遂に裁判の日が来た。
この世界の裁判は意外と単純で、検察官が集めた証拠を提示し、弁護人が反論して、それを見て裁判官が判断を下すと言うものだ。
被告人の知人が弁護人を引き受ける物だが、俺達の弁護人が不安だった。
それも、約2名が。
めぐみん「任せて下さい!紅魔族は知力が高いのです!あんな検察官に負けませんよ!」
アクア「私、一度、『異議あり!』ってやってみたかったのよ!」
不安だ。
特にアクア辺りが。
ダクネス「どうしようも無くなったら私がなんとかする。だから心配しなくていい。」
トウカ「何とか、アクアは抑えておく。」
白夜「俺たちに任せろ。」
残りの人達は本当に頼もしい。
でも、いくら無罪を証明出来ているとは言え、相手は領主だ。
油断は出来ない。
ちなみに、龍とアフロディテは、トウカ曰く、俺とカズマの罪を減刑出来ないか、どうにかする為に、あちこちを駆け回っているそうだ。
ただ、間に合うかどうかは分からないが。
そして裁判が始まる。
裁判長「静粛に!これより国家転覆罪に問われている被告人サトウカズマと桐ヶ谷湊翔の裁判を開始する!告発人アレクセイ・バーネス・アルダープ!」
あの太ったおっさんがアルダープって領主か。
いかにも悪徳領主だと言う感じがする。
第一印象はとても良くない。
裁判長「それでは検察官は前に嘘を見抜く魔道具があるので、分かる様に正直に話す事。」
裁判長は、そう言う。
すると、セナさんが前へ出る。
セナ「それでは、起訴状を読み上げます。被告人サトウカズマと桐ヶ谷湊翔は、謎の魔物を使役して、領主館を襲わせました。幸いにも死者は出ませんでしたが、これはアルダープ氏の命を狙った事から、被告人達に国家転覆罪を求めます。」
アクア「異議あり!」
アクアがいきなり叫ぶ。
ちょっと待て、そんなゲームじゃ無いんだよ!
裁判長「弁護人はまだ発言出来ませんよ。発言したいなら許可を貰うように。………まぁ、初めてですし大目に見ます。では発言をどうぞ。」
アクア「いえ、異議ありって言ってみたかっただけです。」
裁判長「弁護人は弁護の発言をするように!」
白夜「お前、何考えてんだ!?」
アクアの言葉に、裁判長はそう叫び、白夜はアクアを容赦なくハリセンで叩く。
白夜、グッジョブ。
セナ「………私からは以上です。」
セナさんは、若干引きながら、そう言う。
本当に、うちの駄女神がすいません。
裁判長「では被告人及び弁護人の発言を許可します。」
そう言って、俺たちの発言が許された。
ヘマをしなければ、大丈夫な筈だ。
湊翔「俺達は、その魔物……………ジャマトを使役する事は出来ず、アクセルに迫っていたデストロイヤーとスラグフォートレスジャマトの迎撃をしていた為、そんな事は出来ません。」
カズマ「そ、そうだ!俺たちだって、ジャマトはよく分からない存在だしな。」
鳴らない。
事実だしな。
ジャマトに関しては、本当に分からない。
ツムリからも、人間の世界を脅威に晒す存在としか、説明されてないしな。
それにしてもセナさんの配慮か、簡単に反論出来る。
裁判長「被告人の発言は以上ですね。それでは、検察官。証拠の提示を。」
セナ「はい。彼等がテロリストもしくは魔王軍関係者である事を証明する為に証人を連れてきました。それではこちらに。」
クリス「あはは……。なんか呼ばれちゃった。」
そう言って出てきたのはクリスだ。
と言う事はカズマ関連か。
セナ「クリスさん。貴方はサトウカズマに公衆の面前でスティールで下着を剥ぎ取られた。そうですね?」
クリス「はい。……といってもスティールはランダムで、幸運値によって奪うものも変わってきますので、カズマ君の場合は事故です。」
アルダープ「………本当に証拠になるのか?」
セナ「下着が取られたと言う事実を確認出来たので。」
意外と図太いな、セナさん。
クリスは、下がった。
2人目として出てきたのは、ミツルギだった。
だが、ミツルギの視線は、俺たちではなく、白夜の方に向いていた。
セナ「ミツルギさん。あなたは以前被告人の桐ヶ谷湊翔さんから、魔剣を奪われそれを返してほしければ、全財産をよこせ、と脅されたそうじゃないですか。」
いや、そんな事してねぇよ。
どういう事だ?
