この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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第64話 銀髪盗賊団

 カズマとクリスは、デザイア神殿から王城へと着いていた。

 カズマは、バニルから受け取った仮面を持っていた。

 

クリス「ねえ、それって何?ちょっとかっこいいね。一体どこで手に入れたの?」

カズマ「これか?これはな、アクセルに住む魔道具店の店員から貰ったんだよ。一応、売れ筋商品らしいぞ?」

クリス「へぇ。そうなんだ。」

 

 カズマとクリスは、そんな風に話していた。

 しばらくすると、クリスはカズマに言う。

 

クリス「じゃあ下っ端君、覚悟はいいかい?」

カズマ「俺はいつでも大丈夫だよ、おやびん。」

「「…………………。」」

 

 クリスとカズマがそう言うと、お互いに黙る。

 すると、クリスが口を開く。

 

クリス「ねえ、おやびんはやめて欲しいんだけど。」

カズマ「じゃあ、俺を下っ端呼ばわりすんのも止めろよな。大体、なんで俺が手下みたいな扱いになってるんだよ。」

クリス「だって、あたしの職業は盗賊だよ?本職だよ?君の職業は冒険者でしょ?」

カズマ「そうは言っても、千里眼っていう暗視スキルを持ってる俺の方が、盗賊家業をやるには向いてると思うぞ。実力的には俺の方が親分だろう?」

 

 カズマとクリスは、お互いの呼び方で揉めていた。

 すると、クリスが口を開く。

 

クリス「でもでも、この王都で義賊として名前を売ってきたのはあたしの方だよ!このままじゃ埒があかないし、ここは一つ、何かの勝負でもして決めよう!」

カズマ「勝負ねぇ。じゃあ、盗賊には運も必要って事で。俺とじゃんけん勝負ってのはどうだ?」

 

 クリスがそう言うと、カズマはそう言う。

 2人は、じゃんけんの勝負を行う。

 すると、カズマが負けた。

 

クリス「まずは、城内に侵入するところからだね、助手君。」

カズマ「ですね、お頭。ここしばらく城の中で伊達にニートをやってた訳じゃない。暇を持て余してあちこちウロウロしてる間に、城の造りは把握した。案内は俺に任せろ。」

 

 カズマとクリスはそう話す。

 お互いに色々と妥協した結果、こうなった。

 2人は今、城の城壁へと回り込んでいた。

 

クリス「助手君、こんな所から侵入するの?壁の高さがもの凄いよ?三階くらいの高さだし、流石のクリスさんもここからは……………。」

カズマ「狙撃!」

 

 クリスがそう言う中、カズマは先がフック状になったロープ付きの矢を放ち、城壁の縁に引っ掛ける。

 それを見ていたクリスは、感心しながら口を開く。

 

クリス「助手君は便利だねぇ。冒険者稼業を引退したら、あたしと一緒に悪徳貴族専門の盗賊団を結成しない?」

カズマ「溜め込んだ金を使い切って、どうしようもなく暇になったら考えるよ。……………よし、行くか!」

 

 クリスがそう言うと、カズマはそう言って、ロープを伝って、城の中へと侵入する。

 一方、既に潜入していた石井樹は。

 

樹「さて、アイリス王女のペンダントを奪う為には………………一部のジャマトで、宝物庫に侵入して、引き付けてくれ。」

ジャマト「ジャッ!」

樹「さて、僕たちは、アイリス王女の方へと向かおうかな。」

 

 樹は、一部のジャマトに宝物庫の方に向かうように指示をして、樹は、二体のジャマトライダーと盗賊ジャマトを引き連れて、アイリスの元へと向かう。

 一方、俺たちはパーティーに引き続き参加していた。

 

湊翔「カズマ………………。」

トウカ「どうしたんだ?」

湊翔「いや、カズマの奴、落ち込んでないかなって。」

朱翼「まあ、あんな言われ方をしたら、傷つくのも無理はないですけどね。」

武劉「とはいえ、クレア殿の言い分にも一理はある。罠だと気付かずに突出して、一方的にやられていては、話にならないからな。」

 

