ティトお姉ちゃんはリグレ公爵家に嫁いんだんだ。
いいなぁ。お姉ちゃんは、
エトルリア王国の王都アクレイア。貴族による支配が進むこの大国でも、リグレ侯爵家はかつて魔道軍将を輩出したほどの名門中の名門だ。
その屋敷の広大な中庭が、今日は色と音で溢れかえっていた。
クレインとティトの結婚式が開かれており、多くの貴族が集結してどちらを見ても煌びやかなもの。
天馬騎士団からも代表が数名送られており、その先頭に立つ団長イドゥヴァは、クレインたちに深々頭を下げていた。
「クレイン様。ご結婚おめでとうございます。今後ともよろしくお願いいたします」
「ありがとう。天馬騎士団には、これからも色々世話になると思う。よろしく頼むよ」
まだまだ団長となって数か月。エトルリアの営業も十分ではないのだろう。直接顔を合わせるこの機会を待っていたようにイドゥヴァのフットワークが軽い。
ティトの視線は彼女の動きをずっと追っていた。
「ティト夫人、これからよろしくお願いしますね」
イドゥヴァは深く頭を下げている。
シャニーとは和解した……あんなウソをついておいて、よくも平然としていられるものだ。
「ええ、こちらこそ」
そう返すのでティトは精一杯だった。妹を悲しませた顔が目の前にある。
こんな喜びの席であまりすべきでないことは分かっている。だけど……。
「イドゥヴァさん、ひとつ教えてください」
やはり辛抱できなかった。
クレインとは接点があっても、自分とは恐らく顔を合わせることはなくなる。この機会を逃したら、もう二度と彼女の口から語らせるチャンスがない気がして、ティトはクレインの手をしっかりと握りながら真っ直ぐイドゥヴァを見据えた。
「なぜ……妹をリキアへ派遣したのですか?」
勇気を絞って聞いたはずなのに、イドゥヴァの表情は変わらなかった。彼女はもう一度静かに頭を下げている。
「復興に向けたベンチマーキングです。それ以上は申し訳ありませんが、団外秘ですので」
団外秘……もう口を出すなということか。こう言われては、もう手が届かない。イドゥヴァも分かってそう言っているに違いない。語ることはこれ以上ないと言わんばかりに、彼女は背をむけて歩きだしている。
(絶対そんなはずがないじゃない……!)
立ち去っていくイドゥヴァの背中をじっと見つめ、ティトはぎりっと拳を握っていた。常駐するような話ではない──喉元まで出かかった言葉を必死に飲みこむ。
じっと睨んでいると、クレインに腰を押された。見上げれば、彼は笑顔で首を横に振りながら向こうを指さす。
イドゥヴァたちに背をむけ、ここから反対の隅を目指して歩き出した。
◆◆
「あらあら、シャニー。よほどお腹が減っていたのね」
あらかた貴族たちとの挨拶を終えて席に戻ってきたユーノが、横でもぐもぐと元気よく食べ始めるシャニーに目を綻ばせていた。
「だって、貴族だらけでキンチョーしちゃってさ!」
右を見ても左を見ても貴族、貴族。オールレンジ貴族だ。
傍から見ていても高貴なエトルリア貴族は近寄り難いのに、親族として挨拶しなければいけないなんて思ってもいなかった。カチカチになりながらユーノの仕振を見てなんとか乗り切ったけれど、もうお腹はペコペコだ。
「姉さん! シャニー!」
そのとき、懐かしい声が聞こえてきた。振り向いたらティトがクレインとゆっくり歩いてくるのが見え、急いで飲み込んで大きく手を振る。
「わぁ……ッ! お姉ちゃーん! 綺麗だよぉー!」
見たこともない煌びやかなドレスを身にまとう姉はまるで別人のよう。振舞もどこか品があって、本当に貴族みたいだ。エトルリア貴族の世界で姉は生きているのだと、いまさら驚きが湧いてくる。
