俺たちと邂逅して、撤退した角淵鹿夫達は。
ロキ「やるじゃないか。流石は、魔王討伐に最も近いとされた男だ。」
コラス「ご満足いただけたようで、何より。」
ロキがそう言うと、コラスは頭を下げる。
それを見て、ロキはどこかほくそ笑んでいた。
角淵鹿夫は、興味ないと言わんがばかりに、デザイアドライバーとパワードビルダーバックルとギガントコンテナレイズバックルを見つめていた。
コラスが話しかける。
コラス「デザイアロワイヤルは、仮面ライダー同士が戦い、頂点に立ったデザ神が、理想の世界を叶えられるゲーム。」
コラスはそう言いながら、デザイアカードをチラつかせる。
それを見た鹿夫は、すぐにデザイアドライバーに視線を戻す。
一方、俺のスパイダーフォンに、ジーンから連絡が入った。
湊翔「………………角淵鹿夫が、かつて、魔王討伐に最も近いとされた人物なのは、間違いないのか?」
ジーン『ああ。
俺がそう聞くと、ジーンはそう答える。
俺と同じウェポンマスターなのか。
あの強さは、本当に凄いな。
すると、ジーンが声色を変える。
ジーン『………………でも、彼にある悲劇が起こった。』
湊翔「悲劇?」
ジーン『ああ。この世界でできた最愛の恋人……………モナというらしいが、その女性が仲間の裏切りで殺され、しかもその女性を殺したのが鹿夫だと冤罪までかけられ、彼は追われる身となったんだ。』
俺の質問に、ジーンはそう答える。
冤罪か………………。
なんか、思うところはあるな。
ジーン『それで、鹿夫は怒り狂い、復讐のために禁断の呪術を使って魔人へと変貌し、その冤罪をかけた者たちと国中の者たちをその国ごと焼き払った。復讐を終えた後、魔人となったために死ぬことができなくなり、それに嘆いて自ら眠りについた……………とされているね。』
湊翔「それを、あのコラスとかいうゲームマスターに叩き起こされたって事か。」
ジーン『そういう事。とまあ、鹿夫については、こんな感じかな。負けないでよ?俺は君の推しなんだからさ。』
湊翔「分かってるさ。色々と、聞きたい事はあるがな。それは終わってからにするよ。」
ジーンはそんなふうに言うのに対して、俺はそう言う。
ジーンを始めとするサポーターの正体に関しては、大まかな予想は立っている。
果たして、どうなるのか。
すると、スパイダーフォンにある通知が来る。
湊翔「これは………………。」
俺はそれを見て、そう呟く。
一方、コラス達の方は。
コラス「あなたの野望も、着実に進んでいますね。」
ロキ「そうだな。私の野望も、次の段階へと進んでいく。君には、期待しているぞ。」
鹿夫「………………お前らの野望なんざ、俺にはどうでも良い。俺はこの力で、俺の理想の世界を作り上げる。それだけだ。」
コラスがそう言う中、ロキは鹿夫に話しかける。
鹿夫はそんな風に言う。
一方俺は、スパイダーフォンに表示されているエリアへと向かっていた。
かなり奥へと向かうと、ある扉が目に入る。
湊翔「………………あれか。」
俺はそう呟きながら、その扉の方へと向かう。
すると。
『SPIDER MODO』
スパイダーフォンがスパイダーモードになり、糸を出して扉の方に向かう。
スパイダーフォンが付いた場所は、指紋認証の類の装置が付いていた。
そこにスパイダーフォンが付くと、ハッキングが行われ、扉のロックが解除され、開いていく。
湊翔「良いぞ。」
俺はそう呟くと、扉を開けて、中に入る。
その中には、結界と思われる物に閉じ込められている拓巳とギロリさんの2人がいた。
俺が近づくと、2人は俺に気づいたのか、顔を向ける。
ギロリ「君なら来てくれると思ったよ。」
湊翔「助けますけど、情報は提供してくれよな?」
拓巳「……………無論、そのつもりだ。」
湊翔「……………伏せろ。」
ギロリさんがそう言う中、俺はそう言うと、拓巳はそう言う。
俺はマグナムシューターを取り出して、結界の発生装置を破壊する。
結界が消えると、拓巳は口を開く。
拓巳「助かる。ヴィジョンドライバーのロックを外すのは済んでいるからな。あとはお前が助けに来るのを待つだけだった。」
湊翔「なるほどね。コラスが持っているヴィジョンドライバーは、ロキが使っている物って事か?」
拓巳「ああ。」
拓巳がそう言うのに対して、俺はそう聞くと、拓巳はそう答える。
なるほどな。
俺は、結斗とバイスの2人を呼びに行き、2人もデザイア神殿の待機場へと連れていく。
バイス「うぉはははは!何だここ、広いな!赤を基調としているんですね。」
