮したデザイアグランプリの定期的な開催を考えている。優勝者には、賞金や強力な武具やアイテムをプレゼントする仕組みでな。」
湊翔「そっか。それなら、天界にも定期的な娯楽を提供出来るからな。」
拓巳はそんな風に答えた。
安全面に考慮すれば、誰も死なないからな。
すると。
アテナ「湊翔、拓巳。少し休憩しよう。」
拓巳「アテナか。」
湊翔「ありがとう。」
そこに、アテナがやってくる。
俺と拓巳は、アテナから飲み物を受け取って、一息吐く。
拓巳「そっちはどうなんだ?」
アテナ「まあ、多少は楽になったわね。相変わらず、エリスと一緒に、神器回収を行なってるわ。」
湊翔「まあ、放置するのは危険なもんが多いからな。」
拓巳がそう聞くと、アテナはそんな風に答える。
どうやら、神器回収は引き続き行なっているみたいだな。
アテナ「それより、結構絵馬に願いを書いてくる人が居るわよ。」
湊翔「そっか。少し、見てみるか。」
アテナがそんな風に言うと、俺はそう答える。
実は、アクセルのとある場所。
そこには、俺の神社が建てられている。
神としての俺の繋がりの為にだ。
大々的には建てられてはいないが。
その理由としては、大々的に建てたら、アクシズ教徒が嫌がらせをしてくる可能性があったからだ。
それと、大々的にじゃなくても、願いを書いてくれるのがいいのだ。
ちなみに、建物の管理は、父さんと母さん、ツムリの3人が行なっている。
俺はそう呟くと、皆の様子を見ていく。
バニル「この…………っ!ポンコツ店主がァァァァァ‼︎」
ウィズ「ほぇぇぇぇぇ⁉︎」
バニルがそんな風に叫ぶと、バニル式殺人光線を放つ。
それを受けて、ウィズが悲鳴を上げると。
バニル「貴様という奴は…………!我輩の収益をパァにしおって…………!」
ウィズ「で、でも!この商品は売れます!絶対に売れるんです!」
バニル「戯けが!痩せる代わりに歯が抜ける薬など、誰が飲むと言うのだ!」
バニルが頭を抱えながらそう言うと、ウィズはそんな風に言う。
そんな風に、相変わらずのやり取りを繰り広げていた。
そんなウィズの願いは。
『商売繁盛 ウィズ』
との事だ。
ちなみに、バニルは書いていない。
本人曰く、『神頼みなど、誰がするものか』との事だ。
一方、石井樹は。
樹「おっ…………もうすぐ咲きそうだな。優しい花心を芽生えさせるんだな。」
樹は、ポーンジャマトを見ながらそう呟く。
樹は指名手配されていたが、終幕のデザイアグランプリで、被害の軽減に尽力したという事で、アイリスの計らいにより、特例で指名手配を取り消し、ジャマトの育成を非公式とはいえ、受け持つ事になった。
すると。
ジャマト「
ジャマト「
ジャマトがそんな風に話しかけてきて、石井樹はジャマトに手を振る。
そんな樹の願いは。
『人類とジャマトの共生 石井樹』
との事だ。
一方、牛島闘轟は。
闘轟「ふぅ…………こんなもんか。」
闘轟はあの後、ソロの冒険者となり、強いモンスターの討伐を行なっている。
今回は、クレイジーアリゲーターを狩っていた。
闘轟「…………さて、街に戻ったら、美味い肉でも食うか。それと、万屋を開いてみるのはどうかか…………考えとくか。」
闘轟はそう呟くと、街への帰路についた。
そんな闘轟の願いは……………。
『美味い肉を食う 牛島闘轟』
との事だ。
一方、アクセルの街では。
