カズマが指名手配されていると知り、カズマは引き篭もった。
それからしばらくして、雨の日が続いた。
アクア「あるーひー。もりのーなーかー。ドラゴンにー。でああったー。」
アクアはそんな風に歌いながら、卵に魔力を浴びせていた。
アクア曰く、卵の内から歌を聞かせる事により、胎教を施しているとの事。
ドラゴンじゃなくて、鶏の卵だろうが。
すると、めぐみんが大きく叫ぶ。
めぐみん「カズマ、リベンジです!あのヒュドラにリベンジするのです!」
めぐみんはここ最近、カズマが引きこもっている事に業を煮やしたのか、そんな風に催促してくる。
それを聞いた俺たちは、口を開く。
湊翔「まあ、負けたままなのは嫌だけど、どうやって倒すんだ?」
カズマ「今の所、あんまり良い作戦を思いついてないんだぞ。高火力を出せるコマンドフォームも、現状は湊翔か、湊翔から借りないと使えないし。」
武劉「バスターフォームも、俺でなければ高火力は出せないからな。」
俺たちはそう言う。
そう。
コマンドフォームのキャノンモードやバスターフォームなら、高火力の攻撃を叩き込めるだろう。
だが、それでも仕留めきれなかったら、再生されてしまう。
それに、現状、コマンドフォームになる為には、俺か、俺から借りる位しか出来ないのだ。
すると、めぐみんが口を開く。
めぐみん「火力です!更なる火力を浴びせるのです!爆裂魔法の1発で沈まないなら、相手が消えて無くなるまで爆裂魔法を撃ち込むのです!アクアか武劉の魔力をドレインタッチで私に移せば、それも可能となります!」
めぐみんはそんな風に叫ぶ。
すると、アクアと武劉が口を開く。
アクア「嫌よ。どうしてこの私が、ドレインタッチなんて穢らわしいリッチースキルを受けなきゃならないの?嫌よ。カズマや湊翔に脅されようが、ダクネスが私を甘やかそうが、めぐみんがおかしくなろうが絶対に嫌。私の神聖な魔力は、おいそれと与えられる物ではないの。」
武劉「それに、ドレインタッチで補充している時に、攻撃されては意味がないしな。補充している中で、再生されたら、意味がない。」
アクアはそう嫌がり、武劉は正論を叩きつける。
確かに、言いたい事は分かるがな。
すると、白夜が口を開く。
白夜「その神聖な魔力とやらで、さっきから何をしてんだよ。卵なんて、暖炉の前で炙っとけば良いだろ。炙り過ぎたら、おかずにすれば良いしな。」
アクア「ちょっと、白夜。次にそんな事を言ったら、聖なるグーを食らわせるわよ。…………これはね、ドラゴンの卵に魔力を注いでいるのよ。魔力の塊と言われるドラゴン達は、持っている魔力が高ければ高いほど強さが増すの。この子はドラゴンの頂点に君臨する者。私はこの子の親として、できる事は何だってしてあげたいの。」
湊翔「まだ言うか……………。」
朱翼「鶏の卵なのに……………。」
白夜がそう言うと、アクアは白夜を睨みながらそう言う。
鶏の卵である事を受け入れろよ。
トウカが口を開いた。
トウカ「それにしても、めぐみん達は、ダクネスの囮スキルでヒュドラを呼んで、めぐみんの爆裂魔法を叩き込むという嫌がらせをやってるみたいだけど、効果はあるの?」
めぐみん「そうですね……………。ある程度は効いてると思うんですが……………。」
カズマ「お前ら、そんな事をやってたのかよ!ダクネスも何してんだよ!?こういう時に止めるのがお前の役割だろ!」
ダクネス「う、うむ……………。しかし、あのヒュドラはどうしても倒したいというか…………。それに、これはヒュドラの魔力を削る事にも繋がるのだし……………。」
トウカが何気なくそう言うと、めぐみんはそう答えて、カズマは叫び、ダクネスは視線を逸らす。
ダクネスとしては、自らの手でヒュドラを倒したいらしいが……………。
そう思う中、カズマとめぐみんが騒ぎ合い、ダクネスは鎧を磨いていた。
それから何日かが経過したが、雨は止む気配を見せない。
カズマとアクアが引きこもっている中、俺たちもヒュドラの嫌がらせに付き合っていたのだが。
めぐみん「帰りましたよー!すいません、ダクネスが色々とアレなので、お風呂の用意をお願いします!」
