俺たちが動こうとしてる中、ダクネスは、ドレスを着ていた。
それを見ていたメイドは。
メイド「とても……………!とても綺麗ですよお嬢様……………!式が終わったら、是非お屋敷で臥せっておられる旦那様にもお姿を見せてあげてください!」
そんなふうに言う。
それを聞いたダクネスは、苦笑を浮かべる。
このメイドは新人であり、ダスティネス家の細かい事情や結婚への経緯も知らない。
ダクネス(この結婚で誰も喜ばないのは分かっている。これは私の自己満足だ。)
ダクネスはそんな風に思う。
すると、廊下から罵声が響く。
アルダープ「なぜ花嫁に会ってはいかんのだ!ええい、どけっ!もう待ちきれぬ!待ちきれんのだ!もう後数時間もしないうちににどうせララティーナはワシの物になるのだ、早いか遅いかの違いだろうが!そこをどけっ!……………ララティーナ!ララティーナ!!」
ダクネス(あの男め。もう本性を隠す気もないらしい。)
アルダープの罵声が響く中、ダクネスはそう思う。
すると、ダスティネス家の者が、淡々と対応する。
守衛「なりません。ここはダスティネス家の控え室。まだ式を挙げてはいない以上、ここから先にはダスティネス家の者しかお通しできません。どうかお引き取りを。」
アルダープ「このバカがっ!いいか、式が終われば貴様の主はこのワシになるのだぞ。そこをよく理解した上で、ここを通すか通さないかを判断しろ!」
守衛「通せません。貴方はまだ、自分の主ではありません。」
アルダープ「…………顔を覚えたぞ。式が終わり、貴様らの大事なお嬢様を満足いくまで嬲った後は、どうなるかを覚悟しておけ。」
ダスティネス家の守衛が淡々と対応し、アルダープの理不尽な罵声にも怯まずにそう言う。
アルダープはそんな捨て台詞を吐いた後、去っていく。
ダクネスは口を開く。
ダクネス「……………ドアの外の者を呼んでくれないか?礼を言いたい。」
ダクネスがそう言うと、メイドが頷く。
すると、アルダープの対応をしていた人が中に入る。
守衛「お嬢様、これはこれは、とてもお綺麗で……………!」
守衛は、感嘆の声と共に、シワが混じったその顔を綻ばせる。
この守衛は、ダスティネス家に長く仕えている守衛の一人だ。
ダクネスは、その守衛に話しかける。
ダクネス「すまないな……………。アレを通しても良かったのだぞ?別に私は今更どうって事はない。アレに言って、お前への処罰は絶対にさせないから……………。」
守衛「自分は、お嬢様が嫁がれた後は辞めるつもりですからお気になさらず。自分が仕えるのはダスティネス家だけですから。お嬢様が認めた男になら、仕えても良いのですが。」
ダクネスが申し訳なさそうに言うと、守衛はそうはにかむ。
ダクネスはふと、認める男というのを考えていた。
ダクネス(認める男……………か。
ダクネスが思い浮かべたのは、カズマの事だった。
それを思い出していると、口元が綻び、守衛が口を開く。
守衛「お嬢様は、たまに見せるその笑顔が本当にお美しい。最後にその顔を見られて、自分は幸せ者です。………………そ、その。差し出がましい様ですが、それだけお美しく清楚なのですから……………あまり、激しい一人遊びはなさらぬようご自愛下さい………………。」
ダクネス「っ!?」
守衛は満足そうに笑みを浮かべると、背を向けて、そんな風に言い、部屋から去っていく。
二人のメイドが、ダクネスから目を逸らす。
それを見て思ったのは。
ダクネス(あのロクでもない噂の元凶になった、私の声真似をした
そう思うのだった。
その後、ダクネスは俺たちとの思い出を思い返し、準備を終える。
すると、ハーゲンが口を開く。
ハーゲン「時間です。参りましょうかお嬢様。今日のこの日の為に祝福を授けて下さるプリーストの方は、この街で1番の実力者です。きっと、最高の結婚式になる事でしょう……………。」
ハーゲンはそう言いながら跪き、片手を差し出す。
ダクネスは小さく微笑みながら、その手を取る。
一方、俺たちは、エリス教の教会の中に居た。
参列者は殆どが街の有力者か近場からやってきた貴族だった。
茶番だと分かっているのか、緊張感のかけらも無かった。
どんだけ信頼されてないんだ。
まあ、当然だろうが。
しばらくすると、教会の中がシンと静まり返る。
何故なら、皆、ダクネスの姿に見惚れていたからだ。
無論、新郎側の控室から出てきたアルダープも。
ヴァージンロードを歩く二人は、前を向いては居なかった。
アルダープはダクネスを見て、ダクネスは俯いていた。
