この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

67 / 188
第54話 シャドウ軍団襲来

 テレポートで紅魔の里の近くに転送された俺たちは、必死に逃げていた。

 

「「ヒィィィィ!!」」

 

 ただし、逃げていたのは俺とカズマだった。

 どうしてこうなった。

 ウィズのテレポートによって、俺、トウカ、龍、アフロディテは、カズマ達とほぼ同じ座標に転送された。

 流石に少し誤差があったのか、カズマ達とは少し離れた所にいた。

 だが、カズマが何かに追われているのを見て、本能的に危険を感じたので、即座に逃げる事にした。

 砂煙をあげて迫ってくるのは、オークだった。

 

「「ヒィィィィ!!」」

カズマ「ウィズ!なんて所にテレポートしてんだァァァ!!」

オーク「ちょっと待ちなさいよ!あんた達!」

オーク「ねぇ!男前なお兄さん達!私達といい事しない?」

 

 カズマがそう叫ぶ中、後ろのオーク達は、俺たちに対して、そう言う。

 そう。

 雌のオークしか居ないのだ。

 カズマが叫ぶ中、めぐみんが答える。

 

カズマ「なんで女オークばっかなんだ!?」

めぐみん「カズマ!湊翔!現在、この世にオークの雄は存在しません!」

ダクネス「えぇ!?」

トウカ「オークの雄はとっくの昔に絶滅したらしいの!現在、オークと言えば、縄張りに入り込んだ他種族の雄を捕らえて、集落に連れ帰り、それはもう凄い目に遭わせる、男性にとっての天敵なの!」

 

 マジで!?

 この世界は日本での常識が通用しないのか!

 そう思ったが、考え直す。

 よくよく考えたら、この世界は、野菜が空を飛んだり、秋刀魚が畑から収穫される世界だ。

 あり得るのかもしれない。

 

オーク「アンタ達、2、3日ウチの集落でハーレムよ!この世の天国を味あわせてあげるわ!」

「「お断りしまぁぁぁぁす!!」」

 

 初めて女性からの誘いを断ってしまった。

 まあ、完全に誘いに乗ったら、死にそうな気がするしな。

 ていうか、なんで龍は雌のオークに追われてないんだよ!?

 

ダクネス「待て!オークと言えば女騎士の天敵だぞ!性欲絶倫で、女とみるや即座に襲い掛かる、あのオークの雄が……!」

「「もう居ません(ないわよ)!」」

アクア「ダクネス!!」

 

 何でダクネスが落ち込んでるんだよ!

 て言うか、俺たちの生命の危機だろ!

 

オーク「あたし、あんた達の子を産むわ!」

オーク「いや、私よ!」

オーク「最初は男の子がいいわねぇ!オスが60匹にメスが40匹!そして海の見える家で、毎日あたしとイチャイチャするの!」

カズマ「帰りたい!お家に帰りたい!!」

湊翔「そんな事言ってる暇があるなら、走っとけ!」

 

 オークがそう言う中、俺とカズマはそう叫ぶ。

 すると、先頭のオークが突然、倒れる。

 

カズマ「何だ!?」

湊翔「おい、あそこ!」

 

 カズマが驚く中、俺はある方向を指差す。

 そこには、馬場武が居たのだ。

 しかも、見た事の無い人が何人か居た。

 

武「よお。お前ら、雌のオークに襲われてるとか、災難だな。」

湊翔「うるせぇよ。つうか、なんか人が増えてるんだけど。」

???「お前がギーツか。」

???「みたいね。横にはタイクーンが居て、後ろには他の仮面ライダーも居るみたいね。」

???「誰だろうが関係ない。倒すだけだ。」

???「行くぜぇ〜!」

 

 そう言って、馬場武たちがやって来る。

 すると、結界が周囲に張られる。

 

トウカ「結界!?」

???「雌のオークの邪魔が入らないようにする為だ。」

めぐみん「あなた達は、何者ですか!?」

ダクネス「ロキの回し者か!?」

闘轟「俺は牛島闘轟。仮面ライダーバッファノワールだ。」

要「俺は桜井要。仮面ライダーブラックタイクーンだ。」

遥「私は園崎遥。仮面ライダーブラックナーゴよ。」

光太郎「俺は佐々木光太郎。仮面ライダーシャドウパンクジャックだ。」

 

 トウカ、めぐみん、ダクネスがそう言うと、馬場武以外の四人はそう名乗る。

 ギーツだけでなく、バッファ、タイクーン、ナーゴ、パンクジャックのダークverの仮面ライダーを出してくるとは……………!

 すると、馬場武が口を開く。

 

武「お前も強くなったみたいだな。なら、俺はこれで相手をしてやるよ……………!」

カズマ「おいおい、あれって…………!?」

湊翔「ジャマトのバックル…………!?」

 

 そう。

 馬場武が取り出したのは、ジャマトライダーが変身に用いるジャマトバックルだったのだ。

 まさか……………!?