 俺がそう言うと、トウカ達はそう言う。

 そして、武劉の言い分も、失敗が絶対に許されない自衛隊のボディーガードであるが故の言葉だろう。

 ちなみに、白夜が居ない理由は、創師さんの修行を受けているからだそうだ。

 すると、警報音が鳴る。

 

湊翔「なんだ?」

トウカ「警報?」

武劉「何かあったのか?」

朱翼「さあ?」

 

 そんな警報音が鳴り、俺たちが顔を見合わせる中、スパイダーフォンに連絡が入る。

 

ツムリ『皆さん、こんばんは。』

湊翔「ツムリさん。」

トウカ「どうしたんですか?」

ツムリ『これより皆さんには、怪盗強盗ゲームに挑んでもらいます。』

武劉「怪盗強盗ゲーム?」

朱翼「なんですか?それ。」

ツムリ『現在、ベルゼルグの王城に、強盗ジャマトと義賊が侵入しています。アイリス王女とペンダントを守って下さい。』

 

 ツムリさんから、そんな連絡が来る。

 ジャマトが現れたって、マジか。

 すると、ダクネス達もやってくる。

 

ダクネス「湊翔!ジャマトが現れたとは、どういうことだ!?」

湊翔「俺に聞かれても……………。」

めぐみん「とにかく、どうにかしないといけませんね!」

トウカ「よし、私と武劉は、そのジャマトや義賊の方をどうにかするから、湊翔たちは、アイリス王女をお願い!」

武劉「分かった。」

ダクネス「頼んだぞ!」

アクア「誰だか知らないけど、捕まえれば、更に美味しいお酒がもらえるわよね!」

 

 俺たちはそう話して、動き出す。

 というより、アクアは酒が目当てかよ。

 一方、カズマとクリスは。

 

カズマ「おい!なんでもう警報が鳴ってるんだよ!?」

クリス「宝物庫の中を見てみよう!」

 

 カズマとクリスは、突然の警報に驚く中、宝物庫の中を覗く。

 すると。

 

ジャマト「ジャ〜ッ!」

騎士「なんなんだこいつら!?」

騎士「くそっ!絶対に根絶やしにしろ!」

 

 宝物庫の中では、戦闘が起こっていた。

 石井樹が放ったジャマトが、騎士達と応戦していたのだ。

 

カズマ「お頭。どうやら、石井樹が放ったジャマトが応戦してるみたいですね。」

クリス「みたいだね……………だとしても、これはチャンスだよ!騎士達がジャマトに気を取られてるうちに……………!」

騎士「こっちにも賊が居たぞーーっ!!」

 

 カズマとクリスは、そんな風に話していた。

 すると、他の騎士達に見つかる。

 カズマとクリスは、取り囲まれていた。

 

クリス「まずいよ、助手君!もう今夜は引き上げるよ!」

カズマ「いや、待ってくれ!俺的には今日にはどうにかしたい!明日には、王都を追い出されるんだよ!」

クリス「そ、そう言われても……………盗賊と冒険者の二人組だなんて、真正面からじゃあっさり捕まっちゃうよ!?」

 

 カズマとクリスはそう話していた。

 騎士達がにじり寄る中、カズマは思い出していた。

 アイリスとのこれまでの出来事を。

 すると、カズマは口を開く。

 

カズマ「お頭、俺……………たった今から本気出すわ。」

クリス「……………助手君?」

 

 カズマがそう言うのに対して、クリスが首を傾げる中、隊長格の男が騎士達を連れて現れる。

 

隊長「曲者共め!この城に入ってきたことを後悔させてやる!どちらか片方だけは生かしておけ!なんの目的でこの城に入ってきたのかを尋問してやる!」

兵士「隊長、片方はダガーを持っていますが、もう片方は丸腰です!」

隊長「よし!銀髪の方は手加減なしで行け!もう片方は2人いれば十分だ!」

 

 隊長と兵士達は、そんな風に言う。

 隊長は、カズマ達に警告する。

 

隊長「おい、侵入者ども!投稿するなら今だぞ。場合によっては、命だけは助かるかもしれん。さあ、おとなしく……………!」

 

 隊長がそう言う中、カズマは隊長に手を差し出す。

 隊長は、剣を僅かに下ろす。

 

隊長「おっ?そうか、投稿するのか。よし、そっちの銀髪の坊主も武器を捨てろ!そうすればあああああああああーーーーーっ!?」

クリス達「なっ!?」

 

