この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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第5章
第32話 ダークライダーのバトロワ(前編)


 アルカンレティアでの慰安旅行もとい、魔王軍幹部ハンスとサボテンナイトジャマトとの戦いが終わった後、俺たちはアクセルに帰った。

 帰った後は、休みを取る事にした。

 何せ、まともに休めなかったしな。

 しばらく休んだ後、カズマ、アクア、めぐみん、ダクネスはギルドへと向かい、俺、トウカ、白夜は、デザイア神殿内のトレーニングエリアで、特訓を続けていた。

 これからも、サボテンナイトジャマトやスラグフォートレスジャマトの様な、強大な力を持つジャマトは現れるだろう。

 それに備える為に、強くなるべきだろう。

 俺、トウカ、白夜は特訓をしていて、しばらくして、休憩を取る事にした。

 

湊翔「疲れたな、流石に……………。」

トウカ「確かに………………。」

白夜「だが、湊翔は更に強くなっている。それは評価出来るだろうな。」

湊翔「そう言って貰えるのは、嬉しいね。」

トウカ「今日の所は、これで終わりにしよう。良いよな?」

白夜「ああ。」

 

 俺たちは、特訓を切り上げて、ギルドに居るカズマ達と合流する事にした。

 ギルドに到着すると、騒々しかった。

 

カズマ「くそっ!あの野郎!」

アクア「何でよ〜〜!!」

 

 カズマが毒づいて、アクアが泣き叫び、めぐみんとダクネスが宥めていた。

 何があったんだ?

 

湊翔「……………何があったんだ?」

カズマ「湊翔!聞いてくれよ!」

湊翔「お、おう………………。」

 

 何が起こったのか。

 それは、俺たちがデザイア神殿内のトレーニングルームで特訓している最中の事だった。

 カズマ達がギルドに到着すると、女性が大量のシュワシュワを飲んでいたのだ。

 

アクア「ちょっと!何シュワシュワを大量に飲んでるのよ!」

ギルド職員「やめて下さい!ギルドにあるお酒を全て飲まないで下さい!!」

めぐみん「ええっ!?」

ダクネス「ギルドにある酒を全部だと…………!?」

 

 それを聞いて、カズマ達は驚く。

 大量の酒を飲んでいるのは、赤い瞳に赤い髪で外ハネのロングヘアーで、ギザギザの歯をしていて、日焼けした褐色肌に長身でガタイが良く、スタイル抜群の女性だった。

 カズマ達は、その女性に話しかける。

 

ダクネス「ちょっと良いだろうか?」

???「あん?」

カズマ「あのさ。ギルドの酒を全部飲むのはやめてくれないか?ギルドのお姉さん達も迷惑してるし。」

???「あぁん?俺に指図しようってのか?ていうか、もっと酒を寄越せ!」

ルナ「そんな事を言われても…………。もうお酒はありません……………。」

???「はぁ!?ふざけんじゃねぇよ!もっと酒を飲ませろ!!」

 

 そう言って、その女性は暴れだす。

 それを聞いて思ったのは、その女性は、ウワバミなのかなと思った。

 その後、しばらく暴れたその女性は。

 

???「チッ。何か白けちまったわ。代金はそこの連中に払わせろや。」

アクア「ハアッ!?あんた何生意気言ってんのよ!ファイア!!」

ファイア「ああん?お前、アクアか。という事は、貴様らが仮面ライダーとやらか!」

 

 アクアはその女性……………ファイアにそう言うと、ファイアは納得して、カズマ達に言った。

 

めぐみん「貴方は何者ですか?」

ファイア「俺はファイアだ!てめぇらはぬるいあのデザグラで満足してんのか?」

カズマ「何でお前が、デザイアグランプリの事を知ってるんだよ!?」

ファイア「てめぇら!今のデザグラよりも更に面白い事をしてやるから、待ってろよ!」

 

 ファイアはそう言って、ギルドから去って行ったそうだ。

 それで、酒の分の代金を押し付けられて、困惑していたそうだ。

 というより、デザイアグランプリの事を知っているという事は、神々の関係者か?

