テレポートで紅魔の里の近くに転送された俺たちは、必死に逃げていた。
「「ヒィィィィ!!」」
ただし、逃げていたのは俺とカズマだった。
どうしてこうなった。
ウィズのテレポートによって、俺、トウカ、龍、アフロディテは、カズマ達とほぼ同じ座標に転送された。
流石に少し誤差があったのか、カズマ達とは少し離れた所にいた。
だが、カズマが何かに追われているのを見て、本能的に危険を感じたので、即座に逃げる事にした。
砂煙をあげて迫ってくるのは、オークだった。
「「ヒィィィィ!!」」
カズマ「ウィズ!なんて所にテレポートしてんだァァァ!!」
オーク「ちょっと待ちなさいよ!あんた達!」
オーク「ねぇ!男前なお兄さん達!私達といい事しない?」
カズマがそう叫ぶ中、後ろのオーク達は、俺たちに対して、そう言う。
そう。
雌のオークしか居ないのだ。
カズマが叫ぶ中、めぐみんが答える。
カズマ「なんで女オークばっかなんだ!?」
めぐみん「カズマ!湊翔!現在、この世にオークの雄は存在しません!」
ダクネス「えぇ!?」
トウカ「オークの雄はとっくの昔に絶滅したらしいの!現在、オークと言えば、縄張りに入り込んだ他種族の雄を捕らえて、集落に連れ帰り、それはもう凄い目に遭わせる、男性にとっての天敵なの!」
マジで!?
この世界は日本での常識が通用しないのか!
そう思ったが、考え直す。
よくよく考えたら、この世界は、野菜が空を飛んだり、秋刀魚が畑から収穫される世界だ。
あり得るのかもしれない。
オーク「アンタ達、2、3日ウチの集落でハーレムよ!この世の天国を味あわせてあげるわ!」
「「お断りしまぁぁぁぁす!!」」
初めて女性からの誘いを断ってしまった。
まあ、完全に誘いに乗ったら、死にそうな気がするしな。
ていうか、なんで龍は雌のオークに追われてないんだよ!?
ダクネス「待て!オークと言えば女騎士の天敵だぞ!性欲絶倫で、女とみるや即座に襲い掛かる、あのオークの雄が……!」
「「もう居ません(ないわよ)!」」
アクア「ダクネス!!」
何でダクネスが落ち込んでるんだよ!
て言うか、俺たちの生命の危機だろ!
オーク「あたし、あんた達の子を産むわ!」
オーク「いや、私よ!」
オーク「最初は男の子がいいわねぇ!オスが60匹にメスが40匹!そして海の見える家で、毎日あたしとイチャイチャするの!」
カズマ「帰りたい!お家に帰りたい!!」
湊翔「そんな事言ってる暇があるなら、走っとけ!」
オークがそう言う中、俺とカズマはそう叫ぶ。
すると、先頭のオークが突然、倒れる。
カズマ「何だ!?」
湊翔「おい、あそこ!」
カズマが驚く中、俺はある方向を指差す。
そこには、馬場武が居たのだ。
しかも、見た事の無い人が何人か居た。
武「よお。お前ら、雌のオークに襲われてるとか、災難だな。」
湊翔「うるせぇよ。つうか、なんか人が増えてるんだけど。」
???「お前がギーツか。」
???「みたいね。横にはタイクーンが居て、後ろには他の仮面ライダーも居るみたいね。」
???「誰だろうが関係ない。倒すだけだ。」
???「行くぜぇ〜!」
そう言って、馬場武たちがやって来る。
すると、結界が周囲に張られる。
トウカ「結界!?」
???「雌のオークの邪魔が入らないようにする為だ。」
めぐみん「あなた達は、何者ですか!?」
ダクネス「ロキの回し者か!?」
闘轟「俺は牛島闘轟。仮面ライダーバッファノワールだ。」
要「俺は桜井要。仮面ライダーブラックタイクーンだ。」
遥「私は園崎遥。仮面ライダーブラックナーゴよ。」
光太郎「俺は佐々木光太郎。仮面ライダーシャドウパンクジャックだ。」
トウカ、めぐみん、ダクネスがそう言うと、馬場武以外の四人はそう名乗る。
ギーツだけでなく、バッファ、タイクーン、ナーゴ、パンクジャックのダークverの仮面ライダーを出してくるとは……………!
すると、馬場武が口を開く。
武「お前も強くなったみたいだな。なら、俺はこれで相手をしてやるよ……………!」
カズマ「おいおい、あれって…………!?」
湊翔「ジャマトのバックル…………!?」
そう。
馬場武が取り出したのは、ジャマトライダーが変身に用いるジャマトバックルだったのだ。
まさか……………!?
すると、牛島闘轟も取り出して、二人はジャマトバックルをデザイアドライバーに装填する。
すると、馬場武は苦しみだす。
やっぱり、人間が使うには危険すぎるんだ!
