歓迎会を終え、その翌日、俺たちは、アクアがカケラを拾ったという廃墟へと向かっていた。
ジャマトが現れた時に備えて、デザイアドライバーとレイズバックルは持ってきた。
ただでさえ、ジャマトライダーが少しずつ強くなっているのだ。
備えあれば憂いなしといえるだろう。
俺たちが廃墟に到着すると、カズマがアクアに聞く。
カズマ「なあ、アクア。この辺りなんだよな?そのカケラが落ちてた場所ってのは。」
アクア「そうよ〜。確か……………あ、あそこ!あの茂みの前だったわ。」
湊翔「そうか。なら、茂みの周りから調べてみて………………ん?」
トウカ「どうした?」
湊翔「いや、見覚えのある黒っぽいローブの裾みたいなのが見えるんだが………………。」
白夜「え?あ。」
俺が言ってる最中に首を傾げた事に、トウカが聞いてきて、俺はそう答える。
そう。
あの黒っぽいローブの裾は……………。
俺と同じことを思ったのか、カズマが口を開く。
カズマ「なあ、めぐみん。あの茂みからはみ出てるローブって……………。」
めぐみん「知りません。私は何も見ていません。」
白夜「おい。見て見ぬふりをするな。」
ダクネス「うん?………………あの茂み、誰か隠れているんじゃないのか?」
朱翼「本当だ。誰かしら?」
???「え?」
アクア「ダクネスに朱翼ったら、何言ってるの?こんな所に人なんて居るわけないじゃない。」
???「えっ?」
カズマ、めぐみん、白夜がそう話す中、ダクネスと朱翼がそう言うと、茂みの中から声が聞こえてくる。
そして、アクアのセリフに少しショックを受けたような声も。
アクア「だって、こ〜んな寂れた廃墟なのよ?誰も来ないし、隠れたって、意味ないでしょ?」
???「えっ?えっ!?」
トウカ「でも、あの不自然な盛り上がり方は、誰か居るとしか思えないんじゃ……………。」
???「えっ?………………もしかして、見つかっちゃった?だ、だったら……………!」
アクアの言葉にショックを受ける声。
ていうか、アクア。
確かに、それは正論なのだが、可哀想だからやめてやれよ…………………。
トウカがそう言うと、茂みの中から、人が出てくる。
無論、ゆんゆんだ。
ゆんゆん「ま、待たせたわね!」
ダクネス「なっ………………!?」
湊翔「やっぱりか………………。」
ゆんゆん「フフフフフ……………!こっ……………こんな所で出会うとは、まさに運命!さあ、今日こそは決着をつけるわよ!覚悟なさい、めぐみん!」
めぐみん「お断りします。」
ゆんゆん「ええええーっ!?」
ゆんゆんはそう言いながら、めぐみんに言うが、めぐみんは素っ気なく即答する。
ゆんゆん「おかしいわね?『運命の出会いだから勝負しましょう作戦』。この流れに逆らえない筈なのに………………。」
朱翼「いや、流石にそれは無理があると思いますけど………………。」
白夜「やめてやれ。確かに合ってるけど、やめてやれ。」
めぐみん「隠さなくて良いですよ。ぼっちのゆんゆんが寂しく待ち伏せしてたって、皆分かってますから。」
ゆんゆん「ぼっちじゃないもん!そ、そんな事を言って、私を動揺させる作戦なんでしょ!?」
湊翔(動揺してんじゃん………………。)
ゆんゆんの言葉に朱翼がそう言って、白夜がそう言う中、めぐみんはそう言って、ゆんゆんがそう言う。
俺は、心の中でそんな事を思う。
まあ、口にすると追い討ちになりかねないからな。
すると、めぐみんが口を開く。
めぐみん「大体、戦いの前に名乗りを上げないなんておかしいじゃないですか。」
白夜「いや、名乗りをする必要性はないだろ。」