 何か嫌な予感がするな。

 その後、俺たちが持ってるお金を出して、何とか、お金は足りた。

 その翌日、俺たちはギルドに居た。

 食事の為だ。

 俺たちが飯を食ってる中、ツムリが血相を変えて飛び込んでくる。

 

ツムリ「仮面ライダーの皆さん!デザイア神殿に集まって下さい!」

湊翔「ツムリさん。」

トウカ「何があったんだ?」

白夜「ん?」

 

 ツムリがそう言うので、俺、トウカ、白夜、カズマ、めぐみん、ダクネス、ダスト、リーン、ゆんゆん、デモニオが集まる。

 ちなみに、デモニオに関しては、ツムリから渡された、周囲の人からは普通の人間に見える機能を持つペンダントを付けている。

 その為、普通の人間にしか見えない。

 

ゆんゆん「それで…………何が起こったんですか?」

ダスト「ったく。今日はダラダラしようと思ってたのによぉ………………。」

リーン「文句を言わないの!」

ツムリ「実は……………緊急ミッションが発動されました。」

カズマ「緊急ミッション!?」

めぐみん「またジャマトが現れたんですか!?」

ツムリ「それが……………これを見て貰えば分かると思います。」

 

 そう言って、ツムリは映像を出す。

 そこには、赤い瞳に赤い髪で外ハネのロングヘアーで、ギザギザの歯をしていて、日焼けした褐色肌に長身でガタイが良く、スタイル抜群の女性が映っていた。

 

カズマ「あ!あいつだ!」

ダスト「あいつがギルドのシュワシュワを全部飲んだのか!」

湊翔「なるほどな………………。」

 

 あいつがファイアって奴か。

 いかにも好戦的って感じがするよな。

 

ファイア『よう。仮面ライダーども。お前らヌルいんだよ!デザグラのあの程度のヌルい戦いで満足してやがって!だからオレがもっとアツくしてやるよ!』

トウカ「暑く……………?」

白夜「何をしようってんだよ……………。」

ファイア『これから、あるゲームを始める。このアクセルの周辺に、ジャマトを出す。』

湊翔「いつもと変わらない気がするんだがな……………。」

ファイア『ただ、俺は知らないが、ダークライダーという奴らも居るからな。』

湊翔「はっ!?」

 

 ダークライダーだと!?

 何でそいつらが居るんだよ……………!

 

ファイア『しかも、どいつもこいつも危険な奴らばっかりだからな。俺を楽しませてくれ!』

 

 そう言うと、ファイアは消えた。

 ツムリが口を開く。

 

ツムリ「確認した所、そのダークライダーは、G4、グレイブ、ガオウ、幽汽、エターナル、ポセイドン、ソーサラーが確認されました。」

湊翔「嘘だろ……………!?」

 

 どれもこれもが危険な奴らばっかりじゃないか。

 特にガオウ、エターナルは。

 俺たちはともかく、ダストとリーンは危ないだろ。

 何せ、大型レイズバックルを持っていないのだから。

 一応、フィーバースロットで大型レイズバックルを使えるが、運任せすぎる。

 

ダスト「でもよぉ……………俺とリーンは、大きなレイズバックルを持ってないぜ?」

リーン「一応、フィーバースロットレイズバックルは持ってるけど、小型レイズバックルの力が出ても困るしね………………。」

カズマ「どうすんだよ?」

ツムリ「実は、助っ人を呼んであります。」

トウカ「助っ人?」

ツムリ「はい。それに関しては、一度転送しますので、そこで合流して下さい。」

 

 そう言われて、俺たちは転送された。

 すると、オーロラカーテンが現れ、一人の男性が現れる。

 

???「ここは……………?」

湊翔「あの人が助っ人なのか?」

カズマ「さあ?」

めぐみん「とにかく、話してみましょう。」

ダクネス「ああ。」

 

 俺たちはそう話して、その人に話しかける事にした。

 

白夜「おい。」

???「ん?お前ら誰だよ?」

湊翔「ああ。俺たちは、仮面ライダーなんだけど。なあアンタ。この辺でダークライダーっていう何というか、全身鎧みたいな奴ら見なかったか?」

???「…………いや、見てないが………。アンタら誰だ?」

湊翔「俺たち?俺たちはそいつらを追ってる仮面ライダーなんだけど。知らないか?」

???「知らない。それより、名前を名乗れ。」

湊翔「ああ。俺は桐ヶ谷湊翔。仮面ライダーギーツだ。」

???「桐ヶ谷…………湊翔……………!?」

カズマ「ん?」

デモニオ「なんか殺気が出てないか?」

 

 俺がそう名乗ると、そいつは敵意を剥き出しにした視線を向けてくる。

 え、何?

