この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

49 / 188
第36話 新たな冒険の幕開け

 違う世界を巻き込んだ迷宮脱出ゲームから、しばらくが経った。

 俺、トウカ、白夜は、クエストに出かけていた。

 ちなみに、カズマ達はお休みらしい。

 俺たちが受けたクエストは、近くにゴブリンエリートが現れたそうで、それの討伐だ。

 

湊翔「しっかし、ゴブリンエリートがまた現れたのか。」

トウカ「以前倒したのとは別個体だろうな。」

白夜「倒せば良いだけだろ。」

 

 俺たちはそう話して、ゴブリンエリートが居るというエリアに向かう。

 しばらく歩くと、ゴブリンエリートがゴブリン達を率いているのを見つけた。

 

湊翔「あれだな。」

トウカ「みたいだな。」

白夜「変身していくか。」

 

 俺たちは、デザイアドライバーを装着して、レイズバックルを装填する。

 

SET

 

 すると、俺の横に白色のシリンダーと英語でMAGNUMという文字が、トウカの横に青の持ち手と銀色の刀身の剣の絵と英語でCALIBERの文字が、白夜の横に黄色い発電機と英語でLIGHTNINGの文字が浮かぶ。

 そして、俺たちは叫ぶ。

 

「「「変身!」」」

 

 そう言って、それぞれのレイズバックルを操作する。

 

MAGNUM

CALIBER

LIGHTNING

REDAY FIGHT

 

 俺はギーツ・マグナムフォーム、トウカはラウンズ・カリバーフォーム、白夜はライコウ・ライトニングフォームになる。

 俺たちは、それぞれの武器を手に、ゴブリンエリート達へと向かっていく。

 ゴブリンエリートは叫んで、他のゴブリン達と共に俺たちに向かっていく。

 

湊翔「ハアッ!フッ!でやっ!」

 

 俺は、マグナムシューター40Xとアーマードガンで銃撃して、ゴブリンを倒していく。

 

トウカ「ハアッ!」

 

 トウカは、ソードエクスカリバーを振るい、ゴブリンを倒していく。

 

白夜「オラっ!はっ!」

 

 白夜は、自前の格闘技で、ゴブリンを倒していく。

 俺たちの攻撃で、ゴブリン達はあっという間に倒され、後はゴブリンエリートのみとなった。

 

湊翔「後はゴブリンエリートだけか!」

トウカ「そうだな!」

白夜「行くぞ!」

 

 俺たちは、ゴブリンエリートへと向かっていく。

 ゴブリンエリートに対して、俺たちは連携攻撃をしていく。

 ゴブリンエリートも、手に持っている武器で攻撃していく。

 しばらくの攻防の末、俺たちはゴブリンエリートを倒した。

 

湊翔「何とか倒せたな。」

トウカ「ああ。」

白夜「やっぱり、湊翔は強くなってるぞ。俺が保証してやる。」

湊翔「ありがとな。」

 

 俺たちは、クエスト完了の報告をする為に、アクセルに戻る事にした。

 俺たちがアクセルに戻る中。

 

???「キャアアアア!」

湊翔「っ!?悲鳴!?」

トウカ「ここから近いぞ!」

白夜「よし、行くぞ!」

 

 俺たちは、悲鳴がした方へと向かう。

 悲鳴がした方に向かうと、驚きの光景が目に入る。

 

???「イヤァァァァァァァァ!!」

 

 1人の女性が、モンスターの大群に追われていたのだ。

 

湊翔「何でモンスターの大群に追われているんだ!?」

トウカ「そ、そんな事より、早く助けるぞ!」

白夜「お、おう!待ってろ!すぐに助けてやるからな!」

 

 俺たちは、その女性とモンスターの大群に割り込んで、モンスター達に攻撃する。

 しばらくして、モンスターの大群を倒して、一部は逃走した。

 

湊翔「ふぅ………………。」

トウカ「お疲れ様。」

白夜「おい、大丈夫か?」

???「あ、ありがとうございます。」

 

 白夜は、その女性に手を差し伸べ、女性は白夜の手を取り、立ち上がる。

 その女性は、茶髪のショートヘアで、蒼色の瞳に整った顔の美少女だった。

 