湊翔「確かに。奇襲攻撃をするには、無駄な事だな。」
めぐみん「そこ!黙ってて下さい!紅魔族には紅魔族なりのやり方があるんですよ!ゆんゆん。あなたも紅魔族なら、正しい決闘の手順を踏むべきです。」
ゆんゆん「えぇ……………あれ嫌なんだけど…………やらなきゃダメ?」
めぐみん「勝負を挑むからには、相手に対し、それなりの礼儀を尽くすべきではないでしょうか。」
めぐみんの言葉に、俺と白夜が突っ込むと、めぐみんはそう叫ぶ。
ゆんゆんは嫌がるが、めぐみんはそう言う。
まあ、言ってる事は合ってるんだけどな。
剣道や弓道、柔道とかは、礼で始まって、礼で終わるからな。
とはいえ、厨二病発言はどうかと思うが。
ゆんゆん「わ、分かったわよ…………ん、んっ。我が名はゆんゆん!アークウィザードにして上級魔法を操る者!やがては紅魔族の長となる者!今日こそ、私はあなたに勝ってみせるわ!さあ、めぐみん!この私と勝負しなさい!」
めぐみん「嫌です。」
ゆんゆん「えーっ!?」
湊翔「即答だな………………。」
ゆんゆんの名乗りに対して、めぐみんは即答で断った。
それを聞いたゆんゆんは涙目になる。
やめてやれよ………………。
めぐみん「私は忙しいのですよ。これからダンジョンに入って、楽しいお宝探しをしなくてはなりません。ゆんゆんと遊んでいる暇はありません。」
ゆんゆん「えええ、恥ずかしいのを我慢して、名乗りを上げたのに!お願いよ!勝負してよ〜!」
めぐみんがそう言うと、ゆんゆんはそう言う。
相変わらず、めぐみんはゆんゆんには素っ気ないよな。
めぐみん「嫌です〜。」
ゆんゆん「良いじゃない!一回だけ、一回だけ!お願いよ〜!!」
湊翔「相変わらずだなぁ………………。」
めぐみん「嫌と言ったら、嫌です〜。」
ゆんゆん「そ、そんな………………いくら道行く人たちに怪しまれても、めぐみん達が来るまで待ってたのに………………。」
おい、それ以上言うな。
そんなに待ってたのかよ。
ゆんゆんは、涙目でそう言う。
アクア「あ……………なんか、泣きそうなんですけど。」
カズマ「一応、相手するだけ相手してやれば?」
湊翔「流石に、可哀想だからな。」
トウカ「確かに。」
ダクネス「わ、私もそう思う。」
白夜「まあ、ゆんゆんの相手をしたからって、宝が逃げる訳でも無いしな。」
朱翼「そうですよ。」
俺たちがそう言うと、めぐみんはため息を吐いて、言う。
めぐみん「はぁ………………全く、しょうがないですね。分かりました。一回だけですよ。」
ゆんゆん「た、戦ってくれるの!?」
めぐみん「ただし、一回だけですからね。勝負の内容は私が決めます。それで構いませんね?」
ゆんゆん「え、ええ!良いわ!何をするの?」
全く、めぐみんも素直じゃないな。
それを聞いたゆんゆんは、嬉しそうにそう言う。
めぐみん「それは……………早口言葉です!」
ダクネス「早口言葉って………………。」
カズマ「魔力関係なくね?」
湊翔「早く終わらせたいだけだろ。」
めぐみん「何を言うんです。たかが早口言葉。されど早口言葉。馬鹿にしてはいけません。」
白夜「何でだよ?」
めぐみん「我々アークウィザードにとって、呪文の詠唱速度は、生死に関わる大切なスキル!早口言葉の得手不得手がクエストの安否、ひいては、パーティーの命運を決めると言っても過言ではありません!どうです?私たちが雌雄を決するに相応しい種目でしょう?」
トウカ「大層なことを言ってるけど、ゆんゆんが納得するか?」
そういうもんかな。
まあ、俺は魔法を使わないので、あんまり分からないが。
ていうか、ゆんゆんが納得するのか?
