この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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第46話 桃源郷での戦い

 俺たちは、自分たちの偽物と戦う。

 偽物は、変身こそしないが、武器はこちらが使う物と同じ物を使う。

 その為、苦戦を強いられていた。

 何せ、めぐみんの偽物は爆裂魔法ではなく、普通の魔法を使うし、アクアの偽物は的確に支援をする。

 武器に関しては、俺たちのものと同じ物を使う為、俺の偽物はマグナムシューター、カズマの偽物はニンジャデュアラー、トウカの偽物はソードエクスカリバー、朱翼の偽物はフルートソードを使ってくる。

 しかも、白夜の偽物は、白夜の雷を纏った高速移動もやってくる。

 

カズマ「くそっ!人数差があって、倒すのは厳しいぞ!」

湊翔「全くだな。」

トウカ「しかも、強さは同じだから、ジリ貧だな。」

白夜「まあ、面白いじゃねぇか!」

朱翼「どうします?」

 

 普段、アクアとかが足を引っ張ってたけど、まともな活躍をすると、こんなにも厄介な相手なのかよ。

 そこは腐っても女神なのだろう。

 すると、カズマが叫ぶ。

 

カズマ「あーもう!本物のアクア達はどこで油売ってんだ!このバカやろーーーっ!!」

アクア「……………ちょっと!誰がバカよ!言葉には気をつけて欲しいんですけど!?」

 

 カズマがそう叫ぶと、アクアがやってくる。

 どこほっつき歩いてたんだ。

 

カズマ「アクア!?無事だったのか!?他の2人は!?」

アクア「知らないわよ。まだ用事が終わってないんじゃない?それにしても、ここ何か変よ。湖は単なるガラスだし、船に乗ってる人も魚も人形だったもの。もしかして、ここにあるのって、全部作り物だったりして……………ねえねえあんた達、どう思う?」

 

 やっぱりか。

 薄々そうなんじゃないかなと思っていたが。

 だからといって、戦闘中に聞いてくるなよ!

 

湊翔「そんな事を言ってる場合か!俺たちが襲われてることに気づけよバカ!」

アクア「だから、バカじゃないわよ!ねえ、最近、私の扱いが酷いんじゃない?謝って!私をバカなんて言ったこと謝って!」

白夜「この状況で何言ってんだ!さっさと助けろよ、この駄女神!!」

アクア「わああーっ!今度は駄女神って言ったーーーっ!!」

 

 うるせぇ!

 こっちが戦ってる最中にそんな事を聞いてくるんじゃねぇ!!

 すると、めぐみんとダクネスがやって来る。

 

ダクネス「……………見つけた!皆、こんな所に居たのか!」

めぐみん「……………騒いでいる音がしたので辿り着けましたが、勝手に移動しないでください。」

トウカ「ダクネス!めぐみん!」

朱翼「2人とも、無事だったんですね!」

 

 やっと合流したか。

 すると、アクアはダクネスに絡む。

 

アクア「ねえねえ、ダクネス!カズマたちが私の事をバカって言うんだけど、そんな事ないわよね!?」

ダクネス「ええっ!?急にそんな事を言われても……………って、カズマたち、そいつらは何だ!?」

カズマ「襲われてるんだよ!良いから、お前らも変身しろよ!」

ダクネス「わ、分かった!」

めぐみん「私たちの人形と戦わせるとは、悪趣味ですね。ですが、人形が本物には及ばない事を証明してみせましょう!」

 

 めぐみんとダクネスはそう言って、レイズバックルをデザイアドライバーに装着する。

 

SET

 

 すると、めぐみんの横には、スピーカーとBEATの文字が、ダクネスの横には、紫色の手の絵とZOMBIEの文字が現れる。

 2人は、変身ポーズをとって、叫ぶ。

 

「「変身!」」

 

 そう言って、それぞれのレイズバックルを操作する。

 

BEAT

ZOMBIE

REDAY FIGHT

 

 めぐみんはナーゴ・ビートフォーム、ダクネスはバッファ・ゾンビフォームに変身する。

 俺たちは、それぞれの偽物を相手する。

 

湊翔「こうして、自分の偽物と戦う羽目になるなんて、なんか複雑だな。」

 

