この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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第15話 機動要塞の襲来

ルナ『デストロイヤー警報! デストロイヤー警報!冒険者の皆様は直ちに装備を整えて冒険者ギルドへお集まり下さい!そして住民の皆さんは直ちに避難を開始して下さい!!』

 

 そんな、ルナさんのアナウンスが流れてくる。

 その時、アクアが荷車に荷物を纏めて来た。

 

アクア「カズマ!湊翔!逃げるの!遠くに逃げるの!!」

湊翔「何言ってるんだよ。招集が掛かってるだろ。」

めぐみん「機動要塞デストロイヤー。あれと戦うなんてどうかしてますよ。」

カズマ「だから、そのデストロイヤーって何だよ!?」

 

 確かに、機動要塞デストロイヤーとは一体何なんだろう?

 そこに装備を整えたダクネスとトウカと白夜がやって来る。

 

ダクネス「暴走した古代兵器だ。」

トウカ「そいつが通った後には厄介なアクシズ教徒しか残らないって言われてるわ。」

白夜「つまりこのままじゃアクセルは滅ぶというこった。」

アクア「ねぇ、トウカ?なんでウチの子が厄介者扱いされてるの?」

トウカ「事実だろ。」

 

 なるほどな。

 なら、俺も行くべきだろう。

 

カズマ「みんな、ギルドへ行くぞ!」

アクア「どうしてなのよ!」

湊翔「折角手に入れた屋敷を壊されてたまるかよ!それに俺達は仮面ライダーだ!街の危機も救ってみせる!」

 

 こうして俺達は駄々をこねるアクアも連れてギルドへと向かった。

 そこにはアクセルの全ての冒険者達が集結していた。

 俺達が入ると冒険者から歓声が上がった。

 その中には、魔剣の勇者であるミツルギも来ていた。

 

ルナ「皆さん、お集まり頂きありがとうございます。皆さんが最後の砦です。討伐が不可能と判断された場合、街を捨てて逃げる事になります。どうかよろしくお願いします!それではデストロイヤーについて説明が必要な方は、手をあげてください!」

 

 俺やカズマを含める一部の冒険者が手を挙げていた。

 それを見て、ルナさんは説明を始める。

 

ルナ「機動要塞デストロイヤー。それは元々、魔王軍に対する兵器として魔導技術大国ノイズによって作られました。この兵器は、走り出せば、馬以上の速度を出せます。恐るべきはその巨体と進行速度です。どんなに大きなモンスターでもひき肉と化します。強力な魔法結界が張られているので魔法攻撃は意味を成しません。」

 

 なるほどな。

 それならアクアが逃げ出そうとするのも納得がいく。

 というより、ひき肉って…………。

 

ルナ「現在、デストロイヤーは、開発責任者が乗っ取って暴走させているとの事で、一度来たら過ぎ去ってから街を建て直すしかないという、天災として扱われています。現在、デストロイヤーは、謎の巨大生物と共に、街の北西方向から接近しています。では、意見等をおねがいします。」

 

 マジかよ、勝てるかどうか微妙になってきたなぁ。

 その後、色々な意見が出されたが、全て無駄だと言う事が判明した。

 ちなみに、謎の巨大生物とは、スラグフォートレスジャマトの事だろう。

 さて、スラグフォートレスジャマトはともかく、デストロイヤーはどうしたもんか………。

 俺がそう考えていると、カズマが何かを思いついたのか、アクアに話しかける。

 

カズマ「なぁ、アクア?お前ならその結界を破れるんじゃないか?」

アクア「え?うーん。やってみないと分からないわよ。」

ルナ「破れるんですか!?あの結界を!?」

カズマ「え!?でも、やってみないと分からないんですが。」

ルナ「それでもお願いします。後は強力な魔法を叩き込めれば……!」

 

 なるほど。

 強力な魔法か…………。

 スラグフォートレスジャマトに、ブースト必殺技を使いたい所だが…………。

 すると。

 

冒険者「いるだろ。火力持ちなら頭のおかしいのが。」

冒険者「そういや居たな!」

冒険者「頭のおかしいのが!!」

 

 そう言ってめぐみんに視線が集中した。

 

めぐみん「おい!それは私の事を指すのならその通り名はやめてもらおう!さもなくば私の頭がいかにおかしいか証明する事になる!!」

 

 冒険者達が気まずそうに視線を逸らした。

 すると、タイミングよくウィズが入ってくる。

 

ウィズ「遅れてすいません!私も冒険者の資格を持っているので、お手伝いを……!」

冒険者「店主さんだ!」

冒険者「貧乏店主さんが来たぞ!」

冒険者「勝てる!勝てるぞ!」

 

 おい、貧乏店主はやめてやりなさいよ。

 確かに、貧乏なのは間違い無いけど。

 でも、心強いのは確かだな。

 すると、白夜が話しかけてくる。

 

白夜「心配すんな。それに、ウィズも仮面ライダーになったからさ。」

湊翔「えっ!?」

 

 ウィズも仮面ライダーになったのか!?

