この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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第13話 幽霊屋敷の獲得

 宿屋で目が覚めると、寒かった。

 

湊翔「寒っ…………。」

 

 そう、現在、冬真っ只中だ。

 カズマも、家を手に入れる為に節制して、馬小屋にしているらしい。

 カズマからは、その手の愚痴は結構聞いていて、朝起きた時たまに『まつ毛が凍っていたことがある』と言っていた。

 やはり、日本と比べて、ここは寒い。

 不幸中の幸いで、アクセル近辺は豪雪地帯じゃないのは助かる。

 

湊翔「さて。今日も頑張りますか。」

 

 俺はそう呟く。

 顔を洗い、服を外での服装に変えて、宿を出る。

 途中、カズマとアクア、白夜と出会い、ウィズ魔道具店に3人が行くらしいので、俺も同行する。

 

湊翔「カズマもウィズと知り合いだったんだな。」

カズマ「まぁな。」

 

 なんでも以前、『ゾンビメーカー討伐』のクエストを受けたときに墓地で知り合ったとか。

 なんでそんなところにウィズがいたんだろうか?

 そんなことを考えていると、店についた。

 

カズマ「着いたな。アクア、一応言っておくが絶対に暴れるなよ。」

白夜「そうだな。お前は、少しは落ち着け。」

アクア「ちょっと!カズマと白夜は私をなんだと思ってるの!私、チンピラや無法者じゃないのよ!女神よ私は!」

湊翔「どういう事?」

 

 アクアが暴れるって、どういう事だ?

 そんな事を考えながら、店内に入る。

 中には店の商品を磨いているウィズがいた。

 

ウィズ「いらっしゃ………ああっ!?」

アクア「あああっ!?出たわねこのクソアンデッド!アンタ、こんな所で店なんて出してたの!?女神であるこの私が馬小屋で寝泊まりしてるってのに、アンタはお店の経営者ってわけ!?リッチーの癖に生意気よ!こんな店、神の名の下に燃やしていだいっ!?」

湊翔「リッチー?」

白夜「そうだ。ウィズはリッチーだ。」

 

 首を傾げる中、白夜は俺にそう語り、カズマはニンジャデュアラーで、アクアの頭をぶっ叩く。

 ていうか、白夜は知ってたのか。

 

ウィズ「ハッ?!」

カズマ「よっ、ウィズ。久しぶり。」

湊翔「やあ、ウィズ。」

白夜「よっ。」

ウィズ「カズマさん、湊翔さん、白夜さん。」

 

 しばらくして、アクアも多少は落ち着いたのか、今は大人しくしている。

 ウィズの店のテーブルと椅子に腰掛け、不貞腐れているが。

 

アクア「…………お茶も出ないのかしら、この店。」

ウィズ「はっ!す、すみません!今お持ちしますので!」

湊翔「そう言うのは、やめなさいよ。」

 

 カズマ曰く、ウィズは、ゾンビメーカー討伐のクエストで出会い、知り合ったそうだ。

 まあ、俺は知らなかったが。

 そのクエストは、俺とトウカが、ゴブリンエリートの討伐クエストを受けていた時に受けたらしい。

 ゾンビメーカー討伐の際に知り合った理由は、定期的に彷徨える魂を天に還してあげていたようだ。

 カズマ達は彼女を見逃す代わりに、定期的にウィズの代わりに除霊を行う事になったのだ。

 ていうか、この街の聖職者は、碌な仕事をしないのか?

 しばらくすると、ウィズがやって来る。

 

アクア「………アンデッドの癖に店なんて出して、アンデッドの癖に温かいお茶なんて出して………。」

ウィズ「すみませんすみません!私ばかりがこんな贅沢して!」

湊翔「嫌味をやめなさいよ。」

白夜「嫌な姑みたいな事を言うんじゃねぇよ。」

 

 確かに。

 アクアのあの言い方は、嫌な姑を連想するような感じだったな。

 すると、ウィズは、俺たちに話しかける。

 

ウィズ「それで、今日はどの様な要件でしょうか?」

湊翔「俺は、カズマ達に着いてきただけですよ。」

白夜「俺は、アクアの監視だな。来て正解だったな。」

カズマ「ああ。スキルポイントに余裕ができたから、何かスキルを教えてくれないか?」

アクア「ブーーーーーーーー!!!」

カズマ「おわ!!」

 

