この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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第61話 アイリス王女

 この国、ベルゼルグ王国の王女であるアイリスという人から、話を聞きたいという手紙が来た。

 それ以降、俺たちは準備をしようとするが、ダクネスが止めにかかる。

 

ダクネス「……なあカズマ、湊翔。今からでも遅くない、この話は断ろう!な?相手は国のトップなのだぞ?会食と言っても、お前達が期待しているようなものではない。きっと堅苦しいものになる!な?皆もこの話は気にしないでおこう!」

 

 いつになく必死なダクネスが、こうして、定期的に説得を試みていた。

 カズマが絨毯に座り込んだままポツリと呟く。

 

カズマ「……お前、俺達が王女様に、何か無礼を働くかと思ってるだろ。」

湊翔「十中八九そうだろうな。」

ダクネス「そ、そんな事はない……ですよ?」

 

 俺とカズマがそう指摘すると、ダクネスは動揺する。

 おい、目が泳いでるぞ。

 

カズマ「俺の目をちゃんと見て言ってみろ。俺達が何かやらかして、ダスティネス家の名に泥を塗るとか、そんな心配してんだろ。」

アクア「そうなの!?ダクネス酷い!私だって礼儀作法ぐらい知ってるんだからね!」

めぐみん「まったく心外です!ダクネス、もう少し仲間を信頼して下さい!」

湊翔「大丈夫。これでも必要最低限の礼儀作法は前の国で習ったつもりだから。」

トウカ「そうよ、ダクネス。信頼して欲しいな。」

朱翼「私は大丈夫よ!ダクネスの足を引っ張ったりはしないから!」

白夜「王女か。ついに会えるんだな。」

武劉「問題無い。俺は無礼はしない。」

ダクネス「お前達を理解しているから、不安になっているのだが。武劉は知らないが。」

 

 普段強気のダクネスが泣きそうになっている。

 

湊翔「なあ。タキシードとか買っておく必要があるよな。女性陣のドレスも仕立てて貰おう。」

トウカ「良いね!私もちゃんとしたドレスを着るのは初めてだからなぁ。」

朱翼「私は、コンサートで使っているやつを使おうかな。」

白夜「俺も良いやつを仕入れたいな。」

武劉「俺は湊翔と白夜のタキシードと同じ奴でいいぞ。」

 

 カズマ、アクア、めぐみんの組と俺、トウカ、朱翼、白夜、武劉の組で盛り上がっていた。

 どうやら全員、辞退する気は無いらしい。

 そんな俺達を見て、ダクネスがいよいよ泣きそうになる。

 

ダクネス「お、お前ら………………相手は一国の王女様だからな?場合によっては本当に首が飛ぶぞ。」

カズマ「やっぱタキシードってのもありきたりだよな。よし。ここは王女様に強烈な印象を与える為にも、KIMONOとHAKAMAでも仕立ててもらって……。」

湊翔「良いな!それ!」

ダクネス「頼む!何でもする!私に出来る事ならなんでもするから、聞いた事もない奇抜な格好をするのはやめてくれ!」

 

 俺とカズマがそう話す中、ダクネスは涙目を浮かべながら、縋るように言ってきた。

 着物と袴って、奇抜か?

 どうやら、王女が来るまで1週間の猶予があるようだ。

 その間、俺たちは新商品を作る事にした。

 バニルと契約したしな。

 それを、ウィズ魔道具店で売る事にしたのだ。

 その間、カズマがダクネスにメイド服を着させていたが。

 ちなみに、作ったのはライターだ。

 カズマ達が入ってくると、めぐみんが叫ぶ。

 

めぐみん「カズマ、カズマ!早く見せて下さい!この魔道具の力を!」

カズマ「魔道具じゃなく、俺や湊翔の国の便利アイテムだって言ってるだろ?まあ見とけ。」

 

 めぐみんがそう言う中、カズマはライターを使って火をつける。

 

「「「おおっ!?」」」

 

 それを見て、ウィズ、めぐみん、ダクネスが声を上げる。

 まあ、異世界人からしたら、珍しい物だろうからな。

 トウカは、声を出さなかったが、興味深そうに見ていた。

 ちなみに、俺たち日本人組は、大して驚かなかった。

 当然だが。

 

ウィズ「こ、これはすごく便利ですね!本当に、まんまティンダーの魔法じゃないですか!カズマさん、湊翔さん!これは売れますよ!」

めぐみん「簡単な構造なのに、よく出来てますね。魔道具ではないというのが信じられないです。しかもこれ、大事に使えば凄く長く使えそうですし。」

ダクネス「これは私も一つ欲しいな。」

トウカ「確かに。火打石って、湿気た場所では使い難いし、火種が濡れたらアウトだしな。」

 