 人違いだったのか?

 

???「お前は……………転生者なのか!」

湊翔「っ!?まあ………………転生者ではあるけども……………。」

???「なら、敵だ!」

 

 そう言うと、その人は、ドライバーを装着する。

 ただし、デザイアドライバーではなく、ゲーマドライバーだった。

 その人はプロトマイティアクションXガシャットを出して、起動する。

 

マイティアクションX!

 

 すると、周囲にゲームエリアが展開されて、エナジーアイテムが配置される。

 その人は、叫ぶ。

 

???「グレード2。変身!」

 

 そう言って、ゲーマドライバーにガシャットを装填して、レバーを展開する。

 

ガシャット!

ガッチャーン!レベルアップ!

マイティジャンプ!マイティキック!マーイティアクショーンX!

 

 その人は、仮面ライダーゲンム・アクションゲーマーレベル2に変身した。

 

湊翔「ゲンム!?」

トウカ「まさか、あいつもダークライダーなのか!?」

カズマ「マジかよ……………!」

リーン「それじゃあ……………敵って事?」

???「ハァァァ!!」

 

 その人は、俺に攻撃してくる。

 それを躱しつつ、俺はデザイアドライバーを装着して、マグナムレイズバックルを装填する。

 多分、訳ありなんだろうが、襲ってくる以上、仕方ない。

 

SET

 

 デザイアドライバーの右側にマグナムレイズバックルを装填すると、右側に白色のシリンダーと英語でMAGNUMという文字が現れる。

 俺は、右手で狐の影絵を作り、中指と親指で、フィンガースナップをする。

 

湊翔「変身。」

 

 そう言って、マグナムレイズバックルのシリンダー部分を回転させ、トリガー部分を引く。

 

MAGNUM

REDAY FIGHT

 

 俺は、ギーツ・マグナムフォームに変身する。

 ゲンムは、ガシャコンバグヴァイザーのチェーンソーモードで攻撃してくる。

 俺はそれを躱しつつ、マグナムシューターで銃撃する。

 ゲンムは攻撃を食らった後、ガシャコンバグヴァイザーをビームモードにして、銃撃してくる。

 俺は何とか最小限の動きで躱すが、何発か攻撃を食らってしまう。

 

湊翔「強い………………!」

???「お前を削除する!」

 

 そう言って、再びチェーンソーモードにしたガシャコンバグヴァイザーで、俺を攻撃する。

 それを食らい、俺は吹っ飛ぶが、ただでやられる訳にはいかないので、反撃にマグナムシューターを至近距離で放ち、攻撃する。

 ゲンムは吹っ飛ぶ。

 その際に、マグナムシューターの弾丸が地面に当たり、土煙が上がる。

 お互いに吹っ飛んで、少し距離が空いたと思ったら、違う音が聞こえてくる。

 それは、携帯のプッシュ音の様な音だった。

 

Standing by

 

 その音声が聞こえると同時に、待機音が流れてきて、まさかと思う。

 あの仮面ライダーか……………!?

 

???「変身。」

 

Complete

 

 すると、ゲンムが居たところから、光の線が浮かんでくる。

 その線は人の形となる。

 ゲンムから、仮面ライダーサイガとなった。

 

湊翔「今度はサイガかよ……………!」

???「お前を殺す……………!」

白夜「あいつ……………複数の仮面ライダーに変身出来んのかよ!?」

 

 白夜はそう叫ぶ。

 本当に同感だよ。

 という事は、まだ複数の力を有しているとみて、間違いないだろう。

 ゲンム改めサイガは、フライングアタッカーで空を飛び、攻撃してくる。

 俺は何とか躱しつつ、マグナムシューターを連射する。

 そして、マグナムシューターのバレットチャージャーを引く。

 

BULLET CHARGE

 

 その音声が流れると同時に、トリガーを引いて、銃撃する。

 サイガはその銃撃を躱して、フライングアタッカーで俺に迫り、攻撃してくる。

 サイガは、トンファーエッジを使って攻撃してくる。

 俺は、マグナムシューターでトンファーエッジを受け止め、両腕のアーマードガンで攻撃する。

 強いな……………。

 

トウカ「見てられない!湊翔!助けるよ!」

???「おいおい。邪魔すんじゃねえぞ。」

 

 トウカが助けに入ろうとすると、サイガから何かが出てきて、トウカに攻撃する。

 そこに居たのは、ツーサイドライバーを持った、一人の男性だった。

 