ダクネスのやつ、トウカを泣かせるんじゃねぇよ。
そう思う中、アルダープとダクネスが祭壇の前に来た。
ちなみに、カズマとアクアは祭壇の方にいて、俺とトウカは、その近くで待機していた。
静かな音楽が鳴り止み、それと同時に、厳かとは言えない声がかけられる。
アクア「汝ー、ダクネスは。この熊と豚を足したみたいなおじさんと結婚し、神である私の定めじゃないものに従って、流されるまま夫婦になろうとしています。あなたは、その健やかな時も、病める時も、喜びの時も、悲しみの時も、富める時も、貧しき時も、おじさんを愛し、おじさんを敬い、おじさんを慰め、おじさんを助け、その命の限り、堅く節操を守る事を約束しますか?出来ないでしょう?私はこのままダクネスと帰って、カズマと湊翔の料理をつつきながら、キュッと一杯やりたいなぁ……。」
そんな場違いにも程がある発言には、周囲の人たちの視線は、アクアに集まる。
アルダープは、アクアに気づくと。
アルダープ「……………!?なっ?お、お前はあのサトウカズマの仲間!?何を!一体ここで何をしている!?」
アルダープの罵声が響く中、ダクネスは驚愕の表情を浮かべる。
すると、カズマからGOサインが出た。
湊翔「行くぞ。」
トウカ「OK!」
俺とトウカは、そんな風に言って、隠れていた場所から飛び出して、カズマ達と合流する。
ごめん、父さん、母さん。
あなた方の可愛い息子はこの地で一番偉い貴族に喧嘩を売って、お嬢様を拉致ろうとしています。
すると、我に返ったダクネスの顔がみるみるうちに青くなり、涙を溢す。
ダクネス「な、何て事を……。アクア、トウカ…………カ、カズマ!湊翔っ!放せ!手を放せ!お前達は何をしている!コレは洒落にならんぞ!処刑されてしまうぞ!バカな事を!」
カズマ「バカバカうっせー大バカ女が!お前こそ勝手にバカな事をしやがって!」
湊翔「お前が勝手に離れといて、しかも、勝手に俺達の借金を肩代わりするな!」
ダクネス「お前達は何を言っている、この大バカがっ!」
ダクネスがそう言う中、俺とカズマはそう叫ぶ。
すると、アルダープは我に返り叫ぶ。
アルダープ「こっ、こいつらを捕らえろ!この貧乏人風情が!貴族の結婚を何だと思っている!早く捕まえろ!」
湊翔「領主の責任を放棄したクズに言われる筋合いはねぇ!!」
アルダープがそう叫ぶ中、俺はそう反論し、マグナムシューターを向ける。
別に、まともな仕事をしているのなら、俺もこうはしないんだけどな。
俺がそう反論すると、アルダープは一気に顔をドス黒くさせる。
アルダープ「黙れ!関係無い貴様らはすっこんでいろ!こいつには膨大な負債があるのだ!この女を買う代金を用意してこい貧乏人供が!!」
湊翔「言ったな!じゃあ、出させてもらいますよ!!」
カズマ「約束守れよおっさん!ダクネスが借りた金、総額20億エリス!これでダクネスは貰っていくぜ!!湊翔、撃て!」
湊翔「ああ!」
アルダープがそう叫ぶ中、俺とカズマはそう叫び、カズマは鞄を放り投げ、俺はマグナムシューターで銃撃する。
すると、中のお金がばらまかれる。
その訳は。
アルダープ「ああっ!?なっ、二十億!?ああっ、待てっ、ララティーナを!ワシのララティーナを……、ああっ金が!拾ってくれ!!おい、拾ってくれ!!」
そう言って、アルダープはお金を拾い出す。
そう、強欲なアルダープなら、ダクネスだけでなく、お金にも意識が向いてしまうと踏んだからだ。
二兎を追う者は、一兎も得ずというが、そうなりそうだな。
ダクネスを連れて逃げようとすると、ダクネスは叫ぶ。
ダクネス「お前達は!誰がこんな事をしてくれと言った!貴様ら、私の覚悟を何だと思っているのだ!それにこの大金はどうした!?」
湊翔「売ったんだよ。俺たちの知的財産権を全部纏めて。」
カズマ「それに、討伐賞金も半分ずつ出したら、ちょうど20億エリスになった。分かったら、とっとと逃げるぞ!」
ダクネスがそう言う中、俺とカズマはイラつきながらもそう答える。
それを聞いたダクネスは、泣き笑いみたいな表情を浮かべる。
ダクネス「そんな事をしてまで、お前達は……、お前達という奴は!」
トウカ「ダクネス!泣いてないでさっさと逃げるわよ!それと、ダクネスにはあとで沢山!説教するんだから!親友である私をこんなにも心配させて!カズマ、湊翔!変身するわよ!」
湊翔「ああ!」
カズマ「お、おう!」
ダクネスがそんな風に言う中、トウカはとても晴れやかな表情でそう言う。
