この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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第57話 魔術師殺し

 俺とトウカは、現れた凱装武劉という人物に話を聞く為に、ゆんゆんの家に向かった。

 何故、めぐみんの家ではないのか。

 それは、どうせ、ゆいゆいの手によって、眠らされるオチが見えるからだ。

 それに、めぐみんの家は手狭なので、流石に申し訳ないからな。

 俺たちがゆんゆんの家に着き、ゆんゆんに泊まっても良いかと聞くと。

 

ゆんゆん「は、はい!遠慮なく泊まっていって下さい!」

 

 ゆんゆんは、嬉しそうにそう言った。

 ゆんゆんのお父さんも、何故か泣いていた。

 娘の成長が嬉しいとかだろうか。

 俺たちは、宛てがわられた部屋に向かい、話をする事に。

 

湊翔「……………さてと。あんたは誰なんだ?閃光の砲撃者なんて聞いた事が無いんだけど。」

トウカ「まあ、私の場合は噂には聞いた事があるんだけどね。」

武劉「そうだな。改めて。俺は凱装武劉だ。」

 

 俺とトウカがそう言うと、武劉は改めて自己紹介を行う。

 名前的にも、日本人だろうな。

 そう思う中、武劉は口を開く。

 

武劉「ちょっと…………日本という遠い国からやって来たんでな。」

トウカ「なるほど。湊翔達と同じというわけか。」

湊翔「みたいだな。」

 

 だろうな。

 そこから、どういう経緯で来たのかを聞いた。

 どうやら、元々は自衛隊に所属していたボディガードである様で、護衛をしていたところ、護衛対象が狙撃されそうになり、庇って死亡した様だ。

 転生特典は、無尽蔵の魔力らしい。

 ちなみに、トウカも居るので、転生したという事は伏せている。

 武劉が変身するのは仮面ライダーダイルという仮面ライダーで、ワニの仮面ライダーだそうだ。

 持っているのは、バスターレイズバックル、ブーストレイズバックル、フィーバースロット、いくつかの小型レイズバックルだそうだ。

 バスターレイズバックルが強力で、荷電粒子砲が撃てる代物らしい。

 ただし、魔力はかなり消費するので、実質的には、武劉しか使えないそうだ。

 

湊翔「なるほどな……………結構強力だな。」

トウカ「確かにな。」

武劉「まあ、色々とネックだがな。それと、そっちの情報も教えるべきだろう。」

湊翔「確かにね。」

 

 武劉にそう言われたので、俺たちも情報を開示する。

 俺たちのそれぞれが持っているバックルに、ここには居ない白夜と朱翼の事を。

 

武劉「なるほどな。他にも仲間が居るという事か。」

湊翔「まあね。今は、諸事情で居ないけど。」

トウカ「私たちの方は、そんな感じだ。」

武劉「分かった。」

 

 俺たちはそんな風に情報交換を行う。

 しばらくして、俺たちは族長が出してきた夜飯を食べる事に。

 夜飯を食べた後、俺たちは宛がわられた部屋で休む事に。

 ベッドで横になっていると、トウカが入ってくる。

 

トウカ「やあ、湊翔。」

湊翔「トウカか。どうした?」

トウカ「少し、話があるんだが、良いか?」

湊翔「良いぞ。」

 

 そう言ってくるので、俺はそう言う。

 すると、トウカが入ってくる。

 

湊翔「どうしたんだ?」

トウカ「なあ、あのシルビアって魔王軍幹部は、諦めたと思うか?」

湊翔「そうだな……………なんの目的で紅魔の里を攻めてるのかは知らないけど、俺がアイツだとしたら、諦めないかな。」

トウカ「やっぱりか………………。」

 

 そう。

 現状、シルビアが何の目的で来ているのかは、全く分からない。

 警戒するに越した事はない。

 すると、トウカが口を開く。

 

トウカ「あ……………あのさ。」

湊翔「うん?」

トウカ「実は、言いたい事があるんだ。」

湊翔「何だ?」

トウカ「それは………………。」

 

