この白狐の戦士に祝福を   作:仮面大佐

98 / 188
第85話 ジャマトグランプリ

 ジャマーガーデン攻略は、ベロバが破壊した事により、一応は達成した。

 だが、ベロバの必殺技によって、俺たちはダメージを受けた。

 その為、色々と手当てを受けた。

 一応、各々のサポーターがバリアを張ってくれたおかげで、軽傷で済んだ。

 俺は、デザイアグランプリで、俺のサポーターであるジーンの部屋へと来ていた。

 

ジーン「随分と大変な目に遭ったね。」

湊翔「全くだ……………。」

 

 ジーンがそう言うと、俺はそう答える。

 まさか、ジャマーガーデンをまるまる吹き飛ばすとは思わなかったからな。

 俺の右手は包帯でぐるぐる巻きになっており、おでこなどには絆創膏が貼られていた。

 さて、それはそれとして、聞きたい事があるからな。

 

湊翔「………………それで、聞きたい事があるんだが、良いか?」

ジーン「ああ、構わないよ。」

湊翔「お前達、サポーターの正体が分かった。お前達サポーターの正体は…………神。もしくはそれに近しい高位の存在。違うか?」

 

 俺はそう言うと、ジーンは了承する。

 俺はそう言う。

 神々が見ているという点からも、サポーターの正体が神様であるというのは、間違いないだろうな。

 拓巳に関しては、何故かはいまいち分からないが。

 すると。

 

ジーン「………………ふっ。ハハハハハ!いや参ったね!さすがはアテナとエリスを化かしただけはある!その通りさ湊翔!俺はジーンという名前があるが、本当の姿は祝福の神であるギフトさ。」

 

 ジーンは笑いながらそう言う。

 やっぱりか。

 すると、ジーンが口を開く。

 

ジーン「あれ?いまいち反応が悪いね。」

湊翔「まあ、薄々察してはいたからな。それで、どうしてデザイアグランプリとかが始まったのか、聞かせてもらおうか?」

ジーン「そ、そっか……………そうだね。話すとしよう。何故、デザイアグランプリを始める事になったのか。」

 

 ジーンがそんな風に言う中、俺はそう答える。

 ジーンは苦笑しつつも、そんな風に言い、話し始める。

 

ジーン「まず、デザイアグランプリの開催の発起人は、ゼウスさ。」

湊翔「ニラムとしての姿もあるあの人か。」

ジーン「そこまで察してたのか……………まあ良いや。それで、ゼウスは悩んでいたのさ。魔王討伐が上手くいかない現状に。」

 

 ジーンはそう言うと、俺はそう言う。

 やっぱりそうか。

 まあ、アクアが泣いていたのを見て、薄々察したのだが。

 そこから、ジーンは語っていく。

 ゼウスは魔王討伐が進まない現状に悩んでいた。

 それどころか、アクアが送った転生者は、デストロイヤーの開発者みたいに盛大にやらかしたり、馬場武の様な、魔王軍側に着いてしまう人間が何人か居た。

 神器自体は、殺されてもクリスことエリスと、トウカことアテナが回収していた様だ。

 その拮抗状態の中、ゼウスは、仮面ライダーギーツのデザイアグランプリに目をつけた。

 そうすれば、魔王を倒す事が出来るかもしれないと。

 

ジーン「……………そうして、ゼウスはデザイアグランプリを提案して、俺たちはそれを楽しみながら支援をして、魔王討伐に近づける様にとね。」

湊翔「なるほどな。それで、ロキがどうして反乱みたいな事をしたんだ?」

ジーン「初めは、そんな事は無かったんだ。」

 

 ジーンはそんな風に言う。

 俺がそう聞くと、ジーンは答える。

 最初は、神々の誰もが、デザイアグランプリを楽しんでいた。

 理不尽な異世界を必死に生き抜く人たちを応援していたようだ。

 だが、ロキが刺激が足りないとして、ヴィジョンドライバーを複製して、そのまま逃走したとの事だ。

 