 すると、牛島闘轟も取り出して、二人はジャマトバックルをデザイアドライバーに装填する。

 すると、馬場武は苦しみだす。

 やっぱり、人間が使うには危険すぎるんだ!

 

武「変身……………!ううっ!」

闘轟「変身!」

 

JYAMATO

 

 二人は、ジャマトバックルを使った形態へと変身する。

 残りの3人も、シュバルツマグナムみたいに、それぞれのライダーと相性が良いレイズバックルの黒い奴をデザイアドライバーに装填する。

 

SET

 

 すると、桜井要の隣に、黒い手裏剣と英語で黒いNINJAという文字が、園崎遥の隣に、黒いスピーカーと黒いBEATという文字が、佐々木光太郎の隣に、黒いMONSTERの文字が浮かぶ。

 3人は叫ぶ。

 

「「「変身!」」」

 

 そう言って、それぞれのレイズバックルを操作する。

 

SCHWARZ

REDAY FIGHT

 

 3人は、それぞれの仮面ライダーに変身する。

 

湊翔「マジか……………。」

カズマ「どうするんだよ!?」

トウカ「応戦するしかないだろうな。」

龍「そうだな。」

めぐみん「行きましょう!」

ダクネス「ああ!アフロディテとアクアは、離れててくれ。」

アフロディテ「分かりました。」

アクア「あんな真っ黒野郎達なんかに負けるんじゃないわよ!」

 

 そう言って、アクアとアフロディテが下がる中、俺たちはデザイアドライバーを装着して、それぞれのレイズバックルを装填する。

 

SET

 

 すると、俺の横には、白色のシリンダーと英語でMAGNUMという文字が、カズマの横には、緑の手裏剣の絵とNINJAの文字が、めぐみんの横には、スピーカーとBEATの文字が、ダクネスの横には、紫色の手の絵とZOMBIEの文字が、トウカの横には、青の持ち手と銀色の刀身の剣の絵とCALIBERの文字が、龍の横には、大型の戦艦の絵と英語でFLEETという文字が現れる。

 全員が変身ポーズを取り、叫ぶ。

 

「「「「「「変身!」」」」」」

 

 俺たちは、それぞれのレイズバックルを操作する。

 

MAGNUM

NINJA

BEAT

ZOMBIE

CALIBER

FLEET

REDAY FIGHT

 

 俺はギーツ・マグナムフォーム、カズマはタイクーン・ニンジャフォーム、めぐみんはナーゴ・ビートフォーム、ダクネスはバッファ・ゾンビフォーム、トウカはラウンズ・カリバーフォーム、龍はムメイ・フリートフォームに変身する。

 馬場武には俺が、牛島闘轟にはダクネスとトウカが、桜井要にはカズマが、園崎遥にはめぐみんが、佐々木光太郎には龍が向かった。

 俺は、マグナムシューターを撃って、馬場武に攻撃する。

 

湊翔「ハアッ!ふっ!」

武「オラっ!はっ!」

 

 俺がマグナムシューターを撃つ中、馬場武はそのまま突進してきて、格闘戦を仕掛ける。

 俺は、白夜から教わった格闘戦で、馬場武と応戦する。

 

武「へぇ!やるじゃねぇか……………!」

湊翔「おい!そんな何でそんな物騒なバックルを使うんだよ!人間を辞める気か!?」

武「はっ!それも良いな!俺は強い奴と戦えるなら、化け物にでもなってやるよ!」

湊翔「こいつ……………!」

 

 俺がそう言うと、馬場武は苦しみに堪えながら、そう答える。

 こいつ………………!

 一方、カズマと要は、お互いに剣戟を結んでいた。

 

カズマ「ハアッ!ふっ!」

要「はっ!でやっ!」

 

 カズマと要は両方とも、ニンジャデュアラーを持って、ツインブレード状態で応戦していく。

 二人とも、互角に戦っていた。

 

要「少しはやる様ですね。」

カズマ「うるせぇっ!俺はな、やる時はやる男なんだよ!!」

 

 二人はそう話して、戦っていく。

 一方、めぐみんと遥は、お互いにビートアックスを持って、攻撃していく。

 

めぐみん「ハアッ!ふっ!」

遥「ハアッ!でやっ!」

 

 二人は、ビートアックスにエレメントの力を宿して、お互いに攻撃していく。

 

遥「へぇ。やるじゃない。頭のおかしいネタ種族の癖に!」

めぐみん「言ってくれますね……………。紅魔族は売られた喧嘩は買う主義です。その喧嘩を買おうじゃないか!!」

 

 遥がそう挑発すると、めぐみんはそう叫び、再び戦闘に入る。

 一方、ダクネスとトウカは、牛島闘轟と戦っていた。

 

ダクネス「はあっ!ふっ!」

トウカ「でやっ!はっ!」

闘轟「ふっ!はっ!」

 

 ダクネスとトウカは、連携をして、牛島闘轟と戦っていく。

 当の牛島闘轟は、馬場武と違い、全く苦しんでおらず、二人の連携攻撃にも動じずに戦っていた。

 