 隊長は、カズマの手を取ると同時に、悲鳴を上げ、数秒で崩れ落ちる。

 クリス達も、それには驚く。

 何故なら、ドレインタッチを使ったのだ。

 

兵士「こ、こいつ、なにしやがった!?」

カズマ「フハハハハハ!絶好調!絶好調!!なんか知らんが絶好調だ!今夜は俺の本気を見せてやる!」

クリス「じょ、助手君!?さっきから様子が変だよ!?どうしちゃったのさ!?」

 

 兵士たちが後ずさる中、カズマはそう叫んで、兵士たちに向かっていき、クリスはそう叫ぶ。

 一方、石井樹たちは。

 

樹「派手にやってるねぇ。それじゃあ、僕たちはひと足先に向かうとしよう。」

 

 そんな風につぶやきながら、外壁を登っていた。

 一方、白夜と創師は。

 

白夜「うん?なんか騒がしいな。」

創師「そうじゃのう。じゃが、わしが鍛えた兵士たちもいる故、大丈夫であろう。それじゃあ、続きをするぞ?」

白夜「はい!」

 

 創師と白夜は、そんな風に話す。

 白夜は、ライコウ・ライトニングフォームになっていて、創師は、ケイロウ・サムライフォームになっていた。

 一方、カズマとクリスは、兵士達を倒していった。

 

カズマ「お頭!最上階への階段は、そこの角を右ですぜ!」

クリス「う、うん、分かった!そ、それより助手君?なんだかいつもと雰囲気が…………口調も変だし、どうしたの!?」

 

 カズマがそう叫ぶ中、クリスは戸惑っていた。

 カズマは、ドレインタッチや初級魔法を使いこなし、兵士達をあっという間に無力化していたのだ。

 クリスも、魔法使いをスキル・バインドなどを用いて、無力化していた。

 そんな中、クリスはカズマに言う。

 

クリス「ねぇ、さっきの話だけどさ、銀髪盗賊団じゃなくて、仮面盗賊団にしない?主犯格として扱われるのは嫌なんだけど……………。」

カズマ「さっきも言いましたけど、俺だって、主犯格みたいに扱われるのは嫌ですよ。」

 

 どうやら、カズマが銀髪盗賊団と叫んだ事を抗議していた様だ。

 兵士達は、カズマ達を止められずにいた。

 ちなみに、冒険者達は、大半が酔い潰れていて、使い物にならないそうだ。

 しばらくすると、最上階に駆け上がる。

 

クリス「ワイヤートラップ!ワイヤートラップ!ワイヤートラップ!」

 

 クリスは、階段の入り口にワイヤーを張りまくる。

 

クリス「よし、これでしばらくは誰も通れないね!さあ、あとは……………!」

ミツルギ「あとは君たちを捕らえ、侵入した目的を聞き出すだけだね。」

武劉「お前達は何者だ。」

クレア「自分たちで退路を断つとはな。侵入者共め!もはや逃げられないと思え!」

 

 クリスが一息吐きながらそう言うと、背後から声がかけられる。

 そこには、ミツルギや武劉、トウカ、クレア、レイン、騎士達がいた。

 

クリス「助手君、どうしよう!?流石にこの数は……………!」

カズマ「お頭、受け取ったあれを使うしかないですよ!」

クリス「そ、そうだね!」

 

 カズマとクリスは、そんな風に話していた。

 一方、ミツルギは。

 

ミツルギ「クレアさん。あの仮面の男は、かなりの強敵だと聞きました。武器は持っていない様ですが、追い詰められれば何をするか分かりません。あいつは僕が取り押さえますので、騎士団の方々は、あの銀髪の少年をお願いします。」

クリス「……………ねえ助手君。さっきから坊主呼ばわりされたり、少年呼ばわりされたりしてるんだけど、あたしって口元を隠しただけで、そんなに男の子っぽい?」

カズマ「大本の原因は、お頭のスレンダーボディのせいでしょうね。……………お頭、いじけてないでしっかりして下さい。ここからが正念場ですよ。」

 