めぐみんがそう叫ぶ中、ダクネスは酸っぱい匂いを漂わせていた。
それを見たカズマが口を開く。
カズマ「……………食われたのか。」
湊翔「ああ、ダクネスが食われた…………。」
トウカ「どうやら、連日の爆裂魔法には堪えたのか、ダクネスが囮スキルを使う前に奇襲してきたのよ。」
ダクネス「ああ。流石に危うい所だった…………。何とか脱出して、めぐみんの爆裂魔法や湊翔達の攻撃を食らわせて、首を再生している間に逃げてきたのだが……………やはり、そう簡単にはいかないな。」
カズマがそう言うのに対して、俺とトウカがそう言うと、ダクネスは鎧を外しながらそう言う。
ゾンビフォームのおかげで、ある程度の耐久力は上がっていたので、大丈夫らしい。
ダクネスは、ヒールを受けたあと、アクアに礼を言い、とぼとぼと風呂場に向かっていった。
すると、アクアが口を開く。
アクア「……………ねえカズマ。どうにかして、楽ちんにヒュドラを倒す手は思い浮かばないの?弱っちぃカズマの取り柄は、数だけは多い中途半端なスキルと、仮面ライダーである事でしょ?」
カズマ「おっ、早速一つ思いついたぞ。まず、お前を鎖で縛り付ける。そして湖に投入する。ヒュドラがパクッと行ったところを冒険者総出で引っ張って一本釣りだ。あとは、湖に逃がさない様に袋叩きにする。どうだ?」
アクアがそう聞くのに対して、カズマはそう言う。
カズマとアクアが喧嘩をする中、トウカの呟きが聞こえる。
トウカ「……………ダクネス。最近のお前は、様子が変だぞ……………。」
そんな風に呟いていた。
本当に、何があったんだ?
その後、カズマがダクネスの鎧を修理していた。
ダクネス「ふぅ……………。ん?カズマ、私の鎧に一体何を?」
カズマ「今日は随分と傷だらけで帰ってきたからな。お前の鎧を直してるんだよ。どうせ、家に居ても暇だしな。」
ダクネスがそう聞くと、カズマはそう答えながら、鎧を修理していく。
トウカ達は、興味深そうにそれを見ていた。
ダクネス「そういえば、以前、皆で温泉に行った時にも、道中で鎧を直して貰ったな。………また、温泉に皆で行きたいものだ。」
カズマ「俺は嫌だよ。あの街嫌いなんだもん。めぐみん並みに頭がアレな連中が多いし。」
めぐみん「おい、アレとは何か詳しく聞こうじゃないか!」
朱翼「めぐみん、落ち着いて!」
白夜「まあ、アルカンレティアに行きたくないのは、同感だがな。」
湊翔「まったくだ。」
ダクネスがそう言うと、カズマはそう言って、めぐみんが掴みかかる。
朱翼が落ち着かせる中、俺と白夜はそう言う。
すると、ダクネスが口を開く。
ダクネス「それでも。また、皆と行きたいな…………。」
トウカ「ダクネス……………?」
ダクネスがそう呟く中、トウカはそれを不安げに見ていた。
それからしばらくして。
めぐみん「カズマ!湊翔!トウカ!白夜!朱翼!武劉!居ません!部屋に起こしに行ったら、もぬけの殻です!」
トウカ「やっぱりか……………!!」
カズマ「あいつは!もう行くなって言ったのに、どうしてこんなに聞き分けねーんだよ!」
めぐみんがそう叫ぶ中、トウカは苛立ちと心配を滲ませた声を出して、カズマはそう叫ぶ。
そう。
ダクネスは、これからは1人で行くと告げ、連日、たった1人でヒュドラの元へと向かっていったのだ。
俺たちが止めるのも聞かずに、単身で湖へと向かい、ボロボロになって帰ってくるのだ。
そこで、俺たちは交代で見張りを立てたはずなのだが……………。
湊翔「……………アクア!!」
白夜「見張りをせずになんで寝てんだよ!お前はよぉぉぉぉっ!!」
アクア「わあああああーっ!私だって、ゼル帝の孵化で疲れてたんだもの!子育てって大変なんだから、アンタ達もちょっとは労りなさいよ!!」
そう。
その日は、アクアが見張り役だったのだが、寝てしまっていて、俺たちは説教をしていた。
アクアがそう言うと、カズマが激昂する。
カズマ「なにが子育てだバカにしやがって!おいこら、卵をよこせ!なんだこんなもん、俺が美味しく頂いてやる!」
アクア「やめて!卵を温め出して日にちが経ってるんだから、今の状態で割れば、大変な事になるわよ!中を見たらきっと後悔するから!」
