俺たちは、シルビアを撃破した。
厳密に言えば、こめっこが撃破したような物なのだが。
そのシルビアはというと。
シルビア「私……………一体……………?」
どこかの川の近くを歩いていた。
すると。
???「ハーハッハッハッ!」
シルビア「ん?」
???「おーい!おーい!アハハハハ!おーい!」
笑い声と共に、シルビアを呼ぶ声がする。
シルビアがその方向を向くと、そこには、ベルディアとハンスの二人がいた。
ベルディア「来いよ!こっち来いよ!」
ハンス「綺麗になっちまったよ……。」
シルビア「ベルディアにハンス!?やだ!?まさかここって……………!」
ベルディアとハンスの二人がいるのに気づいて、シルビアは下を向く。
そこは、三途の川の辺りだったのだ。
すると、シルビアは既に川の中に入っていて、何かに引き摺り込まれそうになる。
ベルディアにハンスが引き摺り込もうとしていた。
ベルディア「ほら、こっち来て幹部同士で楽しくやろうぜ。」
ハンス「石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤……………。」
シルビア「いや…………!嫌よ!私はまだそっちに行きたくない!」
ベルディア「こっち……………来いよ。」
ベルディアとハンスが引き摺り込もうとする中、シルビアは抵抗するが、抵抗も虚しく、川の底に沈んでいく。
一方、俺たちの方は、シルビアの遺体があるかどうかを確認しに来た。
すると、レールガンの残骸を持ったアクアが口を開く。
アクア「悲惨な戦いだったわ。私は二度と人を傷つけないと誓うわ……………。」
カズマ「おいそこ!そういうフラグっぽい事を言うのはやめろよ!」
湊翔「だな。……………ん?」
アクアがそんなフラグっぽい事を言って、カズマはそう突っ込む。
すると、早速フラグ回収をしたのか、シルビアが居たところで異変が生じる。
シルビア「人…………生…………っ!!」
ベルディア「来いよ!こっち来いよ!!」
ハンス「綺麗に、なっちまったぁぜぇ!」
シルビア「人生………………っ!!」
そう。
紫色の粘性の強い何かが出たと思ったら、人の手の形になり、見覚えのある形になっていく。
カズマ「なっ……………!?」
めぐみん「なんですか、あれ!?」
トウカ「あれってまさか……………!?」
アクア「この間、倒したスライムじゃない!!」
ダクネス「そしてあっちは……………デュラハンか!?」
湊翔「これまで倒した魔王軍の幹部が、まとめて復活したのかよ!?」
武劉「マジか………………。」
そう。
シルビアだけでなく、ベルディアにハンスといったこれまでに倒してきた魔王軍の幹部の姿もあったのだ。
シルビア「ここで……………終わらせてなるものか……………!ここから、私の人生を始める……………!その先に行く…………!!」
シルビアはそう叫ぶ中、スライムに飲まれていった。
俺たちはやばいと思い、全速力で離れていく。
カズマ「やばい!やばい!やばい!やばい!!」
アクア「待ってよ!カズマさん!!」
めぐみん「もっと早く走るのです!」
ゆんゆん「急かさないでよ!」
湊翔「一体、何が起こってんだよ!?」
トウカ「完全に想定外だろ……………。死んだはずの魔王軍幹部二人を引き連れて復活するとか……………!」
俺たちがそう叫びながら走る中、スライムの姿が変わっていく。
紫色だったスライムは、水色へと変わっていき、甲冑の様なアーマーを装着していた。
すると、真ん中ら辺から、シルビアが出てくる。
シルビア「ふふっ!ははははっ!」
カズマ「なんじゃありゃあああ!?」
湊翔「そんなのありかよ……………!?」
シルビア「危うく魂を持っていかれる所だったわ!アンタ達は絶対潰す!!」
シルビアはそう叫んで、毒の津波を放ってくる。
俺たちは必死に逃げるが、津波の方が早く、飲み込まれそうになる。
???「カースド・クリスタルプリズン!」
だが、そんな叫び声が聞こえてくる。
すると、氷の魔法が毒の津波に当たり、凍っていく。