 ミツルギがそう言う中、クリスはいじけて、カズマはそう言う。

 なんとか立ち直ったクリスは、カズマと共に、デザイアドライバーを取り出す。

 IDコアは、すでに変わっていた。

 

ミツルギ「なっ!?デザイアドライバー!?」

武劉「あいつらも仮面ライダーというわけか。」

トウカ「みたいだな。なら、私たちも行こう!」

 

 ミツルギが驚く中、武劉とトウカは、そんな風に言って、デザイアドライバーを装着する。

 ミツルギ達は、自分たちのレイズバックルを装填する。

 

SET

 

 すると、トウカの横には、青の持ち手と銀色の刀身の剣の絵とCALIBERの文字が、ミツルギの横に洋風の城と英語でCASTLEの文字が、武劉の隣には、大砲の絵と英語でBUSTERの文字が現れる。

 3人が変身ポーズを取り、叫ぶ。

 

「「「変身!」」」

 

 そう言って、3人は、それぞれのレイズバックルを操作する。

 

CALIBER

CASTLE

BUSTER

REDAY FIGHT

 

 トウカはラウンズ・カリバーフォームに、ミツルギはライノス・キャッスルフォームに、武劉はダイル・バスターフォームに変身する。

 一方、カズマ達も変身する。

 カズマはウォーター、クリスは受け取ったレイズバックルの一つ、ペンレイズバックルを装填する。

 

SET

 

 すると、カズマの横側に青色の蛇口と英語でWATERという文字が、クリスの横側に白いペンの絵と英語でPENの文字が浮かぶ。

 2人は叫ぶ。

 

「「変身!」」

 

 そう言って、それぞれのレイズバックルを操作する。

 

ARMED WATER

ARMED PEN

REDAY FIGHT

 

 2人は、仮面ライダーデザイア・アームドウォーターと、アームドペンになる。

 それを見たミツルギたちは。

 

ミツルギ「小型バックルか。」

トウカ「でも、油断は出来ないな。」

武劉「だな。」

カズマ「お頭、こういった時は、一番強いやつを無力化させてビビらすんです。絶好調のこの俺が、あのサイの頭のスカしたイケメンを瞬殺します。残りの2人は、お頭に任せますよ。」

クリス「嘘っ!?……………しょうがないな。」

 

 カズマ達が変身したのを見て、身構えるミツルギ達。

 カズマは、そう言う。

 すると、ミツルギが反応する。

 

ミツルギ「き、聞こえてるよ、君。スカしたイケメンって、僕の事かい?瞬殺か。小型バックルの相手に随分と舐められたものだね。いいだろう、僕の本気を……………!」

 

 ミツルギがそう言う中、トウカと武劉は、クリスの方に向かっていた。

 カズマは、レイズウォーターを持ちながら、ウォーターレイズバックルを操作する。

 

WATER STRIKE

 

 それを見たミツルギは、油断なく構える。

 

ミツルギ「それでどうしようというのかな?以前、とある男に負けて、この仮面ライダーの力を得てから、小型レイズバックルに関しては、調べたのさ。ウォーターは水源が無ければ、ただの水の入っていない水鉄砲。何も出来ないさ。さあ、大人しく投降するなら…………。」

 

 ミツルギがそう言う中、カズマはレイズウォーターのトリガーを引く。

 確かに、ミツルギの言う通りだ。

 ウォーターレイズバックルは、水源が無ければただの水の入っていない水鉄砲としか使えない。

 ただし、必殺技を発動する際には、それは関係なくなる。

 

カズマ「オラァァァァ!!」

ミツルギ「なっ!?なんのつもりだ!?」

 

 カズマは、レイズウォーターから水を放つ。

 その水を顔面に受けたミツルギは、気にせずカズマの方に向かおうとする。

 だが。

 

カズマ「フリーズ!!」

ミツルギ「なっ!?」

 

 カズマは、フリーズを発動した。

 レイズウォーターから放たれた水は、カズマの氷結魔法により、凍っていき、ミツルギの顔面が凍結した。

 

ミツルギ「なっ!?前が見えない…………!」

カズマ「よしっ!」

 

 ミツルギは、凍結した事により、視界を塞がれてしまい、無力化された。

 一方、トウカと武劉は、クリスと応戦していた。

 