 俺はそう呟いて、マグナムシューターを撃っていく。

 俺の偽物も、マグナムシューターを撃っていくが、俺はそれを躱す。

 お互いにマグナムシューターの撃ち合いという感じになっている。

 実力は拮抗しているか。

 なら、やるか。

 俺は、近くにあった瓦礫を持ち上げて、それを銃撃して、俺の偽物の周囲にも銃撃して、土煙を上げる。

 

偽湊翔「な、何だこれ……………っ!?」

湊翔「……………実力はあっても、結局は、経験が物を言うんだぜ。」

偽湊翔「なっ!?」

 

 俺の偽物が戸惑う中、俺は偽物の背後に回り、そのままマグナムシューターを乱射する。

 それを受けて、俺の偽物は倒れる。

 複雑な気分だな。

 一方、トウカと朱翼は。

 

トウカ「ハアッ!」

朱翼「フッ!」

 

 2人は、連携して、自分たちの偽物に攻撃していく。

 偽物も、連携していく。

 だが、本物の2人の方が連携が取れていて、次第に偽物が押されていく。

 

トウカ「行くぞ!」

朱翼「ええ!」

 

 2人はそう言って、レイズバックルを操作する。

 

CALIBER STRIKE

FLUTE STRIKE

 

 2人は、必殺技を発動して、2人の偽物を倒す。

 

トウカ「やっぱり、偽物とはいえ、自分と戦うのは、複雑だな。」

朱翼「ですね。」

 

 2人はそう話す。

 一方、白夜の方は。

 

白夜「ハアッ!」

 

 白夜と偽物は、お互いに高速移動をして、戦っていた。

 実力は拮抗していた。

 だが、偽物の方が押され始めていた。

 

偽白夜「な、何故だ!?」

白夜「実力は同じでも、戦闘経験の差が大きく出たな。お前の負けだ。」

 

 偽物が動揺する中、白夜はそう言って、偽物を倒す。

 

白夜「ふん。偽物が本物に勝てると思うなよ。」

 

 白夜はそう言う。

 一方、カズマ、めぐみん、ダクネス、アクアは、連携して攻撃していた。

 

カズマ「ハアッ!」

めぐみん「はっ!」

ダクネス「てやっ!」

アクア「とりゃっ!」

 

 4人は、連携して攻撃する事で、偽物達の反撃を防ぐ。

 反撃を防ぐ中、カズマ、めぐみん、ダクネスは、それぞれの武器を操作する。

 

ROUND 1

FUNK BLIZZARD

POISON CHARGE

 

カズマ「行くぞ!」

めぐみん「はい!」

ダクネス「任せろ!」

 

 三人はそう話して、必殺技を放つ。

 

TACTICAL SLASH

TACTICAL BLIZZARD

TACTICAL BREAK

 

 それぞれの必殺技を発動して、4人は自分たちの偽物を倒す。

 俺たちは合流して、話をする。

 

カズマ「はぁ…………はぁ…………。」

湊翔「疲れたな……………。」

ダクネス「い、意外と苦戦させられたな。」

白夜「まあ、実力はこっちとほぼ同じみたいだからな。」

めぐみん「ふふふふ…………ですが、やはり偽物は偽物です。私の格好をしながら、爆裂魔法以外の魔法を使うなど…………負けて当然です。」

トウカ「何とか、経験でカバー出来たな。」

朱翼「ですね。」

アクア「まあ、人を笑顔にさせる事が出来る花鳥風月を使えない奴に、この私が負ける訳無いんですけど!」

 

 俺たちはそう話す。

 すると、声が聞こえる。

 

???「まさか、そのような姿になれるとはな。」

カズマ「誰だっ!?」

???「……………ククッ。人間は無駄口ばかりを叩く。煩くて、実に耳障りだ…………。」

ダクネス「ん?倒れた人形が震えている…………?」

湊翔「どうやら、声の主はアイツみたいだな。」

めぐみん「か、カズマ!まだ動くみたいです!」

 

 そう言って、一つの人形が起き上がる。

 どうやら、アイツが主みたいだな。

 すると、その人形が俺たちに話しかける。

 