ダスト「ナァ〜ハッハッハッ!シュワシュワが美味いぜぇ!」
リーン「ちょっと、ダスト!みっともないわよ!」
ダストが高笑いをしながら、シュワシュワを飲んでおり、リーンはそんな風に注意をしていた。
別のテーブルでは。
リア「湊翔も頑張ってるんだ。私も頑張らないとな。」
シエロ「そうだね。」
エーリカ「優勝したとしても、私たちのやることは変わらないわね!」
アクセルハーツの面々は、そんな風に話をしていた。
そんなリア達の願いは…………。
『ぶっちぎりモテ男! ダスト』
『平穏な日常。それと、ダストに貸したお金が返ってきて欲しい! リーン』
『アクセルハーツとして頑張る リア』
『リアちゃんとエーリカちゃんと一緒に踊り子を続けていく シエロ』
『可愛さを極めていく! エーリカ』
そんな願いだった。
一方、白夜達は。
白夜「それじゃあ、クエストに行くぞ。」
武劉「ああ。」
朱翼「それは良いんですけど…………なんでこの人が居るんですか?」
セレスディナ「あ?いたら悪いかよ?」
白夜達は、クエストに出かけようとしていた。
だが、朱翼は気になる事があるのか、後ろを向きながらそう言う。
そこには、セレスディナの姿があった。
武劉「セレスディナには、贖罪の意味を込めて、定期的に俺を手伝ってもらう事にしたんだ。」
セレスディナ「そういう事だ!」
朱翼「え〜…………。」
白夜「ま、良いんじゃね?プリーストである事には変わりねぇし。」
武劉はそんな風に説明をした。
そんな白夜達の願いは…………。
『強い奴らと戦う 虎雷白夜』
『皆と一緒に暮らす 白鳥朱翼』
『生活に必要なだけのお金 凱装武劉』
との事だ。
ちなみに、セレスディナは邪神レジーナを信仰している影響もあってか、書いていない。
一方、めぐみん達は。
ゆんゆん「ねぇ、めぐみん。本当にやるの?」
めぐみん「当たり前じゃないですか!魔王めぐみんの威光を見せつけなければ!」
狼菜「だからって、なんで魔王城まで行くのよ…………。」
めぐみんは、ゆんゆんと狼菜の2人を連れて、魔王城の近くに赴いていた。
その理由は、魔王城に爆裂魔法を撃ち込むためだ。
そんな3人の願いは…………。
『爆裂道を突き進む! めぐみん』
『湊翔さんと一緒に暮らしていく ゆんゆん』
『友達と平和に暮らしていく 小塚狼菜』
そんな感じだった。
一方、ダクネスは。
ダクネス「来るな!私はお見合いは受けないぞ!」
そんな感じに、ダスティネス家の屋敷に立て籠もり、使者と思われる人たちを迎撃していた。
ダクネスは、魔王討伐に尽力した貴族というのもあってか、ダスティネス家に新たな領地が与えられる事になった。
その結果、ベルゼルグ王国だけでなく、他国からのお見合いの話が来ており、ダクネスは迎撃していたのだった。
そんなダクネスの願いは…………。
『仲間と一緒に暮らしていく ダスティネス・フォード・ララティーナ』
との事だ。
…………と、こんな感じに色んな願いが絵馬に書かれていた。
俺たちと親しい人物は、大体絵馬を書きに来ている。
湊翔「みんな幸せそうでよかったな。」
アテナ「そうだね。」
拓巳「まあ、一部癖が強いがな…………。」
カズマ「おう!」
湊翔「ああ…………………うん⁉︎」
それを見ながら話しているとアテナと拓巳以外にも俺に相槌してくれる声がいた。
うん?………あれ、俺が今いるところって天界だよな?
