クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」   作:夜桜家の壁

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長くなっちゃった。


夏祭りと彰人の『想い』の種

夏祭りがやってきた。なんかおかしいな。夏祭りの開催日になった。うんうんしっくりくる。

という訳で絵名がはけそうな靴を持ったのを確認して、彰人を連れに行くぞー。

 

 

「行ってきます」

 

 

挨拶はとても大切。喧嘩しても挨拶を怠らないあの天馬兄妹を見習うといいかもしれない。そういえば咲希ちゃんは元気してるかな?原作では最初のイベントストーリーで初っ端から少し辛いの出してきてこっちは心臓が締め付けられたわ。今度からテルテル坊主作っとこ。どうせ効果は出ないだろうけど。

 

 

そんなことよりもうすぐ病院に着きそうです。一回場所を覚えとけば迷子なんかになりませんし、方向音痴も発動しない。本当にマシな方向音痴なことで。雫様はこれ以上の方向音痴だと考えると厳しい生活をしてらっしゃる。なんか今日は話が脱線のオンパレードだなぁ。ごめんね。…‥‥いや俺誰に謝ってんの?まぁいいや彰人の病室まできたので早く祭りに行きましょう。

 

 

「彰人きたよー。夏祭り行こうか」

「兄ちゃんなんかテンション高め?いやそんな事ないか。てか車椅子は?」

「借りてきたけど?見た目は…少しおかしいけど、階段を登る事が出来る車椅子らしい」

「そ、そうなんだ」

 

 

この車椅子押すと少し重いけど便利そうだから借りたけど普通のが良かったかな?新しいものは触れたくなる。これが人間の考えでもあるしいいだろ。そんなことよりさっさっと夏祭りの会場に行こうか。家からよりも病院からの方が山まで近くて楽でいいね。

 

 

という訳で着たぞ。俺たちの夏祭りので始まりだ。

 

 

「彰人は欲しいものとかってある?りんご飴とか綿飴とか」

「夏祭りっていったらそれが出てくるよな。どっちも好きだけど今はいいや。むしろかき氷の方が食べたい」

「かき氷ね。あれ頭痛くなるからやなんだよねぇ。でも美味しいんだけどね」

「あれ姉ちゃんじゃないか?」

「姉をあれって…ホントだ姉さんいる。姉さ〜ん」

「ちょっと大きな声で呼ばないでよ。てか彰人もきたんだ」

「ごめんごめん。彰人に見せたいのがあって連れてきた。それより姉さん、足痛くない?一応楽な靴持ってきたけど」

「えっ何、気が効くじゃない。少し足痛かったのよね〜ありがとね雷夜。」

 

 

「……彰人くん?来てたん……って車椅子⁉︎どうしたの?」

 

 

誰?いや彰人と同じサッカーチーム、シブヤダイヤモンズSCのモブか。まぁ知らない人のはずだから彰人に聞いとこう。

 

 

「彰人あの子だれ?」

「あっすいませんお兄さん、お姉さん。おれは翔太っていいます。彰人くんと同じサッカーチームでした。それにしても彰人くん久しぶりだね。怪我してたんだね。何も連絡なかったからびっくりしちゃった。……ねぇ本当にサッカーやめちゃうの?みんな、彰人くんに戻ってきてほしいって言ってるよ」

「…………」

「おれも一生懸命頑張るからさ。彰人が戻って来るまでも、戻ってきてからも。だから、またみんなで「言っただろ。そういうことじゃねぇんだ。俺はもうサッカーはやめたんだよ。………じゃあな」あっ………」

 

 

結構辛辣だよね。原作読んでた時も思ったけど。まぁ自分の意思表明ができるのはとても良いことだと思うけど。

 

 

「同じサッカーチームの子だったのによかったの?」

「せめてもう少し優しく接してあげようよ」

「絵名たちには関係ないだろ。俺はサッカーをやめたんだ。もう同じチームでもなんでもねえよ」

「………ふぅん?けどお見舞いに行った時は暗い顔してるよね、あんた」

「してねえよ」

「してるってば。サッカーやめるのはあんたの勝手だけどお見舞いに行ったのにそんなに暗い顔されると、こっちは嫌でも気になるでしょ」

「うるせぇよ。絵名に、俺の気持ちがわかるわけ『ウオォォォォォ』」

「わっ、なに⁉︎大きな音がする」

「始まったみたいだね。彰人、姉さん早く行こうよ。今日は彰人にこれを見せにきたんだから」

「さっき野外ステージに人が多く集まってたからライブか」

「ライブって、夏フェスみたいな?」

「兄ちゃん、俺興味ないんだけど。」

「言っただろ、『人間何か熱中できるものがある人の方が輝いて見える』ってだから今日は興味なくてもライブ見てみようよ。もしかしたら悪くないかもしれないじゃん?」

「そうね私も靴楽なのに変えたし、行ってみようよ」

「って絵名車椅子早く押すなよ、危ないだろ。後兄ちゃん置いてってるって」

 

 

………車椅子持ってかれちゃった。にしてもやっぱり東雲家の2人やっぱり尊いね。最推しではないけど箱推しの人だったからリアルで見れて嬉しいな。って結構離れちゃった気がする。早く行かないと、3人でいる機会なんて本当に少ないからもったいない。前に3人で行動したのは山に行った時くらいかな?

