この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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エピソード0 アテナの回想録

 どうも、私はトウカです。

 天界では女神アテナとして、この世界ではトウカという1人の少女として、活動しています。

 今回は、色々な事を語っていこうと思います。

 まず、私は、同期の女神であるエリスが地上に降りた時の人物であるクリスとも、行動を共にしていた事がある。

 それは、今の仲間の1人であるダクネスとクリスのパーティーを組んでいた頃の話だ。

 何故、パーティーを組む事になったのかは、ある時にまで遡る。

 私はいつものように、事務作業をしていた。

 すると。

 

エリス「アテナ。ちょっと良いかな?」

アテナ「どうしたんだ、エリス?」

エリス「少し、相談があってね…………。」

 

 そう言ってくるので、私は作業を止めて、エリスの相談に乗る。

 紅茶を出して、エリスに渡す。

 

アテナ「ほれ。」

エリス「ありがとうね。」

アテナ「それで、相談って?」

 

 私がそう聞くと、エリスは少し迷った後、口を開く。

 

エリス「実は……………地上に降りようかなって思ってて……………。」

アテナ「ああ。確か、持ち主が居なくなった神器の回収の為か?」

 

 そう。

 女神アクアが、ポンポンと異世界に日本からの転生者を送るのだが、持ち主が死亡した場合は、その場に残ってしまう。

 無論、本来の持ち主でなければ、本来の力は発揮されない。

 とはいえ、強力なのは間違いない為、回収する必要がある。

 それを、エリスと私が受け持っている。

 その際、エリスはクリスに、私はトウカという名前で降り立っている。

 今回は、エリスが行くのかと思っていた。

 

エリス「まあ、それもあるけど…………ちょっと、会いたい人がいて……………。」

アテナ「会いたい人?」

エリス「ちょっとね……………。熱心にエリス教会に来ている人が居てね……………。」

 

 話を聞くと、その女性は、毎日熱心にエリス教会に来ていて、冒険仲間が出来ますようにとお願いをしているそうだ。

 なるほど、熱心な人だな。

 それを聞いて、私は察した。

 

アテナ「その人と友達になろうってことか?」

エリス「ま、まあ、そんな感じです。」

アテナ「へぇ……………。」

 

 そういう事か。

 なら、言いますか。

 

アテナ「じゃあ、私も行くわ。」

エリス「ええっ!?良いんですか?」

アテナ「まあ、息抜きみたいな感じで行くから。それに、私も神器回収の担当なんだぞ?」

エリス「そうでしたね。」

 

 そんな感じで、私とエリスは、トウカとクリスとして、地上に降りる事に。

 ちなみに、トウカの名前の由来は、氷の花という感じに、適当につけた。

 そして、そのダクネスという人物が毎日通っているというエリス教会に向かう。

 エリス改め、クリスがダクネスに話しかける。

 

クリス「やあ。君がダクネスだって?」

ダクネス「そ、そうだが、2人は?」

クリス「私はクリス。見ての通り、盗賊だよ。で、こっちが……………。」

トウカ「私はトウカだ。クリスの親友で、ソードマスターだ。」

ダクネス「はぁ……………。そんな2人が、何の用なんだ?」

クリス「いやね。君が女神エリス様にお願いしているのを、女神エリス様に聞いてね。」

 

 自分のことだろ。

 そう突っ込みたくなるが、堪える。

 それを聞いていたダクネスは、驚く。

 

ダクネス「ええっ!?2人は、エリス教徒なのか?」

クリス「私はね。トウカは、無宗派だから。」

トウカ「まあな。」

ダクネス「なら、一体……………?」

クリス「私とトウカは、君のパーティー仲間になろうと思って。良いよね?」

トウカ「ああ。構わないさ。」

ダクネス「い、良いのか……………?」

トウカ「ああ。」

 

 そうして、私、クリス、ダクネスはパーティーとなった。

 その際、ダクネスは嬉しそうだった。

 それからしばらくして、クエストに出掛けることになった。

 パーティーを組んで、分かった事がある。

 それは、ダクネスは攻撃が当たらない事と、やばい性癖を持ち合わせている事だ。

 あるクエストでは……………。

 

ダクネス「私が盾となろう。クリスとトウカで、倒してくれ。」

クリス「う、うん……………。」

トウカ「分かった。」

クリス「ま、まあ……………私もバインドで動きを止めるよ。」

 