ジーン「それで、ロキはヴィジョンドライバーを複製して、そのまま逃走して、魔王軍と結託した。カミーユ……………ベロバも協力者として接触したしね。」

湊翔「それが今の状況か。なあ、ジャマーガーデンを破壊出来たのは良いけど、これで終わりだと思うか?」

ジーン「そうだね……………俺の見解を言って良いかな?」

湊翔「良いぞ。」

 

 ジーンはそんな風にまとめた。

 俺はそう言い、ジーンに聞く。

 すると、ジーンはそんな風に言い、俺はそう言う。

 ジーンは、真面目な表情で言う。

 

ジーン「先日のジャマーガーデンの一件で、これ以上のジャマトの量産は難しくなっただろうね。何せ、拠点が破壊されたからね。でも、ロキは狡猾だ。ジャマーガーデンが無くなるのは、想定の範囲内のはず。何をしてくるか分からないから、気をつけてほしい。それに、ベロバことカミーユがロキ側に付いているから、鍛えた方が良いんじゃないかな?」

湊翔「………………なるほどな。忠告は素直に聞くよ。何が起こっても不思議じゃないしな。」

 

 ジーンはそんな風に言う。

 ロキ側のヴィジョンドライバーが、ゲームを開催出来るようになったのは、デザイアロワイヤルの一件でも分かるしな。

 俺はそう答えた。

 一方、アテナとエリスは、ゼウスの元に居た。

 

アテナ「すいません、ゼウス様。湊翔とカズマの2人に、私たちの正体がバレてしまいました。」

エリス「すいません………………。」

 

 2人は、俺とカズマに正体がバレてしまった事を報告していた。

 それを聞いていたゼウスは、少し考えて、口を開く。

 

ゼウス「……………そうか。まぁいい。とりあえずこれからも引き続き任務は行え。じゃが、これからは正体がバレないように細心の注意を払うように。良いな?」

「「はい。」」

 

 ゼウスはそんな風に言う。

 2人は返事をして、去ろうとすると。

 

ゼウス「そうじゃ。アテナ、お前に話がある。少し残れ。」

アテナ「えっ?は、はい。」

エリス「じゃあ、あたしは先に行ってるからね。」

アテナ「ええ。」

 

 ゼウスはアテナを呼び止める。

 エリスは先に去っていき、アテナはゼウスに聞く。

 

アテナ「それで、話とは何ですか?」

ゼウス「話というのは、湊翔君のことに関してじゃ。」

アテナ「み、湊翔の事!?」

ゼウス「そうじゃ。アテナは、湊翔君の事は、どう思っておるのじゃ?」

 

 アテナがそう聞くと、ゼウスはそう言う。

 アテナは顔を赤くして狼狽えるが、ゼウスは真面目な表情で言う。

 アテナは意を決して、口を開く。

 

アテナ「……………ここ最近、湊翔への想いがどんどん膨れ上がってるんです。自分でも抑えきれないほどに。それに、湊翔もどんどん強くなっていってる。置いて行かれているとは思います。それでも、私は彼を守る為に強くなりたいんです。もう2度と、湊翔のあんな顔は見たくないんですから……………。」

 

 アテナはそんな風に言う。

 ゼウスはそれを聞くと、口を開く。

 

ゼウス「……………そうか。あの男勝りで色恋沙汰や異性には全然興味のなかったお前が湊翔くんを好きになるとはのぉ。面白いこともあるもんだな。ふふふっ。」

アテナ「ゼウス様……………?」

 

 ゼウスはそんな風に笑いながら言い、アテナは顔を赤く染める。

 すると、ゼウスは口を開く。

 

ゼウス「実はのぅアテナ、湊翔君はどうやら、お前がトウカとして初めて接触してきたときから、お前の正体には少し勘づいていたぞ。」

アテナ「えっ!?」

 

 ゼウスがそう言うと、アテナは驚く。

 アテナが驚く中、ゼウスは口を開く。

 

ゼウス「彼はちゃんとお前のことを見てくれている。お前のことをちゃんと大切に思っているんだ。これからも、ちゃんと守ってやれよ?」

アテナ「はい!それでは、自分はこれで。」

 

 ゼウスはそんな風に言う。

 アテナは力強く返事をして、そのまま去っていく。

 それを見ていたゼウスは。

 

