この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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第41話 常夏の神殿での戦闘

 俺たちは、常夏の神殿へと向かっていった。

 その道中、蠍みたいな魔物とかが現れるので、それらを倒していく。

 一つ言える事がある。

 まじで暑い。

 確かに、これは準備を怠ると死ぬ奴だ。

 しばらく砂漠を歩いて、常夏の神殿へと到着した。

 

カズマ「着いたな………………って、なんだこの熱風は!?」

アクア「暑い〜〜!動きたくないんですけど!」

白夜「文句を言ってるんだったら、少し黙ってくれ。暑苦しい。」

湊翔「予想以上に暑いな………………。」

 

 俺たちは、常夏の神殿に到着したものの、暑さでダウンしそうだった。

 アクアは、カズマに話しかける。

 

アクア「ねえねえカズマさん。ちょっとだけ、フリーズかけてもらえません?」

カズマ「魔力の無駄遣いだ。それよりこんな時こそ、お前の宴会芸で水でも出せば良いじゃないか。」

アクア「嫌よ!あれは魂が命じる時、自ずから披露してしまうものなの!言われてやる物じゃないの!」

カズマ「全く理解できない。」

湊翔「………………何で変な芸人魂を持ってるんだよ、お前は………………。」

 

 アクアがカズマにフリーズをかける様に頼むが、断られ、カズマの言葉にそう言う。

 何たって、そんな変な芸人魂を持ってるんだか。

 そんなんだから、宴会芸の神様とか言われるんだろ。

 そんな中、めぐみん達が口を開く。

 

めぐみん「ふう……………覚悟はしてましたが、聞きしに勝る灼熱地獄ですね。」

朱翼「皆さん……………早く休まないと、誰かが脱水症で倒れますよ。」

白夜「鎧を着てるダクネスやトウカも居るからな……………。」

湊翔「2人とも、大丈夫か?」

 

 そう。

 基本的に、俺たちは鎧を着けていないが、ダクネスやトウカは、鎧を着けている。

 俺たちよりも深刻そうだと思ったが。

 

トウカ「暑い………………。鎧を着てくるんじゃなかったな………………。まあ、これでも必要最低限なんだけど。」

ダクネス「よ、鎧が焼けてしまうではないか……………!熱した鉄板でじりじりと焦がされ………………ううっ。」

トウカ「こんな時でも、私の親友はブレないよな…………………。」

 

 本当だよ。

 トウカは、胸当てに籠手を着けているからか、ダウンしそうだった。

 まずいな。

 俺はトウカに、水を渡す。

 

湊翔「ほれ。倒れる前に水分補給をしておけ。」

トウカ「ありがとう。助かるよ………………。」

 

 俺はそう言って、トウカに水を渡して、トウカはそれを受け取る。

 トウカは水を飲んで、俺に返す。

 

トウカ「ありがとう。助かった。」

湊翔「ああ。さて……………喉渇いたな。」

 

 トウカから水を受け取った後、俺は水を飲む。

 すると、トウカとかが驚いた表情を浮かべる。

 

湊翔「ん?どうした?」

白夜「いや、お前………………!?」

トウカ「〜〜〜〜〜〜〜っ!?」

朱翼「それ…………間接キスでは…………!?」

湊翔「ん?」

 

 間接キス?

 何だそれ?

 まあでも、流石にダメだったか。

 

湊翔「ああ、悪い。流石に、衛生的によろしくないよな?」

「「「……………………まあ、うん。」」」

 

 俺がそう言うと、3人は微妙な表情を浮かべて、そう答える。

 俺はそれを首を傾げながら見て、カズマ達の方へと向かった。

 一方、3人は。

 

白夜「やべぇよ!あいつ、間接キスを知らないでいやがる!」

トウカ「すっごく恥ずかしい………………。」

朱翼「これは………………トウカから話を聞いてて、まさかとは思ったけど……………ここまでとはね…………………。」

 

 そんなふうに話していた。

 一方、アクアはウィズの事をこき使っていた。

 具体的には、ウィズにフリーズを使わせたり、クリエイトウォーターで、水を出させたりしていた。

 それを見た白夜は、アクアをぶっ叩く。

 

アクア「あ〜〜〜〜快適ね。アンデッドの癖に役に……………ぷぎゃっ!?何すんのよ!?」

白夜「ウィズ。このアホの言う事は聞かなくて良いからな。」

アクア「何がアホ……………って、ああ!」

カズマ「ん?」

 