 トウカは、顔を赤くしながらそう言う。

 俺は気になり、トウカの方を見る。

 トウカが何かを言おうとした次の瞬間。

 

紅魔族『魔王軍警報!現在、魔王軍が侵入した可能性があります!』

 

 そんな警報が里中に響き渡る。

 俺はトウカに言う。

 

湊翔「その話も気になるけど、まずは魔王軍だな。やっぱり諦めてないか。」

トウカ「………………そうだな。」

 

 俺とトウカはそう話して、服をパジャマから普通の服に着替えて、外に出る。

 武劉とゆんゆんも出てきた様だった。

 すると、スパイダーフォンに連絡が入る。

 どうやら、連絡してきたのは、めぐみんの様だ。

 

湊翔「めぐみん!?どうした?」

めぐみん『湊翔!カズマがシルビアに攫われてしまいました!』

湊翔「はあっ!?」

 

 いや、どういう事だよ!?

 めぐみん達は、事情を話す。

 どうやら、シルビアがめぐみんの自宅の方から侵入した様で、カズマとめぐみんが相手をする中、シルビアはカズマを攫ったそうだ。

 その際、シルビアが元々男で、女のパーツは後から付け足したと知り、カズマは気絶したそうだ。

 あいつ、男だったのかよ。

 カズマも災難だな。

 すると、デザイアグランプリからお知らせが入る。

 

ツムリ『仮面ライダーの皆さん!お伝えする事が出来ました!』

湊翔「どうした?」

ギロリ『現在、紅魔の里の近辺に、大量のジャマトとジャマトライダーが現れた。君たちには、それらの対処にも当たって欲しい。』

トウカ「わ、分かった!」

武劉「へぇ……………。」

 

 ジャマトも動き出したのかよ!

 面倒な事になったな。

 俺たちは、めぐみん達と合流するべく、移動を開始する。

 一方、カズマは。

 

シルビア「ちょっと。ねえ、ちょっと起きなさいな。」

カズマ「………………うおおおおおお!やめろシルビア!俺に寄るな!ぶっ殺すぞ!!」

シルビア「いや、何もしないわよ!昼間は見逃してもらったし、逃してあげるわよ。」

 

 シルビアが起こすと、カズマはそう叫ぶ。

 どうやら、よっぽどトラウマになったそうだ。

 すると。

 

???「何をしている。」

カズマ「っ!?お前、誰だよ!?」

 

 そこに、謎の人物が現れる。

 その人物を見たシルビアが反応する。

 

シルビア「ん?何だ、ロキじゃない。」

カズマ「えっ!?こいつが!?」

ロキ「こうして、対面するのは初めてかな。タイクーン。我が名はロキだ。」

 

 そう。

 ロキがやって来ていたのだ。

 

シルビア「それで、何しに来たのよ。」

ロキ「君を手助けに来ただけさ。これでその封印を解いてやる。魔術師殺しが目当てなのだろう?」

シルビア「……………そう。ならさっさとやりなさいよ。」

ロキ「ああ。」

 

 ロキとシルビアがそう話すと、ロキはヴィジョンドライバーを取り出す。

 それを装着して、ヴィジョンドライバーの上部に触れる。

 

GLARE2, LOG IN

 

 そんな音声が流れると、ロキは右の腰にあるカードを取り出して言う。

 

ロキ「変身。」

 

 そう言うと、ドライバーにスラッシュする。

 

INSTALL

I HAVE FULL CONTROL OVER, GLARE2

 

 ロキは、仮面ライダーグレア2に変身する。

 そして、再び上部に触れる。

 

HACKING ON CRACK START

 

 すると、ヴィジョンドライバーから光が出て、扉が自動で開いていく。

 

カズマ「マジかよ………………!?」

シルビア「一応、感謝しておくわ、ロキ。」

ロキ「あとは好きにしろ。」

 

 シルビアが奥に入っていく中、カズマはロキに話しかける。

 

カズマ「おい!何だってこんな事をするんだよ!?」

ロキ「なぜ………………か。逆に聞くが、お前は何の為に戦う?」

カズマ「え………………?」

ロキ「名誉の為か?お金の為か?」

カズマ「そ、それは………………。」

 