ゼウス「あのアテナも随分と女の子らしくなったな。(さて湊翔君。君はこれからどうするのかの?アテナやあの2人の少女の想いにどう答えるのか、じっくり見させてもらおうかの。)」

 

 そんな風に呟きながら考える。

 すると。

 

拓巳「失礼するぞ。」

ゼウス「おお、拓巳か。どうした?」

拓巳「今後の対応で相談があり、来たぞ。」

ゼウス「分かった。」

 

 その中に拓巳が入ってきて、ゼウスは対応をする。

 一方、クリスになったエリスと合流したトウカになったアテナは、俺とジーン、途中から入ってきたカズマが居るデザイアグランプリの待機場に入ってきた。

 

クリス「ふぅ…………。」

湊翔「あれ、トウカにクリスじゃん。」

トウカ「ああ、湊翔。ジーンにカズマも居るんだ。」

カズマ「俺が居て悪いかよ?」

 

 クリスがため息を吐く中、俺がそう言うと、トウカはそう言い、カズマは不機嫌そうにそう言う。

 トウカとクリスがギロリさんに飲み物を頼むと、ジーンが口を開く。

 

ジーン「それにしても、聞いたよ。湊翔とタイクーンに化かされて、正体がバレたって。」

トウカ「聞いてたの……………?」

クリス「あははは…………。それにしても、湊翔さんはまだしも、まさか初見でセクハラしてきた人に正体がバレるとは思わなかったなぁ。」

トウカ「私もだ。湊翔にバレるのはまぁいいとして、よりよってカズマにバレるというのは何か屈辱だ……………。」

湊翔(散々な言いようだな……………。)

 

 ジーンがニヤニヤしながらそう聞くと、トウカは呆れた反応をする。

 すると、クリスがそう言うと、トウカもそう言う。

 散々な言われようだな……………。

 俺が苦笑していると、カズマが立ち上がる。

 

カズマ「おいコラ…………正体を見破られたのにいい度胸だなおまえら!こっちは、お前らが神様と知っていくつかそっちの弱点を掴んでんだぞ!神様の事や盗賊団の事や神様は人々に平等な扱いをするとか言われてるのに今みたいに湊翔とかには優しいのに、俺の事を雑に扱ったりと人々に平等じゃなかったり、ただでさえアクア達のせいで下がった評価もあったのに、クリスと初めて会った時の名誉毀損のせいでさらに下がった評価とか!」

湊翔「カズマ、落ち着け!」

 

 カズマはそんな風に大きく叫ぶ。

 俺がカズマを宥める中、トウカとクリスが反論する。

 

トウカ「アクアからの評価はともかくエリスやめぐみんにやった行為の評価はカズマの自業自得だろ!?」

クリス「盗賊団の事を言ったら君も捕まるよ!それに私たちが神様って言っても、アクア先輩みたいに変な目で見られるよ!」

カズマ「大丈夫だ!安心しろ!盗賊団の方はデザグラの神様から頼まれたからやったと言えばゲームマスターに言われて行ったから嘘じゃねえし、俺はクリスに正体を確認する時に初めて会った時の名誉毀損の恨みで弱点を掴めると思って、スパイダーフォンで録音してたしな!そして今もな!もし死んで天界で初めて会って何も知らずに女神状態であった時なら女神扱いしたかもだが、名誉毀損やこんな屈辱を受けた後なら女神相手でも関係ねえ!俺にとって今のお前らはアクアと同じ扱いだ!それに最近は、もうその評価は挽回しようとして上げようと努力しても何故かさがるからもう諦めてるし!」

湊翔「だから落ち着けって!!」

 

 トウカにクリスがそう反論すると、カズマは長々とそう叫ぶ。

 まあ、そうなるのも無理ないけど。

 それを聞いた2人は。

 

トウカ「おい!やめろ!ていうか、私達をあの怠惰の女神のゴミクズと同じ扱いをするな!流石にそれは傷つく!」


クリス「言いすぎたから、やめて!アクア先輩にバレたら、今まで以上に仕事を押しつけられたり、アクセルの人達に正体を言われたりと色々と本当に大変な事になります!」

???「そうよ!」

湊翔「ん?」

 

