ベルディア「何故城に来ないのだ、この人でなしどもがああああああっ!!」
魔王軍幹部は大変お怒りの様だ。
ちなみに俺はベルディアには見えない所に居て声だけは聞こえる。
カズマ「え〜っと、なんかお怒りみたいだけど………何で?」
ベルディア「はぁ!!何を抜かすか白々しい!」
ベルディアは自分の首を地面に叩きつけて器用にキャッチした。
痛くないの?あれ?
ベルディアから凄まじい量の魔力が放出されている。
ベルディア「よく聞け、ヘナチョコ冒険者ども。我が名はベルディア。俺はとてつもなく頭にきている。貴様らは仲間の死に報いようとはしないのか!?」
カズマ「はい?」
仲間の死って、俺の事ですね。
て言うか勝手に殺すな。
ベルディア「生前はこれでも真っ当な騎士のつもりだった。その俺から言わせれば、仲間を庇ったあの戦士の鏡のような者の死を無駄にするとは、一体どういう了見だ!」
湊翔「うわぁ…………。」
ヤバい!出て行きにくい!
でも、ここで出ないと別の意味でヤバい。
もう、行くしかないな。
俺は冒険者達を押しのけて前に出る。
ベルディア「!?」
ベルディアはとても驚いた様に目を見開いて硬直していた。
湊翔「………やあ。戦士の鏡なんて光栄ですよ。魔王軍幹部殿?」
ベルディア「は?………へっ?あんるええええええええええ!!!???」
ベルディアの絶叫が周囲に広まった。
ベルディア「あれ?なんでお前、生きて……。」
アクア「なになに?あのデュラハンずっと私達を待ってたの?帰った後、私にあっさり解呪された事に気づかず?プークスクスッ!ウケるんですけど!超ウケるんですけど!!」
アクア、お前、人を煽る才能はピカイチだよなぁ。
ベルディア「き、貴様巫山戯るなよ!俺がその気になれば、この街の住人を、皆殺しに出来るんだぞ!」
アクア「あぁん!?アンデットの癖に生意気よ!私が浄化してあげるわ!」
アクアは浄化魔法の準備を始める。
そして放った。
アクア『ターン・アンデット!』
さて、アクアの浄化魔法の効果は一体?
ベルディア「駆け出しプリーストの浄化魔法が通じると思って……ギャアアアアアア!!」
凄い、効いた。
馬は完全に消滅したが、当のベルディアは地面を転がっていた。
ベルディアには一応効いてるみたいだな。
アクア「な、私の浄化魔法が、効いてない!?」
カズマ「ギャアアアって言ってたし、効いてるんじゃないのか?」
カズマの言う通り、効いてはいる。
だが、仮にも魔王軍幹部が、プリーストの浄化魔法にあっさりやられてはダメなので、おそらく魔王がそこら辺の強化を行なっているのだろう。
ベルディア「グゥッ!ゼェ!ゼェ!一応言っておく。俺は魔王様より神聖魔法に対する耐性を獲得している。しているのだが………この街は一体なんなんだ!お前、駆け出しか?ここは駆け出し冒険者が集まる所なんだろ!?」
まあ、駆け出しなのは、間違い無いけど。
ジャマトは、普通の冒険者では倒せる代物じゃないし。
すると、ベルディアがふらつきながら立ち上がる。
ベルディア「まぁ良い。わざわざこの俺が相手をするまでもない。『眷属召喚』!アンデットナイト達よ、この者達に地獄を見せてやれ!」
眷属召喚というスキルを使ってアンデットを大量に召喚する。
これってまさか。
カズマ「あ!あいつ、アクアの浄化魔法が予想以上に効いて、ビビったんだぜ!」
アクア「うんうん。」
ミツルギ「流石アクア様です!」
ミツルギも居たんだ。
まあ、あんなに効いたら、警戒するのも無理はないと思うが。