セナ「それに関しては、どうですか?」
ミツルギ「そんな事は彼はしてません!彼は、本当の強さについて諭してくれたんです。そんな事を言われる筋合いはありません。」
ミツルギがそう言うと、俺の方をチラリと見て、セナさんも、ウィンクをする。
なるほど。
裁判長に好印象を抱かせる為か。
すると。
アルダープ「はぁ〜、もう良いだろ。そいつらは魔王軍の関係者だ。さっさと死刑にしろ。」
先ほどまでずっと黙っていたが、そんな事を言い出す。
なら、利用させて貰うだけだ!
カズマ「違う!俺達は魔王軍関係者でも無ければ、テロリストでもない!」
湊翔「そうだ!俺たちはそんな事をしていない!」
俺たちの言葉に、全員の視線が、魔道具に向く。
だが、何も鳴らない。
それを見た裁判長は。
裁判長「魔道具が鳴らないことを見ると、被告人達の言葉は真実であり、検察官の証拠は不十分。よって被告人達は無罪に……。」
アルダープ「いや、そいつらは魔王軍関係者だ。即刻死刑だ。」
は?
アイツはいきなり何を言い出すんだ。
無実なのは、魔道具でも証明されているだろ。
裁判長「しかし、怪我人及び死亡者が出てないのにも関わらず、死刑は言い過ぎかと。」
アルダープ「ワシに恥をかかせたいのか?」
裁判長「…………被告人サトウカズマ、桐ヶ谷湊翔。貴方達の行ってきた行為は領主の命を狙った物。よって被告人達を死刑にする。」
は?
何でいきなり死刑なんだよ…………?
身分を利用するなんて…………。
すると、これまでの過去がフラッシュバックする。
???『見て。あの子よ。』
???『本当だ。人殺しだってな。』
???『おい!来るな人殺し!』
???『お前と一緒に居ると、俺たちが殺されるかもだろ!』
???『や〜い!人殺し!!』
???『うちの子と一緒に居ないでくれるかしら!この人殺し!!』
そんな罵倒の声が聞こえてくる。
何でだよ……………。
何でどいつもこいつも、俺のせいにしてくるんだよ……………。
俺は何もしてないのに…………!
一体、俺が何をしたって言うんだよ!