でも、やっぱり姉は姉だった。恥ずかしがって、いつものように顔を真っ赤にしている。
「クレイン様、おめでとうございます! お姉ちゃんをお願いしまーす」
クレインに挨拶しながら、彼と視線を合わせてみる。動乱中も一緒の軍だったらしいけれど、喋ったことは一度もなかった。こんな間近で顔を見るのは初めてだ。
さすが銀の貴公子と呼ばれるだけあってイケメンで、着こなしもバッチリでとにかくカッコイイ。この人なら、姉を幸せにしてくれそうな気がする。
「こ、こらシャニー!」
なにかイタズラでも仕掛けるとでも思われたのか、姉に肩を叩いて止められた。顔を真っ赤にする姉は、とても幸せそう。
その横から、さっと手が差しだされた。
「君がシャニーか。うん、こちらこそ、これからよろしく。明るいね、君は」
「えへへ。それほどでもー」
「その年で勲章を賜ったと聞いたから、もっとキツいかと思ったけど。よかったよ、優しそうな子で」
クレインは優しそうな笑みを浮かべているが、頭から恥ずかしさが噴き出しそうだった。この人はいったい、自分にどんなイメージをしていたのだろう。そんなイメージを植え付けるのは……一人しかいない。
「お姉ちゃん! あたしのことなんて紹介したの?!」
「わ、私は何もしてないわよ! ちょっと手がかかるって言っただけで」
「それじゃん!」
つい最近まであった姉妹のやり取りが戻ってきて、クレインが声をあげて笑っている。
ばつが悪くなったのかティトはプイッと外を向いたが、戻ってきたときの眼差しは怒っているというより不安そうなものだった。
「シャニー、あなたリキアに出向になったって聞いたけど本当なの?」
(お姉ちゃん、知ってたんだ。なんでだろ?)
姉が真顔で聞いてきて目が点になった。ティトには伝えないでいたはずなのに。
こんな祝いの席で姉が見せてくるのは不安げな眼差し。手を取ってにっこりしておいた。
「そんな話、今はやめよーよ! お姉ちゃんのお話聞かせてよ、テーブルマナー大変でしょ?」
今はせっかくの大事な時間だ。楽しい話をしたかった。答えなかったからか姉の顔に笑みは戻らないが、むりやり話題を変える。
「いえ……別にそのくらいは、特に」
「えー! じゃあ今度教えてよ! あとね、あとね!」
あんな難しいことを、姉はそのくらいと軽く言ってのけた。昔からそうだが、姉に聞けば何でも分かる気がする。
そこから口が止まらなくなって、あれもこれもと質問攻めにしてしまう。
「なんでそんなことを聞くの?」
「えへへ! ひみつー!」
ティトが首を傾げだした。
ロイとデートして大失敗したなんて言えないが、やっぱり姉は頼りになる。これなら、何かヒントがもらえるかもしれない。同じ悩みをきっと抱いていたに違いない。
「じゃあシャニー、また後でね」
「お姉ちゃん!」
祝いの席のはずが半分以上レクチャーで終わった気がする。姉の後ろ姿を見送っていたが、すぐに駆け出した。
この席でお願いすることではないが、姉ならきっと助けてくれる。振りむいた姉に手を合わせた。
「今日、お時間もらえない? 明日でも良いよ!」
きっと何か掴めるはず。でも、今日の遅くまで晩餐会が催されることは知っていた。祈る様な目で姉を見ていたら、彼女は静かな笑みを浮かべてくれた。
「じゃあ、明日部屋に迎えに行くわ。いい? うろつかないこと。迷子になるわよ!」
「そんなのへーきだよ! ありがとう、待ってるね!」
妙な心配をする姉に感謝込め、貴族たちの中へと消えていく背中に手を振って見送った。
◆◆◆
「だからダメだと言っておいたでしょう」
翌日、シャニーはティトに連れて来られたカフェで早速叱られていた。
釘を刺されてはいたけれど、どうにも散策してみたくなって部屋から飛び出してしまったのだ。