トウカ「はあっ!ふっ!」

武劉「ふっ!はっ!」

クリス「はっ!おっと!」

 

 トウカと武劉は、連携攻撃をして、クリスに攻撃をしていく。

 クリスは、逃走スキルを駆使して、攻撃を躱し、レイズペンで攻撃していく。

 2人の体には、レイズペンから出たインクが付いていく。

 

トウカ「何だこれ?インク?」

武劉「特にダメージは無いが……………。」

クリス「今すぐじゃなくても、無力化出来るからね!」

トウカ「えっ?」

武劉「なっ………………!?」

 

 トウカ達は、クリスの行動を首を傾げる中、クリスはそう言う。

 すると、トウカ達が動けなくなっていた。

 

トウカ「うっ、動けな……………!?」

武劉「まさか……………体のあちこちにインクを塗って、固めさせたのか!?」

クリス「そういう事!悪いけど、突破させてもらうよ!助手君!」

カズマ「おう!」

 

 そう。

 ペンレイズバックルは、インクを無限に出せる能力を持っており、それを自在に固めさせることも可能だ。

 それを用いて、2人の関節部分にインクを塗り、固めた。

 それを見ていた騎士達は、動揺して後ずさる。

 カズマとクリスは、別の小型レイズバックルを取り出す。

 

SET

 

 すると、カズマの横側に緑色の矢の絵と英語でARROWという文字がクリスの横側に灰色のタイヤと英語でWHEELの文字が浮かぶ。

 2人は、レイズバックルを操作する。

 

ARMED ARROW

ARMED WHEEL

REDAY FIGHT

 

 2人は、アームドアローとアームドホイールを装備する。

 ちなみに、クリアverのアローレイズバックルを装備している。

 カズマは、クリスに捕まり、包囲網を突破する。

 すると、クリスが叫ぶ。

 

クリス「助手君、後ろっ!何か来るよ!」

クレア「この先には、アイリス様がいる!このまま行かせるくらいなら、2人とも殺してかまわん!最悪、アクア殿のリザレクションに頼れば良い!!レイン、遠慮なく放つが良い!」

 

 そう。

 クレアは、もう殺す判断をしたそうだ。

 だが、カズマはレイズアローをレインに向けると。

 

カズマ「狙撃!」

レイン「ひっ!」

 

 レイズアローから放たれたエネルギーの矢の攻撃は、レインの杖の先についた宝石を破壊して、レインは小さな悲鳴を上げて動けなくなる。

 

クレア「あいつは本当に何者なのだ!なぜ、あれほどの手だれが盗賊などやっている!」

 

 クレアは悔しそうな声を出して、カズマ達を見送る。

 一方、俺たちの方には、トウカから連絡が入った。

 

トウカ「ごめん!突破された!」

湊翔「分かった。……………どうやら、目的地はここみたいだな。」

めぐみん「ふっふっふ!どうやら、私の出番の様ですね!」

ダクネス「それにしても、何者なのだ。その盗賊達は。」

アクア「そんな事はどうでも良いわよ!私たちが捕まえれば、更に美味しいお酒をくれるに決まってるわよ!」

朱翼「アクアさん………………。」

 

 トウカ達からの連絡を聞いて、俺たちはそう話す。

 小型レイズバックルを駆使して、ミツルギやトウカ達を無力化するとは。

 しばらくすると、タイヤの駆動音が聞こえてきて、外に出ると、2人の仮面ライダーが居た。

 

湊翔「あれか……………。」

めぐみん「ちょっと待ってください!なんですか、あのかっこいい見た目は!」

ダクネス「めぐみん?」

朱翼「行きますよ。」

 

 俺たちはそう言うと、デザイアドライバーを装着して、それぞれの相性の良いレイズバックルを装填する。

 

SET

 

 すると、俺の横には、白色のシリンダーと英語でMAGNUMという文字が、めぐみんの横には、スピーカーとBEATの文字が、ダクネスの横には、紫色の手の絵とZOMBIEの文字が、朱翼の横にフルートと英語でFLUTEの文字が現れる。

 全員が変身ポーズを取り、叫ぶ。

 

「「「「変身!」」」」

 

 俺たちは、それぞれのレイズバックルを操作する。

 

MAGNUM

BEAT

ZOMBIE

FLUTE

REDAY FIGHT

 