 アクアは、白夜にぶっ叩かれた事を文句を言おうとしたが、何かを拾う仕草を見せる。

 それを見た俺とカズマは、アイコンタクトをして、アクアに聞く。

 

カズマ「………………おいアクア。今、何を隠した?」

アクア「な、何も隠してないわよ!」

湊翔「そうか。なら、その後ろ手にしているのは何なんだ?」

アクア「こ、これは……………。」

カズマ「…………………スティール!!」

 

 俺とカズマがそう聞く中、アクアはしらばっくれるので、カズマがスティールを発動する。

 カズマが盗った物を確認すると、ジャマトのバックルだった。

 

カズマ「おい、これ………………!?」

めぐみん「ジャマトのバックルですよ!?」

朱翼「何でアクアが………………?」

湊翔「………………おい。何か申し開きはあるのか?」

アクア「ええっと………………わざわざダンジョンを探したんだから、高く売れるかもと思って、何個か持ってき…………ま…………し…………た………………。」

 

 カズマ達が驚く中、俺が理由を聞くと、アクアはそう答えた。

 コイツ…………………仮面ライダーオーズのグリード並みに強欲だな。

 何でこんな物騒な物を売ろうという思考になるんだ。

 俺はため息を吐いて、アクアに言う。

 

湊翔「………………アクア。このダンジョンの探索が終わったら、デザイア神殿に向かって、ツムリ達に渡すぞ。良いな?」

アクア「はい…………………。」

 

 俺がそう言うと、アクアは観念したのか、同意する。

 何で持ち出すんだよ。

 そんな物騒な物を。

 俺たちは、日陰で休んでから、常夏の神殿の内部へと入っていく。

 神殿内部も暑く、時折水分補給もしながら、奥へと進んでいく。

 そんな中、アクアが口を開く。

 

アクア「ねぇ〜〜〜。暑いんですけど!もう限界なんですけど!」

白夜「皆、同じ気持ちだから、お前は黙っててくれ。」

湊翔「全くだよ………………。」

トウカ「暑いな………………。」

???「女神様?女神様じゃないですか!」

カズマ「あっ。」

 

 アクアがそう言う中、近くから声をかけられる。

 そこに居たのは、男女の組だった。

 片方はミツルギで、もう片方はジンだった。

 

ミツルギ「女神様!まさか、こんな所で会えるとは!」

アクア「えっと、確か……………オオノギ?」

カズマ「カブラギ?」

ミツルギ「ミツルギです!」

アクア「そうだっけ?」

白夜「確か………………そこのアンタはジンだったか?」

ジン「久しぶりだな。」

湊翔「ああ、久しぶり。」

 

 そういえば、ミツルギとジンって、初対面の時に攻撃されたよな。

 まあ、ミツルギの場合は胸ぐらを掴まれただけなのだが。

 俺は、ミツルギとジンの2人に聞く。

 

湊翔「それにしても、珍しい組み合わせだな。2人が一緒に居るのは。」

ミツルギ「ああ………………。僕は、常夏の神殿でのクエストを受けに来たんだよ。」

ジン「私は、たまたま行き先が一緒だったから、同行していた。」

 

 なるほどね。

 それにしても、ミツルギはミツルギで、立ち直れたのなら、良かったけどな。

 何せ、ジャマトライダーの攻撃で、仲間であるクレメオとフィオは死んでしまったのだから。

 俺はある事を思い出して、白夜と小声で話す。

 

湊翔「白夜。どうする?あれはミツルギには伝えるか?」

白夜「………………いや、まだ確証がある訳じゃない。まだ黙っておくぞ。」

湊翔「分かった。」

 

 まあ、まだ時期尚早か。

 そんな中、ミツルギが聞いてくる。

 

ミツルギ「ところで、君たちは何をしているんだい?」

湊翔「まあ、ミツルギと似た様な感じさ。クエストでここに来たんだよ。」

ミツルギ「なるほどね。てっきり、魔石を探しているのかと思ったよ。」

カズマ(バレてるーーーーーーっ!?)