武「変身……………!ううっ!」
闘轟「変身!」
『JYAMATO』
二人は、ジャマトバックルを使った形態へと変身する。
残りの3人も、シュバルツマグナムみたいに、それぞれのライダーと相性が良いレイズバックルの黒い奴をデザイアドライバーに装填する。
『SET』
すると、桜井要の隣に、黒い手裏剣と英語で黒いNINJAという文字が、園崎遥の隣に、黒いスピーカーと黒いBEATという文字が、佐々木光太郎の隣に、黒いMONSTERの文字が浮かぶ。
3人は叫ぶ。
「「「変身!」」」
そう言って、それぞれのレイズバックルを操作する。
『SCHWARZ』
『REDAY FIGHT』
3人は、それぞれの仮面ライダーに変身する。
湊翔「マジか……………。」
カズマ「どうするんだよ!?」
トウカ「応戦するしかないだろうな。」
龍「そうだな。」
めぐみん「行きましょう!」
ダクネス「ああ!アフロディテとアクアは、離れててくれ。」
アフロディテ「分かりました。」
アクア「あんな真っ黒野郎達なんかに負けるんじゃないわよ!」
そう言って、アクアとアフロディテが下がる中、俺たちはデザイアドライバーを装着して、それぞれのレイズバックルを装填する。
『SET』
すると、俺の横には、白色のシリンダーと英語でMAGNUMという文字が、カズマの横には、緑の手裏剣の絵とNINJAの文字が、めぐみんの横には、スピーカーとBEATの文字が、ダクネスの横には、紫色の手の絵とZOMBIEの文字が、トウカの横には、青の持ち手と銀色の刀身の剣の絵とCALIBERの文字が、龍の横には、大型の戦艦の絵と英語でFLEETという文字が現れる。
全員が変身ポーズを取り、叫ぶ。
「「「「「「変身!」」」」」」
俺たちは、それぞれのレイズバックルを操作する。
『MAGNUM』
『NINJA』
『BEAT』
『ZOMBIE』
『CALIBER』
『FLEET』
『REDAY FIGHT』
俺はギーツ・マグナムフォーム、カズマはタイクーン・ニンジャフォーム、めぐみんはナーゴ・ビートフォーム、ダクネスはバッファ・ゾンビフォーム、トウカはラウンズ・カリバーフォーム、龍はムメイ・フリートフォームに変身する。
馬場武には俺が、牛島闘轟にはダクネスとトウカが、桜井要にはカズマが、園崎遥にはめぐみんが、佐々木光太郎には龍が向かった。
俺は、マグナムシューターを撃って、馬場武に攻撃する。
湊翔「ハアッ!ふっ!」
武「オラっ!はっ!」
俺がマグナムシューターを撃つ中、馬場武はそのまま突進してきて、格闘戦を仕掛ける。
俺は、白夜から教わった格闘戦で、馬場武と応戦する。
武「へぇ!やるじゃねぇか……………!」
湊翔「おい!そんな何でそんな物騒なバックルを使うんだよ!人間を辞める気か!?」
武「はっ!それも良いな!俺は強い奴と戦えるなら、化け物にでもなってやるよ!」
湊翔「こいつ……………!」
俺がそう言うと、馬場武は苦しみに堪えながら、そう答える。
こいつ………………!