 トウカとクリスはそんな風に叫ぶ。

 というより、トウカはアクアに対しては、本当に辛辣だな。

 まあ、本当に怠惰だけどな、アクアは。

 すると、そんな声が聞こえてきて、俺たちは声のした方を向くと。

 

???「あんた達!それ以上私の推しの悪口を言うならこちらにも考えがあるよ!具体的には、カズマに他の人にも正体をバラしてもいい許可を出すとか、アクアに正体を言うとか!」

ジーン「ケケラも来てたんだ。」

湊翔「えっ?あれがカズマのサポーターなのか?」

カズマ「あ、ああ。あいつ、いつもあの姿なんだよ。戦闘時以外は。」

 

 そこにはカエルの置き物が置いてあり、そんな風に喚いていた。

 それを見たジーンがそう言うと、俺はカズマに聞き、カズマはそう答える。

 すると、ケケラは口を開く。

 

ケケラ「大体、エリスがセクハラされたのは、初めて会ったばかりなのにスキルを教える時にカズマを騙したから、その怒りでパンツがとられたんでしょ!その後の行動はアクアのせいで、少し性格が歪んでいたとはいえ、冒険者ならああゆう事が起こるのは普通でしょ!あんたが仕掛けた勝負なのに、それを一方的に悪く言うのはどうなのよ!あんな対応されたら、反撃されてもしかたないわよ!」

湊翔「あんな対応?」

カズマ「ああ。スティールを覚えた後、俺の財布をクリスが返してくれなくて、スティール勝負になったんだよ。」

トウカ「えっ?」

 

 ケケラがそう叫ぶ中、俺が首を傾げると、カズマはそう言う。

 トウカが訝しむ中、カズマとケケラは説明をする。

 どうやら、カズマがクリスにスティールを教えてもらった後、クリスがカズマから奪った財布を返そうとせず、スティール勝負になった。

 その際、大量のその辺で拾った石を見せて、スティール対策を教える。

 で、その結果、パンツをスティールする事になったと言う。

 俺とトウカ、ジーンはクリスを見る。

 クリスは、視線を逸らしていた。

 そりゃあ、そんな対応になっても仕方ないだろ……………。

 すると、カズマが口を開く。

 

カズマ「そうだよ!元はと言えばクリスがあの時余計なこと言わなきゃ、俺は今よりはまだマシな評価になってはずだ!あんなこと言わなければお互い様って感じで済んだのにどうしてくれんだ!!」

湊翔「そりゃあ、パンツ取られてショックだったのは分かるけど、流石にそれは…………。」

トウカ「私もカズマの立場だったら怒るな、それは…………。」

ジーン「というより、それをキューンが知ったら、クリスに怒るんじゃないか?」

クリス「本当に申し訳ありませんでした!」

 

 カズマは泣きながらそう言うと、俺とトウカ、ジーンはそう言う。

 クリスが凄まじい勢いで謝る中、カズマは叫ぶ。

 

カズマ「謝って済む問題じゃねえよ!!」

湊翔「まあまあ……………今度、2人で飲みに行こうぜ。色々と愚痴を聞くよ。」

カズマ「湊翔……………!俺の味方はお前しかいねぇ!」

湊翔「落ち着け!涙と鼻水が凄いから!!」

ケケラ「ちょっと!私の事を忘れないでよ!」

 

 カズマが泣きながらそう言うと、俺は慰める。

 流石に可哀想……………。

 すると、カズマは俺に抱きつき、俺が苦笑していると、ケケラはそう叫ぶ。

 俺は口を開く。

 

湊翔「そういえば、その録音データって何なんだ?」

カズマ「おう。それはな……………ん?あれ?」

 

 俺がそう聞くと、カズマは俺から離れて、スパイダーフォンを操作する。

 すると、カズマはそう言う。

 

湊翔「どうした?」

カズマ「あれ?データが無い!?まさか間違って消したのか?この俺がそんなミスを!?」

 

 俺がそう聞くと、カズマは落ち込む。

 まあ、たまにはそんなミスもするだろ。

 一方、拓巳達は。

 

拓巳「……………それで、本当に録音データを消してよかったのか?流石に可哀想じゃないか?」

ゼウス「神のことはあまり地上の者たちに知られるわけには行かない。彼には申し訳ないが……………。」

 