 異世界人組は、そんな風に好評だった。

 この世界では、ティンダーを使えば燃やす事が出来るが、欠点は、火種が必要になるという事だ。

 これなら、すぐに燃やせるしな。

 ダクネスが財布からお金を出そうとすると。

 

ウィズ「お金なんかいりませんよ。これは、カズマさんと湊翔さんが考案した物を、私たちが作らせて頂いた物ですし。それに、この商品の開発には、皆さんの協力もありましたしね。お好きな物を持って行って下さい。」

 

 ウィズはそう言う。

 ちなみに、俺たち日本人組は、既にライターは受け取ってある。

 その後、アクアが営業妨害をしたりするという事があったりしたが、大繁盛したらしい。

 そして、王女アイリスとの会食の日がやってきた。

 

ダクネス「良いか?無礼を働くなよ。」

武劉「俺を誰だと思っている?いざという時は止めるさ。」

 

 そうして、俺達は正装に着替えて、晩餐会用の広間へと向かった。

 ちなみに、念の為に、デザイアドライバーは携帯している。

 そこには2人の護衛を連れたお姫様がいた。

 

ダクネス「お待たせいたしましたアイリス様。こちらが我が友人であり冒険仲間でもあります、サトウカズマと桐ヶ谷湊翔とその一行です。さあ、皆。こちらのお方がこの国の第一王女、アイリス様です。失礼のないご挨拶を。」

 

 そう言って、アクアとめぐみんが何かをしそうになって、ダクネスに取り押さえられた。

 結構、気品がある感じだよな。

 カズマが見惚れていると、アイリスという王女様は、護衛の1人に耳打ちをする。

 

クレア「下賤の者ども。王族をあまりその様な目で不躾に見るのもではありません。本来ならば身分の違いから同じテーブルで食事をする事も、直接姿を見る事も叶わないのです。頭を低く下げ、目線を合わせずに。それよりも、早く挨拶と冒険譚を。……こう仰せだ。」

 

 ………下賤の者扱いですよ。

 少しイラッと来たが、落ち着け。

 相手は王族だ。

 本来、会えるはずが無いのだ。

 見下されてもそれは仕方はない。

 多少、ギスギスしたが、食事会が始まった。

 話した事は、俺達が如何にして魔王軍幹部を倒したのか、その他諸々などを話した。

 アクアとかが問題を起こしたが。

 その後、ミツルギの話も入った。

 

クレア「まさか、あの魔剣の勇者、ミツルギ殿にまで勝つとは……。無礼だとは思いますが、カズマ殿の冒険者カードを拝見させてはもらえないでしょうか。」

湊翔(あっ。)

 

 クレアはそう言うと、カズマに冒険者カードの提示を求めた。

 これはまずい。

 カズマは、ドレインタッチというリッチーだけが使えるスキルを覚えているんだ!

 それを見られたら、確実に面倒な事になる!

 カズマも、それを分かっているからか、顔を青ざめる。

 すると、めぐみんがフォローをする。

 

めぐみん「ええと、我々冒険者にとって、手の内をあまり明かすというのは、流石に王女様のお付きの方でもちょっと……………。」

トウカ「そ、そうだ!アクア!宴もたけなわになった事だし、とっておきの芸を披露したら……………。」

アクア「え?今日は良い感じの砂絵が描けたからもう良いわ。それよりもこのお酒をもっと持ってきてー!」

 

 めぐみんとトウカが話を逸らそうとするが、アクアは空気を読まずにそう言う。

 おい、少しは空気を読めよ!

 そんな中、クレアが首を傾げながら言う。

 

クレア「我々は同業の冒険者ではなく、王国の貴族です。不用意にカズマ殿の情報は漏らしませんよ?それに、カズマ殿も仮面ライダーとやらなのであろう?」

 

 まあ、カズマが仮面ライダーであるのは間違いないんだがな。

 基本、カズマ以外の面子は、上級職である事が多いからな。

 かくいう俺もそうだし。

 ていうか、ミツルギ辺りが喋ったのか?