湊翔「ええっと、君は?」

朱翼「あ、はい。私は、白鳥朱翼(しらとりあげは)と言います。」

湊翔「朱翼さんね。俺は桐ヶ谷湊翔。んで、この2人が………………。」

トウカ「私はトウカ。よろしく。」

白夜「虎雷白夜だ。」

 

 俺たちは、自己紹介をする。

 どうやら、目の前に居る人は、転生者の様だな。

 白鳥朱翼という名前は、聞いた事がある。

 そう。

 前世では、天才フルーティストの高校生で有名だったのだ。

 よく、ニュースにも出ていた。

 ただ、バスに乗って帰る中、バスにトラックが突っ込んできて、運悪くトラックの下敷きになり、帰らぬ人になったという感じだ。

 転生していたのか。

 

湊翔「それで、職業は何なんだ?」

朱翼「職業は、魔法戦士でして……………。」

トウカ「魔法戦士!?」

湊翔「知ってるのか?」

トウカ「知ってるも何も、魔法戦闘全般を得意としている激レアの職業だ!」

 

 トウカ曰く、魔法の剣技やアークウィザードほどではないが、ステータス上昇の魔法も使えるだそうだ。

 そんな中、朱翼は、俺たちの腰を指差していた。

 

朱翼「あなた達()、仮面ライダーなんですか?」

湊翔「も?」

白夜「あんたも仮面ライダーなのか?」

朱翼「は、はい。」

 

 朱翼はそう言って、デザイアドライバーを取り出す。

 朱翼曰く、少し前に、ツムリからデザイアドライバーを受け取ったそうだ。

 朱翼が変身するのは、仮面ライダースワンという仮面ライダーだそうだ。

 

白夜「それで、何でモンスターの大群に追われていたんだ?」

朱翼「いやぁ、実は、クエストを受けて、向かおうとした矢先に、モンスターの大群と鉢合わせまして………………。」

 

 朱翼曰く、レッドドラゴンの討伐クエストを受けたのだが、途中、モンスターの大群と鉢合わせ、襲撃を受けたそうだ。

 そういう理由だったのか。

 すると、朱翼が口を開いた。

 

朱翼「あの…………良かったらで良いんですが、クエストを手伝ってもらえませんか?」

湊翔「え?」

朱翼「私1人だと、何かと不安で。」

白夜「どうする?」

トウカ「まあ、大丈夫だろ。」

湊翔「そうだな。」

朱翼「ありがとうございます!」

 

 こうして、朱翼のクエストを手伝う事にした。

 俺たちは、そのレッドドラゴンが生息している場所にまで向かう。

 向かう最中、モンスターが襲ってくるので、応戦しつつ、先に進んでいく。

 俺たちは、問題なく進めた。

 しばらく進んで、休憩する事にした。

 

湊翔「レッドドラゴンの棲家まで、あとどれくらいだ?」

朱翼「ええっと……………あともう少しよ。」

トウカ「疲れたまま行くのは危ないから、少し休もう。」

白夜「だな。」

 

 俺たちは、休憩と同時に、朱翼と情報共有を行う事にした。

 朱翼が持っているのは、フルートというレイズバックルと、小型バックルが何個か、フィーバースロットレイズバックルだそうだ。

 どうやら、ジャマトライダーに対抗する為に、フィーバースロットは配られるそうだな。

 バニルもいつの間にか、フィーバースロットを持っていたのだから。

 そう思う中、白夜は、朱翼に質問をする。

 

白夜「アンタ、何でデザイアグランプリに参加したんだ?何か、叶えたい願いがあるのか?」

朱翼「私?………………私は、特に叶えたい願いは無いかな。」

湊翔「無いのか。」

朱翼「ええ。私は、人を助ける事が出来たら、それで充分だから。」

トウカ「そっか………………。」

 

 まあ、願いに関しては、人それぞれだからな。

 斯くいう俺も、願いは特に決まっていない。

 ただ、ジャマトやら魔王を倒す事を目標としているので、どうするのかは、まだ未定だ。

 すると、トウカが聞いてくる。

 