 

 

「わぁ、結構盛り上がってるね!今歌ってる人、人気なのかな?すごい熱気!」

「そうだな」

「彰人どう?この感覚悪くないんじゃない?」

「まぁ嫌いじゃないってくらいだな」

 

 

「そろそろ彰人を病院に戻さないとだから帰ろうか」

「それにしても、ライブすごかったねー」

「………ああ」

「彰人、いいこと教えてあげるよ。今回のライブすごかったけどねKENって人たちのグループがあるんだけど確かRADderだったかな?そのグループがが来年イベントを主催するらしい。見に行ってみてもいいかもね」

「………ねぇ、彰人。ああいうのやってみたら?」

「は?」

「なんか楽しそうだったしさ。退院して、時間あるなら、試しにああいう音楽、やってみたらいいんじゃない?」

「………試しに?本気でやれるかもわからねぇのに、そんな簡単に始められるかよ」

「なにそれ。気軽に始めたっていいじゃん」

「いや………だってやってみて、やっぱやめるってなったらダセえだろ」

「彰人、やっぱりやめたってなってもダサくなんかないぞ。何かに挑戦するんだから、それだけで十分カッコいいさ」

「あんたねぇ………始めてもいないのに、なにゴチャゴチャ考えてんの?」

「うるせぇな!何も知らないくせに!」

「知らないって………何言ってんの?私が彰人の気持ちなんて、わかるわけないじゃん」

「は…?」

「どうせ、私があんたの気持ちがわかるって言ったってそれはそれでムカつくって思うでしょ」

「まぁそりゃそうだけど」

「ま、細かいことは置いといて、彰人って器用だからなんでもできるでしょ。だったら、いろいろやってみたらいいじゃない。雷夜だって同じこと思ってるはずでしょ」

「そうだね、確かに今日彰人を夏祭りに連れてきたのは音楽の道もあるって伝えたくて連れてきた訳だしね。」

「………気が向いたらな。退院するまでに考えとく」

「そっか。じゃあ、帰ろっか」

「彰人、帰りにコンビニ寄ってチーズケーキでも買ってこうよ」

「ちょっと雷夜、たまには私にも奢りなさいよ。」

「今日は気分がいいからいいよ。好きなの買いな」

 

 

いいな、この感じ。3人で行動する事は最近は少なくなってきていたから本当に嬉しいな。絵名と彰人って天馬家と日野森家と違って兄妹の関係は遠目からみると仲の悪いように見えるけど、この2人だからこその言葉の強さだったりが上手く噛み合ってるのだと思う。絵名がいたから彰人は音楽の道に進んだしね。やっぱり世界に俺がいなくても全然回る。とゆうか俺がいるせいで何か歯車が噛み合わないなんて事にならないといいけど……。

 

 

 

 

 

「彰人じゃあね。またお見舞いに来るから」

「兄ちゃん、今日は夏祭り連れてってくれてありがとう。そんなに悪くなかったよ」

「なら良かった。看護師さん、後お願いします」

「わかったわ。あなた達も気をつけて帰るのよ」

 

 

「ねぇ雷夜、靴ありがとね。下駄履いてると足が少し痛かったからさ。あとチーズケーキも」

「気にしなくていいよ。むしろこっちがお礼を言わないとかな」

「どうして?私何もしてないよ」

「俺は彰人に対して強く話す事は出来なかった。だけど姉さんは彰人に必要な事をちゃんと言えた。今日夏祭りに連れて行く事は出来ても音楽をさせようって気には出来なかった。だけど姉さんは俺が出来ないところをカバーしてくれたからさ。だからお礼を言いたかったんだ。ありがとう姉ちゃん」

「あっそ、………まぁいいか。お礼を言われて気分は悪くはならないし。それよりもう中学生なんだから姉さんじゃなくて、絵名にしなさい」

「わかったよ絵名姉さん」

「だから絵名って言いなさいよ。まぁしばらくはそれでいいわ」

 

 

 

なんか絵名とも彰人ともずっと仲良くなれた気がする夏祭りだった。多分これでイベントストーリーの過去編は。アクシデントもあったけど基本的に原作通りだと思う。もうなんか疲れちゃった。帰ったらやる事やって寝ようかなぁ。

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