そう思い、ゆんゆんを見ると。
ゆんゆん「良いわ!それで勝負しましょう!」
湊翔「納得すんのかい。」
めぐみん「よろしい。では、私から行きます。良いですね?」
ゆんゆん「かかってらっしゃい!」
ゆんゆんがあっさり納得していた事に突っ込むと、めぐみんは悪い笑みを浮かべながら言う。
絶対、なんか企んでるだろ。
めぐみん「赤霜降り赤ガニ、青霜降り赤ガニ、黄霜降り赤ガニ!赤霜降り赤ガニ、青霜降り赤ガニ、黄霜降り赤ガニ!」
ゆんゆん「え?あ、青い赤ガニ?え?」
トウカ「何言ってんの?」
めぐみん「赤霜降り赤ガニ、青霜降り赤ガニ、黄霜降り赤ガニーーーッ!!」
めぐみんは、早口言葉を終えた。
ていうか、青い赤ガニやら黄色い赤ガニとか、一体何なんだよ。
めぐみんは、息切れしながらも、口を開く。
めぐみん「はぁ……………はぁ……………どうです、この速度。果たして、あなたについてこられるでしょうか?」
朱翼「そもそも、めぐみんの言ってる事、おかしくなかった?」
ゆんゆん「や、やるわ!何だか分からないけど、やってみせる!」
白夜「やんのかい。」
めぐみんとゆんゆんの言葉に、朱翼と白夜が突っ込む。
ゆんゆん「今日という今日は負けないんだから!頑張れ私!せ〜の!赤霜降り赤ガニ、青霜降り赤ガニ……………!」
めぐみん「カズマ。先日の霜降り赤ガニ、美味しかったですね!」
カズマ「あ!?お前、何言って……………?」
湊翔「あ。」
ゆんゆんが早口言葉を言う中、めぐみんはカズマにそう話しかける。
その時、めぐみんの狙いを察した。
ゆんゆん「黄霜降り……………えっ!?なんでめぐみんが霜降り赤ガニを!?」
めぐみん「はい、終了〜。」
ゆんゆん「えっ?えっ?」
めぐみん「もう良いですか?そこどいて下さい。探索に向かうんですから。」
いや、いくら何でも酷すぎる……………。
友達を嵌めるか?
それを聞いたゆんゆんは叫ぶ。
ゆんゆん「そんなっ、だ、だって、今のずるい!これ、ノーカン!ノーカンよね!?」
めぐみん「認めなさい。勝負の最中に気を逸らしたあなたの負けです。」
トウカ「気を逸らさせたのは、めぐみんだろ。」
ゆんゆん「くっ……………!わ、分かったわ。今日の所は引き下がるわ。で、でも、敗北を認める訳には行かないわ!勝負はお預けなんだからー!うわぁぁぁぁん!」
ゆんゆんはそう言って、泣きながら去っていった。
これは酷い。
俺たちがゆんゆんを呆然と見送る中、めぐみんは叫んだ。
めぐみん「今日も勝ち!」
湊翔「おい、良いのか?ゆんゆん、めっちゃ泣いてたけど。」
めぐみん「大丈夫ですよ。どうせ、街に戻ったら、構ってオーラ全開で、近づいてくるに決まってます。」
白夜「そういうもんか?」
めぐみん「そう言うものです。……………湊翔、気になるのなら、次はゆんゆんをパーティーに誘ったらどうです?きっと喜びますよ。」
俺がそう言うと、めぐみんはそう答える。
まあ、紅魔の里から一緒に居たからこそ、ゆんゆんの扱いが分かっているという事なんだろうけどな。
カズマ「ていうか、そんな事が出来るのか?」
ダクネス「ああ、そういえば、ギルドでキャンペーンをしているようだな。何でも、お試しでパーティーメンバーを変更できるのだとか。」
アクア「良いわね!カズマをリストラして、優秀な冒険者に来てもらいましょうよ!」
そんなキャンペーンをやってんのか。
まあ、色んなパーティーの組み合わせをやるという意味で、良いのだろう。
だけど、カズマって、仮面ライダータイクーンなんだぞ。
リストラさせる理由が見当たらないが。
カズマ「何言ってんだコラ!リストラ候補筆頭は、お前だろ!?」
アクア「何よ!何の取り柄もない、ただのヘタレ冒険者の癖に!私は有能です〜!」
カズマ「ああ!?俺は仮面ライダーなんだぞ!それに、誰が有能だって!?この駄女神!!」
アクア「何よ!!」
カズマ「何だよ!!」
カズマとアクアは、そう言って口喧嘩を始める。
俺たちは、それを見て呆れていた。
そうして、喧嘩も終わり、俺たちは廃墟の探索を始める。
廃墟には、魔物が生息していて、俺たちはそれを倒していく。
そんな感じで進む中、最奥部へと到着した。
カズマ「ふう……………やっと着いたな。ここが一番奥か?」
湊翔「そうだろうな。」
ダクネス「そのようだな。」
朱翼「ですね。」