 俺はギーツ・マグナムフォーム、めぐみんはナーゴ・ビートフォーム、ダクネスはバッファ・ゾンビフォーム、朱翼はスワン・フルートフォームに変身する。

 一方、義賊の方は、別の小型レイズバックルを取り出す。

 

SET

 

 すると、緑色の奴の横側にピンクのハンマーの絵と英語でHAMMERという文字と青色のスマホの絵と英語でSUMAHOが浮かび、水色の奴の横側に黄色の爪と、英語でCLAWの文字が浮かぶ。

 2人は、レイズバックルを操作する。

 

DUAL ON

ARMED HAMMER ARMED SUMAHO

ARMED CLAW

REDAY FIGHT

 

 片方は、小型レイズバックルのデュアルオンで、もう片方はクローのレイズバックルを使っていた。

 俺たちは、それぞれで応戦していく。

 

湊翔「ふっ!はっ!」

カズマ「おっと!くっ!」

 

 俺がマグナムシューターを撃つ中、そいつは、腕についてるスマホでガードする。

 硬いな。

 というか、声的にカズマか?

 何やってんだ、あいつ。

 もう片方の方には、めぐみん、ダクネス、朱翼が対応していた。

 というか、声的にもクリスか?

 すると、カズマと思われる仮面ライダーの腕についてるスマホから、声が聞こえる。

 

???「おい!」

カズマ「あ!?なんだよ、こんな時に!」

???「そんな事は良い!急がないと王女様が危ないわよ!」

カズマ「何っ!?お頭!」

クリス「わ、分かった!」

 

 カズマと思われる仮面ライダーが、クリスと思われる仮面ライダーと合流して、別のレイズバックルを取り出す。

 

ARMED RANCHER

ARMED GATLING

REDAY FIGHT

 

 すると、それぞれの足にガトリングとランチャーを装備する。

 どう見ても、フォーゼのランチャーモジュールとガトリングモジュールだよな。

 

カズマ「行くぞ!」

クリス「OK!」

 

 2人はそう言うと、扉を吹っ飛ばす。

 煙が晴れると、驚くべき光景が目に入る。

 

湊翔「なっ……………!?」

めぐみん「石井樹です!」

樹「おや、もう見つかるとはね。」

ダクネス「何故お前がここに!?」

クリス「そのペンダントは渡さないよ!」

朱翼「ペンダント?」

アイリス「くっ…………!」

 

 そう。

 そこには、ナッジスパロウ・モンスターフォームに変身した石井樹が居て、アイリスの首を絞めていたのだ。

 石井樹がそう言うと、ジャマトとジャマトライダーがこっちに向かってくる。

 ダクネス達がジャマトやジャマトライダーと応戦する中、カズマとクリスと思われる仮面ライダーは、石井樹の方に向かっていた。

 すると、ダクネスが叫ぶ。

 

ダクネス「湊翔!ジャマト達は抑えるから、アイリス様を頼む!」

湊翔「分かった!」

 

 ダクネスがそう叫ぶ中、俺はそう返し、コマンドツインバックルのジェット側を取り出して、マグナムの代わりに装填する。

 

SET

GREAT

REDAY FIGHT

 

 俺は、ギーツ・レイジングフォームに変身する。

 レイジングソードを持って、石井樹の方へと向かっていく。

 

湊翔「ハアッ!ふっ!どりゃっ!」

カズマ「おらっ!はっ!」

クリス「はっ!でやっ!」

樹「ふっ。ほっ。」

 

 カズマがレイズアローで援護射撃をして、クリスがレイズクローで牽制して、俺がレイジングソードで攻撃するが、石井樹は余裕で躱していた。

 時折、考える人みたいなポーズを取っている。

 正直、ウザい。

 余裕を醸し出しているな。

 時折、こちらが回避できる攻撃をしてきたりする。

 舐めプとしか言いようがない。

 そんな風に回避するので、レイジングソードがなかなかチャージ出来ない。

 すると。

 

樹「ハアッ!」

湊翔「何っ!?」

 

 樹が魔法を放ち、俺のレイジングソードを吹っ飛ばす。

 

樹「コマンドフォームにさえさせなければ、君はエントリーフォームとほぼ同じ。負ける気がしないね。」

湊翔「へぇ……………。」

 

 樹は勝ち誇った笑みを浮かべ、攻撃してくる。

 俺は、創師に教わった格闘術を用いる。

 そんな中、緑色の仮面ライダーは考えていた。

 

カズマ(どうする?このままじゃあ、クレア達が追いつちまう!一応、クリスがワイヤートラップを使ったが、いつまで持つか…………。)

 

 そんな風に考えていた。

 すると、妙案を思いつく。

 

カズマ(これしかない!)