俺たちは、デザイアドライバーを取り出し、レイズバックルを装填する。
『SET』
すると、俺の横には、白色のシリンダーと英語でMAGNUMという文字が、カズマの横には、緑の手裏剣の絵とNINJAの文字が、トウカの横には、青の持ち手と銀色の刀身の剣の絵とCALIBERの文字が浮かぶ。
俺たちは叫ぶ。
「「「変身!」」」
そう言って、それぞれのレイズバックルを操作する。
『MAGNUM』
『NINJA』
『CALIBER』
『REDAY FIGHT』
俺たちは、それぞれの仮面ライダーに変身する。
それぞれの武器を向けて、領主の部下を牽制する。
すると、トウカはダクネスのデザイアドライバーとゾンビレイズバックルを取り出す。
トウカ「ダクネス!あなたのドライバーよ!」
ダクネス「ここまでやらかしてしまった以上は仕方がない、もう色々と吹っ切れた!領主の犬どもそこをどけっ!どかぬと言うなら、ぶっ殺してやるっ!!」
トウカがそう言いながら渡すと、ダクネスはそれを受け取り、ドレスの裾を破り、ヴェールも脱ぎ捨てる。
デザイアドライバーを装着して、ゾンビレイズバックルを装填する。
『SET』
すると、ダクネスの横に、紫色の手の絵とZOMBIEの文字が浮かぶ。
ダクネス「変身!」
ダクネスはそう叫ぶと、ゾンビレイズバックルを操作する。
『ZOMBIE』
『REDAY FIGHT』
ダクネスは、仮面ライダーバッファ・ゾンビフォームへと変身する。
そんなダクネスに、領主の部下達が掴みかかってくるが、ダクネスは気にせずに進み、領主の部下にアイアンクローをする。
カズマ「ちょっ、俺たちはお前を取り返しに来たのに、当の本人が真っ先に突っ込んでってどうすんだ!」
トウカ「ダクネスらしいわね。」
湊翔「じゃ、俺たちはサポートしますか。」
俺たちも、領主の部下を殺さないようにして気絶させていく。
マグナムシューターの遠距離からも攻撃できるアドバンテージがあるのか、領主の部下達は、迂闊に近寄れずにいた。
すると。
ゆんゆん「ライト・オブ・セイバー!」
そんな声と共に、教会の壁がドアごと倒れた。
そこには、五つの人影が。
野次馬冒険者達は、これから何が起こるのかを楽しそうに見守っている。
領主の部下は、距離を取った。
ゆんゆん「めぐみん、やったわよ!親友の頼みだから、こんな犯罪紛いの事だって大丈夫だから、私!」
めぐみん「はいはい、ご苦労様です。では、もう宿に帰ってもらって良いですよ。」
ゆんゆん「ええっ!?」
なんと、めぐみんは街中で躊躇いなく、爆裂魔法を完成させていた。
そして、めぐみん、ゆんゆん、白夜、朱翼、武劉は、既に変身していた。
めぐみん「悪い魔法使いが来ましたよ。悪い魔法使いの本能に従い、花嫁を攫いに来ました。」
めぐみんがそう言うと、凄く目立っていた。
俺たちの影が薄くなるくらいには。
めぐみん「私のあだ名は知っていますね?なら、もちろんこの杖の先の魔法が何か知っていますよね?制御を失うとボンッ!ってなります。そこら辺をよく注意してから来て下さい。」
白夜「要するに、命知らずはかかってこいって事だ。」
朱翼「まあ、私たちも巻き込まれますけどね。」
武劉「そうだがな。」
めぐみんがそう言う中、白夜達もそう言う。
本当にそうだよ。
でも、今は頼りになる。
すると、ゆんゆんが口を開く。
ゆんゆん「あ、あれ?ねえめぐみん。湊翔さんとカズマさんが既に、ほら。」
ゆんゆんがそう言うと、めぐみんは俺たちを見て、何があったのかを悟ったのか、口元を綻ばせる。
そして、杖をこちらに向けると、アルダープの部下は慌てて参列席へと逃げる。
俺たちがめぐみん達の方へと向かうと。
アルダープ「なっ、何をっ!何を怖気付いているバカ者がっ!あんなものはハッタリに決まっているだろうが!取り押さえろ!」
めぐみん「ほう!この私が怖気付くと!爆裂魔法を撃つのを怖気付くと、本気で言うんですか!良いでしょう!その挑戦を受けましょう!!」
未だにお金を拾っていたアルダープがそう言うと、めぐみんはそう叫ぶ。
それを聞いたアルダープの部下は。
部下「止めろ!近づかない!近づかないからマジでやめろ!」
部下「攻撃なんてしない!だからやめろ、止めろ!」
部下「アルダープ様!お願いですから、これ以上の挑発は止めて下さい!」
その一言に、アルダープの部下達は、顔を引き攣らせながら慌てて離れる。
めぐみんの悪評は凄まじいな。
でも、街中で爆裂魔法を撃ったりは…………しないよな?