トウカ「どうした、湊翔?」

湊翔「いや。何でも無いよ。」

トウカ「そうか。」

 

 俺はトウカにそう答える。

 トウカの存在感が大きくなると同時に、気になることがあるんだよな。

 やはり、女神アテナと、雰囲気が似ているのだ。

 まさかな。

 これまで、何度も感じてきた事を再び考えながら、休憩時間を過ごす。

 しばらくして、休憩時間を終えて、俺たちは移動を再開する。

 モンスターを倒しながら進んでいくと、レッドドラゴンの巣に到着する。

 

湊翔「ここが、レッドドラゴンの棲家か。」

朱翼「ええ。」

トウカ「レッドドラゴンの姿は見当たらないが………………。」

白夜「いや、来る。」

 

 俺たちがそう話す中、咆哮が聞こえてくる。

 すると、上空からレッドドラゴンが現れる。

 

湊翔「こいつがレッドドラゴンか。」

トウカ「ああ。」

朱翼「皆さん、いきましょう!」

白夜「おう。」

 

 俺たちは、デザイアドライバーを装着して、それぞれのレイズバックルを装填する。

 

SET

 

 すると、俺の横に白色のシリンダーと英語でMAGNUMという文字が、トウカの横に青の持ち手と銀色の刀身の剣の絵と英語でCALIBERの文字が、白夜の横に黄色い発電機と英語でLIGHTNINGの文字が、朱翼の横にフルートと英語でFLUTEの文字が浮かぶ。

 そして、俺たちは叫ぶ。

 

「「「「変身!」」」」

 

 そう言って、それぞれのレイズバックルを操作する。

 

MAGNUM

CALIBER

LIGHTNING

FLUTE

REDAY FIGHT

 

 俺はギーツ・マグナムフォーム、トウカはラウンズ・カリバーフォーム、白夜はライコウ・ライトニングフォーム、朱翼はスワン・フルートフォームになる。

 俺たちは、それぞれの武器を手に、レッドドラゴンへと向かっていく。

 

湊翔「ハアッ!フッ!でやぁぁ!」

 

 俺は、マグナムシューター40Xとアーマードガンで、レッドドラゴンを銃撃する。

 レッドドラゴンは、ブレスを放ってくるが、俺はそれを躱す。

 

トウカ「ハアッ!ハッ!ぜやぁぁ!」

 

 トウカは、俺と代わり、ソードエクスカリバーで、レッドドラゴンに斬撃を叩き込んでいく。

 トウカに対する爪の攻撃を、トウカはソードエクスカリバーでパリィする。

 

トウカ「頼んだぞ!」

白夜「おう!オラァァ!」

 

 トウカと白夜は変わって、白夜は雷を纏ったパンチやキックを、レッドドラゴンに叩き込んでいく。

 白夜のパンチやらキックで痺れたのか、動きが若干鈍くなる。

 すると、朱翼が飛び出す。

 

朱翼「ハアッ!」

 

 朱翼は、手に持ったフルートソードという長剣で、レッドドラゴンに向かっていく。

 レッドドラゴンに攻撃するが、レッドドラゴンは、翼をはためかせ、朱翼を吹き飛ばす。

 

朱翼「キャアアアア!」

白夜「おい!」

 

 朱翼は吹っ飛び、崖から落ちそうになるが、白夜がすぐに向かい、キャッチする。

 レッドドラゴンが、白夜達の方に向かおうとするが、俺とトウカが阻止する。

 

白夜「湊翔!トウカ!」

湊翔「レッドドラゴンは、俺たちが抑える!」

トウカ「白夜は、朱翼を引き上げろ!」

白夜「おう!」

 

 俺たちがレッドドラゴンを抑える中、白夜は朱翼を引き上げる。

 

朱翼「……………ありがとう。」

白夜「何であんな無茶をしたんだ?痺れてるとはいえ、まだそこまで動きは鈍くなってなかったぞ。」

朱翼「………………あなた達を、クエストに巻き込んだんだから、私が止めを刺さないとって………………。」

白夜「…………………。」

 

