クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
進級どうしよう…
「あの…お姉さんだれ?」
「あっそうよね。私は鳳ひなた。よろしくね」
鳳ひなた…えむのお姉さんでは?えっでもなんで?ひなたさんって別に病気とかなってないよね?あれ、おじいちゃんっていつ亡くなったっけ?もしかしてまだ生きてる?
………生きてるわ、えむちゃんが中3か中2の終わりあたりになくなったはずだ。それならおじいちゃんが病院にいてもおかしくない。
「どうしたの?大丈夫?」
「だ、大丈夫です。鳳ってこの病院と同じだなと思い、もしかして鳳財閥の方なのではないのかという考えになって驚いてるだけです」
「確かに鳳財閥の人だけど……私はただの学生だよ。君に話しかけたのは何か困ってそうだったからだし、特に変な思惑とかはないよ。で、何か手伝おうか?」
「だったら弟の病室を探してほしいです。背が足りなくてプレートが見づらくて、弟の名前は東雲彰人っていいます」
「わかった。ところで君の名前は?ずっと君なんていうのはいい気しないなぁ」
「東雲雷夜です。中学1年です」
「雷夜君ね。私のことは鳳じゃなくてひなたって呼んでね」
「わかりました」
「どっちも学生だし先輩後輩ってわけでもないから楽にしてくれてもいいんだけどなぁ。………あったよ。彰人君の病室」
軽く話してる間に彰人の病室を見つけることができた。やっぱり高校生あたりになるとプレートが見えやすい位置にあるから探しやすいんだなぁ。
「ひなたさん。あの、探してくれてありがとうございます」
「気にしなくていいよ。私がしたくてやったことだから。それに初めて会ったわけじゃないしね」
最後の方聞こえなかったがまぁ気にしないでね、的なことだろう。
ようやく彰人の病室が見つかった。車椅子を使ってでも夏祭りに行かせるぞ‼︎頑張れ俺。
「彰人きたよー起きてる?」
「兄ちゃん?起きてる。」
「骨折したって聞いた。サッカーはしばらく出来ないけど足治ったらまたやろうか」
「やらない。俺はもうサッカーはやらないって決めた。」
「どうして?昨日の試合に負けたから?それとも骨折して戻ることが厳しいから?」
「俺はサッカーに対してずっと本気でやってきたと思ってた。けどあいつらと戦って分かった。俺はあいつらほど本気でサッカーをしてなかった。俺は半端な気持ちだった。だから俺はサッカーをやめる」
「そっか。じゃあさ、これからは何をするのかとかは決めてるの?」
「まだ決めてない。けど半端な気持ちで始めたりはしたくない。半端な気持ちで始めたら上には進めない」
「まぁ入院している間はゆっくりと考えるといいよ。でも最初に言っておく。何かに挑戦することはダサくなんかない、例えすぐに辞めたとしてもだ。それは自分に合わなかった、ただそれだけの事なんだよ。今まではサッカーが偶然自分に合っていただけ。俺は彰人がしたいと思うことはなんであろうと応援するし、一緒にやってもいい。自由にやるといいよ。人間何か熱中できるものがある人の方が輝いて見えるものだからさ。熱中しすぎてもダメだけど、類みたいになると困る。」
我ながらとっても恥ずかしいことを話してしまった。しかも彰人の反応が無いし、もうヤダ恥ずかしい。
「彰人、せめて何か反応してよ」
「ごめん。でも兄ちゃんが励ましてるの初めて見たから少し驚いてた」
「えぇ…そんなこと言わないでよ。せっかく勇気出して言ったのにさ」
「でも何かやろうとは思った」
「ならいいや。彰人、今度の夏祭り行かない?一緒に見たいものがあるんだ」
「でも俺足動かせないぞ」
「車椅子使っていいんだって。だから行こ?」
「それならまぁ」
「よし、決まり。じゃあそろそろ帰るわ。夏祭りの日にまた来るから。じゃあね」
「兄ちゃん、ありがとな」
彰人に夏祭り行かせることが出来そうだからもう安心していいな。そしたら当日は楽な靴を持ってけば絵名も含めて3人で音楽を聞くことができるはず。俺ら子供だけで何か同じものを見ることってそうそうないから楽しみだなぁ。
「久しぶり。まだ寝てるのか?早く意識が戻るといいな、
少しだけキャラ増えます。なのでプロットが変わりそうなので更新遅くなるかもです。