 

 俺がそう言う中、ミツルギはそう言う。

 それを聞いたカズマは、驚愕の表情を浮かべていた。

 魔石の事を知ってるのか。

 

カズマ「な、何でお前が……………!?」

ミツルギ「ああ。そりゃあ、あんなに大声で叫んでたら聞こえるからね。君たちが帰った後、盗賊の女の子に詳しく話を聞いたんだよ。」

湊翔「まあ、それもそうか。」

トウカ「そりゃあ、そうなっても無理はないか。」

朱翼「ですね。」

 

 まあ、そうなるのも無理はないか。

 アクア辺りがかなり騒いでいたからな。

 カズマは、魔石のことがバレた事に頭を抱えていた。

 そんな中、ミツルギは口を開く。

 

ミツルギ「魔王討伐は大切だが、その魔石も気になる。もし良かったら、声をかけてくれ。いつでも力を貸そう。」

ジン「私もだ。では、目的は果たしたので、失礼するよ。」

 

 そう言って、ミツルギとジンの2人は去っていった。

 そんな中、カズマが口を開く。

 

カズマ「なあ、本当に良いのか?」

湊翔「というと?」

カズマ「ジンはともかく、あいつ、仮面ライダーじゃないだろ?それなのに、ジャマトと戦う確率が高い俺たちと一緒に組ませて。」

トウカ「確かに。ジャマトライダーに仲間を殺されたからな。二の舞になりそうな気がするよな。」

アクア「良いじゃない。女神であるこの私の力になりたがっているんだから。たまにはパーティーに入れてあげたら?」

 

 カズマがそう言うのに、俺とトウカが同意していると、アクアが珍しくそう言う。

 すると、白夜がこう言う。

 

白夜「お前もそう言えるんだな。…………なら、お前を抜いて、ミツルギを入れるか?」

アクア「え?」

カズマ「確かに。回復はポーションやらアイテムで何とかなるし、戦闘ではアークプリーストよりもソードマスターの方が便利かもしれない。」

アクア「ダメーーーーーーっ!私のポジションを奪わないで!」

湊翔「やれやれ……………。」

ウィズ「あ、あの……………アクア様を揶揄うのはそこら辺にしてあげては……………。」

 

 白夜とカズマの言葉に、アクアはそう叫んで、俺達は苦笑する。

 そんな話をして、俺たちは最深部へと向かっていく。

 しばらくすると、最深部に到着する。

 

カズマ「よ〜し!さっさと片付けるぞ!」

めぐみん「おや、やる気ですね。暑くてやけになったのでしょうか?」

ダクネス「こう暑いと、やけになるだろう。」

トウカ「早く帰りたいというのは、分かるよ。」

アクア「私も早く帰りたいんですけど〜!!」

湊翔「はいはい。……………来るぞ。」

 

 そう話す中、俺たちは身構える。

 すると、巨大な炎の魔神みたいなのが現れた。

 どうやら、あいつがダンジョンのボスらしいな。

 

ウィズ「ふう。ようやくボスが出てきましたね。」

アクア「あれがボス?なんか見るからに暑そうな奴ね〜。」

湊翔「そりゃあ、全身が炎の敵だからな。」

アクア「ほら、ウィズ!あんたの出番よ!氷魔法でさっさとやっちゃって!」

ウィズ「ああ、アクア様!?何を!?」

 

 アクアがそう言うと、ウィズを前線に押し出す。

 何考えてんだ。

 それを見た白夜が叫ぶ。

 

白夜「アクア!後衛職であるアークウィザードを最前列に出してどうすんだ!?」

アクア「どうせ死なないんだから、少しくらい燃えても問題ないわよ。」

ウィズ「ひ、ひどいっ!?」

湊翔「お前………………それは倫理的や人間的ににどうなんだよ。」

カズマ「すまん、ウィズ。こいつには後で言い聞かせておくから。」

ウィズ「うう……………分かりました。今はとにかく、目の前の敵を倒す事に集中します…………!」

 

 すまん、ウィズ。

 俺たちは、デザイアドライバーを装着して、レイズバックルを装填する。

 

SET

 

 俺の横には、白色のシリンダーと英語でMAGNUMという文字が、カズマの横には、緑の手裏剣の絵とNINJAの文字が、めぐみんの横には、スピーカーとBEATの文字が、ダクネスの横には、紫色の手の絵とZOMBIEの文字が、トウカの横には、青の持ち手と銀色の刀身の剣の絵とCALIBERの文字が、白夜の横には、黄色い発電機と英語でLIGHTNINGの文字が、朱翼の横にフルートと英語でFLUTEの文字が、ウィズの横には戦闘機の絵とJETの文字が現れる。

 

「「「「「「「「変身!」」」」」」」」

 

 俺たちはそう叫んで、レイズバックルを操作する。

 

MAGNUM

NINJA

BEAT

ZOMBIE

CALIBER

LIGHTNING

FLUTE

JET

REDAY FIGHT

 