 それを聞いたアクアが思いっきり噴いた。

 カズマは避ける事ができず、噴き出たお茶を顔面から受けた。

 

アクア「ちょっとカズマ!女神の従者がアンデットのスキルを覚えるとか見過ごせないわよ!!ていうか、女神の従者2号と3号も、何でアンデッドと普通に話してるのよ!」

カズマ「誰が従者だ!」

湊翔「従者じゃないからな。」

白夜「お前の従者になるのなんて、今世紀最大の恥だな。」

 

 アクアの言葉に、俺たちはそう返す。

 ていうか、白夜は、どんだけアクアの事を嫌ってるんだ。

 まあ、気持ちは分かるけど。

 アクアみたいな奴は、俺も嫌いだ。

 前世の嫌な記憶が刺激される。

 すると、アクアはウィズの肩を掴み。

 

アクア「いいカズマ、湊翔。リッチーはね、暗くてジメジメした所が大好きな、言ってみれば『ナメクジの親戚』みたいな連中なのよ。」

ウィズ「酷い!!」

 

 それはいくらなんでも酷すぎるだろ。

 まあ、女神故の感覚だろうけど。

 

カズマ「いや、リッチーのスキルなんて普通覚えられないだろ。そんなスキルが使えれば、うちのパーティの戦力アップになると思ってな。」

湊翔「確かにな。」

白夜「リッチーのスキルも覚えられるって、冒険者って、本当にすげぇな。」

ウィズ「あ、あの………。女神の従者とは?」

アクア「まあね。私はアクア。そう、アクシズ教団で崇められている女神、アクアよ。控えなさいリッチー!」

ウィズ「ヒィッ!?」

 

 それを聞いたウィズは、青褪める。

 相性が悪いんだな。

 まあ、ある意味で天敵だしな。

 

湊翔「おい、ウィズ。そんなに怯えなくても良いだろ?」

カズマ「確かに、アンデッドと女神なんて、水と油みたいな関係なんだろうけどさ。」

ウィズ「い、いえその………。アクシズ教団の人は頭がおかしい人が多く、関わり合いにならない方が良いというのが世間の常識なので、アクシズ教団の元締めの女神様と聞いて………。」

アクア「何ですってぇっ!?」

ウィズ「ごごごご、ごめんなさいっ!」

カズマ「話が進まねぇ………。」

湊翔「そうなのか?」

白夜「ああ。アクシズ教団の奴に、しつこく勧誘を迫られて、マジで嫌だったな。」

 

 ウィズがそう言ったのに対して、俺は白夜に質問して、白夜は、嫌な事を思い出したかのような表情を浮かべながら、そう答える。

 そんなにか。

 関わり合いにはなりたくないな。

 アクアを、商品が置いてある場所に追いやって、話を進める事に。

 そんな中、ウィズが思い出したかの様に言い出す。

 

ウィズ「そう言えば皆さん、あのベルディアさんを倒したんですよね。あの方は、幹部の中でも剣の腕だけはトップクラスの実力でしたのに、凄いですね。」

カズマ「…………なんか、ベルディアのことを知っているような口ぶりだけど?」

白夜「え…………?」

湊翔「…………まさか。」

ウィズ「はい。私、魔王軍の八人いる幹部のうちの一人なので。」

アクア「確保おおおおおおお!!!」

ウィズ「きゃああ!!」

 

 ウィズが魔王軍の幹部だと分かるとアクアがウィズに覆い被さり、背中から押さえつけた。

 ただでさえアンデットを毛嫌いしているのに、目の前にいる相手が魔王軍の幹部なら尚更だろう。

 

ウィズ「待ってーっ!アクア様、お願いします、話を聞いて下さい!」

アクア「やったわねカズマ、湊翔、白夜!これでまた一人幹部を倒せるわね!」

湊翔「ちょっと待て。」

白夜「おい!話を聞かせろ!」

カズマ「え〜っと、流石に魔王軍の幹部というなら、冒険者として見過ごせないんだけど?」

ウィズ「違うんです!魔王城の結界の維持にのために頼まれたんです!もちろん今まで人に危害を加えていませんし、私を倒してもそもそも懸賞金もかかっていませんから!」

 