トウカ「お前……………誰だ?」

カゲロウ「俺はカゲロウ。そこの黒崎将輝の悪魔って所だな。」

リーン「あれって………………!?」

ダスト「リーンが手に入れたレイズバックルと同じベルトじゃねえか?」

トウカ「邪魔すんな!そこをどけ!」

カゲロウ「おいおい。俺が遊び相手になってやるよ。」

 

 トウカとカゲロウはそう言って、変身する。

 トウカはデザイアドライバーにカリバーレイズバックルを装填して、カゲロウはバットバイスタンプを起動して、ツーサイドライバーのオーインジェクターに押印して、装填する。

 ていうか、黒崎将輝っていうのか。

 

SET

バット!』
『Confirmed!

 

 二人は構えて、叫ぶ。

 

「「変身!」」

 

 トウカはカリバーレイズバックルを操作して、カゲロウはツーサイドライバーを抜いて、トリガーを引く。

 

CALIBER

バーサスアップ!

Madness!Hopeless!Darkness!バット!(Hehe!)

仮面ライダーエビル!(Yeah!Haha!)

REDAY FIGHT

 

 トウカは仮面ライダーラウンズ・カリバーフォームに変身して、カゲロウは仮面ライダーエビル・バットゲノムに変身する。

 二人は、それぞれの武器を持って戦う。

 一方、俺たちの方は、将暉はサイガドライバーを外して、違うベルトに変える。

 すると、黒いカブトムシ……………ダークカブトゼクターが飛んできて、キャッチして、言う。

 

将輝「変身。」

 

 そう言って、ベルトにダークカブトゼクターを装填する。

 

HENSHIN

 

 その音声が流れると、将暉は、カブト・マスクドフォームに変身する。

 更に。

 

将輝「キャスト・オフ。」

 

 そう言って、ダークカブトゼクターのゼクターホーンを倒す。

 

CAST OFF

 

 すると、ダークカブトのマスクドフォームのアーマーが弾け飛び、カブトホーンが起き上がる。

 

CHANGE BEETLE

 

 黒崎将輝は、ダークカブトの基本形態、ライダーフォームに変身した。

 

湊翔「今度はダークカブトかよ……………。」

将輝「クロックアップ。」

 

CLOCK UP

 

 その音声が流れると共に、将暉は高速移動をして、攻撃してくる。

 マグナムシューターで攻撃するが、速すぎて当たらず、逆にダメージを受ける。

 

湊翔「くっ……………!」

将輝「おっと。」

 

 クロックアップは、相変わらず厄介な能力だよな。

 なら、こっちも早くなるだけだ!

 俺は、デザイアドライバーのリボルブアンロックを押して、ドライバーのロックを外して、半回転させる。

 

REVOLVE ON

 

 そして、俺はゲーマドライバーレイズバックルを装填する。

 

GAMER DRIVER

 

 すると、俺の横にはエグゼイドのライダーズクレストと英語でEX-AIDの文字が浮かぶ。

 その際、ゲームエリアも展開され、エナジーアイテムが配置される。

 俺はそれぞれのレイズバックルを操作する。

 

DUAL ON

MAGNUM

ガッチャーン!レベルアップ!

マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!

REDAY FIGHT

 

 俺はギーツ・エグゼイドマグナムフォームに変身する。

 

将輝「姿が変わった所で、俺には勝てない!」

湊翔「どうかな。」

 

 俺はマグナムシューターを周囲のエナジーアイテムに撃つ。

 弾丸はエナジーアイテムで跳ね返り、何発かは、将暉に命中する。

 

将輝「なっ……………!?」

湊翔「跳弾さ。例え全部が当たらなくても、こうやれば、命中弾も少しは増えるだろ。それに、一体お前に何があったんだよ。」

将輝「黙れ!ライダーバトルをする奴は全員ぶっ潰す!」

 

 ライダーバトル?

 デザイアグランプリをしているが、ライダーバトルは互いの同意が無ければ御法度な筈だが。

 どうやら、訳ありみたいだな。

 俺は、近くにあった高速化のエナジーアイテムを取得する。

 

高速化!