流石に。
カズマ「これから俺のかっこいいとこを見せようと思ったのに、美味しいとこ持っていきやがって!でも助かったから礼は言っとく。ありがとう!」
湊翔「助かったよ。白夜達もな。」
白夜「おう。俺としては、あの領主のあの無様な姿を晒せたのは満足だな。」
めぐみん「派手に美味しい所を持っていくのは紅魔族の本能ですから。」
ダクネス「めぐみん、白夜、朱翼、武劉!それにゆんゆんまでこんな事を!帰ったら礼を……!」
武劉「そんな事は後にしてくれ!」
カズマがそう言う中、俺たちもそう話す。
ダクネスはそんな風に言うと、武劉はそう言う。
そう。
あくまで膠着状態になっただけだ。
めぐみんが爆裂魔法を撃とうとしている為、無闇矢鱈に来るとは思えないが。
すると、アルダープが野次馬冒険者達に叫ぶ。
アルダープ「おい!そこの野次馬達!見るからに冒険者風のお前達だ!そこにおるのは犯罪者だ!ワシの花嫁をそいつらから取り返してくれ!そうしたら、多額の報酬を出そう!なんなら、ワシの屋敷で守衛として雇ってやる!その日暮らしの冒険者家業から足を洗えるぞ!頼む!ララティーナを!ワシのララティーナを!」
冒険者達「…………。」
アルダープは、冒険者達を買収しようとした。
すると、冒険者達は顔を見合わせると。
アルダープ「……………?おい、聞いているのかお前達!報酬を出す!いくら欲しいんだ!」
アルダープは、ちっとも動こうとしないどころか、途端に明後日の方向を向いたり、突然欠伸をしだして聞こえないふりをする冒険者達にそう叫ぶ。
人望無いな。
冒険者達の間でも、アルダープは不人気らしいからな。
すると、カズマが口を開く。
カズマ「おいダクネス。一人でヒュドラを倒そうとした時みたいに、アホなお前がアホな考えで自分勝手に嫁に行こうとしたのに、こんだけの人数の連中が、またおまえをみのがして、助けようとしてくれてんだ。ちょっとは反省しろよ?」
湊翔「まあ、考えているのは別の事なんだろうけどな。」
トウカ「ダクネスの名誉の為にも言わないであげて。」
カズマがそう言う中、俺はそう言うと、トウカはそう言う。
考えている事は大体わかる。
図太い冒険者連中が、ダクネスが貴族だと知っても、今更態度を変えないだろう。
暫くは揶揄われそう。
その時。
めぐみん「くっ………!カズマ、湊翔。そろそろ魔法の維持が限界です!撃っていいですよね!どうせ私達は犯罪者です!」
めぐみんがそんな風に言うので、俺たちはギョッとする。
マジで!?
それはやめろ!
めぐみん「あぁ!もうダメです!維持が出来ません!離れて下さい!!」
武劉「皆、衝撃に備えろ!」
まずい、制御不能になった!!