 そんな風に話しつつ、クエストに向かう事に。

 モンスターが出てきて、作戦は、ダクネスがモンスターの攻撃を受け止め、クリスがバインドで動きを止め、私が止めを刺す感じだ。

 

クリス「動きを止めるのは任せて!バインド!」

ダクネス「今だ!」

トウカ「えっ?」

ダクネス「はぁぁぁぁぁぁん!」

 

 クリスがバインドを発動すると、ダクネスがすかさずモンスターとクリスの間に入り、ダクネスが縛られる。

 

クリス「ちょっ!?何やってんのさ!?」

ダクネス「ハアッ……………ハアッ……………良いぞ!さあ……………モンスターよ!縛られて動けない私に攻撃してみせろ!」

トウカ「何やってんのおおおおおおっ!?」

 

 ダクネスの性癖に、私はそう叫ぶ。

 とまあ、こんな風に、ダクネスは攻撃が当たらないわ、性癖で足を引っ張るわで、大変だった。

 まあ、それでも、天界で事務作業をやったり、アクアに仕事を押し付けられるよりかは、幾分かマシだった。

 ………………本当に幾分かだったが。

 これが、ダクネスとの出会いや、冒険の話。

 次は、デザイアグランプリに関してだ。

 デザイアグランプリ。

 それは、仮面ライダーギーツの世界で開催されていたリアリティライダーショーだ。

 どうして、それが開催する事になったのか。

 時系列は、ダクネスと出会い、冒険をして、暫くが経った頃だ。

 私は、ゼウス様の部屋へと向かう。

 理由は、現在の異世界の状況の報告だ。

 

アテナ「……………新たに、何人かの転生者を送り込みましたが、依然として、人類と魔王軍の動きに変化なし。以上です。」

ゼウス「そうか。」

 

 私がそう報告すると、ゼウス様はそう答える。

 

ゼウス「中々、魔王軍の撃破には、繋がらないか……………。」

アテナ「ええ。中には、魔王軍側に就いた転生者も居るので、若干、人類側が苦戦しています。」

ゼウス「ふむ………………。」

 

 そう。

 アクアが送った馬場武という転生者は、魔王軍側に与してしまった。

 その結果、折角転生者を送っても、そいつに殺される事になる。

 幸い、神器は回収せずにそのまま去っている為、神器は私とエリスで回収している。

 だが、これでは、魔王を倒す事は叶わない。

 どうしたものか……………。

 すると、ゼウス様は、何かを見ていた。

 

アテナ「何を見ているんですか?」

ゼウス「ああ。これだよ。」

 

 そう言って見せてきたのは、仮面ライダーギーツだった。

 

アテナ「仮面ライダーギーツ?」

ゼウス「ああ。少し、気分転換にな。」

アテナ「まあ……………無理もないですよ。」

 

 気分転換なら、仕方ないですよね。

 私も、ゼウス様の許可を貰い、仮面ライダーギーツを見る。

 気分転換に。

 仮面ライダーギーツを見ていて、かなり面白いと思える。

 すると、ゼウス様が声を出す。

 

ゼウス「……………これだな。」

アテナ「ゼウス様?」

ゼウス「これなら、行けるやもしれん!」

アテナ「これ……………とは?」

ゼウス「仮面ライダーギーツのデザイアグランプリだ。」

アテナ「ああ……………。」

 

 なるほど、デザイアグランプリか。

 確か、世界を救うゲームだったな。

 すると、ゼウス様は、何かをしている。

 

アテナ「えっと……………何しているんですか?」

ゼウス「ああ。少し、仮面ライダーギーツの事を最終回まで知ろうと思ってな。」

アテナ「ああ………………。」

 

 そういう事か。

 まあ、知らないといけないしね。

 すると。

 

ゼウス「アテナ。急いで、神々達を集めてきてくれ。」

アテナ「はい。」

 

 ゼウス様にそう言われ、私は神々を招集する。

 集まったのは、エリス、ロキなどを始めとする神々だ。

 アクアはというと、サボった。

 

ゼウス「集まってくれてありがとう。本日は、新たな特典を思いついたので、それを発表しようと思う。」

エリス「新たな特典………………ですか?」

ロキ「それは何だ?」

ゼウス「デザイアグランプリだ。」

 

 ゼウス様は、他の神々に説明した。

 デザイアグランプリを開催して、魔王を倒した者にデザ神の称号を与える事。

 それを、神々が観戦する事を。

 それを聞いた神々は。

 