 すると、ダクネスが口を開く。

 

ダクネス「その男は、最弱職と呼ばれるクラス、冒険者なのです。その事を知られるのが恥ずかしかったのでしょう。どうか、この私に免じて、カードを見るのは許してやっては頂けないでしょうか?」

カズマ「そ、そうなんですよ。実は、先ほどの話では省きましたが、俺は最弱職に就いてまして。いやお恥ずかしい。バレちゃいました。」

 

 ダクネスはそんな風にフォローする。

 カズマも、照れ臭そうにそう言う。

 まあ、そうなるわよな。

 すると、クレアは訝しげな表情を浮かべる。

 

クレア「なんと、最弱職……………。とはいえ、あなたも仮面ライダーとやらなのでしょう?まあ、本当にミツルギ殿に勝ったのかは、疑わしいのですが。」

 

 クレアはそう言う。

 まあ、この世界の常識的には、冒険者は最弱職だからな。

 訝しげになるのも無理はない。

 すると、アイリスがクレアのスーツの裾を引っ張り、耳元で何かを言う。

 すると、一瞬口籠った後、口を開く。

 

クレア「そ、その…………イケメンのミツルギ様が最弱職の者に負けるだなんて信じられない。王族である私に嘘をついているのではないのですか?ミツルギ様は首都でも知れ渡っていますが、駆け出しの街の最弱職に負けるのは信じられません。彼はイケメンですし。……と、仰せだ。……私もそう思います、彼はイケメンですし。」

カズマ「おい、お前ら。流石の俺でも引っ叩くぞ。」

湊翔「おい……………!」

 

 クレアがそう言う中、カズマは思わずそう突っ込んでしまった。

 俺が止めようとするが、もう遅かった。

 

クレア「無礼者!貴様、王族に向かって何だその口は!」

 

 クレアはそう言って、抜刀して構える。

 俺はマグナムシューターを、トウカはソードエクスカリバーを出せるように準備する中、ダクネスが叫ぶ。

 

ダクネス「申し訳ない!私の仲間が無礼な事を……………!なにぶん、礼儀作法も知らない男なので、私に免じ、どうかご容赦を…………!この男と湊翔達が華々しい戦果を挙げているのは事実ですし、会食を求めたアイリス様が、それを罰してしまいますと外聞というものも……………!」

 

 ダクネスはカズマの代わりに頭を下げる。

 まあ、カズマも思わずという感じだったからな。

 すると、王女様は、クレアに耳打ちをする。

 

クレア「………………アイリス様はこう仰せだ。今までこの国に対して多大な功績のあるダスティネスの名に免じて不問とする。ですが、気分を害しました。冒険譚の褒美はちゃんと取らせます。そこの最弱職の嘘つき男は、それを持って立ち去るが良い、と。」

 

 随分な言われようだな。

 嘘じゃないんだけどな。

 一部、カズマが話を盛った所もあるわけだが。

 カズマがその場を後にしようとすると。

 

ダクネス「いたたたっ!?こらっ、めぐみん、何を……………!」

 

 突然、ダクネスから悲鳴が上がった。

 めぐみんが、ダクネスの三つ編みを引っ張ったのだ。

 それを見て、俺たちは顔を青ざめていた。

 仲間を大切にするめぐみんが、カズマが貶された現場を見て、キレない筈がない。

 俺たちはめぐみんを取り押さえようとするが、めぐみんはダクネスの三つ編みをにぎにぎした後、料理を食べる作業に戻る。

 王女様とクレアが呆気に取られる中、トウカと朱翼はめぐみんに尋ねる。

 

トウカ「めぐみん、今日はやけに大人しいわね。」

朱翼「確かに。てっきり、爆裂だなんだと騒ぎだすかと………………。」

めぐみん「私1人だったら、もちろん我慢なんてしませんが、ここで私が暴れたら、ダクネスが困るじゃないですか。」

白夜「確かにな。」

武劉「そうだな。」

 

 トウカと朱翼の問いに、めぐみんはそう答えて、白夜と武劉が頷く。

 すると、ダクネスが王女様の方に向かう。

 

ダクネス「申し訳ありませんアイリス様。……………先ほどの嘘吐き男という言葉を取り消しては頂けませんか?この男は大袈裟に言ったものの、嘘は申しておりません。それに、最弱職ではありますが、いざという時には誰よりも頼りになる男です。お願いします、アイリス様。どうか先ほどの言葉を訂正し、彼に謝罪をしては頂けませんか?」

トウカ「ダクネス…………………変わったよな。本当に。」

クレア「何を言われるダスティネス卿!?アイリス様に、一庶民に謝罪させよなどと…………!」

 

 ダクネスは、アイリス王女に対してそう言った。

 ダクネスとの長い付き合いがあるトウカが、そんな風に言い、クレアもそう言う中、アイリス王女は、自分の口で言う。

 

アイリス「………………謝りません。嘘ではないと言うのなら、そこの男にどうやってミツルギ様に勝ったのかを説明させなさい。それが出来ないと言うのなら、その男は弱くて口だけの嘘っ!?」

 

 アイリス王女の言葉は、途中で遮られた。

 なぜなら、ダクネスが無言で頬を引っ叩いたからだ。

 