すると。
???「ジャッ、ジャッ、ジャッ、ジャッ、ジャッ…………。」
ミツルギ「な、何だ…………?」
すると、ジャマトが現れる。
トランプのカードみたいな服を着ていた。
カズマ「ジャマト!?」
トウカ「こんな時に…………!」
俺は何もやってない。
なのに、なんで……………。
アルダープ「ヒィィィィ!!」
アルダープは、腰を抜かして驚くと、そのまま逃げ去っていく。
その場にいる全員を放置して。
カズマ「アイツ、逃げやがった!」
白夜「あんなクズは放っておけ!」
トウカ「とにかく、ジャマトを倒すぞ!湊翔も!」
湊翔「俺は何もしてない…………。何もしてないのに……………。」
めぐみん「湊翔!?」
ダクネス「湊翔の様子が変だぞ!?」
アクア「アンタ!こんな時に何やってるのよ!?」
周囲から、そんな叫び声が聞こえる。
何で、何で俺がこんな目に……………。
すると、誰かに頬を思い切り叩かれる。
その叩いた人は、トウカだった。
俺は頬を抑えながら、トウカを見る。
湊翔「トウカ…………?」
トウカ「しっかりしろ!今は判決を気にするよりも、人々を守れよ!!お前も仮面ライダーだろ!なら、戦え!!ジャマトから、人々を守れよ!!」
そのトウカの叱咤に、俺はハッとする。
そうだ。
今の俺は、仮面ライダーギーツだ。
なら、ジャマトから人々を守るべきだ。
すると、トウカが右手で手を差し出し、左手には、俺のデザイアドライバーとレイズバックルが入っているであろう袋を渡す。
トウカ「行けるか?仮面ライダーギーツ?」
湊翔「…………そうだな。ありがとう。」
俺は、トウカの手を取り、袋を受け取って、デザイアドライバーとマグナムレイズバックルを取り出す。
湊翔「よし!ジャマトを倒すぞ!」
白夜「やっと元に戻ったか。」
カズマ「おう!」
ダスト「俺たちも行くぜ!」
リーン「ええ!」
俺たちは、それぞれが持っているレイズバックルを、デザイアドライバーに装填する。
『SET』
俺の横には、白色のシリンダーと英語でMAGNUMという文字が、カズマの横には、緑の手裏剣の絵とNINJAの文字が、めぐみんの横には、スピーカーとBEATの文字が、ダクネスの横には、紫色の手の絵とZOMBIEの文字が、トウカの横には、青の持ち手と銀色の刀身の剣の絵とCALIBERの文字が、白夜の横には、黄色い発電機と英語でLIGHTNINGの文字が、ウィズの横には戦闘機の絵とJETの文字が、ダストの横にはピンク色のハンマーと、英語でHAMMERという文字が、リーンの横には緑色の弓矢と英語でARROWという文字が現れる。
全員が変身ポーズを取り、叫ぶ。
「「「「「「「「「変身!」」」」」」」」」
そう叫んで、それぞれのレイズバックルを操作する。
『MAGNUM』
『NINJA』
『BEAT』
『ZOMBIE』
『CALIBER』
『LIGHTNING』
『JET』
『ARMED HAMMER』
『ARMED ARROW』
『REDAY FIGHT』
俺はギーツ・マグナムフォーム、カズマはタイクーン・ニンジャフォーム、めぐみんはナーゴ・ビートフォーム、ダクネスはバッファ・ゾンビフォーム、トウカはラウンズ・カリバーフォーム、白夜はライコウ・ライトニングフォーム、ウィズはホーク・ジェットフォーム、ダストはメリー・アームドハンマー、リーンはシロー・アームドアローに変身する。
現れたジャマトは合計8体だった。
カズマ「それで、どう対応する?」
湊翔「2体ずつ対応しよう!」
白夜「おうよ!」
そうして、俺とトウカ、カズマと白夜、めぐみんとダクネス、ウィズとダストとリーンの面子に別れて対応する事に。
俺とトウカは、それぞれの武器で、ジャマトを攻撃する。
湊翔「ハアッ!」
トウカ「でりゃあ!」
俺とトウカの攻撃が当たり、ジャマトは倒れる。
