クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
「おー!!何これすげ〜」
現在俺は空飛ぶジェットコースターに乗っていた。なんとこのジェットコースターはレールが空中にできてすぐにそこを通過するため、どこに行くのかがわからないから全く予想のつかない動きをする。一回転するのは当たり前、建物の壁を走るなんてこともした。
そうして、ジェットコースターが速度を落とし止まったのは、
「あー!ショーの準備のお迎えが来ちゃった!!いそごういそごうレッツゴ〜♪」
「?これはトラック映像なんだよな!?ちょ、なんだ!急に押すな!何故ジェットコースターに乗せる!!そして黙っているんじゃないぞ雷夜!!」
「うるさいなぁ、後で説明してやるから待ってなよ。まぁ少しぐらいなら今教えてもいいけどな」
「ならほど、とりあえずこれはどこへ向かってるんだ。ジェットコースターらしくゆっくり登ってるのはわかるが……それよりもこのジェットコースターは何故上に向かうのだ?」
「だってジェットコースターは位置エネルギー使うもんだし……」
「いや、まず浮いてるんだからそんなものいらないだろ。トラック映像じゃないし、もうわけがわからん!!」
「じゃあそれっぽい説明をしようか。ここはキミのセカイだ、つまり司がジェットコースターとはこんなものだと思っているから、この動きをするんだ」
「いやわかるわけあるか」
いたっ!えぇ、別にチョップしなくたっていいじゃん。
「俺はすぐに手が動くのはショーやるのに悪くはないと思うけど、ちゃんとコントロールはできるようになれよ」
「ああ、すまん。それよりもこれはどこに向かうんだ?」
「それなら……うん、時間切れ。もう落ちてくから楽しみに!!」
そろそろ落ちそうというか、落ちかけてたから最後は早口になってしまった。やっぱりジェットコースターって気持ちいいものだね。先頭席はレールが少し見えるから安心感はある。
司のうおおぉや、うわぁぁなどの悲鳴の中ジェットコースターは青い屋根のステージに向かって行く。
「到着だね」
「おまたせ〜☆連れて来たよ〜っ♪」
「ミク。わざわざ連れてきてくれたんだね、ありがとう」
「あっ、司くん!雷夜くん!ふたりとも一緒に来てたんだね!」
「カ、カイト!?それにお前まで……!というかお前、馴染みすぎだろう!もう少し驚け!」
「なんでこんなに楽しいところに来たんだよ!あっ、でもでもそのビューンって動くジェットコースター?もうコースないからただのジェット?が来た時はビックリしたよ!」
「ねぇカイト、これはジェットコースターって言えると思う?解説役の俺の中ではジェットコースターなんだけど」
「うーん、ジェットコースターなんじゃないかな?コースがその場で決められてるだけで、一応レールの上を通ってはいるからね」
「そういう話じゃないし、雷夜まで自由だし………はぁ。こいつらに話しても無駄か……」
「そうそう無駄無駄、楽しんでる相手に何かしようとしても意味ないよ」
「うるさい、お前はもう少し俺に味方しろ!しかも解説役とか言ってたな!!」
「カイトさん、雷夜くん解説役ってことは色々教えてくれるの?」
「そうだよ、解説役のために実は結構前にこのセカイに呼んだりしてるんだよ。それじゃあ雷夜くん、ショーの開演時間までにセカイについて教えといてくれるかい?」
「はい、任せてください。ちゃんと頼まれたからにはちゃんとこなしますよ」
ようやく初のお仕事だ、正直ワンダショが最初に説明するチームだとは思わなかったけどね。
モチベの低下って辛い……メインストーリーさえ終わればあとは楽(比較的)だからしばらく頑張る期間だ。