 俺はギーツ・マグナムフォーム、カズマはタイクーン・ニンジャフォーム、めぐみんはナーゴ・ビートフォーム、ダクネスはバッファ・ゾンビフォーム、トウカはラウンズ・カリバーフォーム、白夜はライコウ・ライトニングフォーム、朱翼はスワン・フルートフォーム、ウィズはホーク・ジェットフォームに変身する。

 俺たちが身構える中、炎の魔神は、炎の雨を降らせてきた。

 俺たちは、それを躱す。

 

湊翔「炎の範囲攻撃か!」

白夜「めぐみん!お前のビートアックスで、どうにかできないか!?」

めぐみん「分かりました!」

 

 白夜がそう言うと、めぐみんはビートアックスでエレメントを選択する。

 

FUNK BLIZZARD

 

 めぐみんは、氷属性を選択して、演奏する。

 そして、インプットトリガーを引く。

 

TACTICAL BLIZZARD

 

 めぐみんが必殺技を放つと同時に、炎の魔神は炎の雨を降らせるが、氷によって阻まれ、砕け散る。

 

トウカ「ナイス、めぐみん!」

朱翼「私たちも負けてられませんよ!」

湊翔「ああ!」

カズマ「行くぜ!」

ウィズ「はい!」

ダクネス「ああ!」

白夜「まかせろ!」

 

 俺たちは、攻撃をしていく。

 俺はマグナムシューターで、カズマはニンジャデュアラーで、めぐみんはビートアックスで、ダクネスはゾンビブレイカーで、トウカはソードエクスカリバーで、白夜は自前の爪で、朱翼はフルートソードで、ウィズは魔法を使って攻撃していく。

 俺たちの猛攻で、炎の魔神は倒される。

 かなり苦労したが、倒す事が出来た。

 

カズマ「よし、やったか!」

アクア「暑苦しい敵だったわね!」

めぐみん「暑苦しいというか………………。」

湊翔「実際に敵が燃えてるんだから、無理ないだろ。」

トウカ「暑かった………………。」

朱翼「何とか、熱中症になる前には倒せましたね。」

白夜「熱中症……………というよりは、脱水症だろうな。」

ダクネス「この、真夏の太陽で日焼けする様な感覚…………………嫌いじゃないぞ。」

ウィズ「私の魔法がお役に立った様で、嬉しいです。」

 

 俺たちはそう話す。

 水分補給をして、その奥へと進んでいく。

 

カズマ「さてと。魔石はどこだ?」

ダクネス「そうだな……………ざっと見渡して、それらしい物は………………。」

白夜「おい、あれはどうなんだ?」

 

 カズマとダクネスがそう話す中、白夜がある方を指差す。

 そこには、石があった。

 すると、めぐみんが口を開く。

 

めぐみん「当たりかもしれません。魔力を感じます。」

トウカ「見つかったな。」

アクア「見つけたわ!」

ウィズ「間違いありません。他の魔石と同じで、強い魔力が秘められています。」

白夜「やっと見つけたな。」

湊翔「ああ。」

 

 俺たちは、そう話す。

 すると、魔石が光りだし、漢字で二の文字が浮かび上がった。

 

ダクネス「おお!また石が光ったな…………。」

めぐみん「カズマ。今度は何と書いてあるのですか?」

カズマ「漢字で………二だ。」

湊翔「どうやら、この魔石を管理する為の番号というので、間違いなさそうだな。」

白夜「だな。という事は、魔石は最低五つという事か。」

 

 ダクネスがそう言う中、カズマはめぐみんの質問に答える。

 俺と白夜がそう話す中、アクアが口を開く。

 

アクア「ねえねえ!そろそろ魔石の分配方法も決めておきましょうよ!勿論、私が1番の功労者だから〜、七つ全部私の物って言いたいとこだけど、三つで我慢してあげようかしら!」

湊翔「さらっと独占する気だったのか。」

白夜「お前、強欲すぎにも程があるだろ。」

カズマ「それに、まだ全部で七つって決まった訳じゃないだろ。」

アクア「だって!私のカケラがあるから、魔石を見つけられるんでしょ!?当然の権利よ!」

 

 何が当然の権利だ。

 だからって、独占はダメだろうが。

 こいつ、水の女神を自称してるけど、強欲や貧乏の女神の方が相応しくないか?