 それには、俺はとても驚いた。

 白夜曰く、俺がクエストに出かけている時に、ウィズの店にツムリがやって来て、デザイアドライバーを渡したらしい。

 そして、白夜も手伝って、大型レイズバックルを手に入れたらしい。

 そうして、作戦は纏まった。

 それは、アクアが結界を吹き飛ばした後、めぐみんとウィズの爆裂魔法でデストロイヤーの足を破壊し、動きを止める。

 ただ、問題は、スラグフォートレスジャマトだよな。

 デストロイヤーはともかく、そいつは、冒険者では、どうにも出来ない。

 どうにかするしかないか。

 

こうして、デストロイヤーからアクセルの街防衛作戦が開始される。

 アクセルのデストロイヤーが来る方面の門周辺には街の工事作業員が突貫工事でバリケードを仕上げて、バリケードの内側には冒険者達が集結していた。

 俺はカズマと共にダクネスの説得に当たっていた。

 ダクネスは、最前線にゾンビブレイカーを突き刺したまま微動だにしない。

 

カズマ「なぁ、ダクネス。いい加減に言う事を聞いてくれよ。」

湊翔「そうだぜ。そこに居たら危ないだろ。」

ダクネス「私は、どうしてもここを離れる訳にはいかない。」

湊翔「性癖の為か?」

ダクネス「違う!私は民を守る為にここにいるのだ。」

カズマ「民?」

ダクネス「私の本名はダスティネス・フォード・ララティーナ。貴族の娘だ。」

 

 やっぱりダクネスは貴族だったか。

 大して驚かない俺たちに、ダクネスは声をかける。

 

ダクネス「2人とも大して驚いていないな。」

カズマ「そりゃ、なぁ。」

湊翔「霜降り赤蟹なんて高級品を持って来たらな。」

ダクネス「まだみんなには内緒にして欲しい。」

湊翔「分かった。」

カズマ「だから、俺達を信じろ。」

ダクネス「そうか。」

カズマ、湊翔「………ララティーナ。」

ダクネス「そっちの名で呼ぶなァァァァ!!」

 

 俺達は少しララティーナ…………ではなくダクネスを揶揄っていると、ルナさんから連絡が入ってきた。

 

ルナ『皆さん!もうすぐ、デストロイヤーが見えてきます!備えて下さい!』

 

 ルナさんの連絡通りに機動要塞デストロイヤーが見えた。

 確かにでかい。

 そして、デストロイヤーのすぐ後ろに、スラグフォートレスジャマトが居た。

 俺達もすぐ様、めぐみん達の所に向かった。

 

カズマ「おい!これって大丈夫なのか!?」

 

 カズマ、弱気発言はやめてくれ。

 

アクア「ちょっとウィズ!大丈夫でしょうね!」

ウィズ「アクア様が結界を破ってくれれば大丈夫ですよ。もし失敗したらみんなで仲良く土に還りましょう。」

アクア「冗談じゃないわよ!ちょっとカズマ!湊翔!白夜!そっちは大丈夫なの!?」

 

 めぐみんを見ると。

 

めぐみん「大丈夫。私は強い。私は強い。」

トウカ「不安だなぁ………。」

白夜「それより…………デストロイヤーの後ろにいるスラグフォートレスジャマトって奴はどうすんだよ?」

湊翔「そうなんだよな…………。まあ、まずはデストロイヤーだ!」

 

 そう。

 スラグフォートレスジャマト自体は、動きはそこまで早くない。

 まずは、デストロイヤーから対応しよう。

 

冒険者「来るぞ〜〜!!」

 

 その冒険者の声と同時にデストロイヤーが迎撃ラインへと突入した。

 その時、遥か上空から、杖を召喚したアクアが魔法を発動する。

 

アクア『セイクリッド・ブレイクスペル!』

 

 アクアの魔法がデストロイヤーへと向かい、デストロイヤーの魔法結界と衝突する。

 デストロイヤーは、アクアの魔法を気にせず前進するが、アクアが更に力を込めた結果、魔法結界は消滅した。

 

カズマ「今だ!!」

ウィズ「めぐみんさん!同時攻撃です!!」

 

 だが、めぐみんが緊張のあまり、動けなくなっていた。

 

カズマ「おいめぐみん!」

めぐみん「ァァァァァァァァ……。」

カズマ「おい!お前の爆裂魔法への愛はそんなもんか!?ウィズに負けたらみっともねぇぞ!」

めぐみん「!!」

カズマ「お前の爆裂魔法はあんなもんも壊せないヘナチョコ魔法か!?」

めぐみん「何を!?我が名をコケにするよりも1番言っては行けない事を口にしましたね!見せてあげましょう!本物の爆裂魔法を!!」

 