ダクネス「こいつ……………!強い…………!」

トウカ「お前、なんでジャマトバックルを使っても平気なんだよ!?人間が使える様な代物じゃないだろ!」

闘轟「あ?俺の力だ。俺は、凡ゆる力をデメリット無しで使える。例え、ジャマトのバックルでもな!」

 

 3人はそう話して、戦闘を再開する。

 一方、龍と光太郎は、戦闘をしていた。

 龍が剣を使っているのに対して、光太郎はモンスターグローブを使った肉弾戦を行なっていた。

 

龍「ふっ!はっ!」

光太郎「はあっ!おらっ!」

 

 龍の剣と、光太郎のモンスターグローブがぶつかり合い、周囲に衝撃波が出る。

 

光太郎「アンタ、結構強いじゃねぇか。」

龍「まあな。」

光太郎「そう来なくっちゃな!」

 

 そんなふうに話して、戦闘を激しくしていく。

 一方、俺と馬場武の方は。

 

湊翔「はっ!でやっ!」

武「おらっ!ふっ!」

 

 相変わらず戦っていたが、苦戦を強いられていた。

 やっぱり、バニルが憑依した時のジャマトライダーみたいに、ジャマトの力に、知性が組み合わさると、マジで強い。

 馬場武がパンチして、俺が地面に倒れる中、俺はマグナムシューターを撃って、攻撃する。

 俺は立ち上がり、マグナムレイズバックルを操作して、必殺技を放とうとする。

 だが、途中で辞めてしまう。

 何故なら。

 

武「ううっ……………!うわぁぁぁぁぁ!!」

 

 あいつは頭を抑えながらそう叫び、変身解除する。

 やっぱり、人間が使うには危険すぎるな、ジャマトバックルは。

 すると、他の人たちと戦っていた連中が集まってきた。

 

遥「武さん!」

要「やっぱりか。」

光太郎「随分と無茶したじゃねぇか。」

武「うるせぇ……………!」

闘轟「まあ、今回はここまでだ。次に会ったら、もっと戦おうぜ。」

 

 そいつらはそんな風に言って、撤退する。

 俺たちは、集まる。

 

湊翔「まさか……………ロキ側に、更に仮面ライダーが増えるなんてな……………。」

カズマ「面倒な事になったよな…………。」

めぐみん「しかも、相手はそれなりに強かったです。」

ダクネス「特に、あの牛島闘轟という奴が危険だな。」

トウカ「ジャマトのバックルを、ほぼノーリスクで使えるからな。」

アクア「何よそれ!そんなのあり得ないんですけど!」

龍「それだけ、連中も本気という事なんだろう。」

湊翔「みたいだな。」

アフロディテ「あの…………湊翔さん、カズマさん。言いにくいんですが、彼らが撤退した事で、結界も消えてますよ。」

 

 俺たちはそう話す。

 ロキも本気という事だろう。

 すると、アフロディテがそう言う。

 そういえば、何か、とんでも無い事を忘れている様な……………。

 

オーク「アンタ達!よっぽど私らを待たせるとはねぇ!」

「「あ。」」

 

 そんな声が聞こえてきて、俺とカズマはそう言う。

 そういえば、雌のオークを忘れてた!

 やばい、今度は俺たちが死ぬ!

 俺とカズマが抱き合って震えていると、雌のオーク達が迫ってくる。

 すると、誰かの叫び声が聞こえてくる。

 

???「ボトムレス・スワンプ!」

 

 その叫び声と共に、オーク達が突如、沼と化した地面に埋もれる。

 後ろを振り向くと、そこには、ゆんゆんが居た。

 

湊翔「ゆんゆん!」

ゆんゆん「大丈夫ですか?」

 

 俺たちがゆんゆんを見る中、オークたちは、その場から逃げ去っていった。

 こうして、危機を脱する事に成功したが、俺とカズマの心には、少なく無い傷を負ってしまったのだった。

 ちなみに。

 

湊翔「龍。なんでオークに襲われてないわけ?」

龍「何でだろうな。」

 

 何故か、龍にオークが襲ってこなかったのかは、結局分からなかった。




今回はここまでです。
オークに襲われ、湊翔とカズマは、トラウマを抱きました。
そして、ロキ側の新たな戦力として、バッファ、タイクーン、ナーゴ、パンクジャックのダークライダーが登場しました。
そして、馬場武も、ジャマトバックルを使います。
その為、馬場武は、ジャマト化が始まりました。
次回は、めぐみんの家に行くまでをやりたいと思っています。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今日のギーツは、道長とベロバの決着ですね。
英寿が石像になりかけてる中、道長はベロバを倒し、景和とも和解しましたね。
そして、沙羅さんも戻ってきましたし。
4人のエースと黒狐は、面白かったです。
ギーツワンネスのIDコアも手に入れる事が出来ましたし。
クロスギーツは、馬場武に変身させようかなと考えています。
次回のギーツに出てくるジットが変身する新たな仮面ライダーは、ロキに変身させる予定です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。