クエスト「20人で助け合い、崩壊したセカイを救え」 作:夜桜家の壁
あと、司の一人称オレってカタカナだった・・・忘れてた。
「さてと、ここはお前の、司の想いから生まれたセカイだ」
「オレの想いから生まれたセカイ……?そういえばミクもそんなようなことを言っていたな。新世界が生まれるなど、にわかに信じがたいが……」
「司くん、こんなすごいところまで作っちゃうなんてスターってすごいねー!」
「殆どは複数人でつくるものなんだけどね。やっぱりスターってすごい!」
「雷夜のはなんか悪意を感じるんだが……」
俺とえむが褒めてる間なにかほっぺをつねるような軽い自傷行為を行い、悲鳴を上げる司。痛みがあるなどといった至極当然のようなことを言っているが、確かに物理法則など知らんということが多々あるセカイは夢のようなセカイなのだから無理もない。
「このセカイは本来俺たちがいた世界ととある曲で繋がっている。なにか音楽を流したらここにいつの間にかいたんじゃない?」
「あたし覚えてるよ!確か『Untitled』って曲だった!」
「たしかに、あの曲を再生したらここにきたな。うーむ、理解できなくはない……。だが、聞きたいことはいくつかある。そもそもなぜ、バーチャル・シンガーのミクやカイトがいるんだ?」
「あの人達は司に本当の想いに気づいてもらうためにここにいるらしい……んだけど、そこは詳しくは知らないんだよね、俺はそのサポートをしてほしいって言われて世界にいるんだ」
なんでミクなのか、とかわからないこと、というか多分考えるだけ無駄なことはおいておいてもやるべきことだけはわかる。
「司が本当の想いを思い出した時、このセカイは音楽が流れ出すはずなんだ」
「本当の想いを思い出した時だと?雷夜は知っているだろう、オレの夢はスターになることだと」
そんな話をしてると二つの足音が聞こえてくる。
「でも、それだけじゃないんじゃないかな?」
「あれミクにカイト、準備は終わったの?」
「うん、バッチリおわらせて来たよ!」
「そっかそれじゃああとの説明お願いしてもいいかな?」
「それはいいけどキミ達は今なんの話しをしてたんだい?」
「なんでバーチャル・シンガーがいるのかって話で、今司が本当の想いを忘れてるってことを伝えたら話が噛み合わないって状態」
少し考える様子を見せたカイトだが、すぐにその素振りをやめ、司に話し始めた。どうやら聞きたいことを最初から疑問に答えることにしたようだ。
「ね雷夜くん、あたしあのジェットコースター乗っていい?」
「いいよ、それじゃあ一緒に乗ろうか」
「わーい!やった、やったうれしいな~、ガタゴトガタゴト、びゅびゅびゅーん」
「そういえばえむってなんでその曖昧というかイメージの音をよく言葉にするの?」
「うーん、よくわかんない!けどね、この言葉はちっちゃな子でもおじいちゃんだって一緒のことを楽しめるものだと思う!あたしはみんなに笑顔になって欲しいからたぶんこう表現するんだ!」
「いいじゃん。確かにみんな共通して楽しくなれる言葉だね」
ジェットコースターはものすごい速度で空を駆け巡り、えむはとっても目をキラキラさせていた。
えむが無くのを書くことになったら心がつらくなりそう。