 朱翼の言葉に、白夜は黙る。

 だが、すぐに口を開く。

 

白夜「なんだ、そんな事か。」

朱翼「え?」

白夜「まあ、アンタのクエストに、俺たちがちょっかいを出したのは事実だな。だがよ、だからって、無理をして死んだらどうするんだ。」

朱翼「それは…………………。」

白夜「まあ、なんだ。無理して死ぬよりも、少しは俺たちを頼れ。」

 

 白夜は、ぶっきらぼう気味にそう答える。

 それを聞いた朱翼は、呆然となると、すぐに吹き出す。

 

朱翼「フッ、フフッ。」

白夜「な、何だよ?」

朱翼「いえ。そうですね。頼らせてもらいます。」

白夜「ふん。」

 

 朱翼が笑いながらそう言うと、白夜は照れたのか、そっぽを向く。

 

湊翔「2人とも!そろそろ加勢に入ってもらえると助かるんだが!」

トウカ「いつまで話してるんだよ!」

白夜「悪い、悪い。行けるか?」

朱翼「ええ。」

 

 白夜と朱翼はそう話して、俺たちに加勢する。

 俺とトウカ、白夜と朱翼でコンビを組んで、連携攻撃でレッドドラゴンに攻撃していく。

 

トウカ「ハアッ!フッ!」

湊翔「フッ!」

 

 トウカがソードエクスカリバーで攻撃していき、レッドドラゴンの攻撃は、俺のマグナムシューターで銃撃して、潰していった。

 そうしている内に、レッドドラゴンは弱ってきていた。

 

湊翔「よし、弱ってきたな。」

トウカ「2人とも、止めをさせ!」

白夜「おう!」

朱翼「ええ!」

 

 俺とトウカがそう言うと、白夜と朱翼の2人は飛び出していく。

 そして、レイズバックルを操作する。

 

LIGHTNING STRIKE

FLUTE STRIKE

 

 2人は必殺技を発動して、白夜は両手に雷のエネルギーを込め、朱翼は剣に音のエネルギーを込める。

 

白夜「ハァァァァァァァ!!」

朱翼「セェェェェェェイ!」

 

 2人の攻撃は、レッドドラゴンに命中して、レッドドラゴンは倒れ伏す。

 

湊翔「倒せたか?」

トウカ「動かないし……………倒したな。」

白夜「ふぅ……………お疲れさん。」

朱翼「ありがとうございます!」

 

 こうして、クエストは終わった。

 俺たちはアクセルに戻る。

 アクセルに到着した後、白夜が口を開く。

 

白夜「それで、アンタはどうするんだ?」

朱翼「そうですね………………。あなた達のパーティーに入れて貰えませんか?」

トウカ「えっ………………良いのか?」

朱翼「はい!1人でやるよりも、皆と居た方が楽しいと思って!」

白夜「………………どうすんだ、湊翔。」

湊翔「えっ?俺!?」

トウカ「まあ、このパーティーのリーダーって、ある意味で湊翔だからな………………。」

 

 そう言って、俺に視線が集中する。

 そういや、便宜上、俺のパーティーって扱いだったな。

 だが、朱翼は何かを企んでいるとかそういう雰囲気は無い。

 俺は少し考えて、答えを出す。

 

湊翔「良いぜ。よろしく頼むな。」

朱翼「はい!」

 

 こうして、白鳥朱翼が仲間になった。

 俺たちは、クエスト完了の報告をして、カズマ達と合流する事にした。

 その際、カズマにスパイダーフォンで連絡をする。

 

湊翔「おい、カズマ。どこに居るんだ?」

カズマ『悪い、ちょっと、ウィズの店に向かってるわ!』

湊翔「ウィズの店?何でだよ?」

カズマ『ちょっとな!理由はウィズの店で話すわ!』

 

 そう言って、通話が切れる。

 俺たちは、ウィズ魔道具店へと向かう。

 しばらくすると、カズマ達と合流する。

 