俺達は突風に備えて腕をクロスしたり、衝撃に備える。
めぐみん「エクスプロージョン!!」
めぐみんは、爆裂魔法を発動する。
街の遥か上空で閃光が炸裂し、ガラスがあちこちで割れる。
武劉「やはり凄いな。」
部下「爆裂魔法は1日に1回しか使えない筈だ!取り押さえろ!」
白夜「やっぱり来るか!」
湊翔「皆、戦いに備え……………っ!?」
めぐみんが爆裂魔法を撃ったのを見て、アルダープの部下達が迫ろうとする。
俺たちが身構える中、上空からの攻撃が教会の上の方に命中して、崩れる。
俺たちはすぐに躱すと、アルダープの部下達は、瓦礫に阻まれる。
白夜「攻撃!?」
朱翼「一体どこから!?」
トウカ「っ!上を見て!」
カズマ「何じゃありゃあああああ!?」
俺たちが戸惑う中、トウカが上空を指差す。
そこには、二体の巨大な城が飛んでいた。
めぐみん「あれって、以前、アクセルに襲ってきたスラグフォートレスジャマトじゃないですか!?」
ダクネス「言われてみれば……………だが、あんな巨大な花は付いていたか?」
アクア「何でここに居るのよ!?」
湊翔「マジか……………。」
朱翼「スラグフォートレスジャマト?」
武劉「そんなの居たか?それより、二体も居るのは不味くないか?」
そう。
そのジャマトは、二体も居たのだ。
以前、アクセルを襲ってきたスラグフォートレスジャマトと見た目は似ているが、あっちがウミウシの上に和風の城が建っていたのに対して、こっちは西洋風のお城にラフレシアが生えていた。
すると。
???「あいつらは、ラフレシアフォートレスジャマトだ。」
湊翔「っ!?この声は……………!?」
そんな声が聞こえてきて、後ろを振り返ると、そこには、馬場武達がいて、既に変身していた。
湊翔「馬場武!」
カズマ「シャドウライダー達が現れたのかよ!?」
白夜「本気で潰しに来たか……………。」
武劉「こいつらが……………。」
闘轟「俺たちだけじゃないぜ。」
ジャマト「ジャ〜っ!」
ダクネス「ジャマトだと!?」
俺たちが馬場武達の方を見ていると、そんな声がしてくる。
そう、一般人達にジャマトが襲いかかってきていたのだ。
既にダスト達も変身して、応戦していた。
ダスト「まさか、ジャマトまで現れるなんてな!」
リーン「タイミングが悪すぎにも程があるよ!」
リア「少しでもジャマトを倒すんだ!」
シエロ「はい!」
エーリカ「行くわよ!」
進「アルカ!サポートを頼む!」
アルカ「ええ!」
ダスト達は、応戦していく。
だが、中にはジャマトライダーも居た。
湊翔「ジャマトライダーまで……………!?」
武「それだけじゃねぇぜ。」
トウカ「どういう意味?」
???「ひゃっはぁぁぁぁ!!」
武劉「なにっ!?」
俺たちが備える中、そんな叫び声が聞こえてくる。
その方を向くと、仮面ライダー達が色々と現れていた。
ただ、ジャマトではなく、こちらに攻撃してくる。
めぐみん「仮面ライダーです!」
ダクネス「まだ居るのか……………!?」
朱翼「ですが、こちらに攻撃してきますよ!?」
要「彼らは、謂わばチンピラの仮面ライダーです。この場を混乱させる為にロキが呼び寄せました。」
カズマ「マジかよ……………!」
武「さあ、戦おうぜ!」
湊翔「来るぞ!」
俺とトウカは馬場武と、カズマとめぐみんは桜井要と園崎遥と、白夜とダクネスは牛島闘轟と、朱翼と武劉は佐々木光太郎と応戦していく。
湊翔「ハアッ!ふっ!」
トウカ「はっ!でやっ!」
武「ふっ!はっ!」
俺とトウカは、連携攻撃で馬場武と戦っていく。
馬場武は、シュバルツマグナムとジャマトバックルのデュアルオンの形態になっていた。
馬場武は、ジャマトバックルを使っているのにも関わらず、あまり苦しんでいなかった。
湊翔「相変わらず、強い……………!」
トウカ「ジャマトバックルを使ってるのに、どうして苦しんでないの!?」
武「あ?しばらく使ってたら慣れたんだよ。」
トウカ「えっ!?それじゃあ、ほぼジャマトになっている様な物じゃないのか!?」
湊翔「マジかよ……………人間を辞めたのか!?」
武「言った筈だ!強い奴と戦う為なら、人間をやめてやるってな!!」
俺がそう言う中、トウカがそう聞くと、馬場武はそう答える。
やっぱり、負荷が無くなったという事は、ジャマトになりかけているという事だ。
馬場武はそう叫ぶと、俺たちに襲いかかってくる。
一方、カズマとめぐみんは。
カズマ「ハアッ!ふっ!」