この魔法を使うやつは俺の知り合いには1人しかいない。
ウィズ「カズマさん!湊翔さん!皆さん!」
朱翼「大丈夫ですか!?」
白夜「おい、お前ら!どういう状況なのかを説明しろ!!」
そう言って、ウィズだけでなく、朱翼と白夜までやって来た。
カズマ「ウィズ!?」
トウカ「朱翼!?」
湊翔「白夜まで!?どうしてここに!?」
龍「白夜達だけじゃないぞ。」
アフロディテ「私達もいます。」
そう。
ウィズ、朱翼、白夜だけでなく、龍、アフロディテも来ていたのだ。
それと、バニルも。
バニル「姑息な生活の知恵に長けた小僧に、機転の効く小僧よ。汝らのアイデアグッズを商品化する為に、この里に来て、職人に会いに来たのだが……………。ほう。ロキが現れて、ヴィジョンドライバーとやらで魔導兵器の封印が解かれて、現在に至ると。」
カズマ「何で!?」
バニル「見通す悪魔に造作もない。しかし、これでは商談は無理だな。」
なるほど、魔導具職人に会いに来たのか。
確かに、作れなければビジネスもクソもない。
すると、凍った波の一部が崩れてくる。
どうやら、剣で穴を開けたようで、そこからシルビアが覗いてくる。
シルビア「ウィズ!それにバニル!?」
ウィズ「お久しぶりです!シルビアさん!どうか一つ、ここは穏便に……。」
シルビア「出来るか!」
バニル「ふぅむ。魔王軍に我輩が生存しているのが知られるのは、ちと面倒だな…………。」
「「「裏切り者どもが!!」」」
俺たちが退避する中、シルビアは波を崩して、ウィズ達に襲いかかる。
すると。
『JET』
『MONSTER』
『FLEET』
『LIGHTNING』
『FLUTE』
『REDAY FIGHT』
そんな音が聞こえてきた。
どうやら、変身した様で、ウィズ、バニル、白夜、朱翼はシルビアと応戦し始めて、龍は別の方向から現れたジャマトを相手していく。
すると、アクアが叫ぶ。
アクア「ねえ!よく分かんないけど、これ、お金が手に入らないって事よね!?嫌よ!馬小屋暮らしに戻るのは!私、贅沢を覚えちゃったから、馬小屋で内職なんて絶対無理だからね!!」
湊翔「そんな事を言ってる場合か!」
アクアがそう叫ぶので、俺はそう叫び返す。
一方、バニル達の方は。
バニル「ふん!」
白夜「オラオラオラオラ!!」
バニルは指を鳴らし、即席で大量のバニル人形を生成して爆発させ、白夜は高速移動をしながらパンチを叩き込む。
だが、大して効いておらず、2人に向かってシルビアは攻撃してきて、2人は回避する。
ウィズ「シルビアさん!そんな姿になってまで、何やってんですか!もう!」
シルビア「ウィズ!アンタみたいに好き勝手やってる奴に、現場の苦労なんて分からないでしょうね!天然で何事もなかった様に乗り切る女、気に入らないのよ!!」
ウィズ「えぇぇぇぇぇ!?」
朱翼「ウィズさん!今は攻撃しないと!」
ウィズがシルビアにそう言うが、シルビアにそう返される。
そんな中、めぐみんが俺とカズマに聞いてくる。
めぐみん「カズマ!湊翔!何か方法は無いのですか!?あと、さっきのエクスプロージョンを返して下さい。」
カズマ「お前こんな時に何言ってんだ!?ウィズやバニル、白夜に朱翼が戦っても中々隙が出来ないんだぞ!」
湊翔「面倒だな……………!」
そう。
あの4人は、なかなかの実力者なのだが、攻撃が効いていない。
シルビア「アハハハハ!アハハハハ!!」
ウィズ「魔法が…………!」
朱翼「音波攻撃も効きません!」
バニル「ふむ。物理攻撃も大して効かぬようだ。」
白夜「そりゃあ、スライムの特性が入ったらな!面倒だな……………!」
あの4人も、攻めあぐねていた。
そんな中、俺たちの進行方向に、ジャマトとジャマトライダーの一団が現れる。
湊翔「ジャマトライダーか!」
カズマ「俺たちも変身するぞ!」
めぐみん「は、はい!」
ゆんゆん「分かりました!」
ダクネス「ああ!」
俺、トウカ、武劉が応戦する中、カズマ達も変身する。
『SET』