だったらあいつの声がするわけ………って⁉︎
そんな風に思いながら、後ろを向くと。
湊翔「……………………………カズマ⁉︎」
カズマ「よお、湊翔!」
拓巳「なんでここに居るんだ、お前。」
そこには、カズマの姿があった。
どういう事⁉︎
ここ天界だぞ⁉︎
デザ神になった時にゼウスによって連れてこられた時ならともかく、俺はもちろん、他の神もそんなことはしないはず。
そんな風に考える中、アテナは口を開く。
アテナ「あんたなんでここにいるのよ⁉︎ここ天界よ⁉︎デザ神になった時にゼウス様に連れてこられた時ならともかく、どうやってきたのよ⁉︎」
カズマ「エリスと全く同じ反応だな。」
湊翔「いや、笑い事じゃないだろ⁉︎一体どうやって⁉︎」
エリス「実は…………。」
拓巳「何かあったのか?」
アテナがそう聞くと、カズマは笑いながらそう言う。
どうやって来たんだ。
すると、エリスがやってきて、拓巳がそう聞くと。
エリス「どうやらテレポートで来たらしいですよ………。」
「「え?」」
拓巳「そういう事か…………。」
エリスがそんな風に言うと、俺とアテナは宇宙猫みたいな状態になった。
それを聞いて、拓巳は頭を抱えた。
そんな事出来るの?
エリス「どうやらデザ神になった時に、ここにやってきた時に、テレポートの登録先にここを入れたみたいなんです………。」
アテナ「ええ⁉︎ここってテレポート先に登録できたの⁉︎」
エリス「私も同じことを思いました………。」
拓巳「そんな事出来るのかよ…………。」
エリスは俺の表情を見たのか、そんな風に答える。
それを聞いて、アテナと拓巳はそう言う。
俺も驚いている。
だが、要件は聞いておくか。
湊翔「てか、カズマ、お前どうしてここに来たんだ?」
俺はそう聞く。
天界に来たという事は、何か問題が起こったのかもしれないと思って。
すると、エリスが何とも言えない表情を浮かべる。
エリス「いえ……それが………。」
カズマ「アクア達がクエストに行きたいって、うるさくてよ、ちょっと手伝ってもらおうと思ってやってきた!」
「「「………………。」」」
エリスがそう言うと、カズマはあっけらかんとそんな風に言う。
それには、俺、アテナ、拓巳は呆気に取られた。
なんとも予想外な、くだらない用事だった。
そんな理由で天界に来るか?
俺はそう思いつつ、口を開く。
湊翔「カズマ………いくら俺とアクアを特典として選んだとはいえ、地上に連れ戻してくれた恩はあるけど、楽にクエストしたいからって、そんなくだらない事で手伝わないぞ………。」
アテナ「そうよ!私たちも忙しいんだから!」
カズマ「いやいや、湊翔じゃねえよ」
「「えっ?」」
俺とアテナはそんな風に言うと、カズマはそう言う。
俺とアテナは天界の仕事を理由に断ろうとしたのだが、どうやら俺を連れて行こうとしたわけではないらしい。
混乱していると、カズマが口を開く。
カズマ「湊翔じゃなくてケケラに頼みにきたんだよ。まあ、可能ならキューンやアーンにも手伝ってもらおうかなと。」
アテナ「いや、ケケラならあんたのサポーターだからともかく、キューンとアーンがあんたのそんなくだらない要求なんかに……てか、そもそもそんなことできるわけ………。」
カズマ「い~や、別に無理強いはしないが、不可能じゃないぞ!」
アテナ「え?」
湊翔「何言って………お前……まさか………。」
カズマはそんな風に言う。
カズマはケケラ達に手伝ってもらおうとしているようだが、特典として指名してないケケラはカズマのサポーターなのでともかく、キューンとアーンは無理だとアテナは言った。
それに対して、カズマはそんな風に言う。
俺はカズマがそこまで自信満々な事に不思議に思ったが、あることに気づいた。
カズマ「俺は別にあの時、アクアと湊翔を連れて行くじゃなくて、神様を特典にって言ったからな!天界に行き放題な俺は、クエストに行くのに天界で過ごしてる神様の力は借り放題だぜ!」
拓巳「……………。」
カズマはそんな風に言う。
それを聞いて、拓巳は呆気に取られる。
カズマは俺も特典として選ぶために神様を特典にした。