???「……………私の街に何用だ、人間。」

アクア「に、人形が喋った!?」

トウカ「こいつが、人形の本体という事だろうな。」

カズマ「お前が…………このダンジョンのボスなのか?」

???「半分正解で、半分不正解だ。」

白夜「どういう意味だ?」

ドールマスター「自己紹介をしよう。私はドールマスター。この人形劇の街の主であり、街そのものでもある。」

 

 ドールマスターと名乗ったその人形は、そう言う。

 人形劇の街の主か。

 すると、トウカが話しかけてくる。

 

トウカ「湊翔。」

湊翔「どうした?」

トウカ「あの人形から、強烈な魔力を感じる。」

湊翔「あの人形の中に、魔石があるってことか。」

トウカ「多分な。」

 

 なるほどな。

 だとしたら、魔石を取れば、アイツは動けなくなるのか。

 めぐみんがカズマにもそう言う中、ドールマスターは反応する。

 

ドールマスター「ほう。少しは賢い人間も居るようだ。……………私は、道具の無念の集合体。魔石とこの人形を核とし、朽ち果てていった道具の想いを形にした物。故に、道具の想いが形を成した、この街そのものが私でもある訳だ。」

湊翔「そういう事か。」

白夜「現実離れしてんのは、作り物だからって事か。」

ダクネス「そういえば、道中で見かけた花も、全て造花だったぞ。」

めぐみん「桃も、ブロックで出来たおもちゃでした。」

アクア「何よ、じゃあ、全部偽物だったって事じゃ無い。」

 

 そういう事か。

 俺たちが納得する中、ドールマスターは吐き捨てるように言う。

 

ドールマスター「バカを言え。私たちこそが本物だ。貴様らのように、自分の都合で道具を使い捨てる愚かな人間とは違う。全ての道具が必要とされる、理想の世界がここなのだ。」

湊翔「理想の世界ね………………。」

ドールマスター「そうだ。貴様らには分かるまい。自らの使命を果たせず捨てられる物達の無念が。……………私の時もそうだった。そう、あれは雪の降る夜の出来事……………。」

カズマ「……………ん?あれ、自分語り始めた?」

めぐみん「しーっ。カズマ、とにかく話を聞きましょう。」

 

 理想の世界という意味では、ギーツと似てるよな。

 理想の世界を目指して、戦うデザイアグランプリみたいに。

 そう思う中、ドールマスターの自分語りが始まる。

 長いので、要約するとこうだ。

 ドールマスターは、ある女の子の誕生日プレゼントとして選ばれた。

 ドールマスターは、期待に胸を膨らませた。

 だが、女の子からはキモいと言われたそうだ。

 その結果、机の奥に仕舞われて、少女が家を出た際に、机ごと燃やされたそうだ。

 まあ、気持ちは分からんでもないが………。

 

トウカ「どうしよう……………その少女の意見に、全面的に同意するんだが……………。」

湊翔「取り敢えず、黙っておこう。」

トウカ「だな。」

 

 途中、トウカがそう言うので、黙らせておく。

 それを言ったら、確実に面倒な事になる。

 俺たちが空気を読んで黙る中、ドールマスターは話を締めくくる。

 

ドールマスター「分かるか?この無念が。人間の身勝手で捨てられた私の気持ちが。故に、私は決めた。道具だけの、道具だけが必要とされる街を作ろうと。なのに、人間どもときたら、この街を作ってから、蟻がたかる様に次から次へとやってくる。だから私は、愚かな人間どもを、少しでもマシな状態にしてやろうと、心を子供に戻したのだ。」

カズマ「やっぱり、幼児退行の原因はお前だったんだな。」

湊翔「だろうな。」

ドールマスター「子供であれば、まだ外にいる人形たちの遊び相手になるかと思ってな。」

 

 なるほど。

 だから幼児退行させたのか。

 まあ、人形の遊び相手になるどころか、面倒ごとを起こしてるがな。

 すると、ドールマスターが俺たちに話しかける。

 

ドールマスター「……………そうだ、人間よ。もしお前たちが人間どもをここに来ないように説得するなら、このまま返してやろう。」

カズマ「え、マジで?」

ダクネス「それは本当だろうな?」

朱翼「私たちを騙して、後ろから攻撃するつもりじゃないですよね?」

ドールマスター「人間と一緒にするな。道具は嘘などつかない。人間は邪魔なのだ。この街に来ないのであれば、私たちは関わりたいとも思わない。」

 