「へーきだよ! と言うか、迷子になったの、お姉ちゃんじゃん」
「ぐっ……」
ちょっとした冒険を楽しんでいたら、ティトに見つかって連れ戻されたはずが、そこから迷子が始まるから不思議だ。
最後はティトの手を引いて迷路から脱出し、このカフェまで来た。
「はぁ〜。やっぱリグレ侯爵家のお屋敷は広かったなぁ」
どこを見ても煌びやで魔法のような城を思い出してうっとりしていた。さすがに大国エトルリアの中心貴族か。フェレ城とは全然雰囲気が違って、見るもの全てが大発見だった。
「なんだか手馴れてたわね……」
「えっ?! あ、あはは、ソンナコトないよー?」
「普段、何をしてるのか気になるわ」
あからさまに怪しむ目でじろっとされ、慌てて視線を逸らす。ティトは「もうっ」といつものように怒っていたが、ふいに真剣な顔になった。
「シャニー。あなた、今リキアにいるの?」
「うん。あっ、心配してくれてるの?」
どうして姉がそれを知っているのか、心の中で首をかしげた。心配させるだけだから、敢えて手紙を出さないでおいたはず。
軽く聞き返したつもりだったが、手をとった姉は相変わらず真顔で焦っていて反応に困る。
「当たり前でしょう……。職制表が届いたときは、目の前が真っ暗になったわよ」
(あちゃー……逆に心配させちゃったみたい)
心の中で顔をしかめる。まさか、騎士団からティトに職制表が行っているとは思いもしなかった。これならちゃんと手紙を出しておくのだったと後悔していると、悲しげな声に呼ばれた。
「シャニー、ごめんなさいね。何だか……こうなること、分かっていたようなものなのに」
(こんな顔……して欲しくなかったんだけどな)
また、自分のせいだと思っているのだろうか。
せっかくクレインと一緒になったのなら、イリアのことで悩まなくていいようにしてあげたい。
しばらく考えてみたが、やっぱりストレートが一番に違いない。姉の幸せを願って心に火をともす。
「お姉ちゃんが謝ることなんかないよ。やったのは……イドゥヴァさんなんだからさ!」
感謝しかないのに、もう心配させたくない。自分だって上級天馬騎士だ。そう言い聞かせて力強く言いきった。
強く言いすぎたのか、姉は面食らったように口をぽかんとさせている。
「今あたし、幸せだから。心配しなくて大丈夫だよ、お姉ちゃん」
「幸せ?」
そんなはずない──そう言いたげな顔をしている。リキア出向の意図を知っているからに違いない。
だからこそ、だ。その意味を変え、自分たちが新たに作った価値を知ってほしい。
「うん! リキアのこと、いっぱい勉強できてるんだよね。イリアに持って帰ったらきっと活かすんだ! それにね……今ロイ様のところにいるの。とっても良くしてもらっててさ、毎日すっごく楽しいんだよ」
まるで一度醒めた夢の続きを見ているように濃い日々。最近は貢献できている自信もあって、違う意味でイリアに帰れるのか心配になってくる。
「そう……。それでね。いろいろ繋がったわ」
ふいにそう言ってティトは笑った。
ようやく真顔でなくなってホッとしていると、彼女から切り出してきた。
「シャニー、何か聞きたいことがあったのでしょう?」
「おおーう! そーだったよ!」
そう問われてポンと手を打った。久しぶりで色々喋りたい気持ちが押し寄せるのを我慢して、紅茶で一つ喉を潤すと身を乗り出した。
「あのね。お姉ちゃんさ、……クレイン様と結婚を決めたきっかけって何?」
姉はしっかり者だし、団長という立場だった。もっと自分より深く広く考えて決断に至ったはず。自分が抱える矛盾を崩すきっかけを与えてくれるかもしれない。