湊翔「ここはデザイアグランプリの休憩場。デザグラのミッションがあった時は、ここで休憩している。」
結斗「……………敵が来たりはしないのか?」
バイスがそう言う中、俺はそう説明して、結斗はそう聞く。
確かに、それを心配するのは分かる。
すると、拓巳とギロリさんがこっちに来ながら、説明をする。
ギロリ「問題ない。ここでは暴力、妨害行為は、禁止されているからね。」
結斗「なるほど……………。」
湊翔「……………それで、コラスとかいうゲームマスターの目的は何なんだ?」
拓巳「奴はゲームマスターとして、世界を意のままにコントロールしようとしている。それは確かだ。」
ギロリさんがそう言うと、俺はそう聞く。
拓巳は、俺の質問を聞いてそう答える。
なるほどな。
そんな目的が。
とはいえ、ロキに利用されているとかもあり得そうだが。
すると、結斗が口を開く。
結斗「……………随分と詳しいだけど、アンタ達は?」
拓巳「安心しろ。敵じゃない。味方だ。」
ギロリ「君たちの事は、最大限サポートすると約束しよう。」
結斗がそう聞くと、拓巳とギロリさんの2人はそう答える。
この2人が味方なのは、本当に頼もしいな。
バイス「マジか!あいつらをギッタギタにしてやろうぜ!」
結斗「バイス。確かにそうしたいけど、リバイスドライバーが……………。」
湊翔「使えないのか?」
結斗「ああ。あのコラスとかいう奴に細工をされたのか、バイスタンプを押印したり装填したりしても、何も反応しない。」
バイスがそんな風に言う中、結斗はそう言う。
俺がそう聞くと、結斗はそう答える。
なるほど、使えないのか。
となると、厄介だな。
ギロリ「……………君たちの事は既にリサーチ済みだ。戦力が減っては困る。これを使うと良い。」
ギロリさんはそう言うと、二つのミッションボックスを取り出す。
どっから出したんだ?
そう思うが、突っ込むのは野暮だな。
2人が受け取って開けると、中にはデザイアドライバーとIDコアが入っていた。
結斗はリバイの、バイスはバイスのIDコアだった。
拓巳「デザイアドライバーにそのIDコアを装填しろ。そうすれば、ゲームにエントリー出来る。」
結斗「あ、ああ………………。」
バイス「お、おう………………。」
拓巳がそう言うと、2人はデザイアドライバーの中央部のパーフェクターコアにそれぞれのIDコアを装填する。
『ENTRY』
その音声が鳴ると、バイスはデザイアドライバーを腰に装着する。
バイス「おっほほほほ!これ、イカしてんな!」
湊翔「だったら俺も、これを渡しておくよ。2人はバックルは一つも持っていないだろうからな。」
バイスがご機嫌にそう言う中、俺はビートを結斗に、モンスターをバイスに渡す。
バイス「うぉぉぉぉ!すっげ〜!」
ギロリ「奴らの計画を、止められるか?」
バイスがそう言う中、ギロリさんはそんな風に言う。
俺たちは顔を見合わせて、頷く。
バイス「ふっ!」
結斗「やってやるさ。」
湊翔「もちろん。俺の世界を取り戻す。」
俺たちはそんな風に言う。
一方、ツムリ達の方は。
ツムリ「それじゃあこれより、最終戦!仮面ライダー!絶滅ゲームのエントリーを始めるわ!」
蓮「……………ルールは?」
ツムリがそう言う中、秋山蓮がそう聞く。
その周辺には、ミラーワールドの城戸真司、浅倉威、北岡秀一、須藤雅史、手塚海之、芝浦淳、東條悟、角淵鹿夫の姿もあった。
蓮の質問を聞いたツムリは、口を開きながら、デザイアカードを配っていく。
ツムリ「全ての仮面ライダーが戦い合う、バトルロワイヤルゲーム。はい。最後まで生き残った人がデザ神となって、残酷な世界を叶えられるの。」
ツムリは、デザイアカードを配りながらそう言う。
それを聞いたメンツは。
威「フフフフフ……………!暴れさせてくれるのなら、俺は何だって良いぜ。」
秀一「良いんじゃないのかな?ごちゃごちゃした戦いにはなりそうだけど。」
悟「全ての仮面ライダーを倒せば、僕が英雄になれるかもしれないんだ。」
雅史「邪魔者を消せば良いだけですか。分かりやすいですね。」
海之「なるほど。」
淳「へぇ。面白そうじゃん。」
裏真司「悪の……………悪による…………悪の為のゲームか。」
それを聞いた人たちは、そんな風に反応する。
そして、デザイアカードにそれぞれの願いを書いていく。
ツムリ「さて、誰の願いが叶うかしら…………?」
ツムリはそう言いながら、右の人差し指を歯で挟む。
それぞれが書いた願いは。
裏真司『鏡の外が滅亡した世界』