 いや、そもそも、こいつが女神とか、絶対にないな。

 そんな中、めぐみんが口を開く。

 

めぐみん「ダメです。クエストの報酬なのだから、皆で平等に分担しないと。」

トウカ「とはいえ、仮に七つだとしたら、平等にはならないだろ。」

朱翼「そうですね。私たちだけでも8人で、クリスに龍さん、アフロディテさん、バニルにも情報提供料を支払わないといけないですし。」

湊翔「まあ、報酬の分配に関しては、全部が集まってから決めても良いんじゃないか?」

白夜「だな。」

ウィズ「みなさん、盛り上がってますね。」

アクア「………………アンデッドにあげる魔石なんて無いんですけど。」

白夜「さらっと脅すな。」

 

 やれやれ。

 ゲームでも、報酬の分配で揉めるなんて事は、よくある話だからな。

 まあ、全部で七つと決まったわけじゃ無いからな。

 俺は、白夜とアクアが喧嘩をするのを見ながら、そう思った。

 そんな中、ダクネスが声をかける。

 

ダクネス「ま、まあ、ひとまず、街に戻って、作戦会議をしようじゃないか。」

湊翔「アクア。お前は俺と一緒にデザイア神殿に向かうぞ。」

アクア「はあっ!?何でわざわざ行かないと………………!」

湊翔「………………ジャマトバックルの件についてだ。なんか文句でもあるのか?」

アクア「い、いいえ………………。」

 

 アクアが文句を言ってきたので、少し黙らせた。

 アクアに関しては、目を離すとすぐに何かをやらかすので、面倒だ。

 そんな中、カズマはアクアに聞く。

 

カズマ「ところでアクア。結局、お前の言ってた仕込みって何なんだよ?」

ダクネス「そういえば、朝から準備をしていた割に、ダンジョンでは何もしなかったな。」

トウカ「確かに。何してたんだよ。」

アクア「ん?ああ、あれね。常夏の神殿って、ダンジョンの中にオアシスがあるって有名なのよ。それで、色々と準備してきたんだけど。………………はあ。まあ、今回は見つからなかったから良いわよ。」

白夜「何だその言い方。余計に気になるだろうが。」

アクア「今回は使わなかったけど、悔しいからまた今度リベンジしに来るわ!」

 

 何なんだよ。

 結局、アクアの言いたい事が分からず、アクセルに戻る事になった。

 だが、俺はアクアを連れて、デザイア神殿へと向かう。

 ツムリが現れた。

 

ツムリ「おや、桐ヶ谷湊翔さん。どうされましたか?」

湊翔「ちょっと、相談したい事があってな。アクア、さっさと出せ。」

アクア「ええ〜っ。分かったわよ。」

 

 俺がそう言うと、アクアは渋々という感じで、ジャマトバックルを取り出す。

 

ツムリ「何故、ジャマトのバックルを持っているのですか?」

湊翔「いや、アクアが勝手に持ってきたそうでな。こんな物騒な物を売ろうとしてたから、デザイアグランプリ側に回収してもらおうと思ってな。」

ツムリ「分かりました。ご協力、感謝いたします。」

湊翔「大丈夫だよ。元はと言えば、アクアのやらかしが原因なんだし。」

アクア「何ですって〜〜〜っ!!」

 

 俺がそう言うと、アクアが掴み掛かってこようとする。

 俺は、反射的に一本背負いを行う。

 すると、アクアは気絶する。

 

湊翔「ご迷惑をおかけしました。それじゃあ。」

 

 俺はそう言って、デザイア神殿を後にする。

 アクアを連れて。

 ギルドに到着すると、カズマ達がクリスの話を聞いていた。

 

湊翔「待たせたな、カズマ。」

カズマ「おう。アクアの魔石探索器の方はどうなんだ?」

アクア「さっき見た時はまだだったけど……………あ!丁度光ったわ!」

白夜「これで四つ目か。クリス達の話通りなら、あと三つか。」

クリス「まあ、半分伝説みたいだから、あまり分からないけどね。」

 

 アクアが探索器を見る中、白夜とクリスはそう話す。

 そんな中、アクアがぼやく。

 

アクア「面倒臭いわね〜。一気に場所が分かれば、効率よくお宝ゲット出来るのに。」

朱翼「確かに、一つずつしか表示されませんよね。」

アクア「一度に一個ずつしか表示されないなんて、この探索器、不良品じゃないかしら。今度あの仮面悪魔に会ったら、クレームをつけてやらないといけないわね!」

トウカ「アハハハハ………………。」

湊翔「バニルが不良品を押し付けてくるとは思えないんだがな。」

 

 あのバニルが不良品を押し付けてくるか?