だが、片方はスペード、もう片方はハートのマークが浮かんだと思ったら、再び立ち上がる。
湊翔「なっ…………!?」
トウカ「どうなってんだ!?」
ジャマトは再び立ち上がり、攻撃してくる。
カズマ達の方を見てみると、俺たちとほぼ同じ状況で、苦戦していた。
カズマ「くそっ!倒しても倒してもキリがないぞ!」
白夜「どうなってんだ…………!?」
ダスト「……………これ、帰って良いか?」
リーン「ダメに決まってんでしょ!」
トウカ「どうなってるんだ…………?」
湊翔「ああ………………うん?」
トウカ達が困惑する中、俺はある事に気づいた。
それは、ジャマトが攻撃を喰らって倒れた時に、トランプのマークが浮かぶのだ。
そして、トランプのカードみたいな服を着ている……………。
すると、倒せない理由が分かった。
湊翔「そうか…………そういう事か!」
めぐみん「何か分かったんですか!?」
湊翔「これは、神経衰弱だ!」
ダクネス「神経衰弱?」
アクア「いきなり、トランプのゲームを言って、どういう意味よ?」
湊翔「あのジャマトは、神経衰弱と同じルールで倒さないといけないんだ!」
カズマ「どういう事だよ?」
首を傾げる皆に、俺は説明した。
ジャマトが倒れた際に浮かぶマークは、スペード、ハート、ダイヤ、クラブの四つ。
神経衰弱は、同じ数字でなければ、そのカードを獲得出来ない。
つまり、同じマークのジャマトを同時に倒さないと、倒れないという事を。
それを聞いた全員は、納得していた。
白夜「そういう事か!」
トウカ「なるほど!」
湊翔「一回、ジャマトが倒れる様な攻撃を仕掛けるぞ!」
俺たちは、そのジャマトを一箇所に集める。
カズマ「一箇所に集めたぞ!」
湊翔「よし!攻撃だ!」
トウカ「ああ!」
ウィズ「分かりました!」
リーン「任せて!」
俺たちは、一斉に攻撃をジャマトにしていく。
すると、全員にマークが浮かび、倒れない。
やはり、同時攻撃でなければ、倒れないという事か。
あれは、各々で攻撃したので、タイミングがずれている。
全員が頷き、同じマークのジャマトを掻っ攫う。
俺とトウカは、ハートのマークの奴を掻っ攫った。
湊翔「トウカ!行くぞ!」
トウカ「ああ!折角だし、レジェンドレイズバックルを使ってみよう!」
湊翔「良いな!よし!」
そう話して、一旦、デザイアドライバーのリボルブアンロックを押して、ドライバーのロックを外して、半回転させる。
『REVOLVE ON』
そして、俺はゲーマドライバーレイズバックルを、トウカはゼロワンドライバーレイズバックルを装填する。
『GAMER DRIVER』
『ZERO-ONE DRIVER』
すると、俺の横にはエグゼイドのライダーズクレストと英語でEX-AIDの文字が、トウカの横には、ゼロワンのライダーズクレストと英語でZERO-ONEの文字が浮かぶ。
そして、それぞれのレイズバックルを操作する。
『DUAL ON』
『MAGNUM』
『ガッチャーン!レベルアップ!』
『マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!』
『CALIBER』
『プログライズ!』
『飛び上がライズ!ライジングホッパー!』
『"A jump to the sky turns to a rider kick."』
『REDAY FIGHT』
俺はギーツ・エグゼイドマグナムフォーム、トウカはラウンズ・ゼロワンカリバーフォームに変身する。
俺はガシャコンブレイカーとマグナムシューター40Xを、トウカはアタッシュカリバーとソードエクスカリバーを持って、トランプジャマトに向かっていく。
ガシャコンブレイカーでジャマトを叩きつつ、マグナムシューター40Xで銃撃していく。
トウカは、ソードエクスカリバーとアタッシュカリバーの二刀流で、ジャマトに攻撃していく。