 拓巳とゼウスは、そんな風に話していた。

 どうやら、カズマのスパイダーフォンの録音データを消したのは、拓巳の様だった。

 すると、ゼウスは呟く。

 

ゼウス「カズマくん、すまんのぉ。何か別な形でお詫びをしよう。」

 

 ゼウスはそんな風に呟く。

 一方、俺たちが居る場所に、めぐみん達がやって来た。

 

カズマ「お〜めぐみん、ダクネス。」

湊翔「白夜達も来たのか。」

白夜「今後の対応の相談に来たんだがな。」

朱翼「結局、ヴィジョンドライバーは破壊出来ませんでしたからね。」

武劉「俺たちはそれが理由で来たんだが……………。」

 

 カズマと俺がそう言うと、白夜達はそう答える。

 すると、めぐみんとダクネスが口を開く。

 

めぐみん「カズマ!説明してもらいますよ!カズマのサポーター、女性だったではないですか!」

ダクネス「そうだぞ!いつの間に知り合ったって言うんだ!?」

カズマ「ケケラの事か?それは、ケケラ本人に聞いてくれ。」

 

 めぐみんとダクネスはそう言う。

 それを聞いたカズマは、ケケラに向かって指を指す。

 それを見た2人は。

 

めぐみん「あのカエルの置き物ですか?」

ダクネス「おい!誤魔化すな!」

ケケラ「私に用があるんでしょ?」

 

 2人は困惑しながらそう言うと、ケケラはそう言う。

 すると。

 

めぐみん「えぇぇぇぇぇ!?」

ダクネス「置き物が喋っただと!?」

カズマ「ああ、あいつ、戦闘時以外はいつもああなんだよ。」

 

 2人が驚く中、カズマはそう説明する。

 すると、2人は口を開く。

 

めぐみん「ところで、どうしてカズマのサポーターをしているんですか!?」

ダクネス「そ、そうだぞ!?鬼畜などと言われているあのカズマなんだぞ!?」

カズマ「俺、泣いて良いかな?」

湊翔「泣いて良いんじゃね?」

ケケラ「私は、カズマをサポートしたくて、サポーターになったのよ!それは自由でしょ!?」

 

 めぐみんとダクネスがそう言うと、カズマはそう呟き、俺はそう答える。

 ケケラはそう反論する。

 一方、拓巳達の方は。

 

拓巳「……………それで、今後の奴らへの対応はどうするんだ?今のロキ側が持っているヴィジョンドライバーは、ゲームを開催できるんだぞ。」

ゼウス「そうだな。今後の対応は、ロキ側のヴィジョンドライバーを破壊する。それに限るじゃろうな。」

拓巳「そうだな。その為にも……………。」

サダメル「失礼します!」

 

 拓巳とゼウスは、今後のロキ側への対応を話し合っていた。

 すると、そこにサダメルがやってくる。

 

ゼウス「どうした?」

サダメル「それが……………何者かによって、通信がジャックされています!」

拓巳「なに?」

 

 ゼウスが聞くと、サダメルはそう答える。

 拓巳が反応すると、近くにあったモニターが光り、誰かが映し出される。

 無論、俺たちの方にも。

 そこには、『ジャマトスポンサー ベロバ』と書かれていた。

 

ベロバ『デザイアグランプリには、欠かせない存在がいる。ふふふ…………。それは、ジャマトよ。』

ナレーション『本来ジャマトは、デザイアグランプリの敵役として作られた存在です。あくまでも、ゲームの駒としてデザインされていました。開発者の溢れる愛情を受け、育てられたジャマトは、やがて奇跡の進化を遂げました。』

 

 ベロバがそう言うと、ナレーションの声が入り、そんな風に語りだす。

 どうなってんだ?

