クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
時間は経ち、25時。ナイトコードに入るとすでにAmiaとえななんは入っていた。
『ありゃ、もう集まってる?』
『そうだね、でも時間は遅れてないから大丈夫』
『そうですね、全然問題はないです』
『そっか、なら良かった。とりあえず俺は基本的に2人の手伝いをするので何かやってほしい事ができたらナイトコード通話にいるから言ってくれれば大丈夫。何もなければMVの作り方調べたらしてるから』
『わかりました。それじゃあ決まったらお願いします。さて、それじゃあ時間ですし始めましょうか。えーっと……───』
2人とも作業が始まったようだし俺も勉強始めるか。とりあえずいつものようにまずは動画を見て軽く作り方を調べるのがいいかな。いやー動画はいつもお世話になってばかりだよ。
へー、なるほどねー。まだ歌詞のない曲しか作ってないからMVは絵を思ったより書く必要あるかもなぁ。歌詞があればその分演出で色々できそうだけどなぁ。……初心者にはまだ演出とかの話じゃないね。作り方がまずわからないと……なんの役にも立てない。幸いにも俺は前世分のボカロMVにこの世界のボカロMVも沢山見てるから表現については人一倍強いはすだ。
『あの、Nightさん……一応ラフがこんな感じになったんですけど……細かな修正点を探して欲しいです。あと素直な感想をお願いします』
『わかった。少し待ってね。まだ曲のデモ聴いてないから。それで判断する。ただ軽く見た限りならラフとしては大丈夫。今はイメージが伝われば良い』
『………』
今回いつものようにMMDも作るから振り付け考えないとだから、奏に曲のイメージなどがデモから変わってないかを聞く必要がある。これは俺の作り方の性もあるけど、第一印象は何よりも大切なものだから大切にしたいと思っている。
奏とまふゆの作業ルームに移動して疑問に思っていた事を聞く。
『多分このまま変わることは無いと思う。……けど最後の部分は少し変わるかも』
『えっと、今私たちの方では最後の終わり方を考えていて……案として消えていくように終わるか、スタッカートみたいに急に終わるかで悩んでる状態ですね』
『それはどちらも仮のリズムとかは出来上がってるの?』
『うん……一応は出来てるよ。あっそこの部分送った方がいいよね。………ちょっと待ってね、今送る』
『それは助かるんだけど………そうじゃなくてさ、あの2人が持ってくるMVでどっちにするか決めるのはどう?せっかくだし、上手く活かしてみたいじゃん?』
『確かにそれはいいかもしれないですね』
『うん、いいと思う』
『じゃあそうゆうの事で、あっちの手伝いとかしてきます』
奏達の所から離れ、曲のデモを聴く。───とても激しい曲だ。確かに叫んでいるようにも聞こえるな。これはキレのある動きにしたい。
「
実際の所振り付けは俺と怜華の共同制作な所がいくつかあり、中でも怜華はそのキレッキレな部分の担当だから1人じゃ勝手に輸入出来ないけど取り入れてもいいと本気で思うし、今度ビビットストリートでの練習があるから怜華に許可取りに行こうかな。怜華もこの時間は寝てるだろうし。
そんなこんなで作業は進む。
「あ、そういえば絵名の絵の細かな修正とかしてないじゃん」
現在時刻、午前2時半となって流石にこれ以上は作業キツイかも知れない。とりあえず2人は何してるか聞かないと。
『すいません、今2人の進捗教えてもらってもいいですか?』
『あ……Nightさん。あの、ごめんなさい‼︎さっきのラフなんですけど全部描き直すことになったのでその、あのラフ修正する必要がなくなっちゃって……』
『……全然大丈夫なんですけど、なんでそうなったのかとか教えてくれません?』
『えっとまず結論なんですけど、ボク達がこの曲に感じる、表現したい事は"静かな叫び"になりました。元々は最初のラフの激しく反発するような思いで作られてたのですが、えななんさんと話しあった結果どうしようもない苦しみなどの表現になりました』
『曲の感じ方の違いだったからどっちが正しいってわけでもないのよ。だから今回は"静かな叫び"を表そうとなったのであのラフは意味が無くなりました』
『なるほど……わかりました。それじゃあ私は今する事は無さそう?』
『多分今は何もしなくて大丈夫だと思います』
『わかった。それじゃあ私は今日は落ちます。それで明日の話だけど明日何かしてほしい事あったらまとめておいて欲しい。それと今度少しえななんさん借りてもいい?今MMD使ってるんだけど、対比的にこっちは激しくすると思うから、何かこの振り付け違うなと思う所を聞きたい』
『……大丈夫です。それじゃあお疲れ様でした』
『お疲れ様でした』
『お疲れ様』
パソコンの電源を切って、ベッドに横になるとものの数秒で眠りについてしまった。