すると、カズマの横には、緑の手裏剣の絵とNINJAの文字が、めぐみんの横には、スピーカーとBEATの文字が、ダクネスの横には、紫色の手の絵とZOMBIEの文字が、ゆんゆんの横には、透明なステルス機と英語でSTEALTHの文字が浮かぶ。
全員が変身ポーズを取り、叫ぶ。
「「「「変身!」」」」
カズマ達は、それぞれのレイズバックルを操作する。
『NINJA』
『BEAT』
『ZOMBIE』
『STEALTH』
『REDAY FIGHT』
カズマはタイクーン・ニンジャフォーム、めぐみんはナーゴ・ビートフォーム、ダクネスはバッファ・ゾンビフォーム、ゆんゆんはギンペン・ステルスフォームに変身する。
俺たちは、ジャマトとジャマトライダーの一団と応戦していく。
だが、ジャマトライダーも強くなっていて、苦戦気味になる。
湊翔「やっぱり、ジャマトライダーも強くなってるよな!」
トウカ「そうだな。」
カズマ「ハアッ!ふっ!」
武劉「はっ!ふっ!」
めぐみん「でやっ!」
ダクネス「はあっ!」
ゆんゆん「えぇぇい!」
俺たちがジャマトとジャマトライダーと応戦する中、何かが俺に向かって飛んでくる。
ジャマトライダーの一体を跳ね除け、俺の手に収まる。
『COMMAND TWIN BUCKLE』
俺の手に収まると、そんな音声が流れる。
そのレイズバックルは、飛行機や戦闘機などの計器や操縦席を思わせるようなデザインだった。
湊翔「なんだ、これ……………。」
???「どうやら、贈り物は届いたようだな。」
トウカ「誰だ!?」
俺がそう呟くと、そんな声が聞こえてきて、俺たちはその声がした方を向く。
そこには、右側が白で左側が黒の衣装と手袋を付けて、仮面を被った男が居た。
めぐみん「何ですかあれは!?紅魔族の琴線に触れまくりですよ!」
ダクネス「貴様、ロキか!?」
トウカ「でも、気配が違うぞ。」
武劉「あんた……………何者だ?」
???「私は、デザイアグランプリのサブゲームマスターだ。」
カズマ「サブゲームマスター!?」
アクア「デザイアグランプリの関係者って事!?」
湊翔「…………………。」
???「桐ヶ谷湊翔。それを使いたまえ。ジャマトライダーは、私が抑えよう。」
そのサブゲームマスターはそう言いながら、ヴィジョンドライバーを取り出した。
『VISION DRIVER』
サブゲームマスターは、ヴィジョンドライバーを腰に装着する。
カズマ「あれって!?」
めぐみん「ヴィジョンドライバーです!」
ダクネス「本当に……………!?」
俺たちが驚く中、サブゲームマスターは、右手の手袋を外して、親指をヴィジョンドライバーの上部に翳す。
『GLARE, LOG IN』
そんな音声が流れて、サブゲームマスターは右の腰にあるカードを取り出して言う。
???「変身。」
そう言って、ヴィジョンドライバーにスラッシュする。
『INSTALL』
『DOMINATE A SYSTEM, GLARE』
その音声と共に、サブゲームマスターを五つの紫色の円が通り、丸い装甲が現れて、そいつを照射すると、装甲が形成され、浮いてたそれが装着される。
サブゲームマスターは、仮面ライダーグレアに変身する。
ロキが変身するグレア2と似ているが、グレア2は装甲や仮面に赤いノイズやバグを起こした画面の様な意匠があったのに対して、グレアにはそういうのが無い。
???「行け。」
湊翔「あ、ああ。それじゃあ、早速使わせて貰おうかな!」
俺は、先程手に入れたコマンドツインバックルを、デザイアドライバーの左側に装填する。
ちなみに、マグナムレイズバックルは抜いてある。
『SET』
すると、待機音が流れてきて、俺はレイズバックルのボタンを押す。
『GREAT』
『REDAY FIGHT』
すると、マグナムのアーマーが取れて、エントリーレイズフォームになったと思ったら、目の前に矢印とRAISINGの文字が浮かんで回転すると、俺に当たって、バイザー状になって、装着される。
カズマ「えっ!?顔だけ!?」
めぐみん「何ですか!?あれは!?」
