クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
後この話は私の主観などに支配されているので、他の考えなども尊重しますし、これが正しいと言いたいわけでもありません。
「こうやって一対一で話すのは初めてだね。わかってるだろうけど初音ミク、よろしく」
「ああ、よろしく。それにしてもこのセカイ少し危ないね」
俺のセカイは空は宇宙だし、地面は浮いてるように見える。そして、地面にはヒビが入っていて、高低差のある山もあったりする。
「まぁそれは一旦置いとこうか。俺はなんでこのセカイに呼ばれたんだ?」
「この世界は雷夜がもともといたプロセカの世界とは違うのはわかるでしょ?」
「シロがそれを証明してる。インビジブルソング、シロの存在自体に証明がいるなら俺の元の苗字、夜桜を知ってるのが証明になる」
俺の発言を聞いたミクは少し呆れたというように、面白そうに俺のことを見ている。
「確かにその世界も存在する。けど、この世界はその世界ではない。わかりやすいのは白夜ちゃんの過去なんだけど、まぁそんなのわかるはずないから……今日の事とかどう?」
「絵名のことを奏は今日見つけてたけど、本来なら6月の中頃だったのに5月のうちに見つけているって事?でもそれって俺がサムネ作ってるから起きた事とかで、俺が転生してるからって事じゃないの?あぁでもシロと話した時に世界線の話した気もするな」
「あんまり整理ついて無さそうだし、ちゃんと初めから話そうか。世界って簡単にたくさんできるんだよ。誰かが見た夢、誰かが妄想した未来なんかでも存在しちゃうんだ。中でも共有される物語なんかは大きな世界になるね。そして二次創作なんかは、その大きな世界から分岐されて作られる─────」
話がややこしくなってきた。二人もこの説明を受けたのか?
「──────この世界はもし、白夜ちゃんが曇りやすい世界なら、もし、雷夜が元気に過ごせたら、という2つの条件が組み合わさった世界なんだよ。転生ってシステムは全体的に不幸な世界を救う目的があるんだ。
でも邪神がそんないい事のために動くはずないらしいんだけど。
まあ、そんなわけで、この世界は本来なら誰にも知られることのない神様だけの世界なんだけど、転生は記録しておかないと怒られるという事で何処かに記録されるらしいよ」
「ミク………話が長いって」
「あれ?私色々と話しすぎちゃった………?」
「なんか緊張とかなくなったわ。それで結局何が言いたかったの?どこが話の命題かわかんないんだけど」
「え〜と、転生してるだけでもう世界は別なわけ。しかも例えば雷夜がこの行動をした、しなかったで世界は分岐するから、この世界は白夜ちゃんの言ってた世界は別のものなの。雷夜の認識が違っていたよって話だね」
このミクはそんな簡単に指摘できそうなものを時間かけて話していたのか?
「そして、ここからが本題になる……のかな?前に伝えたと思うけど、雷夜は何か感じたんだと思う」
「何かを感じたって言われても、俺からすればただ動画を俺も追加で作ったりしてるし、それで奏は絵名の事を早く発見したんだなとしか」
「多分そこに何かを無意識のうちに感じ取ったんだよ。全然他の所での可能性もあるけどね」
俺がまだ話していたのにミクは強引に進めようとしてくる。まるで何かをしなければならない様な、そんな空気を纏っている。
ならば、それになるべきだろう。
「ミク、俺は何をすればいいんだ?」
「そんなの雷夜の自由だよ。でもこのセカイは、その答えを教えてくれるかもしれないね。でも残念、雷夜はもう寝ないとね、バイバイ。答えは教えたよ。」
「えっ?ちょっと待っ」
おれの言葉が言い終わる前に白色の光に包まれて、気づけば自室のベットの上に戻っていた。