めぐみん「つ、疲れました……………。」
アクア「あーもう、動きたくない!足が痛いの!誰かおぶってよ!」
白夜「情けねえな。」
トウカ「少し疲れたな。」
最奥部に着いた時には、めぐみんとアクアが疲れを見せていた。
カズマ「嫌だよ!自分で歩けっての!」
ダクネス「ふむ…………そんなに難しいダンジョンではないのだがな。」
トウカ「ダクネスは流石の体力だな。」
ダクネス「私は、体力には自信がある。責め苦を味わい続ける為には、耐える体力も必要だからな!」
湊翔「………………そういえば、ダクネスはそういう奴だったな。白夜は大丈夫か?」
白夜「大丈夫だ。これでも、格闘家を目指してたんだ。これくらいでダウンしてたまるか。」
流石だな。
俺はダクネスには呆れて、白夜には感心する。
そんな中、ダクネスが真面目な表情で言う。
ダクネス「それはそうと……………先ほどから妙な気配がしているな。」
トウカ「確かに。皆、戦闘準備をしておけ。」
アクア「妙な気配?」
めぐみん「何か、こちらに近づいてくるみたいですね。」
ダクネスとトウカがそう言う。
すると、大きい植物が現れる。
朱翼「こいつは……………?」
カズマ「こいつがボスか!」
湊翔「恐らくな。それに、どうやら、相手はその植物だけじゃないみたいだぞ。」
俺がそう言うと、ジャマトライダーが二体現れる。
白夜「ジャマトライダーか!普通のジャマトも居るな。」
めぐみん「ジャマトも現れたのなら、私に任せて下さい!爆裂魔法で、あいつら全員を燃やし尽くしますよ!」
ダクネス「というか何だ、あの触手は!?見るからにいやらしいうねうねした動き…………!ま、まさか!?私たちを捕らえようとしているのではないか!?」
始まった………………。
ダクネスは自分の世界に入り、妄想をしていた。
付き合ってられるか。
すると、トウカがダクネスの頭をぶっ叩く。
ダクネス「ぶっ!?な、何をする!?」
トウカ「そんな妄想に浸るな!ジャマトライダーも居るんだからな!」
ダクネス「そ、そうだったな………………。」
アクア「皆、頑張って〜。見守る係は、この私が引き受けたわ。」
カズマ「良いから、お前は支援魔法を使えよ!」
アクア「え〜………………。もう、しょうがないわね……………。」
白夜「少しは真面目にやれ!」
俺たちは、デザイアドライバーに、レイズバックルを装填する。
『SET』
俺の横には、白色のシリンダーと英語でMAGNUMという文字が、カズマの横には、緑の手裏剣の絵とNINJAの文字が、めぐみんの横には、スピーカーとBEATの文字が、ダクネスの横には、紫色の手の絵とZOMBIEの文字が、トウカの横には、青の持ち手と銀色の刀身の剣の絵とCALIBERの文字が、白夜の横には、黄色い発電機と英語でLIGHTNINGの文字が、朱翼の横にフルートと英語でFLUTEの文字が浮かぶ。
「「「「「「「変身!」」」」」」」
俺たちはそう叫んで、レイズバックルを操作する。
『MAGNUM』
『NINJA』
『BEAT』
『ZOMBIE』
『CALIBER』
『LIGHTNING』
『FLUTE』
『REDAY FIGHT』
俺はギーツ・マグナムフォーム、カズマはタイクーン・ニンジャフォーム、めぐみんはナーゴ・ビートフォーム、ダクネスはバッファ・ゾンビフォーム、トウカはラウンズ・カリバーフォーム、白夜はライコウ・ライトニングフォーム、朱翼はスワン・フルートフォームに変身する。
その植物は、蔦で攻撃してくる。
俺たちは、その蔦の攻撃を躱す。
アクアは、ただ逃げ惑っていただけだが。
俺、カズマ、白夜は、ジャマトライダーやジャマトと戦っていた。
俺達がジャマトライダーと応戦する中、ジャマトライダーが何かを言う。
Jライダー「コライビャクヤ…………!アンタニカッテミセルワ……………!」
Jライダー「タオシテミセルワ…………!」
カズマ「ジャマトライダーが喋った!?」
白夜「しかも、こいつらのセリフは…………!」
湊翔「まさか…………。」
そのセリフは、聞き覚えがあった。
それは………………。
クレメオ『虎雷白夜!あんたに勝ってみせるわ!』
フィオ『倒して見せるわ!』
そう。
以前、死亡して脱落したミツルギの取り巻き、クレメオとフィオの言葉だったのだ。
どうなってんだ……………!?