めぐみん「はあっ!でやっ!」
要「ふっ!はっ!」
遥「はあっ!」
カズマとめぐみんは、桜井要と園崎遥の二人と一緒に戦っていた。
だが、劣勢気味だった。
カズマ「めぐみん、大丈夫か!?」
めぐみん「何とか、大丈夫です!」
要「大変そうだね。」
遥「そりゃあ、爆裂魔法を撃ったら、魔力がかなり吸われるからねぇ。」
そう。
めぐみんは爆裂魔法を撃った直後というのもあって、動きが少し鈍かった。
その為、苦戦気味だった。
カズマは、めぐみんをフォローしつつ戦っているので。
一方、白夜とダクネスは。
白夜「はっ!ふっ!」
ダクネス「はあっ!でやっ!」
闘轟「ふっ!はっ!」
白夜とダクネスも、二人で牛島闘轟と戦っていた。
牛島闘轟は、ジャマトバックルのパワーで二人と互角に戦っていた。
白夜「こいつ、強いな……………!」
ダクネス「あ、ああ……………!」
闘轟「お前らとは、格が違うんだよ!」
2人がそう言う中、闘轟はそう言うと、蔦を伸ばして、ダクネスに攻撃する。
蔦が当たったダクネスは、ゾンビレイズバックルを落としてしまう。
そのゾンビレイズバックルは、闘轟が拾い上げる。
ダクネス「ゾンビバックルが……………!?」
闘轟「このゾンビバックルは、俺が貰うぜ。」
白夜「マジか……………。」
ダクネスはエントリーレイズフォームに戻ってしまい、白夜と闘轟は、戦っていく。
一方、朱翼と武劉は。
朱翼「ハアッ!でやっ!」
武劉「はあっ!ふっ!」
光太郎「オラっ!はっ!」
その2人は、佐々木光太郎と戦っていた。
光太郎を相手にしている場合は、あまり苦戦していなかった。
光太郎「へぇ!やるじゃねぇか!」
朱翼「この人も強いですね………………。」
武劉「油断するな。」
2人はそう話す。
一方、リア達の方は。
チンピラ「ひゃっはああああ!!」
ダスト「くそっ!どこまで湧いてくるんだよ!」
リーン「チンピラが多くて対処しきれない!」
リア「ジャマトライダーも居るからね!」
シエロ「まずいです……………!」
エーリカ「このままだとやられちゃうわよ!?」
進「数が多いな……………!」
アルカ「キリがない!」
リア達は、ジャマトやジャマトライダーと応戦していた。
だが、チンピラの仮面ライダーが邪魔をしてきて、苦戦していた。
そんな中、カズマ達の方は。
要「ふっ!どうしたんですか?」
遥「こんなものかしら?」
めぐみん「くっ…………!すいません、足を引っ張ってしまって……………!」
カズマ「気にすんなって!」
要「少しはやりますが、どうですかね?」
遥「その仲間を見捨てたらどうなんです?」
要と遥の連携に、カズマとめぐみんは苦戦していた。
2人がそう言う中、カズマは叫ぶ。
カズマ「うるせぇよ!確かに、今のめぐみんは動きが鈍いさ。でも、だからって、仲間を見捨てられるほど、俺は落ちぶれてねぇんだよ!こんな所でめぐみんを見捨てたら、翔太郎さんにフィリップさん、弦太郎さんに顔向け出来ねぇからな!!」
カズマはそう叫ぶ。
これまでのレジェンドミッションで邂逅した左翔太郎、フィリップ、如月弦太郎の事を思いだし、彼らからレイズバックルを受け取った事を思い出し、彼らに恥じない仮面ライダーになろうと決めていた。
すると。
要「くっ!?」
遥「なに……………!?」
カズマ「これは……………!?」
めぐみん「何が起こっているんですか!?」
カズマとめぐみん、要と遥の間に、何かがやってきて、それぞれ後ずさる。
光が浮いていて、それがカズマの方へと向かう。
カズマがそれを手に取ると、レイズバックルへと形を変える。
カズマ「これは……………!?」
そのレイズバックルは、メカメカしい大型のレイズバックルで、小型レイズバックルを装填出来そうなスロットがあり、もう一つが小型レイズバックルが三つ集まった様なレイズバックルだっあ。
すると、カズマの頭の中に、そのレイズバックルの使い方が流れる。
カズマ「こう使うのか……………?」
カズマはそう言うと、ニンジャレイズバックルを抜き、その二つを装填する。
『SET』
すると、寡黙でせせらぎな音楽の待機音が流れてくる。
カズマは、大型の方のレイズバックルの持ち手を倒す。
『ANOTHER FORM TO WEAR』
『REDAY FIGHT』
その音声と共に、ニンジャフォームのアーマーが吹き飛ばされ、ゴツいアーマーが装備される。
要「なっ……………!?」
遥「その姿は……………!?」