 ドールマスターはそう言う。

 まあ、そういうもんなんだろうな。

 まあ、それは即ち、魔石が回収できないという事だが。

 俺たちは、顔を見合わせる。

 

めぐみん「…………と、いう事ですが、どうします?」

カズマ「そうだな。さっきの戦いで疲労してるし、人形も強い。」

湊翔「一旦退いて、体勢を立て直そう。」

白夜「だな。」

トウカ「不本意だが、仕方ないな。」

 

 俺たちはそう話す。

 こっちも疲れてるんだ。

 体勢を整える必要性がある。

 だが、そんな空気を読まない傍若無人な声がする。

 

アクア「バカ言わないで!魔石を回収しないで、帰れる訳無いじゃない!大体、アンタみたいなキモい人形に指図されるなんて、女神のプライドが許さないわ!」

俺たち「あっ。」

ドールマスター「………………。」

 

 アクアだった。

 しかも、俺たちが空気を読んで、黙っていた事を堂々と言いやがった。

 それを聞いたドールマスターは、怒りの気配を出していく。

 やばい、地雷ワードに触れた。

 

ドールマスター「今、私の事を何と言った?」

アクア「だからキモい人形って言ったのよ!アンタね、自分の顔を鏡で見た事ある?そんな外見で女の子に可愛がって貰おうなんて、自分が見えていないにも程が……………!」

カズマ「良いから黙れ!このバカ正直が!!」

湊翔「何で地雷に触れにいくんだよ!?」

 

 ドールマスターの問いにアクアはそう答える。

 俺たちは慌てて、アクアの口を塞ぐが、もう時すでに遅しだった。

 

ダクネス「お、おい……………!」

めぐみん「やばいです。あの人形の魔力が膨れ上がってます!」

トウカ「完全に怒らせたな……………。」

ドールマスター「……………そうか。そんなに死にたいか、人間。では、戦争だ!人間と道具で、全面戦争をしようではないか!まずはその幕開けとして、お前らから燃やして潰して捨ててやる!」

白夜「やるしかねぇな。」

朱翼「ですね。」

湊翔「ったく!強化形態で行くぞ!」

カズマ「アクア!さっさとブレッシングをしろよ!お前が怒らせたんだからな!」

アクア「何よ!正論を言っただけじゃない!」

 

 やるしかないか。

 俺たちはそう思い、フィーバースロットを取り出す。

 今回は、フィーバーフォームで行こうと思う。

 ワンダーマグナムフォームも悪くないが、出力はこちらのほうが上だ。

 俺たちは、デザイアドライバーのリボルブアンロックを押して、ドライバーのロックを外して、半回転させる。

 

REVOLVE ON

 

 そして、フィーバースロットレイズバックルを取り出して、装填する。

 

SET FEVER

 

 待機音が流れる中、俺たちはレイズバックルを操作する。

 

MAGNUM

NINJA

LIGHTNING

CALIBER

BEAT

ZOMBIE

STEALTH

FLUTE

HIT FEVER MAGNUM

HIT FEVER NINJA

HIT FEVER LIGHTNING

HIT FEVER CALIBER

HIT FEVER BEAT

HIT FEVER ZOMBIE

HIT FEVER STEALTH

HIT FEVER FLUTE

 

 俺たちは、フィーバーフォームに変身する。

 そうして、ドールマスターや俺たちの偽物と戦っていく。

 俺とトウカ、白夜と朱翼、カズマとめぐみんとダクネスに分かれる。

 アクアには、支援魔法を使わせている。

 

湊翔「ハアッ!フッ!」

トウカ「はっ!でやっ!」

 

 俺とトウカは、マグナムシューターの2丁拳銃や、ソードエクスカリバーの二刀流で、偽物に攻撃していく。

 偽物は、対応しきれずにいた。

 どうやら、普通の状態の俺たちをコピーしたからだろうな。

 

湊翔「いくぞ、トウカ!」

トウカ「ああ!」

 

 俺とトウカはそう話して、レイズバックルを操作する。

 