 ナレーションの声は続く。

 

ナレーション『人間を栄養分として利用し、言葉や教養、自由と尊厳を手に入れ、人類との生存競争に立ち向かえる様になったのです。もうジャマトは、デザイアグランプリでやられるだけの敵役ではありません。これからは、ジャマトの世界が始まるのです。その名も……………ジャマトグランプリ。』

 

 ナレーションはそんな風に言う中、最後にロゴが映し出される。

 そこには、蔦に囲まれたJGPという文字が浮かび上がっていた。

 

ジーン「ジャマトグランプリ……………!?」

湊翔「なに……………!?」

ケケラ「なに考えてんの…………?」

 

 俺たちは、それを唖然として見ていた。

 まさか、デザイアロワイヤルの次は、ジャマトグランプリか。

 というより、ジャマトグランプリって何なんだよ。

 すると。

 

ベロバ『ゲームの目的はただ一つ。ラスボスであるゼウスか黒石拓巳を倒して、ヴィジョンドライバーを奪う事〜!』

ゼウス「ほう……………?」

拓巳「そう来たか………………。」

ベロバ『見事成し遂げたジャマトはジャマ神となり……………理想の世界を叶える権利を手に入れられる。』

 

 ベロバがそう言うと、別室の拓巳とゼウスがそう反応する。

 その頃、アクセルの街では。

 

ジャマト「ジャ〜!!」

アクア「えっ!?なんでいきなりジャマトが現れんのよ!?」

Jライダー「ビスルクイズクテウチャ!」

 

 アクセルの街では、ジャマトやジャマトライダーが現れ、アクアがそう叫んでいた。

 一方、俺たちの方では。

 

ツムリ「皆さん、アクセルの街にジャマトが現れました!」

ギロリ「至急、向かってくれ。」

湊翔「分かった!」

白夜「おう!」

 

 ツムリとギロリさんがそう言うと、俺たちは駆け出していく。

 一方、ベロバの方は。

 

ベロバ「ジャマトになりかけているアンタ達にも、エントリー権はある。期待しているわ。」

武「ふんっ。」

闘轟「随分と物好きだな。」

 

 ベロバは馬場武と牛島闘轟にそう話しかけ、2人はそう言う。

 

ベロバ「私がアンタ達を気に入ったのは、仮面ライダーに敵意を向けるその姿勢よ。ジャマトになりかけてるアンタ達を見て決めたの。共に世界を変えようって。人間が皆不幸になるゾクゾクする様な世界を私に見せて?」

 

 ベロバはそんな風に言う。

 それを聞いた2人は。

 

武「お前の趣味なんざ興味ねぇよ。強いやつと戦えるなら、それで十分だ。」

闘轟「力を手に入れられれば、それで良い。」

 

 2人はそう言いながら去っていく。

 一方、アクセルの街に戻って来た俺たちは、ジャマトと応戦していく。

 

湊翔「ジャマトグランプリって奴が始まった影響か!」

トウカ「随分と悪趣味なゲームよね!」

白夜「とにかく倒すぞ!」

朱翼「はい!」

武劉「数が多いな…………。」

 

 俺たちはそう話しながら、ジャマトに攻撃していく。

 すると。

 

アクア「わぁぁぁぁ!カジュマさぁぁぁん!!」

カズマ「アクア!?」

アクア「なんで急にジャマトが現れたのよ!?」

めぐみん「そんな事はいいから、ここは私たちに任せてください!」

ダクネス「アクアは避難するんだ!」

アクア「わ、分かったわ!」

 

 アクアが涙目になりながらこっちに向かってくる。

 アクアを逃す中、俺たちは頷き合って、ドライバーにレイズバックルを装填する。

 

SET

 

 すると、俺の横には、白色のシリンダーと英語でMAGNUMという文字が、カズマの横には、緑の手裏剣の絵とNINJAの文字が、めぐみんの横には、スピーカーとBEATの文字が、ダクネスの横には、紫色の手の絵とZOMBIEの文字が、トウカの横には、青の持ち手と銀色の刀身の剣の絵とCALIBERの文字が、白夜の横には、黄色い発電機と英語でLIGHTNINGの文字が、朱翼の横にフルートと英語でFLUTEの文字が、武劉の隣には、大砲の絵と英語でBUSTERの文字が浮かび上がる。

 そして、俺達は叫ぶ。

 

一同『変身!』

 

 そう言って、レイズバックルを操作して、変身する。

 