カズマがそう激昂する中、アクアは卵を懐に抱いて、丸くなっていた。
そんな中、武劉と朱翼が口を開く。
武劉「それにしても、ダクネスは何を考えているんだ?たった1人でヒュドラを倒そうとするとは……………。」
朱翼「確かに、ダクネスが何を考えているのかは気になりますが、今はダクネスの元に向かった方が良さそうですよ!日に日にダクネスの傷が深くなってますし!」
2人はそう叫ぶ。
ヒュドラも学習しているのだろう。
日に日に傷が深くなっていた。
このままでは、退場して、ジャマトの肥料に使われかねない。
すると、アクアが口を開く。
アクア「ねえ、あのヒュドラ、どうにか出来ないの?私、卵をウィズの店に預けてから、めぐみん達と一緒にダクネスの後を追って、ちょっとあの子に説教してくるわ。」
体を丸くしながらも、珍しくそんな風に言う。
すると、カズマは髪をくしゃくしゃにしながら、口を開く。
カズマ「俺はちょっと行きたい所があるから、お前達でどうにかダクネスを連れ戻してくれ。湊翔。お前も手伝ってくれ。」
湊翔「お、おう……………?」
トウカ「分かった。何とか、ダクネスを連れ戻してくるわ。」
カズマがそう言う中、トウカ達は頷いて、ダクネスが居るであろう湖へと向かっていった。
俺は、カズマに聞く。
湊翔「……………それで、何をするんだ?」
カズマ「……………お前は、冒険者達に協力を頼んでくれ。俺はちょっと野暮用がある。」
湊翔「なるほど。分かった。協力を取り付ける様、頼んでおく。」
そう聞くと、カズマはそう答える。
確かに、他の冒険者達にも手伝って貰った方がいいだろう。
俺がギルドに向かっていく中、カズマは別の場所へと向かっていた。
???「よお、佐藤和真。その様子だと、覚悟を決めたみたいだね。」
カズマ「こんなメッセージを送ってきて、何の用だよ、ケケラ。」
カズマが会いに来たのは、ケケラだった。
カズマが見せたスパイダーフォンには、『渡したい物がある』と書いてあった。
ケケラ「ああ、それね。渡したい物は、これよ。」
ケケラがそう言うと、カズマの前に、緑色のミッションボックスが現れる。
カズマ「これ?中身は何だよ?」
ケケラ「それは、開けてみてのお楽しみってもんよ。」
カズマ「まあ……………。」
カズマがそう言うと、ケケラはそう言う。
カズマは、首を傾げながらも、それを開ける。
その中に入っていたのは、コマンドツインバックルだった。
カズマ「これ、コマンドツインバックルか!?」
ケケラ「ああ。厳密には、コマンドジェットバックルって言うんだけどね。クローンズヒュドラと戦うには、コマンドフォームが役に立つだろ。」
カズマ「何で……………?」
ケケラ「言ったでしょう。アタシはアンタのサポーターだって。だからこそ、アンタが強くなる事には、一切、労力は惜しまないわ。遠慮なく使いなさい。」
カズマがコマンドツインバックルを見て、驚く中、ケケラはそんな風に言う。
それを聞いたカズマは、コマンドジェットバックルを持って、口を開く。
カズマ「まあ、ありがとうな。遠慮なく使わせてもらうぜ。」
ケケラ「ええ。使いなさい。そして、私を笑わせてみせて。」
カズマ「お、おう。」
カズマとケケラは、そんな風に話す。
俺は、冒険者達を集めていた。
中には、知り合いの面子も集めていた。
翌日、時刻が昼に差し掛かった頃、アクア達と共に姿を現したダクネスが、驚愕の表情を浮かべる。
俺たちの後ろには、アクセルの街の冒険者たちが居た。
冒険者「おっ!遅いぞララティーナ!」
冒険者「ララティーナちゃんが来たよー!」
冒険者「ララティーナ!」
冒険者「ララティーナ!!」
ダクネスがやって来たのを見て、冒険者たちはそんな風に揶揄いだす。
ダクネスは、無言で俺とカズマの胸ぐらを掴んでくる。
ダクネス「………………!」
カズマ「や、やめろよララティーナ!こいつらはお前の名前を呼んだだけだろうが!」
湊翔「というより、無言で俺たちを締め上げてくるのはやめてくれって!」
カズマも、そう言うのはやめろって!