HYPER MAGNUM VICTORY

HYPER CALIBER VICTORY

 

 必殺技を発動して、俺は二丁のマグナムシューターのバレットチャージャーを引く。

 

BULLET CHARGE

 

湊翔「ハアッ!」

 

 俺は、二丁のマグナムシューターで、俺とトウカの偽物に攻撃する。

 怯む中、トウカは、偽物に近づく。

 

トウカ「とりゃあ!」

 

 トウカは、エネルギーを纏った2本のソードエクスカリバーを振るい、偽物を撃破する。

 

湊翔「よし。上手くいったな。」

トウカ「ああ。」

 

 俺とトウカは、そう話す。

 一方、白夜と朱翼は。

 

白夜「行くぞ!」

朱翼「ええ!」

 

 2人はそう話して、それぞれの偽物へと向かっていく。

 白夜が高速移動をして翻弄して、朱翼が攻撃するという手法を取る。

 白夜の偽物も、高速移動をするが、フィーバーライトニングフォームの素早さには勝てず、追い詰められる。

 朱翼の偽物も、次第に追い詰められる。

 

白夜「一気に止めだ!」

朱翼「ええ!」

 

 2人はそう言って、レイズバックルを操作する。

 

HYPER LIGHTNING VICTORY

HYPER FLUTE VICTORY

 

朱翼「ハァァァァ!!」

白夜「雷轟爪蓮撃!」

 

 朱翼と白夜はそう叫んで、連続攻撃を叩き込み、偽物を撃破する。

 

朱翼「お疲れ様!」

白夜「おう。」

 

 2人はそう話す。

 一方、カズマたちは。

 

カズマ「ハアッ!」

めぐみん「はっ!」

ダクネス「でやっ!」

 

 それぞれの武器を持って、それぞれの偽物へと攻撃していた。

 アクアの偽物も、支援魔法をかけていたが、次第に追い詰められていく。

 

めぐみん「行きますよ、カズマ!」

カズマ「おう!」

 

 2人はそう話して、フィーバースロットレイズバックルを操作する。

 

GOLDEN FEVER VICTORY

 

 必殺技を発動して、めぐみんは、ビートアックスで演奏を開始する。

 カズマは高速移動して、攻撃する。

 

めぐみん「ハアッ!」

 

 めぐみんが演奏をすると、DJの様なエフェクトが現れ、偽物たちを打ち上げる。

 

カズマ「ハァァァァァ!」

 

TACTICAL SLASH

 

 カズマはタクティカルスラッシュを発動して、偽物を撃ち落とし、カズマとめぐみんの偽物がやられる。

 

めぐみん「でやぁぁ!」

 

 めぐみんが、ビートアックスでダクネスとアクアの偽物を打ち上げる。

 

カズマ「オラッ!」

 

 カズマは、アクアとダクネスの偽物に攻撃して、2人はは、ダクネスの方に落ちていく。

 ダクネスは、フィーバースロットレイズバックルを操作する。

 

GOLDEN FEVER VICTORY

 

 ダクネスは、ゾンビブレイカーを持って、アクアとダクネスの偽物を木に叩きつける。

 アクアとダクネスの偽物は、持っていた武器で防御する。

 

ダクネス「止めだ!」

 

 ダクネスは、もう一本のゾンビブレイカーを取り出して、肩でカバーを動かす。

 

POISON CHARGE

TACTICAL BREAK

 

 ダクネスは、2本のゾンビブレイカーでタクティカルブレイクを発動して、アクアとダクネスの偽物を撃破する。

 一方、俺はドールマスターと向かい合う。

 

湊翔「俺たちの偽物は倒れた。あとはお前だけだ。」

ドールマスター「おのれ………!道具の理想郷を壊されてたまるかぁぁぁぁぁ!!」

湊翔「……………悪く思うなよ。」

 

 ドールマスターがそう叫びながらこっちにくる中、俺はマグナムシューターを左右のスロットにマウントしつつ、フィーバースロットレイズバックルを操作する。

 

GOLDEN FEVER VICTORY

 

 俺は、両手両足のアーマードガンを展開して、ジャンプする。

 そして、回転しつつ、両手両足のアーマードガンから、弾丸を乱射する。

 そして、マグナムシューターを、ドールマスターに向ける。

 