MAGNUM

NINJA

BEAT

ZOMBIE

CALIBER

LIGHTNING

FLUTE

BUSTER

REDAY FIGHT

 

 俺たちは、それぞれの基本フォームへと変身して、ジャマトへと向かっていく。

 

カズマ「ハアッ!おらっ!」

 

 カズマは、ニンジャフォームの素早さを活かしたり、忍術などでジャマトを倒し、ジャマトライダーにダメージを与えていく。

 

トウカ「ハアッ!でやっ!」

 

 トウカは、ソードエクスカリバーを振るい、ジャマトを倒し、ジャマトライダーにダメージを与える。

 

白夜「はあっ!おらっ!」

 

 白夜は素早く動いて、ジャマトを攻撃して倒していく。

 

朱翼「はっ!でやっ!」

 

 朱翼は、フルートソードを振るい、ジャマトを倒していく。

 

めぐみん「ハアッ!」

 

 めぐみんは、ビートアックスのエレメント攻撃をしたりして、ジャマトを倒していく。

 

ダクネス「はあっ!ふっ!」

 

 ダクネスは、ゾンビブレイカーでジャマトに攻撃を叩き込んでいく。

 

武劉「はっ!ふっ!はあっ!」

 

 武劉は、両腕のクローや両肩の大砲から、ジャマトに攻撃していく。

 

湊翔「ハアッ!ふっ!」

 

 俺は、マグナムシューターやアーマードガンの銃撃、格闘戦などでジャマトやジャマトライダーと戦っていく。

 すると、何かが俺に向かって飛んでくる。

 ミッションボックスの様で、それを開けると、中身はブーストレイズバックルだった。

 

湊翔「おっ、ブーストバックルか。」

 

 俺はそう言うと、デザイアドライバーのリボルブアンロックを押して、ドライバーのロックを外して、半回転させる。

 

REVOLVE ON

 

 そして、向かって来たジャマトの攻撃を防ぐと、ブーストレイズバックルを装填する。

 

SET

 

 その音声が鳴ると、ブーストレイズバックルを操作する。

 すると、リボルブオンの際のエフェクトで、ジャマトが吹っ飛ぶ。

 

DUAL ON

GET READY FOR BOOST & MAGNUM

 

 変身音が鳴る中、リボルブオンが実行され、マグナムのアーマーが下にいくと、ブーストのアーマーが装着される。

 

湊翔「はあっ!ふっ!はっ!」

 

 俺はブーストパンチャーを使ったパンチや、膝蹴りと同時に、アーマードガンを銃撃する。

 すると、ジャマトライダーが攻撃してくるが、それを躱す。

 

REDAY FIGHT

 

 その音声が鳴る中、俺はブーストパンチャーを使ったパンチや、アーマードガンを使ったキックなどをして、攻撃していく。

 それを見ていたジーンは。

 

ジーン「感動するよ、ギーツ!そういう所がたまらない!」

ベロバ「あんたも物好きね……………何しに来たの?」

 

 ジーンがそういう風に言う中、ベロバがキャンディを食べながらそう言う。

 ジーンは答える。

 

ジーン「俺はデザグラが大好きだからね。デザグラを守る為には、似合わない努力もするさ。」

ベロバ「フフフッ。その努力…………無駄になりそうね。」

ジーン「それはどうかな?」

 

 ジーンがそう答えると、ベロバはレーザーレイズライザーの銃口の部分を構え、それを見たジーンも構える。

 すると。

 

クロス「なんだ、何だ?盛り上がってるじゃねぇか!」

ケケラ「アタシたちも混ぜてもらうわよ。」

 

 そう言いながら、クロスと人間態になったケケラが現れる。

 

ベロバ「……………クロスはともかく、そっちのあんたは誰?」

ケケラ「はぁ!?私よ!人間としてのデザインも、悪く無いでしょ?」

ベロバ「……………だから〜誰?」

 

 ベロバはそう言うと、ケケラはそう叫びながらポーズを取る。

 ベロバは気づいていなかった。

 

ケケラ「アタシよ!」

アーン「ケケラ、気づいてもらえないな。」

ケケラ「あんたたちも来たの……………?」

キューン「幸せになってほしい人が居ますから。」

 