湊翔「トウカ!」
トウカ「ああ!」
俺とトウカは、お互いに相手を変えて、攻撃する。
そして、必殺技の体勢に入る。
それぞれの武器に、レジェンドレイズバックルを装填する。
『KAMEN RIDER』
その音声が流れ、必殺待機状態になる。
マグナムシューター40Xには、ピンク色のエネルギーが溜まっていき、ソードエクスカリバーには、蛍光イエローのエネルギーが溜まっていく。
湊翔「トウカ!タイミングを合わせてフィニッシュだ!」
トウカ「ああ!」
お互いに構えて、トリガーを引く。
『KAMEN RIDER TACTICAL BLAST』
『KAMEN RIDER TACTICAL STLASH』
俺たちの必殺技が、ジャマトに同時に命中して、その2体は爆発する。
湊翔「やったな。」
トウカ「ああ。」
俺とトウカは、武器をぶつけ合う。
一方、カズマと白夜は。
白夜「行くぞ、カズマ!」
カズマ「おう!」
カズマと白夜は、スペードのマークが出たジャマトと戦っていた。
白夜「カズマ!レジェンドレイズバックルを使ってみるぞ!」
カズマ「おう!」
カズマと白夜は一旦、デザイアドライバーのリボルブアンロックを押して、ドライバーのロックを外して、半回転させる。
『REVOLVE ON』
そして、カズマはダブルドライバーレイズバックルを、白夜はカブトゼクターレイズバックルをデザイアドライバーに装填する。
『DOUBLE DRIVER』
『KABUTO ZECTER』
すると、カズマの横にはダブルのライダーズクレストと英語でDOUBLEの文字が、白夜の横にはカブトのライダーズクレストと英語でKABUTOの文字が浮かぶ。
そして、2人はそれぞれのレイズバックルを操作する。
『DUAL ON』
『NINJA』
『サイクロン!ジョーカー!』
『LIGHTNING』
『CAST OFF』
『CHANGE BEETLE』
『REDAY FIGHT』
カズマはタイクーン・ダブルニンジャフォームに、白夜はライコウ・カブトライトニングフォームに変身する。
カズマは、ニンジャフォームの素早さと、ダブルの力で加速して、ニンジャデュアラーで攻撃していく。
白夜も、ライトニングフォームの素早さと、カブトのクロックアップの力、白夜本人の技量で加速して攻撃していく。
その素早さには、ジャマトも翻弄されていた。
そして、2人はレイズバックルを操作して、必殺技を撃つ。
『DOUBLE NINJA VICTORY』
『KABUTO LIGHTNING VICTORY』
白夜「行くぞ、カズマ!同時攻撃だ!」
カズマ「おう!」
カズマはダブルの必殺技であるジョーカーエクストリームを、白夜はカブトの必殺技のライダーキック(カウンター)を放ち、ジャマトを撃破する。
一方、めぐみんとダクネスは。
めぐみん「ダクネス!ちゃんと攻撃を当てて下さいよ!」
ダクネス「わ、分かっている!」
2人はそう言いながら、それぞれの武器で攻撃していく。
ジャマトは、2人の攻撃に怯む。
めぐみん「カズマ達が、レジェンドレイズバックルを使っているみたいですし、私たちも使いましょうか?」
ダクネス「そうだな。」
2人はそう話して、一旦、デザイアドライバーのリボルブアンロックを押して、ドライバーのロックを外して、半回転させる。
『REVOLVE ON』
そして、めぐみんはウィザードライバーレイズバックルを、ダクネスは聖剣ソードライバーレイズバックルを装填する。
『WIZARDRIVER』
『SEIKEN SWORDRIVER』
すると、めぐみんの横には、ウィザードのライダーズクレストと英語でWIZARDの文字が、ダクネスの横には、セイバーのライダーズクレストと英語でSABERの文字が浮かぶ。
2人は、レイズバックルを操作する。