ダクネス「何っ……………!?」
トウカ「マジか………………。」
武劉「ほう……………。」
アクア「なんか、弱くなってない?」
ゆんゆん「あれは一体……………?」
周囲の人たちがそう反応する中、剣が飛んでくる。
『RAISING SWORD』
その剣は、レイジングソードというらしく、刀身がオレンジと青になっていた。
そして、束の部分に、レイズバックルが装填されていた。
湊翔「これは……………。」
俺は、そのレイズバックルを抜こうとするが、取れない。
恐らく、何かの条件で、これが外れるのだろう。
湊翔「抜けない……………こんな武器は初めてだな。なら、試し切りと行くか!」
俺はそう言う。
すると、ジャマトが向かってくるので、レイジングソードを使って、ジャマトを倒していく。
レイジングソードを使った攻撃で、普通のジャマトはあっさりと倒れていく。
湊翔「ハアッ!ふっ!でやっ!」
俺は、アクロバティックな動きでレイジングソードを振るい、ジャマトを倒していく。
白夜に教わった格闘戦も交えて攻撃していく。
一方、グレアの方は。
???「ふっ!はっ!」
格闘戦で、ジャマトやジャマトライダーと戦い、圧倒していた。
ジャマトの攻撃も逸らして、必要最低限の動きで圧倒していた。
???「……………さて。あんまり長居するのもあれだからな。さっさと終わらせよう。」
サブゲームマスターはそう言って、ヴィジョンドライバーの上部に再び親指を翳す。
『HACKING ON CRACK START』
その音声と共に、グレアの装甲が胸と肩にある物が外れて、三体のジャマトライダーに向かい、ジャマトライダーに被さる。
すると、ジャマトライダーは動きを止める。
トウカ「何だあれ!?」
武劉「まさか、ジャマトライダーをハッキングしたのか?」
2人はそう言う。
どうやら、ヴィジョンドライバーを使う仮面ライダーは、デザイアドライバーを使う仮面ライダーを操れるらしい。
すると、ブーストレイズバックルを取り出して、ドライバーの横のスロットに装填する。
『SET UPGRADE』
『REMOTE CONTROL BOOST』
そんな音声が流れる。
すると、ジャマトライダーにブーストフォームのアーマーが装着される。
カズマ「えっ!?ジャマトライダーがブーストを!?」
めぐみん「まさか、あの人がレイズバックルを使えば、装着されるということですか!?」
ダクネス「なんだと!?」
それを見たカズマ達がそう言う。
どうやら、そんな事が出来るようだ。
その人は、ジャマトライダーを操って、ジャマト達を蹴散らしていく。
???「さて。ここからは、もうお前らでも出来るだろ。」
武劉「お、おう。」
湊翔「ありがとうございました!」
サブゲームマスターは、乗っ取ったジャマトライダーを連れて、そのまま去っていく。
すると、チャージ音がレイジングソードから鳴る。
俺は、レイジングソードに付いてるバックルのレバーを倒す。
『FULL CHARGE』
その音声が流れると、さっきと違い、バックルがあっさりと外れる。
湊翔「お。抜けた。って事は……………!」
俺はそう言って、外れたバックルを、デザイアドライバーに装填する。
『TWIN SET』
すると、俺の目の前に、キャノンの絵と英語でCANNONの文字が上側に、飛行機の翼の絵と英語でJETの文字が下側に出る。
俺は、先ほど装填したレイズバックルを操作する。
『TAKE OFF COMPLETE JET & CANNON』
『REDAY FIGHT』
その音声と共に、絵が変化したアーマーが両方装着される。
これが、ギーツ・コマンドフォーム・キャノンモードだ。
湊翔「スッゲェな……………!」
めぐみん「か、かっこいいです!何ですか!それは!?紅魔族の琴線に激しく触れますよ!」
カズマ「すげぇ……………!これなら行けるかもしれない!皆、作戦を思いついたから、手伝ってくれ!」
武劉「作戦だと?」
ダクネス「何だ?」
めぐみんが目を輝かせる中、カズマはそう言う。