 ケケラがそう言う中、アーンとキューンもやってくる。

 アーンとキューンがそう言う中、ジーンは口を開く。

 

ジーン「皆、考えている事は一緒か。そりゃあ、推しのライダーがデザ神になって欲しいもんな。」

 

 ジーンはそう言うと、ジーンを含めた5人がレーザーレイズライザーの銃口を腰に当てる。

 

LASER RAISE RISER

 

 その音声が鳴ると、5人の腰にドライバーが出現する。

 それを見たベロバは。

 

ベロバ「ふぅ…………良いわ。」

 

LASER RAISE RISER

 

ベロバ「まとめてかかって来なさい!」

 

 ベロバは一瞬ため息を吐くが、すぐに自分もベルトを装着して、レーザーレイズライザー本体を取り出す。

 

ZIIN SET

KEKERA SET

KYUUN SET

AAN SET

KUROS SET

BEROBA SET

 

 その音声が鳴ると、待機音が流れて来て、それぞれが言う。

 

ベロバ「変身。」

ジーン「変身!」

ケケラ「変身。」

キューン「変身。」

アーン「変身!」

クロス「変身!」

 

 それぞれがそう言うと、トリガーを引く。

 

LASER ON

 

 その音声が鳴ると、そのレーザーレイズライザーからカードの様なエネルギーが放出され、それぞれの周囲を飛び回る。

 ブロック状のエネルギーが形成され、包み込んでいく。

 

AAN LOADING

KYUUN LOADING

KEKERA LOADING

ZIIN LOADING

KUROS LOADING

BEROBA LOADING

REDAY FIGHT

 

 それぞれが変身して、カードが装填されると、攻撃をすぐに開始する。

 ジーンとクロス、ベロバがレーザーレイズライザーでの銃撃を行う中、ケケラ、キューン、アーンはそれぞれの攻撃をしていく。

 ベロバが攻撃すると爆発し、ジーン達は空中に避難する。

 

ジーン「ハァァァァ…………!ハァァァァァ!」

 

 空中から、ジーン達は攻撃をしていく。

 俺たちとサポーター達の攻撃が激化していく。

 一方、それを見ていたゼウス達は。

 

サダメル「ジャマトグランプリが始まってしまうとは……………。」

拓巳「……………ゼウス。いよいよ、あれを出す時ではないか?」

ゼウス「…………あれか。さて、あの放送は、ロキ側からの宣戦布告じゃろうな。受けて立つ。勝つのは我々デザイアグランプリか、ジャマトグランプリか。」

ツムリ「私は信じたい。仮面ライダーの皆さんを。」

ギロリ「……………そうだな。」

 

 サダメルがそう言う中、拓巳はそう提案する。

 ゼウスがそう言うと、ツムリはそう言い、ギロリさんも同意する。

 この日から、デザイアグランプリ陣営とジャマトグランプリ陣営の戦いが始まるのだった。




今回はここまでです。
いよいよ、ジャマトグランプリが始まりました。
サポーター達との話の後、ジャマトグランプリが開幕。
ロキの野望は、着実に進んでいっています。
次回は、このすばの原作の話になる予定です。
とは言っても、ジャマトグランプリの内容も入って来ますが。
エリス祭りとアクア祭り、そして、雷ジャマト祭り。
三つの祭りが始まる。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
雷ジャマト祭りでの流れでリクエストがあれば、受け付けています。
今日のガッチャードは、ドレッド壱式が登場して、ワープテラのマルガムによって、スチームライナー以外のカードを奪われた宝太郎。
禁断の錬金術を用いて、アイアンガッチャードに変身する。
マルガムに近い状態ですが、果たして、どうなるのか。
グリオンの性格から考えると、宝太郎の精神を粉々に破壊すべく、ホッパーマルガムを出して来そうですよね。
そして、ガッチャードからライナーマルガムにさせようとするのかも。
それは、どうなるのか分かりませんね。
仮面ライダーゲイザーの情報も発表されて、ジャマト・アウェイキングにも繋がるみたいですね。
ゲイザーゼロの変身者は、拓巳にしようかなと思っています。
どこかのタイミングで、ジリオンドライバーを渡すので。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。