ダクネスは握力が強いんだから!
すると、ダクネスが口を開く。
ダクネス「おい貴様ら。これは新手の嫌がらせなのか?それなら私にも考えがあるぞ。」
湊翔「嫌がらせじゃないって。」
カズマ「お前が連日単身でクローンズヒュドラに立ち向かっている事を伝えて協力して貰ったんだよ!」
ダクネス「………っ!」
そう。
ダクネスがたった1人で立ち向かうのだから、他の人たちにも手伝ってもらう事にしたのだ。
ダクネスが、慌てて皆を見ると。
冒険者「おっ、ララティーナのくせに照れてるぞ。」
冒険者「ねえ、やめなさいよ。ララティーナちゃんって、あれで繊細なのよ?ヒュドラ退治にはララティーナちゃんの力が必要不可欠なのに、泣いて帰っちゃったらどうすんのよ。」
冒険者「カズマと湊翔には、一番高い酒を飲ませて貰ったしな!ちょっとくらい借りを返しといたって、罰は当たんないし。ララティーナの我儘も聞いてやんよ!」
そんな声が、冒険者たちの間から投げかけられた。
俺は、ダクネスに声をかける。
湊翔「ほら。君がアホな事をしてると説明したら、こんなに冒険者の皆が集まってくれたんだぞ。」
カズマ「人様に迷惑をかけるのは止めろよな。」
ダクネス「あ、ありがとう……。」
カズマ「え?何だって!?」
カズマ、リピートを要求するなよ。
ダクネスは冒険者達の照れ臭そうな顔を見て、笑みを浮かべて。
ダクネス「皆、ありが……。」
アクア「わあああ!カズマさん!湊翔さん!ヒュドラが起きるのが早いんだけど!」
ダクネスがそう言うと、アクアのそんな叫び声が聞こえてくる。
アクアの方を見ると、いつの間にか湖に入っていたのだ。
トウカ「アクア!?何してるのよ!?」
白夜「早すぎるんだよ!!」
めぐみん「だから私は言ったではないですか、ヒュドラを起こすのは、カズマと湊翔の合図を待った方が良いって!」
アクア「だって!早く帰って、ゼル帝の誕生を見届けないと!」
朱翼「あははは……………。」
武劉「やれやれ……………。」
それを見たトウカと白夜とめぐみんがそう叫ぶ中、アクアはそう答えて、朱翼と武劉は呆れる。
カズマ「お前らって奴はどいつもこいつも!色んな意味で台無しだよ!!」
湊翔「皆、行くぞ!」
俺たちはそう叫んで、変身する。
『SET』
『SET FEVER』
待機音が流れる中、俺たちは叫ぶ。
一同「変身!」
そう叫んで、それぞれのレイズバックルを操作する。
『CALIBER』
『LIGHTNING』
『BEAT』
『ZOMBIE』
『FLUTE』
『BUSTER』
『GREAT』
『HIT FEVER CALIBER』
『HIT FEVER LIGHTNING』
『HIT FEVER BEAT』
『HIT FEVER ZOMBIE』
『HIT FEVER FLUTE』
『HIT FEVER BUSTER』
『REDAY FIGHT』
俺とカズマはレイジングフォーム、他の皆は、フィーバーフォームへと変身する。
周囲には、ダストが変身するメリー、リーンが変身するシロー、ゆんゆんが変身するギンペン、リアが変身するキュビー、シエロが変身するスマッシュ、エーリカが変身するタンツェンの姿があった。
カズマは、他の冒険者たちに指示を出す。
カズマ「盗賊職の連中は、鋼鉄製のワイヤーを持ったな!?アーチャー職の連中は、フックロープ付きの矢を用意して待機!」
アクア「わあああ、早くしてー!早くしてー!」
カズマ「頑丈な連中は、後衛を守る為、盾としてその場で待機!魔法使い職は、いつでも魔法が撃てる様、準備をして後方待機!使う魔法は各自が持ってる中で一番強いやつを頼む!次弾は必要ないから、全魔力を込めてとびきりのを用意してくれ!」
めぐみん「任せて下さい!」
湊翔「俺たちも行くぞ!」