俺たちは、作戦の概要を聞いた。
確かに、それなら行けるかもしれない。
すると、先ほどまで目を輝かせていためぐみんが不安げに言う。
めぐみん「ほ、本気なんですか…………?」
カズマ「本気だよ。これなら、あいつを倒せるかもしれないだろ。」
めぐみん「そ、それは………………。」
湊翔「分かった。それで行こう。ゆんゆんは、めぐみんを連れて行ってくれ。」
ゆんゆん「は、はい!」
武劉「そうだな。やる価値はある。」
湊翔「いくぞ。」
俺たちはそう言って、動き出す。
その際、カズマ達はフィーバーフォームに変身し、武劉はバスターブーストフォームになっていた。
どうやら、ブーストレイズバックルも持っていた様だ。
一方、龍とアフロディテは。
アフロディテ「彼ら、何かするみたいですね。」
龍「その様だな。俺も、さっき手に入れたこのバックルを使うか。」
アフロディテと龍はそう話すと、龍は二つのバックルを取り出す。
片方は、メカメカしい小さなシルクハットの形をした大型レイズバックルで、もう片方は、火と不死鳥がモチーフになっているジェット機の形をしている大型のレイズバックルだった。
龍は、それを装填する。
『SET』
すると、待機音が流れてきて、片側にシルクハットの絵とFOOLの文字が、もう片方に不死鳥の絵とPHYANIXの文字が浮かぶ。
龍は、二つのレイズバックルを操作する。
『DUAL ON』
『GET READY FOR FOOL & PHYANIX』
『REDAY FIGHT』
龍はムメイ・フールニクスフォームに変身する。
龍は、ジャマトを倒していく。
一方、ウィズは魔法を放ったが、シルビアにあっさり無効化された。
逆に追い詰められていた。
ウィズ「はっ…………!」
シルビア「裏切り者には死を。」
シルビアはそう言って、ウィズを握り潰そうとするが。
『TACTICAL BREAK』
ダクネス「ハァァァァァ!」
シルビア「ぬっ!?」
フィーバーゾンビフォームになったダクネスが、必殺技を発動しながら、シルビアにダメージを与える。
俺たちは、ウィズの方に駆け寄る。
湊翔「ウィズ!」
ウィズ「皆さん!」
カズマ「ここからは、俺たちに任せてくれ!ウィズは、他の紅魔族の方に向かってくれ!作戦は考えてある!」
ウィズ「えっ!?」
他の皆がシルビアを抑える中、俺たちは手短にウィズに作戦を伝えた。
ウィズはそれを聞いて、頷きながら、紅魔族の方へと向かって行った。
湊翔「さて。カズマ、いけるか?」
カズマ「ああ。………………ったく!しょうがねぇなぁぁぁぁぁ!!」
俺たちは、シルビアの方へと向かっていく。
一方、離れた所から見ていた紅魔族は。
紅魔族「何だ?あいつら、何をするつもりなんだ?」
紅魔族「おい!あれ!」
紅魔族がそう言う中、1人の紅魔族が、めぐみんとゆんゆんに気づく。
とはいえ、めぐみんはナーゴ・フィーバービートフォーム、ゆんゆんはギンペン・フィーバーステルスフォームになっていたが。
どどんこ「めぐみん!?ゆんゆん!?あの2人、テレポートを使えないのに!?」
そけっと「まさか!?」
あるえ「死ぬつもりでは……………!?」
どどんこがそう言う中、そけっとという紅魔族とあるえはそう言う。
すると、2人の親が反応する。
ひろぽん「なん…………だと……………!?」
ゆいゆい「あぁ……………。」
ひょいざぶろー「我が娘……………死ぬな!めぐみん!!」
ひろぽんが驚愕して、ゆいゆいがショックの余りに倒れて、ひょいざぶろーがそう叫ぶ。
そこに、ウィズがやってくる。
ウィズ「皆さーん!あの!お願いがあるんですが……………!」
ウィズはそう言う。
一方、俺たちは、シルビアと戦っていた。
トウカ「ハアッ!でやっ!」
トウカは、ソードエクスカリバーを二刀流にして、攻撃していく。
白夜「おらっ!ハアッ!」
白夜は、フィーバーフォームになった事で、更に加速して、攻撃を叩き込んでいく。
朱翼「ハアッ!ふっ!」
朱翼は、フルートソードを二刀流にして、音波攻撃を付与しつつ攻撃していく。