ベルディア「ち……違うわ!いきなりボスが戦ってどうする!まずは雑魚から………。」
アクア「『セイクリッド・ターン・アンデット!』」
ベルディア「ヒャァァァァァ!!あぁ、目が!目が!」
ベルディアが言い終わる前にアクアが問答無用で上位の浄化魔法を放った。
地面をのたうち回っているぐらいは効いているだろう。
だが、流石に黒い煙が出ていた。
アクア「ど………どうしよう、カズマ、私の浄化魔法が効かない!」
カズマ「ヒャァァァァって言ってたし効いてるんじゃないのか?」
何だろう。
物凄く、緊張感が無い。
本当に魔王軍幹部が来ているのにも関わらずにだ。
ベルディア「ブハァ!!………もう良い!街の住人を皆殺しにする。」
冒険者「不味い!早くプリーストを呼べ!」
冒険者「誰か!教会から聖水を持ってきて!」
アンデットナイトがアクセルに迫ってきた。
俺らも変身しようと構えるが。
様子がおかしい。
ベルディア「ハッハッハッ!さあ、お前達の絶望の叫びをこの俺に……!……うん?」
冒険者「………うん?」
アクア「………え?」
アンデットナイトは向かっていた。
ある一点に向かって。
そこに居たのは…………。
アクア「……え?……え!イヤァァァァァ!!」
アクアだった。
どういう訳かアクアに殺到していた。
それも、アンデッドナイトの全ての個体が。
アクア「何で私ばっかり狙われるの!?私女神なのに!日頃の行いもいい筈なのに!?」
トウカ「貴女がそれを言う?」
ダクネス「あぁ!ずるい!私も日頃の行いはいい筈なのにどうして?」
カズマ(成程。アンデットは迷える魂だから、本能的に女神に救いを求めてるのだな。)
まあ、アクアがアンデッドナイトに引き付けられてるのは、チャンスだ。
どうにかして、アンデッドナイトを全滅させれば………!
湊翔「めぐみん、爆裂魔法で一掃出来ない?」
めぐみん「いやぁ、あんなに纏りがないと撃ち漏らしが出るのでは……。それにアクアが巻き込まれますよ。」
まあ、それもそうか。
しょうがないな。
湊翔「よし!めぐみんは爆裂魔法の準備!撃つタイミングはカズマに一任する。」
カズマ「俺!?」
湊翔「大丈夫だ。お前なら出来る。ちょっくら行ってくるわ。」
俺は、ブーストレイズバックルを取り出して、グリップ部分を捻る。
『ブーストライカー!』
すると、ブーストレイズバックルを使った時に出現するバイク、ブーストライカーが現れる。
俺は、ブーストライカーに乗って、アクアに向かっていく。
ちなみに、バイクの免許は、前世で取っているから、問題ない。
湊翔「アクア!飛び乗れ!」
アクア「え!?わ、分かったわよ!!」
アクアはブーストライカーに飛び乗って、俺はベルディアに向かって爆走する。
ただし、アンデットナイトとは微妙な距離感を保って。
カズマside
湊翔の奴、俺に任せるって言ってバイクで爆走して、アクアを回収して、ベルディアに向かっていった。
カズマ「なるほどな。そう言う事か。」
めぐみん「えぇ!絶好のシュチュエーションですよ!」
ミツルギ「しかし、女神様を危険に晒すのはどうかと思うが?」
カズマ「あいつなら大丈夫だ。」
そしたら、ベルディアを通過して、アンデットナイトもベルディアに近づいた。
カズマ「めぐみん、やれ!」
めぐみん「分かりましたよ!『我が名は、めぐみん!紅魔族随一の魔法使いにして、爆裂魔法を操る者!我が力見るがいい! エクスプロージョン!』」
めぐみんの詠唱が完了し、虹色の星が輝き始める。
詠唱の内容違うけどいいのか?