トウカ「ええ!」
カズマがそうやって指示を出して、他の冒険者たちも準備をする。
俺たちも、各々で攻撃していく。
湊翔「ハアッ!ふっ!」
俺は、レイジングソードを振るい、クローンズヒュドラに攻撃していく。
トウカ「ハアッ!ふっ!」
トウカは、二刀流となったソードエクスカリバーを振るい、クローンズヒュドラに攻撃していく。
白夜「オラっ!はっ!」
白夜は素早く動き、クローンズヒュドラに攻撃していく。
朱翼「ハアッ!フッ!」
朱翼はフルートソードを二本持ちして、クローンズヒュドラに攻撃していく。
武劉「ハアッ!でやっ!」
武劉は、両腕と両足についたクローで、クローンズヒュドラを切り裂いたり、肩の大砲で砲撃したりする。
カズマ「おらっ!はっ!」
カズマも、レイジングソードを持って、攻撃していく。
ダクネス「ハアッ!こっちに来い!」
ダクネスは、囮スキルを使いつつ、ゾンビブレイカーで攻撃していく。
俺たちの攻撃により、クローンズヒュドラは、8本首を俺たちの方に全て向ける。
すると。
盗賊職「バインド!」
盗賊職の面々が、バインドスキルを発動して、ヒュドラの首を拘束させる。
そして、アーチャー職たちが放ったフックロープ付きの矢は、ワイヤーの隙間に絡みつき、冒険者たちがそれを引っ張る。
こうする事で、ヒュドラを逃げれなくするのだ。
それを見て、俺たちもワイヤーやらロープを切断しない様に攻撃していく。
すると、レイジングソードから、チャージ音が聞こえてくる。
湊翔「カズマ!コマンドフォームになるぞ!」
カズマ「おう!」
俺とカズマは、レイジングソードのバックルを操作する。
『FULL CHARGE』
すると、バックルが外れたので、デザイアドライバーに装填する。
俺はデザイアドライバーの左側に、カズマはデザイアドライバーの右側に。
『TWIN SET』
すると、俺の目の前に、飛行機の翼の絵と英語でJETの文字が上側に、キャノンの絵と英語でCANNONの文字が下側に出て、カズマの方は、キャノンの絵と英語でCANNONの文字が上側に、飛行機の翼の絵と英語でJETの文字が下側に出る。
俺達は、先ほど装填したレイズバックルを操作する。
『TAKE OFF COMPLETE JET & CANNON』
『REDAY FIGHT』
俺とカズマは、コマンドフォームに変身する。
俺はジェットモードに、カズマはキャノンモードに。
湊翔「さあ、ここからがハイライトだ!」
カズマ「行くぜ〜!」
俺とカズマはそう叫びながら、ヒュドラの方へと向かっていく。
湊翔「ハアッ!ふっ!はっ!」
俺は、ジェットモードでの飛行能力で飛びながら、レイジングソードで攻撃していく。
カズマ「オラっ!自分の魔力で攻撃を食らいやがれ!」
カズマは、ドレインタッチでクローンズヒュドラの魔力を吸い取りつつ、それを変換して、トロンキャノンから、荷電粒子砲を放つ。
クローンズヒュドラからしたら、たまったもんじゃないだろうな。
俺たちの攻撃は、更に激しさを増す。
俺のレイジングソードでの攻撃で、ヒュドラの首を切断したが、再生しない。
リア「ヒュドラの首が!?」
白夜「再生しないな……………。」
それを見たリアと白夜は、そう言う。
どうやら、魔力を枯らす事には成功したみたいだな。
カズマ「魔法使いの皆さーん!!」
湊翔「お前ら、一斉攻撃だ!!」
俺たちがそう叫ぶと、魔法使い職の人たちが魔法を発動しようとする。
俺たちも、必殺技を放つ。
『RAISE CHARGE』
『LOCK ON』
『TACTICAL RAISING』
『COMMAND TWIN VICTORY』
『GOLDEN FEVER VICTORY』
一同「ハァァァァァ!」
めぐみん「行きますよ!エクスプロージョン!」