クレア「何をするか!ダスティネス卿!!」

アイリス「あっ!だっ、ダメ……………!」

 

 それを見たクレアは激昂して、ダクネスに斬りかかる。

 それを見て、アイリス王女は切羽詰まった声を出すが、クレアの剣は、ダクネスに向かってる振り下ろされる。

 だが。

 

クレア「っ!?」

 

 鈍い音と共に、クレアの剣は、ダクネスの腕にめり込む。

 だが、その剣は、ダクネスの腕の皮膚と筋肉を多少切り裂いただけで止まっていた。

 クレアが驚く中、ダクネスはアイリス王女の方へと寄る。

 

ダクネス「アイリス様、失礼しました。ですが、精一杯戦い、アレだけの功績を残した者に対しての物言いではありません。彼には、どうやって魔剣使いに勝ったかを説明する責任もありません。そして、それが出来なかったとしても、彼が罵倒される謂れもありません。」

 

 ダクネスは、アイリス王女の頬を申し訳なさそうに撫で、子供に優しく諭すようにそう言う。

 それを見て、俺はカズマに話しかける。

 

湊翔「で、どうするんだ?カズマ。」

カズマ「………………しょうがねぇな。ここまで仲間が庇ってくれて、教えない訳にもいかないだろ。」

白夜「やっちまえ。」

ツムリ「お待ちください。」

 

 俺がそう聞くと、カズマはデザイアドライバーを装着しながら立ち上がると、そう答える。

 すると、ツムリが現れる。

 

ツムリ「それは同意がなければルール違反ですよ?即脱落となりますが?」

カズマ「なら、同意があれば良いんだろ?良いよな?」

クレア「ああ。」

アイリス「もういい、もう良いから!クレア、私はもう良いから!!」

 

 ツムリがそう言うと、カズマはそう言う。

 クレアが同意する中、アイリス王女は悲痛な声を出す。

 俺たちが見守る中、カズマはウォーターレイズバックルを取り出して、デザイアドライバーに装填する。

 

SET

 

 デザイアドライバーの右側にウォーターレイズバックルを装填すると、右側に青色の蛇口と英語でWATERという文字が現れる。

 カズマは、変身ポーズを取り。

 

カズマ「変身!」

 

 そう言って、ウォーターレイズバックルの蛇口の部分を捻る。

 

ARMED WATER

REDAY FIGHT

 

 カズマは、タイクーン・アームドウォーターに変身して、右手にレイズウォーターを持つ。

 

クレア「行くぞ!」

カズマ「かかってこいやぁぁぁぁ!!」

 

 クレアとカズマがそう叫ぶと、お互いの武器をぶつけ合う。

 クレアは、あの時のミツルギと違い、己の剣の腕で攻撃してくる。

 カズマも成長したのか、レイズウォーターでクレアの剣を受け止め、攻撃していく。

 カズマも、トウカから剣術を学んでいたようで、難なく戦っていく。

 

クレア「このっ………………!」

カズマ「おらっ!さて、いくぜ。クリエイト・ウォーター!」

クレア「ッ!?」

 

 カズマは、クリエイト・ウォーターを発動して、クレアは身構える。

 だが、カズマのクリエイト・ウォーターは、レイズウォーターに吸い込まれていく。

 そして、ウォーターレイズバックルの蛇口を捻る。

 

WATER STRIKE

 

カズマ「オラァァァァァ!!」

クレア「なっ……………!?」

 

 カズマが、ウォーターストライクを発動して、高圧放水をして、クレアは吹っ飛ばされる。

 

クレア「これは………………!?」

カズマ「これで良いか?こんな感じで、ミツルギを倒したんだよ。」

アイリス「本当に……………!?」

武劉「アイリス様。」

アイリス「え?」

 

 クレアが驚き、カズマがそう言う中、武劉はアイリス王女に話しかけていた。

 

武劉「あいつは、確かに最弱職の冒険者だ。だがな、それをステータスの低さを補う為に、色んな知識やスキルを用いて、立ち回っています。その強さは、ミツルギという魔剣の勇者と互角なのです。強さという物は、ステータスや職業だけでは決まらないのです。」

アイリス「……………………。」

 

 武劉はそんな風に諭しながら言う。

 すると、拍手の音が響く。

 

???「見事だ。まさか、あのクレアを倒すとはな。」

 

 その声と共に、蝶ネクタイにネックのスーツを着た男性が入ってくる。

 それを見たクレアが叫ぶ。

 

クレア「ニラム殿!?王の補佐であるあなたがどうしてここに!?」

ニラム「何。神宮龍にアフロディテの2人が認める彼らを見にきたのさ。もちろん、王の許可は貰ってあるさ。」

 

 ニラムねぇ………………。

 なんか、ギロリさんやツムリと似た名前だよな。

 もしかして、デザイアグランプリの関係者か?