めぐみん「カズマ……………!かっこいいですよ!」
カズマ「この姿は………………仮面ライダータイクーン・アバターフォームだ!」
要と遥の2人が驚き、めぐみんがそう叫ぶ中、カズマはそう叫ぶ。
一方、白夜達の方は。
闘轟「オラオラオラ!」
白夜「くっ……………!」
ダクネス「………………っ!」
闘轟と白夜は、お互いに一歩も引かずに、格闘戦で戦っていく。
ダクネスは、それを見ていた。
闘轟「へぇ。やるじゃねぇか。やっぱり、お前は俺と同じだ。」
白夜「あ?何の話だ?」
闘轟「強さを追い求め、高みを目指す。俺とお前は同類なんだよ!」
2人が戦う中、闘轟はそう言う。
その言葉に対して、白夜は口を開く。
白夜「………………確かに、強さを追い求めるのは間違いないな。だがな、お前とは決定的に違う所がある。」
闘轟「……………何だと?」
白夜「お前には、守るべき者が居なくて、俺には、守るべき仲間がいる。ただ破壊するだけの強さが、守るべき仲間を守る強さに敵うわけねえだろ。」
ダクネス「白夜……………。」
白夜がそう言うと、闘轟はそう反応するが、白夜はそう言う。
それを聞いていたダクネスはそう反応する。
闘轟「仲間なんて……………馴れ馴れしいのは要らねぇんだよ!どうせ裏切られるんだからよ!この世界は力が全てなんだよ!!」
白夜「お前には、分からないだろうけどな!」
2人はそう叫ぶと、再び戦い合う。
すると。
闘轟「くっ……………!」
白夜「なんだ……………?」
ダクネス「わ、私の所にも!?」
白夜とダクネスの前に、光が出て、闘轟は怯む。
すると、光はミッションボックスへと姿を変える。
白夜「これは……………?」
ダクネス「何が入っているんだ?」
2人はそう言いながらミッションボックスを開けると、白夜の方には、白と黒の虎が描かれており、太極図の様に見える。
ダクネスには、ブーストレイズバックルが入っていた。
白夜「レイズバックル!?」
ダクネス「ブーストレイズバックルか!」
白夜「ダクネス!フィーバーブーストにでもなっとけ!」
ダクネス「あ、ああ!」
白夜とダクネスは、そう話して、デザイアドライバーに装填する。
『SET LREGULATION』
『SET FEVER』
すると、待機音が流れてきて、二人はレイズバックルを操作する。
『UNPREDICTABLE EVOLUTION』
『MONOCHROME CLUSTER』
『GOLDEN FEVER』
『JACK POT HIT GOLDEN FEVER』
『REDAY FIGHT』
すると、白夜は白と黒の虎が組み合わさった様な見た目となり、ダクネスはバッファ・フィーバーブーストフォームになる。
闘轟「何だよ、その姿は……………!?」
ダクネス「フィーバーブーストフォームになれたか。」
白夜「俺のこの姿は、仮面ライダーライコウ・クラスターフォームだ!」
闘轟が驚く中、ダクネスと白夜はそう言う。
一方、朱翼達の方は。
朱翼「やりますね……………。」
武劉「モンスターは強力なバックルだからな。無理もない。」
光太郎「てめぇらもやるじゃねぇか。」
実力は拮抗しており、どちらも苦戦していた。
すると。
朱翼「確かに、あなたも強いです。ですから、私もそろそろ本気を出そうかなと思います。」
武劉「本気だと?」
光太郎「どういう意味だよ?」
朱翼「こういう事です!」
朱翼はそう言うと、レイズバックルを取り出す。
それは、大型レイズバックルで、笛の様なレイズバックルだった。
それを装填する。
『SET』
すると、朱翼の横に、笛の絵とHAMELNの文字が浮かぶ。
朱翼は、そのレイズバックルを操作する。
『HAMELN』
『REDAY FIGHT』
その音声と共に、朱翼は、スワン・ハーメルンフォームへと変身する。
武劉「そのバックルは……………?」
朱翼「ハーメルンレイズバックルです。行きましょう。」
武劉「ああ。」
二人はそう話して、光太郎と向かい合う。
一方、ダスト達の方は。
ダスト「まずいぞ、これ……………!」
リーン「ええ……………!」
リア「このままじゃ……………!」
シエロ「はい……………負けてしまいます。」
エーリカ「どうすんのよ!?」
進「面倒な事になったな……………。」
アルカ「ええ………………。」
現在、かなり劣勢を強いられていた。
ジャマトライダーも強くなっており、他の仮面ライダーの妨害もあり、劣勢気味だった。