湊翔達は離れているから、問題無いだろう。
ベルディアに爆裂魔法が炸裂し。
ベルディア「ギャアアアアアア!!」
と言う叫び声が聞こえた。
湊翔side
ベルディアの横をスレスレで避けて、後ろから爆裂魔法が炸裂した。
相変わらず凄えな。
めぐみんもレベルアップの余波か、威力も最初よりも増している。
しかも仮面ライダーになって魔力が上がったのか、倒れていない。
俺は、ブーストライカーを操作して、すぐにカズマ達の元に戻る。
めぐみん「我が爆裂魔法の前に誰も傷一つ残らないとは。はぁ………快感です。」
カズマ「お疲れさん。」
湊翔「ナイスタイミング。」
俺は、カズマにそう声をかける。
すると。
『SECRET MISSION CLEAR』
その音声が流れる。
カズマ「これって!?」
めぐみん「な、何ですか!?」
ダクネス「シークレットミッション………?」
めぐみん、ダクネスが戸惑う中、カズマは、スパイダーフォンを取り出す。
すると、そこには、『一定数のモンスターを撃破する様に指示を出す。』と書いてあった。
すると、カズマの頭にミッションボックスが現れる。
トウカ「カズマ。頭に箱が現れてるぞ。」
アクア「それ、レイズバックルが入ってる箱じゃない。」
カズマ「えっ?あ、本当だ。」
カズマは、そのミッションボックスを開ける。
その中には、ブーストレイズバックルが入っていた。
湊翔「ブーストバックル!?」
カズマ「えっ!?ラッキー!」
めぐみん「ええっ!?狡いですよ!」
ダクネス「そういえば、カズマは、幸運値が高かったな…………。」
トウカ「そうだったな…………。」
流石、幸運値が高いカズマだな。
すると、クレーターから、何かが出てきた。
それは、鎧が凹んでいるとはいえ、無事だったベルディアだった。
ベルディア「ふっふっふ、ハッハッハッ!」
カズマ「何!?」
達也「嘘だろ!?」
めぐみん「そ、そんな……!?」
流石のめぐみんも驚いていた。
あの爆裂魔法の直撃を受けて、無傷じゃないとは言え、生きているとは。
だが、アンデットナイトは全滅できた。
ベルディア「面白い!面白いぞ!まさか配下を全滅されるとはな!!では、ここからは俺が相手をしてやろう!!」
大剣を担いで、そう宣言してきた。
ベルディアが爆裂魔法の直撃を喰らっても無事なのは気になるが、今はそれどころじゃない。
湊翔「よし!作戦決行だ!」
トウカ「めぐみん。気持ちは分かるけど、今は、ベルディアを倒す事に集中して!」
めぐみん「…………わ、分かってます。」
めぐみんは、まだ完全にショックから立ち直れていないものの、作戦に参加する事にしたそうだ。
俺は、アクアジェットとウォーターを、他の面子は、ウォーターのレイズバックルを構える。
『SET』
俺は、デザイアドライバーの右側にアクアジェットレイズバックル、左側にウォーターレイズバックルを装填すると、右側に潜水艦と英語でAQUA JETと、青色の蛇口と英語でWATERという文字が現れる。
他の面子は、デザイアドライバーの右側にウォーターレイズバックルを装填すると、右側に青色の蛇口と英語でWATERという文字が現れる。
全員が変身ポーズを取り。
「「「「「変身!」」」」」
そう言って、それぞれのレイズバックルを操作する。
俺は、アクアジェットレイズバックルの上下にボタンがあるので、それを押して、ウォーターレイズバックルの蛇口部分をひねる。
他の皆も、ウォーターレイズバックルの蛇口の部分を捻る。
『DUAL ON』
『AQUA JET ARMED WATER』
『ARMED WATER』
『REDAY FIGHT』
俺は、ギーツ・アクアジェットフォーム・アームドウォーターに、他の皆は、アームドウォーターに変身した。
俺の手には、レイズウォーターだけでなく、アクアジェットランチャーという武器を持っている。
それを見たベルディアは。
ベルディア「ほう。姿が変わったか。だが、その程度では、この俺を倒せないぞ!」
湊翔「どうかな。行くぞ!」
カズマ「おう!クリエイトウォーター!」
トウカ「私たちも行くぞ!」
冒険者達「クリエイトウォーター!」
ベルディア「何!?」
何故、水属性の攻撃をするのかと言うと。
実は、ルナに頼んで、ベルディアの出現記録を見させて貰ったのだ。
それを調べると、ベルディアが現れるのは、大体晴れの日なのだ。
曇りの日にも、一応は現れているが、晴れの日と比べると、そこまで高くはない。
そして、前世でも、デュラハンは、自分の姿が映る事を嫌うのが有名だからな。
その事から、ベルディアは水が苦手だと推測した。
そこで、アームドウォーターとアクアジェットのレイズバックルを使って、ベルディアに水属性攻撃をする。
だが、ベルディアは必死に避けている。
ベルディア「うわっ、おっと!貴様ら………おわっ!」
湊翔「クソ!ちょこまかと………!そうだ、カズマ!動きを止めてやれ!」
カズマ「おう!フリーズ!」
カズマが氷結魔法を唱えて、ベルディアの足を凍らせる。
それを見た他の冒険者も氷結魔法を唱えると、ベルディアは膝まで凍ってしまった。
ベルディア「…………抜かった!」
湊翔「よし、アクア!やれ!」
アクア「任されたわ!『この世に住まう全ての眷属達よ、女神アクアの名の下に命じる!今こそ集い、その力を我に示せ!』セイクリッド・クリエイトウォーター!」
アクアの詠唱と共にクリエイトウォーターの強化型と思われる大量の水が出てきた。
アクアの出す水は、聖水と同等の力を持つ可能性がある為、ベルディアにも効果は抜群だ!