 というより、龍とアフロディテの知り合いか。

 そのニラムという男は、俺たちの方へと向き、話しかける。

 

ニラム「君たちが仮面ライダーだね。私はニラム。ベルゼルグ王国の国王の補佐だ。」

湊翔「どうも、桐ヶ谷湊翔です。」

カズマ「佐藤和真だ。」

めぐみん「我が名はめぐみん!アクセル随一のアークウィザードにして、爆裂魔法を操る者…………!」

ダクネス「ダスティネス・フォード・ララティーナだ。」

トウカ「トウカです。」

白夜「虎雷白夜だ。」

朱翼「白鳥朱翼です。」

武劉「凱装武劉だ。で、そこで寝てるのがアクアだ。」

 

 ニラムさんが自己紹介するのを見て、俺たちも自己紹介をする。

 めぐみんの自己紹介に驚きつつも、気分を害した様子は見られなかった。

 

ニラム「そうか。頑張ってくれ。私は満足したから、帰らせてもらうよ。」

 

 ニラムさんはそう言って、テレポートを使って帰っていった。

 その後、クレアは俺たちに謝る。

 

クレア「その……………こんな事になってしまい、申し訳ありません……………。」

ダクネス「お気になさらず。こちらにも非礼があった。傷はこうして跡形もなく癒えた事だし、水に流すのが一番だと思います。」

 

 クレアが謝る中、ダクネスは微笑む。

 ちなみに、寝てたアクアを起こして、治させた。

 治し終えると、再び寝始めた。

 アイリス王女は、もじもじしていたが、もう1人の魔法使いのお姉さんに耳打ちする。

 

魔法使い「アイリス様。それは、ご自分のお口でおっしゃった方が良いですよ?大丈夫です。カズマ殿は、アイリス様の様な方には甘そうな方ですし、湊翔さんは気にしてなさそうですので。」

 

 しれっと酷い事言われてんな。

 すると、アイリス王女は、俺たちの前にやって来る。

 

アイリス「……………嘘吐きだなんて言ってごめんなさい。……………また冒険話を聞かせてくれますか?」

湊翔「それはもちろん……………。」

カズマ「喜んで!」

 

 俺とカズマは、そう答える。

 その後、別れの時が来た。

 

魔法使い「さて。では我々は、これで城に帰ると致します。ダスティネス卿、そして皆様方。大変ご迷惑をおかけしました。」

ダクネス「こちらこそ、あまりお構いも出来ませんでしたが……………アイリス様。また城にでも参じた時にお話ししましょう。その時には、様々な冒険話を携えて参りますので。」

 

 魔法使いとダクネスがそう話す中、アイリス王女は、年相応の笑みを浮かべる。

 俺とカズマは、口を開く。

 

湊翔「それでは、王女様。」

カズマ「またいつの日か、俺の冒険話をお聞かせに参りますので。」

アイリス「何を言っているの?」

 

 俺とカズマがそう言う中、アイリス王女は、俺とカズマの手を掴む。

 

魔法使い「テレポート!」

 

 その声と共に、どこかへと飛ばされる感覚がする。

 すると、目の前にお城が見える。

 

「「アイリス様!?」」

アイリス「また私に、冒険話をしてくれるって言ったじゃない?」

 

 アイリス王女は、そんな風に笑いかける。

 アイリス王女、結構傍若無人ですね。

 そうして、俺とカズマは、王城へと拉…………招待されたのだった。




今回はここまでです。
今回から、アイリスが登場します。
カズマは、最弱職ではありますが、知恵が働くので、例え相手が強敵でも立ち回る事が出来ます。
次回は、オリキャラを1人出そうかなと思います。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
ちなみに、この小説は、このすば原作6巻であったアルダープ関連の話に関しては、オミットする予定です。
特にやる必要もないですからね。
設定的には、ニラムなどを始めとする人達によって、湊翔達の活躍が広まっているからという感じです。
今後のこの小説の展開について、リクエストがあれば、活動報告にて承っています。
MOVIEバトルロワイヤルの話にて、湊翔はパワードビルダーを手に入れる予定です。
ギーツIXや、ブジンソード、ファンタジーなどの強化形態は、どのタイミングで手に入れさせるのかは、まだ考え中です。
もし、リクエストがあれば、受け付けています。
ちなみに、アイリス、クレア、レインの3人は、仮面ライダーになります。
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