クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
「それにしても私も相棒が欲しいなぁ」
「ビビッてくる人見つかるといいね」
「ほんとだよ!!彰人は冬弥って相棒見つけてるし、雷夜と怜華は元から組んでるし、私だけ相棒いないんだよ!!」
「早く見つけないとオレらに追いつけなくなるぞ」
「いや、俺に限れば白石の方が上手いから全体的にはまだ白石の方が先にいると言えるんじゃないだろうか」
「冬弥君、そこは嘘でも自分達の方が上手いって言っとくもんだよ。それに冬弥君は上手いし、2人で組めば最強だって自信持っとくといいよ」
「兄貴がそれ言うか?正直この中でタッグで最強なのはツインダイスだって思ってるから自信持ちづらいんだが」
あ、あれ、なんか俺が責められる展開になってる気がする。いや別に実際の事とか関係ないんだけどなぁ、自信持ってないとほんとに最強にならないと思うし。
「はいはい、兄さんのこといじめようとしないの。確かに私は達が自信を持たせられない理由になってるのは否定しないけど、正直少し経てば超えると思うよ?」
「そんなに早く超えれる訳ないって」
「本当にそう思う?だって練習量的には圧倒的に杏達の方が多いんだよ?それにまず目標が違う。あの日の夜を目指してるんだからすぐに私達なんて超えれるよ。というか超えて貰わないと困る」
「あ、確かにそれはそう。けどまぁとりあえず俺達の事超えるのを目標にして欲しいかも」
「うーん、わかった!!けどその為にも早く相棒見つけなきゃ」
「ならとりあえずオレ達が先に超える挑戦権を手に入れたってわけだ」
「彰人、なら超える為にも早く練習に戻った方がいいんじゃないだろうか?」
「そうだな。謙さん、お会計お願いします」
彰人が自分と冬弥君の会計に向かう。今日は冬弥君の分も払うようだ。
「ねーねー、怜華なんか歌に情熱を込めれるいい人材いない?」
「そうだね、別に紹介してもいいとは思うんだけど………それって本当に相棒になれる子?」
「確かに……う〜〜私どんな人が相棒になって欲しいんだろ?よくわからずに待ってる気がする」
「けど俺からすれば自分の感覚を信じるのが良いと思うよ」
「感覚で本当にいいのかな?」
「人によっては違うかもしれないけど、少なくとも杏はそれでいいと思うよ。杏がどんな人が欲しいかを考えるのは、相棒を見つけた後の話だ」
「相棒を見つけた後?」
そう。杏はなかなかに運が良い。本来こはねがこの店に来る確率も高いとは言い切れない事ではあるため、運がいいのは原作からもわかる。そして転生して気づいた事ではあるが自販機でジュースを買った時によくあたりを引いてジュース一本をよくくれる。
こんな感じで運がいいのと、多分だけど杏は潜在能力を引き出す力に優れている事からそこまで相棒に何を求めるかは考える必要はない。
そして、ビビバスはお互いの目指す先が同じ、足りないものを補える関係から始まっている。だから相棒を見つけた後に何を求めるかを考えればいいはずだ。
「ふーん。ならとりあえずは考えなくてもいっか。あ、そういえばこの前ね、変な夢を見たんだ」
「変な夢?」
「うん、あんまし覚えてないんだけど……なんかここみたいなお店にいてね、そこで誰かと話をしたんだけど───ダメだ、そこから思い出せない!!」
これはと思い、怜華に小声で話しかける。
「怜華これってセカイだよね?」
「だと思うよ。ただ私達が詳しく言えないからとりあえずはとぼけるしかないかも」
「あ、そういえば!!私その夢の中で宮女の制服着た子とあった気がする!!」
「あーうーん」
「それだけだとわかんないかな。それだけだと私が放課後にここに来た日のことを脳がまとめてるだけって言えるし」
「そっかーでも夢の中でも怜華がいたってすごい事かも」
「かもしれないな。さて、俺はそろそろ帰ろうと思うけどどうする?怜華はまだいる?」
「私も帰ろうかな。帰って練習するよ」
「はいはーい。それじゃあ会計私がするね」
それにしてもセカイでもうこはねにあってるなら原作はもうすぐ始まるだろうな。