『DUAL ON』
『BEAT』
『プリーズ!』
『ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!』
『ZOMBIE』
『烈火抜刀!』
『ブレイブドラゴン!』
『烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!』
『REDAY FIGHT』
めぐみんはナーゴ・ウィザードビートフォームに、ダクネスはバッファ・セイバーゾンビフォームになる。
めぐみんはビートアックスからウィザーソードガンに、ダクネスはゾンビブレイカーから火炎剣烈火に持ち替えて、攻撃していく。
ダクネスの攻撃は、以前と比べると、命中する様になっていた。
めぐみん「ダクネス!攻撃が当たる様になっているではないですか!」
ダクネス「まあな。私は、飛羽真と約束したからな。」
めぐみん「私も負けてられませんよ!」
2人は、攻撃していく。
そして、必殺技の体勢に入る。
『WIZARD BEAT VICTORY』
『SABER ZOMBIE VICTORY』
めぐみんは武器をウィザーソードガンからビートアックスに戻して、大きく振り回す。
すると、ビートアックスが炎を纏いながら巨大化する。
ダクネスはゾンビブレイカーも取り出して、2本の剣に炎を纏わせる。
めぐみん「行きますよ!」
ダクネス「ああ!」
めぐみん「ハァァァァ!!」
ダクネス「デェェェイ!」
2人の攻撃は、同時にジャマトに命中して、ジャマトは爆散する。
一方、ウィズとダストとリーンは。
ダスト「おっしゃあ!いくぜ!」
リーン「ちょっとダスト!あんまり突っ込まないでよ!」
ウィズ「ダストさん!落ち着いて下さい!」
ダストが突っ込み、リーンとウィズが困っていた。
ダスト「このっ!」
リーン「ダスト!あんまり考えなしで突っ込まないでよ!」
ウィズ「私が動きを止めます!お二人は、その隙に!」
ウィズはそう言って、レイズバックルを操作する。
『JET STRIKE』
ウィズは、ジェットフォームの必殺技を発動して、魔法と同時に、ミサイルを放つ。
魔法とミサイルが着弾して、ジャマトは動きを止める。
ダスト「リーン!遅れんなよ!」
リーン「誰に言ってんのよ!」
2人は、レイズバックルを操作する。
『HAMMER STRIKE』
『ARROW STRIKE』
ダストは、エネルギーを纏ったレイズハンマーで攻撃し、リーンは、レイズアローから強力なエネルギーの矢を放つ。
2人の攻撃は、ほぼ同時に当たり、ジャマトは爆発する。
こうして、ジャマトは全滅した。
変身解除したトウカが、大きく叫ぶ。
トウカ「裁判長!湊翔とカズマの2人は、率先して、ジャマトを倒した!これでも、湊翔とカズマが魔王軍のスパイだって言うのかよ!!」
裁判長「…………分かりました。では、改めて。桐ヶ谷湊翔さん、サトウカズマさん。あなた方の嫌疑は不十分な為、無罪とする。」
こうして、裁判は幕を閉じた。
何とか、無罪になってよかった。
トウカには、感謝しないとな。
少しずつ、トウカの存在が大きくなっていってるな。
白夜side
どうやら、無事に済んだみたいだな。
俺はほっとしていると。
???「虎雷白夜!」
白夜「うん?」
そんな風に声をかけられた。
振り向くと、魔剣の勇者と呼ばれているミツルギが居た。
白夜「何だよ?」
ミツルギ「君は…………どうしてアクア様の頭を叩いたんだ!」
白夜「……………は?」
ミツルギは、そう叫んだ。
ああ………………確かに叩いたな。
でも、それはアイツがアホな事を言っていたからな。
白夜「何でって…………そりゃあ、アイツがアホな事を言ったからだ。」
ミツルギ「なっ……………!?アクア様の事をアホ…………だって…………!?」
地雷踏んだか?