 カズマはそう聞くが、ロキにそう聞かれ、カズマは言葉に詰まる。

 そんな中、ロキは口を開く。

 

ロキ「私は、私が求める刺激の為に動くだけだ。ゲームは面白くないとつまらないだろう?」

カズマ「え……………!?」

ロキ「ああ、それと。早くここから出た方が良いぞ。崩落に巻き込まれたいのなら、話は別だがな。」

カズマ「マジかよ!?」

 

 そう話す中、建物が揺れていた。

 カズマは、すかさず建物から脱出した。

 そこに、俺たちも合流する。

 

めぐみん「カズマ!無事だったんですね!」

カズマ「あ、ああ……………。」

湊翔「どうした?歯切れが悪いぞ?」

カズマ「いや……………っ!?」

シルビア「アハハハハっ!」

トウカ「おい、あれ!」

 

 すると、何かが出てくる。

 それは、下半身が金属の蛇みたいな状態のシルビアだった。

 

武劉「何だあれ?」

めぐみん「あれは……………魔術師殺しです!」

トウカ「魔術師殺し?」

めぐみん「魔術師殺しというのは、我々紅魔族にとっての天敵なのです!」

湊翔「マジか………………。」

 

 俺たちがそう話す中、シルビアは俺たちを無視して、紅魔の里の方へと向かう。

 そして、火炎放射を放ち、紅魔の里を燃やしていく。

 そんな中、ひろぽんが口を開く。

 

ひろぽん「しかし、魔術師殺しの封印は、我々でも分からなかった物だぞ。どうやってその魔王軍幹部は封印を解いたんだ?」

トウカ「カズマ、何があったんだ?」

カズマ「……………ロキが現れて、ヴィジョンドライバーで封印を解いた。」

めぐみん「えっ!?」

 

 マジかよ……………!?

 ロキが介入したのか!

 それじゃあ、封印を解かれても無理はない。

 それを聞いた族長は。

 

ひろぽん「なんてこった。しかし、魔王軍の思惑通りになるのは癪だが、この里は捨てるしかなさそうだ……………。」

 

 そんな風に呟いた。

 だが、諦めるにはまだ早い気がする。

 こういうのは、大体対抗出来る抑止力を作っておくもんだろうからな。

 

カズマ「なあ、どうにか出来ないのか?こう、抑止力的な奴とかさ!」

あるえ「実は…………魔術師殺しが暴走した時に備えて、抑止力が………………。」

カズマ「あるのかよ!なら、それを取りに…………!」

 

 カズマがそう叫ぶ中、シルビアはある方向に向かって炎を吐く。

 

カズマ「おい!あっちって!」

アクア「めぐみんの家がある方向じゃない!」

めぐみん「こめっこが!」

 

 そう。

 炎の先には、めぐみんの自宅がある場所だったのだ。

 めぐみんが慌てる中、ダクネスが言う。

 

ダクネス「安心しろ。めぐみんの家族は、私が守るさ。」

湊翔「よし。カズマ達は、その抑止力を取りに行ってくれ!俺、トウカ、武劉は、シルビアを抑えるぞ!」

トウカ「ああ!」

武劉「分かった。」

カズマ「よし!一か八かやるぞ!」

ひろぽん「一か八か!外の人なのにわかっているじゃないか!」

あるえ「悪くないな。この展開も。嫌いじゃない。」

 

 俺たちがそう話す中、族長とあるえが反応していた。

 どうやら、紅魔族の琴線に触れたらしい。

 俺、トウカ、武劉、ダクネスはシルビアの方に向かい、カズマ、アクア、めぐみんは、その抑止力を取りに行った。

 アクアは、駄々を捏ねていたが。

 その頃、紅魔の里の近くの森では、ウィズ、バニル、白夜、朱翼が来ていた。

 