湊翔「カズマ。」

カズマ「お、湊翔か。」

めぐみん「何か、1人増えてますね。」

朱翼「初めまして。私は白鳥朱翼です。湊翔さんのパーティーに新しく入りました。」

ダクネス「なるほどな。よろしく頼む。」

白夜「それはそうと、何でアクアは拗ねてんだ?」

カズマ「実はな…………………。」

 

 そう。

 アクアが拗ねていたのだ。

 どうしてそうなったのかというと、アクアが何かのガラスを拾ってきたらしい。

 ただ、めぐみん曰く、大きな魔力を感じるそうだ。

 そこで、ウィズに見てもらう事にしたそうだが、アクアが嫌がり、今に至るそうだ。

 

湊翔「なるほどね……………。」

トウカ「確かに、大きな魔力を感じるな。」

白夜「まあ、見てもらおうぜ。」

 

 そうして、俺たちはウィズの店に入る。

 

ウィズ「いらっしゃいませ。」

バニル「これはこれは、ようこそ。」

湊翔「よおウィズ、バニル。」

バニル「ニートから脱出したものの、自堕落な生活をし始めたクズニートよ。今日は、我輩に何の用かね?」

カズマ「ニートじゃないから!それはそうと、バニルに教えてもらいたい事があるんだよ。」

バニル「我輩に?」

カズマ「ああ。何だか、魔力が籠ったガラスみたいなのを見つけたんだよ。アクア、カケラを出してくれ。」

 

 バニルの煽りに関して突っ込みつつ、カズマはアクアにカケラを出すように言う。

 だが、アクアは黙ったままだ。

 

湊翔「アクア?」

ウィズ「あの……………アクア様が不機嫌なのはどうしたんですか?」

アクア「………………このまま帰る。」

白夜「おい。話が進まないから、寄越せ。」

アクア「ああっ!私のかけら!」

 

 白夜が、アクアからカケラを奪い取り、バニルに渡す。

 俺たちは、暴れるアクアを取り押さえる。

 

アクア「離してよ!あの性悪悪魔に奪われたらどうするのよ!」

ダクネス「大丈夫だ!調べ終わったら、戻ってくる!」

朱翼「あの、落ち着いて下さい!」

湊翔「それで、これはどうなんだ?」

バニル「ほお。これは中々…………。」

ウィズ「滅多にお目にかかる物ではないですね。」

 

 バニルとウィズがそう言うという事は、かなり珍しい物か?

 

めぐみん「やっぱり、ただのガラスのカケラじゃなかったみたいですね。実に興味深いです。」

バニル「ああ。我輩も長い間生きているが、これほどの品を見かけるのは稀だ。」

湊翔「じゃあ、希少価値が高いって事か?」

カズマ「何だか、考えていたよりも凄いものだな………………。」

アクア「な、何よ!これは私の物だからね!欲しそうな目をしても、あげないんだからね!」

 

 俺たちがそう話す中、アクアはバニルからカケラを奪い取り、大切そうに抱える。

 俺は、アクアの強欲さに呆れつつ、バニルに聞いてみる。

 

湊翔「それで、このカケラがどうしたんだ?」

バニル「うむ。我輩の見立てでは、このカケラ、非常に価値のある魔石の一部であると出ている。」

トウカ「魔石の一部?」

バニル「ああ。カケラにこれほどの魔力があるのなら、本体の魔石には、素晴らしい力が秘められているだろうな。」

カズマ「本体か……………。」

 

 確かに、カケラという事は、本体があってもおかしくはない。

 よくある話だしな。

 そう思っていると、バニルが話しかけてくる。

 

バニル「どうだ?このカケラだけでも珍しい逸品なので、良ければ買い取らせて貰うが。」

ダクネス「ちなみに、カケラではなく、本体そのものを持ってきた場合はどうなんだ?」

バニル「もし、カケラではなく、魔石そのものを手に入れたなら、それ相応の金額で買い取らせてもらおう。」

カズマ「………………相当の金額って?」

バニル「そうだな……………ふむ。一千万エリスといった所か。」

一同「一千万!?」

 

 バニルの言葉に、俺たちは驚愕する。

 本体を持ってくれば一千万エリスだと!?