 その言葉に、俺、カズマ、白夜、アクアは顔を見合わせる。

 

アクア「………よく分かんないけど、念の為に退治しておくわね。」

ウィズ「ヒイイィィィィィィ!!!」

「「「やめんか!!」」」

 

 俺とカズマ、白夜は、アクアを取り押さえ、ウィズの話を聞く事に。

 ウィズ曰く、魔王城の結界を維持しているだけの、『なんちゃって幹部』で人里で店を出すのは構わないから、せめて結界の維持は協力して欲しいと頼まれたらしい。

 条件として、お互いの行うことには干渉しないし敵対もしない、ただ戦闘に携わる者以外の人間を殺した場合は干渉するし場合によっては敵対行為もする。

 これを条件に魔王の頼みを受けたらしい。

 ちなみに、アクア曰く、幹部2、3人ぐらいなら、破れるそうだ。

 

湊翔「という事は、残りの幹部を倒さないと、魔王城には入れないって事か?」

ウィズ「そ、そうです。」

アクア「なら、討伐しましょう。」

ウィズ「待って!待って下さい!せめて、アクア様が結界を破れる程度に幹部が減るまで、生かしておいて下さい………!私には、まだやるべき事があるんです………。」

 

 ウィズの言葉に、アクアも微妙な表情をして、こちらをチラチラ見てくる。

 すると、白夜が口を開く。

 

白夜「俺は信じるぜ。」

湊翔「白夜…………。」

白夜「店の売り上げは兎も角、こんなに真面目に働いて、町の奴らに信頼されている奴が悪党な訳がない。何よりそんな奴の眼じゃない。そこの邪神のような濁った眼と性格だと、ウィズの方が女神だろが。」

アクア「ハァァァ!?誰が邪神よ!!」

 

 白夜の言葉に、アクアがキレる。

 俺は、そんなアクアを抑えつつ、口を開く。

 

湊翔「まあ、良いんじゃないのか?現状の戦力じゃあ、返り討ちに遭うのが目に見えてるしな。それに、人に危害を加える気がないのなら、放っておいても無害だし。」

ウィズ「ありがとうございます!!」

カズマ「でもいいのか?」

ウィズ「はい?」

カズマ「ベルディアを倒した俺達に恨みとか………。」

ウィズ「………ベルディアさんとは、それほど仲が良かったわけではありませんし、それに………。」

湊翔「それに?」

ウィズ「………いつも自分の頭を私の足元に転がしてきて………スカートの中を覗こうとするような人でしたから…………。」

「「「「……………。」」」」

 

 アイツ、そんな事してたのか。

 それって、まごう事なきセクハラじゃないか。

 まさか、ダクネスに変態呼ばわりされて、焦っていたのは、図星を突かれたからか?

 その後、カズマは改めてウィズに、ドレインタッチというスキルを教えてもらった。

 魔力や体力を吸い取ったり、逆に分け与えたりする事ができるスキルだ。

 ちなみに、アクアは嫌がったので、俺が代わりにウィズに魔力を吸わせて、カズマに習得させた。

 ちゃんと魔力は返して貰った。

 すると、突然、男の人が入ってくる。

 

男性「ごめん下さい!ウィズさんは、いらっしゃいますか?」

「「「「ん?」」」」

 

 その人が言うには、幽霊屋敷の除霊とのこと。

 ウィズは用事があるので、代わりにアクアが引き受けた。

 俺たちは、各々の荷物を持って、その件の幽霊屋敷に来る。

 

カズマ「ここか。」

アクア「悪くない、えぇ、悪くないわ!この私が住むのに相応しい屋敷じゃない!」

めぐみん「本当は貴族の隠れ別荘だったみたいです。」

湊翔「そうなんだな。」

ダクネス「しかし、除霊の報酬としてここに住んでいいとは。」

トウカ「随分太っ腹な大家さんだよな。」

白夜「そうだな。その大家には感謝しねぇとな。」

カズマ「なんでも、ウィズは聡明な魔法使いで、この手の案件が持ち込まれるそうだ。」

 