 アクアのいちゃもんを聞きながら、そう思った。

 ダクネスがアクアを宥める。

 

ダクネス「まあまあ。動いたのだから、良いではないか。」

白夜「この位置は……………でかいゴーレムが居るって噂のダンジョンだな。」

湊翔「まあ、次はここにいくか。」

 

 俺たちは、次の目的地はそこにする事にした。

 すると、ゆんゆんがめぐみんに話しかけてくる。

 

ゆんゆん「あのね、めぐみん。わ、私、時間とかあるから、魔石探すの、手伝えるから、良かったら声をかけてね………………?」

めぐみん「………………ぼっちにそこまで頼まれたら、仕方ありませんね。湊翔が良いと言うのなら、良いでしょう。」

ゆんゆん「ありがとう、めぐみん!」

めぐみん「湊翔が良いと言えばですよ!」

湊翔「素直じゃないな。」

めぐみん「湊翔!そんなニヤニヤした表情で見ないで下さい!」

 

 まあ、ゆんゆんも戦力になるのは、間違いないな。

 そんなこんなで、翌日辺りに、その遺跡に向かう事にした。

 一方、ゼウスと拓巳は。

 

ゼウス「………………拓巳。少し話がある。」

拓巳「どうした?」

ゼウス「用心して欲しい仮面ライダーが居るんだ。」

拓巳「どいつだ?」

ゼウス「こいつだ。」

 

 ゼウスはそう言って、一枚の紙を渡す。

 そこには、馬場武/仮面ライダーシュバルツギーツの姿があった。

 

拓巳「こいつは………………。」

ゼウス「馬場武。かなりの危険人物だ。」

拓巳「何でだ?」

ゼウス「経緯を見てみろ。」

 

 拓巳はそう聞くと、ゼウスはそう答える。

 拓巳は、馬場武の経歴を見る。

 そこには、馬場武の強さに執着する理由も書いてあった。

 彼はかつて、両親が離婚して母親からはそのストレスも合わさって、よく暴力を受けていた。
 

 そしてその母によって付けられた痣を学校のイジメグループにイジメの材料として使われて学校でも殴られたりする。
 

 教師も周りの人も彼の親の素行の悪さを目にして助けることもしなかった。

 そしてそんな日が続いたある日、彼は何か枷が外された様にしてイジメグループを殴り返してそれどころか捩じ伏せた。


 その事に喜びを感じた彼はイジメグループは止めなかった癖に自分を注意して来た教師を殴り重症を負わせる。


 それによって彼は退学して母親にまた殴られそうになるがそれも返り討ちにする。


 そしてそれ以来彼は家にも帰らずひたすらに街の不良達を殴っては快感を得る。

 更にはそれにも満足出来なくなり地元で強いと噂の不良にも喧嘩を売り勝ち続ける。

 そんなある日、彼より強い奴が居なくなったことでこの世界に退屈して絶望した事により自殺を決意した。

 それを見て、拓巳は驚愕の表情を浮かべていた。

 

拓巳「確かに………………これは危険だな。」

ゼウス「ああ。これが、馬場武が強さに執着する理由だろう。」

拓巳「なら、早急に新たな仮面ライダーを増やさないとな。」

ゼウス「ああ。」

 

 2人はそう言って、資料を集める。




今回はここまでです。
常夏の神殿にて、魔石を回収しました。
そして、久しぶりに登場した、ミツルギとジンです。
そんな中、明かされた馬場武の過去。
彼が強い奴と戦う事に執着する理由は、そんな感じです。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今回のギーツは、色々ありましたね。
行方不明という扱いの英寿と景和。
そんな中、ベンとジョンが変身するが、あっさり返り討ちに遭う。
ベロバも、祢音の不幸を見たいという理由で、IDコアに触れさせる。
そんな中、ジーンとグレア2が圧倒される中、英寿が復活して、変身して、チラミに攻撃しようとする。
次回、景和が復活しますが、果たして、どうなるのか。
この小説でも、ランサーとガルンは出す予定です。
考えているのは、護衛繋がりで、クレアとレインに変身させようかなと思っています。
あと、仮面ライダーハクビに関しては、誰が変身するのかは、検討中です。
ちなみに、この小説でも、道長がやっている事をやらせる予定です。
その際、ターゲットはダストやらリーンにしようかなと思っています。
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