ウィズ「着きましたよ、皆さん!私の知り合いの職人さんなら、間違いありません!」

バニル「汝がそんなに自信たっぷりだと、不安になるのだが。」

ウィズ「大丈夫です!腕は確かですから…………ほえ〜〜〜っ!?」

朱翼「見事に燃えてますね。」

白夜「何が起こってんだよ……………!?」

 

 紅魔の里に向かっていたが、燃えている事にウィズはそう叫び、朱翼と白夜は、困惑していた。

 一方、龍とアフロディテは。

 

龍「用事を済ませたから戻ってきたら…………どうなっているんだ?」

アフロディテ「とんでもない事が起こっていそうですね。」

 

 燃える紅魔の里を見ながら、そんな風に呟いていた。

 俺たちは、シルビアの方へと向かい、それぞれのレイズバックルを、デザイアドライバーに装填する。

 

SET

 

 俺の横には、白色のシリンダーと英語でMAGNUMという文字が、トウカの横には、青の持ち手と銀色の刀身の剣の絵とCALIBERの文字が、武劉の隣には、大砲の絵と英語でBUSTERの文字が浮かぶ。

 待機音が流れる中、俺たちは、それぞれの変身ポーズを取り、叫ぶ。

 

「「「変身!」」」

 

 俺たちはそう叫んで、レイズバックルを操作する。

 

MAGNUM

CALIBER

BUSTER

REDAY FIGHT

 

 俺はギーツ・マグナムフォーム、トウカはラウンズ・カリバーフォーム、武劉はダイル・バスターフォームに変身する。

 武劉の変身するダイルは、ワニの顔の様な仮面ライダーであり、両肩にはキャノン砲みたいなのが付いていて、腕の部分には、クローが付いていた。

 恐らく、モンスターフォームやライトニングフォームと同様に、肉弾戦で戦うタイプのフォームだろう。

 俺たちは、シルビアの方へと向かう。

 

湊翔「シルビア!」

シルビア「あら、ギーツじゃない。」

トウカ「あんたはここで止める!」

武劉「覚悟しろ。」

シルビア「やれるものならやってみなさい!」

 

 俺たちは、それぞれで攻撃する。

 

湊翔「ハアッ!ふっ!」

 

 俺は、マグナムシューターをハンドガンとライフルで使い分けたり、アーマードガンを展開して、シルビアや魔王軍、ジャマトに攻撃する。

 

トウカ「ハアッ!ふっ!でやっ!」

 

 トウカは、ソードエクスカリバーを持って、シルビアや魔王軍、ジャマトに攻撃していく。

 

武劉「はっ!ふっ!はあっ!」

 

 武劉は、両腕のクローや両肩の大砲から、攻撃していく。

 そんな中、紅魔族達も魔法で攻撃していた。

 だが、シルビアに阻まれ、効果が無いように見えた。

 ただ、幸いなのは、魔術師殺しを取り込んで間もないからか、動きがそこまで機敏では無いことだ。

 まだ慣れていないのだろう。

 

シルビア「アハハハハ!紅魔族は、自らが守ってきた力で滅亡するのだ!エンシェント・ディスペル!」

 

 シルビアはそう叫ぶと、魔術師殺しが光りだし、結界を生み出し、それに飲み込まれる。

 だが、特に変化は見られない。

 俺たちには(・・・・・)だが。

 

どどんこ「地獄の猛火よ!荒れ狂え!インフェルノ!」

 

 どどんこが魔法を発動しようとするが、発動しない。

 どうやら、あの結界内に居た者の魔法を封じるらしい。

 

魔王軍「魔法が使えない紅魔族なんて、ただの肉塊だ!」

魔王軍「勝てる!」

ジャマト「ジャ〜っ!!」

 

 それを見て、魔王軍とジャマトは、魔法が使えない紅魔族に攻撃を集中する。

 俺たちは、紅魔族達と魔王軍・ジャマト連合軍の間に立ち、応戦する。

 

湊翔「これが魔術師殺しの力か!確かに、紅魔族にとって、天敵と言える力だな!」

トウカ「だな!私たちは魔法を使わないから、影響はないけど!武劉は大丈夫なのか!?」

武劉「問題ない。確かに、魔法は使えないが、荷電粒子に変換するからな!」

 