 

 高速化のエナジーアイテムを取得した事で、クロックアップにも対抗できて、俺と将暉は高速移動をして、攻撃する。

 これで、何とか対応できる筈だ。

 

将輝「貴様………………!」

湊翔「…………………。」

 

 俺と将輝は、お互いに睨み合う。

 すると。

 

???「待って下さ〜〜〜い!!」

 

 そんな風に叫んで、俺と将輝の間に一人の女性が割って入ってくる。

 誰かと思っていると、将輝はその女性に話しかける。

 

将輝「カインか。邪魔をするな。邪魔をするのなら、あんたでも容赦はしない。」

カイン「待って下さい!彼らは、ライダーバトルとは全く別のゲームの仮面ライダーです!」

将輝「何?」

湊翔「ああ。俺たちは、デザイアグランプリに参加している仮面ライダーだ。君が言うライダーバトルとは、全く関係ない。」

白夜「その通りだ。」

将輝「……………………。」

 

 それを聞いた将輝は黙り込み、少し何かを考える素振りを見せて、すぐに頭を下げる。

 

将輝「すまない。誤解をした。」

カズマ「いや、それは良いんだけどさ……………。」

ゆんゆん「あの……………どうして、仮面ライダーを憎むんですか?」

カイン「えっと……………。」

将輝「良い。俺が話す。」

 

 そう言って、将輝は理由を話した。

 将輝は、元々は、違う世界で普通に暮らしていたそうだ。

 だが、とある仮面ライダーの転生者によって、家族同然だった者達を殺されてしまう。

 それには嘆き、悲しみ、仮面ライダーの転生者に怒りを見せた。

 そんな中、彼の元に女神が現れ、その転生者を生み出したバトルに挑むことにしたらしい。

 その際、ダークライダーに多く変身するようだ。

 それは同情出来る様な過去だ。

 無理もない。

 

ダクネス「そんな過去があったのだな………。」

将輝「ああ。」

ダスト「まあ、許してやっか。」

リーン「そうね。」

デモニオ「凄い過去だな……………。」

 

 そんなトラブルがあったものの、何とかなった。

 

湊翔「まあ、何はともあれ、助っ人はこれで全員か?」

ツムリ「いえ。助っ人はまだ居ます。」

 

 ツムリがそう言うと、再びオーロラカーテンが現れて、5人現れる。

 

???「ここが、違う仮面ライダーギーツの世界か。」

???「その様だね。」

???「へぇ!中世みたいだね!」

???「実際、中世だろうな。」

???「中世の時代の異世界だからね。」

???「そんな感じでしょうね。」

 

 その6人は、俺の知っている人たちだった。

 

カズマ「あの……………あなた達は……………。」

士「俺は門矢士。仮面ライダーディケイドだ。」

大樹「僕は海東大樹。仮面ライダーディエンドさ。」

ソウゴ「俺は常磐ソウゴ!仮面ライダージオウだよ!」

ゲイツ「俺は明光院ゲイツ。仮面ライダーゲイツだ。」

ウォズ「私はウォズ。仮面ライダーウォズさ。」

ツクヨミ「私はツクヨミ。仮面ライダーツクヨミよ。」

 

 そう。

 ディケイド、ディエンド、ジオウ、ゲイツ、ウォズ、ツクヨミが勢揃いしているのだ。

 それには、俺たちは驚く事しか出来なかった。

 世界の破壊者に、時の王者まで巻き込むこの事態に。




今回はここまでです。
ダークライダーのバトロワの前編です。
後編は、また別の機会に更新します。
そして、転生したら一般人だった件さんの投稿している作品の一つ、『歌姫と闇の仮面騎士』から、主人公である黒崎将輝と、彼をサポートする女神、カインが登場しました。
更に、門矢士、海東大樹、常磐ソウゴ、明光院ゲイツ、ウォズ、ツクヨミが登場しました。
次回の後編で、ダークライダーとの戦いが始まります。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今日のギーツで、デザイアグランプリに代わり、ジャマトグランプリの開催が決定しましたね。
そして、次回、バッファの親友がジャマトとして蘇ったり、バッファがコマンドフォームになったりしますね。
今回の話で、ケケラ、キューンも変身しましたね。
この作品は、オリジナルライダーに、原作ギーツだと脱落したり死亡したりした仮面ライダーも、普通に居るので、サポーターをどうしようかなと考えています。
他の面子のサポーターに関して、リクエストがある場合は、お願いします。
ちなみに、馬場武のサポーターは、ベロバです。
あと、ジャマトグランプリに関しては、デザイアグランプリと並行して行われるという形を取ろうかなと思います。

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