湊翔「ミツルギの取り巻きのセリフか!?」
白夜「何でアイツらのセリフを言ってるんだよ!?」
カズマ「どうなってんだ…………!?」
俺たちは驚愕した。
ジャマトが、あの2人の言語パターンを学習してるのか!?
となると、ロキという裏切りの神がジャマトを放っているという事は、可能性としてあるのか?
ジャマトが、死亡した脱落者の記憶を元に成長しているのか?
だとしたら、面倒だな。
そう思いながらも、俺たちは応戦していく。
トウカ達は、あの巨大な植物と応戦している。
どうやら、蔦を使っての広範囲攻撃しかしてこないようだ。
トウカ達は、そこまで苦戦していなかった。
トウカ「一気に倒すぞ!」
ダクネス「ああ!」
めぐみん「了解です!」
朱翼「ええ!」
4人は、必殺技を発動する。
トウカは、ソードエクスカリバーにクローレイズバックルを装填して、めぐみんとダクネスは武器を操作し、朱翼はレイズバックルを操作する。
『CLAW TACTICAL STLASH』
『ROCK FIRE』
『TACTICAL FIRE』
『POISON CHARGE』
『TACTICAL BREAK』
『FLUTE STRIKE』
トウカは、強化された斬撃波を放ち、めぐみんは炎の斬撃波を放ち、ダクネスはゾンビブレイカーで植物を切り裂き、朱翼は斬撃を放つ。
4人の必殺技を受けて、その巨大な植物は倒される。
一方、俺たちは。
湊翔「あいつら、あの植物を倒したみたいだな。」
白夜「俺たちもさっさと倒すぞ!」
カズマ「おう!」
俺たちも、レイズバックルを操作する。
『MAGNUM STRIKE』
『NINJA STRIKE』
『LIGHTNING STRIKE』
俺たちは、必殺技を発動させる。俺は両腕のアーマードガンを展開して、マグナムシューター40Xにエネルギーをチャージし、カズマは高速移動して、ニンジャデュアラーで連続で攻撃しつつ、キックを放つ。
俺たちの必殺技を受けて、ジャマトとジャマトライダーは爆発する。
俺たちは、女性陣と合流する。
湊翔「お疲れさん。」
トウカ「ああ。それにしても、ジャマトライダーに少し苦戦してなかったか?」
白夜「まあ、連中も、成長を続けてるから、面倒だっただけだ。」
めぐみん「そうなのですね。」
カズマ「まあ、先を進むぞ。」
ダクネス「そうだな。」
朱翼「ええ。」
アクア「行きましょう!」
俺たちは、奥へと進んでいく。
クレメオとフィオの言葉を話したジャマトライダーに関しては、後で話すかどうかを検討する事になった。
まあ、突拍子も無かったからな。
アクア「随分と奥に来たわね。」
めぐみん「……………この魔力は……………!」
カズマ「ん?どうした、めぐみん?」
めぐみん「この辺りから、強烈な気配を感じます。」
湊翔「強烈な気配……………か。あのカケラに似てるのか?」
めぐみん「はい。というよりもむしろ…………もっと強力な………………!」
という事は、本体が近いという事か。
紅魔族って、魔力を感じるのが得意なのか?