 

 そう思うと、アイリスに叫ぶ。

 

カズマ「アイリス!そのレイジングソードで戦ってくれ!」

アイリス「え……………?」

クリス「助手君!?君はいきなり何を言い出すのさ!?」

樹「そうだね。アイリス王女は今、そう簡単には動けないさ。」

カズマ「うるせぇ!アイリスは、誇り高き王族なんだろ!?だったら、そんな奴をぶっ倒せ!」

アイリス「……………!はい!」

 

 緑色の仮面ライダーがそう叫ぶ中、水色の仮面ライダーと石井樹はそう言う。

 だが、緑色の仮面ライダー…………カズマは、そう発破をかける。

 すると、アイリスはレイジングソードを持って立ち上がる。

 

アイリス「私は……………このベルゼルグ王国の王女です!あなたの様な者には、屈しません!」

樹「やれるものなら、やってみれば?」

 

 アイリスはそう宣言して立ち上がり、レイジングソードを構える。

 樹は、挑発気味にそう言う。

 

アイリス「ハアッ!」

樹「何っ!?くぅ!」

 

 アイリスは、レイジングソードを持って攻撃すると、樹は押され気味になる。

 そう。

 アイリスは、剣と魔法を極めた転生特典を持つ勇者の血を引く高レベルの王族の1人。

 いくら魔法使いとはいえ、仮面ライダーで、モンスターフォームに変身する相手でも、負けるはずがない。

 先を読み攻撃を防ぎ流して、退路を断って急所に確実に決める様は美しささえ感じられた。

 

アイリス「湊翔さん!」

湊翔「おう!」

 

 すると、アイリスはレイジングソードをこちらに投げる。

 俺はキャッチすると、エネルギーが貯まっていた。

 俺は、レイズバックルを操作する。

 

FULL CHARGE

 

 その音声と共に、俺はキャノンのレイズバックルを外して、デザイアドライバーに装填する。

 2人も、別の小型レイズバックルを装填する。

 

TWIN SET

SET

 

 すると、俺の目の前に、飛行機の翼の絵と英語でJETの文字が上側に、キャノンの絵と英語でCANNONの文字が下側に出て、カズマの横には、赤いグローブの絵と英語でGLOVEの文字が、クリスの横には、オレンジ色の輪っかと英語でCIRCLEの文字が浮かぶ。

 俺たちは、レイズバックルを操作する。

 

TAKE OFF COMPLETE JET & CANNON

ARMED GLOVE

ARMED CIRCLE

REDAY FIGHT

 

 俺はギーツ・コマンドフォーム・ジェットモードに、あとの2人は、小型レイズバックルを使った形態になる。

 流石に、こんな所でキャノンモードになる訳にはいかないからな。

 アイリスも、自前の剣を取り出し、攻撃していく。

 

カズマ「オラオラオラオラオラ!」

アイリス「ハァァ!」

 

 カズマは、マテリアライズスマッシャーに似たグローブで連打攻撃をして、アイリスは自前の剣で攻撃していく。

 

湊翔「ふっ!はっ!」

クリス「はあっ!でやっ!」

 

 俺はレイジングソードで、クリスはキウイ撃輪に似た武器で攻撃していく。

 

樹「くっ!ジャマトライダー達は何をしているんだ!?」

めぐみん「ジャマトライダーですか。」

ダクネス「悪いが、既に倒させてもらった。」

朱翼「あとはあなただけです!」

樹「なっ!?」

 

 樹は、ジャマトライダー達を応援に呼ぼうとしたが、既にめぐみん達に倒されていた。

 樹の意識が、めぐみん達の方に向いた瞬間、俺たちは動く。

 

CIRCLE STRIKE

 