「私は彼を愛していたし、彼から愛してもらえているって心から思えたから……かしら」
眉が下がった。あまりにも普通すぎる答えに聞こえる。それだけの理由なら、自分だってロイのもとに行きたい。
聞きたいのはそういうことではない。
夢から醒めなければ先に進めない。とは言え、醒めたらきっと恐ろしいことが起こる。それならいっそ、夢は夢のまま、見るだけでいたほうが良いのではないか。だからと言って、それでは心が千切れてしまう。
唇に手を添え、あれこれ絞ってみても良い言葉は見つからない。単刀直入に切り込んだ。
「傭兵だからって、何か言われることない?」
エトルリアはリキアよりも貴族による支配が強い国と聞く。もし予想通りなら、辛い言葉を浴びているに違いない。
途端にティトは眉をひそめだした。嫌なことを聞く──というより、困惑したような表情と言うべきか。
「たまにあるわよ」
「あぁ……──やっぱり」
それを聞いてしまうと、どうしても顔が凍りつくように引きつってくる。
「クレイン様も悪く言われたりするの?」
真剣に聞いたのに、それを言ったら姉はふっと笑いだしてしまったではないか。
なにか変なことを言っただろうか。ぐるぐる考えていると囁きかけるような問いが耳をなぞった。
「二人にとって一番大切なことは何だと思う? ……あなたに置き換えて考えてみて」
唐突な質問にどう返せばいいか困ってきょとんとしてしまう。今の自分は、その答えを求めて彷徨っているというのに。さっそく目を瞑って考えてみる。
(一番大切なこと……そりゃ、ロイを……でも)
傍で支えたいとずっと憧れてきた。それが出来たらどんなに嬉しいかは、今の生活で十分に噛みしめている。それに手を伸ばそうとすると、後ろから首にかかった鎖を引っ張られるのだ。他でもない、自分の声に。
(やっぱり、ロイを貶められるのは嫌だよ。でも、傍に居たい……)
「あなたはロイ様のこと、どうしてあげたいの?」
答えの出ない悩みに飲まれているところへ囁いた問いかけ。思考が別にある心からは、何の遮りもなく真澄だけが零れてきた。
「そりゃ、ずっと支えてあげたいって…………って!」
時が止まり、体が石になったみたいに動かなくなった。
これではまるで誘導尋問だ。ロイへの気持ちは、まだルシャナくらいにしか喋っていないのに。
(ああああ! あたしのバカー!!)
頭の中をパニックが走り回るように世界が揺れる。目がでんぐり返りそうになるほど、ぎょろぎょろと落ち着かない。
なぜこうも簡単に引っかかるのか。自分で自分を心の中でポカポカやりながら下を向いたら、そのまま固まって動けなくなってしまった。
「正直ね、私も同じように考えたこともあった。私みたいな傭兵のことなんか、忘れてくれたらいいのにって」
もう、全部察しているというのか。姉は槍みたいにドキンとど真ん中を突いてきた。
はっと顔を上げると姉は笑いかけてくれ、回想するように肘をテーブルに突いて天井を見上げだした。
「やっぱ……お姉ちゃんもそうだったんだ」
相手は世界の英雄でリキアの有名貴族。方や自分はハイエナ呼ばわりの傭兵騎士で、鎧を脱げばただの田舎娘。フェレの人たちはともかく、周りの貴族が何と言うか、考えるまでもないと言えるだろう。
きっと姉も同じだったに違いない……そこまで巡らせたのを聞いていたようだった。
「でも、気づいたの。逃げてるだけだって。彼の愛を、私では受け止め切れないって」
どこか、槍で胸を貫かれたような気持ちになった。守りを失った心にティトは続ける。
「彼の周りばかりを見て、彼を見つめていなかった。一番大事な彼の気持ち、私は……何も考えていなかった」
「あ……」