 これで、拠点が手に入る。

 宿に泊まるには、金がかかるので、これで、宿泊費が浮く様になるな。

 

アクア「これで冬の問題は解決ね!災い転じて福となるとはこの事ね!流石私!」

カズマ「でも、大家さんが言うには祓っても祓ってもまた新たな霊が湧くらしい。」

アクア「任せてよ!私はアークプリーストにして女神!謂わば対アンデットのエキスパートよ!」

 

 そう言って、アクアは屋敷に両手を向けて何やら手を動かし始めた。

 

「「「「「おぉぉぉ。」」」」」

アクア「見える。見えるわ。この屋敷には貴族が遊び半分に手を出したメイドの子供、その子供が幽閉されてたみたいね。……。」

「「「「「「……………。」」」」」」

 

 なんか、インチキ霊媒師が言いそうな事を言い出したアクアに当初は期待を込めた目で見ていたが、次第に全員ジト目になった。

 その変な事を言っているアクアを俺達は放っておいて、屋敷へと入る。その時に俺とカズマはとある事を呟いた。

 

カズマ「…………なんでそんな余計な事まで分かるんだって突っ込みたいんだが。」

湊翔「…………俺もだよ。」

 

 俺達は屋敷へと入り、部屋の割り当てと埃が被っていた部屋を掃除した。

 

めぐみん「ふぅ〜。こんなもんですかね。」

ダクネス「部屋の割り当ても決めたしな。」

トウカ「後は夜を待つだけだな。」

白夜「それにしても、結構広いな。」

湊翔「まあ、広いのは良い事だしな。」

カズマ「流石に埃っぽいな……。」

 

 カズマが窓を開けた途端に言葉を止める。

 何事かと見てみれば、アクアがまだ外にいて、未だに鑑定を行っていた。

 

アクア「名前はアンナ・フィランテ・エステロイド。好きな物はぬいぐるみや人形、冒険者達の冒険話……!でも安心して、悪い霊ではないから。おっと………子供ながらに大人びた事が好きみたいね。……。」

「「………………。」」

 

 俺とカズマは何も見なかった事にして窓を閉めた。

 

湊翔「じゃあ、これから自由時間だ。」

カズマ「悪霊が出たら、すぐに報告する事!」

「「解散!!」」

「「「「………。」」」」

 

 そうして、俺はすぐに部屋へと向かう。

 椅子に座って、徐にスパイダーフォンを見る。

 本家ギーツとは違い、スコアとかは無いが、各仮面ライダーの情報を見る事が出来る。

 その中で気になるのは…………。

 

湊翔「神宮龍…………仮面ライダームメイ………か。一体、誰なんだ?」

 

 それが気になるのだ。

 仮面ライダームメイというのは、聞いた事が無いからな。

 どんな仮面ライダーなんだか…………。

 すると。

 

アクア「あぁァァァ!!ァァァ!!」

湊翔「!?何だ!?」

カズマ「おい湊翔、アクアの叫び声が聞こえたよな!?」

湊翔「あぁ!アクアの部屋に行くぞ!」

 

 俺とカズマはアクアの部屋に向かって、状況を確認する。

 

湊翔「おいアクア!大丈夫か!?」

カズマ「何があった!?」

 

 そこには地べたに座っていたアクアがいた。

 クソ!やられたか!?

 アクアが振り返ると酒瓶を持って泣いていた。

 

アクア「カズマ〜。湊翔〜。」

「「……………おい。」」

 

 ………まさか。

 

アクア「これは大事に取っておいた高いお酒なのよ。お風呂から上がったらちびちび飲もうと大事にしてたの!それが!お風呂から上がったら、見ての通り空だったのよ!」

カズマ「そうか。おやすみ。また明日な。」

湊翔「静かに眠れよ。」

 

 俺達は下らない理由で泣いていたアクアを見てすぐさま、自分の部屋へと戻ろうとすると。

 

アクア「これは悪霊の仕業よ!ちょっと私、屋敷に見える霊をしばいてくるわ!おらーー!!出てこいやー!!」

 

 そう言って飛び出していった。

 他の面子が何事かと廊下に出てきたが、問題はないと言って戻らせて、俺達もそれぞれの部屋に戻る。

 その後、アクアのターンアンデットの発動の声が周囲に響いていた。

 時折、花鳥風月と言う宴会芸スキルを使った声も聞こえたが。

 しばらくして、目が覚めた。

 その理由は。

 

湊翔「なんか、変な気配がするな…………。」

 

 そんな感じの気配を感じた。

 その時、トサッと何かが落ちる音がした。

 少し怖くなって音の鳴った方を見ると、そこには謎の人形があった。

 

湊翔(コワッ!!えっ?あんな人形この部屋に置いてないよね!?て言うか体が動かないんだけど!?)