カズマ「ハアッ!でやっ!」
カズマは、フィーバーニンジャフォームでの素早さを活かして、高速移動をして、ニンジャデュアラーで攻撃していく。
ダクネス「ハアッ!ふっ!」
ダクネスは、ゾンビブレイカーの二刀流で、シルビアに攻撃していく。
バニル「ハアッ!ほっ!」
バニルは、モンスターグローブでの攻撃をしていく。
皆の攻撃で怯んではいるが、効いてない。
シルビア「忘れたのかしら?今の私には、攻撃は効かないわよ!」
湊翔「分かってるよ。そんな事。」
武劉「だから、俺たちが居るんだろうが!」
俺と武劉はそう言って、攻撃していく。
湊翔「ハアッ!ふっ!でやっ!」
俺は、レイジングソードで攻撃して、両肩についてるトロンキャノンから砲撃を行う。
武劉「ハアッ!フッ!」
武劉は、両肩から砲撃をしたり、爪での攻撃を行なったりする。
すると、シルビアはダメージを受けている様に見えてきた。
シルビア「なっ…………!?攻撃が、効いている……………!?」
湊翔「やっぱりな。」
武劉「どうやら、流石に荷電粒子までは無効化出来ないみたいだな。」
カズマ「荷電粒子!?」
そう。
俺と武劉の攻撃が効いていたのは、荷電粒子を含む攻撃をしていたからだ。
コマンドフォームのキャノンモードに付いてるトロンキャノンは、荷電粒子砲の一種であり、バスターフォームは、荷電粒子砲を使う事ができる。
いくらスライムであるハンスを取り込んだとはいえ、この世界に存在しない荷電粒子砲には耐えられないと踏んだのだ。
俺と武劉は、必殺技の体制に入る。
『LOCK ON』
『BOOST TIME』
すると、俺の画面には、シルビアをロックオンした事が知らされる。
俺と武劉は荷電粒子を収束させていく。
武劉の場合は、両腕を合体させて、一つの大砲にした。
腰についている翼がアンカーの要領で地面に突き刺さる。
そして、レイズバックルを操作する。
『COMMAND TWIN VICTORY』
『BUSTER BOOST GRAND VICTORY』
「「ハァァァァァ!!」」
シルビア「なっ………………!?」
俺の両肩のトロンキャノンと、武劉の両肩と両腕の合体した大砲から、荷電粒子砲が放たれ、合計5本の荷電粒子砲が集まって、シルビアの方に向かい、飲み込んでいく。
爆炎が起こり、武劉からブーストレイズバックルが飛んでいく。
煙が晴れると、満身創痍の状態ではあるが、シルビアは健在だった。
カズマ「あれでも仕留めきれないのかよ……………!」
ダクネス「そんな……………!?」
トウカ「しぶといな………………!」
白夜「マジかよ……………。」
朱翼「…………………。」
バニル「面倒な事になったな。」
湊翔「お前、あれを喰らってまだ無事だとはな。」
武劉「正直驚いたぜ。」
シルビア「当たり前よ……………!私は、こんな所でやられる訳にはいかない……………!」
俺たちが驚く中、シルビアは独白を続ける。
シルビア「死の淵に立って、漸く気付いた!私が求めているのは、狂おしいほどの愛!私がどれだけ頑張ろうと、私を見てくれるのはゴブリン達だけ!だから……………そんな愛を手に入れる為には、こんな所で………………死んでたまるか………………!」
湊翔「………………そっか。アンタもアンタなりに必死に頑張ったんだな。」
武劉「だが、それも終わる。」
シルビア「なに……………!?」
シルビアはそう叫ぶ。
シルビアの貪欲な程の愛が、あの荷電粒子砲を耐えさせたのだろう。
だが、それも後少しで終わる。
すると、ある一点に向かって、魔力の塊が向かっていく。
その場所とは、めぐみんとゆんゆんが居た場所だ。
遡る事少し前。
めぐみん「無茶ですよ!こんな分の悪い賭け!いくらカズマ達とは言えやられてしまったら……………!」
めぐみんはそう叫んでいた。
そんな中、ゆんゆんは諭す様に言った。
ゆんゆん「大丈夫よ。カズマさん達なら大丈夫だと思うよ。それにカズマさんはめぐみんの爆裂魔法を信じてる。そうじゃなかったらこんな作戦を立てないわよ。」