カズマ「よし。ひとまず、この辺りを重点的に探すぞ。」
白夜「おうよ。」
ダクネス「そうだな。すぐに見つかると良いのだが………………。」
俺たちはそう話して、カケラの本体を探す。
そんな中、アクアが叫ぶ。
アクア「ねえ、カズマ、湊翔!あそこ、何だかちょっと光ってるんですけど!」
湊翔「ん?本当だ。」
アクアの言う通り、アクアが指差した先が光っていた。
アクア「あそこで間違い無いわよ!ほら、早く掘り返して!カケラの本体を見つけ出して!」
カズマ「分かったよ。ちょっと待ってろ。掘り返してみるから。」
俺とカズマは、そこの部分を掘り返そうとするが、地面が硬くて、中々上手くいかない。
カズマ「くそ……………かなり硬いな。ダクネス、白夜!ちょっと手伝ってくれ。」
白夜「おう。」
ダクネス「………………一応言っておくと、私は肉体労働担当ではないのだが……………。」
カズマ「そうか?俺に言わせりゃ、お前、肉体労働以外になんか出来るのかって聞きたい位だけどな。ほら。そっち側持ち上げてくれ。」
ダクネス「くっ……………!女である私を筋肉扱いするこの仕打ち……………!」
湊翔「興奮してなくて良いから、さっさとしてくれ。」
ダクネスは頬を赤らめる中、俺はそう言う。
俺たち4人で掘り返すと、やっと少し見えた。
湊翔「やっと見えたか。」
アクア「ねえ、見てみて!何か埋まってるわ!」
ダクネス「ん?これは……………。」
カズマ「よ〜し。掘り出すぞ。」
俺たちは、再び掘り返して、魔石の本体と思われる物を取り出した。
カズマ「これが……………魔石か。」
アクア「凄いわね!こんな大きさ、なかなか無いわよ!?」
トウカ「確かに、凄いな………。」
めぐみん「おお……………!何と言う力の奔流……………!この石から、凄い魔力を感じます。これほどのパワーが常に漏れていたなら、周囲の環境に影響を及ぼしてもおかしくありません。」
朱翼「だから、あの植物は巨大化してたのね。それの影響を受けて。」
なるほど、そういう事か。
とはいえ、ジャマトにどんな影響が出るか分からないから、放っては置けないな。
カズマ「ん?なあ、ここ。ちょっと欠けてないか?」
白夜「本当だな。」
湊翔「アクア。ちょっとカケラを貸してくれ。」
アクア「これ?良いけど、ちゃんと返しなさいよ?返さなかったら、天罰落とすわよ?」
カズマ「分かってる。分かってる。」
アクア「ねえ、アンタ達、本当に返してくれるのよね?」
俺たちは、アクアからカケラを借りて、その本体にはめてみる。
すると、ピッタリはまった。
めぐみん「見事にはまりましたね。」
ダクネス「ピッタリだな。」
トウカ「じゃあ、これが何らかの理由で欠けたって事か。」
カズマ「そうだろうな。」
アクア「ちょっと〜!返して欲しいんですけど!私のカケラ!」
湊翔「ちょっ!?待て!落とすだろうが!」
アクアがそう叫んで、カケラを外そうとする。
すると、魔石が光を出し、文字が浮かび上がる。
カズマ「うおっ!?」
トウカ「ん!?」
ダクネス「っ!?何だ?」
アクア「な、何々っ!?私、まだ触っただけなんですけど!?」
めぐみん「ひ、光りました!しかも、より強い魔力を感じます!」
湊翔「文字だな。しかも……………漢字?」
白夜「どう見ても、漢字の五だな。何で日本語が………………?」
朱翼「本当だ。何ででしょうか…………?」
日本語という事は、日本人の転生者が関与している可能性が高いな。
すると、アクアが叫ぶ。
アクア「そんな事より、私のカケラ、返して欲しいんですけど〜!」
カズマ「おい、こら!無茶すんなって!」
めぐみん「あ、アクア!やめて下さい!そんなにぶんぶん振り回したら、水晶が…………!」
アクアは、カケラを外そうと躍起になっていた。
すると、カケラが外れた。
朱翼「あ。」
湊翔「あっ。」
カズマ「ああっ!」
アクア「取れたーーーっ!」
カズマ「ちょっ!?アクア、何やってんだよ!?水晶は無事か!?」
白夜「光は………………消えたな。」
トウカ「文字も見えなくなったな。」
湊翔「カケラがハマってないと、光らない仕組みか?」
アクア「よかった!無事に戻ってきたわね!私のカケラ!外れなくなったら、どうしようかと思ったわ!」
だめだ。
アクアのせいで、話が進まない……………!