 めぐみんとウィズは爆裂魔法の準備に入る。

 かつて、凄腕のアークウィザードの名を欲しいがままにした、今は経営難に苦しむ小さな魔道具店のリッチーと、頭のおかしい爆裂娘の名を欲しいがままにしている、ただ一つの魔法に全てを捧げた、紅魔族随一のアークウィザード。

 その2人の魔法が、デストロイヤーに向かって放たれる。

 

めぐみん、ウィズ「エクスプロージョン!!」

 

 爆裂魔法が炸裂して、デストロイヤーの脚を破壊する。

 両足を失った事でデストロイヤーは滑り出し、ダクネスの直前で止まった。

 

めぐみん「はぁ、流石リッチーです。」

カズマ「お疲れさん。」

湊翔「ふぅ〜〜。」

トウカ「どうにか、なったか?」

 

 俺たちは安堵する。

 すると、音声が流れる。

 

SECRET MISSION CLEAR

 

 その音声と共に、めぐみんの目の前に、ミッションボックスが現れる。

 

めぐみん「これは…………!」

トウカ「開けてみたらどうだ?」

 

 トウカに促され、めぐみんはミッションボックスを開ける。

 そこには、ピアノが付いた大型レイズバックルが入っていた。

 

めぐみん「これは………!」

湊翔「大型レイズバックルだ…………!」

白夜「マジかよ………!」

めぐみん「やりました!」

 

 めぐみんは、ビートレイズバックルを手に入れたみたいだな。

 あとは、スラグフォートレスジャマトだけだ!

 冒険者達からも歓声があがった。

 

冒険者「やった!やったぞ!!」

冒険者「俺、これが終わったら結婚するんだ。」

 

 おい、死亡フラグが聞こえたぞ!

 やめろ、そんな事を言うな!

 

アクア「さぁ〜て!今日は宴会よ!報酬が楽しみね!!」

湊翔「おい待て!」

カズマ「そんな事を言ったら……。」

 

 なんかデストロイヤーの様子が変だ。

 

カズマ「それみた事か!!」

アクア「えぇぇぇぇ!?」

 

『この機体は停止致しました。排熱及びエネルギー消費が出来なくなりました。このままだとこの機体は自爆します。』

 

「「「「「なんだって!?」」」」」

 

 まだ、災難は終わっていなかった。

 というより、これからが本番みたいな感じになっていた。

 

???side

 

 俺たちは、少し準備をしていると、謎の女性が現れる。

 

???「ツムリさん。」

ツムリ「行かなくてよろしいんですか?」

???「大丈夫だ。すぐに行く。」

 

 ツムリに、俺はそう答える。

 そう。

 準備がやっと整ったのだ。

 

ツムリ「それでは、彼らを助けてあげてください。」

???「ああ。」

 

 俺は、そいつらの元に行く為に、デザイアドライバーを腰に装着して、フリートレイズバックルを装填する。

 

SET

 

 すると、俺の横側に、大型の戦艦の絵と、英語でFLEETという文字が現れる。

 俺は、変身ポーズを取り。

 

???「変身。」

 

 そう言って、レイズバックルのアクセルを回す。

 

FLEET

REDAY FIGHT

 

 すると、騎士風な鎧になった艦隊の形のフリートフォームのアーマーが現れ、それが上半身に装着され、マスクが装着される。

 俺は、彼女と共に、向かう。

 

ツムリ「頑張って下さいね。仮面ライダームメイ。」

 

 そんな声が聞こえた様な気がする。




今回はここまでです。
めぐみんは、ビートレイズバックルを手に入れました。
そして、動き出す仮面ライダームメイ。
仮面ライダームメイ関連のキャラは、SOURさんからのリクエストです。
今週のギーツは、変わってしまった景和に、途中参戦したナーゴ。
暗躍するパンクジャックとゲームマスターことギロリ。
そして、MOVIEバトルロワイヤルに、まさかの龍騎が参戦!?
バイスの復活は分かっていましたが、龍騎に関しては、完全に想定外です。
次回のギーツで、ジャマトライダーに、フィーバースロットレイズバックルが登場しますね。
この小説でも、今回の話に出たケイロウとレターは登場します。
誰が変身するかは決まっていますが、秘密です。
無論、ジャマトライダーも出ますが、どのタイミングで出るのかは、考え中です。
アンケートは、今回の話で終了します。
リアが変身するのは、ギーツの色違いという事になりました。
ギーツの色違いの名前や、相性の良いレイズバックルに関して、意見がある場合は、活動報告にお願いします。
感想、リクエストは、絶賛受け付けています。
あと、このファンで防振りコラボをしていますが、この小説でも、他作品のコラボの話をやろうかなと思います。
何とコラボした話をやるのかは、考え中です。

追記
そのコラボストーリーに関してのリクエストは、下記から受け付けています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=288958&uid=373253
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