湊翔「はあっ!」

 

 マグナムシューターから2発の弾丸が向かうと、周囲に放たれていた弾丸が、ドールマスターに向かう。

 ドールマスターは爆発して、ボロボロの状態になる。

 

ドールマスター「ガッ……………ピギッ…………っ!?」

湊翔「どうだ?」

カズマ「やったか!?」

ドールマスター「ワ、ワタシガ、ヤラレタ……………?ニンゲンドモニ、フクシュウ、シナイト、イケナイノニ……………。フクシュウ、フクシュウヲ……………!」

 

 ドールマスターは、ボロボロの状態になりつつも、動こうとしていた。

 すると、アクアが口を開く。

 

アクア「……………もう良いでしょう。愛されなかった可哀想な人形よ。あなた達の悲しみは、私が浄化してあげましょう。だから、もうお眠りなさい。」

ドールマスター「ガッ、ガガッ…………!アア……………ウラミガ、キエテイク……………。デモ、ウランダッテ、シカタナイダロウ?ダッテ、ワタシ……………ニンギョウゲキニツカウ、ニンギョウナンダゼ……………?」

 

 その言葉を最後に、ドールマスターは動きを止める。

 それを見て、俺たちは何とも言えない表情を浮かべながら、変身解除する。

 

めぐみん「ま、魔石から注がれていた魔力が停止しました。」

朱翼「ただの人形に戻ったみたいですね。」

白夜「やったな。」

湊翔「ああ。」

カズマ「あ、アクア、お前……………。」

 

 何とも言えない空気に満ちる中、カズマはアクアに聞く。

 アクアは、一息吐くと、俺たちに向かって言ってくる。

 

アクア「ねえねえ、カズマ、湊翔、白夜!どうだった!?今のは完全に私のおかげで勝ったわよね!あの人形を完全に止めるには、こうするしかなかったもの!ほら、何か言う事があるんじゃない?謝って!私をバカだとか駄女神って言った事を謝って!」

 

 アクアはドヤ顔をしながらそう言う。

 そりゃあ、確かに、あの人形を完全に止めたのはお前だけどな。

 でもなぁ………………。

 

カズマ「自分が怒らせた事、完全に忘れてるな。」

白夜「全くだ。」

ダクネス「あの人形も、浮かばれてくれると良いのだが……………。」

トウカ「だな。」

アクア「ねえちょっと、何でため息なのよ!?ここ呆れる所じゃないわよね!?ねぇ!?」

 

 そんな風に言われてもな。

 お前が怒らせなければ、こんな事にはならなかったんだけどな。

 俺はアクアに聞く。

 

湊翔「それで、魔石はどうだ?魔石は、そのままなんだろ?」

アクア「あ、そうね、忘れてたわ!今見てみるわね。えーと………………。」

カズマ「…………さっきまで動いてた人形の中に手を突っ込むとか、あいつ凄いな。」

 

 俺がそう聞くと、アクアは、さっきまで動いてた人形に遠慮なく突っ込む。

 カズマがそう言う中、アクアは魔石を取り出す。

 

アクア「……………よし、見つけたわ!」

カズマ「おお、でかした!」

めぐみん「これで、魔石コンプリートですね。」

湊翔「それで、数字は?」

アクア「えっと…………………あ、光ったわ!」

白夜「何でアクアが触ると光るんだ?」

アクア「そうよね!女神であるこの私の神聖なオーラが、魔石を輝かせてるのよ!」

トウカ「あっ、そう。それで……………。」

ダクネス「今度の魔石には、何と書いてあるんだ?」

朱翼「見た所…………四ですね。」

湊翔「これで全部という事か。」

 

 そんな風に話して、俺たちはアクセルへと戻った。

 ウィズ魔道具店へと向かう。

 

アクア「それにしても、今回は私たち、大活躍だったわね!」

めぐみん「セナさんからの依頼も片付きましたし、報奨金が楽しみです。」

カズマ「それより、本命はこっちだこっち!」

湊翔「それで、バニル。セット価格ってのは、どれくらいなんだ?」

バニル「ふむ。見事に魔石を揃えたな。では、計算するとしよう。願いましてはー、ひーふーみ……………の、ちょいちょい、で、この様になる。」

 