首に絡みついてきた悪夢のような問い。返し続けてきた答えからすっぽり抜け落ちていた、抱きしめたいはずの気持ち。言葉にならない声が漏れ、目は震えて止まらない。
「手を伸ばしてくれた彼から一歩退いてしまった。彼がどんな気持ちになるのか……考えもせずにね」
考えているか? ──姉からそう問うようにじっと見つめられ、もう何も言えなくなった。
(あたし……ロイをずっと無視してきたんだ。ごめん……)
傭兵の自分なんかが相手で、ロイが他の貴族から悪く言われるのは嫌だ──そればかり考えてきた。喜ばせてあげたい。そう考えてきたはずなのに。
思い返せば、ロイはずっと受け止めようとしてくれていた。夢ではなく、夢から醒めてその先へ行こうと。
目の前にずっとあった彼の愛。それを見つめずに、全然違うものばかり見上げて背を向けてきた。自分の声しか聴いていなかったことに気づかされ、心の中で何度も詫びるばかり。
「彼の愛に、今の私の全てで応える。クレインに喜んで欲しい……それが私の一番大切なことだから決めたの。ロイ様もきっと、あなたの身分を気になどされていないわよ。だって、『今のあなた』をロイ様は愛してくださっているのよ」
びくっと瞳が震えた。不思議で堪らなかった。姉はロイと仕事以外で喋ったことなど無いはずだ。なのに、なぜ分かるのか。心当たりならいっぱいあるし、ロイにはハッキリと言われている。傭兵としてではなく、シャニーとして見ていると。
「今の……あたしかぁ」
ロイの立場になって考えてみた。大事にしているものを、傭兵なんかと言って貶したらどんな気持ちになるだろうか……。
(今のあたしに出来ること……あたしがしてあげたいこと……。イッチバン大切なこと……)
すんなり心が返してくる。彼にしてあげたいことは、もうずっと前から決まっていた。今はそれを出来ているから心は満たされている……はずだった。
でも、ロイがどう思うかを考えたら、とても酷いことにしているように映る。まるで彼を支えられていないのだと思い知って、唇を噛んで俯いた。
「足りないものは、これから身に着けていけば良いの。私たちに出来るのは努力することだけ……そうでしょ?」
「あたし、ロイを支えてあげたい。ロイに喜んでもらいたい……うん、それがあたしの、イチバン」
姉の言葉に背中を押され、前を向いた。
胸に手をあて、静かな声で想いを言葉にして自分へ言い聞かせる。
貢献するだけでは足りなかった。何も彼の気持ちを受け止めていない今の状態では、支えているとは言えない。一番大切なことだけを考えたら、どうしたら良いのかはっきりしてきた。
今まで絡み合って解けなかった気持ち。かかった霞が晴れて良く見えるようになると、反面、怖れていたこともくっきりしてくる。
「悪く言う人もいるし、傷つくこともある。そんな傷、気にならないくらい幸せよ。飛び込んで良かったって、それしかないわ」
それを見透かすような言葉。あなたも頑張って飛び込みなさい──そう言われているようで、姉に励まされると不思議と勇気が湧いた。
「ありがとう、お姉ちゃん。だいぶ整理できた。もう……ちょっと考えてみるよ」
一つ鍵は開けられた気がする。
ロイが悪く思われないだろうか……見えない夢の向こう側への不安が恐怖を呼んできたが、今の自分に出来ることだけ考えたら気持ちがとても楽になった。
(ロイを支えるんだ。もう、悩んでてもダメだ)
濁った心が澄んだ分、くっきり浮かび上がる不安。それをロイにだって知ってもらいたい。彼が聞いたらどんな顔をするだろうか……怖い。でも、もう全部吐き出すことにした。
まずはロイの前に、この浮かんだ不安の一つをフェレに帰ったらすぐ幼馴染へぶつけようと心に決めて、姉と別れるのだった。