クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
今俺の目の前には何故かスマホ越しに校庭を見ている………本当に何?しかしこれドローンじゃん。これがあの司を監視してたドローンなんだな。
「って感慨に浸ってる場合ちゃうねん。自分につっこんでも虚しいし、本当になんだよ類、何目的なんだアイツは、というか屋上見えるようになってるし、これ高度上げてるな?」
屋上のドア近く、少し影のできているところに人の姿が目に入る。今日は土曜日で休みな日、特に誰も生徒のいない今日はそこに行くような人はただ1人に絞られる。
「類はなんだ俺に屋上に来いと言いたいわけか?まぁ案内するなら屋上スタートは悪くないから別にいいか」
『ふふふ、やあ雷夜くん』
「うわ!?類、せめて図書館以外で声出して!!」
『確かにここは図書館だしよくなかったね。けど誰もいなかったみたいだしいいじゃないか』
「いいわけ無いだろ、ったくそれよりもそれ完成してたんだ」
音声の出せるドローン。ショーに使えるだけでもなく、災害時などにも役にたつ事はある程度保証されるだろう。………ドローンが壊れなかったりすればの話ではあるけれど。
『そうだね、ドローンを飛ばす時のプロペラの音が僕の声の邪魔になってしまう……とか色々と思いもしないミスがあったからね、少し時間はかかってしまったけど無事、完成させられたよ』
「良かったじゃん、これからは是非とも人の役にたつようなものを沢山作ることを推奨させてもらうよ」
屋上の扉を開ける。そうすればもちろんこうなる。
「『確かにそれもいいけど、僕は僕の作りたいものを作らせてもらうとするよ』」
「音声のラグ少ないね」
ドローンから聞こえる類の声とリアルの類の声が重なるように聞こえてくる。
類は屋上の梯子を降りてドローンを回収しに来る。
「類学校案内いる?ドローン飛ばしてるだけで類なら覚えられそうという気はするんだけど」
「いらないねぇ、正直僕としてはこれを見せれればよかったところはあるからね」
「それじゃああの反応はとってもいいものだったな」
「あそこまで驚いてくれたらそれはもう……ね?ショウをするものは驚いてくれたり、大きい反応をしてくれると嬉しくなるものさ。どうだい君も一緒にやってみないかい?」
「悪いけど断るよ。ただ、小道具作るとか裏方なら手伝ってもいいけどね」
「それならしょうがないね。これからも僕1人で活動していくとするよ」
「そういえば、寧々さんは誘わないの?」
「寧々かい?彼女は……僕の今のショーには合わないかな」
「1人用のを2人でやって上手くいくわけ無いからショー自体を見直すんだよ」
「それでも合わないかな」
「まぁいいや、類、この間宮女である女の子がショーのメンバー集めてるって言ってたし類誘われるかもよ?」
「それは少し興味深いね。けど宮女ということは結構遠いし誘われることはないかな」
「完全にないとは言い切れないけどね、まぁ誘われたら一回やってみるのをお勧めするよ」
「そうだね。それじゃあそろそろ帰ろうか」
扉を開け、階段を下る。
「そういえば、瑞希は受験シーズンだね。何か手伝いにでも行こうか」
「そう………だな、少しでも手伝いたいし、それがいいと思う」
瑞希というかAmiaだけど作業ペース落ちてないってことは勉強時間変わってないわけだし、少し不安だから何か手伝いにでも行ったほうがいいだろう。
という訳で瑞希の家にレッツゴー。
遅くなりました。すいません。