そう思っていると、ミツルギは俺の胸ぐらを掴む。
ミツルギ「君も、アクア様に転生させてもらったんだろ!?なのに、女神様の恩を仇で返すつもりか!?」
白夜「……………いや、叩いたのはアイツがアホな事を……………。」
ミツルギ「君は、また女神様を…………!!」
やべぇ。
こいつ、人の話を聞かない奴だ。
どうしよう。
ミツルギ「君に決闘を申し込む!」
白夜「……………は?」
ミツルギ「僕が勝ったら、アクア様に謝罪をしてもらう!」
白夜「は?何でそんな事をしないといけないんだよ。」
ミツルギ「アクア様に謝罪をしろ!」
ダメだ。
こいつ、人の話を聞きやしねぇ。
しゃあねぇか。
白夜「……………しょうがないな。良いぜ。かかってこいよ。」
俺はそう言って、ファイティングポーズを取る。
無論、変身解除した状態でだ。
ミツルギ「…………変身しなくて良いのか?」
白夜「お前を相手するのに、変身する必要性は無いからな。」
ミツルギ「…………舐めるな!!」
ミツルギはそう叫びながら、魔剣グラムを振るってくる。
湊翔達から聞いてた通りだな。
ミツルギは、普段は良い奴だが、アクアが絡むと、頭に血が昇りやすいと。
その為、攻撃は単調的だった。
その程度の動きは、見切った!
俺は、ミツルギの攻撃を紙一重で躱していく。
ミツルギ「くっ…………何で当たらないんだ…………!?」
白夜「お前の動きは単調だからな。躱すのなんて、造作もない。」
ミツルギ「くそっ…………!」
俺がそう言うと、ミツルギは魔剣グラムを大きく振りかぶる。
大きく振りかぶれば、凄まじい一撃となるだろう。
だが、その分、隙が生まれやすい。
俺は、その隙をついて、ミツルギの腹に、強力なパンチを叩き込む。
ミツルギ「かはっ……………!?」
白夜「俺の勝ちだ。」
俺のパンチを食らったミツルギは、その場に倒れる。
まあ、ある程度加減はしたが。
すると、ミツルギの取り巻きがやってくる。
「「キョウヤ!!」」
その取り巻きは、ミツルギのそばに寄り、俺を睨む。
クレメオ「アンタ!私のキョウヤに何をするのよ!」
白夜「何って…………そいつが勝負を挑んできたから、返り討ちにしただけだが。」
フィオ「アンタ…………アンタだけは絶対に許さないんだから!」
白夜「なら、相手になってやろうか?」
俺がそう言うと、その取り巻きは、ただ睨むだけだった。
白夜「……………ミツルギ。」
ミツルギ「な、なんだ……………?」
白夜「お前、魔剣グラムに頼りすぎだ。もう少し自分の腕を磨け。」
ミツルギ「な……………!?」
白夜「魔剣グラムに頼っているお前は、本当の強さを持っている訳じゃない。」
ミツルギ「本当の強さ……………?」
白夜「少しは考えとけ。」
俺はそう言って、ミツルギの前から去っていく。
ミツルギside
本当の強さ……………?
僕は、サトウカズマに敗れてから、必死に自分を鍛え直していた。
だが、それでも、彼には及ばないというのか…………?
本当の強さが、最近、分からなくなってきてしまったのだ。
一体、どうすれば…………。
すると。
???「おめでとうございます。」
「「「っ!?」」」
そう言って、1人の女性が現れる。
ミツルギ「あ、あなたは…………?」
ツムリ「私は、ツムリと申します。厳正なる審査の結果、クレメオさん、フィオさん。貴方達は選ばれました。今日から仮面ライダーです。」
彼女達が……………仮面ライダー…………?