クリス「ハァァァァァ!」

樹「何っ!?」

 

 クリスが必殺技を発動して、キウイ撃輪の様な武器にエネルギーを纏わせて、斬撃を繰り出すと同時に、樹を拘束する。

 

クリス「助手君!」

カズマ「おう!」

 

 クリスがそう叫ぶと、カズマはそう答えて、レイズバックルを操作する。

 

GLOVE STRIKE

 

カズマ「オラオラオラオラオラ!」

樹「がっ!?ぐっ!?ぐはっ!」

 

 カズマが、マテリアライズスマッシャーに似た武器で、ラッシュを仕掛ける。

 そんな中、俺は空を飛んでいた。

 

カズマ「後は頼むぜ!」

湊翔「ああ!盛大に打ち上げだ!」

 

 カズマがそう言う中、俺はレイジングソードのボタンを押す。

 

RAISE CHARGE

 

 待機音が流れる中、空中に浮かび、身動きが取れない状態の樹に向かう。

 

TACTICAL RAISING

 

湊翔「ハァァァァァ!」

樹「ぐわぁぁぁぁぁ!!」

 

 俺は必殺技を発動して、レイジングソードを振るい、樹を吹っ飛ばす。

 樹は、壁にぶつかり、変身解除する。

 俺は、そんな樹にレイジングソードを向ける。

 

湊翔「さて、お前には聞きたい事があるんだ。大人しくして貰おうか。」

樹「分が悪いね……………テレポート!」

 

 俺が向ける中、樹はそう言うと、テレポートで逃げてしまう。

 すると、外の方から、クレアの声が聞こえてくる。

 どうやら、そろそろ到着するみたいだな。

 すると。

 

カズマ「お頭!本来の目的を果たしましょう!」

クリス「はっ!そうだった!助手君、行くよ!」

「「スティール!」」

 

 2人はそう叫んで、アイリスから何かを奪い取る。

 どうやら、ペンダントも含まれている様だ。

 すると、窓から出ようとする中、アクアが叫ぶ。

 

アクア「なるほど!アンタ達の狙いは、それね!それが何なのか知らないけれど、アンタ達にそのまま持って行かせたりはしないわよ!封印ッ!!」

カズマ「くそったれー!」

 

 アクアがそう叫ぶと、ペンダントに封印が施された様な気配がして、そのままその2人は窓から飛び出していく。

 すると、クレア達もやってくる。

 

クレア「アイリス様!ご無事ですかっ!?」

アイリス「はい。」

ダクネス「まさかとは思うが…………。」

めぐみん「何者だったんでしょうかね。」

朱翼「それにしても、小型レイズバックルを上手く使ってましたね。」

武劉「ああ。まさかとは思うが…………。」

トウカ「やっぱりか。」

 

 他の人たちは、そんな風に話していた。

 すると、俺のスパイダーフォンにメッセージが来る。

 

湊翔「なんだ?」

 

 それを見ると、全てに納得がいった。

 こうして、この1日は終わるのだった。

 すると。

 

白夜「えっ?何があったんだ?」

 

 白夜がそんな風に言って現れたのだった。




今回はここまでです。
今回は、カズマ達が王城で大暴れしました。
元自衛隊所属のボディーガードや、魔剣の勇者なども一蹴しました。
そして、ペンダントを手に入れましたが、アクアによって封印されました。
次回は、エピローグみたいな感じなので、短めになります。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
現在、このすばの原作9巻の内容でやる戦国ゲームに関しても、意見を受け付けています。
ギーツのファイナルステージで、タイクーンのブーストフォームマークIIが出たので、こちらでも、タイクーン、バッファ、ライコウにブーストフォームマークIIやレーザーブーストを使わせようかなと思っています。
あと、湊翔のヒロインとして、ゆんゆんとリアも居ますが、湊翔が神になるので、その2人はどうしようかなと思いますね。
2人も神にしようかなとは思いますが。
魔王とロキとの戦いが終わった後に、4人のエースと黒狐に相当するエピソードをやろうかなと思います。
今後の話の流れでリクエストがあれば、受け付けます。
魔王との戦いの際には、魔王には湊翔達が、ロキには運営サイドが戦う感じです。
あと、ジットも出します。
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