というより、そのカケラは別にお前のじゃないだろ。
ただ単に、落ちてたのを拾っただけだろ。
すると、ダクネスが口を開く。
ダクネス「それにしても、随分と不思議な魔石だな。」
トウカ「確かに。光ったり、文字が浮かび上がったり。」
めぐみん「凄まじい魔力を秘めているのも気になります。」
カズマ「確かに、気になるな。」
白夜「ひとまず、ウィズの店に行くぞ。何か分かるかもしれねぇ。」
湊翔「だな。」
そうして、俺たちは廃墟を後にして、ウィズの店に向かう。
一方、ある場所では。
ロキ「……………ジャマトの飼育は、上手くいっているか?アルキメデル。」
アルキメデル「ああ、ロキ様!それはもう!良い具合に育っていますよ!」
ロキは、アルキメデルという男性に話しかける。
アルキメデルの前には、大きな木がなっていて、その近くには、ダパーンとレターのIDコアが埋められていた………………。
アルキメデル「種はやがて実り、この世界に繁殖する……………ジャマトが支配する理想の世界へと変わるのだ!ハッハッハッハッハッハッ!」
アルキメデルは、そんな風に高笑いを上げる。
ロキ(頼むぞ…………。これからも、
ただ、ロキとアルキメデルで、思想の違いがあるのだが。
それを見ていた馬場武は。
武(えげつない事を考えるな…………。まあ、強い奴と戦えるのなら、俺は文句はない。更に強くなってみせろ、桐ヶ谷湊翔……………!)
馬場武は、闘志を燃やしていた。
そんな中、馬場武の前に、ロキが現れる。
ロキ「武。」
武「何だ?」
ロキ「もうじき、新たな仲間が増える。楽しみにしていろ。」
武「ふ〜ん……………まあ、どうでも良いけど。」
ロキ「それはそうと、これを使ってみないか?」
武「ん?」
そう言って、ロキが手渡したのは、ジャマトライダーの変身に用いられるバックルだった。
それを見た武は。
武「良いねぇ…………!使ってやるよ。」
そう言って、武はジャマトバックルを手に取る。
俺たちが魔石を集める中、ロキ側にも、動きがあった。
それは、果たして、どのように影響していくのか。
今の俺には、分からなかった。
今回はここまでです。
廃墟にて、魔石の本体を獲得しました。
ただ、ジャマトライダーが、ミツルギの取り巻きのセリフを言ったり、ロキ側にも動きが起きました。
ちなみに、馬場武がジャマトバックルを使うのは、もう少し先の予定です。
希望の迷宮と集いし冒険者たちのエピソードで、アクセルハーツや、オリキャラの追加をしていきます。
どこかのタイミングで、リクエストにあった復活のベルディアの話をやろうかなと検討しています。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今日のギーツは、とんでもない事が判明しましたね。
鞍馬祢音は、誘拐された時に殺害された鞍馬あかりの代わりの娘。
そんな祢音に、オーディエンスから、悪意の言葉が降りかかる。
オーディエンスは、ニラムの発言から察するに、リアリティーを求めている。
そんな中、判明した虚構の存在である祢音に、罵詈雑言をぶつけていく。
ベロバも、悪趣味にも程がありますよ。
そんなベロバに、英寿はキレる。
次回、祢音とキューンの共闘が見れそうですね。
この作品では、闘牛ゲームはどうするのかは、未定です。
現状、暗い過去があるのは、湊翔だけの予定です。