 

トウカ「マジか………………。」

アクア「一千万?今、一千万って言った!?」

カズマ「まさか……………拾ってきたカケラがこんな事になるなんて……………!?」

湊翔「驚いたな。」

ダクネス「な、中々の額だな。石一つにそこまでの値が付くとは……………。」

めぐみん「あわわわ……………一千万って、いくらですか?マナタイト製の杖が何本買えるのですか……………!?」

白夜「めぐみん、落ち着け。本体を見つけてこない限りは、一千万は手に入らない。」

朱翼「そうですよ。それに、カケラがあった近くには、本体がある可能性もあります。」

 

 それを聞いて、俺たちはそう話す。

 確かに、その可能性は十分にある。

 カズマは、アクアに質問をする。

 

カズマ「なあ、アクア。お前この石、拾ったって言ったよな?」

アクア「そうよ。」

湊翔「どこで拾ったんだ?」

アクア「街を出て、森を抜けた所にある廃墟の近くよ。普通に落ちてたわ。」

白夜「何でそんな大層なもんが、普通に落ちてたんだよ?」

 

 本当だよ。

 とはいえ、行ってみる価値はあるか。

 俺たちは、アイコンタクトをする。

 

トウカ「まあ、今日はもう遅いし、明日、朝イチで探しに行こう。」

アクア「一千万エリス……………一千万エリス……………!」

めぐみん「もしかしたら、そこで魔石の本体が見つかるかもしれないですね。」

ダクネス「ああ。その可能性は十分にある。」

カズマ「まあ、トウカの言う通りだな。明日、探しに行くぞ!」

湊翔「おう。」

 

 そう決めて、俺たちは朱翼を連れて、屋敷へと向かう。

 一方、それを見ていたウィズ達は。

 

ウィズ「……………ええと、皆さん、慌てて出て行っちゃいましたね。」

バニル「フハハハハハ!金額を聞いた途端に、目の色を変えていたな!実に強欲で面白い!我輩、見通す悪魔であるからして、この先の展開も分かっているのだが………………今回も、精々頑張るが良い、仮面ライダー達よ!」

 

 バニルは、そう呟いていた。

 俺たちは、朱翼の歓迎会を行い、朱翼の部屋を割り振り、明日に備えて寝る事にした。

 一方、ある場所では。

 

ゼウス「……………初めまして。私はゼウス。単刀直入に言おう。あなたは死んだのだ。」

???「………………そうか。」

ゼウス「死んだ君には、天国で過ごすのか、前の世界で転生をするのか、異世界に行くのかという選択肢があるが、どうかな?」

???「何だって?」

 

 ゼウスが、とある人物を前に、話をしていた。

 その人物は男で、ゼウスが持つ紙には、黒石拓巳(くろいしたくみ)と書かれていた。

 果たして、ゼウスは何をしようとしているのか。




今回はここまでです。
今回から、このすばのゲームの一つ、『希望の迷宮と集いし冒険者たち』のエピソードが始まります。
そして、新たな仲間、白鳥朱翼が登場しました。
白鳥朱翼は、天才フルーティストの高校生です。
そんな彼女は、虎雷白夜に好意を抱きました。
ちなみに、白夜のヒロインは、朱翼とウィズの2人です。
そして、ゼウスが接触した謎の男性。
彼は、このすばの世界に転生します。
何の仮面ライダーに変身するのかは、楽しみにしてて下さい。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今日のギーツで、レーザーブーストが登場しましたね。
ベロバが、あんな見た目で350歳なのは驚きました。
このすばとギーツでは、原作9巻のウォルバクとの戦いで、ジャマトグランプリの戦国ゲームが始まります。
その為、アクアの左官としての活躍は、あるかどうかは未定です。
戦国ゲームには、もちろん、白鳥朱翼も参加します。
あと、湊翔達の方の大将には、勿論、ヴィジョンドライバーを使うキャラです。
色々と仮面ライダーが増えてきましたが、基本的に、本家ギーツのメインライダーとして扱われる面子以外は、フィーバースロットが強化として使われる感じです。
ミツルギも、仮面ライダーに変身する予定です。
アクアに関しては、どうするのかは未定です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。