俺たちは、必殺技を魔法使い職の人たちと一緒に放つ。
めぐみんも、同時に爆裂魔法を放つ。
それらを食らったヒュドラは、悲鳴を上げる間もなく、永遠の眠りに就かされた。
こうして、ヒュドラ討伐は、無事に成功したのだった。
めぐみん「私の勝ちだと認めて下さい!私が消し飛ばしたヒュドラの首は6本!ゆんゆんはたったの2本!どちらが上か、誰が見ても明らかではないですか!」
ゆんゆん「な、何でよ!めぐみんなんて、ヒュドラが瀕死になるまで、ただ待ってただけじゃない!」
俺たちは、冒険者達を引き連れて、晴れ晴れとした顔でアクセルへと戻る。
めぐみんとゆんゆんは、喧嘩をしていた。
湊翔「リア達も、手伝ってくれて助かったよ。」
リア「ああ。頼りにして来てくれたんだから、それに応えただけだよ。」
シエロ「はい!皆さんが力を合わせたから、ヒュドラを倒せたんです!」
エーリカ「私が居たから、楽勝だったでしょ?」
俺は、アクセルハーツとそう話す。
すると、キースとリーンの2人が口を開く。
キース「しっかし、俺たちでも案外何とかなるもんなんだな!いや、カズマんところと湊翔んところのパーティーが居なかったら無理だったか。」
リーン「そうだね。やっぱり、2人ってすごいよ!今回のヒュドラ退治の報酬は山分けって事だったけど、カズマたちは多めに持ってくべきだよ。」
2人はそう話す。
確かに、コマンドフォームやバスターフォーム、爆裂魔法などの高火力があったから、消し飛ばす事が出来たかもしれない。
でも、それは皆が居たから成し得たことだ。
カズマ「それじゃあ……………ヒュドラとの激戦で皆疲れただろうし、今日の所はゆっくり休んで、明日はその分の報酬でパーっとやろうぜ!」
冒険者達「ひゃっはーっ!!」
カズマがそう言うと、冒険者達は歓声を上げる。
ダクネスが見ていると、トウカ達が話しかける。
トウカ「ダクネス。念願のヒュドラが討伐された気分はどう?」
ダクネス「ああ。おかげで色んな物が吹っ切れた。自分が何を悩んでいたのか馬鹿らしく思えるほどにはな。」
白夜「ふ〜ん……………。」
朱翼「そうですか……………。」
ダクネス「私は、この街の連中が好きだと改めて自覚した。私は幸せ者だ。」
武劉「ダクネス……………?」
トウカ達とダクネスは、そんな風に話す。
俺たちは、アクセルの街へと戻っていった。
ただ、この時の俺たちは気づいていなかった。
ダクネスの吹っ切れたという言葉の意味を、これから起ころうとしている陰謀に、巻き込まれそうになっているという事を。
今回はここまでです。
クローンズヒュドラを撃破しました。
カズマも、コマンドツインバックルを手に入れて、強化されました。
ケケラからの贈り物です。
ただ、いよいよアルダープの陰謀が動き出す。
果たして、湊翔たちはどうなってしまうのか。
あと、アルダープの結婚式にて、ラフレシアフォートレスジャマトを2体やら、何人かのオリキャラ、オリジナルの形態を出します。
ラフレシアフォートレスジャマトの倒し方でリクエストがあれば、受け付けます。
リクエストが来たので、オリジナルの話を1話挟んで、MOVIEバトルロワイヤルの話へと入っていきます。
今後の話の展開などでリクエストがあれば、下記のリンクからお願いします。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=286663&uid=373253
ギーツIXなどのリクエスト
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=302686&uid=373253
カズマのブジンソードはこのすばの原作10巻の、ギーツIXは、このすばの原作12巻の話で出す予定です。