ロキ「ほう……………中々に興味深いじゃないか。」

エリス「確かに、それなら、魔王討伐の確率が上がりそうですね。」

神「それは良い提案ですな!」

神「確かに!」

ゼウス「それでは、この案に異議がある者は居ないか?」

 

 それには、その場にいる神々が賛成した。

 まあ、ちょうど良い息抜きにもなるしな。

 こうして、デザイアグランプリの開催が決定された。

 これが、デザイアグランプリ開催の経緯だ。

 ちなみに、当初は、IDコアが破壊され、死亡した場合は、ジャマトにならずに、そのまま輪廻転生の輪に戻る設定になっていた。

 ただ、今思えば、それが原因なのだろう。

 デザイアグランプリを開催してから、しばらくが経ったある日。

 

アテナ「ゼウス様!ロキの部屋に、こんな物が!」

ゼウス「何?」

 

 私は、ロキの部屋にあった物を見せる。

 そこには。

 

ロキ『ゼウスよ。そんな甘いデザイアグランプリで、盛り上がると思っているのか。面白みが足りん。オーディエンスは、刺激とスリルを求めているのだ。無論、私も。』

 

 そう書いてあった。

 それを見たゼウスは。

 

ゼウス「ロキめ……………!裏切ったのか!?」

アテナ「恐らく。ヴィジョンドライバーも複製された模様です。」

ゼウス「複製されたのか…………!すぐにヴィジョンドライバーのセキュリティの強化をしろ!もう一度同じ事が起こらぬ様に!!」

アテナ「分かりました!」

 

 そうして、ヴィジョンドライバーのセキュリティの強化をして、同じ事を繰り返さない様にする。

 それが、ロキの裏切りとなった。

 デザイアグランプリの開催理由と、ロキの裏切りは、こんな物だろう。

 そして、それから暫くが経って、ジャマトが出現する様になった頃、彼と出会った。

 その日は、アクアが別の転生者の対応をしていた為、私が対応する事になった。

 その際、彼………………桐ヶ谷湊翔のプロフィールを確認した。

 

アテナ「これは……………随分と壮絶な過去ね……………。」

 

 それを見て、私はそう呟く。

 桐ヶ谷湊翔は、凄まじい過去を送っていた事が分かる。

 神である私ですらドン引きするレベルだ。

 これは、少し心配になるな。

 そんな事を思いながら、そんな彼と出会う事にした。

 

アテナ「桐ヶ谷湊翔(きりがやみなと)さん。」

湊翔「っ!?」

 

 私がそう呼びかけると、湊翔は私の方を見る。

 

アテナ「私はアテナ。所謂、女神という存在だ。」

湊翔「女神…………?」

 

 私がそう言うと、彼は半信半疑な視線を向けてくる。

 まるで、何言ってんだろうなというような視線だ。

 

アテナ「ああっ!今、私が女神だと言った事を、信じていないな!?」

湊翔「い、いや、何の事ですかね………?」

アテナ「とぼけるな!その顔を見れば、分かるんだよ!」

 

 私は、そんな視線を向けられた事に少しイラつき、そう叫ぶ。

 叫んで、少しスッキリした後、湊翔に告げる。

 

アテナ「まあ、無理もないか。単刀直入に言おう。君は死んだんだ。」

湊翔「……………えっ?」

 

 私がそう告げると、湊翔は驚いた表情を浮かべる。

 まあ、無理も無いか。

 いきなり、死んだなんて言われたんだからな。

 

アテナ「驚くのも無理はない。なぜなら、君は、周囲の景色を見ている中、不注意で道路に出てしまい、車に轢かれたんだ。」

湊翔「そうですか…………。」

 

 不注意で死んだ。

 それは確かだ。

 それを告げると、湊翔はすぐに冷静な表情になった。

 

アテナ「…………君、随分と冷静だな。自分が死んだっていうのに。」

湊翔「いや………その死因は、どう考えても、俺の不注意が招いた結果なので、仕方ないですよ。」

アテナ「随分と………自分の事を下に見るな、君は………。まあ、良いや。本題に入るぞ。」

湊翔「本題?」

 

 私は、湊翔にそう伝える。

 それにしても、本当に自分を卑下するよな。

 その後、湊翔は仮面ライダーギーツへの変身能力を特典として、転生していく。

 アクアと少し口論の末、ゼウスに報告しに行く。

 