ベルディア「!!水がァァァ!!ガボボボ!」
アクアの出した水はベルディアを飲み込んだ。
そこで終われば良かったが。
湊翔「うん?………ヤベッ!」
カズマ「もう良い!もう良いって!!」
冒険者達「ギャアアアアアア!!」
アクアの出しすぎた水は俺達を巻き込み、遂にはアクセルにまで到達し、外壁に被害が出た。
だが、これはチャンスだ。
ベルディアは、聖水に包まれている。
なら…………!
俺は、二つのレイズバックルを操作して、必殺技の体勢に入る。
『AQUA JET WATER VICTORY』
俺は、アクアが出した水の中に突っ込み、ベルディアの方へ。
アクアジェットのアーマーには、小型ソナーが内蔵されていて、それを頼りに、ベルディアを見つけ出す。
湊翔「そこか!」
ベルディアを見つけて、アクアジェットランチャーの横のレバーを引く。
『SPLASH CHARGE』
そして、トリガーを引く。
『TACTICAL FIRE』
俺は、アクアジェットフォームのアーマーとアクアジェットランチャーから、魚雷を発射して、ベルディアにダメージを与えていく。
しばらくすると、水が引いて、ベルディアは倒れていた。
ベルディア「グゥゥゥゥ…………!」
湊翔「よし!」
カズマ「上手く行ったな!」
湊翔「ああ。」
アクア「何よ!魔王軍幹部って言っても、大した事ないじゃ無い!さあ!報酬はいくらくらいかしらね!」
カズマ「おい、待て!そんなフラグになりそうな事を…………!」
ベルディアが倒れる中、アクアがそう言った。
すると、フラグ回収する様に、ジャマーエリアが展開された。
めぐみん「これって…………!?」
ダクネス「以前、ジャマトという奴が現れた時の結界か!?」
トウカ「まさか…………!」
カズマ「そら見た事か!」
アクア「えぇぇぇぇ!?」
ベルディアの周囲から、ジャマトが現れる。
すると、スパイダーフォンにメッセージがやって来る。
そこに書いてあったのは、『ゾンビジャマトを撃破せよ。』と書いてあった。
湊翔「…………どうやら、まだ終わらないみたいだな。」
俺は、そう呟いた。
こうして、ゾンビジャマトとの戦いもまた、幕を開ける。
???side
まさか、初心に帰る為に、アクセルの街に戻ったのだが、魔王軍幹部が来るとはな。
そして、そのツムリという奴から、このデザイアドライバーという奴と、ライコウという仮面ライダーのIDコアを受け取るとはな。
???「強い奴が居そうだな。ま、少しは楽しめると良いんだけどな。」
そう言って、俺は、ジャマトという奴が現れて、混乱している冒険者の間を掻い潜って、向かっていく。
今回はここまでです。
ベルディアを追い詰めたものの、ゾンビジャマトが出現。
そして、謎のオリキャラが1人登場しました。
アクアジェットレイズバックルの専用武器、アクアジェットランチャーは、ダンボール戦機Wのシーサーペントが使う武器、マリンランチャーがベースになっています。
つまり、形状としては、潜水艦型のランチャーです。
丁度、潜水艦型の武器としてあったので、採用しました。
アンケートは、今回で締め切ります。
その為、ハーレムメンバーは、トウカ、ゆんゆん、リアとなります。
一つ、湊翔とリアに関する設定を思いつきました。
それは、2人が、日本で幼馴染だったという設定です。
どうでしょうか?
トウカ、ゆんゆん、リアの3人を、どのタイミングで湊翔とくっつけるのか、意見がある場合は、活動報告にお願いします。
リクエストは、引き続き受け付けます。
アクアは変身するか否か
-
変身させる
-
変身させない