 アクアとめぐみんがそう言う中、俺とカズマはバニルに聞く。

 バニルが提示した金は、凄かった。

 

めぐみん「か、カズマ!ゼロが多くて分かりません!」

白夜「さ、3億エリスだと……………!?」

トウカ「うそ〜ん……………。」

バニル「まあ、これほどの金額となると、すぐには用意できないのであるが。纏まった金額が集まるまでは、ひとまず預かる形式になるが、それでも問題ないか?」

湊翔「分かった。アクアに持たせてると、絶対に散財しそうだからな。」

アクア「ちょっと、その言い方はどうかと思うんですけど。」

バニル「ほれ。今日の夕食代くらいは出してやろう。」

 

 そうして、俺たちはギルドへと向かい、夕食を取る事に。

 夕食を食べる中、カズマが口を開く。

 

カズマ「……………けど、魔石が七つ揃ったら願いが叶うっていう話は、どうなったんだ?」

アクア「そういえば、クリスがそんな事言ってたわね?ま、お金持ちになるっていう夢なら、もう叶った訳だけど。」

湊翔「やっぱり、どこか、特定の場所に持っていかないと発動しないとかか?」

 

 俺たちはそう話す。

 こういうのって、特定の場所に持っていかないと力が発揮しないのがお約束だからな。

 すると、クリスがやってくる。

 

クリス「おっ、ちょうど良い所で会えたね!お待ちかねの魔石の新情報を持ってきたよ!」

めぐみん「き、聞きたいです!ぜひ!」

クリス「この魔石、七つ集めるだけじゃ、本当の力は発動しないんだって。何でも、力を発動させる為には、七つの魔石を持って、ある場所に行かなくちゃいけないんだ。」

トウカ「そのある場所って?」

クリス「天空の島だよ。」

 

 クリスがそう言って、トウカがそう聞くと、クリスはそう答える。

 やっぱり、そういう系か。

 

ダクネス「それはまた……………随分と遠いな。」

アクア「えー?いやよ、そんなめんどくさい!あのいけ好かない悪魔に売り払って、ぱっと終わりにしましょうよ。」

クリス「島のどこかに、祭壇が隠されているんだ。その祭壇に魔石を捧げると……………どんな願いでも叶うって言われてるんだ。」

めぐみん「どんな願いでもですか?」

クリス「うん。凄いよね。」

 

 本当か?

 若干怪しい気がするが。

 そう思う中、カズマはクリスに聞く。

 

カズマ「…………なあクリス。確か、前にこの魔石を持ってきたのは、日本って所から来た人間だって言ってたよな?」

クリス「ああ、そうだね。そう聞いたよ。」

湊翔「カズマ?」

アクア「でも、凄いわね。何でも叶えてくれちゃうなんて。」

めぐみん「魔法か何かなのでしょうか?」

クリス「う〜ん……………どうなんだろうね。私も聞いた話だから、何とも言えないんだけど…………。」

白夜「まあ、行ってみて、確かめるのもありじゃないか?」

トウカ「そうだな。百聞は一見にしかずっていうしな。」

湊翔「だな。」

朱翼「決まりですね。」

 

 そうして、俺たちは明日、天空の島へと向かう事になった。

 そこで何が待ち受けているのか、まだ分からない。




今回はここまでです。
今回は、桃源郷での戦いです。
いよいよ、最後のダンジョンである天空の島へと近づいてきました。
希望の迷宮と集いし冒険者たちの物語も、あと2話位で終わります。
その後は、時限爆弾ゲームや復活のベルディアの話をやって、紅伝説へと入っていきます。
長かったです。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今日のギーツは、最終フォームであるギーツIXが登場しましたね。
そして、ニラムが退場してしまう。
次回からは、新たなシーズンが幕開けになるみたいで、楽しみです。
この小説では、湊翔も、創世の力を手に入れさせる予定です。
どうやって入手させるのかは、考え中ですが。
ギーツの映画で、パンクジャックだけじゃなく、ケイロウとロポも登場するみたいで、嬉しいです。
ちなみに、この小説でのスエルは、ロキの別の姿という扱いにする予定です。
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