アテナ「ゼウス様。桐ヶ谷湊翔さんが、仮面ライダーギーツの資格を得て、転生しました。」

ゼウス「そうか。彼が魔王を倒すのに期待したい所だな。」

 

 私とゼウス様は、そう話す。

 すると。

 

???「じゃあ、あんた。」

アクア「……………え?」

 

 そんな会話が聞こえてきた。

 どうやら、アクアが対応している人が、特典として、アクアを選択したそうだ。

 それを見た私は。

 

アテナ「あの……………ゼウス様?アクアが指定されましたが、どうします?」

ゼウス「…………………そうだな。せっかくだから連れて行ってもらおう。今まで好き勝手やってた罰だ。アクアにはいい薬になるだろう。しばらくはアクアの代理は部下の天使に任せよう。」

 

 私がそう聞くと、ゼウス様は少し悩んで、そう答えた。

 まあ、アクアは上層部ですら頭を抱える女神だ。

 そうなっても無理はない。

 そうして、アクアは連れて行かれた。

 苦笑していると、ゼウス様が話しかける。

 

ゼウス「……………それで、桐ヶ谷湊翔は、魔王を倒せると思うか?」

アテナ「そうですね……………。身体能力はそこそこ高いし、器用なので、もしかしたら、あり得るかもしれませんね。」

ゼウス「そうか。……………アテナ。もしかしてだが、桐ヶ谷湊翔の事が気になるのか?」

アテナ「ぶっ!?」

 

 ゼウス様がいきなりそんな風に言い出すので、私は吹き出してしまう。

 

アテナ「い…………いきなり何を言うんですか!?」

ゼウス「いや何。先ほどから、ずっとソワソワしていたからな。」

アテナ「……………そりゃあ、アクセルの領主に不当に罪を擦りつけられたら、彼は正気じゃなくなる。そうしたら、魔王を倒せなくなるかもしれないじゃないですか……………。」

 

 そう。

 彼の経歴を見ている中、冤罪を嫌いそうな性格なので、アクセルの領主であるアルダープに罪を擦りつけられたら、下手したら再起不能になる。

 それだけは避けたい。

 すると、ゼウス様が口を開く。

 

ゼウス「……………よし。アテナ。お前が彼を守ってやれ。」

アテナ「ゼウス様……………?」

ゼウス「神器回収と共に、桐ヶ谷湊翔のサポートも行ってやれ。」

アテナ「良いんですか……………?」

ゼウス「ああ。仕事に関しては、お前の部下の天使に任せておけ。それに…………お前は少し働きすぎな気がするからな。息抜きしてこい。」

アテナ「ゼウス様……………。はい!行ってきます!」

 

 こうして、私はトウカとして地上に降りて、湊翔に会いに行った。

 それにしても、まさか、私が湊翔の事を好きになったなんて、思わなかったよ。

 湊翔の事は、守ってみせる。

 改めて、そう決意する。




今回はここまでです。
少し、短めになりました。
トウカことアテナ視点のエピソードです。
ダクネスとの出会い、デザイアグランプリの開催理由、ロキの裏切り、湊翔への第一印象、湊翔と合流する理由などです。
サボテンナイトジャマト戦の前半に関しては、執筆中です。
カズマを活躍させます。
今日のギーツは、展開が凄いですね。
ナーゴがデザスターである事がバレたり、ヴィジョンドライバーが、創世の女神にアクセスする為のドライバーだったり、ジーンが変身したり。
仮面ライダージーン、かっこいいですね。
果たして、プレバンか、一般か。
この小説でも、ジーン、ベロバ、ケケラは出す予定です。
ちなみに、ヴィジョンドライバーが複製されましたが、ゼウス側がグレア、ロキ側がグレアIIになります。
その為、MOVIEバトルロワイヤルでは、グレアVSグレアIIをやる予定です。
まあ、かなり先になると思いますが。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
サボテンナイトジャマト戦が終わった後は、希望の迷宮と集いし冒険者たちや、リクエストにあったバトロワゲーム、違う作品とコラボした迷宮脱出ゲームをやる予定です。
リバイスのVシネマも公開して、見に行きました。
良かったです。

湊翔のヒロインは誰か

  • アテナが地上に降りたキャラ
  • ゆんゆん
  • リア
  • シエロ
  • エーリカ
  • オリキャラ
  • ハーレム
  • いらない
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