つまり、神様の力を借りてクエストを受けることは許されるのだ。
アテナ「あんた………。」
湊翔「あ~あ~…………。」
拓巳「そういう事か…………。」
エリス「あの、カズマさん、いくらデザ神の資格を得たからと言って、そう言うことは………。」
それを聞いて、俺たちは呆れ果てる。
楽にクエストを受ける為に、神の力を使おうとするカズマの姿勢に。
すると。
ケケラ「まあ、私はその願いがなかったとしても別にいいわよ。」
エリス「え⁉︎」
ケケラ「推しの頼みだしね。それにキューンとアーンがサポートしている2人とのことも気になるし。」
そこに、ケケラ、キューン、アーンが現れる。
ケケラがそう言う中、キューンとアーンは。
キューン「私は嫌よ、めぐみんから頼まれるならまだしも、タイクーンから頼まれて行くのは嫌よ。」
アーン「私もだ。」
キューンとアーンはカズマの頼みというのが気に食わなかったらしく、その頼みを断った。
まあ、無理もないけど。
すると。
カズマ「いいのか?あんたらがいないせいで、めぐみんとダクネスが大変な目に~………!」
「「っ‼︎」」
湊翔「お前な………。」
アテナ「はあ~……。」
拓巳「神を脅すなよ…………。」
カズマ「それじゃお先に!」
ケケラ「それじゃ私も!」
キューン「仕方ないわね………。」
アーン「しょうがない…………。」
カズマが自分達がこないせいで大変な目に遭ったらどうするのかとキューンとアーンを脅した。
神を脅迫するなよ…………。
すると、カズマはケケラと共に先に地上に降りていく。
それを見て、キューンとアーンは仕方なくカズマを追いかけて地上に降りて行った。
エリス「魔王を倒したと言うのにカズマさんは相変わらずですね。」
アテナ「そうだな。」
湊翔「まあ、カズマらしいけどな。」
拓巳「それはそれとして…………あまり神の力に依存してしまうのはまずいか…………。何か、対策を考えなければな。」
それを見て、俺たちはそう話す。
そんな中、拓巳はそう呟いていた。
まあ、対策は必要かもしれないけどな。
すると。
アテナ「…………そうだ。せっかくならさ、ガッチャードにエールを送ったらどう?」
湊翔「ガッチャード……………ギーツの次の仮面ライダーか。そうだな。行ってみるか。」
拓巳「オーロラカーテンは開いてある。行ってこい。」
湊翔「ああ。」
アテナはそんな風に言う。
確かに、ガッチャードにエールを送るのもありだな。
拓巳が展開したオーロラカーテンを通る。
オーロラカーテンを通ると。
青年「ちょっ………!ちょっちょっちょっちょっ…………!」
バッタ「ホッパー!ホッパホッパ〜!」
青年「ちょっと待ってよ、ホッパー1!おい、どこ行くんだよ!」
とある青年が、バッタの絵が描かれたカードを追いかけていた。
青年がそう言う中、ホッパー1は止まると。
ホッパー1「ホッパ!ホッパ!」
青年「おおっ…………えっ?」
ホッパー1「ホッパー!」
ホッパー1は止まると、その青年のおでこに向かって体当たりをする。
青年が困惑する中、ホッパー1は跳ねていく。
それを見送った俺は。
湊翔「…………幸せになれよ。」
青年「ちょっと待ってよ、ホッパー1!待って〜………!」
俺はその青年にエールを送り、その場から去っていく。
その青年の声を聞きながら。
仮面ライダーの正義の系譜は、受け継がれていくと信じて。
今回はここまでです。
今回は、エピローグ的な話で、それぞれの願いの話です。
様々な人が、それぞれの願いを絵馬に書いていました。
カズマも、特典を利用して、神様の力を使うという。
それには、湊翔達も呆れていました。
そして、湊翔は別世界のガッチャードに対して、エールを送った。
どの世界線のガッチャードなのかは、ご想像にお任せします。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今後は、ファイナルステージ、4人のエースと黒狐に相当する話や、ジャマト・アウェイキングの話をやる予定です。
今後の展開などでリクエストがあれば、活動報告から承っております。