すると。
???「お困りの様だな。」
リア「えっ!?」
そんな声が聞こえてきて、リア達はその声がした方向を向く。
そこには、多数の人がいた。
チンピラ「ああ?何だてめぇら!」
チンピラ「邪魔するのか!?ああ!?」
???「なるほど、チンピラの集まりという事だね。」
???「それでしたら、問題ないですね。」
???「ああ。所詮は烏合の衆だ。」
???「こんな悪党どもに負けるわけにはいかん!」
リア「あなた達は……………?」
拓巳「俺は黒石拓巳。デザイアグランプリのサブゲームマスターだ。君たちの味方だ。」
そう。
そこに現れたのは、黒石拓巳と協力してくれる仮面ライダー達だったのだ。
チンピラ「あぁん?サブゲームマスターだが何だが知らねえが、邪魔するんじゃねえよ!」
拓巳「その様子では、協力してくれるのではないのだな。」
チンピラ「誰がテメェなんかに!」
拓巳「そうか。……………なら、仕方ない。君たちを粛清する。」
チンピラ「ああ?」
拓巳がそう聞く中、チンピラは拒否する。
すると、拓巳はそう言い、ヴィジョンドライバーを装着する。
他の人たちも、デザイアドライバーを装着する。
その面子は、変身を開始する。
『GLARE, LOG IN』
『SET』
すると、待機音が流れ、一人の男の横には、火山の絵とVOLCANICの文字が、一人の女性の横には炎の絵とBURRNの文字が、一人の男の横には、龍の絵とDRAKEの文字が、茶髪の男性の横には兵士の絵とSOLDIERの文字が浮かぶ。
その5人は叫ぶ。
「「「「「変身!」」」」」
そう言って、変身を開始する。
『INSTALL』
『DOMINATE A SYSTEM, GLARE』
『VOLCANIC』
『BURRN』
『DRAKE』
『SOLDIER』
『REDAY FIGHT』
拓巳はグレアに、それ以外の人は、赤いバッファに似た仮面ライダーに赤いタイクーンに似た仮面ライダー、コモドドラゴンの仮面ライダーに、隼の仮面ライダーに変身する。
ダスト「マジかよ……………!?」
リーン「変身した……………!?」
チンピラ「あぁ!?お前ら、何者だ!?」
拓巳「言った筈だ。サブゲームマスターだとな。メリー、シロー!これを使え!」
ダストとリーンが驚く中、チンピラがそう聞くと、拓巳はそう答えながら、何かを投げ渡す。
それは、レイズバックルで、ダストのは羊を模したレイズバックルで、リーンのは陰陽を模した様なレイズバックルだった。
ダスト「これは……………!?」
リーン「レイズバックル!?」
拓巳「君たちへの贈り物だ。」
進「俺も、本気を出すか。」
ダスト「いっちょやるか!」
リーン「ええ!」
ダスト、リーン、進は、新たなレイズバックルを装填する。
『SET』
すると、ダストの横には羊の絵とARIESの文字が、リーンの横には陰陽の絵とONMYOUZIの文字が、進の横には二又の槍とLONGINUSの文字が浮かぶ。
3人は、レイズバックルを操作する。
『ARIES』
『ONMYOUZI』
『LONGINUS』
『REDAY FIGHT』
ダストはメリー・アリエスフォーム、リーンはシロー・陰陽師フォーム、進はボア・ロンギヌスフォームへと変身する。
ダスト「何だこれ…………!」
リーン「力が湧いてくる…………!」
進「行くぞ!」
リア「ああ!」
シエロ「早いところ倒して、ダクネスさんを逃がしましょう!」
エーリカ「そうね!」
ダスト達はそう言う。
こうして、戦いは加速していく。
今回はここまでです。
アルダープの結婚式をぶち壊したと思ったら、ジャマトやら馬場武達にチンピラの仮面ライダー達が乱入してくる。
そんな中、色んな人が強化されたり、新たなレイズバックルを手に入れたり、新たなキャラが出てきたり、黒石拓巳も動きだす。
次回は、それらの決着やら、アルダープの末路についてです。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
ガッチャードとギーツの映画で、クロスウィザードの声優が、高橋李依さんだと判明しましたね。
この作品と賢者の孫とガッチャードの話で、クロスウィザードとめぐみんで何かしらのやり取りはさせたいなと思っています。
他に強化形態に関するリクエストがあれば受け付けています。
今後の展開なども含めて。
これからも応援の程、よろしくお願いします。