ちらりと、ツムリという女性から2人が受け取った箱を見ると、クレメオの方はパンダの、フィオの方はヤギの絵が描かれたコアが入っていた。
クレメオ「嘘っ!?」
フィオ「これで…………キョウヤを負かせたあの2人に復讐出来るわよ!」
クレメオ「そうね!サトウカズマに虎雷白夜だったわね。」
2人は、そう話している。
僕は……………2人を止める事が出来なかった。
何が魔剣の勇者だ……………。
僕は、サトウカズマと虎雷白夜への復讐に燃える2人を止める事が出来ず、呆然となっていた。
湊翔side
裁判を終えた俺たちは、どこかに行っていた白夜と合流して、屋敷に戻る。
だが、その時複数人の騎士たちがやってきて、屋敷の中の物を押収していってしまった。
セナさん曰く、領主のアルダープが、裁判所に圧をかけ、俺たちの屋敷にある物を差し押さえる様に命じたそうだ。
その結果、俺たちの凡ゆる物が、騎士達に持って行かれてしまった。
幸い、デザイアドライバーとそれぞれが持つレイズバックルは、何とか差し押さえを免れた。
だが、アクアがアフロディテから送られたフォールに関しては、容赦なく持って行かれ、アクアは号泣していた。
ダクネスは、アルダープに抗議をすると言って、デザイアドライバーとレイズバックルをトウカに預けて行った。
その際、ダクネスが貴族である事を、俺たち全員に明かした。
カズマ「ダクネスの奴、大丈夫か?」
トウカ「アイツなら大丈夫さ。」
白夜「問題は、これからの生活だ。」
アクア「私のフォールを持ってかれるなんて〜!」
めぐみん「アクア。良い加減に泣き止んでくださいよ。」
めぐみんは、いつまでも泣いているアクアを宥めていた。
すると、龍とアフロディテが入ってきた。
龍「邪魔するぞ。」
湊翔「龍、アフロディテ。」
アフロディテ「ごめんなさいね。色々と、無罪にしようとしたんだけど…………間に合わなくて。」
カズマ「まあ、結果的に無罪になったから、大丈夫ですよ。」
龍「それは良かった。」
アフロディテ「アクアも、フォールに関しては、まだあるからね。」
アクア「本当?」
そういや、フォールを作ったのは、龍達だったな。
何にせよ、この現状じゃあ、生活をするのは厳しい。
あそこに行くか。
俺たちは、デザイア神殿へと向かう。
めぐみん「ここは…………どこなんですか?」
湊翔「ここはデザイア神殿。俺たち、デザイアグランプリに参加している人なら、自由に使える場所だ。」
???「その通りです。」
めぐみんに説明していると、男性が入って来る。
その男性は、白い執事服の様な服を着ていた。
カズマ「アンタ…………誰?」
白夜「この人はギロリって言うんだ。」
ギロリ「はい。私はギロリと申します。仮面ライダー達のサポートを行います。」
めぐみん「そうなんですか。」
湊翔「悪いけど、サポートを頼めるかな?」
ギロリ「勿論です。」
こんな具合に、俺たちは、ギロリのお世話になる事になった。
ただ、アクアがデザイア神殿に棲みつかない事を祈りたいが。
アクアは、あまり甘やかすと、調子に乗って、碌な事にならないからな。
まあ、それはそれとして、アルダープには、いずれ痛い目に遭わせないとな。
アイツは、マジで許さん。
今回はここまでです。
色々な出来事が起こりました。
湊翔とカズマが、死刑になりかけるが、ジャマトの乱入により、事なきを得た事。
クレメオがダパーンに、フィオがレターに変身出来るようになった事。
そして、ミツルギが本当の強さについて、悩む事です。
今回の話で、レジェンドレイズバックルを使いました。
ちなみに、当初は、コアIDが破損したら、レイズバックルを失って、最初からやり直しでしたが、本家ギーツと同じく、コアIDが破損したら、死亡する事に変更します。
クレメオとフィオに関しては、どうなるんですかね。
次回、ゆんゆんが本格的に参戦します。
湊翔の過去に関しては、いずれ全容を明かしたいと思います。
まだ、断片的なので。
感想、リクエストは、絶賛受け付けています。
フィーバースロットレイズバックルやジャマトライダーに関しては、この第3章の内に出したいと思います。
そして今日、このすばの新作ゲーム、『呪いの遺物と惑いし冒険者たち』が発売しましたね。
この小説では、『希望の迷宮と集いし冒険者たち』に相当するエピソードをやる予定です。