蓮『全てを破壊する力』
威『命尽きるまで戦え』
秀一『永遠の命』
雅史『自分が頂点になる世界』
海之『俺の占いが外れる世界』
淳『デスゲームをやれる世界』
悟『僕が英雄になっている世界』
鹿夫『俺がモナと一緒に暮らせる世界』
そんな風に書いていた。
そして、俺たちは、ゴール地点にあった闘技場へと向かう。
その闘技場には、全員が居て、ドライバーは装着済みだった。
周囲にカメラが飛ぶ中、俺たちは配置につく。
すると、浅倉が蓮や秀一に話しかける。
威「また戦えて嬉しいぜ。信用出来るのは、憎しみだけだからな。」
蓮「お前もしぶといな。大人しく眠っていれば良かった物を……………。」
秀一「全くだよ。俺は面白おかしく暮らせれば良いんだけどな。」
浅倉がそう言うと、2人はそう返す。
他の人たちも話していた。
海之「俺の占いはよく当たるんだ。占ってあげようか?」
雅史「必要ないですね。」
悟「僕が英雄になるんだから、邪魔しないでよ。」
淳「あっそう。じゃあ死んでよ。その方が面白そうだし。」
海之と雅史、悟と淳は、そんな感じに話す。
すると、城戸真司が口を開く。
裏真司「何を願おうが無駄だ。仮面ライダーを滅ぼすのは…………俺だ。」
鹿夫「お前達の願いは叶わない。デザ神になるのは……………俺だ。」
湊翔「勝つのは俺だ。」
結斗「戒斗の悪魔は返してもらうぞ。」
城戸真司がそう言う中、鹿夫、俺、結斗はそう言う。
すると、明らかに雰囲気に合わないモニターが光り、コラスが現れる。
コラス「さあ!デザイアロワイヤル最終戦!仮面ライダー絶滅ゲーム!スタートォォォッ!」
コラスはそう言う。
俺たちは、変身を開始する。
ちなみに、俺はジェットバックルを装填している。
一同『変身!』
俺たちはそう言うと、変身を開始する。
『WOULD YOU LIKE A CUSTOM SELECTION』
『BEAT』
『MONSTER』
『GREAT』
『Vバックル変身音』
その音声が鳴ると、結斗とバイスの後ろにはギファードレックスが現れ、横には結斗にはスピーカーとBEATの文字が、バイスの横には、星が散りばめられていて、モンスターの顔と一体化したMONSTERという文字が現れ、ギファードレックスが顔を地面に叩きつけると同時に、アーマーが装着される。
俺は、目の前に矢印とRAISINGの文字が浮かんで回転すると、俺に当たって、バイザー状になって、装着される。
鹿夫の前にSAFETY FIRSTと書かれた文字が現れると、その男の周囲に警告色の鉄骨が現れ、工事現場の様な感じになる。
それと同時に、鹿夫の横に浮かんでいた二つの文字がパワーアームによって回されるとアーマーになり、装着される。
龍騎勢の仮面ライダーの場合は、目の前に鏡が現れると、そこから各々が契約しているミラーモンスターが現れ、周囲を動き回っていると、鏡が変身者を横切る。
すると、ミラーモンスターが変身者に合わさり、姿が変わる。
湊翔「おお、似合ってんじゃん。」
『REDAY FIGHT』
俺が結斗とバイスに向かってそう言うと、その音声が流れ、俺と結斗とバイスは、鹿夫の方へと向かう。
湊翔「ふっ!はっ!」
結斗「ハアッ!はっ!」
バイス「ふんっ!」
鹿夫「ふっ!はっ!」
俺たちが戦っている中、龍騎の仮面ライダー達は、周囲にミラーモンスターを出して、戦っていた。
こうして、乱戦が幕を開けた。
今回はここまでです。
今回は、戦闘が始まった頃です。
龍騎からの仮面ライダーは、ちゃんと本人です。
もし、イメージと違う場合は、すいません。
一部、原作では見られなかった組み合わせも出来たかなと思います。
次回は、湊翔達と拓巳達の戦闘です。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
ガッチャードは、新たな形態、ファイヤーガッチャードへと変身しましたね。
そして、ガッチャードデイブレイクの正体は、未来の宝太郎。
次回、最強ケミー☆ガッチャ大作戦で登場したマジェードが本編にも登場する。
楽しみです。
キングオージャーは、権力や力についての話でしたね。
ヤンマが珍しく暴走しますが、ギラがどうにかする。
次回も楽しみです。
この小説の今後の展開についてなどのリクエストは、絶賛受け付けています。
MOVIEバトルロワイヤルでの龍騎勢の仮面ライダーとの戦闘でのリクエストも可能な限りは受け付けています。
一部、あるネタを出来そうですし。