 

 俺は恐怖かまたは金縛りにあったかのように身体が動かなくなった。

 暫くカサカサと言う何が動いているような音がしたと思ったら、ベットに何かが乗っかった様な音がして音がしなくなった。

 目を開けてはいけない。

 だが、確認しなければならない。

 そう思って、目を開けると、そこには、大量の人形がまるで俺を取り囲む様に置いてあった。

 

湊翔「あぁぁ!!ギャアアアァァァ!!」

 

 俺は、そんな風に叫びながら外に出て、迫ってくる人形に対しては、マグナムシューター40Xを撃ちまくって、落とす。

 

湊翔「なんなんだよ!一体どうなってんだよ!!」

 

 そんな事を毒づきながら、マグナムシューター40Xで撃ち落としていると、ソードエクスカリバーを振り回しているトウカと会った。

 

湊翔「トウカ!」

トウカ「湊翔か!?」

湊翔「何だよ、こいつら!何で人形が宙を浮いてるんだよ!?」

トウカ「多分、この屋敷の悪霊の仕業だろ!」

 

 そうだ。

 この屋敷、幽霊屋敷だって言われてたな!

 俺とトウカは、それぞれの武器で、その悪霊が動かしている人形を落とす。

 だが、数が多く、キリがない。

 

湊翔「キリがないな…………!」

トウカ「ああ…………!って、キャッ!」

湊翔「トウカ!?」

 

 すると、トウカに大量の人形が襲いかかっていた。

 俺は、トウカを襲う人形達を落としていく。

 

湊翔「トウカ!大丈夫か!?」

トウカ「あ、ああ!心配かけたな。」

 

 俺はトウカに手を差し伸べ、トウカは顔を赤くしながら、立ち上がる。

 しばらく、一緒に歩いていると、アクアが倒れ、カズマ、めぐみん、ダクネスが呆然としているのを目撃した。

 翌朝、衝撃の事実を知る。

 それは、この屋敷に悪霊が住み着いていた原因が、アクアが墓地に結界を張った事が原因でこの空き屋敷に悪霊が住み着いたと言う。

 つまり、俺達は盛大なマッチポンプを行っていたと言う事だ。

 ギルドから出た臨時報酬もカズマの判断で受け取らなかった。

 その後、カズマとアクアは大家さんに謝罪したが、屋敷に住んで良いと言われたらしい。

 なんて懐の深い大家さんだ。

 その後、ウィズがやってきて、カズマと少し話をして帰った。

 安定した拠点を手に入れた。

 どうにか、頑張るか。

 ちなみに、アクアが墓地に結界を張った件に関しては、白夜がアクアに思い切り説教をした。




今回はここまでです。
湊翔達は、屋敷を手に入れました。
次回、あの紅魔族のぼっちが、登場します。
ちなみに、途中で出た神宮龍こと仮面ライダームメイは、SOURさんからのリクエストで、デストロイヤー戦にて登場します。
スラグフォートレスジャマトは、彼が倒します。
ちなみに、サボテンナイトジャマトは、出ない訳ではありません。
ただ、どこかに出現するだけです。
それがどこに出るのかは、まだ教えられませんが。
アンケートは、もうしばらく続けます。
ちなみに、大型レイズバックルは、槍が武器となります。
リアは、槍使いなので。
このファンで、防振りとのコラボが来ましたね。
もしかしたら、この小説で、他作品とのコラボをしようかなと思っています。
まあ、何とコラボするのかは、未定ですが。
感想、リクエストは、絶賛受け付けています。

アクアは変身するか否か

  • 変身させる
  • 変身させない

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