一方、カズマと要は、お互いに剣戟を結んでいた。
カズマ「ハアッ!ふっ!」
要「はっ!でやっ!」
カズマと要は両方とも、ニンジャデュアラーを持って、ツインブレード状態で応戦していく。
二人とも、互角に戦っていた。
要「少しはやる様ですね。」
カズマ「うるせぇっ!俺はな、やる時はやる男なんだよ!!」
二人はそう話して、戦っていく。
一方、めぐみんと遥は、お互いにビートアックスを持って、攻撃していく。
めぐみん「ハアッ!ふっ!」
遥「ハアッ!でやっ!」
二人は、ビートアックスにエレメントの力を宿して、お互いに攻撃していく。
遥「へぇ。やるじゃない。頭のおかしいネタ種族の癖に!」
めぐみん「言ってくれますね……………。紅魔族は売られた喧嘩は買う主義です。その喧嘩を買おうじゃないか!!」
遥がそう挑発すると、めぐみんはそう叫び、再び戦闘に入る。
一方、ダクネスとトウカは、牛島闘轟と戦っていた。
ダクネス「はあっ!ふっ!」
トウカ「でやっ!はっ!」
闘轟「ふっ!はっ!」
ダクネスとトウカは、連携をして、牛島闘轟と戦っていく。
当の牛島闘轟は、馬場武と違い、全く苦しんでおらず、二人の連携攻撃にも動じずに戦っていた。
ダクネス「こいつ……………!強い…………!」
トウカ「お前、なんでジャマトバックルを使っても平気なんだよ!?人間が使える様な代物じゃないだろ!」
闘轟「あ?俺の力だ。俺は、凡ゆる力をデメリット無しで使える。例え、ジャマトのバックルでもな!」
3人はそう話して、戦闘を再開する。
一方、龍と光太郎は、戦闘をしていた。
龍が剣を使っているのに対して、光太郎はモンスターグローブを使った肉弾戦を行なっていた。
龍「ふっ!はっ!」
光太郎「はあっ!おらっ!」
龍の剣と、光太郎のモンスターグローブがぶつかり合い、周囲に衝撃波が出る。
光太郎「アンタ、結構強いじゃねぇか。」
龍「まあな。」
光太郎「そう来なくっちゃな!」
そんなふうに話して、戦闘を激しくしていく。
一方、俺と馬場武の方は。
湊翔「はっ!でやっ!」
武「おらっ!ふっ!」
相変わらず戦っていたが、苦戦を強いられていた。
やっぱり、バニルが憑依した時のジャマトライダーみたいに、ジャマトの力に、知性が組み合わさると、マジで強い。
馬場武がパンチして、俺が地面に倒れる中、俺はマグナムシューターを撃って、攻撃する。
俺は立ち上がり、マグナムレイズバックルを操作して、必殺技を放とうとする。
だが、途中で辞めてしまう。
何故なら。
武「ううっ……………!うわぁぁぁぁぁ!!」
あいつは頭を抑えながらそう叫び、変身解除する。
やっぱり、人間が使うには危険すぎるな、ジャマトバックルは。
すると、他の人たちと戦っていた連中が集まってきた。
遥「武さん!」
要「やっぱりか。」
光太郎「随分と無茶したじゃねぇか。」
武「うるせぇ……………!」
闘轟「まあ、今回はここまでだ。次に会ったら、もっと戦おうぜ。」
そいつらはそんな風に言って、撤退する。
俺たちは、集まる。
湊翔「まさか……………ロキ側に、更に仮面ライダーが増えるなんてな……………。」
カズマ「面倒な事になったよな…………。」
めぐみん「しかも、相手はそれなりに強かったです。」
ダクネス「特に、あの牛島闘轟という奴が危険だな。」
トウカ「ジャマトのバックルを、ほぼノーリスクで使えるからな。」
アクア「何よそれ!そんなのあり得ないんですけど!」
龍「それだけ、連中も本気という事なんだろう。」
湊翔「みたいだな。」
アフロディテ「あの…………湊翔さん、カズマさん。言いにくいんですが、彼らが撤退した事で、結界も消えてますよ。」
俺たちはそう話す。
ロキも本気という事だろう。
すると、アフロディテがそう言う。
そういえば、何か、とんでも無い事を忘れている様な……………。
オーク「アンタ達!よっぽど私らを待たせるとはねぇ!」
「「あ。」」
そんな声が聞こえてきて、俺とカズマはそう言う。
そういえば、雌のオークを忘れてた!
やばい、今度は俺たちが死ぬ!
俺とカズマが抱き合って震えていると、雌のオーク達が迫ってくる。
すると、誰かの叫び声が聞こえてくる。
???「ボトムレス・スワンプ!」
その叫び声と共に、オーク達が突如、沼と化した地面に埋もれる。
後ろを振り向くと、そこには、ゆんゆんが居た。
湊翔「ゆんゆん!」
ゆんゆん「大丈夫ですか?」
俺たちがゆんゆんを見る中、オークたちは、その場から逃げ去っていった。
こうして、危機を脱する事に成功したが、俺とカズマの心には、少なく無い傷を負ってしまったのだった。
ちなみに。
湊翔「龍。なんでオークに襲われてないわけ?」
龍「何でだろうな。」
何故か、龍にオークが襲ってこなかったのかは、結局分からなかった。
今回はここまでです。
オークに襲われ、湊翔とカズマは、トラウマを抱きました。
そして、ロキ側の新たな戦力として、バッファ、タイクーン、ナーゴ、パンクジャックのダークライダーが登場しました。
そして、馬場武も、ジャマトバックルを使います。
その為、馬場武は、ジャマト化が始まりました。
次回は、めぐみんの家に行くまでをやりたいと思っています。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今日のギーツは、道長とベロバの決着ですね。
英寿が石像になりかけてる中、道長はベロバを倒し、景和とも和解しましたね。
そして、沙羅さんも戻ってきましたし。
4人のエースと黒狐は、面白かったです。
ギーツワンネスのIDコアも手に入れる事が出来ましたし。
クロスギーツは、馬場武に変身させようかなと考えています。
次回のギーツに出てくるジットが変身する新たな仮面ライダーは、ロキに変身させる予定です。