 俺たちは、魔王軍とジャマトを倒していく。

 戦いが始まる前に聞いたのだが、武劉のバスターフォームは、武劉の魔力を荷電粒子に変換して、クローに纏わせたりするそうだ。

 とはいえ、多勢に無勢なのは事実であり、紅魔族を滅亡させる事が出来ると分かって、魔王軍も血気盛んになっていた。

 それに、ジャマトライダーも混じっている為、苦戦を強いられていた。

 すると、シルビアがやってくる。

 

シルビア「あんた達、少しはやるじゃ無い。でも、たった三人でこんな大勢に勝てると思ったら、大間違いよ。やっておしまい!」

魔王軍「うおおおっ!!」

 

 シルビアがそう言うと、魔王軍達は俺たちと後ろの紅魔族の方へと向かっていく。

 俺たちが身構える中。

 

???「ライト・オブ・セイバー!!」

 

 その声と共に、俺たちの近くにある崖が魔法で崩され、その崩落に魔王軍が巻き込まれた。

 ジャマトは、一部が巻き込まれたが、まだ健在だった。

 シルビアが上を向くと、そこにはゆんゆんが居た。

 

ゆんゆん「そこまでよ!魔王軍幹部、シルビア!私の大切な親友に、これ以上は手出しはさせない!」

湊翔「ゆんゆん!?魔法が使えなくなったんじゃ無いのか!?」

トウカ「多分、あれの範囲外に居たからだろうな。」

武劉「恐らくな。」

 

 そういう事か。

 どうやら、エンシェント・ディスペルの範囲外なら、影響は無いみたいだな。

 すると。

 

ゆんゆん「我が名はゆんゆん!アークウィザードにして上級魔法を操る者!やがてこの里の長となる者!」

 

 ゆんゆんはそんな風に名乗りをあげる。

 俺たちは、それを見ていると、スパイダーフォンに連絡が入る。

 

湊翔「カズマか?どうした?」

カズマ『湊翔か!?対抗手段を見つけたから、すぐにこっちに戻ってくれ!ゆんゆんがシルビアを引きつけてる内に!』

湊翔「分かった!」

 

 どうやら、見つけてくれたようだな。

 俺たちは、カズマ達の方に向かう。

 到着すると、そこには、ちぇけらの店に置かれていたライフルが置いてあった。

 

湊翔「それって、ちぇけらの店に置いてあったライフルじゃないか!」

カズマ「これや魔術師殺しを作ったのは、デストロイヤーの開発者なんだよ!」

湊翔「は!?」

 

 どういう事!?

 俺が驚く中、カズマは説明した。

 どうやら、紅魔族も魔術師殺しもこのライフルも全部、デストロイヤーを作った博士が作った物らしい。

 厳密にはライフルではなく、レールガンらしいが。

 レールガンを撃った際、あまりの威力に驚き、こう書き残していたらしい。

 

博士『良い名前が思いつかないから、便宜上、レールガン(仮)としておこう。』

 

 何がレールガン(仮)だよ!?

 それを聞いた俺は叫んだ。

 

湊翔「何でこの博士は、色々と厄介事の種を残していくんだよ!」

カズマ「それは俺も思った。」

 

 あいつ、ちっとも懲りてねぇ!

 まだ負の遺産があるんじゃないか?

 そう思う中、アクアはレールガンに破魔魔法を充填していた。

 

ちぇけら「へぇー。家の物干し竿が。」

湊翔「それで、充填は完了したのか?」

カズマ「あぁ!行くぜ!狙撃!」

 

 ちぇけらがそう言う中、俺がそう聞くと、カズマはトリガーを引く。

 だが、何も起こらない。

 

カズマ「何でだ!?」

ダクネス「どれ、これは叩いてみて。」

湊翔「あまり叩きすぎるな!壊れたらどうするんだよ!」

トウカ「ダクネスは力任せにするのをやめろよ!」

 

 そんな風に俺達が慌てていると。

 

めぐみん「真打登場!」

 