めぐみん「…………。」
ゆんゆん「めぐみんはもう、爆裂魔法を信じてないの?」
ゆんゆんの言葉に、めぐみんは口を結ぶ。
一方、ウィズの方は。
ウィズ「す、凄い魔力の量です…………!めぐみんさん!ゆんゆんさん!受け取ってください!」
ウィズはそう叫んで、集めた紅魔族達の魔力をめぐみんとゆんゆんに向かって送る。
ちなみに、ドレインタッチの応用だ。
ゆんゆん「魔力が!里の皆の魔力が!」
めぐみん「……………漲るぞォォォ!」
めぐみんとゆんゆんはそう叫ぶと、手を繋ぐ。
ゆんゆん「我が名はゆんゆん!紅魔族随一にして『最高』の魔法使い!」
めぐみん「我が名はめぐみん!紅魔族随一にして『最強』の魔法使い!ゆんゆんがあの時、私に爆裂魔法への道を行かせてくれたから、今日の私がいるのです!」
ゆんゆん「めぐみんが居てくれたからライバルとしてここまで来れた!」
2人はそう叫ぶ。
叫ぶと同時に、自分たちの魔法の名前を叫び、フィーバースロットのレバーを倒す。
ゆんゆん「ライト・オブ・セイバー!」
めぐみん「吹けよ嵐!響けよ爆焔!爆裂魔法はロマンなんです!どんな不可能も可能にする最強の魔法なんです……エクスプロージョン!」
『GOLDEN FEVER VICTORY』
2人がそう叫ぶと、2人の真上に、ライト・オブ・セイバーと爆裂魔法の合体魔法が浮かび上がり、その周囲に音符とステルス戦闘機のオーラが浮かび上がり、魔法と合わさる。
その2人の必殺技は、シルビアへと向かっていく。
シルビア「っ!させるかぁぁぁぁぁ!!」
ダクネス「バリアか!?」
シルビアは残された力を振り絞ったのか、バリアを展開する。
俺たちが見守る中、2人の魔法とシルビアのバリアは、拮抗していた。
「「ハァァァァァ!!!」」
シルビア「ぜやぁぁぁぁぁぁ!!」
互いにそう叫んで、力を高めていく。
だが、シルビアは満身創痍の中、最後の力を振り絞っているが、めぐみんとゆんゆんは紅魔族から貰った魔力で威力は上がっている。
次第にバリアにヒビが入る。
そして、バリアが破れ、2人の魔法がシルビアを包み込む。
シルビア「私はただ、愛が欲しかっただけなのに………………!!」
シルビアはそう叫ぶが、耐えきれずに消滅した。
一方、龍とアフロディテは。
龍「片付いたみたいだな。」
アフロディテ「ですね。」
ジャマトを倒し終え、一息吐きながらそう言う。
こうして、紅魔の里での戦闘は終わった。
一方、それを見ていた集団がいた。
とはいえ、その中の1人は、カエルの置き物だったが。
その中には、ジーンとクロスという人物達がいた。
ジーン「感動するよ、ギーツ。君の生き様には。」
???「しっかし、よくやったわよ!サトウカズマ!欲を言えば、そのまま決めて欲しかったけどね。」
???「忘れていないかい?あのシルビアにトドメを刺したのは、私が推してるめぐみんなんだよ。」
???「そうだな。まあ、ダクネスにはもう少し活躍して欲しかったけどな。」
クロス「さて、次にはどうなるのか、見守ってやろうぜ。」
そんな風に話していた。
一体、彼らは何者なのか。
今の俺たちには、知る由もなかった。
今回はここまでです。
これにて、紅伝説の主な話は終わりです。
次回は、紅伝説の後日談的な話で、デザイアグランプリのオリジナルのミッションをやります。
今回の話にて、コマンドフォームが初登場しました。
そして、湊翔達の戦いを見ていた一団の存在。
果たして、何者なのか。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
最終決戦では、湊翔達と魔王、ロキとゼウス達の戦いを書く予定です。
オリジナルの仮面ライダー達の強化形態について、リクエストがあれば、受け付けます。
白夜が変身するライコウ、トウカが変身するラウンズ、朱翼が変身するスワンなどといった感じに、強化形態を考えているのがありますので。
今後の話の流れでリクエストがあれば、受け付けます。