 と、めぐみんが爆裂魔法を撃とうとしていた。

 

ゆんゆん「すいませーん!今の無しで!」

シルビア「出来るか!」

ゆいゆい「やめなさい!そんなネタ魔法を使うなんて、年頃の娘がはしたないわよ!」

めぐみん「行きますよ!穿て!エクスプロージョン!」

 

 ゆんゆんがこっちに向かってきて、ゆいゆいがそう言う中、めぐみんは爆裂魔法を放った。

 その爆裂魔法はシルビア……ではなく、レールガンへと吸い込まれていった。

 

カズマ「どわっ!?」

めぐみん「え?」

 

 俺たちが唖然となる中、レールガンに完全に吸い込まれ、爆裂魔法は消えてしまった。

 シルビアも、何かをしようと勘付いたのか、俺たちの方に向かってくる。

 

カズマ「あぁー!もう!これのせいで!」

アクア「私はこめっこという小さな命を守らないといけないから!」

こめっこ「なんかチカチカしてるよ。」

「「「「「「「え?」」」」」」」

 

 カズマがそう叫んで、アクアが逃げようとする中、こめっこはそう言う。

 俺が覗くと、そこには、FULLの文字が点滅していた。

 それを見て、俺は確信して、カズマはレールガンを構える。

 

湊翔「そうか!壊れていたんじゃ無い!ただ単に魔力不足で動かなかったのか!」

武劉「なるほどな。」

カズマ「シルビア!俺の名を覚えとけ!あの世に行ったら、他の幹部達によろしくな!俺の名は!サ……!」

こめっこ「どーん!」

 

 俺と武劉が納得する中、カズマはそう叫んで、トリガーを引こうとする。

 だが、ひと足先にこめっこがトリガーを引く。

 すると、圧縮された魔力の塊がシルビアへと向かっていき、あっさり貫いた。

 

シルビア「…………あ、あれ?アタ、アタシ、これで終わり……………?」

 

 シルビアはそう言うと倒れて爆発する。

 誰もが呆然とする中、こめっこはポーズを取りながら叫ぶ。

 

こめっこ「我が名はこめっこ!紅魔族随一の魔性の妹!魔王の幹部より強き者!」

「「「「「「「…………………。」」」」」」」

 

 こめっこがそう言う中、俺たちは呆然としていた。

 ちゃっかりしてんな。

 一方、デザイア神殿では。

 

ツムリ「………………割と呆気ない最後ですね……………。」

ギロリ「………………ああ。」

ゼウス「……………ん?何か、シルビアの魂に不穏な動きが?……………よし。拓巳、出番だ。それに、サダメル。湊翔君にあれを転送してくれ。」

拓巳「ああ。」

サダメル「分かりました。」

 

 ツムリとギロリが呆然とする中、ゼウスが何かを勘づき、拓巳とサダメルに指示を出す。

 拓巳はどこかへと転送され、サダメルは、タブレットを取り出して、JETと表記されたレイズバックルの絵を上にスライドする。




今回はここまでです。
今回は、シルビアが一回倒れる所まで行きました。
レールガンによって、シルビアを撃破する事に成功しました。
紅魔の里に、他の仮面ライダー達が集まってくる。
そして、ゼウス側も動き出す。
次回、新フォームが登場します。
新フォームといっても、コマンドフォームですが。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
やっと、コマンドフォームを出せます。
今日のギーツは、景和がケケラを倒して、ジリオンドライバーで変身する仮面ライダー、リガドとリガドΩが登場しましたね。
リガドとリガドΩに関しては、変身者は考えています。
あと、カズマのブジンソードに関して、意見がある人は、下記からお願いします。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=301157&uid=373253
ブラックタイクーンが居るので、闇堕ちはそっちにさせる事を考えています。
この小説で、ギーツワンネスはどのように出すのかは、考え中です。
ギーツワンネスになる為には、ガッチャードが必要不可欠なので。
ちなみに、ガッチャードの小説をやろうかなと考えています。
賢者の孫とガッチャードという感じです。
そこら辺は考えていきます。
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